花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、D&Dを中心に世紀末前後のTRPGの懐古話を不定期展開中。

リトル・セイリュウ、ジュニアに成長す(怪獣親子の話)

屋久島より帰還

 

リトル改めジュニア「みなさん、明けましておめでとうございます。そして、ご無沙汰していました。今、屋久島より帰還しまして、改めて自己紹介したいと思います。この度、リウはこれまでのリトル・セイリュウの名を廃し、セイリュウ・ジュニアの名をガイア様より頂きましたので、今後はジュニアとお呼びください」

セイリュウ「うむ。我が息子は、ガイア様のところで成長の儀を行なっていたのだ」

シロ「ボクがリトル・シーサーから、プリンス・シーサーになったようなものか。分かった、ジュニア。これからもよろしくな」

ヒノキ「ふむ。若人が成長するのは早いと聞くが、リトルがここに来たのは、この時以来のこと」

ゲンブ「それから、5年近くも経てば、幼子もそこそこの若者に成長するでござろうな」

ジュニア「いや、ゲンブさん。リウは5歳ではありませんよ。今年で銀幕デビューして30年、いや、昨年が30年めとも言えました」

ヒノキ「93年の年末に生まれたベビーが、94年にリトルに成長し、そして95年にジュニアに成熟して行ったのじゃな」

セイリュウ「うむ。そして、デストロイアとの決戦を終えて消滅した後の力を引き継いだのが、新生ゴジラとなるはずだった」

ジュニア「リウはリトルGの眷属だけど、5年経って、とうとうジュニアの称号を得たのです」

セイリュウ「今年はコングの方も、子どもができるそうだからな。辰年パワーで、リトルも成長するべき年が来た、ということだ」

 

ゴジラの子どもたちの話

 

ゲンブ「ところで、最初の『ゴジラの息子』というのはミニラでござるな」

シロ「ミニラと言えば、1967年生まれですから、あと3年経てば還暦になりますね」

ヒノキ「あのミニラが還暦とは、まるで時代が変わったようじゃの」

シロ「アリナ様、今は令和ですから、確かに時代は変わっております。平成を経て2回も」

ヒノキ「むむっ、そう言えば、そうか。昭和の息子がミニラで、平成の息子がベビー→リトル→ジュニアで、令和の息子は……何になるかのう」

セイリュウ「また、わしの知らぬところで息子が生まれるのか?」

ジュニア「リウに弟が?」

ヒノキ「いや、案外、次は娘かも知れんぞ。『ゴジラの娘』という映画が作られたら、わらわは見たい」

シロ「『怪獣擬人化』で検索したら、女体化ゴジラというイラストもいろいろ見つかりそうですけどね」

ジュニア「そう思って検索すると、こんなのが見つかりました」

セイリュウ「そう言えば、シン・ゴジラの幻の進化形態に、人型ゴジラというものがあったか」

ヒノキ「最新作でも、ラストでヒロインがゴジラ細胞に感染しているという話が出ておるのう」

セイリュウ「あのヒロイン女優(浜辺美波)は、去年ライダーとゴジラの両方に出演して、特撮界隈で注目されているみたいだな」

ヒノキ「すると、沢口靖子ビオランテになったように、浜辺美波ゴジラ細胞の力で怪獣娘化する可能性もあるのか」

シロ「2次創作なら作られそうですね」

ヒノキ「新兄さんなら喜んで見たがるじゃろうな」

セイリュウ「どうして、そこで時空魔術師の名前が出てくる?」

ヒノキ「あやつは、『ただの人間の女には萌えん。怪人や怪獣、宇宙人、サイボーグ、アンドロイド、精霊少女などなどがツボ』と公言しておるからの」

セイリュウ「難儀な性癖みたいだな。まあいい。そんなことよりも、今はわしの子どもの話だろうが」

ゲンブ「『ガメラの息子』ってタイトルの映画も作られないだろうか?」

ヒノキ「それは、これじゃないのか?」

 

怪獣親子の話

 

ヒノキ「ところで、東宝怪獣で初めて子ども怪獣が登場したのは、1956年のラドンの映画というのは、有名な話じゃな」

ゲンブ「メガヌロンを食べている雛ラドンでござるな」

セイリュウ「いや、東宝怪獣だと先に55年の『獣人雪男』で、雪男の子どもが登場しておる」

ヒノキ「雪男の子どもが欲深い人間に殺されたから、雪男が暴れたわけか。ある意味、『子どもをさらったり、危害を加えたりした人間に対する怪獣の子ども奪還あるいは復讐物語』という定番の起源と言えるのう」

ゲンブ「未開の島や秘境に密かに生息していた怪獣を、見せ物として都会に連れて行こうとする興行師のせいで、怪獣大暴れというプロットは最初の『キングコング』以来の伝統でござるな」

シロ「『モスラ』は興行師にさらわれた小美人を追って来ますし、『モスラ対ゴジラ』では台風によって流されて日本に漂着したモスラの卵を巡って、やはり見せ物興行にしようとする連中がいましたね」

セイリュウ「その前の『キンゴジ』でも、コングが製薬企業の宣伝に使われようとしておったな」

ジュニア「他には『ガッパ』も有名です」

 

ゲンブ「ウルトラシリーズでは、タロウのトータス親子の話が印象的でござった」

ヒノキ「タロウでは、フライングライドロンとか、パンドラ&チンぺとか、怪獣親子の話が多かった印象がある」

ジュニア「今のブレーザーでも、時々、親子怪獣が見られたと思います」

シロ「親子怪獣の動画も見つけてみました」

 

ヒノキ「では、そろそろ成人の日ということで、成長する子どもの話はこれぐらいにしておこう」

ジュニア「今後は、リトル改めジュニアとして、読者さまにはよろしくお願いします」

(当記事 完)