2023年、初プレイ
ヒノキ「今回は久々の魔神ハンターなのじゃ」
ゲンブ「前回は12月の頭でござったな」
シロ「サッカーのワールドカップで盛り上がったのも、遠い昔のことに思えますね」
リトル「前のプレイがどんな話だったか、復習が欲しいですぅ」
ヒノキ「うむ。お主たちは深層階のバルカン族の女王に会うために、城の門番から『裏切り者の討伐ミッション』を引き受けたのじゃったな。裏切り者のバルバナは、バルカン族の宝である〈ボルケーノスタッフ〉を盗み出し、さらに上層階の【騎獣調教所】から飛竜(ワイバーン)を強奪した挙句、人族の集落を襲撃しておった。それを倒したところまでが前回の話じゃ」
ゲンブ「せめて、ミッション達成報告まで済ませてから年越しすれば良かったものを」
ヒノキ「それを言うな。作者も年末でいろいろとバタバタして忙しかったのじゃろう」
シロ「ゲームブック脳だったり、水木一郎さんが亡くなったり、保護者懇談だったり、冬の講習だったり、いろいろですね」
ヒノキ「そして、魔神ハンターも最終章に向けて、クライマックスの盛り上がりをどう演出するか、機が熟するのを待っていたらしい」
リトル「次回作は『飛竜烈火団』というタイトルで、ミストキャッスルとミストグレイヴの接続プレイに流れる予定ですねぇ。だから、前回は飛竜を登場させて、いよいよ飛竜をゲットする布石が立ったのでしたぁ」
シロ「だけど、ドンブラの次回作は王様と虫がテーマで、王様はとにかく、虫成分をどう反映させるか検討中みたいですねぇ」
ヒノキ「と言うか、ソード・ワールドと虫は相性が良くないじゃろう。虫系の種族もおらんし」
ゲンブ「獣人はいても、虫人はいないのでござるな。ゴブリンスレイヤーと違って」
ヒノキ「一番、虫の要素を持った異種族だと、蛮族側にサソリの下半身を持ったアンドロスコーピオンがいるぐらいじゃのう」
リトル「あとは、虫の羽を持った妖精ぐらいですかねぇ」
ゲンブ「練技の【ビートルスキン】や、ドルイドの使う森羅魔法の一部に虫関係の名前が見られるでござるが」
ヒノキ「とは言え、SW2.5の虫率は決して高くない。モンスターじゃと、大アリに相当するパープルアントがレベル2とか、水蜘蛛のダークスイーパーがレベル5じゃが……」
シロ「基本の虫型モンスターは2.0時代の方が充実していますね。蜂(キラービー)も、ムカデ(ジャイアントセンチピード)も、蜘蛛(ジャイアントスパイダー、ジャイアントタランチュラ)も、アリジゴク(ヒュージアントライオン)も、カブト虫(ジャイアントビートル)も、昔のモンスター本の『バルバロステイルズ』に収録されています」
ヒノキ「今のモンスター本は、『モンストラスロア』と『バトルマスタリー』の2作じゃが、旧作にあって新作にない物も結構あるので、とりわけ虫系モンスターを愛する者は旧作サプリを処分できないのう」
シロ「とにかく、虫の話は置いておいて、今はタイトル通り、女王さまに会いに行きましょう。王様関係だったら、ファンタジーしていたら普通に話に絡めることができますし」
リトル「それに、飛竜だったらトンボにもつなげられますよぉ。ドラゴンフライ=空飛ぶ竜ですしぃ」
ゲンブ「そういう名前のモンスターもウィザードリィにはいたでござるな。火炎の息を吐くトンボモンスターの群れが」
ヒノキ「ドラクエにもな」
ヒノキ「ドラゴンならぬリザードフライは、ソード・ワールドでもレベル4モンスターとして登場しておるが、単に羽根の生えたトカゲで、火を吐くわけでもなく、大した脅威とも言えんのう」
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