花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、ソード・ワールドのミストグレイヴ妄想リプレイ「魔神ハンター」を終了に向けつつ寄り道迷走気味。

ゴブスレ妄想リプレイのキャラ成長2(令和VS珠保編)

ゴブスレ映画を前に

 

NOVA「いよいよ、明日からゴブスレ映画の上映開始だ。今回は、スペシャルゲストのあいさつ動画を用意した」


『ゴブリンスレイヤー ゴブリンズクラウン』2月1日劇場上映開始! ゴブリンスレイヤー役・梅原裕一郎さんカウントダウンコメント

 

ヒノキ「って、アニメ版のゴブスレ声優殿ではござらんか」

NOVA「うむ。続いて、俺の贔屓な妖精弓手ちゃんにも来てもらった」

 


『ゴブリンスレイヤー ゴブリンズクラウン』2月1日劇場上映開始! 妖精弓手役・東山奈央さんカウントダウンコメント

 

晶華「メインヒロインの女神官さんにも来てもらいましょうよ」

 


『ゴブリンスレイヤー ゴブリンズクラウン』2月1日劇場上映開始! 女神官役・小倉 唯さんカウントダウンコメント


『ゴブリンスレイヤー ゴブリンズクラウン』2月1日劇場上映開始! 令嬢剣士役・上坂すみれさんカウントダウンコメント


『ゴブリンスレイヤー -GOBLIN’S CROWN-』本予告

 

NOVA「あとは、劇場版の原作となる小説の5巻めと……」

 

ゴブリンスレイヤー5 (GA文庫)

ゴブリンスレイヤー5 (GA文庫)

 

 

NOVA「先日、公開された動画リプレイの第一話も貼り付けてみるわけで」

 


ワケアリ冒険者達の「ゴブリンスレイヤーTRPG」第01話【儀式と廃坑の街 ペルフェクト】

 

ゲンブ「おお。にわかに、いろいろ盛り上がって行く流れでござるな」

NOVA「ああ。このビッグウェーブの勢いに、うちのブログもちょっくら乗っからせてもらおうかな、というわけだ。何とか1月中に予定どおり、令和を守るためのリプレイも終わったんだしな」

晶華「ところで、今回GMをしてくれたアストは?」

NOVA「あいつは仕事が終わったので、もう疲れた、これ以上は付き合ってられんと言って、さっさと自分の星に帰ったぞ」

晶華「自分の星って……ああ、アステロイド監視所のことね」

NOVA「もしも、アストの追っかけをしたいという奇特な御仁がいれば、別ブログのGTライフでも覗いてみれば、いいんじゃないかな。それはともかく、こっちはこっちで、2回目の冒険を終えたジャン一行の成長をしておこうと思う」

晶華「うん。それはいいけど、NOVAちゃんはゴブスレ映画をいつ見るつもりなの?」

NOVA「土曜は仕事なので、日曜日に行こうと思っている。ついでに、買い物もしたいしな」

ダンジョンズ&ドラゴンズ モルデンカイネンの敵対者大全 第5版

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黒曜等級への昇格

 

NOVA「では、ここからTRPGのルールにちなんだ話だ。前回の冒険で、我々は銀貨総計133枚と、経験点1500点、成長点5点を手に入れたんだが」

ヒノキ「令和という一つの時代を救ったにしては、寂しい報酬じゃな」

NOVA「仕方ない。その話は、あくまで当ブログ限定のフレーバーネタでしかなく、実際にプレイしたシナリオは、原作者が白磁等級の初心者冒険者を苦しめるために作ったダンジョンだからな。本来は作り立ての冒険者対応シナリオだったが、それを1回冒険を経験したキャラが攻略したらどうなるかを試してみた次第」

晶華「1レベル対応シナリオを、2レベルキャラでプレイしたのだから、クリアできて当然ね」

NOVA「それでも、最悪13体の雑魚ゴブリンを一斉に相手するような局面だったら、誰か犠牲者が出てもおかしくはなかったぞ。ダイス目のおかげで11体のゴブリンを誘い出して、半数をトイレで爆死させ、残り半数も瀕死に追い込めたからこそ、最後の大広間で楽ができたんだと思う。もしも真正面から大群と戦っていれば、接近戦の苦手なアカミドリも乱戦に巻き込まれたかもしれないし、何度もダイスを振っているうちにファンブルも1回じゃ済まなくて、思いがけない不運で押し負けていた可能性は十分にある」

ヒノキ「こちらのペースで戦場を構築できたことが何よりも幸いじゃったな」

NOVA「アカミドリが召喚した精霊が、1レベルのノーマルではなく、3レベルのフリースピリットというのも火力的に大きかったし、ここぞという時のダイス目も有利に回ったな。唯一、ゲンさんの防御ファンブルだけはヒヤッとしたけど」

ゲンブ「かたじけないでござる。防御力には自信があったので、いきなり16点のダメージを受けてしまうとは、まさに想定外」

NOVA「防御ファンブルの恐ろしさを味わったな。なお、それも実はルール裁定が間違っていて、『盾受けのファンブルは、盾の装甲が加えられないだけで、それ以外は有効だった』んだよ。つまり、用心棒はあの時、6点は防ぐことができて、10点ダメージで済んでいたことになる」

ゲンブ「何と。鎧や防護呪文の装甲は有効であったか」

NOVA「ただし、その際に発生した痛打で、装甲が0になってしまう効果もあるので、やはり防御ファンブルが恐ろしいことには変わりない。さらに、防御ファンブルでは因果点で切り抜けることもできないからな。ここぞというところでは振らないに越したことはない」

ヒノキ「新兄さんもファンブルを2回振っておったではないか。何を偉そうに」

NOVA「俺の場合は、最初のスリングを射ったときと、先制判定で動けなかったときだけです。大体、便所掃除を頑張ってして厄払いしたからいいじゃないですか。もう、責めないで下さいよ」

晶華「今回、一度もファンブルしなかったのは私だけね。リナ老師も先制判定でファンブルしたんだし」

ヒノキ「わらわの場合は、罠解除の時にファンブルをしなかったのが何よりじゃ。あの場面で罠解除に失敗し、大きな物音を立ててしまえば、何の準備もしないままにゴブリンの襲撃を受けて大ピンチじゃったろうからな」

NOVA「結局、どのタイミングでファンブルしてしまうかが、そのキャラ、時にはパーティーの運命の分かれ道なんだよな。ここぞというところで最悪の選択をしてしまう奴とか、最悪の出目を出してしまい、立て直すこともままならないような奴とは、お友達もしくは運命共同体になりたくないものだぜ」

ゲンブ「グサッ。た、大変済まないでござる」

NOVA「あ、いや。ゲンさんのことじゃなくて、別の心当たりの話だ。ゲンさんは、しっかりマッスル太郎のリプレイで頑張ってくれよ。あんたは責任感に溢れた立派な騎士だし、義理人情的にも信頼できる男だ。まかり間違っても、俺の楽しみや仕事の邪魔をしてくるようなマネはしないし、無意味な質問の連発で俺を辟易させたりもしない。

「大体、ゲンさんの用心棒がいなければ、騎士とは名ばかりの紙装甲なジャンだと前衛はなかなか務まらない。このパーティーには前衛の壁である用心棒さんは絶対に必要なんだ。これからもしっかり支援して差し上げますから、みんなを守ってやって下さい。是非ともお願いします」

ゲンブ「うむ。間違ってクリティカル攻撃を喰らったような気分でござったが、その後で癒しの呪文を掛けられたので救われたような……」

晶華「無意識な発言で人を傷つける言葉のファンブルには気を付けないとね。言葉の暴力は、やっぱり意識的に相手を狙ってやらないと」

ヒノキ「こらこら。恐ろしいことをさらっと言ってのけるんじゃない。そういう黒いことは、ここぞという時まで口に出さずに、腹の中に引っ込めておくものじゃ」

 

NOVA「プレイ中の反省会はこれぐらいにして、何だかんだ言って、うまく仕事が片付いたんだ。明るく楽しく成長作業をしようぜ。まずは、仕事料の分配からだが、銀貨133枚のうち一人30枚で、残り13枚は5枚をアカミドリの矢の補充代に当てる。そして残り8枚を2枚ずつ分配して、結局、一人32枚ということでどうだろうか?」

ヒノキ「32枚か。まあ、そんなところじゃろうな。本当は、もっと身入りのいい仕事をしたいところじゃが」

NOVA「しょせんは白磁等級でしたから。しかし、2回目の冒険を終えた今、我々は黒曜等級に昇格したのであります」

晶華「何が違うの?」

NOVA「うむ。冒険者ギルドから請け負う仕事料の相場が、一人当たり銀貨10枚から15枚に増える。つまり、基本収入が1.5倍、すなわち150%になるのだ」

晶華「まだまだね。今の時代だったら1000%に増えないと」

NOVA「それって、10倍じゃないか。仕事料100枚以上って銅等級、すなわちゴブスレさんの銀等級の一歩手前レベルだぜ」

晶華「ゴブリンスレイヤーTRPGなんだから、やっぱりゴブスレさんを目指さないと」

NOVA「ええと、ゴブスレTRPGでゴブスレさんの銀等級に至るには、冒険者レベル6、冒険回数29回に達しないといけません。銅等級でも22回。半年で2シナリオの今のペースだと、5、6年以上は掛かってしまう計算になるんですが」

ヒノキ「毎月1シナリオでも、2年近く掛かる計算になるのう」

NOVA「それが仕事で収入になるなら、喜んでやらせていただきますけどね。さすがに、他にもやりたいことや、するべきことがいろいろある以上は、ゴブリンスレイヤーだけに時間を費やすわけにはいきませんので、そこはのんびりプレイを楽しみたい、と」

晶華「次の等級は何?」

NOVA「鋼鉄等級だな。原作の女神官ちゃんも現在はこのレベル。ルール上は、冒険者レベル3で、冒険回数4回を必要とする。公式リプレイの2巻目が出れば、その段階に達するだろう」

晶華「じゃあ、私たちもその段階を目指したいところね」

NOVA「次のシナリオをいつするかは未定だ。先にマッスル太郎を終わらせないと、ネタが風化してしまうだろうしな。だが遅くとも、ゴブスレはTRPG発売1周年の5月までにはもう一回プレイしたいと思っている。ルールブック所収のシナリオがもう一本あるし」

晶華「オリジナルシナリオは作らないの?」

NOVA「プレイするRPGがゴブスレしかないのなら、作らざるを得ないこともあるだろうが、他のゲームも合わせれば、わざわざ自分で作らなくても、いっぱい手持ちのシナリオがあるからなあ。雑誌掲載のミニシナリオを消化してもいいし、『出版後の1年以内はシナリオの公開ネタバレは原則として禁止』という2次創作上の公式推奨マナーは極力守る形で、後追いフォローをしていければなあ、と思っている。というか、いろいろなゲームで買ったシナリオが本当にいっぱいあるわけで、何らかの形で楽しく使わないと損だなあ、と感じたりもしている次第」

ヒノキ「シナリオの商品価値をいかに上げるかは、TRPGのデザイナー側が常に考えてきた問題と聞くぞ。昔は、シナリオを買うのはゲームマスターだけで、ルールブックほどには売れない、という話も聞いたものじゃ」

NOVA「近年は、その傾向が少し変わってきたという話も聞きます。先に動画リプレイで配信されたシナリオを『原作小説を読むような感覚』で購入したり、『攻略本感覚でシナリオを買う』という客層もいるそうで。ある意味、映画を見て設定資料を買うのと似た層が、シナリオを自分たちが楽しんだリプレイの補完資料として求める流れができると、面白いんじゃないかなあ、と。少なくとも、俺自身はロードスのリプレイを読んだ後で、同じシナリオを自分たちでもプレイしたいと思った人間だし」

晶華「じゃあ、NOVAちゃんのリプレイを読んで、ゴブスレシナリオを買いたい人が出てきたら、NOVAちゃんは嬉しいってことね」

NOVA「いや、まずはルールブックを買えよとか、原作者のシナリオは商品じゃなくてネットで公開されているよとか、いろいろ言えるんだが。それと、俺としてはルールブックをもう一冊買うべきかどうか悩んでいる」

晶華「どうして?」

NOVA「俺の持ってるのは初版第一刷なんだが、その後、エラッタ(ミス修正)が施された版が後から出て、モンスターデータのゴブリンチャンピオンやゴブリンロードがそれぞれ原作に比べて弱すぎるというファンからの指摘が為され、それぞれが『真のチャンピオンやロードのフリをした紛いもの』だという改訂が為されたと聞く。ゴブリンファイターとかゴブリンチーフに改名されたようだ。一応、ネット上で公開されているエラッタはこんな感じだな」

https://ga.sbcr.jp/sp/goblin_slayer_trpg/gstrpg_eratta_191224.pdf

 

晶華「あら。マジックアローがマジックミサイルに改名されている」

NOVA「そうなんだよ。俺が前回の記事で、『マジックミサイルは間違いで、マジックアローが正解』とルールブックに基づいてミスを報告したと思ったら、肝心のルールブックの方が『マジックアローは間違いで、マジックミサイルが正解』と修正していたんだな。まあ、エラッタを細かくチェックしていなかった俺も悪いんだが。結局は、マジックミサイルと記した俺が正しかったということになる。今回、わざわざ間違えた方向に修正する前に、気づいて良かったぜ」

ヒノキ「じゃが、公開された場でリプレイを続ける以上は、いつまでもミスだらけのルールブックに基づくわけにもいかんのう」

NOVA「そうなんだ。そのうち、アップデートされたルールブックを買った方がいいのかな、とも思うが、表紙絵が全く同じなので、書店でビニル包装されている本を手にしても、改訂前なのか改訂後なのか判別できん。わざわざ買って、中身を見たら改訂前の旧版だったりすると勿体ない。できれば、発売後2、3年経って、ソード・ワールドみたいに改訂版ルールブックが出てくれると嬉しいんだけどな」

ヒノキ「そこまでサポートが続けば、御の字じゃな」

NOVA「映画公開後のアニメ展開がどうなるかだろうな。TVの第2期を放送してくれたら、半年前に入門したファンとしてはきちんと追っかけることを約束する」

晶華「それよりも、キャラ成長の続きをしましょうよ」

 

冒険者レベルについて

 

NOVA「さて、今回、経験点を1500点ゲットしたので、累積経験点が6000点になった。しかし、冒険者レベルを3に上げるには、7000点が必要になる。すなわち、今回は冒険者レベルが上がらない。レベル2のままなんだ」

ヒノキ「わらわの斥候レベルは4じゃがな」

NOVA「この辺のルールは、ソード・ワールド(SW)の経験者が混乱する可能性があるのだが、SWだと職業レベルが冒険者レベルに連動している。職業技能の最大レベルが冒険者レベルとして扱われるので、ヒノキ姐さんの丸子がもしもSWのキャラだったら、スカウトレベル4なら冒険者レベルも4になる。一方、ゴブスレでは、累積経験点が冒険者レベルになるD&D仕様と、経験点消費によって職業レベルを購入するSW仕様を混ぜている。だから、俺のジャンみたいに3つの職業をつまみ食いしているキャラも、丸子みたいな一点特化型のキャラも、冒険者レベルは同じ2という扱いになるんだ」

晶華「冒険者レベルが上がると得するのは何?」

NOVA「主に呪文抵抗などの抵抗系判定の基準値が上がること。等級が昇格するための条件。それに技能の成長段階の制限が緩和されることだな。レベル1だと修得技能は『初歩』までだが、レベル2〜3で2段階めの『習熟』にまで上昇でき、レベル4〜5で3段階めの『熟練』まで上げられるが、まあ先の話だな。その後、4段階めの『達人』、5段階めの『伝説』があるわけで、そこまで上げるには、少なくとも9レベル、66000点の累積経験点が必要だ」

ヒノキ「1回の冒険で1000点得たとして60回、因果点ボーナスで1500点得たとして40回以上の冒険が必要になるわけじゃな」

ゲンブ「毎週1シナリオをプレイすれば1年ほど、毎月1シナリオをプレイすれば4年か5年ほど掛かる計算でござるな」

NOVA「さすがに社会人はそこまで暇じゃない。それと、技能の段階を上げるためには成長点を消費しないといけないんだが、1回の冒険で得られる成長点は3点が基準。そして、冒険者レベルの向上によってボーナス成長点が与えられる。前の成長の時は2レベルになったので、成長点が18点もらえたが、今回はレベルアップがないので成長点は5点だけ。ちょっと地味な成長になりそうだな」

ヒノキ「1回めの冒険を達成した後は、いろいろ成長できて、2回めはやや停滞して、続きを渇望するようになり、3回めでまた派手に成長。そして4回めの冒険で、晴れて鋼鉄等級に昇格して、初級冒険者から中級冒険者として扱われるようになる感じじゃな」

NOVA「ということで、ここから先は個別に地味なキャラ成長を見ていきたいと思う」

晶華「私は派手な成長が好きなのに」

NOVA「ゲーマーとしては、一気に派手にいろいろできるようになっても、キャラの能力を扱いきれないので、自分のキャラの能力をコツコツ把握していく時間も楽しいと思うんだけどな。地道な努力、俺は嫌いじゃないぜ。まあ、地道な努力を面白く見せるというのもエンタメ芸の一種だと考えるし。人生の8割は地道な日常生活で、残りの2割は山あり谷あり。山ばかりでも疲れるし、谷ばかりでも気分が滅入る。だったら、地道な日常を妄想回路でどれだけ楽しめるかが、人生を退屈させないコツかな、と」

晶華「結局、行き着くところは妄想なのね」

NOVA「いや、トゥインクル・イマジネーションと言い換えて、キラヤバ〜な世界に浸ることも可能だが」

晶華「1年前は、キラヤバ否定論者だったのに、完全に洗脳されているし」

NOVA「オヨ〜から、フワァに切り替わるかは未定ルン」

晶華「もう、それはいいし」

 

蜥蜴用心棒のキャラ成長

 

ゲンブ「では、我の成長タイムでござる。まずは、経験点1500点をどう使うかだが、戦士を4レベルに上げるには2000点必要なので、 竜司祭を3レベルに上げるのがいいと思う。そして、新しい呪文であるが、原作小説でも大活躍の《竜牙兵》(ドラゴントゥースウォリアー)というのが面白そうではないだろうか」

NOVA「おお、そいつは前衛のいい壁になってくれそうだな。ノーマルの竜牙兵はレベル2で生命力20、装甲3のモンスター。ホブゴブリンの攻撃でも2ラウンドは持ち堪えてくれそうだ」

ゲンブ「アッキー殿の精霊召喚を見ていると、自分も戦闘時の手数は多い方が楽しそうだと考えてな。召喚呪文が割と初期から使えるのも、当ゲームの魅力だと考える。しかも、呪文発動時のダイス目が良ければ、いきなり強力なモンスターを呼び出すことも可能。竜牙兵の場合、発動達成値が20だとレベル4の棘竜牙兵(スピノ)にバージョンアップするのもいい」

NOVA「それには、ダイス目で10を出さないといけないんだが」

ゲンブ「まあ、それは上手く行けばラッキーぐらいに考えている。それと、呪文使用回数は自然には伸びないので、技能として【魔法の才】を習得した。さすがに、竜牙兵を召喚したから、他の術を使う余裕がなくなりました、と言うのでは悲しいでござるからな」

NOVA「買い物はどうするんだ?」

ゲンブ「本当なら、強い武器や防具を買いたいところだが、銀貨32枚の報酬じゃ無理なので、今回は断念。一応、《竜牙兵》の術を使うのに『竜司祭の触媒入れ』が必要らしいゆえ、それを銀貨30枚で購入したのみ」

NOVA「戦士よりも、術士としての能力を高めたってところだな。竜牙兵の活躍を期待しているぜ」

ゲンブ「本人も次はファンブルに負けずに、前衛の壁として沈まないように頑張りたいでござる」 

●蜥蜴用心棒(蜥蜴人、歩兵出身、来歴:孤児、邂逅:親友)

冒険者レベル2(累積経験点6000点)

第1能力値:体力3、魂魄3、技量2、知力1

第2能力値:集中4、持久3、反射3

   生命点23、移動力16(14)、呪文抵抗8、呪文使用回数3

 

職業レベル:戦士3レベル竜司祭3レベル

冒険者技能:免疫強化、盾、忍耐、頑健、護衛、武器:剣、挑発、強打攻撃・斬、魔法の才(残り成長点3)

一般技能:暗視、竜の末裔

 

修得呪文:小癒(ヒール)、竜鱗(ドラゴンスケイル)、竜牙兵(ドラゴントゥースウォリアー)

呪文行使値:10

 

武器:ブロードソード(命中8、斬修正2、威力1D6+3)

防具:レザーアーマー(回避8、装甲2プラス竜鱗1)

        タージェ(盾受け13、装甲合計7)

 

所持品:冒険者ツール、携帯食7日分、衣服、治癒の水薬、不味い酒(スタミナ・ポーション)×2、竜司祭の触媒入れ(移動力マイナス2)

所持金:銀貨10枚

 

ツラヌキ・丸子のキャラ成長

 

ヒノキ「わらわの職業成長は、今回なしじゃ。斥候レベルを5に上げるには、2500点の経験点が必要。次の成長機会まで経験点は温存せざるを得ない」

NOVA「でも、成長点での技能習得と、買い物ぐらいできるでしょう?」

ヒノキ「一つ考えたのは、武器のショートスピアを両手使用のノーマルスピアにバージョンアップさせるかどうかじゃな。これによってダメージは3点増えるものの、左手装備の小盾バックラーが持てなくなる。ノーマルスピアは片手使用も可能じゃが、そうすると命中がマイナス4もされる上、片手使用だとダメージもショートスピアと変わらないので、武器を買い替える意味がない。バックラーによる受け流し回避ボーナスを1点減らして、さらに盾受け装甲2点をなくしてダメージを3点上げるべきか、それとも現状のまま留めるべきか、新兄さんはどう思う?」

NOVA「う〜ん、攻撃重視か、防御重視かの選択ですね。俺に言わせれば、丸子の回避15というのは黒曜等級冒険者としては破格の数値です。ルールブックに載っている最強のゴブリン、レベル7のゴブリンロード改めゴブリンチーフですら、命中基準値13ですからね。まず、そこらの雑魚では丸子に当てることが不可能です。まあ、丸子がファンブルを出せば話は別ですが、その場合、回避がいくら高くても関係ない。つまり、極端な不運でのみ当てられてしまうデータであれば、それが1点減少しようが大差ないんじゃないでしょうか。

「そして、対ボスキャラ戦だと、相手の装甲が高いためにダメージの1点、2点の差でさえ、装甲を越えてダメージを与えられるか、それともカーンと弾き返されて無駄に終わるかは、大きな差となってきます。あと2、3点ダメージが多ければ倒せていたのに、という局面は結構あると思いますよ」

ヒノキ「なるほど。攻撃は最大の防御という言葉もあるしのう。ならば盾を捨てて、ノーマルスピアという選択もあり、ということか。問題は、盾の受け流し効果を得るために修得した【受け流し】技能じゃが」

NOVA「両手使用なら、ノーマルスピアにも受け流し修正が付きますよ。ただし基準がバックラーの+1と違って、0なので『初歩』じゃ効果を発揮しませんが。一部の武器が持つ受け流し効果は0が多く、『受け流し技能の習熟』があって初めて効果を持つわけです」

ヒノキ「【受け流し】を習熟に上げるには、10点の成長点が必要じゃな。今は7点しかないので無理じゃ」

NOVA「経験点を500点消費すれば、成長点を1点買えますよ」

ヒノキ「いくら何でも割に合わんわ。しかし、今回はノーマルスピアに買い替えて、攻撃力アップ。次の成長時に、減った回避を【受け流し】技能の習得と、斥候レベルの向上で一気に上昇させるというのは、ダイナミックな成長手段という気がしてきた。うむ、今回はそうするとしようかの」

●ツラヌキ・丸子(圃人、酒場亭主出身、来歴:孤児、邂逅:師匠)

冒険者レベル2(累積経験点6000点、未使用経験点1500)

第1能力値:体力2、魂魄4、技量4、知力3

第2能力値:集中1、持久2、反射5

   生命点20、移動力24、呪文抵抗11、呪文使用回数0

 

職業レベル:斥候4レベル

冒険者技能:隠密、機先、観察、忍耐、手仕事、体術、武器:槍、刺突攻撃、受け流し

一般技能:調理、生産業:農業(残り成長点7)

 

武器:スピア(片手:命中6、刺修正1、威力1D6)

    (両手命中10、刺修正1、威力1d6+3)

  石ころ(命中9、射程10メートル、威力1d3)

        

防具:レザーアーマー(回避14、装甲2)

        バックラー(盾受け17、装甲合計4)

 

所持品:冒険者ツール、携帯食7日分、衣服、ヒールポーション、鍵開け道具、調理道具、解毒薬×2

所持金:銀貨10枚

 

アカミドリのキャラ成長

 

晶華「次は私だよ。野伏を3レベルに上げて、弓矢の命中が1点上昇。成長点は【速射】の習熟に向けて、今回は温存しておく。

「お金は39枚あるんだけど、野伏らしく防寒具のマントを銀貨10枚で買っちゃった。今回、愛用のフード付きマント(衣服の一部扱い)をフローラさんの遺体を包むのに使ったから、新しい上質のマントを自分へのご褒美に買った感じだね。これで寒さや太陽の熱から身を守る判定に+1ボーナスなんだけど、元々体力がないアカミドリには役に立つのかなあ。

「今後強くなるためには、ロングボウが欲しいんだけど、銀貨115枚もするから今は手が出ない。でも、少しずつ自分の理想のキャライメージに育てて行けるのはいい感じかも。欲しいものはいっぱいあるんだけど、それにはしっかり働かないとね」 

●赤い翠星アカミドリ(森人、半森人出身、来歴:孤児、邂逅:取引相手)

冒険者レベル2(累積経験点6000点)

第1能力値:体力1、魂魄3、技量3、知力3

第2能力値:集中3、持久1、反射4

   生命点16、移動力28(22)、呪文抵抗9、呪文使用回数4

 

職業レベル:野伏3レベル精霊使い3レベル

冒険者技能:弩弓、応急手当、忍耐、速射、追加呪文:精霊術、魔法の才、刺突攻撃、呪文熟達:支配呪文

一般技能:暗視、精霊の愛し子、職人:木工(残り成長点7)

 

修得呪文:火矢(ファイアボルト)、酩酊(ドランク)、精霊使役(コントロール・スピリット)、命水(アクアビット

呪文行使値:9(支配呪文は10)

 

武器:ショートボウ(命中10、速射命中6、威力1D6、射程60m)

         矢筒2セット(矢10本×2、移動力マイナス2×2)

        

防具:レザーアーマー(回避7、装甲2)

 

所持品:冒険者ツール、携帯食7日分、衣服、手当道具5つ、強壮薬、解毒薬×2、木工道具、マント(移動力マイナス2)

所持金:29枚

 

学術騎士ジャンのキャラ成長 

 

NOVA「トリを飾るジャンだ。今回、神さまに憑依されるロールプレイをやってしまったので、神官レベルを上げないと仏に申し訳が立たんと思い、知識神官3レベルに上げたわけだが」

ヒノキ「覚知神じゃないのか?」

NOVA「覚知神の神官って、現状のルールでサポートされていないんだよ。その代わりに、神ロールプレイを正当化させるために、新たに《天啓》(インスピレーション)の呪文を習得した。これは知識神専門の奇跡で、GMにYESかNOで答えられる質問ができるんだ。

「例えば、『この洞窟には、ゴブリンが10体以上いるかどうか?』『この洞窟には、隠し通路の罠があるかどうか?』『人質はまだ生きているかどうか?』など、いろいろと神のお告げがもらえる。もちろん、愚かな質問やつまらない質問、的を外した質問を繰り返すと、GMから『俺にそのような無意味な質問をするな』とか言われて、絶縁宣言されてしまい、信仰の危機に陥ってしまうわけだが」

ゲンブ「リアルを踏まえたブラックジョークでござるな」

NOVA「本当に、つまらない質問を連発する信者って、神さまが扱うのも大変だと思うんだよな。まあ、ここから信仰論に寄り道すると、思いがけず長い話になりそうなので割愛。仮にゲームの中でも、質問の権限が与えられているのなら、シナリオの流れに沿った建設的な質問をすることで物語に貢献するような知恵を発揮したいなあ、と思うわけです」

ヒノキ「情報収集系への特化を目指すわけか」

NOVA「ええ。そして【博識】技能も『習熟』に持って行きました。これは冒険者技能ではない一般技能なので、成長点5点で習熟できます。これで、博識判定にボーナス+2がついて、基準値9で知識が得られます。さらに、武器もヘビーメイスに買い換え。接近戦をどれだけ行うかは分かりませんが、一応、騎士なので、武器もそろそろ強いものにしておいた方が、いいかな、と」

晶華「ところで、ジャンは聖印を買わないの?」

NOVA「欲しいよな。だけど、銀貨50枚もするんだよ。SWだと聖印がなければ、信仰呪文が使えないけど、このゲームだと聖印があれば信仰呪文の発動に+1のボーナス付き。なくても呪文を使えるけど、有ればもっと威力を発揮するという形。まあ、今回は武器に金を使ったし、聖印は次回の楽しみにしよう。もしかすると、真言呪文の発動体の方を優先するかもしれないけど」

●学術騎士ジャン(只人、騎士出身、来歴:戦場、邂逅:部下)

冒険者レベル2(累積経験点6000点、未使用経験点500点

第1能力値:体力3、魂魄3、技量3、知力4

第2能力値:集中2、持久3、反射1

   生命点22、移動力9、呪文抵抗6(対精神+1)、呪文使用回数3

 

職業レベル:戦士2レベル、神官3レベル(知識神)、魔術師1レベル

冒険者技能:荷重行動、投擲武器、怪物知識、追加呪文:真言呪文、魔法の才、頑健、

一般技能:長距離移動、騎乗、沈着冷静、鑑定、交渉:説得、神学、博識(習熟)、文献調査、信仰心:知識神

 

修得呪文

 ・信仰系:小癒(ヒール)、沈黙(サイレンス)、天啓(インスピレーション)

 ・真言系:力矢(マジックミサイル)、火与(エンチャント・ファイヤ)

呪文行使値:信仰8真言7

 

武器:ヘビーメイス(命中8、威力1D6+2)

        スリング(命中8、威力1D3+1、射程30m)

        石弾袋(スリング弾数10、移動力−2)

防具:レザーアーマー(回避6、装甲2)

        ラウンドシールド(盾受け10、装甲合計5)

 

所持品:冒険者ツール、携帯食7日分、衣服、治癒の水薬×2、解毒薬、強壮薬

所持金:銀貨14枚   

 

後書き 

 

ヒノキ「今回は、何だか物足りない成長だと思うぞ」

NOVA「レベル1からレベル2は一気に成長点ももらえて、いろいろと出来ることを増やせたって感じですね。今回は、冒険者レベルが上がらなかったので、次に備えて貯めておくという感じ。だからこそ、次の成長に向けての冒険が早くしたいってモチベーションが湧くんでしょうが、俺としては少し充電期間が欲しいですね。とりあえず、去年の夏から予定していた『令和VS珠保のイベント』も一区切り付いたので、今後のブログ運営の方向性を検討する時期に入ったかな、と思っています」

ヒノキ「方向性と言っても、ここではTRPG話を中心に展開するのは変わらんのじゃろう?」

NOVA「ええ。次回は、先送りにしていたロードスの魔術師の話をやって、それが済んだら、俺と晶華は自分の塔に戻ります」

ヒノキ「その後は、わらわとゲンブで、マッスル太郎の続きをプレイするという形じゃな」

NOVA「大体、それが終わる頃に、花粉症の季節到来で、俺の勢いが減退すると思うので、ゴブスレTRPGのことを考えるのは、やはりゴールデンウィーク前後だと思います。まあ、映画見て、原作の12巻は読むでしょうから、その感想ぐらいは語るでしょうが」

ヒノキ「うむ。では、次の冒険の日を楽しみにするとしよう。だが、今度は令和の平和がどうこうとか、必殺コラボとか、あまりややこしいネタを挟まず、純粋にゲームを楽しみたいものよのう」

(当記事 完)