花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、ソード・ワールドのミストグレイヴ妄想リプレイ「魔神ハンター」を終了に向けつつ寄り道迷走気味。

マッスル太郎、霧の街へ(SWミストキャッスル1)

ヒノキ帰還

 

ヒノキ「ただいま、なのじゃ」

ゲンブ「おお、アリナお嬢さま。お帰りなさいませ。この度のご出張は、ずいぶんと時間が掛かりましたな」

ヒノキ「うむ。新兄さんのところでは、こういう打ち合わせをしたのじゃが、その後、出雲の方へちょいと立ち寄ってのう」

ゲンブ「出雲でござるか。そう言えば、今月は神無月。日本の多くの神霊が出雲大社に集まる月でござったな」

ヒノキ「うむ。元来は歴史や神話的根拠のない俗信流説であったが、一度、多くの人々がそういう話を信じてしまうと、歴史や習俗すら書き換えられてしまうものでの。今では、神霊がこの時期に出雲に参りに行くのが当たり前のようになってしまった。わらわも阿蘇の地を守護する神霊の一種として、顔見せ挨拶ぐらいはしておこうという気になったのじゃ。何しろ、今年は令和元年という記念すべき年なのじゃから」

ゲンブ「神付き合いも大変なのでござるな」

ヒノキ「それなりにの。確か、去年の今頃、コナっちゃんが旅立つ前に、こういう話をしておったのじゃが、結局、一年経っても屋久島から戻って来ないゆえ、サクヤ様への挨拶が今だ果たせず仕舞いになっておった。そこで今年は、わらわ直々に出雲へ寄って、彼の地でサクヤ様をお迎えすることにした次第。その上で、サクヤ様とは入れ替わる形で、この地に帰参したというわけじゃ。サクヤ様の話では、屋久島を守護する外様神霊のガイア様がコナっちゃんを後継者に指名しようとお考えらしいが、そうなると、あの娘も神霊の務めを果たさねばならぬ」

ゲンブ「粉杉どのが神霊でござるか。ただ者ではないと思うておったが、誕生してわずか2年足らずで、それほどの成長を遂げようとは」

ヒノキ「何でも時空を超えた修行をしているゆえ、時間は関係ないらしい。時空魔術師の娘という素質があればこそじゃ。ともあれ、修行を終えた暁には、あの娘もわらわと同格の神霊となろう。これまでのように、気楽な付き合いは難しくなるやもしれぬのう」

ゲンブ「シロはどうしているでござるか?」

ヒノキ「シロは……時の神のいたずらで、おかしな方向に成長したやもしれぬ。わらわたちの知るシロは……失われたか、あるいは……獣の皇子プリンスシーサーがどうなるかは作者の新兄さんすら予知できない永遠の謎らしい」

ゲンブ「そんな無責任な」

ヒノキ「シロについては、コナっちゃんに任せるしかないじゃろう。何しろ、二人はパートナーなんじゃから。ともかく、わらわたちは今、できることをするしかない」

ゲンブ「それは一体?」

ヒノキ「新兄さんから託された、このシナリオじゃよ」

ソード・ワールド2.0サプリメント  ミストキャッスル  ─蛮都からの生還─

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虹粉乱舞(新・屋久島編その6)

主役降臨

 

   私の名前は粉杉翔花。花粉症ガールよ。

   そして、このブログの主人公。何しろ「花粉症ガール・翔花伝」って言うぐらいだし。

   だけど、ヒヒヒお祖母さまのガイアちゃんにあれこれ言われて、平成31年1月の時代から旅立つことになった

   そして、時空を翔ける少女となった私は、過去と未来と、昨日と今日を行ったり来たりして、あっという間に知らない世界、フィヨフィヨフィヨフィヨ旅がらすになったりしたの。


Time Bokan 1975 Opening

   そして、とうとう帰って来たのよ。私本来の時代に。

   長かったわ。

   本当にこれほど長くなるとは思わなかった。

   だけど、時空を超えた修行の旅で、私は強くなったの。これで、NOVAちゃんのところに帰ることもできるはず。時空魔術師の娘として、しっかり頑張った私の姿を見たら、NOVAちゃんは何て言うかしら。

   「頑張ったな、翔花。俺はお前を誇りに思うぞ」と笑顔になって、メガネをキランと光らせて、頭をなでなでしてくれるかな。

   そして、私は涙目になって、「ふえ〜ん、NOVAちゃん、会いたかったよ〜。翔花、いっぱい頑張ったんだから。もう離れたくないよ〜」って駆け寄って、熱い胸に飛び込むの。

   ……って、これじゃ、まるで子どもみたいじゃない。

   私は成長したんだから、もっと、それらしく振る舞わないと。

 

   ええと、私はあふれる涙を手でぬぐい、にっこり微笑んで、「ただいま、NOVAちゃん。いろいろあったけど、無事に帰って来れたわ。NOVAちゃんのアシスタントガールとして、今後もよろしくお願いします」と毅然と再会の挨拶をするの。

   そうすると、NOVAちゃんも「立派になったな、翔花。俺はお前をもう離さないぞ。ずっと一緒だ」って宣言して、ぎゅっと抱きしめてくれるのよ。

   そして、愛する2人は結ばれて、一生幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。

 

   ……って、話を終わらせてどうするのよ、私。

  成長したからか、妄想力も高まったみたいね。


原田知世 時をかける少女

  とにかくひとまず、何よりすなわち、NOVAちゃんのところに帰るまでに、もう一仕事片付けないと。

  スペースGって、賞味期限切れの敵を倒さなければ、この章は終わらない。

  だから……サクッと終わらせてやるんだ。

 

   試練を経て強くなった元祖花粉症ガール・粉杉翔花、そう、このブログの主人公の力を見せつけてね。

 

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ガメラと次元トラベラー

ゲンブさんのスーパー風〜呂〜タイム

 

   我はゲンブ。

   正式なコードネームは、ジェネラル・バックラー。

   ヒノキ三獣士の一角であったが、今はただ一人。

   東の将セイリュウは失踪したまま、行方知れず。

   西の将ビャッコの忘れ形見シロは、花粉症ガールの粉杉翔花殿の従者として、結界に覆われた屋久島の地に、修行の旅に出かけて、もうすぐ一年になるが今だ戻らず。

   その間に、このコンパーニュの塔も新たな地に移転し、時代も切り替わって、令和となった。

 

   さて、思い返せば、この一年、多くのことがあったものよ。

   昨年6月に粉杉殿と一戦を交え、平成仮面ライダー1号クウガの力に敗れ、我は未熟さを思い知らされた。

   そう、旧世紀の過去に囚われ、未来を見失っていた閉塞さを。

   あるいは、劇場映画のみを至高とし、歴史を積み上げてきたTVのスーパーヒーローを見下していた傲慢さを。

   花粉症ガールと、その父親の新星殿が打ち破り、迷妄の目を開かせてくれた。

 

   その後、放送された仮面ライダージオウで、改めて平成ライダーの歴史を学ぶようになり、

   そして、ついに登場した令和の象徴、仮面ライダーT(タロウ)。

   みんなの笑顔のために、自分の腹筋を崩壊させてまで、明るく振る舞う芸人魂に、我の武人の心は熱く震えたものよ。

   しかし、悪の使者、滅亡迅雷.netの魔の手に掛かり、タロウの正義の心は醜く塗り替えられた。

   そう、人類を滅ぼす破壊の使者と化したタロウは、新ヒーロー・ゼロワンに令和の象徴の地位を譲り渡し、はかなく散ったのだ。

 

   されど、想いは受け継がれる。

   平成ライダーの想いは、時代を超えて令和ライダーに。

   みんなの笑顔を守りたい想いは、みんなの笑顔を生み出したい想いに。

   なればこそ、我もまた、新時代にふさわしい令和ガメラに覚醒すべく、この地獄の業火風呂にて、己の来し方を振り返りながら、熱く瞑想するのみでござる。

 

   散って行った同志や先達、若者の想いをどう受け止めればいいか、と一筋の涙を浮かべつつも、生きている者として己が為すべきことを果たさんと誓いを立てる。

  この至高の一瞬を……

 

AIの声『ゲンブ様。このコンパーニュ上空に時空震動を探知。至急、対処するよう求めます』

 

   何?

   時空震動だと?

   ええい、アリナ様が外出中のこんな時に、一体、何が起こると言うのか?

   コンピューター、待っていろ。

   すぐに風呂から上がって、管制室に行く。

   その間に、可能な限りのデータを集めて、原因を特定せよ。

   味方なら良し。敵対勢力なら、このゲンブが命に代えても食い止めてみせるでござる。

 

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ガメラと腹筋崩壊

ゲンブさんの太郎ロス 

 

ゲンブ「うぉーー、腹筋崩壊太郎〜。お前の最期に、我が泣いた、でござるッ!」

ヒノキ「何じゃ、ゲンブ。日頃は寡黙なハードボイルドキャラなお主が、そこまで号泣するとは珍しい」

ゲンブ「はっ、アリナ様。こ、これはお見苦しいところを……。しかし、これぞと見込んだ漢があっさり散ってしまうと、いかなる武人とて冷静ではいられないもの。我は血も涙もない機械ではないゆえに」

ヒノキ「ふむ。お主ほどの武人がこれぞと見込んだ漢とは……おお、令和の1号怪人であるべローサマギア。絶滅した昆虫種クジベローサ・テルユキイ、和名はクジコハクトガマムシの能力を持った怪人であるな。漢字で書くと、久慈・琥珀・利鎌虫で、岩手県久慈町で琥珀内の化石にて発見されたカマキリモドキな昆虫。学名のテルユキイは俳優の香川照之氏にちなんでいるそうじゃ」

ゲンブ「香川照之とは、意外なつながりでござるな」

ヒノキ「何でも、氏は昆虫マニアだそうで、カマキリ先生の異名も持つそうじゃ。クジコハクトガマムシのことも自分の番組で紹介し、世間の認知にも一役買ったという」


✅ 昆虫好きで知られる俳優の香川照之さんによるNHKの人気“昆虫番組”「香川照之の昆虫すごいぜ!」(Eテレ)の“8時間目”が8月21日午前9時15分から放送される。テーマは、香川さん扮(ふん)するカ

ゲンブ「なるほど。一部、カマキリマギアと呼んでいる御仁もいるようでござるが、正確にはカマキリモドキマギアとか、トガマムシマギアと呼ぶべきでござるか」

ヒノキ「素直にべローサマギアでいいと思うぞ。それより、そのべローサマギアの何がそこまでお主の琴線に響いたのじゃ?」

ゲンブ「ふむ。これを見て下され」


映画『ガメラ2 レギオン襲来』より抜粋


仮面ライダーゼロワン 腹筋崩壊太郎 【なかやまきんに君】 Kamen Rider 01

 

ゲンブ「我がレギオンを倒すのに使ったウルティメイト・プラズマ。その後継者こそ腹筋パワーの腹筋崩壊芸。つまり、子供たちの笑顔のために命を掛ける彼さえいれば、この令和の時代も安泰……と考えていた矢先に、あのような悲劇に見舞われようとは(涙目)」

ヒノキ「ふむ。令和の時代は、我ら怪獣の眷属にとって生きにくい時代なのかも知れんのう。せっかく映画に復活したと期待されたのに、ゴマスリクソバードなぞと不名誉な呼称を付けられた、わらわのラドン族のように、腹筋崩壊族にとっても過酷な時代よ」

ゲンブ「いや、別にガメラは腹筋崩壊族ではござらんが。あくまで技に共通する要素があるだけで」

ヒノキ「ゴマスリ何ちゃらの元ネタは『けものフレンズ2』らしく、ラドンは巻き添えを食ったという意見もあるのじゃが、それでも、わらわはラドンの汚名返上のために、今日も強く生き抜くのじゃ。いつか返り咲く日が来ることを願ってな。ガメラ族も、そろそろ復活して、腹筋崩壊太郎の無念を晴らすとよい」

ゲンブ「本当にそう願っているでござる。昭和ガメラ平成ガメラに続く新たな令和ガメラの時代を」

ヒノキ「それはそうと、腹筋崩壊太郎の早逝を嘆いているのは、お主だけじゃない。世間的には、腹筋崩壊太郎ロスと呼ばれる現象が蔓延しておるそうじゃ。次回放送では、どんなマギアロスが発生するかは知らんが、世間の太郎ロス者はその想いを動画や文章に託して、一種の芸術に昇華しておるとも聞く。ゲンブも何か作ってはどうかの?」

ゲンブ「我には、動画も文才もござらん。一人、早すぎた弟子の死を悼み、号泣するのみでござる」

ヒノキ「いつから、腹筋崩壊太郎がお主の弟子になったのじゃ?」

ゲンブ「2019年9月1日からでござる。将来の令和を背負って立つ程の漢になると、期待をかけたものを」

ヒノキ「そこまで?」

ゲンブ「諸君らの愛してくれた腹筋崩壊太郎は死んだ!  どうしてか?」

ヒノキ「うっ、(坊やだからさ、とはとても言えない雰囲気じゃのう) い、いや、腹筋崩壊太郎はお主らの心の中に生き続けている。そして、時代が求めた時に、必ず復活するのじゃ。その日のために、わらわたちは今できることをしてやろう」

ゲンブ「今できること、でござるか?」

ヒノキ「そう。我らはTRPGゲーマー。ならば、腹筋崩壊太郎をTRPGのルールに基づいて、キャラ作りするのじゃ」

ゲンブ「おお。その手があったか。では早速(筆記用具とダイスを装備)」

 

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ゴブスレ妄想リプレイのキャラ成長

新刊話

 

ヒノキ「本日は、以前にプレイしたゴブスレRPGのキャラ成長回なのじゃ。RPGの楽しみは、冒険そのものもあるが、自分のキャラを作ったり、成長させたりする時間もまた乙な味わいと言えよう」

NOVA「同意だ。俺もリプレイを読んで、冒険の合間のキャラの成長部分が好きでな。『前回の冒険では、こういうことがあったから、こういう技能をとって対応します』とか、『どっちの技能を取るか悩んだけど、今回はこれで行きます。もう一つは次の機会に』とか、そういう部分を結構、楽しみにしている。逆に、キャラ成長の部分を省略しているリプレイはがっかりすることも」

晶華「つまり、成長こそRPGの醍醐味ってことだね」

NOVA「人間でも同じことが言えるな。俺は職業・塾講師だからなおさら気になるのだが、人が学ぶ過程や、失敗を受け止めて改善する潔さなどは推奨することが多いし、日々これ精進して生きたいと考えている。そんなわけで、キャラ成長の前に、俺自身が反省しておきたい。まずは、これを見て欲しい」

ヒノキ「ほう。それがロードス新刊とともに購入したリプレイじゃな」

NOVA「ストーリー感想は割愛するが、これを読んでゲーム運用の観点から思ったことは二つある。まずは、倒したゴブリンの武器を拾い集めて店に売ることはありなのか、という問題」

ヒノキ「ふむ。以前の記事で疑問にしておったな」

NOVA「74ページで、敵の装備を戦利品として売るシーンがあったので、OKということにする。なお、それも踏まえて、もう一度ルールブックを見直すと、573ページにモンスターの武器をゲットするルールが書いてあったわ。前のプレイの時は気づいていなかったんだが、要は2分の1の確率で壊れて使いものにならなくなるものの、さもなければ戦利品として入手できるようだ」

ヒノキ「すると、前回入手したものは、2分の1で売れなくなるのかの?」

NOVA「いや、今さら2ヶ月前の裁定を覆したりはしないよ。迷った時はプレイヤー有利の原則を守る方が、RPGは楽しめると思うし、次のプレイでは俺自身が学術騎士をプレイするからな。自分が有利になるのに、わざわざ覆すような真似はしない」

ヒノキ「それなら、一人当たり銀貨35枚、アッキーだけ消耗品の矢代を考慮して銀貨37枚の報酬で問題ない、と」

NOVA「あとは経験点1500点と、技能の成長点3点が前回の報酬だ。それと、リプレイ本の場合は、ゲームのいろいろな面を紹介しなければいけない都合上、普通よりもキャラの成長を早くすることが多いが、大抵は強めのモンスターを登場させて、その分の経験点を上乗せしたりしている。ただ、ゴブスレRPGではモンスターを倒すことで経験点を得る仕様じゃないので、どうするのかなと思っていたわけだが……」

ヒノキ「ふむふむ。ルールをねじ曲げることなく、いかに多くの経験点を稼ぐかの話じゃな」

NOVA「川人GMは、通常の冒険者ギルドの依頼とは別に、対立する二つの組織からの依頼を用意して、どちらかを選ぶシナリオを用意した。これによって、一回の冒険で、冒険者ギルド分と別組織分の二つの依頼を達成することができ、倍の経験点などを得られるようにしたわけだ」

ヒノキ「なるほどのう。ゴブスレRPGでは、依頼達成による経験点獲得がルールだから、依頼を同時に二つ達成できるストーリーを用意したわけじゃな」

NOVA「そんなわけで、情報を集めながら、冒険者ギルド以外に、どの裏組織の依頼を引き受けるかを考えるのが、リプレイ本の醍醐味と言える。対立する組織の間で、どう綱渡りしていくかを考える要素と、組織の思惑を推測しながら自分たちの目的とのすり合わせを行う過程が、なかなか読み応えあったりする。もちろん、依頼の複数達成でキャラの成長速度を上げる商業上の必要性も込みで、実にお見事な仕掛けだったと考えている」

ヒノキ「それは後学のためにも、是非読まねばの」

NOVA「ああ。途中で、プレイヤーキャラの一人が死にかけて吸血鬼になる呪いを受けたりもして、なかなかアクシデントな展開だったりもするしな」

晶華「吸血鬼!  それは耽美でいいかも」

NOVA「まあ対象キャラが爺さんの老師だけどな。しかも、パーティーの中には吸血鬼殺しの女神官もいて、スリリングな局面も。物語イメージとしては、時代劇とか武侠ものに、香港ノワールの雰囲気を混ぜたもので、ゴブスレ小説の懐かし西洋ファンタジー世界観とはまた異なる雰囲気になる。まあ、80年代風味という共通点はあるんだけどな」

晶華「それって、NOVAちゃん好みってことよね」

NOVA「まあな。後は、リプレイ本131ページのGM発言で、『そのうち、サプリメントで足が速くなる技能とかアイテムとか出したい』という記述があって、おおって感じ入った。『【長足】と書いてストライダーと読む技能』は俺も欲しい」

 

ヒノキ「他には、この本も買ったのじゃろう」

NOVA「ああ、買ったけど、感想はまたの機会な。今回はRPGの方に専念しよう。来月の原作本編の新刊と合わせて、感想を書くつもり。妖精弓手と女神官の砂漠対応アラブ風コスな表紙に期待してる」

ゴブリンスレイヤー11 (GA文庫)

ゴブリンスレイヤー11 (GA文庫)

 

晶華「NOVAちゃん、よく見て。白い服を着ているのは女神官さんじゃなくて、ゴブスレさんよ」

NOVA「うわあ、本当だ。素で見間違えていたわ。メガネを付けていなかったからな」

 

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今さら改元絡みのネタ話

令和を守るために

 

NOVA「以上だ。何が起こったか分かったか?」

晶華「うん。大体、分かった。時空快盗団のタイムジャッカー電撃隊の人たちが上級職のクォーツァーに成長して、上級特技の【時代改変】を使用して、平成……じゃなくて、この令和の時代をゼロからやり直そうとしているってことね」

NOVA「ん?   何だか違う話が混ざっている気もするが、大筋はまあ、そんなところだ。俺たちは何とかして令和を守らないといけない」

ヒノキ「ふむ。わらわは別に令和だろうと、奴らのもたらそうとする珠保だろうと、どっちでも大差はないと思うんじゃがのう。平成の30年の歴史に比べ、たかだか3、4ヶ月の令和、それほど大事とは言えんじゃろう」

NOVA「いやいや、令和がなくなれば俺が困ります」

ヒノキ「どうしてじゃ」

NOVA「理由その1。令和の象徴たる仮面ライダーゼロワンが消失し、共演する仮面ライダーバルキリーが歴史から消えてしまう」

ヒノキ「代わりに、花粉ライターJUHOが始まり、わらわたち花粉症ガールの時代が来るのじゃろう。この際、仮面ライダーの歴史には犠牲になってもらって……」

NOVA「何てことを言うんだ、ヒノキ姐さん。被害を受けるのは仮面ライダーだけじゃない」

ヒノキ「他に何が?」

NOVA「理由その2。令和初のウルトラマンであるタイガが消失し、共演するU40からの使者タイタスさんまでいなくなってしまう。俺はタイタスさんが消えてしまうのを見過ごせん」

ウルトラマンタイガ ウルトラヒーローシリーズ 66 ウルトラマンタイタス

晶華「たぶん、タイタスさんは消えないと思うの」

NOVA「どうしてだ?  タイタスさんはタイガやフーマ同様、令和生まれのヒーローだろうが」

晶華「だけど9000歳よ。つまり、40年前のデビュー当時に8000歳だった80(エイティ)先生より年上。だから、令和が消えても影響しないはず」

NOVA「おお、言われてみれば、その通り。さすがは力の賢者の旦那だけある」

ヒノキ「いやいや、それを言うなら、タイガも4800歳だし、フーマも5000歳。すなわち、ウルトラ族は長寿ゆえ、クォーツァーの時代改変能力には巻き込まれないのじゃ」

NOVA「おや?  タイガよりフーマの方が年上だったのか。てっきり、フーマの方が若いと思っていたや。それはさておき、たとえ彼らが消えなかったとしても、番組そのものが消失してしまっては、毎週土曜の朝にタイタスさんの勇姿を見ることができなくなってしまう。俺からタイタスさんを奪わないでくれ」

晶華「NOVAちゃんはそんなにタイタスさんのことが好きなの?」

NOVA「ああ。俺が一番好きなウルトラマンはジャックこと新マン兄さんだが、俺が再放送でなくリアルタイムで初めて見たウルトラマンはジョーニアスさんなんだよ。もう、令和元年はジョーニアス40周年で、俺にとってはU40祭りなんだ。U40のスターシンボルをバカにする奴は、タイタスさんだけじゃなく、この俺も許さねえ。何せ、このスターシンボルはWhite NOVAの象徴でもある。そのことは来年で20周年になる俺のサイト『White NOVAのホビー館』のトップページを見れば分かるはずだ」

晶華「確かに、タイトルバナーに白い星が飛び交い、至るところに★マークが散りばめられているわね。だけど、サイト自体は2015年のお正月から、ちっとも更新していないみたい」

NOVA「今はブログと掲示板書き込みが中心だからな。とにかく、タイタスさんがこの地球で安心して戦えるようにするためにも、俺は令和を守らねばならない」

ヒノキ「ふむ。しかし、それは新兄さん個人の都合。わらわはそれほどタイタスにこだわりはないからのう。せめてボディカラーがジョーニアス殿のように赤ければ、応援したろうが。何じゃ、あのU40らしからぬ黒は?」

NOVA「それは、TVでは語られない裏事情があるんだよ。詳しくは、ボイスドラマを参照すればいいが、要はタイタスさんの親がU40の裏切り者ヘラー軍団に所属していて、それ故にジードと同様に闇属性を持つに至ったのだ。だけど、闇の宿命を乗り越えた優しい賢者、すなわち、闇と光を合わせ持ち、全てを砕く拳を鍛えた男がタイタスさんなんだ。実に格好いいじゃないか」


【ウルトラマンタイガ】『トライスクワッド ボイスドラマ』第6回「ザ★ウルトラマンタイタス (中編)」-公式配信- "Tri-Squad Voice Drama" episode 6

晶華「闇を抱いて、光となるかあ。まるで、オーブさんのサンダーブレスターみたいね。そういう背景があるなら、私もタイタスさんを応援するわ。それに賢者っていうぐらいだから、素顔は眼鏡を掛けているかもしれないし」

ヒノキ「マッチョなメガネキャラか。サングラスなら、ありかもしれんがのう」

NOVA「スーパーマンクラーク・ケントって路線もありかもしれませんが、それはともかく、第3の理由です。それは令和初のTRPGゴブリンスレイヤーRPGが消えてしまう可能性」

ヒノキ「何と。ゴブスレRPGが消えてしまうじゃと?  すると、わらわたちがジャガリコを救った、あの冒険譚はどうなると言うのじゃ?」

NOVA「それも消える可能性があります。さらに個人的な理由ではなく、もっと広い目で見れば、令和生まれの人間は年端もいかぬ赤子たち。タイムジャッカー電撃隊の計画を許せば、いたいけな何の罪もない子供を犠牲にしてしまうことになる」

ヒノキ「それは流石に捨ておけんのう。よし、この日野木アリナ、義によりて助太刀いたそう。ゲンブもいいな」

ゲンブ「もちろんです、アリナ様。子供を守るのは、ガメラの眷属として当然のこと。我の力が役立つなら、喜んで戦うでござる」

晶華「私も、もちろん手を貸すよ。そもそも、あの花粉ライターJUHOとやらの設定が、私には気に入らない。あんな欠陥企画でNOVAちゃんを釣ろうなんて、花粉症ガールのことを表面的にしか分かっていない証拠ね。ファンを名乗る資格なんてないわ」

NOVA「そうか?  設定そのものは、読者Aなりによく考えていると思ったんだがな。何が問題なんだ?」

晶華「それはね……」

 

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盗賊上級職と精霊使いの話(ロードスRPG編その5)

前置き:TRPG新作サプリメント(擬人化動物ネタ含む)

 

ヒノキ「待望のロードス新刊も読み終えたので、TRPG話の再開じゃ。それと、期待のサプリメント(追加ルール)は9月20日の発売らしいことが、SNEの公式ページで発表されたが、思ったよりも早くて嬉しいぞ」

晶華「どうせ、また遅れたりするんじゃないの?  基本ルールも昨年の夏発売と予定されていたのに、結局、年末付近になったんだし」

ヒノキ「うっ、その可能性は否めんが、まあ、具体的な予定日が出たことで、ルール作成が順調に進んでいると安心できよう。それと、この8月下旬発売で、新兄さんがおそらく買いそうなTRPG関連商品は以下の通り」

ウォーロックマガジンvol.5

ウォーロックマガジンvol.5

 
パスファインダーRPG ベスティアリィ

パスファインダーRPG ベスティアリィ

 

晶華「雑誌はいいとして、パスファインダーのベスティアリィって何?」

ヒノキ「別名を『D&D3.75版 モンスターマニュアル』という」

晶華「ああ。これのライバルみたいな本ね」

ダンジョンズ&ドラゴンズ モンスター・マニュアル第5版

ダンジョンズ&ドラゴンズ モンスター・マニュアル第5版

 

ヒノキ「D&D5版、パスファインダーに対し、対抗馬としてSNEもパグマイアというゲームを翻訳するそうじゃが」

晶華「何、パグマイアって?」

ヒノキ「D&Dに似たシステムで、擬人化された犬をプレイするゲームらしい」 

Pugmire Fantasy Tabletop RPG [並行輸入品]

Pugmire Fantasy Tabletop RPG [並行輸入品]

 

晶華「犬プレイ?  ソード・ワールドコボルドみたいなもの?」

ヒノキ「わらわは、こっちを想像したがの」


【PV】名探偵ホームズ Blu-ray BOX

晶華「犬人間の世界をロールプレイしたい人がどれだけいるか分からないけど、どうせなら、猫派の人も参加できるといいのにね」

ヒノキ「一応、対になる猫サプリメントのマウ王国RPGという作品もあるらしい。英文公式サイトはこちらになる」

www.realmsofpugmire.com

www.realmsofpugmire.com

晶華「猫RPGなら、世界観はこんな感じかしら」


長靴をはいた猫(予告篇)


ながぐつ三銃士_予告篇+長靴をはいた猫 80日間世界一周_特報_予告篇


『長ぐつをはいたネコ』予告編

 

ヒノキ「ともあれ、このままだと、ロードスの話のはずが、動物王国になり兼ねないので、前書きはこれぐらいにしておくのじゃ」

晶華「そうね。NOVAちゃんがいれば、ガープスのBunnies & Burrowsとか、ラビッツ&ラッツなんて、マニアックな話を始めかねないものね」

web.archive.org

 

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