烈火団、本部開設を終えて
ヒノキ「前回の冒険を終えて、烈火団の本部がついに立ち上がったのじゃ」
ゲンブ「おお、これで拠点がマップの南端から中央に移ったのでござるな」
ヒノキ「G太郎たちが、コボルド窟に到着したのが17日めの夜。それからいろいろ移動や準備に時間を費やして、第3部のスタートは20日めの朝から開始するものとする」
ゲンブ「そう言えば、日数管理は何のために必要なのでござるか? 前作では、途中から考えなくなったでござるが」
ヒノキ「ミストキャッスルでは、奴隷スタートの場合、制限時間がなかったわけじゃが、ミストグレイヴでは『密偵の山猫が迎えに来てくれる約束の日付けが、30の倍数日ごとに3日間』と決められておるからのう。詳しくは、こちらの記事を参照じゃ」
シロ「だけど、今のペースで30日以内のクリアは可能なんですかね?」
ヒノキ「……きっと無理じゃろう、と思う。だから、別の脱出ルートを探す必要があるかもしれぬ。さらに、バルバロスブラッドの服用時間の問題もあって、30日ごとに解除難易度が上昇するようになっている。つまり、攻略に時間を掛けすぎると、元の人族の姿に戻れなくなる危険性が高まるのじゃよ」
シロ「それじゃ、ずっと蛮族の姿のままってことに?」
ヒノキ「そういうエンディングも用意されておるのう。運が悪ければ、制限時間内に急いで攻略したとしても、バルバロスブラッドの解除判定でのダイス目が低いために、解除失敗ということが普通にあり得るわけで」
リトル「そうなると、人族の世界には戻れないということですかぁ?」
ヒノキ「本作はマルチエンディングじゃからのう。無難な終わり方は、使命を果たして人の姿を取り戻して、故郷に帰って英雄として賞賛される形じゃが、『蛮族の姿のまま、広いラクシア世界で元の姿を取り戻すべく、人知れず旅立つエンド』とか、『密偵としての使命を放棄して蛮族社会に帰化するダークエンド』とか、『翠将を倒して、ミストグレイヴを恐るべき敵から守るために神の力を掴みとる神族覚醒エンド』というものが用意されておる」
ゲンブ「マッスルG太郎が神になるでござるか?」
ヒノキ「レベル20の翠将ヤーハッカゼッシュを倒すまで、プレイを続ければの話じゃがな」
ゲンブ「前作で魔神になったと思えば、今作で神になる。そうすれば、正に伝説でござるな」
ヒノキ「神エンドが一種の完全攻略と言ったところじゃが、そこまでに命を落とす普通のバッドエンドもあるわけじゃし、そもそも途中で飽きて、適当なところで終わる可能性は常にあろう。ミッションやクエストを一通り堪能したり、ミストグレイヴのマップを一通り完成させたり、当初の任務を達成し終えたりして、もう十分プレイしたからこれでいいと思えば終わりじゃろう。神エンドは言わば、多くのコンピューターRPGにおける隠しダンジョンというか、クリア後のお楽しみ、という感じじゃからの」
ゲンブ「前作では、霧の街の脱出が通常エンドでござるが、その後もプレイを続けて、翠将を倒すまでプレイを頑張ることも不可能ではなかったわけで」
ヒノキ「何なら、コボルドのオードル・プルの信頼を得たことから、地上のミストキャッスルへ上がるルートが開くので、そっちに舞台を移すことも可能じゃぞ」
ゲンブ「何と。いよいよ、ミストキャッスルとグレイヴの接続プレイのフラグが立ったでござるか」
ヒノキ「それも含めて、第3部では攻略の選択肢がかなり増えることになろうな。今後の攻略をどういう手順で進めるか、じっくり準備編で話す必要がある。第3部の本格的なスタートは、作者の仕事の都合で4月から、ということになりそうじゃ」
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