花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、ソード・ワールドのミストグレイヴ妄想リプレイ「魔神ハンター」を終了に向けつつ寄り道迷走気味。

ゴブリンスレイヤー13巻他の話

ブログ間リモート対話

 

ヒノキ「……ということで、シロがいささか情緒不安定な感じなのじゃ」

NOVA『なるほどね。自分が翔花のパートナーのはずなのに、翔花に置いてきぼりにされたような寂しさを感じている……ということでいいのかな』

ヒノキ「そんな感じじゃよ、新兄さん。わらわとしては、厳しく叱咤激励をしたが、そういう人間関係の複雑な機微は、小説書きの経験を持つ新兄さんの方が手慣れているのではないか、と思っての」

NOVA『まあ、心理分析ぐらいはできますが、それで解決の名案が思い浮かぶとは限らない。人間関係ってのは、理屈じゃないですからね。一度、話がこじれると、覆水盆に返らず、取り返しのつかないまでに修復不能になったりするもので。「好意を持つ者同士は出会いを重ねれば好意もいや増すし、一方が嫌悪を持つと、出会いを重ねれば、ますます嫌悪が募る」という話もあって、嫌悪から好意に切り替える方法というのが一番難しいと思います』

ヒノキ「それは、コナっちゃんがシロを嫌っているということなのか?」

NOVA『いや、例えが良くなかった。とにかく、俺が見るかぎり、翔花にとってシロ君は良い友達だと思っているだろうけど、あいつはまだまだ幼いですからね。人間関係について、シロ君ほど複雑に、繊細に考えてはいないと思います。あいつがシロ君を置いて行ったのも、本人としては悪気なく、「ちょっとコロナウィルスをやっつけて、すぐに戻ってくる」つもりだったのでしょうし、嫌うとか、置いてきぼりにしたとか、そういう意識もないはず』

ヒノキ「それで、コナっちゃんは一体いつ帰ってくる予定なのじゃ?」

NOVA『さあ。妖精郷で翔花のアバターを見つけるには見つけたんですけど、吸血鬼の人質にされていて……敵が強すぎるので、今のレベルじゃ救出できないんですよ。たぶん、あとミッションを3つから5つぐらい重ねれば、何とかなると目算を立てていますが、いろいろブログを掛け持ちして記事を書いていると、一気に攻略するのは無理でしょう。少なくとも、20周年記念までに翔花の帰還までプレイを進めることは不可能と見た』

ヒノキ「おいおい。他のブログの記事書きを放置して、コナっちゃん救出に専念せよ……とは、わらわの立場では言えんのか。こっちは、魔神ハンターのプレイ記事も進めて欲しいしのう」

NOVA『まあ、プレイはマイペースで頑張ります。それでも俺としては、年内か年始に翔花が帰還するつもりで考えています……が、その前の20周年記念で、ブログ作者の立場から、翔花を何とか呼び戻すアイデアを思いつきました』

ヒノキ「思いついた……って、何をするつもりじゃ?」

NOVA『その時が来るまで、ネタバレはしませんよ(ニヤリ)。まあ、それと、20周年記念イベントは、うちのブログでやる予定ですが、準備に人手がいるので、シロ君とリトル君をまた、こっちに送って下さい。とは言え、「魔神ハンターリプレイの第1章」が終わってからでいいですよ。こっちも、それに並行して「妖精郷リプレイの第2章」を終わらせて、その後20周年企画に専念するつもりですので』

ヒノキ「了解した。シロには、いい気分転換にもなるじゃろう」

NOVA『俺もソード・ワールドばかりだと飽きますからね。たまには違うシステムもやりたくなる……ということで、今回のメイン記事はゴブリンスレイヤーです。いろいろネタがありますので』

ゴブリンスレイヤー13 (GA文庫)

  

8ヶ月ぶりのゴブスレ新刊小説

 

NOVA『先日、発売されたばかりの新刊を読了しましたので、今回はその感想記事です』

ヒノキ「って、わらわはまだ読んでおらんのじゃが」

NOVA『では、極力ネタバレを避けるつもりで、紹介文にしましょう。今回はゴブリンスレイヤーさんが、ゴブリンを退治する話です』

ヒノキ「そんなことは分かっておる」

NOVA『いやいや、魔神ハンターというタイトルでも、魔神をハントする話になっていないケースもありますからね』

ヒノキ「記事タイトルを『魔神ハンターの、○○』から『烈火団の、○○』に切り替えた方がいいじゃろうか?」

NOVA『それはさておき、今回のテーマは「迷宮探検競技」ですね。冒険者ギルドの受付嬢さんがゴブスレさんをオブザーバーに、冒険者志望の若者たちを選別する楽しませるお祭りイベントとして迷宮探検競技を企画したら、舞台となる遺跡の隠し扉の奥がゴブリンの巣窟につながっていて、新人の女の子がそこに迷い込み、ゴブスレさんが単独で救出に踏み込む流れです』

ヒノキ「何と。女神官や妖精弓手などパーティーの他の面々はどうしたのじゃ?」

NOVA『イベントの運営真っ最中でして人手はそちらで忙しく、久々に「ゴブスレさんのソロ冒険」を余儀なくされる形です。ともあれ、元ネタはこういう形になりますか』

 

ヒノキ「相変わらず、昔懐かしいゲームブックのネタじゃのう」

NOVA『ええ。そこは相変わらずなんですが、今回の話で、一番笑ったのが、俺が最近読んでいるSキングの小説「ダークタワー」のパロディネタが257ページにあって、あまりにタイムリーすぎる偶然に、作者がまた絶妙に俺のツボを突いてくれたなあ、と』

ヒノキ「そこは新兄さんが偶然読んでいた本が、たまたま作者の蝸牛くも氏の脳裏によぎって、今回の新刊のシーンにつながったのかのう」

NOVA『鶏が先か卵が先か因果関係は分かりませんが、とにかく作者と同じ小説をたまたま偶然、俺が読んでいる最中で、うまいタイミングでつながったということですね。「ダークタワー」自体は10年以上前に刊行された本ですから、作者がいつ読んだかまでは分かりませんが、可能性として考えられるのは、やはり近年公開された映画がきっかけかなあ、とか。まさか、俺のブログがきっかけということは執筆時期的に絶対ないにしても、思わず自意識過剰的な発想が脳裏をよぎるぐらい、タイミングがドンピシャ過ぎて、ブログネタ的に面白いな、と』

ヒノキ「まあ、こういうのは読み手がどう感じるかが大事じゃからな。とにかく、新兄さんにとっての一番のツボはそこじゃと」

NOVA『いやあ、まさか「ダークタワー」とゴブスレがつながって来るとは思わなかったや。それだけで、読んでる甲斐があったってものです。いろいろ忙しくて、3巻の途中で停滞してますが』

 

新刊予定

 

NOVA『で、ネタバレするなと言われたので、ストーリーの詳細はこれ以上踏み込みませんが、ゴブスレさん以外はイベント運営に追われて活躍しないのが、ちと残念かな。まあ、受付嬢さんのファンとしては大当たりの巻ですね。そして、新刊予定も既に出ています』

ゴブリンスレイヤー14 ドラマCD付き特装版 (GA文庫)

ゴブリンスレイヤー14 ドラマCD付き特装版 (GA文庫)

  • 作者:蝸牛くも
  • 発売日: 2021/03/12
  • メディア: 文庫
 

ヒノキ「来年3月か。つまり、年2巻ペースという形かの」

NOVA『ですが、外伝の方は来月予定ですね』

ヒノキ「ほう。つまり今秋は、ずいぶんと待たされた分、ゴブスレ尽くしということじゃな」

NOVA『あと、TRPG者としては、こちらの雑誌情報もポイントが大きいでしょうね』

ゲームマスタリーマガジン第13号

ゲームマスタリーマガジン第13号

  • 作者:安田 均
  • 発売日: 2020/09/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

ヒノキ「おお、とうとうTRPGサプリメントの話が出おったか」

NOVA『出ましたね。新サプリの紹介記事が出て、発売時期は来年予定としか出ていませんが、とりあえず今回は新種族として「獣人」を追加するという話です。四方世界の獣人は多種多様な種族構成が見られますので、そのルールも種族ごとの能力を限定せずに、特徴技能を組み合わせて自分好みの獣人データをカスタマイズできる仕様。チーターだからスピードタイプとか、ゴリラだからパワータイプとか、ウサギだからジャンプ力を高めようとか、そういう特徴選択ができるんじゃないかなあ』

ヒノキ「カスタマイズできるのはいいが、初心者にはハードルが高いのではなかろうか」

NOVA『まあ、初心者向きの例示となるデータはいくつか用意されていると思いますがね。とりあえず、猫RPGのマウも発売されたことだし、SNE的には現在、「ミステリーと獣人種族」というのが創り手側の旬じゃないかなあ、と思われ』

 

おまけのソード・ワールドサプリ

 

ヒノキ「獣と言えば、こちらの方は入手したのか?」

ソード・ワールド2.5サプリメント モンストラスロア

NOVA『フフフ。明日の休みにロードスリプレイと一緒に買いに行きますよ』

ヒノキ「おお、朗報を期待しておるぞ」

NOVA『イヤだなあ。ヒノキ姐さんに貸すなんて言ってないじゃないですか。こっちはこっちで、妖精郷のプレイを進めているんだし、次元ドルイドのハイラスと晶華が新職業のドルイドに興味津々なので、しばらくはこっちで読みふけると思います』

ヒノキ「何? すると、わらわはいつ『モンストラスロア』を読めると言うのじゃ?」

NOVA『妖精郷と同時並行プレイをしている間は無理じゃないですかねえ。ルールブックと違って高いんだし、同じ本を2冊以上買う余裕はありません』

ヒノキ「ムムム。そこは花粉症ガールみたいに、モンストラスロアがポンッと分裂して増えたりはしないじゃろうか?」

NOVA『一部のデータをコピーしたりはできますが、本を一冊丸ごとというのはさすがに……』

ヒノキ「そなた、時空魔術師じゃろう。過去か未来のどこかからモンストラスロアを時空を超えて召喚したりはできんのか?」

NOVA『それができるなら、来年秋におそらく発売されるであろう魔法サプリを、一年早くゲットしてますって。とにかく、来月の20周年記念イベントの時に、こっちに来るんだから、その時にサプリを見せてあげますよ。大体、俺も明日に買いに行く予定で未入手なんだから、今ごねられても困ります。今回、送ったゴブスレ13巻でも読んで、気を鎮めて下さいな』

ヒノキ「ムッ、それもそうか。ところで、次のゴブスレプレイはいつじゃ?」

NOVA『サプリメントが発売される来年を待って下さい。その前に、やること(魔神ハンターとか、妖精郷とか)があるんですから』

ヒノキ「う、うむ。物事にはタイミングとか、順番というものがあるからのう。それを外して、強引に物事を押し進めようとするなら、いろいろなことが台無しになったりもするもの。急いては事を仕損じる、機縁が整うのを待つべし、ということじゃな」

NOVA「ええ、まずはお互い、リプレイの今の章を終わらせて、来月の20周年記念に向けて、気持ちを暖めながら準備を進めましょう」

(当記事 完)