花粉症ガール・翔花伝&コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女主役の物語」&「その仲間たちの雑談話」など。TRPG話や特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。

令和VS珠保ゴブスレ対決2(時代を賭けて)

シナリオ開始

 

GM(アスト)「では、早速だがプレイを始めることにする」

学術騎士ジャン(NOVA)「いきなりですか? 記事の始まりだから、読者の人にあいさつぐらいしたらどうかと思う」

GM「オレに前振りはねえ。最初から最後までクライマックスだぜ。大体、時間がないって言ったのはてめえだ。無駄話は抜きにして、とっとと進めるぞ」

ツラヌキ・丸子(ヒノキ)「やれやれ、今度のGMはずいぶんと余裕のない奴じゃの」

アカミドリ(晶華)「プレイヤーにてめえ呼ばわりするGMはどうかと思うの」

GM「うっ、アッキーさまにそう言われたとあっては、口調を改めざるを得ない。時間がないって言ったのは、君なので、無駄話は抜きにしたまえ」

アカミドリ「偉そうなのは変わらないのね。とにかく、私は学術騎士さんと一緒に、冒険者ギルドに待機しているから」

丸子「わらわは、自分の酒場で芋の皮むきをしておる」

蜥蜴用心棒(ゲンブ)「我も、お嬢の手伝いをしているでござる」

GM「違うよ。君たちがいるのは、とある林の中だ」

ジャン「林? どうして、そんなところにいるんだ?」

GM「(スルーして)林の中に、ぽっかりと穿たれた黒点のような洞窟がある。そこが依頼のあった小鬼の巣穴だ」

ジャン「って、いきなりダンジョンの前にいるし?」

GM「ああ。気がつけば、見知らぬところにいて、ここはどこ? ってなるのはタイムジャッカーや花粉症ガールの世界では、よくあることなのだよ」

アカミドリ「そういうのは、お姉ちゃんだけだし。私はそこまで自分の居場所を見失うことはないわ」

ジャン「ま、まあ、気がつけば知らん場所にいるというのは、プレイヤーの自分も何度か経験したことがあるし。ええと、とにかく仕事の依頼は引き受けた後で、我々は現地に来ているってことでいいんだよな」

GM「そう。スピーディーなシナリオ展開のために、導入部は省略した。必要なら、後から回想シーンでも適当にはさめばいい。とにかく、君たち冒険者は迅速に行動し、すでにダンジョン前にいる。さあ、遠慮なく入るがいい」

丸子「せめて、依頼内容ぐらいは確認させてくれぬか」

GM「とある村の近くに出てきた小鬼退治だ。食糧や種籾が盗まれ、村娘たちまでがさらわれてしまった。小鬼の巣を見つけ、討伐し、娘たちを救出すること。報酬は1人銀貨10枚。さらわれた者を無事に助け出すためには、即日中に事件を解決しなければならない、とシナリオに書いてある」

用心棒「なるほど。急ぎの仕事でござるな」

ジャン「ぼくたちは、小鬼と既に戦っているので、データは既に知っているということでいいよね」

GM「世間一般で語られる程度の知識は持っている、でいいだろう。なお、ここまで来るのに、それなりの距離を歩いてきたので、目標値15の長距離判定を行ってもらおう。体力持久に冒険者レベルを加えて、持っていれば【長距離移動】の技能ボーナスを加えていい。失敗すれば、疲労で1D3の消耗を受けることになる。これもシナリオにきちんと記載されている」

アカミドリ「それって、体力持久が2しかないエルフをイジメるための判定よね。ダイス目は10が出たけど、達成値14しかない。2点消耗したわ」

丸子「わらわは基準値が6で10が出たから成功。何じゃ、アッキーはもう疲れたのか、ヒヒヒ」

用心棒「我も基準値8に、ダイス目8で成功したでござる」

ジャン「実は基準値9なんだよな。ダイス目も11で達成値20。問題ない」

アカミドリ「失敗したの、私だけ?」

丸子「まあ、消耗は5点までは実害がない。おまけにそなたも孤児生まれの【忍耐】技能持ちじゃから、6点の消耗まではペナルティーなしで耐えられる」

アカミドリ「うう、あまり消耗イベントが起こって欲しくないなあ」

 

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令和VS珠保ゴブスレ対決1(まずはキャラ紹介)

最初に言っておく

 

NOVA「師走の俺は、か〜な〜り忙しい」

ヒノキ「突然、何じゃ? 新兄さん」

NOVA「ええ、秋の最後の日に立ち上げた当対決記事ですが、実際に師走に入ってみると、案の定、仕事の方がバタバタしていて、記事書きを続ける時間が物理的にも、心理的にも取れないことに気づきましてね。こりゃ、どう考えても年内には完結しないな、と判断したんですよ」

ゲンブ「何と。すると、令和VS珠保と題した戦いは、クリスマスのメインイベントではなかったのでござるか」

NOVA「まあ、ゴブスレ対決なんだし、ゴブスレ映画の上映前に終わればいいんじゃないの? って思ったりもするわけで」


『ゴブリンスレイヤー -GOBLIN’S CROWN-』PV第一弾

晶華「来年、2月1日に公開かあ。だったら、この対決リプレイは12月から1月に掛けて、じっくり展開するつもりってことね」

アスト(GM)「何だと? 前のゴブスレリプレイは、6月30日から7月14日までの2週間で完成させたではないか。同じことがどうしてできないんだ?」

NOVA「夏と冬を一緒にするな。あの時は、いろいろと勢いがあったんだよ。令和が始まった時の新時代エネルギーも加わってな」

アスト(GM)「だったら、今度は珠保が始まるエネルギーを加えればいい」

NOVA「始まらねえよ! というか、珠保が始まるということは、令和の終わりってことじゃねえか。どうして令和を終わらせるために、俺が頑張って記事書きしないといけないんだよ。今さら言うのも何だが、この対決劇って俺の方には何のメリットもないんだよな。負けてしまえば令和が終わって、俺も消失するようだし、勝っても何かが得られるわけじゃない。だったら、俺が消えないためにできる手段は、『そもそも戦わなければいい』という結論になりはしないか?」

アスト(GM)「戦わなければ生き残れない」

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NOVA「いやいや。そのライダー同士の戦いだったら、勝者の願いが叶えられるはずだ。しかし、俺の願いはどうも叶えられなかったようだ」

アスト(GM)「お前の願いは何だよ?」

NOVA「純粋にプレイヤーをしたいんだよ、俺は。GMとの一人芝居じゃなくてな。せっかく、『アストがGMしてくれるぜ。純粋にプレイヤーとして楽しむぞ』と思っていたら、珠保NOVAだと? ふざけるな! ってのが正直な気持ちだ」

アスト(GM)「珠保NOVAは、お前の願いを叶えに来たサンタさんだぞ」

NOVA「ハッ? サンタさん? 何を言ってやがる」

アスト(GM)「オレに宿る珠保NOVAの仮の姿は、トナカイ座タランドゥスの聖闘士(セイント)ニコラウスと言うらしい。詳しい話は、こちらの記事を参照だ」

NOVA「ほう、リバTの報告書か。ふむふむ、なるほどな。予言者ノヴァストラダマスの正体が珠保NOVAで、別世界の花粉症ガールの父にして、サンタさん……って設定盛り込み過ぎじゃねえか、これ」

アスト(GM)「そんなのオレが知るか。全てはNOVA、お前の妄想が暴走して考えたことじゃねえか」

NOVA「いや、俺だったらボツにするようなネタだぞ、これ」

アスト(GM)「そうやって、ボツになったネタがゴミ箱に捨てられて、出現したのが殺人鬼ケイソンだと聞いているぞ。それに、このゴブスレ対決は、翔花ちゃんやアッキー様の使命でもあるんだ」

晶華「何で、ゴブスレ対決が私の使命なのよ?」

アスト(GM)「この記事を参照

晶華「これは、ケイソンさんとのバトルを私(お姉ちゃん)が決意した『バトル創作としての花粉症ガールの物語』のきっかけとなる回ね」

アスト(GM)「それによると、NOVAは確かにこう発言している」

NOVA「いや、翔花。お前はそのために生み出された花粉症ガールなんだ。俺の過去の妄想が生み出した悪霊と戦うために、俺のヒーロー魂と花粉症をレッツ・ラ・まぜまぜしてできた、プリキュアではないけど、俺オリジナルのバトルヒロイン、それこそが粉杉翔花の存在理由の一つなんだよ」

晶華「うわ、確かに書いてるよ。NOVAちゃんの妄想が生み出した悪霊と戦うために生み出されたバトルヒロインが、花粉症ガールの存在意義だって」

NOVA「つまり、珠保NOVAもまた、俺の妄想が生み出した悪霊だと言うのか?」

アスト(GM)「そう。ボツネタとして頭の中のゴミ箱にポイ捨てされた要素が、何かのきっかけでポンと悪霊として湧いて出る。つまり、諸悪の根源はWhite NOVA、お前なのだ。お前が妄想を捨てない限り、悪霊どもは永遠に湧き続ける」

NOVA「ならば、話は簡単だ。この俺が生み出した悪霊は、この俺と、俺の生み出した娘たちが必ず倒してみせる。そう、この俺の熱いトゥインクル・イマジネーションの力でな」

アスト(GM)「よく言った、NOVA。さすがは、このオレの終生のライバル。今こそ、今後のブログの未来を掛けて、勝負の時だ」

NOVA「いつから、お前が俺の終生のライバルになったかは知らんが、お前の中の悪霊を成仏させてみせるぜ、来年にはな」

晶華「結局、今年中には完結させるつもりはないってことね」

 

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令和VS珠保ゴブスレ対決・序章

秋の最後の日

 

NOVA「ヒノキ姐さん、いよいよ、戦いの時が来たぜ」

ヒノキ「おお、新兄さん。とうとう、公約を果たすときが来たのじゃな」

ゲンブ「久しぶりのゴブリンスレイヤーでござるな」

晶華「うん、お姉ちゃんたちはNOVAちゃんの塔に連れて行ったし、ここでは私たちプレイヤー4人、準備万端だよ」


【運命に、抗え。】  ゴブリンスレイヤー 【MAD】

NOVA「とりあえず、この2019年、令和元年は俺がゴブリンスレイヤーという作品にハマった年ということになる。そのきっかけがTRPGだったりするわけだが、流れとしてはTRPG→原作小説→アニメの順番だな」

ヒノキ「ハマる時は一気にのめり込む男だったのじゃな、新兄さんは」

NOVA「自分でも、この勢いは久しぶりだったので驚いた。きっと、平成から令和に移る時期のお祭りムードに突き動かされたんじゃないかなあ」

晶華「だけど、この対決に負けると、NOVAちゃんの中の令和は終わってしまうのよね」

NOVA「誰だよ、その設定を考えた奴は?」

ヒノキ「それも、お主じゃないか?」

NOVA「いや、あれは遠い夏の日にお盆休みボケしていた作者NOVAなんです。つまり、遠い夏の日の幻」

ゲンブ「つまり、なかったことにするのでござるか?」

NOVA「まさか。公約はきちんと果たしますよ。要は、俺たちが正々堂々とゲームで勝てばいい。うちのブログの愛読者も、それを期待しているはずだ」

晶華「いるの、愛読者って?」

NOVA「いるぞ。少なくとも、今月だけで延べ850人、一日平均20〜30人弱の読者が、うちのブログにアクセスしている。この数字が個人ブログとして多いか少ないかは分からないが、ニッチでも需要があるなら書き続ける原動力にはなるな。まあ、需要がなくても、興が乗れば自己満足で書き続ける奴なんだが」

晶華「ところで、愛読者ってAI読者って考えて、人工知能がブログやネットの記事を好き好んで読む時代なんて、来るのかなあ」

NOVA「さあな。人間の読者には人気がないのに、やたらとAIの読者からは愛される人間の作家がいれば面白いかもしれないなあ。AIに人間のお笑いは分からないでしょうと言っていた社長はいるけど、AIの笑いのツボとか、AIにどんな感受性が宿るかなど、いろいろ興味が湧くよな」

ヒノキ「……と、取り留めもなく雑談をしているわけじゃが、ゲームマスターは何をしておるんじゃ? 確か、元タイムジャッカーのスピードAといったか。わらわは会ったことがないが」

ゲンブ「我はクラブキングと、アリナ様はダイアナジャックと戦ったりもしたが、スピードAのことはよく知らん」

NOVA「本当は正月に一度、旧コンパーニュ跡地で会っているんですよ。その記事が消えてしまって、黒歴史になっただけで。元々は、翔花ファンクラブの読者A、アストという男が未来世界に飛ばされて、いろいろと波乱万丈の人生を歩んだそうです。俺も細かいことはよく分からないんですけどね。晶華なら、未来で一緒に快盗稼業をしていたから分かるんじゃないか?」

晶華「そういう記憶は、全部ダイアンナのジャッキーちゃんの方に行ったから、私はストーカーAのことなんて、何も知らないの。いわゆる遠い未来の幻って奴ね」

NOVA「とにかく、アストの奴が来ないと、始まらん」

晶華「ストーカーが来るのを待ち望むのも、おかしな話だと思うけど、GMをしてくれるというのなら話は別よね。最悪、来ないようなら、NOVAちゃん、代わりにGMしてね」

NOVA「ええ? 前は10年前のNOVAにGMしてもらおうと思って召喚したら、結局、俺がGMする羽目になったんだし、今回も俺がGMだったら、俺はいつプレイヤーをしたらいいんだ?」

晶華「そんなの私が知るか」

NOVA「とにかく、俺もロードス島戦記以来、長年リプレイをたくさん読んできたが、GMが当日に来なかったので、プレイヤー予定の人間が急遽、GMを担当しないといけなくなったリプレイなんて読んだことがない。GM(神)が当日ゲームをすっぽかしたので、やむなくプレイヤーA(勇者)の私がGM(魔王)になりました』ってタイトルのラノベがあったら、読んでみたい」

ヒノキ「GMが神だったり、魔王だったりするのがポイントじゃな。言い得て妙というか、お前さん、そのタイトルで一つ小説を書いてみるというのはどうじゃ?」

NOVA「いやいや、そのアイデアは今、この記事を読んでいる読者の誰かに譲ります。俺は作者になるより、俺のアイデアを作品に仕上げてくれる誰かの読者になりたい。とにかく、勇者が魔王とイチャラブする作品以降、勇者と魔王がいろいろと絡む作品が多くなったなあ、というのが、この10年の間の業界観測だな」

晶華「魔王が可愛い女の子だったり、勇者が可愛い女の子だったり、両方とも可愛い女の子だったりする話が多いような気がする」

NOVA「あるいは、勇者が男なのに、魔王の魔力でTS(性転換)させられて、魔王の嫁にされてしまう話もあったりするぞ。まあ、俺の視界にはあまり入ってないが、BLでどっちも男のままという作品も一部界隈では相当数あるだろうが」

ヒノキ「女魔王というネタを流行らせたのは、やはり、この作品になるかのう?」

ナイトウィザード (ログイン・テーブルトークRPGシリーズ)

ナイトウィザード (ログイン・テーブルトークRPGシリーズ)

 

NOVA「それまでも悪の女王や、女首領や、ラスボス的な魔女は普通にいろいろあったが、『魔王(美少女)』というイメージは、この作品がきっかけかも知れん。まあ、その前に、キューティーハニーとかセーラームーンとか、美少女VS女ボスの系譜に遡ったりもするし、それをネタにしたTRPG作品もあるんだがな」

超女王様伝説セント★プリンセスの不思議 (角川スニーカー・G文庫)
 

NOVA「勇者VS魔王という対立構造のイメージは、やはりドラクエ3の影響が大きいな。それ以前の作品だと『勇者ライディーン』が妖魔帝国の悪魔王バラオと戦うのが日本のフィクションにおける原典だと思うが」


神と悪魔

ゲンブ「勇者という主人公の称号と、敵対する妖魔、悪魔、魔王というキーワードはライディーンが原典という説でござるか」

ヒノキ「悪魔だとデビルマンも捨て難いが。不動明に融合合体したアモンは、デーモン族の勇者と呼ばれておったぞ」

NOVA「だけど、デビルマン(悪魔人間)となった明自身が勇者の称号を持っていたわけじゃないですし。勇者という称号だと、グレートマジンガーの方が偉大な勇者と呼ばれて、ミケーネの闇の帝王が敵ボスだった。ライディーンが1975年で、グレートマジンガーが74年なので、勇者と呼称されるロボはグレートが先だけど、敵が魔王と呼ばれていないので、勇者VS魔王というキーワードの先駆者はライディーンということになるか。もちろん、アニメになる前の小説やコミックなどで、さらに先達がいる可能性は否定しないけど」

 

ヒノキ「で、勇者と魔王の話はともかくとして、やはりGMは来ないようじゃな」

NOVA「いや。どうやら来たようですよ」

 

GOGOGOGO!

空震動とともに出現す。

 

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司祭と神々の話3(ロードスRPG編その8)

ハンバーガーの世界より帰りて

 

NOVA「さて、ようやく異世界フレッシュトヴィアからロードスに帰って来たぞ。ずいぶんと長く寄り道した気分だったが、今回は暗黒神ファラリス、鍛治神ブラキ、そして芸術神ヴェーナーの話をして、一連の神さま話を終わらせるつもりだ。んっ?」

 

PON!

小さな閃光とともに出現す。

 

謎の声「NOVAちゃん、帰ってくるの遅すぎ! いま必殺の太陽サンサン・シャイニング・アッキー・インパクト!(ドカッ)」

NOVA「キュー(昏倒)」

ヒノキ「……お、おい。まさか天下のWhite NOVAともあろうものが、たかが今の一撃ぐらいで気絶した、ということはなかろうな」

ゲンブ「いや、今のはまともに後頭部に直撃しておりましたが」

翔花「ちょっと、アキちゃん、いきなり出てきて、何をしてるのよ?」

晶華「え? いや、私だって去年の年末に、リナ老師に同じ攻撃をくらったんだし。気になる人は、この記事を参照。とにかく、いつかお返しをしようと特訓していたんだけど、ようやく成功したわけで……」

ヒノキ「それなら、わらわを狙えばよかろう。どうして、この中で最も打たれ弱い、ただの人間である新兄さんに必殺技を仕掛けるのじゃ?」

晶華「だって、私たちを放置して、いつまでも家に帰って来ないんだもん。いい加減、痺れを切らしたから、迎えに来たのよ。それにNOVAちゃんだったら、普通に時空転移で回避して、『フッ、甘いな、晶華。この俺の不意を討とうなど、10年早いわ。まだまだ、しっかり修行に励め』『うん、NOVAちゃん。来年もアシスタントガールとして、そしてメガネシルバーとして、しっかり精進するから、よろしくね』と朗らかに父娘の会話に流れることを期待したのに」

ケイP『大変です。マスターNOVAのHPは、先ほどの攻撃を受けて0になっています』

晶華「え、まさか、死んじゃったの?」

翔花「そんな! せっかく屋久島から帰ってきて、これから私と仲良く父娘ライフって時に、NOVAちゃんが死んでしまうなんて(涙目)。アキちゃん、NOVAちゃん殺しの罪、万死に値するわ。今すぐ、懺悔なさい」

晶華「ふえ〜ん(涙目)。私だって、まさかNOVAちゃんがこんな簡単に死んじゃうなんて思いもしなかったのよ〜。お姉ちゃん、お願い。NOVAちゃんを生き返らせて」

翔花「仕方ないわね。こうなったら、屋久島に封印した神の力を呼び起こして、この時間を改編し、令和の時代をやり直して、新たにNOVAちゃんの死なない新時代を作り直さないと」

ヒノキ「いやいや、コナッちゃん。そこまで大事にはするでない」

翔花「ヒノキちゃん、止めないで。私にとって、NOVAちゃんの死ほどの大事はないのよ。NOVAちゃんの命と、令和の時代のどちらかを選べと言われたら、私は迷うことなくNOVAちゃんを選ぶ。それが翔花の生きる道」

晶華「お姉ちゃん、私も協力するわ。ダブル花粉症ガールの力を合わせれば、きっとNOVAちゃんの命を救うこともできる」

翔花「ええ。ヒノキちゃん、あなたも花粉症ガールV3を名乗るのなら、ここでNOVAちゃんを救わないという選択肢はないわ。令和の時代を犠牲にしても、協力してもらうんだから」

ヒノキ「落ち着け、コナッちゃん。令和を犠牲にして生き返っても、新兄さんはきっと喜ばないと思うぞ」

翔花「しかし……」

ヒノキ「大体、お主はフレッシュトヴィアで何を学んで来たのじゃ? わざわざ令和の時代を犠牲にしなくても、今の新兄さんを復活させる術は持っているはず」

翔花「はっ! そうね。私にはホームスタイル・チキン・サンドイッチのオーダーパワーがあったんだった。ウェンディー女王の名にかけて、ホームスタイルの力、お借りします。レベル1スキル、ジャスト・テイク・ア・バイト(一口どうぞ)発動。花粉チキンサンドの力で、NOVAちゃん、起きて」

NOVA「(むっくり)HP4で起きたぞ。一体、何があったんだ?」

晶華「もう、バカバカバカ。死んじゃったと思って、心配したんだから(涙目。ついでにボカスカ駄々っ子パンチ)」

NOVA「うお、どうしてお前がここにいるのか分からんが、晶華、やめてくれ〜。今の俺はHPが少ないんだ。これ以上、殴られると、マジで死んでしまう。魔術師はHPが低いんだ〜」

晶華「ふえ〜ん、本当にNOVAちゃんが死ななくてよかったよ〜」

NOVA「いや、今どきHP0で即死ぬゲームも、ずいぶん少なくなったからな。とりあえず、生死判定には成功したから何とかなったし。ただ、この状態だと、これ以上の神学講義は俺には無理っぽい。HPと、ついでにフレッシュトヴィアの英文ルール探索で消耗した精神力を回復せねばならん。大休憩が必要だ。よって、ヒノキ姐さん、今回の神さまの話を引き受けてもらえませんか?」

ヒノキ「ふむ。元はと言えば、司祭の話はわらわが担当するはずだったしのう。よし、ここは、わらわとコナっちゃんとアッキーのトリプル花粉症ガールが引き受けた。ゲンブ、シロ、それにリトルの三獣士は、新兄さんの休息のための風呂と食事を準備するといい。暖かい温泉と食事と睡眠があれば、新兄さんも程なく回復するであろう」

NOVA「では、頼んだぞ。3人の花粉症ガールたち(後を託して退場)」

ケイP『私も、マスターNOVAの側についておきます』

翔花「うん、お願いね。KPちゃん」

 

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ウェンディーズ「伝説の宴RPG」話4(真・完結編)

ファイナル・フィースト

 

NOVA「さて、前回で終わるはずだった記事が突然のアクシデントで、4回めを数えることになったわけだが」

翔花「万能キャラのアシアゴちゃんを貶めた罪、万死に値するということね」

NOVA「いや、そこまでの罪とは思っていないんだが。大体、ルールブックの使用不可装備欄に『なし(None)』と一言書けば、こんなミスをしなくてもよかったのに。そもそも、魔法使いなのに、どんな武具も使えるというのがあり得ないだろう、普通」

翔花「ドラクエで言うところの、賢者に近い職業ね」

NOVA「そんなわけで、前に書いたアシアゴちゃんのキャラ紹介は、こういう記述に改訂することになった」

★続・チキン系のオーダー(改訂)

 

4.アシアゴ・ランチ・チキン・クラブ

 

 攻撃とバフ、回復のスキルをバランス良く兼ね備えた万能魔法使い。

 レベル1と2ではただのバフ係だが、レベル3で攻撃魔法と回復魔法を会得するようになってからが本領発揮。

 ただし、武具やアイテムを使用することができないのが、最大の弱点……と思われていたが、それは誤解だということが判明した。実は何でも使えるマルチなキャラクター。

 アシアゴ牧場のチキン・クラブという遊牧民集団の真の戒律は、精神的な鍛錬のみならず、全ての武器防具も使いこなす多芸たるべし、と。

 よって、ここに重装鎧を身にまとい、フライパンを振り回して物理で敵をぶちのめし得る魔術師が誕生したのである。それはそれで、不可解なキャラだが。

NOVA「というか、何も使えないというのも極端だが、何でも使えるというのも極端でしょう」

翔花「だけど、戦士系の人たちだったら、何でも使えるんじゃない?」

NOVA「そうでもない。例えば、ベーコネイターの使用不可装備は『軽装鎧、杖、新たな魔法技能を付与する道具、射出武器』とある。要するに、戦士と違う魔法使いや盗賊の装備は禁止ということだ。何でも使えるのは、アシアゴちゃんと今回紹介するベーコネイター・フライだけ。ただし、どちらも得意武器を持たない扱い」

翔花「得意武器じゃなかったら、どんなペナルティーがあるの?」

NOVA「ほとんどないな。得意武器だったら、習熟ボーナスとして命中ダイスに+1されるだけ。D&Dだったら1レベルの習熟ボーナスは+2で、しかもレベルアップによって向上するから、習熟していない武器を使うと、どんどん命中しにくくなるが、このゲームでは命中ダイスに+1ボーナスというのは変わらないようだ。つまり、別に習熟していなくても、使用不可でない限りは5%しか違いがないと」

翔花「要するに、アシアゴちゃんがフライパンを振り回しても、それほど不利じゃないってことね」

NOVA「重量級武器を振り回す魔法使いは、このゲームでは他にいないので、違和感は拭えないがな。それに、重装鎧を身に付けられると言っても、前衛は務まらないと思う」

翔花「どうして?」

NOVA「素のディフェンスとHPが低いから。素のディフェンスが11で、重装鎧の+3ボーナスを足しても14だ。これだと相手からの命中率35%で、決して安心できる数字とは言えない。

「戦士で打たれ弱いダブルスタックでもディフェンス16だし、魔法使いのスパイシーは軽装鎧でディフェンス13だが、彼女の自己防御魔法クランチは物理攻撃のダメージを半減できる。また、中装鎧まで装備できるホーミーはディフェンス16で戦士並み。つまり、アシアゴちゃんは元々か弱いので、重装鎧を着込んでようやく盗賊程度の防御力で、結局、打たれ弱いキャラということに変わりない、ということだ。

「何しろ、このゲームは元のD&Dに比べて、どうも鎧の防御ボーナスは高くないというか、オーダーのデータに半分含まれているというか、重装鎧と軽装鎧の防御差が2、つまり10%の違いしかないからな」

翔花「D&Dだったら?」

NOVA「現在の版のAC(アーマークラス)は、レザーが11+敏捷ボーナスで、チェーンメールが16で、プレートが18、それにシールドで+2加算される」

翔花「7も違うのか。シールドも入れると9差。9×5で45%差ってことね。それは大きいわ」

NOVA「おお、%が分かるようになったのか」

翔花「何となくね。20面ダイスだと1差で5%の差が出て、全部で100%になるのよね。掛け算だったら、できるようになったんだから」

NOVA「偉いな、翔花は(頭なでなで)」

翔花「へへ〜、褒められた♪」

 

ヒノキ「おいおい。いつまで、父娘でほのぼのやってるつもりじゃ? 前置きで長引いていると、今回で話を終わらせることもできなくなるぞ」

NOVA「おっと。そいつは困る。では、本題に入ります」

 

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ウェンディーズ「伝説の宴RPG」話3(完結編)

最後の晩餐かな

 

NOVA「さて、アメリカの大手ハンバーガーチェーン店ウェンディーズが、自社のPRを目的にしたTRPG『Feast of Legends(伝説の宴)』を先月、ネット上で無料配布したことをネタに、いろいろと紹介している記事なんだが」

ヒノキ「ゲームシステムとしては、D&D5版のD20システムに基づきつつも、より簡略化しながら大幅アレンジ。14種類のオーダー(キャラクタークラスに相当)のそれぞれがファストフードの名前だったり、武器が食事道具のナイフやフォーク、スプーン、そして最強破壊力のフライパンだったり、敵が冷凍ハンバーガーの手先の道化師だったり、いろいろとネタ要素が連発したゲームじゃな」

NOVA「まあ、それだけだと、アメリカでよくあるB級パロディゲームの一つに過ぎないんだが、ウェンディーズがネットで大々的に宣伝しており、しかも力の入れようが半端じゃない本格的なルールブックの装丁とか、ここまでやるか? 的な驚きをもって迎え入れられているわけだ」


【マイアミ 生活】アメリカのウェンディーズのチラシを紹介します


Feast of Legends: A Tabletop RPG presented by Wendy’s


Feast of Legends - First Look at Wendy's New Table Top RPG

 

NOVA「で、なぜか飛んできたフライパンの話に寄り道したりしながらも、ここまで14種のオーダーのうち、10種類まで紹介してきたわけだ。残り4つのサイドメニューを紹介して、一連の記事を終わらせるつもり」

翔花「ええ? 実際にプレイして、リプレイ記事まで仕上げたりしないの?」

NOVA「さすがに、そこまでのパワーも時間もない(苦笑)。というか、俺としてはロードスの神さまの話をしている最中に迷い込んだ寄り道みたいな気持ちだからな。寄り道が本道になってしまえば洒落にならん。そもそも、来年の今頃もサポートされているとは限らない一時のネタに過ぎん、と現段階では思っているからな。ネタとしては、あまりに面白い、美味しすぎるという理由で、一時的にハマり込んでいるに過ぎん」

ヒノキ「そう言いつつ、レベル6以上にキャラを育てられるエキスパートルールとか、国内で翻訳版が出るとか、いろいろ展開があることを望んでおるのじゃろう?」

NOVA「というか、コレクションアイテムとして、きちんと装丁されたルールブックやシナリオ集が欲しいよな。大体、90ページぐらいだったら、2000円から3000円ぐらいなら出してもいい、と思う。

「他には、女王ウェンディー様や、スパイシーちゃんや、フロスティーちゃん以外の女の子キャラの公式イラストもあればなあ。ここで記事書きしながら、ホーミーちゃんや、グリルちゃんや、アシアゴちゃんのチキン系ガールズのイメージがちらつくんだが、俺に絵心がないのが残念だぜ」

翔花「NOVAちゃんの頭の中では、どんなイメージなの? 言葉で説明してよ」

NOVA「スパイシーちゃんが炎をまとった軽装魔法戦士みたいなスタイルだろう? これは、いかにも勝気な次女って感じだな。ホーミーちゃんは、ニコニコ笑顔でみんなを応援する長女のお姉さん。グリルちゃんは気弱で、おずおずとしながら回復呪文を唱える末娘。アシアゴちゃんは、遊牧民の田舎者で人の文明には奥手だけど、獣や元素精霊とお友達なワイルド風味な不思議ちゃんって感じだろうか」

 

スパイシー『ようし。あんな雑魚ども、あたしの炎でイチコロさ』

ホーミー『気を付けてくださいね。戦いが終わったら、美味しいご飯を作ってあげますから』

グリル『戦いで傷つくの怖い』

スパイシー『心配するな。あたしが守ってやるから』

グリル『うん。だけど、怪我したら言って。回復するから』

スパイシー『ああ、頼むぜ。ホーミー姉さんも支援よろしくな』

ホーミー『任せておいて。あら、アシアゴさんは何をしているのかしら?』

アシアゴ『……ここ、死んだものばかりで気分が悪い。鉄も嫌い。道具なんていらない。人は獣たちのように、自然のままに生きるのがいい』

スパイシー『うわあ、だからと言って着ている服まで脱ぎ出すな! せめて布の服ぐらいは受け入れてくれ』

ホーミー『……あの娘が着られるように、動物たちの着ぐるみでも作ってあげようかしら。何も装備できないなんて、どういう生活を送ってきたんでしょうね』

 

NOVA「……と言ったような掛け合いが、最近の俺の頭では浮かび上がって仕方ない」

翔花「妄想まみれのNOVAちゃんが心配で、心配で、なぜか飛んできたフライパンが大ダメージを与えそう」

 

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ウェンディーズ「伝説の宴RPG」話2

なぜか飛んできたチキンバーガーの話

 

NOVA「ロードスの神さまの話をしていたら、なぜか飛んできたチキンの話をしている俺がいる。いやあ、心配だ」

ヒノキ「そう言えば、11月18日は『なぜか飛んできたキツツキの日』じゃのう。もしかして、狙っておったのか?」

NOVA「いや、ただの偶然です。まあ、16日にサイト開設19周年だったので、いつもと違うスペシャルな記事を書けば、と娘に言われたので、何となくその気になって書いた、と言えなくもないですが」

翔花「だけど、まさか一回で終わらずに、ロードスやゴブリンスレイヤーを放ったらかしにして、ハンバーガーの話を続けるとは思わないわよ」

NOVA「俺も思わなかったが、ハマってしまったものは仕方ない。とりあえず、前回のキャラクラス(オーダー)の紹介を続けるぞ。一応、前回紹介したオーダーを整理するとこうなる」 

ビーフ系のオーダー(いわゆる戦士な奴ら)

 

1.ベーコネイター

 一騎当千で最強の防御力とHPを誇るタフマッチョな戦士。

 細かい技や仲間との連携を考えるよりも、豪快にパワーで押しつぶし、相手の攻撃にも怯まない無双戦士をやりたいなら、オススメだ。

 

2.Jrベーコン・チーズバーガー

 パワーよりも仲間との連携とテクニカルなカウンター攻撃に長けた技巧派戦士。

 挑発によって敵の攻撃を引きつけて味方を守り、肉を切らせて骨を断つ反撃戦法で敵を切り刻む優秀な戦場コントローラー。

 

3.デイブズ・ダブル

 個人の技量は当然ながら、仲間の指揮に長けたベテラン戦士。

 その指揮能力は、仲間の戦士の守りを固めつつ、弱った敵を一気に仕留める熟練の苛烈さを合わせ持つ。

 

4.ダブル・スタック

 ベーコネイターのパワーと、チーズバーガーのカウンター技を合わせ持ち、戦士の中でも平均して最強の与ダメージ力を誇るアタッカー。

 やられる前にやれ、やられたら、さらにやり返せの精神で、猛威を振るう力と技のダブルタイフーンなキャラ。 

NOVA「とりあえず、戦士系は以上の4つだな。最もタフなのがベーコネイターで、タフさよりも殲滅力が高いのがダブル・スタック。戦士の仲間が多いと強みを発揮する指揮官役がデイブズ・ダブルで、戦士以外の支援系の仲間が多いならチーズバーガーが優秀だと思う」

翔花「同じ戦士なのに、ずいぶんと個性が違うのね」

NOVA「装備品なんかは、ほぼ同じで重武装は変わりない。ただ、飛び道具の装備の可否が違っていて、ベーコンとデイブは飛び道具が持てないので、結局、前で殴るしかない。一方で、チーズとスタックはクロスボウが装備できるので、一応は後方支援も可能だ。問題は、武器のデータの中にクロスボウが用意されていないことだな(苦笑)。「D&D辺りから武器データをコンバートするか、それともサプリメントが後から出て来るか、判断に迷うが、まあ、他にも細かいミスがいくつか見つかるので(シールド装備可とあるのに、シールドが設定されていなかったり、などなど)、そのうちエラッタで改訂されるかも、と思っている。まあ、そこまでサポートされるゲームなのかどうかは知らんが」

 

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