最初に言っておく
NOVA「師走の俺は、か〜な〜り忙しい」
ヒノキ「突然、何じゃ? 新兄さん」
NOVA「ええ、秋の最後の日に立ち上げた当対決記事ですが、実際に師走に入ってみると、案の定、仕事の方がバタバタしていて、記事書きを続ける時間が物理的にも、心理的にも取れないことに気づきましてね。こりゃ、どう考えても年内には完結しないな、と判断したんですよ」
ゲンブ「何と。すると、令和VS珠保と題した戦いは、クリスマスのメインイベントではなかったのでござるか」
NOVA「まあ、ゴブスレ対決なんだし、ゴブスレ映画の上映前に終わればいいんじゃないの? って思ったりもするわけで」
『ゴブリンスレイヤー -GOBLIN’S CROWN-』PV第一弾
晶華「来年、2月1日に公開かあ。だったら、この対決リプレイは12月から1月に掛けて、じっくり展開するつもりってことね」
アスト(GM)「何だと? 前のゴブスレリプレイは、6月30日から7月14日までの2週間で完成させたではないか。同じことがどうしてできないんだ?」
NOVA「夏と冬を一緒にするな。あの時は、いろいろと勢いがあったんだよ。令和が始まった時の新時代エネルギーも加わってな」
アスト(GM)「だったら、今度は珠保が始まるエネルギーを加えればいい」
NOVA「始まらねえよ! というか、珠保が始まるということは、令和の終わりってことじゃねえか。どうして令和を終わらせるために、俺が頑張って記事書きしないといけないんだよ。今さら言うのも何だが、この対決劇って俺の方には何のメリットもないんだよな。負けてしまえば令和が終わって、俺も消失するようだし、勝っても何かが得られるわけじゃない。だったら、俺が消えないためにできる手段は、『そもそも戦わなければいい』という結論になりはしないか?」
アスト(GM)「戦わなければ生き残れない」
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NOVA「いやいや。そのライダー同士の戦いだったら、勝者の願いが叶えられるはずだ。しかし、俺の願いはどうも叶えられなかったようだ」
アスト(GM)「お前の願いは何だよ?」
NOVA「純粋にプレイヤーをしたいんだよ、俺は。GMとの一人芝居じゃなくてな。せっかく、『アストがGMしてくれるぜ。純粋にプレイヤーとして楽しむぞ』と思っていたら、珠保NOVAだと? ふざけるな! ってのが正直な気持ちだ」
アスト(GM)「珠保NOVAは、お前の願いを叶えに来たサンタさんだぞ」
NOVA「ハッ? サンタさん? 何を言ってやがる」
アスト(GM)「オレに宿る珠保NOVAの仮の姿は、トナカイ座タランドゥスの聖闘士(セイント)ニコラウスと言うらしい。詳しい話は、こちらの記事を参照だ」
NOVA「ほう、リバTの報告書か。ふむふむ、なるほどな。予言者ノヴァストラダマスの正体が珠保NOVAで、別世界の花粉症ガールの父にして、サンタさん……って設定盛り込み過ぎじゃねえか、これ」
アスト(GM)「そんなのオレが知るか。全てはNOVA、お前の妄想が暴走して考えたことじゃねえか」
NOVA「いや、俺だったらボツにするようなネタだぞ、これ」
アスト(GM)「そうやって、ボツになったネタがゴミ箱に捨てられて、出現したのが殺人鬼ケイソンだと聞いているぞ。それに、このゴブスレ対決は、翔花ちゃんやアッキー様の使命でもあるんだ」
晶華「何で、ゴブスレ対決が私の使命なのよ?」
晶華「これは、ケイソンさんとのバトルを私(お姉ちゃん)が決意した『バトル創作としての花粉症ガールの物語』のきっかけとなる回ね」
アスト(GM)「それによると、NOVAは確かにこう発言している」
NOVA「いや、翔花。お前はそのために生み出された花粉症ガールなんだ。俺の過去の妄想が生み出した悪霊と戦うために、俺のヒーロー魂と花粉症をレッツ・ラ・まぜまぜしてできた、プリキュアではないけど、俺オリジナルのバトルヒロイン、それこそが粉杉翔花の存在理由の一つなんだよ」
晶華「うわ、確かに書いてるよ。NOVAちゃんの妄想が生み出した悪霊と戦うために生み出されたバトルヒロインが、花粉症ガールの存在意義だって」
NOVA「つまり、珠保NOVAもまた、俺の妄想が生み出した悪霊だと言うのか?」
アスト(GM)「そう。ボツネタとして頭の中のゴミ箱にポイ捨てされた要素が、何かのきっかけでポンと悪霊として湧いて出る。つまり、諸悪の根源はWhite NOVA、お前なのだ。お前が妄想を捨てない限り、悪霊どもは永遠に湧き続ける」
NOVA「ならば、話は簡単だ。この俺が生み出した悪霊は、この俺と、俺の生み出した娘たちが必ず倒してみせる。そう、この俺の熱いトゥインクル・イマジネーションの力でな」
アスト(GM)「よく言った、NOVA。さすがは、このオレの終生のライバル。今こそ、今後のブログの未来を掛けて、勝負の時だ」
NOVA「いつから、お前が俺の終生のライバルになったかは知らんが、お前の中の悪霊を成仏させてみせるぜ、来年にはな」
晶華「結局、今年中には完結させるつもりはないってことね」
まさかのコラボと寄り道
NOVA「で、今年の年末には、こんな映画もあるわけだが」
劇場版『新幹線変形ロボシンカリオン未来からきた神速のALFA-X』予告映像解禁!
アスト(GM)「って、いきなり寄り道かよ。さっさとプレイを始めるんじゃないのかよ」
NOVA「フッ、プレイ前の雑談で場を温めるのも、TRPGの醍醐味よ。しかし、師走は忙しいからな。ライダー映画とスターウォーズを見る時間は確保できたが、シンカリオンまでは手が出せん。来年の正月休みを駆使して見るべきか、それともDVDまで待つべきか。大いに苦悩している」
ヒノキ「シンカリオンかあ。そう言えば、ゴブスレ妄想リプレイの第1回もシンカリオン記事から始まったのう」
NOVA「ええ。しかも、今はシンカリオンと日本のウェンディーズがコラボしているそうです」
ヒノキ「何と、シンカリオンとウェンディーズが連結コラボじゃと? すると、例の『伝説の宴RPG』にもシンカリオンが登場するというのか?」
NOVA「いや、それはないですけど」
ヒノキ「だったら、もしかすると日本独自に『シンカリオンTRPG』をウェンディーズが作ってくれたりは?」
NOVA「それもないはず。まあ、電車のボードゲームなら、今はこれがお勧めですけど」
NOVA「あるいは、ソード・ワールド2.5でも、来年1月には、こういうサプリメントが出て、魔動列車を推すみたいですけどね」
NOVA「とにかく、鉄道ゲームはSNEもプッシュしているし、雑誌での特集もありましたので、今後のネタとしても注目できるんじゃないかなあ」
NOVA「ついでに、今月末に出る雑誌も挙げておきます。ウォーロックマガジンの方は、残念ながら年内に間に合わず、年明けにズレ込んだようですが。パグマイア情報はちと延期」
NOVA「当雑誌は現在、ソード・ワールドとロードスとゴブリンスレイヤーを中心にしていますが、今度のロードス記事は『スパークが治めていたマーモ公国時代のサポート記事』が連載形式で始まるようです。いよいよ、旧ルールで対応していなかった時代に切り込むようで、ワクワクものですよ。魔獣使いルールとか、薬草師ルールに期待しています」
アスト(GM)「ソード・ワールドも、ロードスも、今は横に置いておいて。今回はゴブリンスレイヤーをプッシュしないと」
NOVA「ゴブリンか。だったら、この号だな」
NOVA「他には、SNEの友野さんのこのネット記事なんかも面白くてお勧めだぞ」
晶華「へえ。最新の記事は吸血鬼かあ。面白そう」
ヒノキ「フムフム。記事テーマを最初から見ると、エルフ、ドワーフ、ホビット(ハーフリング他)と来て、4回めにゴブリン系か」
ゲンブ「その後は、フェアリー、獣人、鱗系でござるか。そして、8回めに吸血鬼とゾンビをセットにして、次回はクリスマス期にゴーレムやホムンクルスなどの人造生物系を予定、と。これは、TRPGをプレイしたり、ファンタジー世界を考察したりするのに、いい勉強になるでござる」
ヒノキ「ならば、こういう記事を参考に、わらわもロールプレイ力を磨くとするかの」
NOVA「まあ、わらわ口調の圃人(ホビット)ってのも珍しいと思うんですけどね」
いよいよ本筋
アスト(GM)「では、ひとしきり雑談も終わったようなので、ようやくプレイを始めるぞ。 まず、シナリオは予定どおり、原作者がネット公開しているこれを使う」
https://ga.sbcr.jp/sp/goblin_slayer_trpg/gstrpg_sce_01.pdf
NOVA「『ある冒険者たちの挑戦(ザ・ガントレット)』だな。初心者殺しのキルダンジョンと恐れられている」
アスト(GM)「基本的に、敵のデータや判定難易度、ダンジョンマップなんかはシナリオそのままで変更はしない。ただし、細かい固有名詞などの背景要素はアレンジしたりもする」
NOVA「プレイ環境に合わせたシナリオの調整も、GMの特権だからな。俺たちを追い詰めるために、イヤらしく敵のデータを弄ったりしない分にはOKだ」
アスト(GM)「オレの中の珠保NOVAも、一応NOVAだからな。可能な限りのフェアプレー精神には則るつもりだ」
NOVA「俺もズルして、ゲームに勝っても楽しめないからな。公正なマスタリングをしてくれるよう期待と信頼はしておくさ」
アスト(GM)「では、プレイヤーキャラクターの自己紹介をしてもらおうか。まずは、アッキー様から」
粉杉晶華のキャラ「アカミドリ」
●赤い翠星(森人、半森人出身、来歴:孤児、邂逅:取引相手)
冒険者レベル2(累積経験点4500点)
第1能力値:体力1、魂魄3、技量3、知力3
第2能力値:集中3、持久1、反射4
生命点16、移動力28、呪文使用回数4
職業レベル:野伏2レベル、精霊使い3レベル
冒険者技能:弩弓、応急手当、忍耐、速射、追加呪文:精霊術、魔法の才、刺突攻撃、呪文熟達:支配呪文
一般技能:暗視、精霊の愛し子、職人:木工(残り成長点2)
修得呪文:火矢(ファイアボルト)、酩酊(ドランク)、精霊使役(コントロール・スピリット)、命水(アクアビット)
呪文行使値:9(支配呪文は10)
武器:ショートボウ(命中9、速射命中5、威力1D6、刺修正+1、射程60m)
矢筒2セット(矢10本×2、移動力マイナス2×2)
防具:レザーアーマー(回避7、装甲2)
所持品:冒険者ツール、携帯食7日分、衣服、手当道具5つ、強壮薬、解毒薬×2、木工道具
所持金:7枚
晶華「赤い翠星と書いて、アカミドリと読む。故郷の村を滅ぼされて孤独の身になった半森人の女の子で、自分は悪を倒す清く正しい勇者になるんだ、と強い決意を持っている。野伏の技を持った精霊使いで、後衛で支援射撃をするのがお仕事。今回は回復魔法の《命水(アクアビット)》も覚えたので、長期戦でも大丈夫のはず」
日野木アリナのキャラ「ツラヌキ・丸子」
ヒノキ「そう言えば、このキャラの名前の元ネタも、シンカリオンとホビットだったんじゃよな。やはり、当リプレイにおいて、ゴブスレとシンカリオンは欠かせんのかも」
●ツラヌキ・丸子(圃人、酒場亭主出身、来歴:孤児、邂逅:師匠)
冒険者レベル2(累積経験点4500点)
第1能力値:体力2、魂魄4、技量4、知力3
第2能力値:集中1、持久2、反射5
生命点20、移動力24、呪文使用回数0
職業レベル:斥候4レベル
冒険者技能:隠密、機先、観察、忍耐、手仕事、体術、武器:槍、刺突攻撃、受け流し
一般技能:調理、生産業:農業(残り成長点2)
武器:ショートスピア(命中10、威力1D6、刺修正+1)
防具:レザーアーマー(回避15、装甲2)
バックラー(盾受け17、装甲合計4)
所持品:冒険者ツール、携帯食7日分、衣服、ヒールポーション、鍵開け道具、調理道具、解毒薬
所持金:銀貨5枚
ヒノキ「わらわはツラヌキ・丸子。農作業とジャガイモ料理に精を出す酒場勤めの料理人じゃ。しかし、その酒場の裏の顔は盗賊ギルドの一支部だったりする。わらわもギルド幹部である酒場主人の養女として、血生臭い裏の顔を持っていたりするのじゃが、そこは圃人らしい能天気さと世渡りの巧みさで、基本は明るく前向きに生きておる。冒険者としての活動も、腕を磨くことと、情報収集と、酒場主人の方針の3つの理由で積極的じゃが、正義とか信念よりは好奇心で動きがちなところがある。ともあれ、戦闘では率先して槍で突撃するキャラじゃが、抜群の回避能力で無双できるはず」
ゲンブのキャラ「蜥蜴用心棒」
ゲンブ「アリナ様、いや丸子さまの付き人をしている寡黙な用心棒でござる。大胆な性格で危険に飛び込みがちなお嬢さまをサポートし、お守りするのが我が使命。戦士であり、竜司祭でもあるため、防御と回復に特化したキャラだが、金を貯めて、もっと強い防具を買いたいのが今の望みでござる」
●蜥蜴用心棒(蜥蜴人、歩兵出身、来歴:孤児、邂逅:親友)
冒険者レベル2(累積経験点4500点)
第1能力値:体力3、魂魄3、技量2、知力1
第2能力値:集中4、持久3、反射3
生命点23、移動力16、呪文使用回数2
職業レベル:戦士3レベル、竜司祭2レベル
冒険者技能:免疫強化、盾、忍耐、頑健、護衛、武器:剣、挑発、強打攻撃・斬(残り成長点3)
一般技能:暗視、竜の末裔
修得呪文:小癒(ヒール)、竜鱗(ドラゴンスケイル)
呪文行使値:9
武器:ブロードソード(命中8、威力1D6+3、斬修正+2)
防具:レザーアーマー(回避8、装甲2プラス竜鱗1)
タージェ(盾受け13、装甲合計7)
所持品:冒険者ツール、携帯食7日分、衣服、治癒の水薬、不味い酒(スタミナ・ポーション)×2
所持金:銀貨8枚
White NOVAのキャラ「学術騎士ジャン」
NOVA「最後は俺、いや、ぼくですね。ロールプレイとして、ゲームの際は丁寧なぼく口調で行きます。一応、ロールプレイにはこだわるプレイヤーなもので」
●学術騎士ジャン(只人、騎士出身、来歴:戦場、邂逅:部下)
冒険者レベル2(累積経験点4500点、未使用経験点500点)
第1能力値:体力3、魂魄3、技量3、知力4
第2能力値:集中2、持久3、反射1
生命点22、移動力9、呪文使用回数3
職業レベル:戦士2レベル、神官2レベル(知識神)、魔術師1レベル
冒険者技能:荷重行動、投擲武器、怪物知識、追加呪文:真言呪文、魔法の才、頑健
一般技能:長距離移動、騎乗、沈着冷静、鑑定、交渉:説得、神学、博識、文献調査、信仰心:知識神
修得呪文:小癒(ヒール)、沈黙(サイレンス)、力矢(マジックミサイル)、火与(エンチャント・ファイヤ)
呪文行使値:7
武器:メイス(命中8、威力1D6)
スリング(命中8、威力1D3+1、射程30m)
石弾袋(スリング弾数10、移動力−2)
防具:レザーアーマー(回避6、装甲2)
ラウンドシールド(盾受け10、装甲合計5)
所持品:冒険者ツール、携帯食7日分、衣服、治癒の水薬×2、解毒薬、強壮薬
所持金:銀貨6枚
NOVA「学術騎士ジャンは、知識神を信仰する騎士出身の若者だったのですが、あまり反射神経が良くなく、足も遅いために強い防具を着ると動けなくなるという欠点があって、武術はあくまで護身用。それよりも魔法の力で後方支援を行うのが、このパーティーでは有効という結論に達しました。戦況に合わせて、ザコ戦で前に出たり、後方支援に徹したり、臨機応変に動くつもり。あとは、知識系の技能が多いので、パーティーの頭脳を担う役どころですね」
ヒノキ「孤児だらけの当パーティーで唯一、上流階級出身者じゃから、交渉事などで表の顔になってもらうこともあろう」
NOVA「まあ、ジャンは真面目な性格なので腹芸なんかはできないんですけどね」
ヒノキ「そういうのは、わらわの仕事じゃろう。表の顔がジャンで、茶々入れ役や裏の道担当が丸子。そういう役割分担で行けばいい」
NOVA「でも、今回はダンジョンシナリオなので、そういう裏とか表とか関係なさそうですけどね」
(当記事 完。次回からシナリオ開始)