ゼロ年代の復活ウォーハンマー
ヒノキ「前回は、我がコンパーニュの三獣士の先鋒であるセイリュウ・ジュニアと、花粉症ガール2号のアッキーこと粉杉晶華が、ウォーハンマー初版で対決し、『酔っ払いアル中エルフ』という色物キャラを生み出したアッキーが勝ちを収めた」
NOVA「アル中になるという5%の確率で、まさかキレイに02を出すとは、素晴らしいダイス芸だ。ふつうは、そんなに上手くは出せないぞ」
晶華「私は、普通じゃない時空魔術師の娘だし。きっと、これも確率を操作する『混沌の渦』の影響ね」
NOVA「『混沌の渦』だろうが何だろうが、楽しませてくれるなら何でもいい。では、次に翔花とシロ君の番だ。準備はいいか?」
翔花「う〜ん、アキちゃんほど上手くはできないと思うんだけど……」
シロ「大丈夫だ、翔花。困ったときは、ボクがサポートするから」
翔花「うん、そうね。シロちゃんがいっしょなら百人力よ」
シロ「翔花がそう言ってくれると、ボクも心がハピネス満開だ❤️」
NOVA「(小声で)ヒノキ姐さん、どう思いますか?」
ヒノキ「まあ、これも若さじゃろう」
NOVA「俺、ラブコメって苦手なんですよね」
ヒノキ「しかし、趣味愛を語るのは好きじゃろう」
NOVA「とにかく、翔花とシロ君はガイア様から認められた巫女と皇子のパートナーって話なんですが、2人の関係性ってあっさり引っ付けてよろしいものですかね?」
ヒノキ「それは当人同士で決めれば良かろう。保護者が口を挟むものではない」
NOVA「いや、保護者だからこそ、口を挟むべきものでは?」
ヒノキ「まあ、今はなかよしの関係で微笑ましく見ておればいい。互いにいたわり合う心で成長できればよかろう。これが恋愛脳がこじれて駆け引き云々と手管を弄するようになれば、不純にもなろうが、ガイア様に認められた巫女なれば、そうそう過ちを犯すこともあるまい。粉っちゃんは純粋じゃ。シロは……揺れ惑う時もあろうがの」
NOVA「シロ君が? どういう風に?」
ヒノキ「今は、そういう話をしている場合じゃない。それよりウォーハンマーじゃろ?」
NOVA「実のところ、俺、ウォーハンマーの第2版って、そんなに愛着がなかったんですね」
ヒノキ「今さら何を言う?」
NOVA「これってルールブックが出たのが2006年の年末なんですが、俺、その時期、事故で足の骨を骨折して入院していたんです。だから、いつ買ったんだろうかって疑問に思ったんですが、たぶん、歩けるようになって久々にゲームショップに行ったら、そこで見つけて、懐かしい気分に駆られて衝動的に買った……のはいいものの、当時は務めていた塾を辞めて、その後、夏に自分の教室を立ち上げるに至った時期だから、収入が不安定で先行きが見えず、その後のサプリメントまで追いかける余裕はなかった。まあ、D&D4版と同じような形ですな」
ヒノキ「それが何故、今になって?」
NOVA「D&D5版が出てから、4版をもう一度勉強し直したのと同じで、ウォーハンマー4版が出てから改めて2版を勉強し直した形なんです。で、2版が初版を整理し直した作品として理解。まあ、初版から削られた部分とか、膨らませた部分とか、4版で復活した要素とか、版上げによる諸々の変化を確認した次第です。2版は、サプリがいろいろ出たのですが、当時のサポート雑誌『GAME JAPAN』を俺が読んでいなかったし、連載リプレイも単行本になってなかったので、TRPGは文庫リプレイメインで追っかけていた当時の自分にとって、ウォーハンマーの動向が見えていなかったわけです」
ヒノキ「なるほどな。しかし、ルールブックさえあれば、キャラ作りには支障あるまい。過去の経緯よりも、今を楽しめるなら、ルールブックだけでも買った自分を誇らしく思うんじゃな」
NOVA「プレイする当てもないのに、何だかルールを買いたくなるコレクター気質ですからな。それでも、ブログ記事にできるなら、無駄な買い物だったと思わずに済むわけで」
ヒノキ「後は、この記事が無駄な記事と思わなければ良いな」
NOVA「そうならないよう、翔花とシロ君が楽しいキャラ作りをするよう、見守りましょう」
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