久々にマッスル太郎以外の話
ヒノキ「ついに、ゼロワンの次の仮面ライダーの情報が解禁されたのじゃ」
「仮面ライダーセイバー」変身シーン盛り沢山のスペシャルな映像を大公開!
ゲンブ「おお。今度の仮面ライダーは、小説家が変身する仮面ライターでござるか」
リトル「本の力で戦うとは、時空魔術師さまが喜びそうな設定ですねぇ」
シロ「新星さまは、本好きの言霊魔術師にして、アマチュアブログ創作家を自認している人だもんな」
ヒノキ「まあ、新兄さんのことだから、どんな設定でも無理やり理屈をこじ付けて、自分の興味に結びつけて楽しむじゃろうがな。それでも、此度の設定はあらゆる本好き、物書きのツボに突き刺さるのは確かじゃろうて」
セイバーの設定や物語
ゲンブ「噂のアーサー王は直接、関係なさそうでござるな」
ヒノキ「結局、ガセネタだった可能性もあるが、敵に仮面ライダーカリバーというのがおって、その名がアーサーの剣である神剣エクスカリバーに基づくゆえ、全く関係ないとも言いきれん。ともあれ、現在、提示されている物語は『ジャックと豆の木』『ピーターパン』の2本」
映画『PAN ネバーランド、夢のはじまり』本予告【HD】2015年10月31日公開
シロ「ワンダーワールドという設定だと、アリスなんかも題材になるかも」
ヒノキ「物語に由来する能力は、ライダーのフォームチェンジに関係すると思われる。ボディの右側は変身の際のモチーフ幻獣や動物に関わり、基本フォームを形成する。セイバーの基本カラーは赤のドラゴンで、剣は火炎の力を宿している。体色の真ん中は白で、左側は黒。じゃが、ライドブックはベルトに最大3つまで装着でき、左側に『ジャックと豆の木』モチーフのブックを装着すると、黒から緑に変わり、飛び道具的に豆を伸ばす技が使えるようじゃな。もしかすると、蔓を伸ばして鞭のように使えるやもしれぬし、『ピーターパン』だと飛行能力が付与されたりするんじゃろうか。あれこれ想像するのも楽しそうじゃの」
シロ「体の一部をフォームチェンジする設定は、Wやオーズ、ビルドなんかを連想しますね」
ヒノキ「2号ライダーのブレイズが、ライオンモチーフである点は、ウィザードも連想するがの。さらに雷使いのエスパーダ、二刀流の剣斬などの名前が発表され、聖剣使いのライダーは全部で10人が予定されているようじゃ」
リトル「そんなにたくさんいるのですかぁ」
ヒノキ「そこまで多いのは、鎧武以来じゃな。一つの番組でライダーの数が多いのは、龍騎、響鬼、カブト、ディケイド、鎧武、エグゼイド、ジオウといったところか」
ゲンブ「今のゼロワンも多くなっているでござるが」
ヒノキ「一応、数えてみると、ゼロワン、バルカン、バルキリー、滅亡迅雷の4人、サウザー、アークゼロの9人か。劇場版のプロト01やアナザー01なんかを入れると、さらに増えるがの」
リトル「ゼロツーは数に含めないのですかぁ?」
ヒノキ「変身者がゼロワンと同じ或人じゃからのう。同一人物が変身するのは1人とカウントするべきじゃろう。まあ、BLACKの南光太郎と、RXの南光太郎はディケイド以降、別人設定になってしもうたが」
シロ「翔花とアッキーが分裂して、別設定になったようなものですか」
ヒノキ「まあ、世の中には、アオレンジャーとビッグ1と仮面ライダーV3とズバットと宇宙刑事アランを同一人物と主張する者もおるのじゃが、普通に考えると別人じゃろう。あくまで話のネタとして、そう考えると、あれこれ妄想できて面白いというだけで」
ゲンブ「しかし、アナザーライダーなんかも考えると、紛らわしいでござるなあ。シャドームーンにしても、BLACKと戦った秋月信彦と、ディケイドと戦った月影ノブヒコがいるそうだし、クウガにしても五代雄介と小野寺ユウスケの他に、ジオウ夏映画に出たマンガ版クウガもいるそうだし」
ヒノキ「アギトと同一世界にいる時点で、TV版クウガとは完全に切り離されたからのう。他には、藤岡さん演じる本郷猛と、FIRSTやNEXT版の本郷猛は別人じゃろうし、レスキューフォースのR0も別人じゃろうな」
リトル「何だか話に付いて行けないですぅ。とにかく、新ライダーのセイバーって、どういうお話なんですかぁ?」
ヒノキ「おっと、寄り道が過ぎたようじゃの。分かりやすく、公式サイトでも示しておくとするか」
セイリュウの声
ゲンブ「ともあれ、新たな仮面ライダーが9月開始ということは、ゼロワンが8月終了。そして、マッスル太郎の続編もまた9月開始ということでござるな」
ヒノキ「10月開始の可能性を想定していたんじゃがのう。まあ、一月もあれば準備をする時間は十分じゃろうて」
リトル「ふわぁ?」
シロ「どうした、リトル?」
リトル「ええと、父さんの形見のブルーソウルがブルブル震えてますぅ」
ヒノキ「ブルーなソウルがブルブル? それは解説が必要なギャグか何かか?」
ゲンブ「アリナ様。そういうことをおっしゃると、はい、アリナじゃないな〜と言わざるを得ないでござる」
リトル「いえ、ギャグじゃなくて、父さんからの霊界通信みたいですぅ」
シロ「セイリュウ師匠から?」
ヒノキ「何と。もしかして、セイリュウから仮面ライダーセイバーに関するホットでスペシャルな情報がもらえるのか? リュウだけに、ドラゴンの動向には詳しいのかも🐉」
ゲンブ「アリナ様。ご自分でバカなことを言っているとはお分かりでしょうな」
ヒノキ「むっ。とにかく、着信が入っておるなら、すぐに受けるがいい。屋久島からの緊急連絡かもしれんからのう」
リトル「分かったですぅ。(ブルーソウルを携帯電話のように耳に当てて)もしもし、父さん? え? ドルイ道おじさんが瞬間移動でこっちに来ようとしたんだけど、結界に阻まれて、ガンと弾き返されて、到着地点がズレたのですかぁ? 位置を知らせるので迎えに行って欲しいですってぇ? 分かりましたぁ」
ヒノキ「何と、ハイラス様がこっちに来られる、と? それは、すぐに出迎えの準備をせねば」
ゲンブ「早速、ラビットタンクの出撃準備をするでござる。位置情報を知りたいので、リトルよ、ナビ係として一緒に来るのだ」
リトル「了解ですぅ」
ヒノキ「シロは、わらわと一緒に歓待の準備じゃ。我らがコンパーニュの総力を挙げて、おもてなしをせねばのう」
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ハイラス「いやあ、迎えに来ていただいて助かったでござ〜る。屋久島のガイア様の元で修行をして会得した転移術が、まさか結界に阻まれて失敗するとは。次元のはざまに落ちて、時空の迷子にならなかったのは、不幸中の幸いでござった」
ヒノキ「そのような転移術に頼らずとも、屋久島や新兄さんのところからなら転送門が設置されておったはずじゃが」
ハイラス「いやあ、面目ない。NOVA殿の塔には術で普通に到着できたので、ここへ来るのも問題ないとたかを括っていたでござるよ」
ゲンブ「コンパーニュのセキュリティーはしっかり機能していたということでござるな」
ヒノキ「新兄さんところのセキュリティーも、少々甘いのでは、と警告しておいた方がいいかも知れんのう。望まぬ客人の来訪を防ぐためにもな」
シロ「それで、今回はどうしてこちらに?」
ハイラス「うむ、異世界に飛ばされた粉杉翔花どのを救出するために、リトル殿のブルーソウルの力がどうしても必要なのでござるよ」
シロ「翔花の救出? それは是非ともボクも手伝わせてください」
リトル「リウも手を貸すですぅ」
ヒノキ「というか、コナっちゃんの救出作業なら、我らコンパーニュ一同の総力を挙げて、取り組まねばならん。何しろ、ここは『花粉症ガール・翔花伝』なのじゃからな」
ゲンブ「うむ。3月以降は、もっぱら『マッスル太郎伝』と化していたでござるが」
ヒノキ「それは『コンパーニュ記』の内容じゃ。当ブログにおいて、『マッスル太郎』カテゴリーの記事は56。それに比べて『花粉症ガール』カテゴリーは155もあるゆえ、ブログタイトルに偽りはなかろうて」
ゲンブ「『TRPG』カテゴリーが160で、最多でござるよ」
ヒノキ「仕方なかろう。わらわがTRPG好きな女の子という設定なのじゃから。必然的に、ここでTRPG話が多くなるのもやむを得ないのじゃ。読者もそれを望んでおるようじゃしの」
ハイラス「コンパーニュ御一党の好意はまことにもってありがたい。しかし、この度の翔花殿救出作戦に参加するのは、NOVA殿と、アッキー殿、それに修理が完了したケイP殿の御三方に任せるゆえ、こちらでは別のミッションに心を向けていただきたい」
ヒノキ「別のミッションじゃと? ハイラス様、それは一体?」
ハイラス「もちろん、予定されている『続・マッスル太郎』の物語でござるよ」
ゲンブ「いや、マッスル太郎は確かに重要な記事になったでござるが、粉杉殿の物語はもっと大事。それを差し置いて、遊びに耽るのは事の軽重を見失ってはいまいか?」
ハイラス「それを説明するのは、私よりもセイリュウ殿の方がふさわしいでござる。これより、我が身にセイリュウ殿の御霊を降臨させるゆえ、魂の欠片たるブルーソウルをしばらくお貸しいただきたい」
リトル「父さんの魂を召喚ですかぁ。喜んでぇ」
セイリュウinハイラス「ということで、わし降臨じゃ。次元ドルイドも真面目に修行して、屋久島内なら我が魂を自在に召喚できるまでになったのだが、それでも屋久島の外ではブルーソウルという触媒なしでは無理。逆に言えば、次元ドルイドがブルーソウルを装備していれば、いつでも我が怪獣王の眷属としてのワンダー極まりない技と力を使えるようになった次第」
ヒノキ「おお、それは何とも心強い。で、コナっちゃん救出作戦にセイリュウの力が必要ということじゃが、それほどの緊急事態に際して、わらわたちが手をこまねいているわけにもいかんじゃろう」
セイリュウ「スザクよ。わしが去年に話したことを覚えておるか? 具体的には、この記事のことだが」
ヒノキ「それは、コナっちゃんが屋久島から帰還した際の話じゃな。あれからいろいろあって、世界もコロナの脅威にさらされて酷いことになっておるが」
セイリュウ「コロナに関しては、スペースG関係で言いたいこともいろいろあるが、このブログ時空での話のネタとしては、この記事を読めばいいだろう。しかし、コロナはさておき、問題はリトルの成長にある」
リトル「リウの成長ですかぁ? それなりに新さまのところで学ばせてもらったと思いますがぁ」
セイリュウ「では、お前の中に眠るGの欠片、レッドソウルを見つけ出したのか?」
リトル「いえ、まだですけどぉ……」
セイリュウ「そのための修行を、このコンパーニュで達成する必要がある。スザク、ゲンブ、そしてビャッコの子がリトルと共に、『魔神ハンターの物語』を紡ぎ上げることで、リトルも力を覚醒することであろう」
ヒノキ「つまり、TRPGのプレイをすれば、リトルの中に秘められし力も目覚めると?」
セイリュウ「物語の中に宿る力を覚醒させて、竜の力と共に敵を討つ。『仮面ライダーセイバー』とはそういう話ではないのか。ならば、その放送タイミングに合わせて、リトル覚醒の儀式となる物語を紡ぎ上げることこそが、この状況でお主たちが為すべきこと。大地母神ガイア様はそうおっしゃった」
シロ「師匠、だけど翔花はボクのパートナーです。ボクとしては、新星さまを助けたい」
セイリュウ「シロよ、お前の気持ちは分かる。しかし、人にも、怪獣にも機縁によって、各々の役割がある。粉杉翔花、モスラの眷属を異世界から救出することは、いまだ時空魔術を習得しきれていない未熟なお前には不可能だ。お前はリトルと共に、自らをも鍛えねばならん。翔花クエストの件は、このわしと時空魔術師に任せよ」
シロ「翔花クエスト……ですか」
セイリュウ「うむ。『花粉症ガール翔花伝』の物語は、これ以降、ここでの『魔神ハンターの物語(ミストグレイヴ)』と、時空魔術師のメインブログでの『翔花クエスト(フェアリーガーデン)』に受け継がれることになる」
ヒノキ「それは、つまり、二つのリプレイを同時並行で進めるということか? 何と無謀なことを」
セイリュウ「なお、こちらでのGMはスザクが担当するとして、翔花クエストの方はわしが担当することとなろう」
ヒノキ「ちょっと待て。お主は確かGMをしたことはないはずじゃろう」
セイリュウ「大丈夫。GMのGはゴジラのG。ラドンの眷属であるスザクこと日野木アリナにGMができるなら、このわしにGMができぬ道理はない。なあに、向こうには時空魔術師もいるし、GM初心者であるわしをサポートする術は心得てもいよう」
ヒノキ「そんなまどろっこしいことをしなくとも、新兄さんがGMすればいいだけではないかのう」
セイリュウ「あの男は最近、『夏場は仕事で忙しいからGMをやってる余裕はない。それができるなら、パグマイアのプレイの続きをしたい。だけど、誰かがGMをして、プレイヤー参加ならOKだ』と言っていたからな。ならば、自分の娘を見つける冒険には無理やりでも駆り出さねば、父親としての務めを果たせぬであろう」
ゲンブ「ええと、何だか話がややこしいが、まとめるとこういうことでござるな」
●コンパーニュの今後の予定
続マッスル太郎、仮タイトル『魔神ハンターの物語』をプレイ。
シナリオは『ミストグレイヴ』。
GM:日野木アリナ
プレイヤー:リトル、シロ、ゲンブの3人。
開始時期:9月から
●NEO空想(妄想)タイムの予定
行方不明の粉杉翔花を妖精郷で探す『翔花クエスト』をプレイ。
シナリオは『フェアリーガーデン』。
プレイヤー:粉杉晶華、ケイPマーク2、Shiny NOVAの3人。
開始時期:8月のお盆休みの辺り
ヒノキ「聞くからに無理無茶無謀な企画じゃが、新兄さんは了解しているのじゃろうか?」
セイリュウ「まあ、あの男は時空魔術師だから、その辺りの時間の融通は適当に付けるだろう」
ヒノキ「立ち上げるだけ立ち上げて、一過性の話題で盛り上げておいてから、結局、時間が足りなくて放置したまんまということも考えられるがのう」
シロ「お言葉ですが、アリナ様、それは新星さまを見くびっておられると思います」
ヒノキ「何じゃと、シロ? お前に新兄さんの何が分かる? ……と聞くだけ愚問か。お前は新兄さんの元で、それなりに修行を重ねて来たのじゃったな」
シロ「ええ。新星さまは、時として無理無茶無謀で大胆なサプライズを好むトリッキーな御仁。その言葉の半分は妄言で、時に過信と慢心の精霊に取り憑かれることもある。しかし、自分の発した言葉へのこだわりは強く、それを達成するためにコツコツ誠実に、倦まず弛まず歩み続ける執念深さ、言い換えれば根気強さを持ち合わせている。不言実行ならぬ有言半実行の精神を持ち合わせている御仁です」
ヒノキ「つまり、『二兎を追う者は一兎をも得ず』になるかもしれんが、『二兎を追っている間に、アリスのようにワンダーランドに転がり落ちて、思わぬ冒険を楽しむスタイル』と言うことじゃな」
ゲンブ「あるいは、『仁藤を追って、ピンチはチャンスと言いながら、ダイス入りの剣を振り回すような古の魔法使いスタイル』でござるな」
シロ「ええと、話のつながり方はよく分かりませんが、とにかく新星さまはそういう御仁です」
セイリュウ「そうなのか? 話を聞くからに破天荒な人物に見えるが、前に会ったときは、気弱そうで頼りないようにしか見えなかったがのう」
シロ「いや、師匠を目の前にしたら、大抵の人は萎縮するでしょう」
セイリュウ「つまり、萎縮していない時の時空魔術師は、もっと豪快な男だと?」
シロ「というか、一本筋が通っているのは間違いありませんが、寄り道も多いので、その一本が錯綜しがちです。思考回路が混線状態、ハートは万華鏡と言えばいいのでしょうか」
セイリュウ「聞いてもよく分からんが、とにかく一筋縄ではいかん男と言うことだな。ならば、この機にじっくり見極めるとするか。ガイア様の後継者になるはずの神霊娘の父親として、ふさわしい男かどうかを」
(当記事 完)