花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、ソード・ワールドのミストグレイヴ妄想リプレイ「魔神ハンター」を終了に向けつつ寄り道迷走気味。

ロードスより先の古代魔術の話1(フォーセリア編)

ロードス魔術話の続き

 

NOVA「さて、今回はロードス職業づくしから話を切り替えて、新しいテーマで展開しようと思う。一応、この記事の続きなんだが、話題が広がるので、もはや『ロードスRPG編』じゃなくなるよなあ、ということで。むしろ、新章スタートという位置づけだ」

ヒノキ「ロードスの話は打ち切り、ということか?」

NOVA「RPGシステムとしては、いろいろ掘り下げることも可能だが、ここまで続けた職業メインの話としては、前回でほぼ語り尽くしたんだ。もしも、今後ロードスRPGについて語る際も、違うテーマで1から再スタートすることになるだろうな。それはともかく、今回からはロードスを始点にして広がる魔法世界観の俺的雑感を語っておこうと思う。対象となる世界は、フォーセリアラクシア、そしてグランクレストだ」

晶華「すると、世界ごとに全3回という予定かしら」

NOVA「もしかすると、ラクシア前編とラクシア後編に分かれるかもしれないがな。さて、ここで晶華に大事な質問だ。ロードスを含むフォーセリアの魔術体系は大きく3つに分類される。その名前を答えよ」

晶華「基本的な質問ね。ソーサラーの使う古代語魔法、プリーストの使う神聖魔法、シャーマンの使う精霊魔法の3つ。今までの職業話を聞いていれば、間違えようのない常識だわ」

ヒノキ「補足するなら、古代語魔法の技術を簡略化した共通語魔法、邪神の授ける神聖魔法である暗黒魔法、そして竜司祭の使う竜語魔法、さらにクリスタニアの神獣の加護であるタレントなども挙げられるな」

NOVA「さらにマニアックに攻めるなら、ケイオスランドに痕跡が残る混沌魔術というのもあるが、詳細がはっきり語られていないわけで、結局、プレイヤーキャラクターが一般的に使えるのは、古代語魔法(共通語魔法も含む)、神聖魔法、精霊魔法の3種が基本だ」

ヒノキ「共通語魔法については、ロードスとソード・ワールド旧版では微妙に扱いが異なることも注意じゃな」

NOVA「ああ。ソード・ワールドの共通語魔法は、オランの大賢者マナ・ライが指輪などのアイテムに簡単な古代語魔法を行使する力を封じたもので、魔法使い系の技能を持っていなくても合言葉を唱えれば誰でも使えるようにした道具だ。これで、戦士や魔法の使えない種族のグラスランナーなどが、魔法の明かりを灯したり、武器に魔力を付与することもできるようになる。

「一方で、ロードスの共通語魔法は、古代語魔法とは切り離された魔術体系で(起源は大陸の大賢者の研究によるものとされるが)、ソーサラーの他にナイトが使える簡易魔術ということになっている。道具に封じられた魔法ではなく、学習で習得する必要があり、誰でも使えるわけでないところが違う」

晶華「精霊魔法も確か、ソード・ワールドとロードスとでルールが違っていたはず。ロードスの精霊魔法はいつでもどこでも使えるけど、ソード・ワールドでは対応する精霊力が働いていない状況では使えない。例えば、屋内では風の精霊魔法が使えないとか、火のないところではファイアボルトが撃てないので、シャーマンは松明とか、水袋とか、精霊力を働かせるための道具を持ち歩くのが必須だったようね」

NOVA「さすが精霊魔法のことは、しっかり勉強しているなあ。これをシステムの違いと割り切るか、あるいはロードスの方が精霊力が強くて偏在しているのに対し、大陸では無の砂漠の影響から精霊力が弱まっているために、場所によってムラが生じやすいと解釈することもできるかも」

ヒノキ「おっと、新兄さん。一つ失念しておるようじゃのう」

NOVA「何かな?」

ヒノキ「バード(吟遊詩人)の呪歌も、魔法体系の一つに入れるべきではないか?」

NOVA「おっと、いけねえ。一応、古代語魔法の亜流とされるが、混沌魔術なんてマイナーなものを挙げているのに、呪歌のことを失念するとは迂闊だった。以降も、見落としがあれば、ツッコミよろしく頼む。コメント欄でもそういう指摘があれば歓迎するぜ」

 

続きを読む

クリスタリアと、キラヤバMOVIEパーティーの話

宝石王国の前章

 

NOVA「今回はロードスの話ではなく、クリスタリアの話だ」

ヒノキ「おお、伝説の神獣世界の話じゃな」

NOVA「ヒノキ姐さん、勘違いしているようだな。俺の言っているのは、クリスタニアじゃなくて、一文字違いのクリスタリアだ」

晶華「また新しい世界が観測されたの?」

NOVA「ああ。今日の昼間に早速、観測してきたぜ。ただ、観測した途端、闇の帝国ヨドンヘイムに侵略されて、滅んでしまったんだが。宝石人間の王女マブシーナが地球に逃げてきて、新たな戦隊チームの物語が始まる前のエピソード0だ」

晶華「それって、失踪したお姉ちゃんの手掛かりがあるという……」

NOVA「そう。魔進戦隊キラメイジャーの世界だ」


【魔進戦隊キラメイジャー】番組事前スペシャル映像


劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー/魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO【スーパー戦隊MOVIEパーティー】 SPOT映像(30秒)

 

ヒノキ「なるほど。クリスタニアとクリスタリアをかけた高度なギャグのつもりか」

NOVA「ああ。キラメイジャーに登場する力の源キラメイストーンと、亡国の王女マブシーナの故郷の名前が光り輝く宝石の国クリスタリアというんだが、その設定を前に字面で見たときは読み流していた。だが、映像で見て、いかにもファンタジーの王国っぽい城を目で見、その音の響きを耳で聞いた際に、こいつとつながってしまったわけだな」

 

ヒノキ「で、コナっちゃんは、そのクリスタリアとやらで発見されたのか?」

NOVA「いや、そこにはいなかった。とりあえず、エピソード0ということで、異世界のクリスタリア王国が滅亡し、逃げ延びたマブシーナ姫が王の旧友である地球の博士を頼って、チーム結成に至るまでの物語。一応、レッド以外のメンバーが集結し、レッドだけはTVの第1話で参入する流れになる」

晶華「ええと、ガオレンジャーさんだったかな? 先にレッド以外のメンバーがチームになっていて、そこに後から主人公のレッドが加入するって話。元々、暫定リーダーだったイエローさんと、チームの行動方針を巡って対立するのが序盤のエピソードであったような」

NOVA「よく、チェックしたな。合ってるよ。イエローの孤高の荒鷲は元自衛隊空軍のパイロットという経歴があって、当初は軍隊っぽい堅苦しいやり方でチーム運営しようとしていたんだが、ヤル気満々かつ世話焼きな獣医のレッドを認めることになる。そして、レッドがリーダーだと認めた途端、自分はチャらい軽薄な本性を表すという。何が孤高だよ、とツッコミどころにもなっていた」

晶華「で、今度もイエローさんが暫定リーダーなの?」

NOVA「射撃の得意なアクション系のeスポーツゲーマーで、チーム戦における戦術判断能力も高いという設定だからな。グリーンとブルーがそれぞれスピードと斬撃で前衛戦士を務め、ピンクが医師としての冷静な判断力・観察力で後方支援担当。レッドがいなければ、イエローが司令塔、ピンクが補佐する感じだろうか。そして、レッドが予測できない行動で奇跡の逆転を起こす主人公格になると予測される」

ヒノキ「そりゃ、イエローと対立しそうじゃの。戦術リーダーのできる者は、計算できない動きをする味方を何よりも嫌うものじゃからな」

NOVA「クールなナンバー2ポジションなんだけど、クールキャラではブルーとかぶりますからね。まあ、ブルーとイエローのどちらが先にコミカルキャラとして崩れていくか見どころです」

 

続きを読む

古代語魔術師の話(ロードスRPG編その9)

ロードス職業づくし最後の章の開幕

 

NOVA「ゴブスレ記事も一段落したので、今回から、ロードス話だ」

ヒノキ「おお、新兄さんの魔術師解説じゃな。時空魔術師にして言霊魔術師を自認する男が、どのような魔術師講座を示すか興味津々じゃ」

NOVA「いきなり、ハードルを上げてくれるなあ。なお、このロードスRPGのプレイヤーキャラクター職業を題材にした話を、去年の2月から延々と続けてきたわけだが、いよいよ、この魔術師の話で完結となる。一回の記事で終わらせるつもりはないので、まあ、2月のテーマとして考えている。マッスル太郎は3月になるかな、と」

晶華「そこまで長く続けるの?」

NOVA「魔術の話はそれだけ奥が深いってことだよ。もちろん、途中で飽きたり、違うネタが書きたくなったり、話が広がりすぎて収拾つかないと判断したりすれば、適当なところで強引に打ち切るつもりだけどな。とりあえず、3回ほどで完結できればいいな、と考えている次第」

ゲンブ「魔術師の話は、我にはあまり関係ないことではござるが……」

NOVA「生粋の戦士のゲンさんはそう言うかもしれないが、魔術のネタは幅広いので、関連づけることは可能。だが、まあ、その前に総括として、また書く方の勢い付けとして、ロードス職業話の過去記事について振り返っておきたい。まあ、ロードス島タグで簡単に検索もできるんだが、一応、これまでの話のリンクを構築しておく。晶華、手伝え」

晶華「はいはい、アシスタントガールの仕事だもんね。まず、最初は『騎士と戦士の話』よ。去年の2月に3回に渡って行われたわ。講義してくれたのはゲンブさん。キャラ別にテーマを決めて講義する形式って、何だかビヨンド学園みたい」

ゲンブ「講義など慣れておらんかったが、アリナ様やアッキー殿に支えられて、一応の形式は整えられた形でござるな」

NOVA「1回めは、騎士の仕える国という流れで、ロードスの簡単な地誌を紹介していたな」

晶華「NOVAちゃんの主観と偏見まみれな内容だけどね」

ゲンブ「2回めは、騎士をメインに共通語魔法と上級職の話をしたでござるな」

NOVA「騎士と戦士の違いを論じる上で、共通語魔法に目を付けたのは、いいセンスだと思った。小説だけを読んでいると、なかなか気付かないんだが、ロードスRPGの騎士は限定的ながら魔法も使える。ロードス島伝説の主人公であるナシェルは、ベルドから武術を習い、ウォートから魔術を習い、どちらにも非凡な才を示したように描かれている。たしなみ程度の魔術が使える戦士というのは、作者の水野さんにとっても理想の英雄っぽいんだよな」

ヒノキ「好きなRPGの一つがルーンクエストで、魔法戦士リウイの作者でもあるからな。もしかして、新兄さんの学術騎士ジャンもその路線を狙っておるのか?」

NOVA「俺はどちらかというと魔術師メインだがな。一応、戦士や騎士を演じたこともあるぐらいで……というか、長いゲーマー生活でプレイしたことがない職種は、乞食とか船乗りとか精霊使いぐらいだな」

晶華「精霊使いや船乗りはともかく、乞食をプレイできるゲームってあるの?」

NOVA「少なくとも3つはすぐに挙げられる。『ストームブリンガー』と『ウォーハンマー』と『混沌の渦』だな。基本は裏世界の情報収集に長けた盗賊の亜流だが、好き好んでプレイしたい者は相当の物好きだと思う。ペテンの場合もあるが、身体障害などのハンデを伴うケースもあるので、野外での冒険行動にはまず随行できない。まあ、味のあるNPCとして都市冒険に時々出て来るのが印象的だな」

ヒノキ「何で、騎士の話を復習している時に、乞食の話に脱線するのか?」

NOVA「おっと、いけねえ。ゲンブ先生の3回めは、戦士の上級職の話をさらっと流していたが、まだ物足りなさを感じるな。オルソンの狂戦士とか、もっと掘り下げてももらいたかったが、結局、狂戦士は職業ではなく、竜騎士同様、特技として扱われることになったから、今後、ルールの話を深めるなら特技に展開するかな」

ヒノキ「まあ、それは雑誌やサプリメントの新刊が出た際に、語る機会はあるじゃろう」

NOVA「そうだな。では、ここまでがまず前置きってことで」

 

続きを読む

ゴブスレ映画の話(とTRPG少々)

ゴブスレ映画を見たんだが

 

NOVA「ゴブスレ映画を見たので、ロードスの予定を変更して、今回もゴブスレ話だ」

晶華「私も映画見たかったなあ。どうして連れて行ってくれないのよ」

NOVA「そりゃあ、お前がブログ上の空想キャラでリアルにいないから……という身も蓋もない言い訳はさておき、晶華、お前は何才だ?」

晶華「来月の誕生日で2才になる予定だけど?」

NOVA「ゴブスレ映画は残酷描写なんかがあるので、12才以上じゃないと鑑賞しない方がいいPG12指定が為されている。やはり娘の健全な成長のためには、血まみれな映画は親として見せたくないんだよなあ」

晶華「私は精神年齢14才って設定だし。大体、吸血花粉症ガールとしてホラー風味なキャラもやっていた私が、今さら血まみれ映画を見ただけで、どうこうなると思う?」

NOVA「まあ、精霊少女に人間の法律を当てはめるのは難しいかもしれないが、もしも俺が『今日は娘(2才)と一緒にゴブスレ映画を見ました。娘はキャッキャと言って興奮して喜んでいました』なんてことをブログ記事に書いたら、『NOVAという男は物心つかない幼女をPG12指定の映画に連れて行った、悪虐非道な父親だ。幼児虐待だ』などと、勘違いした自称・良識ある人々の糾弾の的になるかもしれん」

晶華「そんなの、きちんと説明すれば分かってもらえるわよ」

NOVA「本当に? 『いや、うちの娘は花粉症ガールという空想上の精霊少女で、俺の脳内からPONと湧いて出た非実在妄想少女なんです。だから、これは決して幼児虐待なんかではなく……』と懸命に訴えても、新聞やらTVのニュースに出ると、『……というように意味の分からないことを口走っており』とアナウンサーにあっさりまとめられ、いかにも俺が頭のおかしいオタクであるかのように無慈悲なレッテル張りをされてしまうわけだ」

晶華「頭のおかしいオタクじゃないの?」

NOVA「一口に頭のおかしい、と言ってもレベルがあるんだよ。区分するならば、『自分の書いている話はフィクションのネタだと割りきって、面白おかしな芸というつもりで、エスカレートさせている人間』と、『フィクションのネタを現実と誤認して、事実と空想の境界線が見えなくなってしまって、真っ当なコミュニケーションや社会生活が営めなくなる人間』という感じだ。俺が現実世界で自分の職場の教え子に、『最近、娘の翔花が失踪してしまって、先生は心配してるんだよ』などと言ってしまえば、末期症状だと思う」

晶華「いや、NOVAちゃんの教え子にそんな話をして、どうするって言うのよ?」

NOVA「う〜ん、もしかすると、教え子の誰かが『そう言えば、翔花ちゃんらしい娘をこの前、学校で見かけましたよ。あの緑色の濃い女の子は翔花ちゃんだと思うけど〜』なんて情報を俺にくれるかもしれないじゃないか」

晶華「……本気で言ってる?」

NOVA「もちろん、ただの妄想ジョークだ。さすがに職場で、花粉症ガールの話なんてしていない。むしろ、小学5年生に『事実と筆者の意見・予想の区別を読み取ろう』なんて話をしているぐらいだ」

 

晶華「とにかく、ゴブスレ映画はPG12指定だから、私はまだ見ちゃいけないのよね」

NOVA「ああ。推奨はされていない。他にPG12映画って何があるのかなあ、と調べてみたら、『仮面ライダーTHE NEXT』や『牙狼』関連、『キングコング髑髏島の巨神』、『ターミネーター』シリーズ、『バイオハザード』シリーズ、その他、ホラー系のアニメや映画、人が酷く死ぬ戦争映画、少女との性交渉を扱った映画、未成年の喫煙描写や薬物描写のある映画などが対象になってるな。こういう指定が始まったのは1998年以降だから、それ以前の80年代に多数作られたスプラッター映画なんかは含まれていないが、それでも古い映画の劇場再上映時に改めて指定されることもある」

晶華「つまり、私がゴブスレ映画を堂々と見ても許されるのは、10年待たないといけないってことね。じゃあ10年経って、私が12才になったらゴブスレ映画に連れて行ってよ」

NOVA「10年後にゴブスレって続いているかなあ?」

 

続きを読む

ゴブスレ妄想リプレイのキャラ成長2(令和VS珠保編)

ゴブスレ映画を前に

 

NOVA「いよいよ、明日からゴブスレ映画の上映開始だ。今回は、スペシャルゲストのあいさつ動画を用意した」


『ゴブリンスレイヤー ゴブリンズクラウン』2月1日劇場上映開始! ゴブリンスレイヤー役・梅原裕一郎さんカウントダウンコメント

 

ヒノキ「って、アニメ版のゴブスレ声優殿ではござらんか」

NOVA「うむ。続いて、俺の贔屓な妖精弓手ちゃんにも来てもらった」

 


『ゴブリンスレイヤー ゴブリンズクラウン』2月1日劇場上映開始! 妖精弓手役・東山奈央さんカウントダウンコメント

 

晶華「メインヒロインの女神官さんにも来てもらいましょうよ」

 


『ゴブリンスレイヤー ゴブリンズクラウン』2月1日劇場上映開始! 女神官役・小倉 唯さんカウントダウンコメント


『ゴブリンスレイヤー ゴブリンズクラウン』2月1日劇場上映開始! 令嬢剣士役・上坂すみれさんカウントダウンコメント


『ゴブリンスレイヤー -GOBLIN’S CROWN-』本予告

 

NOVA「あとは、劇場版の原作となる小説の5巻めと……」

 

ゴブリンスレイヤー5 (GA文庫)

ゴブリンスレイヤー5 (GA文庫)

 

 

NOVA「先日、公開された動画リプレイの第一話も貼り付けてみるわけで」

 


ワケアリ冒険者達の「ゴブリンスレイヤーTRPG」第01話【儀式と廃坑の街 ペルフェクト】

 

ゲンブ「おお。にわかに、いろいろ盛り上がって行く流れでござるな」

NOVA「ああ。このビッグウェーブの勢いに、うちのブログもちょっくら乗っからせてもらおうかな、というわけだ。何とか1月中に予定どおり、令和を守るためのリプレイも終わったんだしな」

晶華「ところで、今回GMをしてくれたアストは?」

NOVA「あいつは仕事が終わったので、もう疲れた、これ以上は付き合ってられんと言って、さっさと自分の星に帰ったぞ」

晶華「自分の星って……ああ、アステロイド監視所のことね」

NOVA「もしも、アストの追っかけをしたいという奇特な御仁がいれば、別ブログのGTライフでも覗いてみれば、いいんじゃないかな。それはともかく、こっちはこっちで、2回目の冒険を終えたジャン一行の成長をしておこうと思う」

晶華「うん。それはいいけど、NOVAちゃんはゴブスレ映画をいつ見るつもりなの?」

NOVA「土曜は仕事なので、日曜日に行こうと思っている。ついでに、買い物もしたいしな」

ダンジョンズ&ドラゴンズ モルデンカイネンの敵対者大全 第5版

ダンジョンズ&ドラゴンズ モルデンカイネンの敵対者大全 第5版

  • 発売日: 2020/01/26
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

続きを読む

令和VS珠保ゴブスレ対決6(これにて一件落着)

終わりに前置き雑談をどうぞ

 

NOVA「今回で、長かったイベントも終わりだ」

晶華「おめでとうを言うのは、まだ早いけど」

NOVA「まあな。全部が終わったわけじゃないからな。『2020新春私的必殺祭り』は」

晶華「あれ? そんなイベント名だっけ? 『令和VS珠保ゴブスレ対決』だったはず」

NOVA「どっちも似たようなもんだ。細かいことは気にするな」

晶華「似てるのかしら。大体、新春って何よ。そういうのは、お正月に言うものでしょう? もうすぐ2月になるんだから、少し遅くない?」

NOVA「旧暦だったら、まだ年明けて1週間になってないんだよ。と言うことで、旧暦で生きている江戸時代の皆さん、明けましておめでとうございます。今年も必殺仕事人があれば、よろしくお願いします。まだ、仕事人2020の情報は入って来ていないですが」

晶華「2020年は江戸時代じゃなくて、令和だし。だから、今度のは令和仕事人になるのよね。『昭和仕事人VS平成仕事人VS令和仕事人』の対決劇があれば、NOVAちゃんと多くの必殺マニアが喜ぶと思うわ。特に、昭和仕事人の大物ゲスト出演に」

NOVA「まあ、昭和は仕事人以外でも、いいけどな。大分、亡くなっている人もいるが、仕舞人の直次郎とか、うらごろしの若とか、渡し人の大吉とか、仕切人の新吉とか、橋掛人の新吉とか、まっしぐらの東吉とか、剣劇人の娘のお七とかだったら、まだ健在だし、出せるんじゃないかな」

晶華「それって、分かる人にしか分からない顔ぶれよねえ」

NOVA「役者は凄いんだぞ。本田博太郎さんに、和田アキ子さんに、渡辺篤史さんに、小野寺昭さんに、宅麻伸さんに、西郷輝彦さんに、工藤夕貴さんだ。なお、工藤さんは俺と同じ年な。彼女は剣劇人の実質、密偵役みたいなものだからな。身が軽いし、成長して元締め格になっていても不思議じゃない。あの頃は無邪気だったお七が酸いも甘いも噛み分けて成長した姿も見てみたいなあ。いや、別にお七そのものじゃなくても、役者がゲストで出てくれば、こちらで勝手に脳内変換するんだけどさ」

晶華「私にはついて行けない世界なので、ここらが潮時と言って、足抜けさせてもらうわ。とにかく、今は必殺ゴブスレ人の話なんだから。前回でクライマックスバトルが終わって、今回は『これで私たちの令和は守られた。後は野となれ花となれ』って感じの締めくくり回なのよ」

NOVA「正しい言い回しは『野となれ山となれ』なんだけどなあ。ただ、この言葉の意味は『もうやるべきことは終わったんだから、後はどうだっていい』って感じで、肩の荷を下ろして片付いたってことなんだ。で、それを改変アレンジした『野となれ花となれ』は野に咲く花のように、終わるなら美しく終わって、命をつなげて欲しい、と前向きな祈りが込められている美しい言い回しだと思うぞ」

晶華「だけど、『野放し、NOVAなしの翔花お姉ちゃん』のことも何とかしないといけないわね」

NOVA「うむ。このゴブスレ対決の後で、翔花の行方に関する手がかりが得られるはずだったんだが、肝心の予言者が逃げたからなあ」

晶華「逃げたというか、実質的に追い出したんだけどね」

NOVA「令和を邪魔する奴なんて、うちのブログにはいらないからな。それより、前回のプレイで3点ばかりミスに気付いてな。ここで自己ツッコミを入れておこうと思う」

晶華「いや、何も言わずに、こっそり直しておけばいいのに」

NOVA「いやいや、そういうトラブルの起因になりそうなことに直面して、『何もなかったようにスルーするような態度。自分の過ちに無頓着な態度』はよくないと思うぞ。俺は自分の過ちを正せる男でありたいんだ」

晶華「で、3つの過ちって何?」

NOVA「まず一つ。この記事で、学術騎士ジャンのキャラクター紹介で、修得呪文が『力矢(マジックミサイル)』とあるが、正しくはマジックアローだな。元ネタであるD&Dのマジックミサイルと無意識に混同してしまったと思われる」

晶華「D&Dのマジックミサイルって、確か術者のレベルによって出現する本数が変わるのよね。1レベルだと1本だけど、2レベルごとに1本ずつ増えて、最大5本になる。マジックミサイルの矢が5本になると、『うわ、この魔法使いは最低でも9レベルかよ。とても太刀打ちできねえ』と初級の冒険者に対して、絶大な威嚇効果があるらしいわ」

NOVA「ロードスの最初のリプレイで、カーラが使っていた奴だな。それと、ディスインテグレイト(分解魔法)を使っているのを見て、スレインのプレイヤーが驚いて解説を加えている様子が当時は印象的だった。D&Dのことを何も知らない時期に読んだリプレイで、『へえ。相手の使った魔法でレベルを推測できるなんて、テクニカルなゲームなんだな、D&Dって』とか無邪気に感心していたり、青箱エキスパートルールにカーラ様の使った魔法が掲載されているのを見て、『ほう、これが噂のディスインテグレイトか』と思ってみたり、いろいろ懐かしい思い出が蘇るわけだ」

晶華「ロードスの魔法の話は、後日にたっぷり話しましょうよ」

NOVA「ああ、そうだな。さて、次は俺のミス第2弾。ゲンさんの用心棒にかけたエンチャント・ファイヤなんだけどな。その運用方法を間違えていたんだわ」

晶華「ええと、炎の剣になる奴よね。4d6の追加ダメージがミスってこと?」

NOVA「いや、それは達成値が高かったから、普通は3d6になるのが4d6で間違いないんだが、前回のプレイでは、剣のダメージ12点に炎の追加ダメージ13点を加えて、そこからホブゴブリンの装甲8点を引く処理をしていた」

晶華「12+13ー8で、ダメージ17点って奴ね」

NOVA「だけど、実際のルールは、剣ダメージと炎ダメージは別計算で、それぞれから装甲を引くのが正解なんだ」

晶華「ええと、つまり(12ー8)+(13ー8)で、ダメージ9点だけってこと? 意外と大したことなかったってわけね」

NOVA「まあ、そうでないと強すぎるってことだな」

晶華「だったら、ホブゴブさんはもう少し長く戦えたってこと?」

NOVA「いや。結局は、リプレイの展開どおりで問題ない。正しいルールでもホブゴブの残り生命点は11点。こいつを倒すには、アカミドリは《火矢》で19点のダメージを出す必要があるんだが」

晶華「私は25点のダメージを出したのよね。結果は同じってことか。さすがは私」

NOVA「あえて言うなら、ヒノキ姐さんの行動が変わっていたかもしれないな。残り3点の相手なら、丸子の槍でトドメを刺せる可能性が高かったが、残り11点のホブゴブリンだったとしたら、あえて攻撃したかどうか。先に雑魚を倒して、ホブゴブに対する支援効果を削る選択をしていた可能性が大きい。まあ、今さら戦況を巻き戻すつもりもないんだが、次からは気を付けようと思う」

晶華「本当に気を付けなさいよね」

NOVA「最後の一つは、お前のミスだぞ」

晶華「え?」

NOVA「お前の【速射】技能だけど、まだ修得段階は初歩だから、同じ敵に2回射撃はできるが、別々の敵を狙うことはできない。それができるようになるのは、習熟に達したときだ」

晶華「だったら、早く習熟に達したいところね。次の成長の目標ができたわ」

NOVA「まあ、そのシーンも、一射めはダメージが通らず、二射めで敵一体を倒した流れだったから、結果的に同じ展開だったんだけどな。とにかく、ルールの運用ミスで大きく展開が変わるような場合は、うわあ、と感じるが、今回の場合は結果は同じなので気にする必要はあまりない、という結論なんだな」

晶華「それでも気にしちゃう神経質さんがNOVAちゃんなのね」

NOVA「まあ、気にするというか、たとえ、それがミスであっても、ルールについて吟味して語り合うのって、ゲーマーとしては楽しいんだぞ。俺は『こんなミスをやらかしちゃいました』ってのをネタに楽しく語れる男だから、これからもどんどん楽しいミスをしていくぞ」

晶華「こらこら。そこまで開き直っちゃダメでしょう。ミスなんて、しない方がいいのは確かなんだから」

NOVA「しかし、ミスからも学べることはある。ドント・ビー・アフレイド・オブ・メイキング・ミステイクスって奴だな」

晶華「『ミスることを恐れるな』ってことね。ただし、自分のミスで人に迷惑を掛けてしまったときは、きちんと謝りましょう」

NOVA「迷惑を掛けたのかどうかは分からんが、先に謝っておこう。ゴメンなさい」

晶華「はい、よくできました」

NOVA「って、最後のはお前のミスだろうが」

晶華「子供の不始末は、親の不始末よ。親が謝るのは当たり前じゃない。それに、この記事を書いているのはNOVAちゃんだし、NOVAちゃんが謝るのは当然なの」

NOVA「そいつは確かにその通りだが、お前に偉そうに言われるのはどうもな」

晶華「親は、子供から学ぶもの。そう言ったのは誰かしら」

NOVA「それは子供に対しても親は時として謙虚たれ、と言うことだ。決して、子供に偉ぶらせていいってものじゃない。子供が慢心に駆られたときは、親はそれを諫める義務がある。子供に好き放題に威張らせるのは、俺の教育理念じゃねえ」

晶華「はい、そういう話はもういいから、そろそろ本編に行きましょう。前置き雑談終了」

 

続きを読む

令和VS珠保ゴブスレ対決5(仇討大殺陣)

前置き必殺話

 

晶華「ねえねえ、NOVAちゃん」

NOVA「何だ? 俺としては、さっさとクライマックス戦闘を書きたくて、うずうずしているんだが」

晶華「どうして、前回は必殺まみれだったのよ? ここにゴブリンスレイヤーTRPGリプレイを期待して読んでくれた読者さんが、過剰な必殺推しで引いてしまったりしないかしら」

NOVA「ああ、その可能性はあるかもしれないな。だが、当ブログのゴブスレリプレイは最初から必殺シリーズとのコラボで書いているのは、うちの読者なら周知の事実のはず」

晶華「え、そうだっけ?」

NOVA「これが、ゴブスレ妄想リプレイの第一回だ」

晶華「ええと、シンカリオンとか電王とコラボしているのは一目瞭然だけど、どこに必殺?」

NOVA「サブタイトルを見ろよ。『集まりて候』だろうが。これは必殺シリーズ第4弾『暗闇仕留人』の第一話なんだよ」


暗闇仕留人 BGM(No.タイトル 不明)その1

晶華「暗闇仕留人? 必殺って付いていないじゃない」

NOVA「それでも必殺シリーズなんだよ。中村主水が出ているし。それと第3弾の『助け人走る』も必殺付いていないけど、必殺シリーズだというのは、シリーズファンなら常識だ。ゲスト出演だけど、第12話の『同心大疑惑』の回で中村主水が出ているし」

晶華「何で、必殺が付いていないの?」

NOVA「それには複雑な事情があって、シリーズ2作目の仕置人の放映時期に『必殺に影響されて殺人事件があったというデマ』をメディアが吹聴したらしい。それでタイトルを自粛したようなんだな。助け人も当初は、『殺しではなく人助けが目的のチーム』という売り文句だったんだが、回が進むにつれてハードな様相を呈していく。24話の『悲痛大解散』はシリーズ初の殉職者が出て、それまでの比較的明るい作風が一気にドーンと落ち込んで、しかし、それでもハードな状況で物語は続いていく。

「本当の最終回は36話の『解散大始末』で、この回でも宮内洋さん演じる龍が、仲間を助けるために殉職する形で終わる。まあ、宮内さんのことだから、『刀で斬られた後、水落ちしただけじゃあ死なない』と俺は思ったけどな。後の作品でひょっこり『実は生きていた島帰りの龍がゲスト出演するんじゃないかな』と期待もしたんだが、いまだに実現せず」

晶華「って、期待も何も、NOVAちゃんが必殺を初めて見たのは、83年の仕事人IIIからでしょう? 助け人って何年の作品よ?」

NOVA「質問の多い奴だなあ。まあ、話が弾んで深まる質問だからOKだけど。助け人は73年だから、俺が2歳の時だなあ。ちょうど、今のお前と同じ年の頃だ。当然、精霊少女じゃない人間の俺は物心ついていないので、リアルタイムじゃ見ていない。再放送で見ただけだが、この宮内さん大暴れの最終回を見たときの感想は、

 

『橋から敵を抱えて転落した龍。その時、遠くから赤い改造車が爆音上げて走ってくる。そして、赤いスーツを着た謎のヒーローが鞭を武器に大立ち回りして、復讐の風、熱い風、追って追って追いつめるような展開』

 

 が脳裏に浮かんだんだよ」

 

晶華「……もう、それって番組が違うし。『快傑 助け人Z』という別の作品だと思う。島帰りの助け人が、さすらいの私立探偵に転職するようなものね」

NOVA「まあ、リアルタイムじゃ絶対に出て来ない感想だな。73年だったら、まだ仮面ライダーV3の時代だが、厳密にはV3の終了後すぐに島帰りの龍が助け人チームに合流する形だ。つまり、ライダーマンに4号の称号を与えて、その後、デストロンを壊滅させた風見史郎が時空転移に巻き込まれて、気がつけば島帰りの男になって、そこから元の時代に戻る手掛かりを探しながら、助け人の助っ人として参加する。その後、かつてのライダーマンのように、自分の身を犠牲にして誰かを救うフラグを立てたおかげで、橋から落ちた後、元の世界線に戻れたわけだ。すると、後輩のXライダーが悪の組織GODと戦っていたので、またもや助っ人に入ったって話の流れなんだな」

晶華「宮内さんの話はもういいから」

NOVA「そうか? だったら、同じ竜の組紐屋さんの話か、同じライダー俳優の花屋さん(後に鍛冶屋さん)の話にするか?」

晶華「いいえ。NOVAちゃんの今のお仕事は、ゴブリンスレイヤーの記事書きに専念することよ。必殺コラボまでは許してあげるから、それ以上の脱線迷走は自粛するように」

NOVA「シクシク」

 

続きを読む