まずは麻薬窟にて人探し
太郎(ゲンブ)「前回は、麻薬窟で奴隷女性のイライザを探せ、とのミッションを受けたでござる。早速、麻薬窟へ向かうとしよう。到着したのは昼日中だが、どんな感じの場所でござるか?」
ヒノキ「前にここに来たのは、第2部の女暗殺者イベントの時じゃったな。区画に入ると、すぐにイベントが発生したので、じっくり様子を語ることもなかったのう。改めて描写すると、鼻が曲がりそうな異臭のする薄暗い路地じゃ。浮民や奴隷と思しき人々が地面に座り込んだり、横たわったりしておる。いささか正気を失っているようで、虚空を見つめてぼんやりしたり、何やらぶつぶつ呟いたり。路地の奥には、金切り声を上げながら殴り合っている男たちもいるようじゃ」
太郎「明らかに、薬の副作用と言ったところか。あまり関わり合いになりたくはないが、人探しの情報源になりそうな者はいないか、辺りの様子をキョロキョロ見渡す」
ヒノキ「すると、薄汚い服を着たレッドキャップが近づいてきて、『旦那、何かお探しですかい? 薬が御入用でしたら《夢の家》で手に入るので案内しやすぜ』と声を掛けてくる」
太郎「《夢の家》? 夢薬とやらは、そこで手に入るのか?」
レッドキャップ『もちろんですとも。さあ、こちらへ』
太郎「夢薬に興味がないわけではござらんが、今は仕事の最中。この辺で、イライザという奴隷の女を見かけたという話を聞いてな。心当たりはないか?」
レッドキャップ『イライザねえ。30Gあれば思い出すかもしれねえっスが』
太郎「30Gを出すでござる」
レッドキャップ『東の「叫びの門」へ向かった女がいるって話を小耳に挟んだ。イライザかどうかは知らねえけどな。ここに出入りするのは、薬の売人か、薬を買いに来たか、あるいはスネに傷を持つ男女ぐらい。「叫びの門」へ向かったってことは、街を抜け出そうって魂胆だろうが、そう簡単には行かねえだろうさ』
太郎「叫びの門でござるか。いささか距離があるので、一度出直すとしよう」
ヒノキ「イライザの手掛かりを獲得したので、★一つを進呈じゃ」
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