花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、D&Dを中心に世紀末前後のTRPGの懐古話を不定期展開中。

マッスル太郎、驚異の正体(SWミストキャッスル5ー6)

とあるタビットの話

 

 むかしむかし、ラクシア世界のあるところに、一人のタビット(ウサギ人)が住んでいました。

 彼はタビット族の例に漏れず、知的好奇心が旺盛で、神を信じずに傲慢で、自分の研究テーマに全てを捧げる学究肌の持ち主でした。

 彼の研究テーマは古代の魔法文明で、真語魔法(ソーサリー)と、そこから分派した操霊魔法(コンジュリー)をある程度、極めつつ、それでも調べたい知識はまだまだ多く、一方でタビット族の寿命は決して長くありません。

 もっとたくさん調べたい。

 そのために、もっと長く生きていたい。

 そういう想いを募らせたタビットは、ついに禁断の魔術に手を出します。

 それは自分の魂の結晶とも言うべき記憶や意識を、他の器に乗り換えることで、肉体は滅びても精神を維持持続しようという試み。

 

 こうして、彼は自分と相性のいい肉体を定期的に乗り換え、時には彼から彼女になったりもしました。

 それが今のザバーラ。かつてはザバールと名乗っていたタビットなのです。

 

 操霊魔術の秘儀を利用した精神の乗り換えという手段で、寿命の問題を克服した彼、いや、彼女は次の研究テーマに手を出します。

 それが古代魔術時代に使役されたという魔神制御(デーモンルーラー)の技。

 現代でこそ、魔神の使役は人族社会で禁断の秘儀扱いされていますが、古代においては一流派を築き、魔神を操るタビット族の貴族、領主の逸話も語られるほど。

 ザバール、あるいはザバーラは政治権力といった世事・俗事にはあまり興味を持ちませんでしたが、それでも自分が求める「自由な研究が許された環境」を獲得、維持するために、多少なりとも世間の仕事、些事に関わることを選択します。

 

 それゆえに今現在、霧の街において、魔神使いの異名を持つザバーラは街の重鎮として、独自の地位を占めつつ、有能な交易商人として、また人族社会と蛮族社会の調整役として、そして時には古の知識を持つ賢者として、表舞台での存在感を示すようになっております。

 しかし、彼、あるいは彼女の目的は、政治でも、経済でも、そして特定の主義信条でもなく、「ただ自分が自由に研究を続けたい」という一点にのみ捧げられ、それ以外は自分の環境を整えるための手段でしかないと割り切っているのです。

 

 そんな魔神使いのザバーラが、知り合いのタビットの吸血鬼にして、死体改造研究者の「塚人いらずのムギド」から一体のルーンフォークの遺体を譲り受けたところから、新たな研究と物語が開始されました。

 そう、異界から霊魂、あるいは思念を召喚し、ラクシア世界の肉体の器に封じ込め、その後の動向を観察する研究。

 あるいは被験体である、ルーンフォークのお笑い芸人、異界の魂を持つ存在を中心とした物語。

 

 それこそが、「マッスル太郎と呼称される魔神の依代」の当リプレイの隠された背景だったのです。

 

マッスル太郎はいかなる魔神か

 

ヒノキ「以上の話が、魔神使いのザバーラとマッスル太郎の関係の端緒じゃな。そのような真実を、ザバーラが太郎に語って聞かせた、と」

太郎(ゲンブ)「この私が、ただのルーンフォークではなく、『ルーンフォークの器に宿った魔神(デーモン)』だと言うのですか?」

ヒノキ「ソード・ワールドの魔神の定義は『異界からやってくる、まったく異なる理を持つものたち』とルールブックにはある。最下位のインプから始まり、ダスキーグレイス、ザルバード、グルネル、レドルグ、ダルグブーリー、ラグナカングといった存在が魔神の代表として一部で知られており、2.5でも新たにナズラック、ダブラブルグ、マハティガなど新種の魔神が追加された。そういう一般的な(ルールブックやサプリメントに掲載されるような)魔神以外にも、通常の定義と異なる固有種も数多く存在するであろう。そうした文献にも載っていない稀有な存在の一つが『マッスルタロウ』という個体なのじゃ。あるいは『魔爪陀髏(まそうたろう)』と漢字表記すべきか?」

太郎「つまり、私の正体は『異界から来た魔神』ということなのか。それを聞かされると、愕然とするでござる」

ヒノキ「まあ、一般的には『魔神は、魔神界から召喚されて、ラクシアの破壊あるいは征服を企てている邪悪な存在である』とされておるからな。ただし、その魔神界というものがどういうものかはっきりしておらんし、たった一つの世界なのかどうかも不明。例えば、現代人の魂がラクシア世界に召喚されて、魔神の姿形をとることも十分に考えられる。

「公式には、魔神とグラスランナーが出自を共にし、そこからファンが推察して、その原産地は異世界フォーセリアであるというネタ設定も非公式に語られておる。もちろん、ロードス島などを含むフォーセリアにとっても、魔神は異界の存在だし、その辺を詳しく設定しようと思えば、D&Dのデビル・デーモン系のサプリメントを参考に自作の余地が大いにあろう」

太郎「自作した結果が、『マッスル太郎の元ネタは、ゼロワン世界の腹筋崩壊太郎である』『腹筋崩壊太郎は令和ライダーの1号怪人にされた』『マッスル太郎は腹筋崩壊太郎ロスより生まれ、ラクシア世界に転生した存在である』『ソード・ワールドでは異世界転生ネタは公式で扱われていない。異世界からの来訪者は、現状、グラスランナーか魔神か邪神ラーリスである』『マッスル太郎はグラスランナーでも邪神でもないので、特殊な個体の多い魔神と見なすのが現状妥当であろう』という思考過程を辿ってのオリジナル設定でござるな」

ヒノキ「なお、ザバール改めザバーラに魂の器を乗り換えたという設定も、公式のミストキャッスルではなく、それを元ネタに当リプレイでアレンジした設定ということになる」

太郎「公式でないからと言って、やりたい放題でござるな」

ヒノキ「それこそ、TRPGの醍醐味って奴じゃろう。一応、公式との整合性を考慮に入れつつ、キャラ個人の設定はオリジナル要素を盛るってことで」

太郎「しかし、マッスル太郎が魔神ということなら、これからロールプレイのスタイルを変えなければならないのでござるか?」

ヒノキ「いいや。魔神といっても統率された軍隊に所属しているわけでもないので、自由に考え、動いてもかまわない。少なくとも、これまでは自分が魔神だという意識を持たずに自由に振る舞って来たわけだし、今後は魔神の本能のままに破壊と混乱を助長すべく動いてもよし、己の出自の宿命に抗いながら正義と平和のために戦ってもよし、お笑いダークヒーローとしての自分を貫いて結構じゃ」

太郎「お笑いダークヒーローとは、また新しいカテゴリーでござるな」

ヒノキ「ザバーラとしては、『儀式で魔神を召喚したはずなのに、何だか変なのが出て来たねえ。妙に人がいい感じだし、いちいち筋肉を見せびらかすし、自分を芸人と自称するし、それでも行動する先で破壊と混乱、殺戮が引き起こされるし、やっぱり魔神なのかな? ちょっとトリックスター的な感じ? まあ、興味深いので、明確に敵対しない限りは、自由にさせてみよう。そして、報告聞いて観察日記でも付けていれば、今後の魔神研究のためのレアな資料になるかなあ』って感じに考えているのじゃ」

太郎「ずいぶんと、お気楽極楽に考えているでござるなあ」

ヒノキ「何しろ、現在の第一目的が『自分の召喚したマッスル太郎の動向観察』じゃからの。そして観察目的じゃから、マッスル太郎が行動しやすいようにするために、影で手を尽くすとかを除いて、下手な干渉はしない方針じゃ。仕事を与えれば、どんな行動で解決しようとするだろうとか、敵対相手に対してどんな感情を示し、どう振る舞うだろうとか、とにかくいろいろと好奇心を持ってマッスル太郎の振る舞い方に意見を出したり、批評の言葉を差し挟んだりするなど、完全に研究者気質なのじゃよ」

 

太郎「それならば、どうして、今、このような話を聞かせるのでござるか?」

ザバーラ『君が人族に肩入れし過ぎているのが、多少とも気になって来てね。今のままレジスタンスに味方し続けると、君はこの街の秩序を破壊しかねない。ある程度までは観察の範囲内だけど、その度合いを過ぎると、こちらも自分の居場所を守るために手を尽くさないといけないということさ』

太郎「私が、ご主人さまの居場所を脅かすと?」

ザバーラ『そうだよ。元々、あたしにすれば、街の支配者が人族だろうが、蛮族だろうが大した問題じゃない。自分が研究を続けられる環境があれば、それでいいんだ。だけど、今の時代、魔神の研究なんて物騒なのは、人族社会ではまず受け入れられない。だからと言って、蛮族社会でタビット族が受け入れられる場所はあまりない。その中で、この霧の街は適度な法秩序と自由が保証されている。名誉蛮族の地位があれば、生きていくことも難儀ではない。これぐらい住みやすく、研究にも支障のない街はなかなかないだろうね。魔神研究に必要な生贄も合法的に手に入るわけだし』

太郎「……つまり、人族の倫理は、ご主人さまには備わっていないと?」

ザバーラ『おかしいじゃないか。魔神がそんなことを言うなんて。少し人族の常識に囚われ過ぎているようだ。その器の感情に引っ張られているのかな? それとも自分は人族だという意識に? 物事はもっと大きな視野で見ないとダメだよ。君は異界の魂をもった魔神、そしてあたしは君のご主人さまである魔神使い。人族にも、蛮族にも、中立かつ公正に目を向けなければならない。その上で、自分のやりたいことに忠実に生きればいい。亀太郎、君は何をしたいんだい? いくら考えの鈍い君でも、そろそろ自分の歩むべき道が見えたんじゃないのかい? あたしは君に敵意は持っていないよ。ただあるのは、被験体に注ぐ愛情さ。魔神としては、こういう時にどういうことを考え、どういう表情を見せるんだい? 教えてくれないか?』

太郎「……私は、ご主人さまの実験動物ではござらん。正直、今の私はムカついているので、ご主人さまを蹴り倒して、八つ裂きにしてやりたい気分だが、それとても魔神の本能だと言われかねないので自制する。他人を引き裂いて笑うような本能を、私は否定する。マッスル太郎は、芸で人を笑わせるお笑い芸人。みんなの笑顔のために働き、戦うのみでござる」

ザバーラ『なるほど。強い自制心で殺戮の本能に飲み込まれないようにする、と。ならば、熱に浮かされたレジスタンスの正義に飲み込まれ、街の平和を脅かすような真似は控えてくれると助かるね。あたしはこの街が大好きなんだ。だから、レジスタンスだろうと、蛮族だろうと、後先考えずに街の秩序を破壊するような輩は排除する。翠将がこの街の地下に封印された巨悪を抑え込むために、人知れず苦心していることも、君は知るまい?』

太郎「何と。そのような設定が本当に?」

ヒノキ「ミストキャッスルの続編、ミストグレイヴで語られる真実じゃ。ミストキャッスルでは翠将ヤーハッカゼッシュがラスボスじゃが、ミストグレイヴでは翠将の死によって、真のラスボスが目覚める。まあ、当リプレイではそこまで語るつもりはないが」

太郎「ザバーラはその正体を知っている?」

ヒノキ「知っておるが、今は語るべき時ではないじゃろう。せいぜい匂わせる程度じゃ」

太郎「まあ、今の私では翠将を倒すのも夢のまた夢。それを目指すには、せめて志を同じくする冒険仲間が必要でござる。ともあれ、ザバーラ様の立ち位置は理解した。その上で、マッスル太郎が今後、どう振る舞うべきか悩むとしよう」

 

今後の方針

 

太郎「結局のところ、ザバーラの立ち位置は、某灰色の魔女のオマージュでござるな」

ヒノキ「う、バレたか」

太郎「魂を別の肉体に憑依させて長生きしているという設定で何となく、そう感じた。そして、この霧の街をロードスに見立てると、いろいろと腑に落ちる面もあるでござるが、ザバーラが表舞台に立っている点と、魔神使いである点が違うか」

ヒノキ「まあ、肉体の相性もあるので同じタビットにしか憑依できないとか、バランスがどうこうという主義主張よりも、自分の研究しやすい環境を重視するという点でも、大きく異なっておる。ただ、結論として『強者による秩序を肯定した上での自由』というのがザバーラの目的であって、大規模な破壊活動に対しては反対する立場じゃ。 戦争や革命みたいな大きな変化は否定しつつ、一定秩序下での弱者を犠牲にすることには、必要悪という認識。もちろん、自分は弱者ではないという自意識ゆえじゃがな」

太郎「博愛主義ではないが、平和主義かつ自由主義。そして何よりも研究熱心ということでござるな。それだけ聞くと善きウサギだが、研究内容が人族の一般倫理に反している、と」

ヒノキ「政治的には、現状維持の保守派で、親翠将派であることは間違いない。レジスタンス活動については、 蛮族支配へのガス抜きの範囲内で容認の方針。無意味な殺戮や残虐行為を良しとしないが、研究や政治抗争の必要上の犠牲は受け入れる。街の秩序が崩壊して、自分の研究や、そのための手段である商売ができなくなることを何よりも嫌うといったところかのう」

太郎「魔神の力で、人の社会を脅かしたり、街の支配を目論んだりするような野心は持ち合わせていないのでござるな」

ヒノキ「『そんなことをしても楽しくないからね。あたしは建設的かつ研究に魂を捧げたタビットなのさ。それよりも問題は君よ』とザバーラは太郎に糾弾の目を向ける」

太郎「私に何の問題があるでござるか?」

ザバーラ『口では、みんなの笑顔のため、と殊勝なことを言いながら、やっていることはどんどん過激になって行く。君は一体、この街をどうしたいわけ?』

太郎「もちろん、人族が笑って暮らせる街のため、蛮族の支配を終わらせたいでござる」

ザバーラ『その過程で、多くの犠牲を出してもいいとでも?』

太郎「うっ。そりゃ犠牲は少ないに越したことはない」

ザバーラ『〈風の旅団〉のストレートなやり方じゃ、上手く行っても街は内乱状態になる。失敗すれば、見せしめのために多くの人族が犠牲になる。もう少し慎重に動けって言ってやりな』

太郎「いや、『言ってやりな』と言われても、〈風の旅団〉に知り合いは……」

ザバーラ『いつまでも、あたしの目をごまかせるとは思わない方がいいわよ。まあ、あたしが知りたいのは、レジスタンスの客観的な情報じゃなくて、レジスタンスと接して、君がどう考え、感じ、そして行動したかの主観的な報告さ。あたしの研究対象は、「君という魔神の思考、感性、行動の傾向性」なんだからね。もしも、レジスタンスに義理立てしているのなら、それは無意味な気遣いだ。連中の行動は、あたしも翠将さまもお見通しさ。その上で、自由に行動させてやっているんだからね』

太郎「そ、それは本当でござるか?」

ヒノキ「さあのう。ザバーラのはったりの可能性もある。それはともかく、ザバーラがレジスタンスの情報よりも、太郎の主観の方に興味があるのは事実じゃ。そして、魔神の器でもあるマッスル太郎が今後、どうしたいのか。街の秩序を脅かすことを狙っているのか、それとも、そこまで大それたことを考えずに人蛮双方のバランスをとることに努めるのか、そこのところをはっきりさせたいと考えておる」

太郎「ううっ。そんな難しいことは考えていないでござる。これまでは、ミッションやクエストを受けとったから、それらを解決して経験と報酬を得ることだけを目指してきた。ただの仕事と思って、真面目にこなしてきただけでござるよ」

ヒノキ「『これからは受ける仕事の背景を、もう少し考えるべきね』とザバーラは言う。『君がレジスタンスに深入りしすぎて、街の治安を脅かすような真似を続けるなら、それは制御できなくなった魔神の暴走と見なして、あたしは始末しないといけない。そうでないなら、包み隠さず、自分の行動を報告、弁明すること。いいわね』」

太郎「正直、頭が混乱しているでござるよ。考えを整理する時間を与えて欲しい、とザバーラ様に土下座する」

ヒノキ「土下座じゃと?」

太郎「だって、そうではござらんか。プレイヤーの知らない間に、デーモン設定を押しつけられ、やれ秩序の破壊者だ、やれ混沌と殺戮のもたらし手だ、と糾弾されても、閉口するだけでござる。今後のロールプレイの指針を考える時間ぐらいは欲しいでござるよ」

ヒノキ「うむ。その主張はもっともじゃ。では、ザバーラの糾弾タイムは、この辺で幕引きとしよう。ここからはGMとして、今後のゲームの展開や、物語の進め方を相談するというのではどうじゃ?」

太郎「同意するでござる」

 

ヒノキ「まず、当リプレイの終了条件として、レベル7への成長と、それを機に街からの脱出という方針で構わんな」

太郎「うむ。レジスタンス云々や街の秩序がどうこうという話に疲れ果てたマッスル太郎は、街の外に自分探しの旅に出たいでござる。それはともかく、ゲームとしてはまず、『南東部の未開示区画をオープンすること』をメインに考えたい。その上で、攻略できそうなクエストから順に解決して、目標レベルに達したいでござるよ。できれば、グラップラー7レベルとスカウト7レベルを最低限、習得しておきたい」

ヒノキ「それだけで1万経験点が必要じゃのう」

太郎「あとはセージ5レベルで3000点。7レベルまでなら、さらに4500点必要。他の技能も上げるなら、ゴールは遠くなる一方でござるが、クエストをぼちぼち達成しながら、ゴール目指して邁進するのみでござるよ」

 

ヒノキ「では、ひとまず、ランダムミッションを決めるとするかの? (コロコロ)1。手紙の配達じゃ」

太郎「これは必ず、上位蛮族と遭遇して、ミッション達成を妨害される奴でござるな。以前にヒューリカと遭遇したミッション」

ヒノキ「実時間で3ヶ月ほど前の話か。あの時の太郎はまだレベル2じゃったが、レベル5に育った今なら、もしかするとヒューリカにも勝てるかもしれんぞ」

太郎「さすがに、レベル8の相手に勝つのは無理でござろう。逃亡目標値が15だから、現在の冒険者レベル+敏捷の基準値が7で、ダイス目8以上で逃亡可能。念のため、敏捷アップの〈俊足の指輪〉を買っておけば、割ることで判定+2できるので、ダイス目6以上で逃亡成功してミッションクリアとなる。事前にできる準備はこんなところでござろうか」

ヒノキ「では、手紙の届け先を決めるかの。(コロコロ)剣闘士の宿舎のドン・ブカドゥと、木漏れ日の治療院のニルスじゃの」

太郎「ニルスについては、ヒューリカ絡みで、あまり良い記憶がござらん。さっさと済ませて、2回めのドンの後で、上位蛮族と遭遇するとしよう」

ヒノキ「今回は割と近場なので、すぐに達成可能、あるいは失敗するにしても早いじゃろうな」

太郎「それでも、今回は妙に疲れたので、ミッションの顛末は次回の記事ということで」

(当記事 完)