花粉症ガール・翔花伝&コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女主役の物語」&「その仲間たちの雑談話」など。TRPG話や特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。

マッスル太郎と、荷物運び(SWミストキャッスル4ー2)

闘技場の初訪問

 

ヒノキ「ゴールデンウィーク特別企画、と銘打ってのマッスル太郎第4部じゃ」

太郎(ゲンブ)「前回、荷物運びのミッションを引き受けたので、早速、受け取り指定地の闘技場へ向かうでござるよ。それにしても、拠点を天幕のままにしておいて正解だった。受け取った荷物を拠点まで運ぶ仕事なので、マップの端に拠点があると手間でござるからな」

ヒノキ「確かにそうじゃな。今回の目的地である闘技場も、サカロス神殿跡も、天幕から3区画以内なので、移動するだけなら簡単じゃ。今回のミッションは容易に達成できるようじゃの」

太郎「では、南へ下りて闘技場に着いた。ここへ来るのは初めてでござる」

ヒノキ「石造りの巨大な円形の建物がある。中からウォオオーーーッと歓声が聞こえ、正面の看板には汎用蛮族語で『戦え! 殺せ! そして、金をつかみ取れ!』と書かれておるのじゃ」

太郎「お笑い芸人には、ちと刺激の強すぎる場所でござるな」

ヒノキ「そこに、スカウトらしきレッドキャップが声をかけてくる。『おお、旦那。何とも立派な筋肉の持ち主ですな。もしかして剣闘士志望ですか? 腕に自信があるなら、いい稼ぎになりますぜ!』とニヤリと笑みを浮かべる」

太郎「い、いや、私はここで人と会う約束をしているだけで、別に戦いたいとは……と言いつつ、超人格闘技への誘惑が。殺し合いではなく、スポーツの試合ならば喜んで参加したいのでござるが」

ヒノキ「すると、一人のビキニアーマーっぽい装備の女戦士が声を掛けてくる。『もしかして、あんたがザバーラ姐さんの使いかい?』 女戦士は木箱を積んだ荷車を引っ張っていて、『あたしはシルヴィア。闘技場の壊れた武器や防具を集めてきた、ゴミ収集人さ』と自己紹介する」

太郎「ゴミ収集人でござるか? 戦士ではなくて?」

シルヴィア『戦いだってするけどね。ゴミ収集だって立派な仕事さ。少なくとも、修理すればまだ使える武器や防具の見極めは、素人には務まらない。運んで来るのだって重労働さ。それをザバーラ姐さんのところに運べば、適度な金になる。廃品回収とリサイクルなんて仕事を考えた姐さんは、目の付けどころが違うねえ』

太郎「なるほど。闘技場で壊れた武器や防具を拾い集める仕事でござるか。では、荷物は確かに受け取ったでござる」

シルヴィア『受け取り証にあんたの名前を書いてくれ。後で、ザバーラ姐さんのところに代金の請求に行くから』

太郎「分かったでござる。マッスル太郎、と。これでよろしいか?」

シルヴィア『問題ない。マッスル太郎か。時間があれば、あんたも闘技場に出てみるといい。最初は獣退治で賞金を稼げるはずさ』

太郎「獣退治でござるか。オックス程度なら、倒したこともあるから、闘牛士のマネ事ぐらいなら何とか。しかし、今は荷物運びに専念するでござる。これにて御免」

 

マッスル太郎、食べられる

 

 闘技場からの荷物を拠点に持ち帰った太郎は、翌日、サカロス神殿跡に出向き、ササンテと名乗る名誉蛮族の男から、またも荷車に乗った木箱を受け取る。

 中身は何かと尋ねたら、「知らない方がいい。だが、ザバーラ姐さんから前金はもらっているので問題はないはずだ」とはぐらかされる。

 

太郎「これで、中身が爆発物だったりすると、目も当てられないでござるな。一応、魔動機術マナサーチでも使っておくか」

ヒノキ「反応は特にない。さて、このまま荷車を引っ張って、拠点に帰り着こうとしたところで、クライマックスイベント発生じゃ。1dを振れ。5か。ならば、植物の魔物に襲われる」

太郎「何で植物?」

ヒノキ「さあの。登場したのは……レベル4対応の植物モンスターで、出目2はオーバーイーターとあるな」

太郎「魔物知識は無難に出目7で、12でござる」

ヒノキ「レベル4、HP45、ただしボス扱いなので剣のかけらで+20の合計65。巨大な口をもった蔓草じゃ。普通の植物に擬態しているので、目標値13の危険感知に成功しなければ、こちらが不意打ちを仕掛けてくる」

太郎「危険感知はぴったり13で成功。では、先制判定で16だから、先に殴る、いや相手の回避は低いので、購入したばかりのハードキッカー蹴りの威力を試してみるでござる。マッスルベアーとガゼルフットで自分を強化し、行くぞ、ビオランテ。マッスルキック!」

 

 マッスルキックは1発だけ命中し(2撃めは出目3で、どうしようもない)、20点のダメージを与えた(防護点で1点減らして、残りHPは46点)。その後、蔓の巻き付き攻撃も難なくかわして、2ラウンドめ。

 

太郎「今度こそ、2発とも当ててみせる。ダブル・マッスルキーーック! よし、成功。ダメージは、どうして、ここで3を出すか。ええと、13点と、もう一撃は20点。威力30は出目によるダメージの差が大きいでござるな。これが威力15のチェインスティックなら12点と16点であったが」

ヒノキ「期待値的には威力5でダメージが1上がるようになっておる。感覚的にもダメージ20点が普通に出せる辺りで、強くなったのは確かじゃの。31点減って、残りHPは15点じゃ」

太郎「敵の攻撃は……出目4で回避し損ねたでござる」

ヒノキ「ヒヒヒ。ならば、蔓が絡みついて、太郎を巨大な口に引きずり込む」

太郎「キャーーーッと女の子なら悲鳴を上げるシチュエーションでござるな」

ヒノキ「マッスル太郎でそんな可愛い悲鳴を上げても、誰も喜ばんがの。とにかく、ダメージは9点じゃ。さらに引きずり込んだ太郎から養分を吸収し、5点のダメージを回復する。残りHPは20点」

太郎「蔓の命中で5点くらって、さらに5点を吸収されるのでござるか?」

ヒノキ「その方が自然じゃろうが、HP吸収による回復はこちらの手番終了時。そして、そちらがダメージを受けるのは、そちらの手番終了時とあるので、ルール通りにするなら太郎の行動終了後で構わないぞ」

太郎「敵の内部から攻撃はできるのでござるか?」

ヒノキ「マイナス3のペナルティを受けるがの」

太郎「マイナス3だと、キックの命中が3に下がる。ターゲットサイトを入れて4になったとして、相手の回避が10だから期待値5だと当たらん」

ヒノキ「期待値は4に下がったのではなかったかの?」

太郎「どっちにしても、キックでは当たらないので、敵の体内で、マッスルヌンチャクをジャキーンと取り出して、命中基準値5で攻撃する。くらえ、ヌンチャクハリケーン! ターゲットサイトも入れて、出目は11と8。何だ、普通にキックでも命中していたではないか」

ヒノキ「問題はダメージダイスじゃな」

太郎「うおおおお、出目は5と9。すなわちレーティング表と追加ダメージより、14点と16点。やはりヌンチャクのダメージは割と安定しているでござるな」

ヒノキ「ヌンチャクの回転で、オーバーイーターは体内から引き裂かれて、太郎は無事に脱出できた」

太郎「うへー、ベトベト……と言うのがお約束でござるな。だが勝った。しかし、戦利品ダイスは6なので、何も得られず」

ヒノキ「いや、剣のかけら4個が報酬じゃ」

太郎「800ガメルにはなるか」

ヒノキ「あるいは400ザバーラポイント(ZP)じゃな」

 

省略・成長の儀

 

太郎「ともあれ、これでミッションは達成でござるな」

ヒノキ「★は1つだけじゃ」

太郎「魔物撃退分も含めて、獲得経験点は240点だけ。合計790点では何も伸ばせないでござる」

ヒノキ「何を伸ばしたいのじゃ?」

太郎「コンジャラーでござるよ。回復魔法アースヒールもあるが、カウンター・マジックでの精神抵抗力アップが何よりも欲しい。コンジャラーをレベル2に上げて、それからグラップラー5レベルで、特技のマルチアクションにつなげる予定」

ヒノキ「では、能力値成長ダイスを振れ」

太郎「6と3。3の筋力は十分なので、6の精神力を選んで、これで精神力8。MPも1点増えて14点になった。精神力が12になれば、とりあえず人並みと言えようが、そちらの成長はまだまだ先が長いでござる」

ヒノキ「ミッション達成で得られる報酬は、400Gか600ZPじゃが」

太郎「ならば、剣のかけらは800Gに換え、ミッション報酬を600ZPにする。これで1250ガメルと8573ZPになった。この調子だと、1万ZPもすぐに達成できそうでござる」

ヒノキ「今回は成長要素が少なめなので、キャラデータは割愛じゃ。次の成長のために、新たにランダムミッション2巡めを決める。1d振れ」

太郎「5でござる」

ヒノキ「人探しじゃな。麻薬窟にいる奴隷の女性イライザを探せ」

太郎「麻薬窟でござるか。それは過酷な試練になりそうな予感でござる」 

(当記事 完)