花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女主役の物語」&「その仲間たちの雑談話」など。TRPG話や特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。

魔神ハンターと、人魚の女王(SWミストグレイヴ3ー9)

本部への帰還、そして旅立ち

 

GM(ヒノキ)「前回は、トロール兄弟を倒した後、トロール姿の密偵イゴールから重大な情報を手に入れたのじゃ」

G太郎(ゲンブ)「ミストキャッスルの前身、人族の都市ジーズドルフの四祖として語られていたシェラシースが、実は人ではなくて魔剣で、今はヤーハッカゼッシュの付き人をしているかも、という秘密でござるな」

ホリー(シロ)「とは言え、前作ミストキャッスルをプレイしていない身には、シェラシースと言われても、あまりピンと来ないんだが」

GM「シェラシースについては、光を司る姫君で、蛮族の穢れを祓う聖女って感じの伝承が伝えられておったが、ミストグレイヴにおいて真実が明かされた形になる。なお、前作でシェラシースの偉業として伝えられた業績はすべて、三祖の長女セランシェがシェラシースの補佐を受けて成し遂げたことのようじゃ」

デル(リトル)「だけど、穢れを祓う光と称された伝説の聖女が、蛮族の王に付き従っているという構図は、確かにライフォス神官のマルクスのおっちゃんには受け入れ難いものがあるよなぁ」

G太郎「光の剣の精霊が、暗黒皇帝に従っているようなものでござるからなあ」

GM「ともあれ、お主たちはマルクスイゴールとの対談を済ませ、1tbの休憩の後で、烈火団の本部に帰ろうという話になった」

G太郎「人魚の解放奴隷シオニッサを故郷に帰してやらねばならぬし、その後でムルカグンドリにミッション達成を報告しなければならぬ」

GM「ミッション達成報告をもって、第3部終了という運びじゃ」

G太郎「できれば、上層階の地図開示を全部クリアしたいが、あと何区画残っているでござるか?」

ホリー「固定区画の大水車を除いて、今は15区画が開示しているな」

GM「上層階は18区画のランダム地形があるので、残り3区画になるのう」

G太郎「1つか2つなら、一気に行こうって気になるが、3つは微妙にたくさんと思えて来るでござる」

デル「まずは、人魚イベントを片付けて、どうするかはそれから考えないかぁ?」

G太郎「うむ。人魚からまた別の仕事を引き受ける可能性もありそうでござるからな。今回は人魚に専念しよう。とりあえず、ケンタウロス・タクシーに300G分の支払いをして、本部に急行する。そこで挨拶もそこそこにシアニッサを確保して、煌びやか通路に向かうでござる」

GM「いろいろと気忙しいのう。ええと、23日めの夕方に【肉の穴】、夜に【烈火団本部】、深夜に【煌びやか通路】となるが、それでいいかのう?」

G太郎「未明に【地底湖の畔】に着いて、人魚のところで食事と休息を所望するでござる」

ホリー「何だか図々しい気がするが、シアニーを連れ帰れば、それぐらいの祝宴は開いてくれるかもしれないな」

 

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魔人ハンターVSトロール兄弟(SWミストグレイヴ3ー8)

結成・トロイカル部!?

 

GM(ヒノキ)「今回は第3部のクライマックスバトル回なのじゃ」

G太郎(ゲンブ)「何と。上層階を全部探索して、第3部を完結させるつもりだったのに」

GM「それは第4部に入ってからの展開とする。今のトロール打倒ミッションを片付け、人魚の女王と対面するだけでも、10話ぐらいになってしまいそうだからのう。第3部もあと数回で終わらせて、すぐに第4部に切り替わる方がキリが良いという判断じゃ」

G太郎「すると、第3部は隠者ヴァラルトと出会い、ゴブリン王と盟約を結び、魔窟に初挑戦し、コンビニ計画を発動し、後は人魚イベントとトロール兄弟を始末して完結でござるな」

デル(リトル)「ところで、トロール兄弟が【肉の穴】に向かっているという情報があったよなぁ。オラたちも至急、後を追わないと、解放軍が窮地に陥ってしまうぅ」

ホリー(シロ)「知り合いがピンチなのを見過ごすわけにはいかない。G太郎、急ごう」

G太郎「ああ、これより我ら烈火団は、トロールに対して怒りをぶつける部、すなわちトロイカル部として行動を開始する。幸い、人魚のローラも一緒でござる」

GM「ローラじゃなくて、シアニッサという名前じゃぞ」

ホリー「シアニーさんと呼ぼう。ところで、人魚の足はどうなってるんですか?」

GM「ウィークリング種は鱗の生えた人の脚を持っているが、通常の人魚は下半身が完全に魚で、地上での行動に2点のペナルティーを伴う。ラミアと違って、特に人化の能力は持っていないようじゃから、何かの魔法がなければ魚のままじゃろう」

ホリー「だったら、イノセントに乗せて運ぶといいな。陸上の人魚はあまりに不便だから、早く故郷に帰してあげたいけど、今は非常事態だ。事情を話して、少しの間、ボクたちの本部に付き合ってもらおう。用事が済めば、必ず故郷に送り届けてあげるから」

GM「丁寧な説明に、シアニーは納得してくれた。では、22日めの深夜、お主たちは本部に到着した。20日の朝に出発して以来じゃから、2日ぶりとなるかのう」

G太郎「3ヶ月ぶりのような気がしていたが、今、帰ったでござる。非常事態ゆえに、またすぐに旅立たねばならんが」

GM「神殿の長のワジマと補佐役のメルは、お主たちの慌てぶりに事情を知りたがるが?」

G太郎「トロール兄弟という蛮族のならず者が、解放軍の拠点を襲撃しようとしていると情報を聞きつけてな」

メル『それは大変。至急、マルクス様に連絡をとってみます』

デル「連絡なんて、簡単にとれるのかぁ?」

GMラクシアには〈通話のピアス〉というマジックアイテムがあってのう。非常時の連絡用に、マルクスがメルに渡していたのじゃよ。1日10分だけ会話ができる」

ホリー「そいつは便利だ。ボクたちも持っていた方がいいのでは?」

G太郎「一セット2万ガメルもするから、手軽な買い物とは言えんでござる。まあ、解放軍と連絡がとれるなら話は早い。今はどうなっているでござるか?」

GM「どうやら、トロール兄弟はまだ【肉の穴】に到着してはいないらしい。メタなことを言えば、お主たちが現地に到着するまでは戦いは発生しないということになっておる。だから、MPを回復するために休息をとっても構わないぞ」

G太郎「そうは言っても、いつ襲撃があるか分からない以上は、のんびり休憩ってわけにはいかないでござろう」

GM「この辺のゲーム処理をどうするかじゃが、烈火団本部から解放軍の拠点まで3区画あり、普通に移動するなら12時間掛かるという計算になる。その間に、休息をとらなければ徹夜ペナルティーが発生するので、1tbの仮眠はGMとして推奨する次第じゃ」

デル「どんなに急いでも12時間掛かるのかよぉ。もっと何とかならないのかぁ?」

GM「移動に時間が掛かりすぎるのは、このシナリオでは負担が大きいのう。それを補う手段として、ランダムイベントで発生するケンタウロス・タクシーで上層階のどこにでも瞬時に送り届けてくれるのじゃが、何ぶんランダムじゃからな。タイミングよく発生するとは限らん。そこで使い勝手を良くするため、【烈火団本部】【肉の穴】【物乞い市場】【コボルド窟】には固定タクシーが設置されていて、青いライン上は1tbで送り届けてくれるようにした。ただしタクシー代として、1人100ガメル分のアイテムを払ってもらうが」

G太郎「なるほど。300ガメルで拠点間移動が容易になるということでござるな。では、その状況に安心して仮眠をとらせてもらうでござる。今は深夜であるから、夜明け前まで眠りに就いて、翌朝すぐに食事をとってタクシー使って【肉の穴】に直行するとしよう。決戦のときは、23日めの昼前ってことで」

●ミストグレイヴ上層階の地図

(青字は拠点および宿泊可能地点。赤字は現在地。

 緑字は新規に記入。青いラインは安全ルート)

 

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蛇の酒蔵ー凱旋門ー岩棚のーゴミ溜め窟ー?

(梯子) (魔窟) 城塞  l

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コボルド窟ー無限ー隠者のー地底湖の畔ー?

      金床  迷路  

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     大水車ー烈火団煌びやかな 

         本部 大通路

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   物乞い市場ー 騎獣ー水没通路

    (蜜蜂) 調教所 (梯子)

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     肉の穴ー処刑遊戯場

    (解放軍) 

 

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魔神ハンター、人魚と遭遇す(SWミストグレイヴ3ー7)

ようやくトロピカる話

 

GM(ヒノキ)「今回の話で、ようやくミストグレイヴにも人魚が登場するのじゃ」

デル(リトル)「人魚の話が最初に出て来たのは、結構前のエピソードで、この記事なんだなぁ」

G太郎(ゲンブ)「何と。第1部が始まったばかりで、いきなり人魚の噂が出ていたでござるか」

ホリー(シロ)「確かに、解放軍の作戦会議の席上で『外の世界の略奪品は、【地底湖の畔(ほとり)】にいるという人魚のマーマン一族を介して、ミストグレイヴに持ち込まれるらしい』という話が出ているな」

GM「問題は、その時点で【地底湖の畔】がどこにあるか、という情報が出ていなかったのじゃな」

デル「地名だけは分かっても、場所が分からないから、すぐには行けなかったのかぁ」

GM「次に人魚の話題が出て来たのは、この記事じゃ。そこでトロピカるな話題も初めて出て、人魚が旬となりおった」

G太郎「旬だと言いつつ、それから半年も掛かったとは、フットワークが遅すぎでござろう」

GM「3月頭に第2部完。第3部が始まったのは5月の連休明けのことで、そこから後は作者が妖精郷の方を優先して、魔神ハンターは月に2回のスローペースになっていたからのう。じゃが、さすがに間もなく夏が終わるという頃合いになって、『いくら何でも、夏が終わる前に人魚を登場させないと、ちっともトロピカってない』という焦りが出てきたようじゃ。うん、やはりギリギリでも時流には乗っておかんとなあ」

ホリー「ちょうど関西の地では、今朝から3日連続プリキュア大会という放送スケジュールらしいです」

デル「3日連続トロピカるのかぁ。そいつは羨ましいなぁ」

GM「関西人はそれを聞くと怒りそうじゃがのう。

『ちっとも羨ましがることじゃねえ。毎週ニチアサがきちんとしたスケジュールで見られる方が、よっぽど幸せに決まっている。大体、今朝のニチアサは、プリキュアが2週前で、セイバーは予定どおりで、ゼンカイは1週前という訳の分からないニチアサ放送ローテーションで、ツイッターでの実況もおかしなことになってんだ。リアル時空転移を体験しまくったぞ。おまけに、次回はゼンカイが半年前に戻るそうじゃないか。甲子園ワルドとか甲子園トピアとかで時空を乱されて、修復するのが大変だコウシエン。まあ、決勝は初の智弁同士の対決で、正に智弁トピアだな。勝ったのは智弁和歌山で、本家奈良の智弁学園下剋上したそうで、いろいろと大混乱だチベン。だけど、和歌山が勝ったということで、吉宗公もきっと喜んでらっしゃることだろうチベン。これで甲子園ワルドの呪いから関西も解放されて、後は後遺症が治まるのを待つのみ』

 ……という新兄さんの心の声が、わらわの頭の中に飛び込んできて、うるそうてたまらん」

G太郎「この時期の関西トピアは別時空のようでござるな。ある意味、時空魔術師にとっては、観察し甲斐のある独自体験というか、面白い話のネタと言おうか、無理やり面白い話に仕立てあげようとするところが関西風味と言おうか、逆境すら笑いに換える転禍為福精神と言おうか……」

GM「ゲンブ、それぐらいにしておけ。来週になれば、おおむね平常運転に戻るので、秋を楽しむべしと言っておいて、ただし、残り少ない夏にやり残したこともしっかりクリアしておかねばな」

デル「夏休みの宿題みたいなものだなぁ。人魚の話を全力全開でクリアするぜぇ」

 

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魔神ハンター、店舗経営を企画す(SWミストグレイヴ3ー6)

コンビニ計画の行方

 

GM(ヒノキ)「前回、魔窟を探索した烈火団は……」

G太郎(ゲンブ)「次なる野望として、コンビニ経営を志すのでござった」

デル(リトル)「師匠、本気で言ってるのかぁ?」

ホリー(シロ)「ムッ、石川賢のマンガに特有なグルグル目。まるでゲッター線に導かれたような狂気を宿した眼光。これは……本気(マジ)みたいだ」

G太郎「本気(マジ)を出した、お笑い魔神マッスルG、すなわちマージ・ジルマ・マッスルマジマジンでござる」

GM「意味が分からん。とにかく、ラクシアにコンビニなぞない」

G太郎「ならばラクシア世界初のコンビニを目指すのみ。これぞ全力全開道。とりあえず、魔窟総監ギルギダッシュ殿に話を持ちかけるでござるよ。そなたはコンビニ開設に興味はござらんか?」

ギルギダッシュ『コンビニ? 聞き慣れん言葉だな。魔窟に関係あるのか?』

G太郎「大ありでござる。そもそも、ダンジョンあるところ、ダンジョン探索の強者が集まる。人の集まるところ、物資の供給が必要となり、そこに商店が設置されて繁栄するのは世の理でござろう。それなのに、どうして、この魔窟の周囲には便利な店がないのか? ここに店さえあれば、商売繁盛間違いない」

ギルギダッシュ『それは人族の世の理と聞いたことがある。バルバロスでそんなことを言うのは、煌びやか卿などの変わり者やコボルド窟を除けば、まずおらん。要は、この地に店があればいいという考えか。同じことを煌びやか卿が主張して……店舗はあっさり破壊され、計画は失敗に終わった』

G太郎「何とッ! 煌びやか卿が先に実践していたでござるか? しかし、失敗しただと? どうして?」

ギルギダッシュ『知れたこと。欲しい物があれば、力で勝ち取れ。それがバルバロスの流儀だからな。物資がいっぱいの店と、腕っぷしに自信のある魔窟帰りのバルバロスが出会えばどうなると思う?』

デル「ヒャッハーと叫ぶ無頼の徒がオンパレードで、世紀末略奪祭りが繰り広げられるのが必然だなぁ」

G太郎「そんなバカな。欲しい物があれば、金で買う。そういう常識やルールは、ここには存在……しないのでござるなあ(納得&呆れ)」

ギルギダッシュ『この地でコンビニなる店舗を築いて、経営を続けようと思えば、略奪者に負けないだけの武力を見せつけ、力づくで商業活動を維持せねば成功しないだろうなあ。煌びやか卿は試みたものの、結果的には損失が嵩むだけで割に合わんと悟ったようだ』

ホリー「ギルギダッシュさんは、店舗経営に興味がありませんか? 魔窟総監どののお墨付きがあれば、店の安全は守れると思うのですが」

ギルギダッシュ『自分の店は自分で守れ。自ら守れん店に、何の存在価値があろうや? だが、お前たち烈火団が力を示せば、出店そのものは認めてやってもいい』

G太郎「どうやって力を示すのでござるか?」

ギルギダッシュ『せめて魔窟の半分、50階を踏破してみせることだな。魔窟の半分を踏破した程の武人が経営する店なら、荒くれ連中もおいそれとは手を出せんだろう。だが、お前たちは常に店番を続けなければならんだろうが』

G太郎「やはり留守を守る用心棒が必要でござろうな。そして、用心棒がたむろするには、ただの店ではなくて、酒場であり、食事もできて、宿にもなる万能拠点……って、要するに『冒険者の店』みたいな施設をここに設置すればいい、と」

●ミストグレイヴ上層階の地図

(青字は拠点および宿泊可能地点。赤字は現在地。

 緑字は新規に記入。青いラインは安全ルート)

 

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蛇の酒蔵ー凱旋門ー岩棚のーゴミ溜め窟ー?

(梯子) (魔窟) 城塞  l

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コボルド窟ー無限ー隠者のー地底湖の畔

      金床  迷路  

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     大水車ー烈火団煌びやかな 

         本部 大通路

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   物乞い市場ー 騎獣ー水没通路

    (蜜蜂) 調教所 (梯子)

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     肉の穴ー処刑遊戯場

    (解放軍) 

ホリー「酒なら、西隣の【蛇の酒蔵】から注文できそうだな」

デル「武器や鎧なんかも、南隣の【無限の金床】のダークドワーフたちと提携すれば、いいかもしれねぇ」

G太郎「その他の商品も【コボルド窟】と連携すれば、商機としては決して悪くはないでござろうが……問題は用心棒の件でござるな」

GM「なお、烈火団の本部にいる人材は人族が多いので、この地で目立った活動をすれば、人蛮の抗争が勃発しかねん」

G太郎「すると、蛮族で武闘派の協力者がいれば……」

デル「驕王ムルカグンドリに協力してもらうってのはどうだぁ?」

G太郎「ゴブリン王に後ろ盾になってもらうということか。商店経営の実務はコボルドたちに協力してもらうとして、食べ物と酒を提供することを条件に、ゴブリン王の勢力に店の護衛役に就いてもらう。魔窟を中心に、各種族がそれぞれの長所を活かして、WinWinの関係を構築して、烈火団経営のコンビニ、いや、『魔窟探検者の店』を盛り立てていく。我らが折衝役として間に立てば、成功するやもしれぬ」

GM「シナリオにはない展開なんじゃがのう」

G太郎「しかし、名誉点事業に『冒険者の店』経営はあるわけで、そのルールを活用すれば何とかなるのではござらんか?」

GM「では、魔窟コンビニ計画の条件として、まずはギルギダッシュの言う力を示して出店許可をもらうことと、驕王ムルカグンドリに協力してもらうための交渉を二本柱としようか。酒蔵やコボルド、ダークドワーフたちは、割と友好的に交渉できるじゃろうし、ゴブリン王が商業活動に協力してくれるかどうかが最大の難関と見た」

G太郎「長期ミッション『魔窟コンビニ開設計画』の発動でござるな」

GM「やむを得ん。何とかシナリオ中の既存ミッションと組み合わせるとしよう」

 

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魔神ハンター、魔窟初攻略後の成長タイム(SWミストグレイヴ3−5.5)

今回はミニ成長

 

GM(ヒノキ)「前回は、魔窟の初挑戦で地下10階まで降りたということで」

G太郎(ゲンブ)「一先ず迷宮に入って出たら、ミッションクリアというのはお手軽でござるな」

ホリー(シロ)「これって、入り口から何度も入って、地下10階の敵を倒し続けて行けば、無限に経験点稼ぎできるのかな?」

GM「可能じゃが、そういう単調作業をTRPGで続けても楽しいとは思えぬ。ましてや記事書きの上では、ストーリーの進展が感じられず、経験点稼ぎのバトルを繰り返すだけでは、読者も読んでいて、つまらんじゃろう」

デル(リトル)「魔窟の次の目標は地下20階だぁ。敵が強くなることを想定して、オラとホリー姐さんのレベルが5になったタイミングで、再び挑戦するってことでぇ」

ホリー「ともあれ、1ミッションクリアしたので、名誉点事業の方も発展できるわけだ」

GM「まずは、前回の獲得名誉点じゃが、魔神を倒すと剣の欠片によって12D点の名誉点が得られる」

G太郎「1人4個を振るとしよう。私は16点」

デル「オラは13点だぁ」

ホリー「12点」

G太郎「合計41点でござるな。これを元手に事業発展を頑張るとしよう」

GM「現在の本部経営は、名誉点180、投資額1150Gとなっておる。では、各自D66を振って、事業イベントを決めるといい」

G太郎「52は何も起こらないでござる」

デル「23は、利益発生が0だぁ。神殿として施すだけに終わったぁ」

ホリー「41は何も起こらない。だけど、利益0とはつまらないなあ」

G太郎「それでも損はしないためにも、名誉点を各自10点ずつ注ぎ込むでござる」

ホリー「分かった。じゃあ、全員の獲得名誉点は31点。本部の名誉点は210点になったわけだな」

GM「では、損も得もせず、名誉だけを注ぎ込んで、名誉点210、投資額1150Gというのが今回の結果じゃ。確かに変化がなくて、つまらない結果と言えよう」

G太郎「しかし、こういう地道な経営が、いつか華を咲かせることもあろう。事業とは継続維持することにも意味があるわけで」

ホリー「注ぎ込んだ名誉点は消えないんですよね」

GM「注ぎ込んだ名誉点が300を越えると、国家レベルの有名施設となる」

デル「すると、毎回30点ずつ注ぎ込めば、あと3回で本部の名声が上がるんだなぁ」

GM「では、続いて、キャラの個別成長じゃ」

 

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魔神ハンター、魔窟に挑む(SWミストグレイヴ3ー5)

影の邂逅

 

GM(ヒノキ)「久方ぶりの魔神ハンターなのじゃ」

G太郎(ゲンブ)「前回のプレイはこの記事でござるな」

ホリー(シロ)「アリナ様、その前に忍びの者として、彼の御仁に黙祷を捧げさせてくれませんか?」

GM「おお、千葉の真さんじゃな。半さんとか、新さんとか、十兵衛とか、ハンス王子とか、いろいろな名を持つ御仁」

デル(リトル)「お頭の生前の勇姿を偲びながら、その躍動感あふれる動きと威厳を備えた風格を称えたいと思うんだなぁ」

G太郎「うむ、武人としても、芸道としても、一時代を築き上げて、後進に伝え残した名優にして匠(マイスター)と言える御仁であった。謹んでお悔やみ申し上げる」

GM「炎の中の殺陣はまさに伝説級の鮮やかさじゃったよのう。日本のアクション活劇のレベルを大いに引き上げ、未来を支える土台を構築したという意味でも、稀代のスターそのものじゃ。合掌」

 

G太郎「それで、前回は魔道食屍鬼ことグールメイジを退治して、ゴブリンキングの盟友の称号を得たのでござったな」

GM「日数にして、21日めの朝にミッションクリアして、その日の昼に疲れを癒した。今回は21日めの夕方からスタートという形じゃ」

●ミストグレイヴ上層階の地図

(青字は拠点および宿泊可能地点。赤字は目的地。

 緑字は新規に記入。青いラインは安全ルート)

 

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蛇の酒蔵ー凱旋門ー岩棚のーゴミ溜め窟ー?

(梯子) (魔窟) 城塞  l

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コボルド窟ー無限ー隠者のー地底湖の畔

      金床  迷路  

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     大水車ー烈火団煌びやかな 

         本部 大通路

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   物乞い市場ー 騎獣ー水没通路

    (蜜蜂) 調教所 (梯子)

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     肉の穴ー処刑遊戯場

    (解放軍) 

G太郎「岩棚の城塞から西隣の凱旋門に向かえばいいのでござるな」

デル「とうとう噂の魔窟に挑戦して、魔神狩りに挑める時が来るでさぁ」

ホリー「では、その夜、凱旋門に向かう3つ、いやイノセントも含めて4つの影があったということで」

GM「その影の烈火団に対して、ランダムイベントが発生したか1Dを振るがいい」

G太郎「4が出たでござる」

ホリー「何やら不吉な目ですね、お頭」

GM影の軍団ごっこに誘われたかどうかは知らぬが、一人の密偵が姿を現す。2Dを振れ」

ホリー「なに奴!? 9」

GM「登場したのはオーガ姿のニコ・シュナウヘア。お主たちと同様、ルキスラ帝国に雇われたナイトメアじゃ」

G太郎「前に会ったのは、実プレイで半年ほど前のこの記事。流離いギャンブラーのニコとか言ったでござるな」

GM「ゲーム内時間では、15日の昼なので6日前じゃのう。ニコの欲しがっている情報はまだ入手していないのじゃが」

デル「ええと、ニコさんはどんな情報が欲しかったんだっけかぁ」

GM「防空施設、シェラシース、ヤーハッカゼッシュ、地底に眠るもの、とある」

G太郎「ヤーハッカゼッシュなら、先日会ったでござる。ゲーム内時間では……20日の朝なので、つい昨日の話ということになるな」

ニコ『何、昨日ヤーハッカゼッシュに会っただと? それで奴の能力は分かったか?』

G太郎「奴は私よりもはるかに強い」

ニコ『そんなことは分かりきっている話だ。それより、奴の側には一人の少女がいるという噂だが?』

ホリー「確かにいたけど」

ニコ『その少女の正体も知っておきたい。どうも、その娘がヤーハッカゼッシュを影で操る支配者という噂もあって、決して侮ってはいけないという予感なのだ』

G太郎「一応、癒し手ではあったので、何かの神の神官なのでござろうか」

ニコ『もしかすると、神そのものという荒唐無稽な話も聞いたが、まさかな』

デル「GMがぶっちゃけた情報によれば、光の剣少女とか言ってなかったかぁ?」

ホリー「つまり、これだな」

GM「もう、そろそろ、このネタも賞味期限が切れようとしておるがのう」

G太郎「9月になると、光の剣少女改め、契約悪魔少女になるやもしれぬ」

GM「なるほど。それならシナリオを書き換えて……」

G太郎「いやいや、勝手に書き換えて良いものではござるまい。重要キャラであろうに」

GM「まあ、重要なのは間違いないが、結局のところ魔剣少女なのは事実じゃからして」

G太郎「その情報をニコ殿に伝えると?」

ニコ『それもまた荒唐無稽な話だな。もう少し確かな情報が欲しい』

G太郎「では、引き続き調査を進めるでござるよ」

ニコ『ああ、こっちは地下水路に関する情報をいくつか手に入れた。脱出する際に役立つと思うぜ』

G太郎「では、また、いずれ」

 

 こうして、ルキスラの密偵同士の短い邂逅は終わったのである。

 名もなく地位なく姿なし。

 されど、この世を照らす光あらば、この世を斬る影もあると知れ。

 うん、知った。

 天魔覆滅。

 

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合宿の果てに(花粉症ガール夏合宿編3)

緑と赤の混交

 

ヒノキ「そこじゃ! 朱雀覇王拳!」

ゲンブ「おお、アリナ様の高速正拳突きとは!」

翔花「遅い! 時を見切った今のわたしの目には、止まっているようにしか見えないんだから」

ヒノキ「何! 粉っちゃんが消えた! しかし、気配まで消えたわけではない。朱雀飛翔脚!」

ゲンブ「突きが避けられた時のための二手目! 跳躍蹴りでござるな」

翔花「空中戦が得意なのはヒノキちゃんだけじゃない。わたしだって翔の字を持つのをお忘れなく! 飛翔十文字斬!」

ヒノキ「何っ!? 粉っちゃんが分身して、真上と真横から突っ込んでくるじゃと? 片方は高速移動の残像か?」

翔花「違う。どっちも実体よ」

ヒノキ「縦と横から来るなら、斜め方向に避ければ済むこと。翼があれば、空中機動は容易い!」

翔花「甘いわね」

ヒノキ「何とッ! 避けた先にもう一人の粉っちゃんが? 2人のように見せかけて、3人じゃと?」

翔花「いいえ、4人よ」

 

 驚きのあまり、態勢をよろめかせた日野木アリナに対して、四方から粉杉翔花が風の刃で切り刻む……ように見せかけての寸止め。

 日野木アリナは着地し、続いて分身の術を解いた翔花も舞い降りる。

 

ヒノキ「やられたわ。どのような仕掛けじゃ?」

翔花「花粉粒子を4分割しただけの話よ。1人1人の密度は小さくなるので、肉弾戦の攻撃力は落ちるけど、スピードと切断力は上昇するし、何よりも奇襲効果が大きい」

ヒノキ「驚いたのは、十文字斬という技名じゃ。真に受けると、縦と横の二方向と思うじゃろう? しかし、時間差で斜め方向の伏兵を用意しておいて、斜めに避けた相手の不意を討つとは、良く言えば駆け引き達者。悪く言えばイカサマというか、ズルいというか(涙目)」

翔花「あれ? ヒノキちゃん、泣いてるの?」

ヒノキ「言っておくが、負けて悔しいからではないぞ。純粋可憐な粉っちゃんが薄汚い小細工を覚えてしまった感じなのが、何とも哀しいのじゃ」

翔花「花粉分身って、そんなに卑怯かしら? 本気を出せば時空に干渉して、別次元の自分を召喚して9人ぐらいの分身は作れるんだけど、今は屋久島に力を封印しているし、NOVAちゃんにも迂闊に時空に干渉するなって言われているから、4人が限界なの」

ヒノキ「分身はともかく、十と言いながら、斜め攻撃するようなやり方が卑怯と言うておるのじゃ。面と言いながら胴を攻撃したり、ライダーパンチと言いながら銃を撃って来るようなフェイントは美しゅうない。斜め方向の攻撃があるなら、技名にもそう名付けるのが正統派のヒーロー・ヒロインの姿であろう」

翔花「だったらズルくないよ。十で縦と横に攻撃して、文で斜め方向の攻撃を後から加えるように考えたんだから。頑張って漢字を勉強したんだよ。それのどこが卑怯だって言うのよ?」

ヒノキ「……ムッ。十文字斬には、そのような意味合いがあったとは。なるほど、そう言われると確かに筋は通っておる。済まなんだ。どうやら悔しまぎれの言いがかりを付けてしまったようじゃ。この日野木アリナともあろう者が、そなたの武芸の熟(こな)れように、いささか動揺したらしい。

「いずれにせよ、そなたの身のこなし、鋭い突きと切り崩し方、気配の隠し方も含めて、相当の鍛錬を経てきたようじゃの。これ以上の対決をするなら、この道場では狭すぎる。わらわも本気を出そうものなら、辺り一面を燃やし尽くす危険があるゆえ、コンパーニュの中での稽古はもう十分じゃ」

翔花「うん、本気を出したヒノキちゃんには、今のわたしが勝てると思わない。わたしの技は、相手を滅殺するための破壊力は持っていないから。相手の不意をついて無力化できれば十分かなって」

ヒノキ「じゃが、過去にスペースGを倒したほどではないか。それだけの破壊力は隠し持っているのじゃろう?」

翔花「それは、花粉不思議時空という異空間で、多くの想いと時の理が混じり合って紡ぎ出された奇跡の技なの。99の必殺剣は必ず相手を殺してしまう究極奥義だから、練習で軽く手合わせする場合に出せる技ではないわ」

ヒノキ「うむ。本気を出せば、粉っちゃんがどれほど凄いか。そして普段でも侮れない腕と戦闘センスを備えていることは分かった。もはや武芸で、わらわが粉っちゃんに教えることは何もない。日野木流の免許皆伝としておこう。わらわに負けず劣らぬオーラ、俊敏性、風の技、それほどの力を備えていれば、シキリンジャーのリーダーも任せられよう。わらわは2番手とサポートに回る」

翔花「あっ、でも、わたしには絶対にヒノキちゃんに勝てないことがあります」

ヒノキ「何じゃ?」

翔花「知識の絶対量が足りないので、相手の技がどういうものか見極めて解説することができないの。自分の技は説明できるけど、他人の技の特性とかを見て、弱点とかを見極めることはできないので、やられる前にやらないと、防戦一方じゃ不利になるだけ。まあ、その時はKPちゃんのサポートとか、NOVAちゃんのアドバイスがあれば何とかなると思うけど」

ヒノキ「なるほど。奇襲とスピードと、攻撃力に特化しているので、花粉分解と時空転移以外の防御手段は持っていないということじゃな。そういう欠点は誰だって持っておる。それだからこそ、自分の欠点をカバーしてくれる仲間の存在が心強いのじゃ。のう、ゲンブ」

ゲンブ「はっ。我はアリナさまの盾であれば」

 

 こうして、シキグリーン(翔花)とシキレッド(アリナ)のリーダー決定試合は、グリーンの勝ちという形で終了した。

 なお、余談だが、グリーンがリーダーのチームはトリプルファイターである。

 

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