花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、ソード・ワールドのミストグレイヴ妄想リプレイ「魔神ハンター」を終了に向けつつ寄り道迷走気味。

マッスル太郎、第5部完(SWミストキャッスル5ー10)

サンドリーヌ館からの出立

 

ヒノキ「今回で第5部も終了なのじゃ」

太郎(ゲンブ)「前回で霧の街のマップも全て開示して、残りは消化試合的にランダムミッションとクエストをこなして、エンディングを目指すのみでござるな」

ヒノキ「消化試合と言うな。クライマックスの気分が削がれるじゃろう。最後の最後まで、物語を盛り上げる発言をせんか」

太郎「とりあえず、サンドリーヌ館で一晩泊まり、翌朝、北へ向かって出立するでござるよ」

ヒノキ「すると、突然、視界を真っ白な霧が覆う」

太郎「はい?」

ヒノキ「消化試合などと油断した罰じゃ。危険感知判定を行え。難易度は15」

太郎「危険感知の基準値は8だから、(コロコロ)ダイス目6で失敗」

ヒノキ「ヒヒヒ。ひどく汚い川に滑り落ちてしまう。難易度9で水泳判定じゃ」

太郎「水泳の基準値はどうであったか? めったに使わないゆえ、失念しているでござる」

ヒノキ「冒険者レベル+敏捷じゃの」

太郎「すると基準値は5+2で7か。ピンゾロ以外では失敗せん。(コロコロ)うむ、ダイス目5で成功」

ヒノキ「チッ、溺れなんだか」

太郎「街を普通に歩いていて、いきなり溺れてしまうことなど、まずないでござる」

ヒノキ「しかし、滅多にない感染症で世界中が混乱したのが今年じゃからな。川に落ちたマッスル太郎も、汚れた水の影響で病気に罹ったかもしれん。生命力抵抗で13以上を出せ」

太郎「それは本当にシナリオ通りに進めているのでござるか? 私をイジメようとアドリブでやっているのではござらんか?」

ヒノキ「そんなセコいマネは……たまにはするかもしれんが、今回は固定ミッション『クリスを探して』に記されている通りじゃよ」

太郎「くっ、シナリオに書いてあるなら仕方ない。生命力抵抗は基準値8。期待値5なら成功するはず……4でござった。不覚」

ヒノキ「マッスル太郎は再び病気になった。1tbごとにHPが3点減るのう」

太郎「フラフラした身で、北の長屋に駆け込む。ミランダ婆さんに挨拶した後、前に療養した離れで、病気を広めないよう引きこもり、一晩休むでござる。トホホ」

ヒノキ「朝になったら、もう一度、生命力抵抗判定してもいいぞ」

太郎「ダイス目はまた4」

ヒノキ「一日経っても治らない」

太郎「バカな。これは施療院に行った方がいいのでは? 失ったHPはアースヒールの呪文で回復しながら、もう一日休養する。病気が治るまでは外出自粛するでござる」

ヒノキ「ミッションに時間制限がなくて良かったのう。では、翌朝」

太郎「ダイス目は……3。本格的にヤバいのでは?」

ヒノキ「ミランダ婆さんが本気で心配してくれる。『早く、お医者さんに行った方がいいんじゃないかい?』」

太郎「大丈夫。ちょっと疲労が溜まっていただけでござる。これぐらいの風邪、気合いで治す。(コロコロ)よし、ダイス目6だった。ようやく復帰で元気を取り戻した」

ヒノキ「3日間を無駄に過ごしたようじゃの」

太郎「しっかり休んだ分、ここから仕事に励むでござるよ。このまま北上して、次はヤムールの酒場に到着。ここを拠点に、黒の丘を探索することにする」

ヒノキ「なお、この川に落ちた一連のイベントで、★一つを進呈じゃ」

太郎「病気療養からも学べることはあったということでござるな」

 

酒場にて

 

ヤムール『よう、マッスル太郎。元気そうだな』

太郎「昨日まで、病気療養中だったでござるよ」

ヤムール『何だと? そいつは穏やかじゃないな。まあ、回復したようで何よりだ。よし、快気祝いに一杯サービスしてやろう。何を飲む?』

太郎「それじゃ、オイルを一杯」

ヒノキ「何じゃ、その注文は?」

太郎「マッスル太郎は、人造人間ルーンフォーク。人造人間の飲むドリンクはオイルというのが昔からの習わしというもの」

ヒノキ「いや、ラクシアのルーンフォークは人間と同じものを食べておるぞ」

太郎「しかし、プレイヤーの我(ゲンブ)は言わずと知れたガメラの眷属。昭和ガメラの餌は石油であったゆえ、オイルへのこだわりは必然であろう」

ヒノキ「ならば、オリーブオイルを混ぜた火酒でも出すか。ドワーフ特製オリーブスコッチとでも名付けておいて。実際に、オリーブオイルとスコッチウィスキーを混ぜると、どんな味になるかは知らんがの」

太郎「スコッチはスコットランドの地名由来ゆえ、ラクシアにあるのでござろうか?」

ヒノキ「ええい、見かけによらず細かい奴め。ならば、英単語のスコーチ(焦がす)をもじって、オリーブスコーチでどうじゃ?」

太郎「それなら納得でござる。では、オリーブスコーチをチビチビ飲みながら、黒の丘でクリスという男を探す仕事を引き受けたんだが……とクリスについて、情報収集を試みるか」

ヤムール『おお、クリスか。サンドリーヌのところの奴隷の優男だな。先日、うちに寄ったぜ』

太郎「寄ったでござるか?」

ヤムール『おお、何だか「四祖の陵墓の伝説」を調べに行くとか言ってたな』

太郎「ほう。ならば、その辺りを捜索したら見つけられそうでござるな。貴重な情報を感謝する」

ヤムール『これぐらいの情報なら、お安いご用よ。先日の命がけのエドガー救出劇の話を聞かされたとあってはな』

太郎「あれも仕事ゆえ」

 

謎の声『マッスル太郎さん、チーす』

太郎「ムッ、その声は橋の上の名もなき蛮族Aか」

エドガー『誰が蛮族っスか。俺です、先日助けてもらったエドガーっスよ。その折はお世話になりました。恩に着るッス』

太郎「おお、エドガーか。まだ、ここにいたのか」

エドガー『ええ、ヤムールさんの庇護奴隷として働かせてもらってます。時々は、〈風の旅団〉との連絡係みたいな仕事も。ただ、蛮族どもに面が割れてしまっているので、メガネと付け髭で変装しないといけないのが面倒ッスね』

太郎「そういう時は、口元を隠すマスクと帽子がいいでござるよ」

エドガー『それって怪しくないですかね〜』

太郎「怪しまれたら、ゴホゴホと咳をして病人のフリをすれば、大抵の追及はかわせるでござるよ。誰だって病気持ちは避けたいからな」

エドガー『なるほど。その手があったか。さすがは経験者、素人には出て来ない発想だ』

太郎「ところで、お前、長屋のミランダ婆さんのところに顔を見せて来い。いろいろ心配してたぞ」

エドガー『いや、俺なんかが顔を出して、迷惑じゃないッスかね。いろいろ巻き込んじまいそうで、心配なんすよ』

太郎「あの人は、そんなに弱い人じゃない。それに、お前が顔を出そうと出すまいと、蛮族のザコが婆さんを狙ったりしてたんだ。だったら、お前が婆さんの様子を時々、見に行って、守ってやらなくてどうするでござるか? 大切なものからは身を引くだけでなく、いつでも気に掛けて、イザという時には守ってやるのが漢(おとこ)ってものだろうが。そこで顔を出せないとか、卑屈になって逃げてるんじゃねえよ」

エドガー『……守ってやるのが漢か。そうッスね。分かりました。久々にミランダさんところに行って来るッス』

太郎「おお。ただし、変装はして行けよ。さすがに無防備で脳天気なのはダメだ。慎重に、かつ時には大胆に振る舞うのが生き残るコツってものよ」

エドガー『慎重かつ大胆に、か。分かったッス』

太郎「分かってねえよ。『慎重と大胆を同時になんて、難しい。そんなの矛盾してるじゃないですか。一体どうやって、それを実現しろって言うんですか?』ぐらいのツッコミを入れるのが、本当に分かってるってことだ。他人の言うことを無批判に呑み込んでるんじゃねえよ。もう少し、頭を使わねえと生き残れないでござる」

エドガー『頭を使うのは苦手なんすよ』

太郎「ならば、感じろ。風の声に耳を済ませ、とトホテルさんなら言うだろうさ。どうしても考えるのが苦手なら、それができる相方を見つけろ。だけど一人で行動するなら、いちいち苦手だからとか言い訳するな。苦手でも必要なことなら、やるんだよ。そして弱点を補い、長所を伸ばす。最初から諦めていたら、何もできないでござる」

ヒノキ「思い掛けず、マッスル太郎の説教タイムじゃな」

太郎「うむ、プレイヤーのキャリア的に、それぐらいは口にしてもいいと思った。少なくとも、今の太郎は兄貴分でござるからな。それぐらいのロールプレイはできないと、いつまでも未熟な新米というわけにも行くまい」

 

黒の丘にて

 

太郎「ところで、アリナ様」

ヒノキ「何じゃ?」

太郎「今、先ほど気付いたのだが、前の冒険でマッスル太郎の生命力が24になって、ボーナスが+4に上昇していたのでござるよ」

ヒノキ「ふむ、それで?」

太郎「だけど、キャラクターシートの生命抵抗力の欄を8から9に上昇させるのを、うっかり忘れておった。もしも基準値9であれば、ダイス目4でも達成値13になって、病気には掛からなかったはずなのでござる」

ヒノキ「しかし、もう病気になったということで物語を進めてしまったからのう。これが公式の商品なら、その部分を書き直してルール的に正しく進行している様子を描くべきじゃろうが、裁定ミスすら話のネタにする方針の当ブログでは、致命的な問題でない限りは、わざわざ書き直しはしない。まあ、3日間の療養でお金を余分に支払ったとか、ミッション達成の制限時間に間に合わないということなら、その部分の調整もするべきじゃろうが、実質的に『話のネタにはなったけど、ゲームプレイ的に実害はなかった』ということで、このままで進めるとしよう」

太郎「うむ、病気のせいで、とんでもない不利益を被ったならともかく、過ぎたことを蒸し返すつもりはない。単に、ミスがあったという報告のみでござる」

ヒノキ「まあ、読者の方もいちいちデータをチェックして、MP消費量が違うとか、ルールの運用法がおかしい、とツッコミ入れてくるケースは稀じゃからな。それよりも、読み物としての面白さを求めてくるじゃろう」

太郎「だけど、『マッスル太郎がデーモン(魔神)だったなんて、ショックです。お笑いルーンフォークのゆるキャラ太郎が大好きだったのに、シリアスなんてやめて下さい』と意見を言ってくれる読者は、今のところ一人もいないでござるからな」

ヒノキ「そりゃ、おらんじゃろう。まあ、これ以上の衝撃を与えるには、マッスル太郎が死んで魔改造されるしかなさそうだしのう。魂が魔神だから、ルーンフォークと違って1年間の記憶を失うことはなしにするので、一回ぐらい試しに死んでみる気はないか?」

太郎「お断りでござる。ゲームだからと言って、命を粗末にする気はないゆえに。仮に運悪く命を落とすとしても、惜しまれて散りたいでござる。次回予告が『マッスル太郎、夕陽に散る』となった時に、コメント欄で助命嘆願が起こるぐらいには」

ヒノキ「さすがに、リアルタイムでダイスを振っているのに、次回予告で『散る』ことは予想できんじゃろう。プレイの結果として止むなく死んでしまったときに、『マッスル太郎、暁に死す(涙目)』とか、慌てて記事タイトルを書き直すぐらいじゃのう」

太郎「そして、次回のタイトルは『マッスル太郎、復活と笑劇の魔改造』ってところでござるか」

ヒノキ「ゲームとは言え、キャラの生死を笑いネタにするのは、不謹慎じゃがの。それぐらいの倫理観は備えておきたいものよ」

太郎「同感でござる。逆境の中でも生き抜こうと足掻くのは格好いいが、他人の気を引くためだけに厳粛な死をネタにするのは失言でござった。日頃から死ぬ死ぬ言っている人間は、嘘つき少年と同じで信頼されないばかりか、繰り返すうちに『だったら早よ死ね』と(口に出さないまでも)思われがちでもあるし。死を軽く扱う考え方は、命の軽視と同じゆえ、表現者としては戒めねば、でござる」

ヒノキ「まあ、物語上のザコキャラならともかくな」

太郎「お笑い芸人でも、死んで笑われるような生き方ではなく、生前を偲ばれて映像作品などで立派に笑わせる生き方が理想でござるか。死後も、作品や芸を通じて想いを伝え遺せるなら、表現者としての本望と言えるかも」

ヒノキ「虎は死して皮を残す。人は何を遺すか……ってことじゃな」

 

太郎「余談はさておき、ヤムール酒場で寝泊りした後、翌朝、黒の丘へ突入でござる」

ヒノキ「ならば、早速、討伐ミッションの標的、植物モンスターのオーバーイーターの襲撃じゃ」

太郎「魔物知識判定も、先制判定も成功。レベル4、HPは剣のかけら入りで65。つるでの命中は13だから、練技ガゼルフットを使えばピンゾロ以外では当たらんでござる。ゆえに、ドーピングはガゼルフットのみ。では、一手め。ダブルキックの命中は16と12」

ヒノキ「植物モンスターは、基本的に動きが鈍い。回避10ではどうしようもない」

太郎「ダメージは18点と20点」

ヒノキ「36点くらって、残りHP29点。事故らなければ、次のラウンドで落ちるのう」

太郎「避けた。当てた、当てた。17点ダメージが2発」

ヒノキ「あっさり落ちた」

太郎「戦利品ダイスは9に、トレジャーハントの特技で+1して10」

ヒノキ「銀貨が(コロコロ)150枚じゃの。それに、剣のかけらが4つ」

太郎「実質、950ガメルの収入でござるな。やはり、ボスキャラは剣のかけら分が美味しく感じるレベル帯よ。これで、ザバーラから請け負った魔物討伐ミッションは完了。後は、クリスとやらを探すのみ」

 

紅髪のクリス

 

太郎「さて、この黒の丘では、薬草師ラムシンと知り合いになっていたでござるな。彼の案内があれば、労せず四祖の陵墓に行き着けるはず」

ヒノキ「うむ。では、ラムシンと出会うまでの間に、ランダムイベントが発生することになっておる。(コロコロ)突如として、濃い霧が発生した」

太郎「またでござるか?」

ヒノキ「しかし待っている間に、やがて霧は晴れて、薬草師のラムシンが現れた」

太郎「おお、ラムシン殿。実は、かくかくしかじかで陵墓への道案内をお頼み申す」

ラムシン『案内料は100ガメルだが?』

太郎「少し高いと思いつつ、先ほどオーバーイーターを倒した戦利品があるからな。難なく支払う」

ラムシン『まいどあり。最近は、陵墓参りが流行しているのかね。先日も真紅の髪をした若造が、陵墓へ行きたいってんで案内したんだが』

太郎「それは、クリスと名乗ってなかったか?」

ラムシン『いちいち名前なんて覚えちゃいねえが、たぶん、そうじゃないか? 人探しかい?』

太郎「そんなところでござる」

ラムシン『だったら急いだ方がいいかもな。見たところ、あの若造は優男風で、こんな野外を探索するような装備も技量も持ち合わせていなかったみたいだからな。行方不明だったら、獣どもの餌食になっている可能性も十分考えられる』

太郎「では、急ぐとしよう」

ヒノキ「そうして、太郎はラムシンの案内に従い、陵墓へ向かった。しかし、そこで2体の飛びトカゲ、リザードフライに襲われるのじゃ」

太郎「飛びカゲ? 忍者でござるか?」

ヒノキ「トカゲじゃ」

太郎「魔物知識判定は17。先制判定は11」

ヒノキ「レベル4で、1体は剣のかけら入りでHP47、もう1体はザコでHP27。こちらが先攻じゃの」

太郎「戦闘準備でガゼルフットだけ掛けて、回避基準値10で避けるでござるよ」

ヒノキ「命中は牙による13で、飛行ボーナス+1が付いておる」

太郎「つまり、4以上で避けられる、と。そして2回とも難なく避けた。ところでラムシンさんは?」

ヒノキ「レンジャー技能で素早く隠れて、戦闘には参加しない」

太郎「まあ、足手まといにならないだけマシと思おう。こちらの反撃は、マッスルベアー、ターゲットサイトの補助技に、エンチャントウェポンの魔法を掛けて、残りMPは7点。先にザコを落とすでござる。命中は15と19。余裕で当てて、ダメージは19点と21点」

ヒノキ「ザコはあえなく死亡」

太郎「次のラウンドの攻撃は普通に避けて、向こうの回避は飛行ボーナス込みで11か。4以上で命中なら、ターゲットサイトは必要ないと判断。2撃とも命中して、ダメージは20点が2発」

ヒノキ「残りHPは9なのじゃ」

太郎「次で仕留める。避けて、当てて、当てた。ダメージはクリティカルで34点と、ダメ押しにもう一発、22点」

ヒノキ「だから、瀕死の敵に54点も喰らわせるな」

太郎「第4部のラスボス、ザ・ゴルゴルに与えたダメージを越えたでござる。あの時は54点だったが、今回は防護点で減少前の達成ダメージが56点。マッスル太郎は、昨日の自分を越える男ということで」

ヒノキ「戦利品は、砂トカゲの皮(70G)が2つと、薄羽(120G)1枚と、剣のかけら4つじゃの。そして、バトルが終わると、ラムシンが姿を現す。そして、彼のそばに赤毛の青年がいて、頭を下げてくる」

ラムシン『わしが隠れたところに、こいつも身を潜めておっての。腕っぷしは頼れんが、身を守る勘どころは悪くないかもな。獣どもから、よくもまあ、逃げおおせたものよ』

太郎「なるほど。まあ、無事で何より。お主が噂のクリス……タリア宝路(たかみち)とやらか。ワンダーで凄い銀色の男と聞いておる」

クリス『それは……別の人と勘違いしてませんか?』

太郎「何? では、このシャイニーブレイカーは、お前の物じゃないとでも?」

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クリス『どこから、そんな物を取り出して来るのですか?』

太郎「なら、これなどはどうでござるか?」

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ヒノキ「ラクシアには、そのような異世界のアイテムはない」

太郎「いやいや、魔動機文明の遺跡を掘り出せば、案外、見つかるかもしれんでござる。あ、ならば、これなんかは?」

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ヒノキ「新番組開始や、中断していた物語の再開をお祝い申し上げ、ご唱和したい気持ちは痛いほど分かるが、特撮ヒーローファンでない純粋なソード・ワールドファンも読んでいるかもしれないゆえ、ゲームからの逸脱は程々にの」

太郎「何を今さら。マッスル太郎は誕生した時からすでに、仮面ライダーゼロワンとコラボしていたでござろうに。このブログの客層も、それは十分承知しているでござるよ」

ヒノキ「まあ、新兄さんのブログの客人なのに、特撮ヒーローに興味の薄い者はいまいち熱気が薄く、話がスムーズに伝わらなくて、閉口させられた感じじゃからの。趣味が合わんのに、無理やり合わそうとして、マニアぶってトンチンカンな見解を引けらかすのだけは勘弁して欲しいものじゃ」

太郎「少なくとも、ソード・ワールドやロードスの話が通じるなら、ここで真っ当なコメントを入れれば、客人として歓迎される道もあったやもしれんが、よく知らないのに飛び込んで、感想を書く前に批評する(感想と批評の区別も付いていない)ところが問題だったのかもしれないでござるな」

ヒノキ「まあ、作品の読者なら『読みました。面白かったです』とか、ファンとしての共感を表明した上で、細部分析に入るのが定石であろうが、作品ファンとしての基本的な礼儀も示し得ないようではの」

太郎「作品が好き、という想いが伝わるような文章なら、ファンとして共感できる面もあるのでござろうが、それでは芸がないと考えるのか、やたらと賢しらぶった文章を書いて、しかも何だか的を射ていないような見解ばかりだと、同じものを見て共感できる相手なのか、それすら見えずに話していて楽しめないわけで」

ヒノキ「……とまあ、他所のブログでのコメント対応トラブルの反省点を並べてみたが、どうやら場違いな話だったようじゃな」

太郎「ともあれ、趣味ブログに付けるコメントでは、話題の趣味について『好き、いいねが伝わる文章』ならブログ主も喜ぶし、『好きや期待を表明した上での、ちょっとした苦言』程度なら少しぐらい大目に見られるところでござるが、そこを外して『好きを示し得ていない状態での批判、文句、愚痴、疑問』ばかり突きつけられては、相手する方もうんざりするというもの」

ヒノキ「……ということで、わらわたちは、これからも好きなものでキラメンタルな記事を目指すのじゃ」

 

太郎「で、肝心のクリス君との交流はどうなったでござるか?」

ヒノキ「完全に、ラクシアから逸脱した話になっておったのう。これが商業リプレイなら、削除すべき公的および私的な時事ネタじゃよ」

 

サンドリーヌ館への帰還

 

ヒノキ「わらわたちが完全に寄り道脱線している間に、マッスル太郎はクリスと一緒に南のサンドリーヌ館へと戻ったのじゃ。宿泊場所は、ヤムールの酒場→長屋→館ということで、黒の丘より3日めに到着ということになる」

太郎「一気に話を端折ったでござるな」

ヒノキ「ここまでの冒険の成果を整理すると、以下のようになる」

 

●ここまでの冒険成果

 

 経験点:★10個、魔物退治分260、現在経験点830

 所持金:3722ガメル、戦利品760ガメル分、剣のかけら8個、ザバーラポイント2808点

 

ヒノキ「経験点や所持金は、2つのミッションをクリアした分を合計してある。本来、魔物退治ミッションは、ザバーラのところに到着してから精算すべきところなのじゃが、ストーリーの都合で先に集計しておいた」

太郎「すると、サンドリーヌのところで、いろいろイベントがあるのでござるな」

ヒノキ「イベントというか、クエストの処理を順番に行おうと思う。まず、クリスを無事に連れ戻してくれたことで、サンドリーヌは大変感謝し、マッスル太郎を信頼してくれる。それからは、いろいろとクエストを依頼してくるのじゃが、そのうちの多くは簡単にクリアできるのじゃな。もう、まとめて機械的に処理しておくことにする」

太郎「手順の省略でござるな」

ヒノキ「クエスト1.ザバーラへ手紙を届けて欲しい」

太郎「確かに、それはすぐに達成可能でござる」

ヒノキ「ということで、ザバーラのところに着いた時点で、★1つゲット。報酬の200ガメルも前払いしておこう。クエスト2.クレア・クレアという人物を探して、『シェラシースの光』という魔法装置の情報を聞いて欲しい」

太郎「すでに知っているでござるな」

ヒノキ「それを教えて、★1つゲット。報酬は500ガメル」

太郎「何もしないのに、どんどん★が稼げていくでござる」

ヒノキ「これまでの冒険の成果じゃな。クエスト3.運河通行証を入手して欲しい。これは未達成なのじゃが、ザバーラのところでザバーラポイントと引き換えにすぐに達成できよう。続いてクエスト4.水門の開閉コードを2つ入手して欲しい」

太郎「2つなら、すでに入手済みでござる」

ヒノキ「では、★2つと、1500ガメルになるのう。今のレベルで受注できるクエストは以上じゃ」

太郎「ここまでで、さらに★4つと、2200ガメルを獲得したことになるのか」

ヒノキ「クエスト3もすぐじゃが、それは次回に回すとしよう。ということで、マッスル太郎の第5部はここまでじゃ。本当はその後の成長まで処理してしまおうと思ったが、それは第6部の最初に行うものとする。第5部を総括すると、霧の街のマップを完成させ、サンドリーヌの厚誼を得られるようになった話、と言えるじゃろう」

 

太郎「後は、未達成クエストを確認して、解決しながらラストを目指すのみでござるな」

ヒノキ「街を脱出するルートは4つ。1つはザバーラの馬車を使う陸上ルート。2つは叫びの門から強引に抜け出す湖畔ルート。3つはアリアドネの紹介で海賊船に乗せてもらう洋上ルート。そして最後の1つは、サンドリーヌの提供する運河利用の湖上ルートじゃよ」

太郎「サンドリーヌも霧の街を脱出したいのでござるか?」

ヒノキ「クリスと一緒に、人族と蛮族の差別のない新天地を目指してのう。種族違いのロマンチックな恋愛逃避行をサポートしてあげる、物語的に最も美しいと思われるルートなのじゃ。さらに、このルートのいいところは、ラストの戦いでレベル6の魔法使いであるサンドリーヌが支援してくれるということにある。ソロでは厳しい戦いも、サンドリーヌの魔法支援があれば随分と楽になるはず。新兄さんが前にプレイした時も、サンドリーヌのルートを通ったそうじゃし、ゲームの謎解きの面からも、これが一番、物語を十分に楽しめるというアドバイスをもらったのじゃよ」

太郎「なるほどな。他のルートだと、レジスタンスの活動を放置して、マッスル太郎一人が脱出するという展開は、後味が悪いとも思っておったが、恋する男女の道行きをサポートするという大義名分が伴えば、ただ逃げ出すことよりも建設的な理由と言えよう」

ヒノキ「まあ、街を脱出するのも、レジスタンスの活動を外部から支援するため、という大義名分はあるのじゃがな。ともあれ、サンドリーヌのクエストを順次クリアして、一緒に脱出するのが、わらわのお勧めと言っておく」

(これにて 第5部 完)