花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、D&Dを中心に世紀末前後のTRPGの懐古話を不定期展開中。

魔神ハンター、宅配ミッション完結(SWミストグレイヴ5ー4)

シル・メリルと騎士神ザイアの話

 

GM(ヒノキ)「前回は、宅配仕事でお届け先その1の【騎獣調教所】まで到達したのじゃ」

G太郎(ゲンブ)「その途中で、裏切り者の密偵シル・メリルと遭遇して、対立関係が発生したでござる」

デル(リトル)「次に会ったら、バトルで決着をつけることになりそうだなぁ」

G太郎「レジスタンスの拠点をしつこく探しているでござるからな」

GM「彼女に拠点情報をバラすと、拠点が壊滅してしまうというシナリオ上の仕掛けがあってのう。拠点を滅ぼされたことで、復讐のドラマに展開するという可能性もあったが、当プレイではそういうルートは避けたのじゃ」

ホリー(シロ)「彼女と仲間になるルートはないのですか?」

GM「一時的に協力して、共に翠将親衛隊を目指すルートもあるが、最終的には翠将の寵愛を競うために対立する展開になるのじゃ」

G太郎「蛮族ルートの究極は、内ゲバに突入でござるか」

ホリー「別に、ボクたちは蛮族の世界で成り上がることを志向しているわけじゃないだろう?」

G太郎「人蛮ともに笑顔でいられる中立ルートということでござるな。少しでも多くのミッションを引き受けて、ミストグレイヴを遊び尽くすのが目的で」

GM「もちろん、物語の流れから受注困難なミッションもある。例えば、『驕王の黄金鎧ミッション』はシナリオどおりにプレイするなら、ゴブリン王VSダークドワーフに展開するし、その後、驕王ムルカグンドリは『騎獣調教所を襲撃して、立派なフロストワイバーンを手に入れろ』というミッションを提示することになる」

ホリー「それって、フーララバラお姐さまを敵に回すということではないですか? そんなミッション、断じて拒否します」

GM「じゃろうな。まあ、パーティーにライダー技能の持ち主がいなければ、フーララバラと密接に絡むことがなかったろうから、ゴブリン王のミッションを引き受けるにも抵抗がないやもしれぬ」

G太郎「それにしても、強奪とかライバルの抹殺とか、ムルカグンドリのミッションは力ずく系の仕事が多いでござるな」

GM「キャラは違うが、前作ミストキャッスルにおける暗殺者組織の〈月夜蜂〉に傾向が似ておるのう。そして、鎌倉殿の世界観に一番近いとも言える」

デル「だけど、オラたちは蛮族同士の覇権争いには興味がないぞぉ」

G太郎「そうでござる。力で牛耳るよりも、経済という道を提示したでござるからな」

GM「その辺は、シナリオ上でのムルカグンドリの役割を改変することになった。彼の頭には力ずくで欲しいものを手に入れることしかなかったが、G太郎によって感化されているのが現状と言える」

G太郎「魔窟コンビニ計画で、WinWinを図れるなら、それに越したことはないでござるよ。しかし、レジスタンスの拠点を破壊してしまうようなシル・メリルとは、どう考えてもWinWinは図れないでござる」

GM「相手の目的が、自分にとっては害になるのが明確な場合、WinWinは成立しないということじゃな。その場合は、自分の要求で相手が損をすることに対して、補填するなり、賠償したり、何らかの埋め合わせを提示できれば、まだ交渉の余地は残されるが、そもそも相手の損益に対して無頓着な人間にはWinWinを口にする資格はないとも言えるじゃろう」

G太郎「シル・メリルが有能なスパイであれば、『烈火団に参入して、内部から情報を探る』という手があったのでござろうが、どうしてそうしなかったのであろうか?」

GM「そりゃあ、シナリオに烈火団のことが書かれていないからじゃろう? シル・メリルにとっては、烈火団は想定外の存在。そもそも、ゲーム時間の20日めに設立された新興の組織が、わずか2週間強の間に大経済交流圏とか言って、上層階の商業をまとめ上げるほどの発展を遂げるなんて、普通は考えられん」

ホリー「まあ、一ヶ月以上も探り歩いて、レジスタンスの拠点が見つけられずにいるのだから、シルの調査能力は大したことないんだろうな」

GM「シルは神官戦士であって、情報収集系の技能はあまり取っていないキャラなんじゃろう。機転が利かないというか、真っ直ぐ突き進み過ぎて、価値観の大きな転換があって蛮族街道をひたむきに走るしかなくなったと言うか、思い込んだら後先顧みないと言うか」

デル「だけど、ザイア神官なんだろぉ? 確か、守護騎士の神さまだったはずなのに、闇堕ちするってどういう話なんだぁ?」

GM「うむ。ザイア神は炎武帝グレンダールの弟子でもあり、主神ライフォスに側仕えした第一の騎士。その格言はこうなっておる」

 

・弱き者の盾となれ。秩序を守る剣となれ。

・正しき心に力は宿る。誇りは力を強くする。

・臆病な心に鉄拳を、卑怯な振る舞いに鉄槌を。

 

デル「グレンダール様の信徒じゃなければ、オラが代わりに信仰してもいいくらいだなぁ。特殊神聖魔法も素晴らしいしぃ」

 

●ザイア神の特殊神聖魔法

・レベル2【オース】:弱者を守る誓いを立てることで、そのラウンドの行為判定+2。

・レベル4【カバーリング】:術者が《かばう》などの戦闘特技を一時的に取得する、

・レベル7【フォース・フィールド】:ザイア神官以外の対象1体に対する物理攻撃のダメージを、1ラウンド間、完全に無効化する。

・レベル10【ルーン・シールド】:ザイア神官以外の対象1体に対する魔法攻撃のダメージを、1ラウンド間、完全に無効化する。

・レベル13【アーマー・オブ・ザイア】:自らのHP10点をマナに変換して、ザイア神官以外の対象1体の防護点を1点上昇させる(HP100点消費で最大10点の防護点上昇。18ラウンド有効)。

 

G太郎「なるほど。ザイア神官の特殊神聖魔法は、守るべき仲間がいると非常に心強いが、一人旅だと全く役に立たないでござるな」

ホリー「すると、シル・メリルも元は仲間がいたんだろうな」

GM「ところが、守るべき仲間を守りきれずに失ってしまった。そのことで自らの信仰に懐疑的になり、闇堕ちしたものと考えられる。闇堕ち後は、自らのアイデンティティーが一時的に崩壊し、その後、新たな価値観が再構築され得る。彼女の場合は、守護騎士の真面目で献身的な性格が一転、享楽的かつ独り善がりな性格に切り替わったものの、誰かを守りたいという主君への忠誠心までは失われておらず、その対象が人族から蛮族の王ヤーハッカゼッシュにお仕えするという偏愛めいた形で自分を維持していると言えようか」

G太郎「別に洗脳されたとか、そういうことではないのでござるな」

GM「洗脳などされなくとも、〈バルバロス・ブラッド〉の副作用で、死んでも穢れを溜めて自動的に生き返り、蛮族化が進行しているものと思われる。蛮族の価値観の一例として、弱者への憐憫が消え失せて力への渇望が増幅されるという傾向があるが、シル・メリルもそんな感じじゃろう」

 

トロールの女調教師の話

 

ホリー「シル・メリルの背景はさておき、フーララバラお姐さまみたいなトロールはどうなんですか?」

GMトロールはバルカン同様に、蛮族社会では『誇り高き戦士の一族』とされていて、力こそが正義という考えに染まっている。ただし、フーララバラは力の原動力が愛や護りたいという心に根差すことを意識しており、蛮族には珍しく利他的というか、世話焼きなところがある。まあ、騎獣の調教はそうでなくては務まらんのじゃろうが。

「フーララバラの価値観では『愛情を注いで鍛えた分だけ強くなる。愛を以て何かを育てる者は尊敬に値する。愛を貪るばかりで自ら育たない者、他を育てない者はクズである』というものじゃ。相手の価値は、自身をどれだけ鍛えたかと同時に、誰かや何かをどれだけ情熱的に育てたかで判断される、という信念じゃな」

デル「つまり、育成マニアということかぁ」

GM「例えば、クラシックD&Dでマスターレベルのキャラ(レベル26以上)を育てたことがある者は、TRPG者として尊敬に値するじゃろう? もちろん、そういう育成経験を持つ者は、ゲームに対して相応の知識や情熱を備えているはず。フーララバラは騎獣調教師じゃから、騎獣を見れば相手の情熱や力量も推測できる。また、【物乞い市場】のような活性化した商業区画を見ても、街の成長に要した情熱を感じとって敬意を示せるのじゃ。逆に、何かを育てることもせずに、力で破壊するだけの粗暴な振る舞いは軽蔑に値するし、他人の育てたものを横から奪い取るような手法には嫌悪感を示したりもする」

G太郎「略奪を良しとしないのは、蛮族としては殊勝な振る舞いでござるな」

GM「曲がりなりにも、一つの区画の長を務める者じゃからのう。自ら管理し、育てた経験を持つ者だからこそ、こだわりを理解できるのじゃろう。戦士は己の鍛えた肉体や技に誇りを抱き、調教師は己の育てた騎獣に誇りを抱き、自らの為したこと、作り育てたものを誇れることこそ空虚な自尊心ではなく、確固とした自負心と言えようか」

ホリー「さすがはフーララバラお姐さま。そこに痺れる憧れる」

 

フーララバラ『騎獣を育成するには、愛情と同時にお金も掛かるからねえ。烈火団が煌びやか卿以上の商業活性化を目指しているのなら、あたしたちも喜んで乗らせてもらうよ』

 

GM「こうして、フーララバラと烈火団はWinWinの関係で結ばれることとなったのが、前回の話の掘り下げじゃ。では、ようやく次の展開じゃが、37日めの昼、お主たちはどこに向かう?」

G太郎「もちろん、北の【烈火団本部】に戻るでござる」

●ミストグレイヴ上層階の地図

(青字は拠点および宿泊可能地点。

 青いラインは安全ルート)


            死者の道ーミノタウロス

              l   の門→深層
              l     l  階

蛇の酒蔵ー凱旋門岩棚のーゴミ溜め窟ー炎河橋

(梯子) (魔窟) 城塞  l     l

  l   l   l   l    腕試しの
コボルド窟ー無限隠者のー地底湖の畔ー通路→深

      金床  迷路 (人魚宮殿)   

         l   l       階

     大水車ー烈火団煌びやかな 

         本部 大通路

            l  

   物乞い市場 騎獣ー水没通路

    (蜜蜂) 調教所 (梯子)

         l

     肉の穴ー処刑遊戯場

    (解放軍) 

 

密偵情報の話

 

 本部への帰路はランダムイベントが発生せず。

 一行の目的地は、さらに北の【隠者の迷路】を越えた先、【岩棚の城塞】になるのだが……

 

G太郎「コボルドのシロイヌ宅配便の荷車を引き連れて迷路に入るのは難しいと思うが、どうでござろうか」

GM「ゲーム的には、ここで回り道しないといけないとはシナリオに記載されておらぬ。物語的には、『烈火団の皆さんと一緒なら、迷路だろうと付き従ってみせますぜ。この仕事が済めば、危険な深層階にも宅配仕事をしないといけねえんだから、迷路の一つや二つ、どうってことはねえ。ただし、危険とあらば即座に逃げも隠れもしますがね』と、勇敢なんだか臆病なんだか分からないことをコボルドは言う」

デル「足手まといにはならないってことだなぁ。さすがは桃井タロウの精神を宿したシロイヌ宅配便。バイクを乗っけた神輿と同じで、どこでも付いて来てくれるぅ」

GM「天女はおらんが、同行してるラミア姿のドワーフ娘アム・ヤーセンが、蛇の下半身をくねらせながら、祭りだ祭りだ〜と踊ってくれよう」

ホリー「何の祭りだよ!?」

 

アム『もちろん、ヴァラルト様のところに連れて行ってくれるのだから、踊りたい気分にだってなるのであります』

 

G太郎「では、37日めの夕刻、荷車ごと【隠者の迷路】に突っ込むでござる。ランダムイベントは、6」

GM「イベント番号は28番。またもや別の密偵と遭遇したのじゃ」

 

 今回登場したのは、オーガ姿のニコ・シュナウヘア。

 しかし、彼の求める情報は未入手のため、またの再会を期することになる。

 

ホリー「ええと、彼が欲しい情報は『防空施設』『シェラシース』『ヤーハッカゼッシュ』『地底に眠るもの』だったよね。一体、どこで手に入るんだろう?」

GM「ここまでのプレイで分かる範囲じゃと、【物乞い市場】のビシャナの宿屋で『防空施設』と『ヤーハッカゼッシュ』について、ビシャナチケットでの購入ができる。他は深層階の【月の図書館】が考えられようか」

G太郎「改めて見ると、割とシナリオの核心的な情報を求めてくる御仁でござるな。物語の終盤でなければ、手に入らないような」

GM「そうじゃのう。ぶっちゃけ、彼の欲する『シェラシースの謎(4)現在』『ヤーハッカゼッシュ(4)秘密』『地底に眠るもの(4)現在』は、シナリオでも入手場所が示されておらぬ。これについてはGM判断で、翠将の拠点である【瑠璃宮】にいる者から聞ける情報としておこう」

G太郎「ラスボスの居城でしか知り得ない情報を求めて来るとは、この密偵は相当に大胆不敵というか無謀というか」

GM「その割に、持っている情報がショボいというか、返礼が苦労に見合わないというか、ギブ&テイクのバランスが悪い密偵と言えような。性格的に一攫千金を狙うギャンブラー気質なので、わずかな苦労で重要情報を手に入れたがるキャラっぽい。まあ、お宝情報の目星を付ける才覚はあるようじゃが、高望みし過ぎて実力が伴わない無謀な若者って感じじゃのう」

 

ホリー「ええと、ここまでの情報を整理してみると、『防空施設』については、(1)概要と(2)魔力供給源、そして(6)合言葉までを知っているんですね」

GM「【翡翠のピラミッド】で制御できるということじゃな。他に知るべき情報は(3)伝承、(4)制御方法、(5)王家の間と言っておこう。ニコが欲しているのは『制御方法』じゃな」

 

G太郎「『シェラシース』については、(1)歴史、(2)四祖、(3)真実までを知っていて、残るは(4)現在、のみ、と」

GM「改めて、ここまでの情報を整理・解説すると、ミストキャッスルの街の元の名はジーズドルフ。魔法文明時代に築かれた『翡翠の塔』が起源となる。『翡翠の塔』は膨大な魔力を集める装置とされたが、魔法文明の終わりに蛮族の軍勢に占領された。

「しかし、魔動機文明の初期に『三祖』と呼ばれる長兄ゾラエンテス、長女セランシェ、次女スエラが蛮族を駆逐して、『翡翠の塔』の周りに都市を築いて、ジーズドルフと名づけた。よって、歴史書に書かれた建国話はゾラエンテスを初代のジーズドルフ王としている。魔法文明時代の伝承は、歴史ではなく神話伝説の類と言えようか」

デル「つまり、何だかよく分からないけど、すごい魔法で築かれた『翡翠の塔』が先にあって、その古代遺跡の周辺に後から建てられた街がジーズドルフって話だなぁ」

GM「その後、初代の国王ゾラエンテスが、蛮族との戦いで戦死すると、後を継いだ女王セランシェの統治下でジーズドルフは大いに栄えた。次女のスエラは兄のゾラエンテスの後を継ぐ姫将軍として、セランシェを助けて街の防衛戦争で大いに活躍した。そして、スエラの死後、その遺言でジーズドルフは王制から共和制に移行し、最盛期を迎えるも、やがて政治腐敗が深刻化して内乱が勃発。南にある王国ダーレスブルグに併合されることとなったのじゃ」

G太郎「建国王にして屈強の武人がゾラエンテス。一方、セランシェは『才知あふれる』の敬称の通り、魔動機術に基づいた街のインフラ整備を進めたでござるな。そして、歴史書には『慈愛深きシェラシース』の名はない、と?」

GM「いや、名はあるのじゃが、明確に王位を継いだという記述がないのじゃ。伝承では三祖の下の妹で、兄や姉を助けて、蛮族に穢された街を光の力で浄化したと謳われておる。しかし、隠された真実として、シェラシースは人ではなく、魔剣の化身であり、その使命が『翡翠の塔』の地下に封印された『ある存在』を監視し、眠りを覚まさせないためにあることが、ヴァラルトらの研究史料から判明しておる」

ホリー「そして、その魔剣少女シェラシースはかつて三祖の統治を助けていたんだけど、今はヤーハッカゼッシュの統治を助けているようにも見える、と?」

GM「あくまで推測に過ぎないがの。証拠が必要なら、次に会ったときに呼びかけてみるのもありじゃろう」

G太郎「次に会うのは、いつになることやら?」

GM「そう遠くはないのかもしれんぞ。ヤーハッカゼッシュとの遭遇イベントは、36番。今、現在は28番まで進行したので、最短であと8回ほどランダムイベントを経れば、2回めのラスボス遭遇が発生する可能性がある」

G太郎「その際は、またデルニールにかばってもらうことになりそうでござる。ラスボスの2回攻撃をしのげる自信は全くござらん」

GM「命中32、打撃点2D+24じゃからのう」

G太郎「回避14では避ける目がクリティカル以外に皆無。防護点が練技【ビートルスキン】込みで5で、HP52という現状では、ラスボスのダメージが出目7の2回でHP0になってしまう計算でござるな」

デル「勝つのは無理にしても、1ラウンドで瞬殺されないだけの準備は整えたいものさぁ」

 

G太郎「その『ヤーハッカゼッシュ』の情報は、現段階で殴られたことから判明した戦闘データの一部以外のことは詳しく分かっていないのでござるな」

GM「情報は4段階あって、(1)周知の事実、(2)正体とその能力、(3)翠将に従う少女、(4)秘密という項目から成る。今のところ、何一つ開示されておらん」

ホリー「周知の事実すら分からないのかな」

GM「その内容は、地上にいるのが影武者で、本物は【瑠璃宮】にいるという地下での常識じゃのう。前作プレイヤーにとってはサプライズ情報と言えるが、まあ、地下で実際にヤーハッカゼッシュと遭遇したお主たちなら、実体験として知っておいてもよかろう」

G太郎「正体については、どうであろうか?」

GM「〈狩人の目〉効果で分かるのはレベルのみじゃったな。名前まで判明すると思うておったが、一応、エメラルドバジリスクスペリオールというモンスター名ぐらいは明かしておこう。ミストキャッスルの影武者は、レベル14のジェイドバジリスクで、素のHPが98。一方、シン・ヤーハッカゼッシュはレベル20で、HP287となっておる」

G太郎「それを聞いただけで絶望した。影武者なら、HP量的に頑張れば倒せるかもしれぬと思ったが、287点のHPをどう削れと?」

GM「シン・ヤーハッカゼッシュを倒せば、神への道が開けるのじゃから、レベル15に到達すれば、倒し方も見えて来るんじゃないかのう」

ホリー「真のゲーマーなら、相手のデータをしっかり解析して、どうすれば勝てるかの青写真を描きながら、キャラ育成をしっかり考えるものらしいな」

G太郎「一つだけ確実に言えるのは、今のレベルだと絶対に不可能ってことでござろう。レベル15のキャラを6人ぐらい集めれば良いのかもしれんが」

ホリー「ボクに一つ考えがある」

G太郎「何でござるか?」

ホリー「遠い未来の話かもしれないけど、フェアリーガーデンの妖精女王ズを召喚して、向こうのパーティーと共同で、こっちのラスボスを倒すというのはどうだろう?」

GM「15レベルのプレイヤーキャラ7人を仕切るGMの苦労が如何ばかりか、お主には分かるのか? 少なくとも、わらわはやりたくないし、新兄さんなら何と言うかのう?」

デル「鍛え抜かれた二つのパーティーの共闘イベントは、それだけで燃えるってものでさぁ」

GM「まあ、ソード・ワールドにおけるレベル2桁は、わらわも経験したことがないゆえ、先の先の展開までは予想もつかぬ。まずは目前の課題をこなすのみ」

 

G太郎「後は『地底に眠るもの』でござるな」

GM「情報項目は(1)概要、(2)翡翠の塔までが開示されていて、残りは(3)正体、(4)現在が秘められておる。ぶっちゃけ、ソード・ワールドのルールではデータ化されていない存在なので、プレイヤーキャラには絶対に倒すことはできん。シン・ヤーハッカゼッシュをも倒した伝説の英雄のみ、人の世界には戻れぬことを覚悟して神話レベルの戦いに踏み込むことになるじゃろう」

G太郎「クラシックD&Dで言うところのイモータルレベルでござるな」

GM「三祖のセランシェ曰く、『人族や蛮族が触れてはならぬもの』じゃからな。あくまで人間社会の冒険者をテーマにしたソード・ワールドで、神レベルの冒険はルールが対応しておらん。神をプレイしたいなら、違うゲームに移るなり、オリジナルで神対応ルールを自作せねばのう」

 

魔動機術の師弟話

 

GM「……と、今のような話を、隠者ヴァラルトと語りあった、としておこう」

G太郎「一体、いつの間に?」

GM「いや、考えてみれば、情報整理はヴァラルトのところで行う方がいい、と後から気付いた次第じゃ。アム・ヤーセンを連れて、彼のところに来た烈火団。当初は、

 子どものような外見のヴァラルトに驚いたアムやら、

 ダークドワーフのビーリンに会って正体がドワーフ娘のアムが不機嫌になるとか、

 ラミア姿のアムに魅了されてしまったビーリンとか、

 結局、魔動機術の話で意気投合した2人(ラブコメに発展する可能性が濃厚)とか、

 ヴァラルトの博識ぶりや資料の充実度合いに惚れ込んだアムが押し掛け弟子2号になったりとか、

 また面倒ごとを持ち込んで……と愚痴りつつも、内心はまんざらではないツンデレ師匠属性のヴァラルトとか、

 小説のネタにすると、それなりに面白いかも知れないドタバタ騒ぎが一通りあった末に、一つのクエストが解決したのじゃ」

 

 アム・ヤーセンをヴァラルトのところに連れて行ったので、★1つゲット。

 さらに返礼として、彼女の持っていた〈妖精の笛〉を入手。

 

G太郎「〈妖精の笛〉は深層階の【妖精庭園】で必要になるアイテムでござったな。【妖精庭園】には、暗闇を見通す〈セランシェの灯火〉というアイテムがあって、それがなければ【月の図書館】の書物は読めないらしい、と」

ホリー「つまり【月の図書館】に行く前に、【妖精庭園】を探さないといけないんだな」

G太郎「今の配達ミッションを解決したら、再度の深層階行きを検討した方がいいかもしれん」

GM「深層階と聞くと、アムが目を輝かせるのじゃな。『深層階に行くなら、自分も連れて行って欲しいであります。【月の図書館】や【黒炎の工房】や【巨大格納庫】に連れて行っていただけると、それぞれ★1つと情報を提供するであります』と、クエストを依頼する」

デル「どんな情報があるんだぁ?」

GM「『それは内緒であります』と言いつつ、現段階で意味のある情報の項目だけ挙げると、『〈転送装置のマスターキー〉の在処』『岩棚の城塞の秘密』『愚か者の扉について』の3つになろうか。残り2つの『地下水路の水流を止めるためのレバーの存在』『行方不明の密偵(セバスチャン)』の情報は、すでに知っているということで」

G太郎「では、深層階に行くことを決めたら、ここに立ち寄るので、それまでは待機しておくようアム嬢に言い残そう」

GM「『ぼくの許しを得ずに、勝手に決めないでもらえるかな?』とヴァラルトは不服そうに口を尖らせるのじゃが……」

ホリー「アムさんが〈妖精の笛〉を持っていたから、この後の探索がはかどるわけで。優秀な魔動機術の弟子が増えるって考えれば、書物の整理も順調に進むはず」

GM「という風に説得されて、『ヴァラルトの魔動機術およびジーズドルフの歴史教室』は、いっそう賑やかになったのじゃ」

 

城塞前の死闘

 

GM「それでは37日めの夜になって、宅配ミッションの最後の目的地である驕王の拠点に向かった烈火団。しかし、その前にクライマックス戦闘の強敵が立ち塞がるのじゃ。出現する魔物は、バジリスク1体とダークトロール1体。ボスキャラはバジリスクの方で、剣のかけら入り。どちらも前衛としておこう」

G太郎「先に仕留めないといけないのは、石化持ちのバジリスクの方でござるな」

 

 魔物知識判定も、先制判定も難なく成功し、8レベル蛮族2体、HP89のバジリスクと手下のHP66のダークトロールの戦いが開始された。

 1ラウンドめ、ホリーが鼓咆【怒涛の攻陣I】でダメージを底上げし、念のため、深智魔法【タフパワー】で全員の生命&精神抵抗を+2上昇。続くG太郎が練技でダメージ向上させた4連続マッスルキックで、ピンゾロ1回に見舞われるも3回命中して、ダメージは26点、31点、28点。防護点9を減らすと、58点ダメージになって、バジリスクの残りHPは31点。

 

GM「ヒヒヒ。どうやら、バジリスクを仕留めきれなかったようじゃのう」

G太郎「くっ、まだでござる。デルニールよ、トドメはお前に任せた。ここで相手を撃退したら、本当のヒーローになれる」

デル「無茶を言わないでくれぇ、師匠。相手を倒すには、40点のダメージを与えないといけねぇ。とりあえず、練技をしっかり入れて、両手持ちで殴ってみるけどさぁ」

 

 しかし、その攻撃は当たらない。

 

G太郎「まだまだ、本当のヒーローには程遠いでござるな」

デル「悔しいので、運命変転して強引に当ててやるぅ。ダメージは23点さぁ」

GM「残りHPは17点。ふう、かろうじて瞬殺されず、生き延びることができたようじゃのう。さて、命の危機にさらされたバジリスクは、人間態を捨てて3部位トカゲの魔獣形態に変身できるのじゃ。フンッ ギリギリギリギリ(効果音のつもり)変……身ッ!」

 

 解説しよう。

 ソード・ワールドにおけるバジリスクは、知性を持った人型の蛮族である。石化の魔力を秘めた邪眼が特徴で、普段は力を制御するために目隠しをして生活をしている(視力は目隠し越しでも機能する)。

 しかし、命の危険にさらされたバジリスクは、8本足の、体長5メートル前後の巨大なトカゲ形態に変身することができる。この姿は戦闘力の向上はあっても、知能や判断力が低下するうえ、当のバジリスク自身が醜いと卑下しているために、余程のことがない限り変身したがらない。そして、一度変身すると、相手を徹底的に殺戮するか、石化させようと荒れ狂うのである。

 

GM「ヒヒヒ、ついにこの時が来た。バジリスクの邪眼に見つめられると石になるのじゃ。狙うはG太郎かデルか、ランダムで決めるかのう。1が出たのでG太郎。さあ、精神抵抗17に失敗するがいい」

G太郎「気合いを入れて、マッスルパワー! 抵抗は24!」

GM「何と。G太郎は相手を睨み返して、石化の効果を弾き返した! バジリスクは自らの放った石化の効果を受けて、動きが若干鈍る!」

G太郎「はい? そんなことがあるのでござるか?」

GM「うむ。2.0のルールではないのじゃが、2.5版でアップグレードされたバジリスクの邪眼は、抵抗判定で目標値より4以上高ければ、視線が返って来て自分が石化してしまうのじゃ」

G太郎「ほう。そのように改訂されたのでござるか。素晴らしい。魔神アイで相手の呪いを反射させたようでござる。『天に唾吐く者は、自らの罪を身をもって贖うべし』と神気分になって、腕組みしていよう」

GM「ムムッ。だが、こちらの攻撃はまだ終わっておらん。まずは、うっかり忘れておったが、G太郎とデルニールよ、毒の血液をくらうがいい。生命抵抗18に失敗すると、2Dダメージじゃ」

G太郎「抵抗には成功した」

デル「オラもさぁ。ホリー姉さんのかけてくれた【タフパワー】のおかげだぁ。サンキューなぁ」

ホリー「役に立てたのは嬉しいんだけど、考えてみればイノセントを前衛に出して攻撃させるのを忘れていたんだよ。すまない」

G太郎「仮にイノセントが前に出て来ようが、バジリスクにとどめは刺せていないでござろう」

ホリー「最大ダメージ23だったら、確かにダメか。なら仕方ない」

GM「とにかく、邪眼の次は頭部の攻撃。《マルチアクション》を宣言して、デルに牙で噛みつき、G太郎に【ブラスト】を放つ。デルに命中17」

デル「回避14で当たったぁ」

GM「ダメージは16点じゃ」

デル「盾は使わなかったので、防護点は10点のみぃ。6点くらってHPは31点さぁ」

GM「【ブラスト】の魔法行使は15じゃ」

G太郎「それは抵抗」

GM「ならば、ダメージは……ピンゾロじゃとう?」

G太郎「フフフ。マッスル魔神にそのような呪文が通用すると思うか」

GM「くっ、ならば胴体の攻撃じゃ。鉤爪でデルに攻撃19」

デル「どうして、オラなんだぁ?」

GM「G太郎を狙うと、カウンターが返って来るじゃろう」

デル「回避は失敗」

GM「ならば21点ダメージじゃ」

デル「11点くらって、残りHPは20点」

GM「さらにダークトロールがいる。G太郎に魔力撃で、命中18じゃ」

G太郎「19と言って、カウンター成功でござる。ダメージは32点」

GM「ぬおっ。9点防いで、23点くらった。残りHPは43点」

 

G太郎「2ラウンドめでござるな。バジリスクは魔獣形態にフォームチェンジしたのでござるが、改めて魔物知識判定をせねばならぬのでござるか?」

GM「うむ。そうするといい」

G太郎「16」

GM「弱点まで知られた。水・氷属性ダメージ+3じゃ。さらにHPは邪眼45、頭部63、胴体72で、コア部位は頭部となっておる。2.5対応のデータじゃと、もう20点ほど加算されるのじゃが、今回は旧バージョンのシナリオなので敵の数値データはそれに準じることにした」

G太郎「助かるでござる。とりあえず、3部位モンスターはそれだけで脅威なので、さっさと頭部を落としてしまうに限る」

ホリー「先に、ボクに行動させてくれ。まずは鼓咆【怒涛の攻陣II:烈火】。これでダメージボーナスがさらに1上昇。続いて、支援魔法を使いたいんだけど、何がいいかなあ」

デル「ホリー姉さん、命中ボーナス+2の【ファナティシズム】を頼むぅ。師匠はともかく、オラの命中じゃあ、確実に当てることが難しいからぁ」

ホリー「だったら、デルとイノセントに【ファナティシズム】。(コロコロ)成功。イノセントも突撃して、狙いはバジリスクの頭でいいのかな。命中は16」

GM「回避は17じゃ」

ホリー「まあいい。バジリスクに触ったら、毒をくらうからな」

G太郎「それでは、私も《マルチアクション》を宣言して、魔動機術【エフェクトウェポン】を使用。属性は氷で、これでダメージボーナスが弱点込みで一気に+8される。固定値30からスタートして、頭部に2回キック。回避17なら5以上で命中。どちらも当たって、ダメージはピンゾロと40点」

ホリー「どうして、お前はここぞと言うところで、ピンゾロを出すんだ?」

G太郎「すまないでござる(m0m)」

GM「残りHP31点じゃ。一応、毒判定をしておけ」

G太郎「それは抵抗した」

デル「次はオラの番だなぁ。《マルチアクション》を宣言してぇ、まずは補助魔法の【ヒートウェポン】でダメージ+2。命中は17」

GM「それは当たらぬ」

デル「師匠、剣の恩寵をくれぇ」

G太郎「まだ、月半ばでござるが、今回がクライマックスで、次回は成長回。その次がミッション序盤だと考えれば、今が使いどきかもしれんな。では、+2ボーナスで頑張れ」

デル「何とか当てて、ダメージ固定値は18。では、(コロコロ)27点ダメージだぁ」

GM「19点くらって残りHP12点じゃのう」

デル「神聖魔法【フォース】で、相手の抵抗を抜いたら、落とせる可能性があるなぁ」

GM「念のため、こちらの精神抵抗は剣のかけらの修正込みで19じゃぞ」

デル「こちらの魔力が8だから、12を出さないと無理なのかぁ。やめておいて、自分に【キュアハート】をかけて回復しますぅ。14点回復して、残りHPは34点だなぁ。MPは残り16点」

 

GM「2回の裏じゃ。おっと、デルニールは毒への抵抗を忘れるでない。19じゃ」

デル「抵抗失敗したぁ」

GM「ヒヒヒ。8点ダメージじゃ」

デル「くっ、残りHP26点」

GM「さて、まずは石化の邪眼を……って、またG太郎を狙うのか」

G太郎「懲りないトカゲと見た。抵抗判定は……6ゾロクリティカル!」

GM「さらに一段と動きが鈍った。どうして、邪眼が効かんのだぁッと、トカゲが吠えて、《マルチアクション》。G太郎に噛みつく」

G太郎「そんなの、我が知るかぁ、と狙いすましたようにカウンターキック。命中してダメージは38点」

GM「それで死んだが、一応、最後っ屁の魔法と、鉤爪だけは使わせてもらおう」

 

 この魔法で、デルは抵抗して9点ダメージ(残りHP17点)。

 鉤爪の方はイノセントを狙って、10点ダメージを与えた(残りHP49点)。

 さらにトロールの魔力撃がデルに向けられ、16点ダメージを与えることに。

 

デル「うわぁ、かろうじてHP1点で生き残ったぁ」

 

 あわや、デルが戦闘不能になりかけたが、次のラウンドでトロールは撃退され、城塞前の死闘は終了した。

 経験点350点と★1つ。

 戦利品はトロールの血(100G)、300Gの宝石6個、バジリスクの血(200G)。そして黒鉄剣士勲章4個、蛮族名誉点34点分なり。

 そして……

 

G太郎「この勝利を、驕王に捧げるべく、バジリスクトロールの首級を挙げるでござる」

 

 あたかも、この地が鎌倉時代になったかのように、蛮族の首を手土産に、いざ【岩棚の城塞】へ御家人の如く馳せ参じるマッスルG太郎と烈火団、およびシロイヌ宅配便であった。

 驕王ポイント5点加算して、合計22点。

 

 ミッション達成の後始末は、次回に続く。

●ここまでの冒険成果

 

日数経過:37日めの夜(岩棚の城塞)

 

経験点:囚人5人を解放した★2個

    密偵アムをヴァラルトに会わせた★1個

    配達ミッションの最終戦闘に勝った★1個

    驕王ポイント18点達成★1個(予定)

    配達ミッションを果たした★2個(予定)

     (合計★7個)

    魔物撃退分430点

    ピンゾロ分(G太郎2回)

収支結果:戦利品2700G分

     ミッション報酬1人700ガメル(予定)

     真鍮戦士勲章6個(予定)

     黒鉄剣士勲章4個、名誉点34点

     〈妖精の笛〉

ミッション:ドラゴンの秘薬の材料集め

      上層階への荷物配達→ほぼ達成

エスト:ジーズドルフ解放軍の同志を集める

     (現在19人)

     【月の図書館】の書物を読む方法を探る

     地下世界から誰かを外に脱出させる

     魔窟50階を踏破(店舗経営の許可)

     驕王ポイント31点を目指す(現在22点)

     人魚奴隷の救出

     虹色の宝石の確保→クエスト一部達成

     (現在水妃ポイント4点)

 

情報

・煌びやか卿アー・ヌルチェと商業同盟を樹立。

・防空施設の魔力供給源【翡翠のピラミッド】に入るには、〈翠緑のマギスフィア〉が必要。

 ・〈破剣の星槌〉らしき略奪品は深層階のダークドワーフに渡った。

・【地底湖の畔】のマーマンは、水妃ポイント残り20点で地上への抜け道を教えてくれる。

・【コボルド窟】のオードル・プルは地上に伝手がある。

・【戦神の凱旋門】の魔窟総監ギルギダッシュと知り合い、魔窟ミッションを攻略中。

・四祖の1人シェラシースは魔剣である。

・地下水路から地上への脱出には、〈銀水晶のサークレット〉が必要。北東の隠し扉を開けられる。

・漆黒のマギスフィアは、深層階の黒い球体に入る鍵。別に合言葉が必要。

・竜のエサユハと知り合い、竜姫ナーデージュ救出の活動を行う。

・【歯車の迷宮】には地下水路の明かりの仕掛けあり。

・【王女の鍾乳洞】では魅了の瞳に注意。

・深層階のダークドワーフ情報いろいろ。

・【月の図書館】の伝承詩。

・ユリア・ミルドリスは深層階の【瑠璃宮】に向かった。

・翠将の親衛隊になるには〈黄金近衛勲章〉を入手して、試練を受けねばならない。

・暗闇を見通す〈セランシェの灯火〉は【妖精庭園】に。

・妖精をなだめる〈妖精の歌笛〉は魔窟の31階から69階の間に→入手

・〈乳白色のソーダ水〉は深層階にある。温泉か鍾乳洞と推測されている。

 

密偵の知り合い

・アム・ヤーセン(ドワーフ娘→ラミア)

 キーワード「月の図書館」「黒炎の工房」「巨大格納庫」「漆黒のスフィア」

イゴール・ぺステリ(エルフ男→トロール

 キーワード「ユリア・ミルドリス」「ノイア・カーナ」「白銀勲章」

・ニコ・シュナウヘア(ナイトメア→オーガ)

 キーワード「防空施設」「シェラシース」「ヤーハッカゼッシュ」「地底に眠るもの」

・オスカル・バロー(シャドウ→バジリスク

 キーワード「白銀以上の勲章コレクター」

・シル・メリル(人間女→バルカン)

 キーワード「レジスタンスを探す敵」

 

冒険達成度:合計21%

(当記事 完)