花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、ソード・ワールドのミストグレイヴ妄想リプレイ「魔神ハンター」を終了に向けつつ寄り道迷走気味。

2023春以降のスケジュール確認

作者NOVAと日野木アリナの裏話

 

リモートNOVA『ヒノキ姐さん、ご無沙汰してます』

ヒノキ「本当にご無沙汰じゃな。2月は1記事しか書かず、わらわたちが随分と蔑ろにされている……って以前にもこういうことを言ってなかったか?」

リモートNOVA『言ってましたね(苦笑)』

リモートNOVA『歴史はくり返すって奴です』

ヒノキ「1週間遅くなったが誕生日おめでとう」

リモートNOVA『おお、俺の誕生日を覚えてくれていたとは。ありがとうございます』

ヒノキ「そんなことはどうでもいい」

リモートNOVA『って、喜ばせておいて、何ですか、その仕打ち?』

ヒノキ「大切なのは、お主個人の誕生日よりも粉っちゃんやアッキーの誕生日、3月28日の話じゃろう。お主やわらわのように、何十年、あるいは何百年も生きてきた者たちにとっては、誕生日なぞただの通過地点でしかないが、今だ生を受けて5年の幼子にとっては、一回一回の誕生日が人生の重要な行事となる。ましてや、5年10年はキリのいい節目となるメモリアルイヤーじゃ。決して蔑ろにして良いものではあるまい」

リモートNOVA『確かに、花粉症ガール誕生5周年。それに俺とヒノキ姐さんたちが知り合ってからも5周年ですからね。ここは盛大に祝いたいところです。そのために俺がGMで「アルシャード・ガイア」のプレイイベントを単発でやりたいのですが、ヒノキ姐さんも花粉症ガール3号としてプレイヤー参加をお願いできませんか?』

ヒノキ「やる(即答)。GMではなくて、プレイヤー参加できる機会を待っておった。プレイはいつからじゃ?」

リモートNOVA『3月は俺も仕事でバタバタして忙しいので、娘たちの誕生日辺りからキャラを作り始めて、4月の春休み明けからゴールデンウィークまでの間を想定しています』

ヒノキ「よかろう。ところで、セイヴァーでなくガイアを選んだ理由は?」

リモートNOVA『それはこの記事に書いてます』

ヒノキ「(ざっと一読してから)なるほど。わらわを拉致して、妖精郷に引きずり込もうって陰謀が張り巡らされていたとはのう」

リモートNOVA『いや、そこまで大げさな話じゃなくて、それを言ったのは晶華であって、俺はそんな恐ろしいことを父親として止める立場だったことをお忘れなく』

ヒノキ「未成年の子どもの言動は、親のせいになるのが今の人の世のルールじゃからな。逆に言えば、『子どものバカな行動を止めるのは親に与えられた権利であり、義務』。やって良いことと悪いことの区別を付けられず、社会に迷惑をかけた子どもの責任は親もいっしょに取らされる。ならば、親が責任を取れる範囲がどこまでかを子どもに伝えておくのも教育といったところか」

リモートNOVA『まあ、部下の不始末は上司の管理責任が問われるってことで、上に立つ者はなかなかハードな時もあるわけですが、それはともかく、「ヒノキ姐さんを妖精郷に引きずり込む」っていうのは、ただの子どもの戯言と思っていただければ』

ヒノキ「いや、面白いと思うぞ。わらわも一度、妖精郷に引きずり込まれたいと兼ねてから考えておった」

リモートNOVA『ヘッ?』

ヒノキ「GMや神霊として日頃から責任を負う立場であるとな、たまに何もかも投げ捨てて、己が身一つで一介の冒険者として暴れたいと思う時もある。お主もそうであろう?」

リモートNOVA『まあ、サイト管理人やブログ主として相応の責任を伴う立場ですと、たまに自由気ままに記事書きしたいと思う時もありますがね』

ヒノキ「……お前さん、今でも割と自由気ままに記事書きしてるように見えるが? ドンブラ脳とか、花粉症とか、躁モードとか、いろいろな理由を挙げながら、妄想暴走しまくっているのがShiny NOVAだと思うが、それ以上、自由気ままを演出してどうすると言うのか?」

リモートNOVA『そのうち「邪悪の王様脳」なんかを発症して、うっかり妄魔時王になったりするかもしれないので、その時は止めて下さい』

ヒノキ「そのネタ、まだ続ける気か?」

リモートNOVA『仕方ないじゃないですか。今のニチアサヒーロー界は、キングオージャーが邪悪の王様で、ギーツが現実改変できる未来人なんてネタを展開するなら、それにつられて俺もその気になってしまう可能性もゼロじゃない』

ヒノキ「まあ、そうなる気持ちは分からなくもないが、力ある立場ほど暴走しないよう自制が求められる。言動が自制できない人間は、何もかも失って破滅することも世の理じゃからのう。お主もせいぜい気をつけるがいい」

 

魔神ハンターのスケジュール

 

NOVA『ところで、遅延している魔神ハンターですが……』

ヒノキ「遅延しているって自覚はあるのじゃな」

NOVA『とりあえず、ドンブラザーズが終了するタイミングを想定していたのですが、翔花が「ドンブラザーズはまだ終わっていない。5月の映画を見るまでは、最後じゃない」と強く主張しているので、それに合わせることになりました』

ヒノキ「粉っちゃんがそう言うなら仕方ない。5月のゴールデンウィークに終了して、ドラゴンファイヤーズに後を託せば良いのじゃな」

NOVA『理解が早くて助かります』

ヒノキ「書くのはお主じゃからな。わらわたちは、それに合わせてプレイすればいいだけのこと」

NOVA『ところで、最終回なんですが、俺にサブマスターとして、「翠将ヤーハッカゼッシュ」をプレイさせてもらえないでしょうか?』

ヒノキ「何じゃと?」

NOVA『いや、翠将役って、いかにも邪悪の王って感じで格好いいじゃないですか。俺がやりたい。その代わり、ヒノキ姐さんにはいつか「妖精女王ズ」が最終回になる時に、ラスボスの「名もなき魔女ネアン」のプレイをお任せしたいと思います』

ヒノキ「わらわが妖精郷のラスボス魔女じゃと?」

NOVA『やはり、俺がラスボス女王をプレイするのは、恥ずかしいじゃないですか? しかし、ヒノキ姐さんだったら、ぴったりだと思うんです』

ヒノキ「むむむむっ。『妖精郷に引きずり込む』というのは冗談だと思うておったが、まさかサブマスターを要請されて、ラスボスを依頼されるとは思ってもいなかった」

NOVA『俺も思ってもいませんでした。今、この場で喋りながら、咄嗟に思いついたネタですし。だけど、俺がヤーハッカゼッシュで、ヒノキ姐さんがネアン。それぞれのシナリオのGMがゲスト出演して、公式に設定された最強キャラを演じる。これだと、最終回が盛り上がること間違いなし』

ヒノキ「よし、ならば、そういう方向でシナリオを調整するぞ。お主も協力してくれような」

NOVA『当然です。「魔神ハンター」が面白く盛り上がって終了、続編にバトンタッチすることは俺が当ブログで何よりも望んでいますから』

ヒノキ「お主がそこまで考えているのであれば、『魔神ハンター』記事が遅れていることも大目に見るとしよう。まあ、読者がどういう反応を示すか、わらわには分からんが」

NOVA『俺にもよく分かってないんですけどね。ウルトロピカルほど反応が感じられないので、どうしても、そっちを書かないとって気分になるし』

ヒノキ「少々プレイが惰性になっておったからのう。まあ、ラストでしっかり盛り上がりたいっていう気持ちは受け止めた。頑張るがいい」

 

一つの指輪

 

NOVA『それはそうと、3月末にとうとうこれが発売されるそうです』

ヒノキ「そ、それは伝説の『指輪物語RPG』の最新版」

NOVA『どんなゲームかは、落語家の先生が解説してくれています』

ヒノキ「これだけじゃ、どんなゲームなのかよく分からんのじゃ」

NOVA『仕方ないですな。では、より詳しい公式サイトをどうぞ』

NOVA『公式プレイ動画を見てみましたが、「ホビットになって平和なホビット庄を散歩しながら、犬と戯れるプレイ」で盛り上がってました』

ヒノキ「はい? 指輪物語の世界で冒険するゲームではないのか?」

NOVA『いや、時代背景が「ホビットの冒険」と「指輪物語」の間の平和な時代ですからね。変わり者のビルボおじさんに依頼されて、宝探しの地図をホビット庄の宝物庫(大堀町のマソム館)から回収するシナリオからスタートですね』

ヒノキ「宝を回収……って泥棒ではないのか?」

NOVA『ビルボおじさん曰く、「元はビルボの持ち物だったのを貸してやったら、いつまでも返してくれないので、回収するだけだから泥棒じゃない」そうです。まあ、その宝の地図からもっと危険な冒険に出向くことになりそうですがね。公式宣伝動画では、戦闘も起こらない平穏な話でした。ここだけだと、バトルマニアには物足りないようにも思えますね』

ヒノキ「指輪のゲームじゃと、MERPを思い出すのう」

NOVA『ミドルアース・ロールプレイングのシステムですな。D100で痛打表がネタにされがちなゲーム。ロールマスターと合わせて、今も持ってます』

ヒノキ「何と。だったら一度プレイを」

NOVA『誰がGMをするんです?』

ヒノキ「そりゃあ、持ち主の新兄さんしかおらんじゃろう?」

NOVA『そんな時間はありませんよ。あの当時では相当に緻密なゲームでして、俺もキャラ作りと模擬戦闘しかしたことがありません。痛打が出なければ、手間の割に意外と地味なゲームで、しかもエルフがやたらと有利なゲームですね。当時は、「指輪物語」を読んだばかりですが、エルフがあそこまで強い世界観だったとは受け止めていませんでした』

ヒノキ「まあ、映画のLOTRでエルフの凄さを初めて肌で感じたファンタジーファンも多いと聞くのう」

NOVA『クラシックD&Dのエルフは優秀な魔法戦士ですが、成長が遅くてHPの伸びが悪く、レベルが5ぐらいになると前衛戦士としての打たれ弱さが目立つようになりますね。エルフがレベル5になる頃には、普通の戦士はレベル6。それだけ比べると大差ないように思われますが、HPがD6とD8ですから、レベル5エルフは最大HPが30、期待値が18なのに対し、人間の戦士は最大HP48で期待値27。やはりHP差が10点以上もあると、同じ前衛で戦うのは厳しいと言わざるを得ません』

ヒノキ「エルフの耐久力が低いイメージがあるのは、D&Dの責任ということじゃな」

NOVA『ええ。ゲームバランスを考えると、エルフだけが何もかも強いという形にはできなかったのでしょう。しかし、トールキン・エルフにはそういう縛りがなかった。したがって、それに基づいたゲームでは、エルフが完璧超人なのが原作再現していて良し、ということになります』

ヒノキ「だったら、みんなエルフをプレイしたくならんか?」

NOVA『キャラの数値的性能だけを考えるなら、そうかもしれません。だけど、原作付きゲームをプレイする人間は相応のこだわりを持ちがちです。ホビット映画のトーリン・オーケンシールドのファンなら、ドワーフをプレイしたがるかもしれませんし、アラゴルンのファンならデュネダインの野伏(レンジャー)をプレイしたがるもの。単純に強いから好き、というのではなく、キャラの立ち位置や性格などの背景情報が好きというケースも考えられるわけです』

ヒノキ「つまり、『一つの指輪TRPG』もそうしたこだわりを再現しておるのじゃな」

NOVA『はい。これは「ホビット好きのためのゲーム」としては完璧だと言われています。スターターセットでは、プレイヤーはホビットにしかなれません』

ヒノキ「ホビットだけで、ゲームが成立するのか?」

NOVA『最近はソード・ワールドでも、グラスランナーのみのリプレイがありましたよね』

NOVA『とりあえず、ホビットのみでバランス調整されたシナリオがどんな内容か気になります。そして、ホビット以外のキャラをプレイしたければ、夏発売予定のコアルールブックを待てばいいのですが、このゲーム専用ダイスはスターターセットでしか入手できないっぽいですね。ホビットシナリオに興味はなくても、ダイスのために買わないといけないのではないかな。まあ、指輪物語のゲームで、ホビットに興味のないゲーマーというのが想像しにくいですが』

NOVA『スターターセットではキャラ作成ができなくて、用意されたホビットキャラしか使えませんが、そのラインナップが、フロドの父親のドロゴ・バギンズを始め、メリーのお母さんやピピンのお父さん、それに悪役ホビットのロベリアさんなどマニアックな人選です』

ヒノキ「ロベリアがパーティーに入って一緒に冒険するなど考えられん」

NOVA『俺もです。ホビットや指輪の原作を知る人間で、ロベリアがプレイヤーキャラで使えると知って、喜ぶ人はいるのでしょうかね? 知らない人は下記の記事をどうぞ』

ヒノキ「まあ、あのサルマンに立ち向かうほどの勇気を原作では示したから、案外、冒険者には向いているのかもしれん」

NOVA『ロベリアがビルボの依頼で宝探しに赴くシナリオ……って、ちょっと想像つきにくいですけど、ひねくれキャラ好きのプレイヤー層を狙っているのですかね』

ヒノキ「サムのとっちゃんのハムファスト親方は出るのかの?」

NOVA『さあ。ともあれ指輪の初級マニアしか付いていけないネタはこれぐらいにして、英語版の公式動画その他でも見てワクワクしてましょう』

(当記事 完)