花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女主役の物語」&「その仲間たちの雑談話」など。TRPG話や特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、ソード・ワールドのミストグレイヴ妄想リプレイ「魔神ハンター」を連載中。

マッスル太郎と、鮮血城・後日譚(SWミストキャッスル6ー6)

ミッションクリアを目指して

 

太郎(ゲンブ)「前回は、トラップダンジョンの鮮血城を何とか無事にクリアしたでござる。いきなり落とし穴で30点ダメージと聞いたときは驚いたでござるが」

ヒノキ「もしも、初期レベルのキャラがいきなり落ちていれば、大体は死んでいたじゃろうな。まあ、いきなり低レベルの段階で、鮮血城なる物騒な名前の城に突入しようというのが無謀な行為じゃが」

太郎「地下を先に攻略して、比較的短くクリアしたでござるが、もしも地上部分から攻略を始めたら、どうなっていたろうか?」

ヒノキ「全部で7階層分なので、途中でHPやMPが消耗して、一度ダンジョンから出ないといけなかったかもしれんのう。残り4階層分じゃが、用意された部屋は全部で11。そのうち3つを体験した形になる」

太郎「すると、あと8部屋中4つを残していることになるでござるな」

ヒノキ「8部屋のうち★がもらえる部屋が4つあるので、地上階を攻略すれば、あと2つぐらい★が増やせるかもしれん」

太郎「どうしても経験点が必要となれば、そうさせてもらうが、今はストーリーを進めたいでござる。鮮血城に来た目的は達成できたので、荷物運びミッションを進めるでござるよ」

ヒノキ「『マッスル太郎さん、また遊びに来てね〜』と無邪気なユディト、2代目ギュスタフを名乗る少女が見送ってくれる」

太郎「別に遊びに来たわけではござらんが、歓迎されたのは嬉しいでござる。では、北のヤムール酒場で一晩休んで、それから隣の奴隷市場で荷物を受け取るとするか」

 

ヒノキ「荷物運びミッションに登場するNPC名は、キース、グレッグ、ケリー、コンラッド、ササンテ、シモンとなっておる」

太郎「人探しミッションは五十音順でカーライルまででござったが、その続きのキ〜シをなぞってるでござるな」

ヒノキ「今回はキースじゃ。なお、帰らずの街のときはケリーじゃったが、いちいちロールプレイでキャラを演じ分けるのも手間なので省略。荷物を受け取って、拠点に帰る際にクライマックスイベントが発生する」

太郎「その前に、アリアドネのところと、ウルスラのところに立ち寄って、クエスト達成を報告するでござるよ。★と報酬を回収せねば」

 

娼婦街にて

 

太郎「ゾンネンフェレスを始末してきたでござるよ」

アリアドネ『へえ。たった一人で成し遂げるとは、大したものじゃないか。あんたの仕事は確認した。口先だけの男じゃなかったということだね。★2つと、報酬の6000ガメルを進呈するよ』

太郎「それと、水門の開閉コードも最後の一つをゲットしたでござる」

アリアドネ『素晴らしい。あんたを見込んだあたしの目に狂いはなかったということだ。さらに★1つと、3000ガメルを上乗せだ』

太郎「本当に気前のいい女元締めでござるな。9000ガメルをさらりと支払ってくれるなんて」

ヒノキ「まあ、正式には『アリアドネの貸し』という名の報酬なんじゃがの。貸し1つ分で3000ガメル、もしくは、それを貯めることで情報をくれたり、街を脱出するために海賊船長オルゾゾを紹介してくれたり、いくつかの便宜を図ってくれる。じゃが、ここまでの進行で、他の報酬が無意味になってしまったのでな」

太郎「例えば、どんな情報があったのでござるか?」

ヒノキ「魔剣クルルガランの秘密とか、他のレジスタンス組織の情報とか、別ルートで入手したものじゃの。それよりは、ソロだとお金の方がはるかに大きいじゃろう」

太郎「確かに。他の場所だと、一人辺り500ガメルの報酬とかになるところを、ここではパーティー全員に3000ガメルでござるからな。金が欲しければ、アリアドネの仕事で稼げ、というのがミストキャッスルの攻略テクニックの一つと言っていい」

アリアドネ『では、後はズ・グリとジャバディーンの始末を頼んだよ』

太郎「それでござるが、もしかすると、そこまで手が回らん可能性があるでござる」

アリアドネ『どういうことだい?』

太郎「近々、別の大きな仕事で翠将の不興を被るかもしれんので、伝手を頼って、街を脱出することを考えておる」

アリアドネ『ほう、翠将を怒らせるほどの大仕事かい。そいつは興味があるねえ。聞かせてくれないか?』

太郎「詳細は言えんでござるが、隣の牧場と、東の牢獄から人を連れ出すことになると思う」

アリアドネ『翠将の奴隷の奪取と、脱獄かい。そいつは確かに大仕事だ。もしも、協力して欲しいことがあれば遠慮なく言ってもいいんだぞ。特に、相手が可愛い少女なら、ここで面倒をみてやってもいい』

太郎「いや、それは遠慮するでござるよ。さすがに娼婦街に女の子を預けるわけにはいかん」

アリアドネ『なるほど、奴隷は少女か。このままだと翠将の供物にされそうな、いたいけな少女を助ける仕事だと。あるいは、ご主人さまの命に従い、魔神召喚の生贄か何かに使うとか?』

太郎「そんなわけはない。純粋に人助けでござるよ」

アリアドネ『ははは、少しかまをかけると、ベラベラ情報を喋ってくれるとはね。やっぱり、あんたは裏稼業に向いていないよ。腕は立つにしても、人が良すぎる。こんな感じじゃ、闇の世界では危なっかしくて仕方ない。大仕事を終えて街を出る。その方がいいと思うよ。だけど、一つ忠告しておく』

太郎「何でござるか?」

アリアドネ『牧場に飼われている少年少女は純粋無邪気で、翠将の供物になることが幸せなんだと養育されているんだ。洗脳されている、と言ってもいい。だから、外に連れ出すにしても、説得するのが大変だ。強引に連れ出そうものなら、騒がれて助けを呼ばれるのがオチだね。ここに連れて来れば、薬物の力で催眠状態にして一時的に人形状態にすることも可能なんだけど、選択肢の一つとして検討してみるといいさ』

太郎「薬物の力にはあまり頼りたくはないでござるが、忠告は承った。必要があれば、頼らせてもらう」

アリアドネ『翠将の邪魔ができるなら、喜んで協力するさ。まあ、せいぜい頑張って、楽しませておくれ。ドジは踏まないように願っているよ』

 

施療院にて

 

太郎「鮮血城の図書館の使用許可をもらって来たでござる。1階で、このベルを鳴らせば、案内人が出て来てくれるが、正門の前にもトラップが仕掛けられているから、そこは注意した方がいい」

ウルスラ『だったら、ニルスを一緒に連れて行った方が良さそうだね。ご苦労さま。★2つと、750ガメル、それに情報無料券を1枚進呈するよ』

太郎「ここまで★12個か。結構たまったでござるな。情報無料券は何に使おうか」

ウルスラ『ザバーラさんから聞いたんだけど、もしかすると牢獄に用事があるかもしれないって。牢獄に入る隠し通路のことは知りたくないかい?』

太郎「それは是非とも知りたいでござる」

ウルスラ『だったら、ついでにこれもやろう。〈牢獄の鍵〉だ』

太郎「おお、それは至れり尽くせり。しかし、どこでそのような物を?」

ウルスラ『何を言ってるんだ? 前にニルスが落とした鍵を、あんたが拾って届けてくれたじゃないか。その鍵だよ』

太郎「そう言えば、そんなこともあったでござるな」

ヒノキ「前の伏線をここで回収したのじゃ。これで、マッスル太郎は牢獄の隠し通路の情報と、鍵を入手した。いつでもプリズン・ブレイク作戦が実行できるぞ」

太郎「では、ウルスラに感謝を示すでござる」

ウルスラ『しかし、牢破りは重罪だよ。それを果たした後は、この街を逃げ出さないと、すぐに捕まってしまうかもしれない。街を脱出する算段は整ったのかい?』

太郎「もうすぐ、その手筈も整う予定でござる」

ウルスラ『そうかい。だったら、それまでの付き合いになるが、できるだけの協力はさせてもらうよ。だけど、街を出る前に、もう一度、サカロス神殿で酒宴でも催したいものだね。あんたの腹筋崩壊腹踊りは傑作だった』

太郎「そう言ってもらえると、お笑い芸人冥利に尽きるでござるよ」

 

ミッション最後の試練

 

ヒノキ「では、荷物輸送ミッション最後のイベントじゃ。1D振れ」

太郎「1」

ヒノキ「蛮族に呼び止められて、荷物を奪われそうになる。相手は……トロールじゃの」

太郎「このミッションは、トロールのゾンネンフェレス退治に始まり、トロールで終わるでござるか。だが、今は幸い夕方。太陽は出ているでござる」

ヒノキ「1Dを振れ。1か2なら、霧のせいで太陽がはっきり見えないとしよう」

太郎「ええい、マッスル太郎の太の字は太陽でござる。よし、4が出た。太陽は味方してくれているでござるよ」

ヒノキ「チッ、命中回避にマイナス2のペナルティーじゃ。それでも剣のかけら入りでHPは70のボス扱い。では、先制判定からじゃ」

太郎「14でござる」

ヒノキ「同値はプレイヤーから、となる」

太郎「では、いつものようにマッスルベアー、ガゼルフットにエンチャントウエポン、ターゲットサイトでMP10点使用の、ダブルマッスルキック。命中は13と19」

ヒノキ「いつもなら、13は避けていたが、太陽光が憎い。ダメージを2回くれ」

太郎「21点と23点」

ヒノキ「防護点で5点ずつ止めて、34点ダメージか。残りHP36点。反撃は全力攻撃でダメージ+4にして、命中は14じゃ」

太郎「そんなトロい攻撃には当たらん。トロールだけにトロいのう。17と言ってヒラリと回避。続く攻撃は、タゲサの必要はなさそうでござるな。普通に蹴って15と16。両方当たったので、ダメージは23点と24点。これで落ちたな」

ヒノキ「確かに37点ダメージで、トロールは夕日を背景にズズーンと倒れ伏した」

太郎「戦利品は250G分に、剣のかけら6個分か。では、拠点に帰って精算するか」

 

成長の儀

 

ヒノキ「ミッション達成報酬は★1つと400ガメルということで、成長に移るとしよう」

太郎「能力値成長ダイスは1と6。6を選んで精神力が8から9に上がった。これでMPも1点増えたでござる」

 

ヒノキ「次に経験点じゃが、★13個で2600点、モンスター分で180にピンゾロ50点を含めて、合計2830点を獲得。総計3930点になるのう」

太郎「3000点あればグラップラーを7レベルにできるが、牧場にしても、牢獄にしても、スカウトの能力が必要とみた。ここは判定難易度を上昇させないためにも、グラップラーは現状に留めて、スカウトと同時に向上させようと思う。目標は経験点5500でござるよ」

 

ヒノキ「では、最後にお金関連じゃな。今回で新たに1万と1600ガメルを入手して、1万と4692ガメルじゃが」

太郎「すると、ハードキッカーを+1の魔法武器に加工してもらうことが可能でござるな。1万と1290ガメルを支払おう」

ヒノキ「本来、魔法の武器にするには1ヶ月を要するが、ここでは既に魔法の武器として製作済みのハードキッカーが店にあった、と解釈しよう」

太郎「あとはザバーラポイントも1160点加算して、それと3つ目の水門コードもザバーラポイントにすることができるのでござったな」

ヒノキ「1500点になるのう。合計すると7973ZPになる」

太郎「それだけあれば、仮にハイネ救出が失敗して、サンドリーヌの支援が絶たれても、ザバーラ頼りで街を脱出できそうでござる」

ヒノキ「本命が上手く行かなかった時に備えて、予防線を張っておくのは賢明な態度じゃが、変に計算高いのも、熱血とは程遠いロールプレイじゃのう」

太郎「マッスル太郎は、熱血とクールとお笑いの三拍子そろった男を目指すでござるよ。お笑いは、人を笑わせる才覚であって、決しておバカとは限らん。何も考えずに面白く振る舞うのは天然ボケであって、真のお笑いはボケが求められればボケて、ツッコミを入れるべき時にはツッコミを入れ、臨機応変に振る舞う多芸の才を目指すものでござる」

ヒノキ「芸事を花と称したのは世阿弥じゃったか。これも新兄さんが最近、ハマっておったのう」

太郎「散り行く花も、またエモし、でござるか。物事は終わりを迎えるからこそ、感じ入る。マッスル太郎の物語もクライマックスを盛り上げて、華々しく終了したいものでござるよ」

ヒノキ 「そのためにも、今を懸命に生きて、キラキラ輝く心を燃やしたいものじゃな」

 

●マッスル太郎のキャラデータ(青字は成長部分)

 

ルーンフォークの魔動武人(冒険者レベル6)
グラップラー6レベル、エンハンサー3レベル、スカウト6レベル、セージ5レベル、マギテック2レベル、レンジャー1レベル、コンジャラー2レベル(残り経験点3930)

所持金:4047ガメル(ザバーラポイント7973点)

器用24、敏捷15+1、筋力24、

生命力26、知力18、精神9

HP44、MP21

探索・危険感知10、先制8、隠密10、知識8

生命抵抗10、精神抵抗8

魔動機術魔力5、操霊魔法魔力5

 

武器:ハードキッカー+1(命中10、威力30、追加ダメージ+12、クリティカル値11、2回攻撃)
防具:ミモレの上質布鎧回避11、防護点4)

特技:追加攻撃、武器習熟A/格闘、防具習熟A/非金属鎧、マルチアクション、トレジャーハント、鋭い目

練技:マッスルベアー、ビートルスキン、ガゼルフット

所持品:冒険者セット、スカウト用ツール、救命草3つ、魔香草3つ、保存食1週間分、サーペンタインガン、弾薬28発、アンチドーテポーション、キュアストーンポーション、月光の魔符+1、月光の魔符+2、北向きの針、3点魔晶石×10、トリートポーション×3 

 

部位装備(括弧内は仮面レンジャーへの扮装時)

:ディスプレイサー・ガジェット

顔:ひらめき眼鏡(仮面レンジャーのマスク)

耳:蝙蝠の耳飾り

首:ポーションインジェクター

 (仮面レンジャーの赤マフラー)

背中:マギスフィア(小)

右手:俊足の指輪

左手:発動体の指輪

腰:ブラックベルト

足:サイレントシューズ

その他:名誉蛮族の腕輪

その他:信念のリング

(当記事 完)