ゼロからのプロローグ
ヒノキ「今回のマッスル太郎は、第6部開始前のプロローグ、つまり序章なのじゃ」
ゲンブ「6ー1話ではなく、6ー0話なのでござるな」
ヒノキ「うむ。仮面ライダーゼロワンやアークゼロ、ウルトラマンゼロおよび押しかけ弟子のZなどが旬である現在、どこかでゼロという数字を使いたいとも思った」
ゲンブ「で、今回は、第5部の最後にできなかったミッション達成後の成長タイムでござるな」
ヒノキ「まず、それを終えて、続いて今後の果たすべきクエストの整理、今後の展望を見ていこうと思う」
ゲンブ「未クリアなクエストや、霧の街のマップが完成した今、探索終了した区画と改めて探索すべき区画の再確認をするということで」
ヒノキ「ストーリーもそろそろ終盤に入ろうとしているゆえ、何を既に果たしておって、何をこれから果たすべきか整理しておくのも悪くはあるまい」
第6部前の成長の儀
ゲンブ「では、まず能力値成長でござる。ミッションは2つ分達成したので、2つの能力を上げることができるが、一つは1と4から、1を選んで器用度。もう一つは1と3から、やはり器用度を選択。すると器用度が24になって、素でボーナス+4になったので、腕輪が必要なくなった。ならば、腕輪を売って、代わりに敏捷を上げる俊足の指輪を回避や逃走の保険と思って装着しておくか」
ヒノキ「敏捷があと1つ上がれば、疾風の腕輪で+2することで、晴れてボーナス+3になれるのじゃがな」
ゲンブ「能力成長時のダイスで2が出ればいいのでござるが。あとは6が出れば、弱点の精神力を補えるものの、こちらは目標の12までまだまだ遠いでござる」
ヒノキ「器用と筋力と生命力が、マッスル太郎の長所なり、と。いずれも24というのが立派に育ったものよ」
ゲンブ「初期状態では、器用度20で、筋力と生命力が21でござった。これだけで10回分のミッションを果たしたことになる」
ヒノキ「では、次に経験点の精算じゃが、サンドリーヌからのクエスト達成までも含めて、★は14個じゃな」
ゲンブ「アリナ様、ついでにザバーラのクエスト『レジスタンスの探索』もこの機に報告して、達成しておきたいのだが、どうだろうか?」
ヒノキ「ほう。ザバーラに全て告白する気になったのか?」
ゲンブ「ザバーラの真意が、街の平穏とマッスル太郎の動向観察にあると分かったからな。それに、アリアドネの正体が吸血鬼と分かった以上は、それに対抗する後ろ盾も必要。ならば、ザバーラに対しては、腹を割っておき、改めての協力と忠誠を約束しておくことも処世術か、と」
ヒノキ「そういう心構えならば、喜んでクエスト達成を認めよう。★2つと報酬2000ガメルを進呈じゃ。その結果、★16個と魔物退治の260点で、経験点は3460点を獲得して、合計4290点になるのう」
ゲンブ「だったら、3000点使用して、セージ技能を一気に5レベルに上昇させるでござる。これで自動習得特技《鋭い目》も習得して、《トレジャーハント》と合わせて魔物からの戦利品獲得ダイスの出目が+2できるようになった。つまり、いっそう金を稼ぎやすくなったでござるよ」
ヒノキ「残りの1290点はどうするのじゃ?」
ゲンブ「使わずに残しておく。ここからは細々と成長させるより、本命のグラップラーとスカウトに専念しようかと考えるゆえに。まあ、レベル7に十分達して、お釣りが来るようであれば、エンハンサーやレンジャーなどを上げるのもいいか、と」
ヒノキ「堅実に貯金するようなものか。ゴールを見据えて本命に力を注ぐ、それもよかろう。ところでセージ技能を上げると、追加言語も習得できるのじゃが、本リプレイではあまり意識して来なかった。しかし、この辺りで言語関係も整理しておこうかの」
ゲンブ「とりあえず、マッスル太郎はルーンフォークだから、交易共通語と魔動機文明語の会話と読文を初期言語として覚えている」
ヒノキ「そして、ミストキャッスル特別ルールとして、汎用蛮族語の会話を習得済みじゃ」
ゲンブ「それと、汎用蛮族語の読文はセージ技能で覚えていたはず。あと、コンジャラー技能を習得した際に魔法文明語も覚えた。残り4つを今、決めろということでござるな」
ヒノキ「基本的にミストキャッスルでは、汎用蛮族語と魔動機文明語しか使う機会が少ないため、放置しておいたが、一通りのストーリーが進んだ以上は、決めておいた方がいいと判断した次第」
ゲンブ「一つは、迷わず魔神語でござるな。ある朝、起きてみれば、なぜか魔神語会話ができる自分に驚くでござるよ。残り3つは、エルフ語、ドワーフ語、妖魔語の会話が無難と見た。これまでのストーリーで出会ったNPCを想定してな」
ヒノキ「では、最後に所持金の精算を行うとしよう。剣のかけら8個は全てお金にすると1600ガメルになる。それも含めて7060ガメルの収入となって、手持ちの3722ガメルとの合計は、1万782ガメルじゃの」
ゲンブ「それは、今の『ミモレの布鎧』を3000ガメルで売れば、『ミモレの上質布鎧』にバージョンアップできるでござるな。よし、そうしよう」
ヒノキ「1万2000ガメルをポンと支払える立場になろうとは、ずいぶんリッチに成り上がったのう」
ゲンブ「次に欲しいものがあるとすれば、精神抵抗判定を常時+2できる〈正しき信念のリング〉でござるが、さすがに3万ガメルは高すぎるか。他には、魔物知識判定に成功すれば命中+1できる〈狩人の目〉(9600ガメル)か、隠密判定+2できる〈サイレントシューズ〉(5000ガメル)辺りが現実的なところかもしれんが、むしろ武器や防具を加工強化してもらうのもありかもな」
ヒノキ「太郎が使用しているAランクの武器・防具を魔法の武具に加工するには、+1万ガメルの代金が必要じゃ。それによって、武器なら命中と追加ダメージ+1、防具なら防護点+1される」
ゲンブ「ハードキッカー+1は、狙ってみる価値がありそうでござる」
●マッスル太郎のキャラデータ(青字は成長部分)
ルーンフォークの魔動武人(冒険者レベル5)
グラップラー5レベル、エンハンサー3レベル、スカウト5レベル、セージ5レベル、マギテック2レベル、レンジャー1レベル、コンジャラー2レベル(残り経験点1290)所持金:1782ガメル(ザバーラポイント3908点)
器用24、敏捷15+1、筋力24、
生命力24、知力18、精神8
HP39、MP20
探索・危険感知8、先制7、知識8
生命抵抗9、精神抵抗7
魔動機術魔力5、操霊魔法魔力5
武器:ハードキッカー(命中8、威力30、追加ダメージ+10、クリティカル値11、2回攻撃)
防具:ミモレの上質布鎧(回避10、防護点4)特技:追加攻撃、武器習熟A/格闘、防具習熟A/非金属鎧、マルチアクション、トレジャーハント、鋭い目
練技:マッスルベアー、ビートルスキン、ガゼルフット
所持品:冒険者セット、スカウト用ツール、救命草3つ、魔香草3つ、保存食1週間分、サーペンタインガン、弾薬22発、アンチドーテポーション、キュアストーンポーション、月光の魔符+1、月光の魔符+2、北向きの針、3点魔晶石×10、トリートポーション×3
部位装備(括弧内は仮面レンジャーへの扮装時)
頭:ディスプレイサー・ガジェット
顔:(仮面レンジャーのマスク)
耳:蝙蝠の耳飾り
(仮面レンジャーの赤マフラー)
背中:マギスフィア(小)
右手:俊足の指輪
左手:発動体の指輪
腰:ブラックベルト
その他:名誉蛮族の腕輪
その他:信念のリング
(足には現在なし)
今後の展望
ヒノキ「成長の次は、現在、受注しているクエストの確認と、今後の方針について話し合うのじゃ。ただ、その前に、これを見よ」
●霧の街のマップ(6ー0時点)
青字は宿泊可能地点。
ヤムール 奴隷 血染めの
牧場 ー 娼婦街ー黒の丘ー 酒場ー市場ー 壁
l l l l l l
l l 泉の l ティダン l
路地裏ー施療院ー 広場ー鮮血城ー神殿跡ー牢獄
l l l l l l
常夜 l サカロス l 灼熱の踊り l
回廊ー 涸れ井戸ー 神殿跡 ー 橋 ー 子亭ー 廃屋
l l l l l l
港ー 三色の天幕ー庭園ー翡翠の塔ー長ー 叫び
(拠点) l l 屋 の門
l l l l l
ダルクレム l l l l
神殿 ー骨の川ー 処刑場ー市場ー奴隷宿
l l l l l
剣闘士の宿舎 ー 追い剥ぎー廃墟ー嘆きのー腐敗
l 小路 l 広場 神殿
l I l l l
闘技場ー麻薬窟ー帰らずー知識ーS館
の街 神殿跡
ゲンブ「霧の街のマップでござるな。全ての区画が埋まって完成したのを見ると、誇らしいでござる」
ヒノキ「一応、探索が完了して、固定イベントがもうない区画は打ち消し線を入れておいた。この区画に入っても、もう見るべきところはないので、これ以上の探索は徒労に終わるだけ、と言っておこう」
ゲンブ「逆に言えば、打ち消し線が付いていない区画は、まだ行く意味があるということでござるな」
ヒノキ「知り合いのNPCがいたり、宿泊できたり、★をもらえるイベントが隠されていたり、と言ったところじゃよ」
ゲンブ「とりあえず、現在、請け負っているクエストを確認しておくか」
ヒノキ「まず、娼婦街のアリアドネからは『トロールのゾンネンフェレス』『オーガのズ・グリ』の2体の暗殺を依頼されておる。あとは、『3つめの水門コードの入手』でも報酬がもらえるのう」
ゲンブ「アリアドネは報酬が大きいが、リスクも高そうなのが問題でござる」
ヒノキ「次に施療院のウルスラじゃが、『常夜の回廊でアンデッドを10体倒せ』というクエストじゃ」
ゲンブ「正直、面倒くさそうな作業でござるが、近場ゆえの安心感はある。まあ、一度試しにアンデッドとやらと戦ってみるとするか」
ヒノキ「ヤムール酒場では、奴隷市場に関するクエストを受けられるようにアレンジした」
ゲンブ「ほう。本来のクエストではないのでござるか?」
ヒノキ「本来は、風の旅団絡みのクエストじゃが、ヤムール酒場と奴隷市場が隣であるゆえ、ヤムールからの仕事とする方が自然と判断したのじゃ」
ゲンブ「ヤムール酒場は、ティダン神殿跡を探索する際にも利用させてもらう予定なので、その際についでにクエスト受注してみるか」
ヒノキ「追い剥ぎ小路のトホテルからは、『守りの剣の探索』を依頼されておる」
ゲンブ「守りの剣は庭園のクレア・クレアが隠しているのでござるな。トホテルにそれを伝えていいものかどうか、一応、彼女の意向を確認してみよう。下手に騒ぎになると、クレア・クレアの身に危険が降りかかるやもしれん」
ヒノキ「それと、闘技場のバトルはいつでも参加可能なのじゃ」
ゲンブ「ちょっとした小遣い稼ぎと★集めにはなりそうでござるな」
ヒノキ「あとはサンドリーヌから、『運河通行証の入手』を求められておる」
ゲンブ「おお。では、ザバーラポイント500点を支払って、入手することにしよう。それと路地裏のナヴァリア婆さんから、運河関係の情報を買うといい頃合いかもしれん。常夜回廊のアンデッド退治と一緒に片付けてしまうか」
ヒノキ「ふむ。では、クエスト達成を目指しつつ、定例行事のランダムミッションを渡すとするかの。今度から3巡めに入る。(コロコロ)5はNPCの捜索じゃのう。(コロコロ)3は橋で『浮民の少年ウィルを探せ』とのことじゃ」
ゲンブ「橋か。では、ついでにヤムール酒場へ足を伸ばしてみるといいでござるな」
ヒノキ「では、行動開始は次回からとしよう」
(当記事 完)