魔神ハンターの終了に向けて
ヒノキ「月刊ペースになってる魔神ハンターじゃが……」
シロ「それだと、年度内に終わりませんよね」
ヒノキ「うむ。現段階での終了条件は『イノセントを飛竜に進化させ、霧の街の地上に出ること』なのじゃが、それだけだと、物語の締めとしてはクライマックスが盛り上がらんのじゃな」
ゲンブ「飛竜への進化は、お金さえあれば達成できる。ホリー嬢ちゃん一人では厳しくとも、パーティー3人が協力すれば、すぐにでも可能でござるな」
リトル「地上に出る条件も揃いましたねぇ」
ヒノキ「ゲーム的には条件を満たした。しかし、物語として派手にクライマックスを飾りたいのじゃが、現段階で考えられるゴールが3つほどある」
ゲンブ「3つの内訳は?」
1:シル・メリル一党を倒して、奪われた城塞を取り返す。
2:翠将親衛隊の地位を勝ち取る。
3:初期に与えられた3つのミッションのどれかを果たす。
シロ「3つのミッションは、本来、ミストグレイヴのゴールとして与えられたシナリオ目的ですね」
ヒノキ「うむ。その内訳を再確認すると、こうじゃ」
1:霧の街の防空施設についての情報を集める。
2:ユリア・ミルドリスを救出する。
3:〈破剣の星槌〉を回収する。
ヒノキ「これらの任務のどれか一つを達成して、ミストグレイヴを脱出すれば、ゲーム終了というのが本来の仕様なのじゃが……」
ゲンブ「当リプレイでは、全ての任務をまとめて引き受けたでござるな」
ヒノキ「その方がミストグレイヴの冒険を隅から隅まで味わえると考えたのじゃが、果たすべき目的が多いと、物語が散漫になるので、どう収束させようかと思い悩んでおるのが今じゃ」
リトル「でも、達成できなかった任務も、続編の『飛竜烈火団』で達成するつもりなんでしょぉ?」
ヒノキ「確かに全てとなると先は長いが、そのつもりはある。しかし、今は『魔神ハンター』のゴールのイメージを、GMとプレイヤーの間で共有しようと思うてな」
ゲンブ「単発のシナリオの目的は、GMが決めること。だけど、長期キャンペーンだと、プレイヤーの意見も重要になって来るでござるな」
ヒノキ「それぞれのキャラクターへの愛着もあって、物語の着地点を話し合っておくのも大事。本来、こういう話は物語の裏でこっそり(読者に見えないところで)行うのが商業作品の定番なのじゃが(そのうち一部を作者が後書きで披露することも)、うちの場合はオフィシャルではないプライベートなプレイじゃからな。プレイ中のプライベート話に流れることもありってことじゃ」
ゲンブ「3つのミッションは、すぐに達成できそうでござるか?」
ヒノキ「防空施設の情報が一番、難しそうじゃな。これには6つの情報段階があって、『概要』『魔力供給源』『合言葉』の3つは入手済み。残りは『伝承』『制御方法』『王家の間』の3つじゃが、それらの入手には【月の図書館】での情報収集が必要で、さらに〈セランシェの灯火〉を探す必要がある」
シロ「〈セランシェの灯火〉は、【地下庭園】の妖精たちが管理していたんだけど、バルカンに奪われたって言っていましたね。バイラヤーナ女王に心当たりは?」
ヒノキ「ないそうじゃ。それもシル・メリルの手の者の仕業ではないか、と推測できる」
デル「やっぱり、シル・メリルがこっちの邪魔をして来るんですねぇ」
ヒノキ「ぶっちゃけGM的には、悪いバルカンは全部、シル・メリル関係と考えておる」
ゲンブ「ユリア・ミルドリスの行方は、翠将の【瑠璃宮】でござったな。彼女の救出のためには【瑠璃宮】に乗り込む必要がある」
シロ「それは前回、バイラヤーナ女王からミッションを聞いたんだな。『翠将への書簡を運んでくれ』って」
ヒノキ「それに、お主たちは〈黄金近衛勲章〉を入手済みなので、【瑠璃宮】に入る資格を得ておる」
リトル「つまり、堂々と翠将ヤーハッカゼッシュにお近づきになれるわけですねぇ」
ゲンブ「〈破剣の星槌〉は、【黒炎の工房】にいるダークドワーフのツルクフ殿に、〈黒魔熔鉄鉱〉30個を渡す必要がある」
ヒノキ「〈黒魔熔鉄鉱〉は、バルカン女王バイラヤーナの仕事を果たすと、報酬でもらえるのじゃ。つまり、そちらのルートのゴールを目指すには、バルカン女王と手を組む必要がどうしても出てくる」
ゲンブ「やれやれ。星槌ルートはややこしい政治の話とは関係ないと考えていたが、バルカンに絡むと、ノンポリを決め込むわけにもいかないのでござるなあ」
ヒノキ「と言うことで、わらわが現在想定する『魔神ハンター』のゴールは、烈火団が翠将ヤーハッカゼッシュと対面し、その名の下に反逆者のシル・メリル一党を討伐して終了、という方向を意図しておる」
ゲンブ「翠将親衛隊の地位を手に入れれば、我らが官軍として堂々とシル・メリルを成敗できるのでござるな」
シロ「ちょっと待て。ボクは蛮族嫌いのキャラなのに、蛮族の王の下で地位を確立するなんて、いまいちしっくり来ないんだが?」
リトル「蛮族の女王バイラヤーナさんに忠誠を誓っておいて、今さらですかぁ?」
シロ「うっ……それとこれとは話が別だ」
リトル「別じゃないでしょぉ。フーララバラさんや、バイラヤーナさんのどこに惹かれているんですかぁ?」
シロ「そ、そりゃあ、誇り高さとか気品がある、キリッとした女性で……そうだな。翠将が女性であれば問題ない。アリナ様、今からヤーハッカゼッシュを女体化させませんか? だったら、忠誠を誓って親衛隊になってもいい」
ヒノキ「いやいや、今さら、そういうわけにも行かんじゃろう」
ゲンブ「まあ、親衛隊という肩書きはパーティー代表として、G太郎もしくはデルニールが引き受ければ良かろう。ホリー嬢ちゃんは、あくまでバルカン女王の名代という形で『仕える女王が別にいるから、翠将の直接の命令は聞けない』という立ち位置で振る舞えばいいでござる」
シロ「むっ、そういうことなら、翠将との交渉は任せる。ボクでは、どうあっても敵意は隠せないと思うから」
リトル「何にしても、当面のラスボスはシル・メリルってことで決定ですねぇ。ゴールが見えたら、後はそれを目指すのみですぅ」
女王の盟約
ヒノキ「ともあれ、バイラヤーナは烈火団に友好的に振る舞ってくれ、盟約を結びたいとまで言ってくれる」
ゲンブ「それはありがたいでござるが、一体またどうして、そこまで信用してくれるのか?」
ヒノキ「烈火団が上層階で名を挙げた武闘派商人じゃからのう。これからバルカン族が上層階へ進出するにしても、お主たちを敵に回すと、非常にややこしいことになる。むしろ、盟約を結んで互いにWinWinの関係を模索する方がいい、と判断したのじゃな。よって、今後の深層階探索のパトロンになってくれるし、無料で宿泊もさせてくれるし、何なら大経済共栄圏に参加したいとも言ってくれる」
ゲンブ「何と。そこまで乗り気になってくれるとは」
ヒノキ「もちろん、今すぐではない。まずは翠将への書簡を運び、シル・メリルを倒して、分裂状態にあるバルカン族の再統合を成し遂げた後の話じゃ。また、もしもお主たちが翠将の親衛隊に選ばれた暁には……云々と、酒宴の席で輝かしい未来の栄光を語り尽くすわけじゃ」
リトル「酒宴の席で、そんな重要な取り決めをして大丈夫なのですかぁ?」
ゲンブ「酒席では、ほろ酔い気分で人の本音が吐露されやすい。共に良い酒が飲めると言うのは、友好関係を確認するのに最適でござる。逆に、酒の席で興じることすらできぬ者に信頼を抱くことは難しい……と酒呑みなら言うであろう」
ヒノキ「バイラヤーナ女王は大の酒宴好きという公式設定があるので、G太郎の腹筋崩壊芸が相当受けたと見える。とにかく、バルカン族にはいない面白い男ということで、好印象を抱いていることは間違いない。さらに、自分に忠誠を誓ったホリーに対しても、可愛い女子と目をかけてくれる」
シロ「本当ですか?」
ヒノキ「同じ外の世界から来たバルカンでも、シル・メリルは野心家で上昇志向が強すぎる。それに比べて、ホリーはネコのように愛嬌があるし、イノセントの角も惚れ惚れとすると褒めてくれる。バルカン族も、雄牛のような角を誇りとしている種族じゃからのう」
シロ「イノセントを褒めてくれるなら、女王陛下への好意度がますます高まるでしょうね」
ヒノキ「一方、デルニールに対しては、『強さを求めるなら、東の【灼熱の鍛錬場】に寄るのもいいでしょう』と言ってくれる。そこにはバルカン族の『炎の教官バルンガロム』という武人がいて、心技体の訓練を施してくれるそうじゃ。バイラヤーナの紹介とあれば、喜んで鍛えてもらえよう」
リトル「訓練ですかぁ? それはグレンダール神官として興味を持ちますねぇ」
●ミストグレイヴ深層階の地図
(青字は拠点および宿泊可能地点。
緑字は新規に記入、あるいは未探索区画)
瑠璃宮ー歯車ー地下庭園
l l l
王女のー暗殺ー不死者ー流血回廊ー月の図書館
鍾乳洞 斡旋所 の城 l l
l l l l
黒炎の工房ー蒸気の谷ー赤瀑布ー巨大ー銀灯の通路
l l 格納庫 l
上層階 ←の門 ピラミッド 神殿 スフィア
l l
溶岩湖の宮殿ーー灼熱の
l 鍛錬場
愚か者のー 蔓の
上層階 ←扉 居住区
ゲンブ「【灼熱の鍛錬場】【漆黒のスフィア】【銀灯の通路】の3つが、未探索区画でござったな。次回からは、この3区画を回ってから【瑠璃宮】を目指す旅を行うといいかもしれん」
シロ「それで深層階の完全踏破になるものな」
ヒノキ「……と言うことで、女王との歓談を終えて、バルカン宮殿と烈火団の盟約が成立したものとする。これからは盟友として、水入らずの関係が望ましいとの言葉もいただいたところで、成長タイムに移るとしよう」
ゲンブ「ミッションは、『バルカンの裏切り者を追え』でござったな」
ヒノキ「それと、『バルカンの女王の真意を確かめろ』のミッションも、この場で達成できたものとする。本来なら、依頼主のギルギダッシュに報告した時点での達成とするべきところじゃが、これから翠将のところへ向かう流れになるし、事後報告で得る予定のミッション達成経験点を前倒しで与えるものとする」
ゲンブ「そうすると、今回の経験点は?」
ヒノキ「3433点になるのう。それと、現金4000ガメルと、戦利品8155ガメル分、さらに剣のかけら27個分をどう清算するか考えるに、剣のかけらは14個分を現金化して2800ガメルにすれば、総計14955ガメルに達し、3等分して1人頭4985ガメルになる。後は剣のかけらの13個分を名誉点に換算するとよい」
13Dを振ることで得た名誉点は、49点。
なお、ミストグレイヴでは〈剣のかけら〉の現金化は行われず、全てが蛮族名誉点に換算されるのが本来の仕様であるが、【コボルド窟】から地上に出るルートが開通したことで、ミストキャッスルのルール(名誉点なし。〈剣のかけら〉は現金化のみ)と折衷させている。
また、ミストグレイヴでは、現金はあまり流通しておらず、戦利品を物々交換することで経済が動いているという特殊設定が為されていたが(蛮族の地下都市という特殊な世界観を反映して面白い設定だと思う)、ここまでプレイして、そろそろ煩雑に感じるようにもなったので、今後は現金に一元化するようにしてもいいかな、と。
ええと、烈火団の大経済共栄圏構想が功を奏して、彼らの行動範囲では現金が流通するようになって来たと解釈しておきます。
特殊な世界設定を反映して、ルールを緻密に構築するのも楽しいけれど、その分、煩雑になったゲーム的処理を、物語の進行に応じて省略、シェイプアップ処理するのも、ゲームにとって重要だと思うんだ。
要は、プレイヤーが楽しめる程度の扱いやすさ、あるいは適度な複雑さのバランスが大事ってことで。
名誉点事業の多角経営
ゲンブ「さて、前の成長時に魔窟コンビニが開業し、我が烈火団の名誉点事業も、いよいよ多角経営の道に踏み出すこととなったでござる」
シロ「これまでの〈神殿〉に加えて、〈冒険者の店〉と〈飲食店〉の3つを判定していくんだね」
ヒノキ「前回まではミッション達成数ごとに、決算を行なって来たが、さすがに3つの決算×ミッション数の判定を繰り返すのは手間が大きくなり過ぎるので、今後はミッション達成数は考慮に入れず、キャラの成長機会ごとに1回分として処理することにした」
リトル「今回は2ミッション達成したけど、決算は1回分ってことですねぇ」
ゲンブ「では、事業イベントを決定するでござる。まず、1つめは(コロコロ)1ー2」
ヒノキ「不運の連鎖。決算において、出目マイナス1の修正じゃのう」
ゲンブ「うう。これもシル・メリルの妨害工作の仕業に違いない」
シロ「魔窟コンビニの隣の城塞が敵勢力に占拠されたままじゃあ、商売もやりにくいよなあ。2つめのイベントは(コロコロ)2ー5」
ヒノキ「イベントはなし。では、リトルの番じゃ」
リトル「2ー3ですぅ」
ヒノキ「神殿で『広く施すのもまた務め』ということで、今期の利益がゼロじゃ」
ゲンブ「では、決算の判定を行うでござる。神殿はもう十分に成長しているので、名誉点は注がずに素でダイスを振る。(コロコロ)6。しかしマイナス1して5でござるな」
ヒノキ「1割の赤字じゃ」
ゲンブ「くっ、300ガメルの損失でござる」
シロ「冒険者の店はボクが振ろう。ええと、名誉点は最大30点まで注げるんだよね」
ゲンブ「2業種の経営に60点注いで、1人頭20点の名誉点使用でござるよ」
シロ「30点注ぐと、1D+6で判定できて、振り直しもできるんだな。よし、出目5でマイナス1するから、10になった」
ヒノキ「冒険者の店は20%の収益じゃ」
シロ「すると200ガメルの黒字だな。あと、100ガメル以上稼げれば、赤字は免れる」
リトル「では、酒場の経営を頑張りますぅ。(コロコロ)ごめんなさいぃ。ピンゾロを出してしまってぇ、合計6でしたぁ」
ヒノキ「10%の赤字じゃ」
ゲンブ「つまり、100ガメルの損失。差し引き200ガメルの損失でござるか。おのれ、シル・メリル。やはり、烈火団の商売繁盛のためには、あの女を始末しないといけないようだな」
シロ「飲食店の損失ってことは、どこかの蛮族がペロペロ舐めて風評被害でも出たのかな?」
ヒノキ「それじゃあ、200ガメルの損失で収まるまい」
●烈火団(魔窟コンビニ)名誉点事業
・神殿:投資額3000G、名声度510点(300ガメル損失)
・冒険者の店:投資額1000G、名声度60点→90点(200ガメル利益)
・飲食店:投資額1000G、名声度60点→90点(100ガメル損失)
合計:名誉点60点使用、200ガメルの損失
ゲンブ「今回の損失分は〈黒鉄剣士勲章〉4つ分で、補填するでござる」
●勲章、および真紅のマギスフィアのデータ
・黒鉄剣士勲章(50G):2個
・真鍮戦士勲章(250G):11個
・赤銅勇士勲章(1250G):2個
・白銀騎士勲章(7500G):0個
・黄金近衛勲章(37500G):1個
・魔神討伐ポイント:42点
・転移門:地下50階
デルニールの成長
リトル「事業経営は赤字で苦難続きですがぁ、キャラ成長は順調に続けたいと思いますぅ。こちらはミッション2つ分で、能力値成長していいんですよねぇ」
ヒノキ「うむ。ついでに冒険者にとっての事業経営は、あくまで副業で、本職・冒険者が社会的に名誉ある地位を得るための投資に過ぎん。冒険で稼いで、その余剰分を企業経営に費やす。言わば、プロ作家にとっての同人活動と言えようか」
ゲンブ「冒険で得た収入で、損失補填できているうちは持続可能でござる」
リトル「では、メインの冒険者としての成長ですぅ。知力と生命力が1点ずつ上がりましたが、あまり大きな変化はありませんねぇ。その代わり、プリーストレベルを8に上げて、これは大きいですよぉ」
ヒノキ「レベル8プリーストということは、神の拳【ゴッドフィスト】が使えるのじゃな」
リトル「ええ。グレンダール様は古代神なので、最強の威力40スクリュークラッシャー炎武帝パンチが撃てますぅ。MP12点だから消費が重いですけどぉ、イザとなれば、魔晶石を割ってでも使って行きたいですねぇ」
●デルニール・イーストン(通称デル)、17歳男
人間の神官戦士(冒険者レベル8)
外見はドレイク(穢れ度1)
パーティー名:魔神ハンター・烈火団(名誉点25点分)
拠点:中規模な邸宅、有能な金庫番付き(名誉点75点分)
信条:努力(肯定)、栄光(肯定)
矜恃:敵に背を向けない
キャラ関係:ホリー(放っておけない、心配)
イノセント(タフで勇気ある奴、
兄貴として尊敬)
G太郎(師匠、尊敬)
ファイター8レベル、プリースト8レベル(炎武帝グレンダール)、エンハンサー4レベル、バード1レベル(残り経験点968点)
所持金:5345ガメル、戦利品7405G分
現在名誉点:417点
合計名誉点:897点(都市レベルの有名人)
器用14、敏捷16+2、筋力24+1+2
生命20+1、知力13+1、精神20
HP75、MP44
生命抵抗11、精神抵抗11
神聖魔法魔力10
演奏3、見識3
練技:【マッスルベアー】【ビートルスキン】【キャッツアイ】【スケイルレギンス】
呪歌:【サモン・フィッシュ】
戦闘特技《かばうII》《武器習熟A/メイス》《マルチアクション》《頑強》
自動習得特技《タフネス》
種族特徴:[運命変転](強化)
習得言語:ザルツ語、交易共通語、汎用蛮族語会話、ドレイク語会話
武器:+3オーダーメイドのシェルブレイカー(命中11、威力31(両手使用時41)、追加ダメージ+12、クリティカル値12)
防具:防弾加工(残り6回)のプレートアーマー+1&名誉の防弾加工(残り6回)タワーシールド(回避9、防護点11(盾なし9))
所持品:冒険者セット、楽器(ハーモニカ)、烈火団の赤マフラー、真紅のマギスフィア、密偵の指輪
消費品:魔香草×5、保存食14日分、救命草、1点魔晶石、3点魔晶石×5、5点魔晶石×3、月光の魔符+1、月光の魔符+2
部位装備
顔:ナイトゴーグル
耳:蝙蝠の耳飾り
首:聖印
背中:ウエポンホルダー
右手:怪力の腕輪
左手:疾風の腕輪
腰:ブラックベルト(防護点+1)
その他:熊の爪(マッスルベアーのダメージ+1)
マッスルG太郎の成長
シロ「次はボクの……」
ヒノキ「いや、今回は変則的にゲンブを先に回す」
シロ「どうしてですか?」
ヒノキ「イノセントの飛竜覚醒について、考えたいことがあってのう」
シロ「イノセントの……分かりました。ボクは後にします」
ゲンブ「と言うことで、G太郎の成長でござる。能力値成長は敏捷が2回上がって、23になったはいいが、装備アイテムが多過ぎて、指輪でドーピングできないのが口惜しい」
ヒノキ「一体、何を装備して、そうなってるのじゃ?」
ゲンブ「右手に〈怪力の腕輪〉、左手に〈発動体の指輪〉、その他部位は2つあって、〈正しき信念のリング〉と〈宗匠の腕輪〉でござる」
ヒノキ「筋力ドーピングと、コンジャラー魔法使用、精神力抵抗ドーピングと器用ドーピングか。いずれも必要な装備なんじゃな」
ゲンブ「そこで、他にその他部位を増やせるアイテムがないかを探してみると、耳装備の〈ラル=ヴェイネの金鎖〉が見つかった。7500ガメルで購入できるでござるが、バルカンの宮殿で買い物はできるのでござろうか?」
ヒノキ「実は深層階で買い物ができる場所が2ヶ所あって、それがこの【溶岩湖の宮殿】と北の【ル=ロウド神殿】なのじゃ。だからこそ、バイラヤーナは大経済交流圏にも関心を持っているわけで」
ゲンブ「おお。元々、商売人向けの気質や文化でござったか。ならば、掘り出し物の装飾品を売ってもらい、手持ちの〈俊足の指輪〉をその他欄に装備して、敏捷の能力が24になった。ボーナスブレイクでござる」
ヒノキ「他には?」
ゲンブ「セージ技能を9レベルに上げたいが、それには経験点が4000必要なので、次回の成長を待つでござる。我が成長はここまで」
●マッスルG太郎、外見年齢アラサー男
ルーンフォークの魔動武人(冒険者レベル9)
設定は半魔神(ハーフデーモン)
パーティー名:魔神ハンター・烈火団(名誉点25点分)
拠点:中規模な邸宅、有能な金庫番付き(名誉点75点分)
本来の信条:笑顔(肯定)、夢(肯定)
矜恃:恩義を忘れず、借りは必ず返す。
ガルド譲りの信条:欲望(肯定)、闘争(肯定)
執着:魅力的な女性は無視できない。
キャラ関係:
デル(弟子にして同士、将来性を感じる)
ホリー(同士、放っておけない、庇護欲)
グラップラー9レベル、エンハンサー7レベル、スカウト9レベル、セージ8レベル、マギテック3レベル、レンジャー5レベル、コンジャラー3レベル(残り経験点3653点)
所持金:362ガメル、9605Gの戦利品(ザバーラポイント6123点)
現在名誉点:463点
合計名誉点:963点(都市レベルの有名人)
器用28+2、敏捷23+1、筋力29+2
生命力29、知力18、精神14
HP56、MP32
技巧14、運動(先制)13、隠密13(15)、探索12、危険感知12、見識・魔物知識11
生命抵抗13、精神抵抗13
魔動機術魔力6、操霊魔法魔力6
練技:【マッスルベアー】【ビートルスキン】【ガゼルフット】【キャッツアイ】【リカバリィ】【ジャイアントアーム】【ワイドウィング】
選択特技:《武器習熟A/格闘》《防具習熟A/非金属鎧》《マルチアクション》《練体の極意》《跳び蹴り》
自動習得特技
・グラップラー:《追加攻撃》《カウンター》
・スカウト:《トレジャーハント》《ファストアクション》《影走り》
・セージ:《鋭い目》《弱点看破》
・レンジャー:《サバイバビリティ》
種族特徴:[暗視][HP変換](補助動作で可)
習得言語:交易共通語、魔動機文明語、汎用蛮族語、魔法文明語(以上は読文・会話両方。以下は会話のみ)魔神語、エルフ語、ドワーフ語、妖魔語、ドラゴン語
武器:+3オーダーメイドのイグニダイト加工ハードキッカー+1(命中14(15)、威力38、追加ダメージ+16、クリティカル値11、2回攻撃)
防具:ミモレの上質布鎧(回避15、防護点3)
所持品:冒険者セット、スカウト用ツール、サーペンタインガン、北向きの針、名誉蛮族の腕輪、仮面レンジャーのマスク&赤マフラー、マギスフィア(小)(中)
消費品:救命草3つ、魔香草4つ、保存食12日分、弾薬24発、アンチドーテポーション、キュアストーンポーション、月光の魔符+1、月光の魔符+2、3点魔晶石×10、5点魔晶石×2、トリートポーション×3、疾風の腕輪、アウェイクポーション、キュアストーンポーションII
部位装備
頭:ディスプレイサー・ガジェット(その他部位+1)
顔:狩人の目
耳:ラル=ヴェイネの金鎖(その他部位+1)
首:熊の爪(マッスルベアーのダメージ+1)
背中:マギスフィア(大)&野伏のセービングマント
(オプション:【エフェクト・ウェポン】ダメージ+1)
右手:怪力の腕輪
左手:発動体の指輪
腰:スマルティエの武道帯(【リカバリィ】の回復量アップ)
足:サイレントシューズ(隠密+2)
その他:正しき信念のリング
その他:宗匠の腕輪
その他:俊足の指輪
戦利品:ビシャナの宿屋券×4、1000ガメル、20ガメル分のアイテム、バルバロスブラッド
・イベントアイテム:黄金の羅針、古水道の地図、魔動カヌー、ティアハートの花8個、ビシャナチケット1枚、妖精の歌笛、竜の秘薬、〈黒魔熔鉄鉱〉×5
・マギスフィア:漆黒×2、琥珀、翠緑
・人魚関係:水妃の髪飾り、紺碧の三叉鉾
ホリーの成長
シロ「トリに回ったホリーです。ええと、イノセントの件ですが、上層階の【騎獣調教所】に戻って、飛竜覚醒の儀式をしないといけないのですね」
ヒノキ「それなんじゃが、ストーリーの都合で儀式そのものは前回、行なったものとする」
シロ「え? そういう処理で構わないのですか?」
ヒノキ「今から【騎獣調教所】に引き返すのも、これからクライマックスと言うのに、ストーリーの盛り上げを損なうからのう。せっかく前回、【騎獣調教所】に寄って奪われたワイバーンを取り戻すイベントをやったのじゃ。その際、フーララバラがイノセントの成長に気づいて、覚醒の儀式を施してくれたという設定を、今回考えた」
シロ「そんな後付けの理由を……」
ヒノキ「詳しくは、次回のストーリーに回す。タイトルは『魔神ハンターと、飛竜覚醒』じゃ。フーララバラの儀式を回想シーンで描きつつ、ドラゴオックスのイノセントが飛竜の力に目覚める話になる予定。そのための成長タイムが今ということで」
シロ「ついに、ボクが竜騎士に。よし、気合を入れて成長するぞ。(コロコロ)能力値成長は知力が2回上がって、17になった。あと1点でボーナスブレイクだけど、装備欄に空きがない」
ヒノキ「お主もか。一体、何を装備しておるのじゃ?」
シロ「ええと、右手に〈発動体の指輪〉、左手に〈宗匠の腕輪〉、その他部位は3つあって、〈怪力の腕輪〉〈軍師徽章〉〈ウエポンホルダー〉ですね」
ヒノキ「種族レプラカーンは【見えざる手】という特徴があって、その他部位が普通よりも多いのじゃな」
シロ「ええ。6レベルになって得られる種族特徴の強化で、その他部位が+2されます。つまり、装備アイテムを持ち放題だと」
ヒノキ「ソード・ワールドは兼職が比較的容易なシステムじゃが、職業によっては能力を使うのに必須装備があって(プリーストにとっての聖印とか)、いろいろ掛け持ちが過ぎると、装備アイテム欄を圧迫することにもなる。中堅以降の冒険者にとっては、装備アイテムの取捨選択に悩むのもよくあることじゃのう」
シロ「とりあえず、今は〈ウエポンホルダー〉を外します。これさえあれば、レイピアとショートスピアの持ち替えが簡単なんだけど、普段は華麗なレイピアを使うってことで」
ヒノキ「鞘付きの剣類は補助動作で武器を収納し、空いた手で別のアイテムに切り替えることもできるのじゃが」
シロ「問題はショートスピアからレイピアに持ち替える際に、槍を地面に落とさないといけないことですね。それを防ぐために〈ウエポンホルダー〉が必要だと思ったんですが、もっぱら後衛に立ってる今は、細かく武器の持ち替えをする場面も少ないってことで。それよりも知力が上がることの方が重要」
ヒノキ「ソード・ワールドにおいて、能力ボーナス+2は人並み、能力ボーナス+3になって初めて得意分野と誇れる感じじゃな」
シロ「ホリーは魔法戦士系のキャラなのに、これまでは知力にあまり自信がなくて、結構コンプレックスだったんです。しかし、今回で待望の知力ボーナス+3に達して、名実ともに軍師らしい貫禄が付きました」
ヒノキ「次に技能じゃが……」
シロ「ライダー技能8レベルですね。これで冒険者レベルも上がって、強くなりましたよ」
ヒノキ「主にイノセントがのう」
シロ「それでも、知力アップの効果も乗って、探索能力や魔物知識ではG太郎に追いついた形です。これでパーティーのお荷物とは言わせません」
ゲンブ「お荷物などとは呼んでいないでござるがな。いろいろ多彩に支援をもらっているし、何よりも次回作『飛竜烈火団』のタイトルは、ライダー技能をコツコツ上昇させたホリー嬢ちゃんあってのもの」
リトル「そうですねぇ。『魔神ハンター』のタイトルは、魔神のG太郎師匠と、ハンター稼業にこだわるデルニールに由来するタイトルでしたがぁ、『飛竜烈火団』の主役はホリー姉さんみたいなものじゃないですかぁ」
シロ「ボクが主役?」
ヒノキ「まあ、そうなるかのう。『魔神ハンター』では、リトルがレッドソウルに覚醒することも、プレイ目的の一環じゃった。去年の夏にそれを達成できたからこそ、次のステージに進むことになったのじゃ。次はすなわち、シロや、お主がホワイトソウルに覚醒する番。すなわち、お主のキャラ、ホリー・カーシェインが実質的に主役と言ってもいい」
シロ「そっかあ。ボクが主役かあ」
ヒノキ「もちろん、カテゴリーは『シン・マッスル太郎』になる予定なので、マッスル太郎シリーズの最終作になるつもりじゃが、表の主人公はホリー、フォロー役としてデルニール、真打ちがG太郎という形になるじゃろう」
リトル「プレイヤー1は、シロ姉さんに譲りますぅ」
ヒノキ「それはともかく、ライダー技能を上げたことで、騎芸は何を習得するのじゃ?」
シロ「そうですね。騎獣ワイバーンは複数部位モンスターなんですね。これを有効利用するためには、2部位を操れる【獅子奮迅】が必要。ですから、それに決定です」
ヒノキ「【獅子奮迅】は2部位まで。それがさらに進化すると、全部位を操ることのできる【八面六臂】を習得できるのじゃが、ライダー技能レベル10以上にならないといけない」
シロ「もちろん、それを目指しますよ。ワイバーンは胴体、2枚の翼、尻尾の4部位ありますが、今はまだボクが未熟なので、その能力を引き出しきれていないってことで。目指すはライダー10レベルです」
ヒノキ「それは『飛竜烈火団』の話になりそうじゃな」
●ホリー・カーシェイン(通称ホリー)、24歳女
レプラカーンの魔法騎手(冒険者レベル8)
外見はバルカン(穢れ度1)
パーティー名:魔神ハンター・烈火団(名誉点25点分)
拠点:中規模な邸宅、有能な金庫番付き(名誉点75点分)
信条:自由(肯定)、蛮族他との闘争(肯定)
矜恃:弱者を見捨てない
裏執着:魅力的な女性は無視できない
キャラ関係:デル(同志だと思っている)
イノセント(安心する、親密な愛情)
G太郎(同志だと思っている)
フェンサー5レベル、ソーサラー3レベル、コンジャラー5レベル、ライダー8レベル、スカウト3レベル、セージ2レベル、エンハンサー1レベル、ウォーリーダー3レベル(残り経験点1778点)
所持金:5710ガメル、15967Gの戦利品
現在名誉点:477点
合計名誉点:897点(都市レベルの有名人)
器用22+2、敏捷19、筋力16+1+2
生命14+1、知力17+1、精神19
HP39、MP43
技巧6、運動(先制判定)6、観察6(11)、探索7(12)、見識6、魔物知識6(11)
()内はライダー技能を使った判定
生命抵抗10、精神抵抗11
真語魔法魔力6、操霊魔法魔力8
騎芸:【高所攻撃】【以心伝心】【騎獣強化】【探索指令】【姿勢堅持】【遠隔指示】【特殊能力解放】【獅子奮迅】
練技:【キャッツアイ】
鼓咆:【怒涛の攻陣I】【怒涛の攻陣II:烈火】
陣率:【効力亢進l】
戦闘特技:《魔力撃》《魔法拡大/数》《マルチアクション》《MP軽減/コンジャラー》
種族特徴:[暗視][見えざる手](強化)[姿なき職人]
習得言語:交易共通語、魔法文明語、魔動機文明語、汎用蛮族語会話&読み書き、バルカン語会話
武器:レイピア(命中9、威力8、追加ダメージ
+8(騎乗時+9)、C値9)
ショートスピア(命中8、威力15、追加ダメージ
+9(徒歩時+8)、C値9)
防具:ソフトレザー&バックラー(回避9(騎乗時8)、防護点3)
所持品:冒険者セット、スカウト用ツール、手鏡、着替えセット、化粧品セット、騎獣専有証、烈火団の赤マフラー、密偵の指輪、ウエポンホルダー
消費品:アウェイクポーション、魔香草×5、保存食15日分、ヒーリングポーション×2、ランタンと油5本分、魔晶石5点×3、イノセント用保存食10日分、消魔の守護石(1点分)、ガストクイーンボール、ガストルークボール
ゴーレム用アイテム:強く魔化された皮、青蓮の青玉、柘榴石の活力(小)、異方の薫青石、呼応石×5
部位装備
頭:火トカゲの髪飾り
顔:ひらめき眼鏡
首:光のアミュレット(対アンデッド回避・抵抗+1)
背中:炎姫の騎竜マント(騎獣の強化。抵抗失敗時の魔法ダメージ4点減少)
右手:発動体の指輪
左手:宗匠の腕輪
その他:怪力の腕輪
その他:軍師徽章
その他:知性の指輪
★イノセント(ドラゴオックス)のデータ
(ビッグホーン、騎獣用甲冑装備)
HP64、MP20
体当たり命中11、打撃点2D+10+1
回避9、防護点10+3
生命抵抗10、精神抵抗8
特殊能力:【マッスルベアー】【ビートルスキン】
★シーサー(レザーフィッシュ改サーペント型)のデータ
HP41
尻尾命中6、ダメージ2D+4
回避6、防護点4
生命抵抗6、精神抵抗6
水鉄砲:特殊能力行使5、ダメージ2D+4
対生命抵抗でダメージ半減
特殊能力:水中特化(移動15)、地上移動10
(当記事 完。イノセントの覚醒成長は、次回の予定)