花粉症ガール・翔花伝&コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女主役の物語」&「その仲間たちの雑談話」など。TRPG話や特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。

マッスル太郎の、陽気な魔神ライフ(SWミストキャッスル5ー7)

手紙配達ミッション、再び

 

太郎(ゲンブ)「では、ランダムミッションで受け取った手紙配達に早速、挑戦するでござるよ。まず、拠点より北のニルスのところに向かった」

ニルス『おや、マッスル太郎じゃないか。何か用かい? えっ、ザバーラさんからの手紙だって? どうしてぼくに?』

太郎「そんなことは、私が知りたいでござる」

ヒノキ「手紙の内容はこうじゃ。『先日は、うちの太郎が街の北東の血染めの壁でいろいろやらかしたことを、影ながらフォローしてもらったようでありがとうね。これからも太郎がいろいろやらかすかもしれないので、その時はなるべく大目に見てやって欲しいの。だけど、あまり変なことをしないよう君の方からもよろしくご鞭撻を頼みます』」

太郎「はっ? 何だか過保護な親のような内容でござるな。どうしてグラスランナーにそんなことを頼むでござるか?」

ヒノキ「魔神のことは、同じ異世界出身のグラスランナーだったら、うまく制御出来るかもしれないというザバーラなりの偏見じゃ」

太郎「偏見かよ。とにかく余計なお世話でござる」

ヒノキ「そして、ニルスは1tbかけて返事を書いた。『マッスル太郎の芸は面白いね。ゴブリンシャーマンを壁の上から突き落とし、サンダーバードと一緒に墜落するなんて、体を張ったギャグはそうそう見られるものじゃない。今後も楽しいお笑い芸人の活躍を期待しています。後の偽装工作は任せといて』だそうじゃ」

太郎「いつの間にか、ザバーラとニルスが仲良しに?」

ヒノキ「まあ、マッスル太郎の冒険の陰で、こっちもいろいろあるのじゃよ。はい、その返事を受け取った太郎は、★1つをゲットじゃ」

太郎「拠点に戻って、ザバーラに手紙を渡すでござる。そして質問する。ニルスとつるんでいるでござるか?」

ザバーラ『優秀な密偵だからね。誰かさんと違って、目立たずに行動するということを弁えているから、慎重さが必要な仕事を任せるにはうってつけなのさ。その代わり、荒事が必要な場面や、囮が必要な局面では、君を適当に使ってやって構わない、とウルスラとも密約ができている』

太郎「つまり、〈スエラの炎〉のことは既に承知しているでござるな」

ザバーラ『え? 〈スエラの炎〉だって? そいつは初耳よ。詳しい報告をしてもらいたいわね(ニヤニヤ)』

太郎「くっ、白々しい。そう思いつつ、ウルスラとのこれまでの経緯を語るでござる」

ザバーラ『まあ、あそこは「弱い人族のための互助組織」だからね。あまり過激なことをしないと踏んだのさ。情報交換という意味では、WinWinの関係でいられる。それに薬草関係のお得意さまだし、全面協力とまではいかないが、貴重なサカロスの薬酒を仕入れるのにもウルスラの助けが必要だしね』

太郎「そう言えば、前にサカロス神殿跡での荷物運びミッションがあったでござるな。あの時の荷物の中身は、もしかすると薬酒でござったか」

ヒノキ「そういう風につなげておくと、一本筋が通る感じじゃの」

太郎「では、もう夕方なので、ドン・ブカドゥのところには翌日、向かうでござるよ」

 

上位蛮族との試練

 

ヒノキ「では、拠点より南の剣闘士の宿舎についた」

ドン『おお、マッスル太郎じゃねえか。先日は闘技場で熱いバトルを楽しませてもらったぜ。それに晴れて名誉蛮族になったそうだな。どうだ、うちの専属剣闘士として栄光の階段を駆け上るつもりはないか?』

太郎「いや、血沸き肉躍る戦いの世界も悪くはないですが、やはり私の芸の本筋はお笑いにあるんです。体を張ったギャグと、体を張ったバトルは似て非なるもの。それより、これ、うちの主人からの手紙です」

ドン『なるほど、ザバーラさんところからは簡単に足抜けできないってことか。奴隷の身から解放されたとは言え、主従関係はそう簡単に断ち切れない、と』

太郎「そこはまあ……人様には語れない裏事情というのがあるのです。だけど、名誉蛮族の先輩として、ドンさんにはいろいろ悩みの相談に乗ってもらうこともあるかもしれません」

ドン『悩みか? そんなの体を動かし、熱いバトルに邁進すれば、簡単に吹っ飛ぶぜ。頭で考えるな。筋肉で感じろ。そうすれば些細な悩みなど恐るるに足りず。俺に言えるのは、ただそれだけだ』

太郎「……ドンさんに聞いた私がバカだったです」

ドン『そうさ。お互いにバカ同士なんだから、考えるだけ無駄だってことだ。だが、おバカで元気だけが取り柄の奴にも生きる場所はあるってことだよ。気分が鬱屈したときはバトルする。いつだって闘技場はお前を歓迎するぜ。ザバーラさんからの手紙にも「剣闘士として、死なない程度に鍛えてやってくれ。よろしく」とある。ずいぶんと気に掛けてもらっているようじゃないか』

太郎「意外と筆まめなんだな、あのウサギ」

ヒノキ「実はコネ作りが上手い。これも優秀な商売人には必要な資質なのじゃ。なるべく敵を作らず、利得に聡い。世渡りの才徳はそれなりに持ち合わせているようじゃの」

太郎「これで魔神云々の話がなければ、善きウサギと素直に感服できたのでござるが」

ドン『ところで、お前の剣闘士としてのネーミングだが、「マッスル太郎だといまいち箔に欠けるので、これからはマッスルデーモンにしてはどうか?」というザバーラさんからの提案だ。筋肉魔神ってのは、なかなか振るったネーミングセンスじゃねえか。そんなわけで、これからお前はマッスルデーモン太郎って芸名な』

太郎「いやいや、デーモン太郎ってのは勘弁して欲しいでござる」

ドン『だったら、マッスルデビルがいいか、マッスルサタンがいいか、マッスルゴッドがいいか……』

太郎「神を信じないルーンフォークなので、神とか悪魔とか魔神とかは似合わないでござるよ」

ドン『う〜ん、だったら機械系か。魔進マッスルってのはどうだ?』

太郎「いかにもキラキラしてそうでござるな。では、リングネームはそれで」

 

ヒノキ「……というやり取りの末、ドン・ブカドゥから返事を受け取ったマッスル太郎は、★1つゲットなのじゃ」

太郎「問題はこの後でござるな。ええと、名誉蛮族の腕輪を、逃走用の保険として〈俊足の指輪〉に交換装備する。さあ、いかなる上位蛮族と遭遇するか?」

ヒノキ「(コロコロ)ダイス目3なので、またもやヒューリカじゃな」

太郎「また、お前かよ。もしかして、私の追っかけストーカーをやってるのかよ?」

ヒューリカ『よう、マッスル太郎、久しぶりだな。元気か?』

太郎「何を友達ヅラして、馴れ馴れしく話しかけているでござるか!?」

ヒューリカ『つれないことを言うなよ。最近はお前もお笑い芸人から、剣闘士デビューして、しかも奴隷改め名誉蛮族にまでなったと聞く。お前を駆け出しの頃から追っかけて来たファンとして、鼻が高いぜ。このオレの目に狂いはなかったと言うことだな』

太郎「左目の見えない出来損ないのくせに……」

ヒノキ「おいおい、それは差別発言というものじゃぞ。もしも、読者の方にそういう人物がいて、不快に感じたらどうするつもりじゃ?」

太郎「うっ、ええと、これはミストキャッスルの本文中にある表現でして、あくまで蛮族社会という特殊なファンタジーっぽさを象徴したものであり、現実の差別を助長するような意図はないことを明言します。曰く、フィクションだから許して」

ヒノキ「うむ。フィクション中のできごとを、現実と照らし合わせて、いちいち差別云々と抗議するのは、現実と作り物の区別の付かない情弱というのがわらわの見解じゃからな」

太郎「いや、アリナ様の方が、一部の人間にケンカを売っているでござるよ」

ヒノキ「まあ、ここは妄想ブログの一環じゃからな。妄想と現実の境目ファンタジーを旨とするゆえ、妄想ギャグを大らかに楽しめる客人推奨なのじゃ。創作フィクションを楽しめない方には、お引き取り願おう」

太郎「それはともかく、念のため、魔物知識判定を試みるでござる。(コロコロ)11」

ヒノキ「バジリスク知名度は13だから、失敗じゃの」

太郎「うう、データが分かれば、勝ち目があるかどうかの判断もできるのでござるが。相手の弱点が分かっているから、命中・回避にマイナス2できる。ならば、実質レベルは8ではなく、6と見なすことも可能。決して戦えない相手ではないとも思うが……」

ヒューリカ『ところで、マッスル太郎よ。お前、ドン・ブカドゥから手紙を託されたろう?』

太郎「今のはギャグでござるか?」

ヒューリカ『何がギャグだ?』

太郎「マッスル『太郎』と、手紙を託され『たろう』を掛けた、プリミティブなギャグでござる」

ヒューリカ『プークックック。そこに気づくとは、お前、なかなか鋭いな。それに免じて、石にするのは勘弁しておいてやる。いや、最近は石でもキラメンタルさえあれば、喋れるらしいという話も聞くが』

太郎「魔進マッスルでも、石化させられるのは勘弁でござる。ここは逃げの一手あるのみ。(コロコロ)ダイス目8出たー。あばよ、ヒューリカ、アデュー♪」

ヒューリカ『あ、この野郎、待ちやがれ〜』

太郎「待てと言われて、待つ快盗はいないでござるよ〜」

ヒューリカ『お〜の〜れ〜、世間を騒がすマッスル快盗め〜。この次こそは必ず〜』

 

成長の儀から、次のミッションへ

 

太郎「うまく逃れたので、無事に手紙配達ミッション終了でござる♪」

ヒノキ「うむ。報酬は600ガメル。そして★1つ進呈じゃ」

太郎「合計で★3つで、経験点も600でござるな。技能の成長はできないので、能力値のみ。(コロコロ)4と5なので、4の生命力を選んで、とうとう24に。これでボーナスが+3から+4になって、HPも1点増えて39に。ますますタフになったマッスル太郎でござるよ」

 

ヒノキ「では、すかさず次のランダムミッションに挑戦するのじゃ。(コロコロ)6が出たので、魔物の討伐任務じゃの。ええと、レベル5だと目標は2体。まず1体は黒の丘でオーバーイーターを。もう1体は帰らずの街でブラッドサッカーを、とある」

太郎「街の北の端と、南の端ではござらんか。何て面倒くさい行き来をさせるミッションか」

ヒノキ「ダイス目じゃから仕方ないのう」

太郎「オーバーイーターは荷物運びの時に遭遇したレベル4の植物モンスターでござるな。ブラッドサッカーは初めて聞く。魔物知識判定は13」

ヒノキ「レベル6の吸血鬼じゃの。レッサーヴァンパイアに血を吸われた人間が変貌したアンデッドじゃ」

太郎「太陽光に弱いので、うまく昼間に遭遇するようにすれば簡単に倒せそうでござるな。さて、せっかく南に行くのなら、この機に南東区画をいろいろ開示しておくのも悪くない。攻略手順としては、南東区画を開示して回り、それからブラッドサッカーを昼間に撃退。その後で、黒の丘でオーバーイーターを倒してミッション終了という流れがよかろう」

ヒノキ「では、次の記事名は『マッスル太郎、南東へ』で決まりじゃな」

(当記事 完)