花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女主役の物語」&「その仲間たちの雑談話」など。TRPG話や特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。

屋久島ヴァグランツ、経歴始め(SWアウトロー本キャラメイク2)

各キャラの初期能力

 

ケイP『先週はヴァグランツ3人の種族が決まって、ここから、本格的に経歴を決めて行くッピ』

ハイラス「私は人間の森羅戦士でござる。ファイター2レベルとドルイド1レベルを持ち、技7、体9、心5というのが初期能力でござるな」

カニコング「吾輩は、美形カニ野伏でごわす。カニというのは蛮族ウィークリングのタンノズ、2.5初登場の新種族で、ファイター2レベルとレンジャー1レベル、さらに経験点500点を余らせているゆえ、もう一芸習得できるかもしれぬでごわすよ。技8、体10、心5が初期能力ゆえ、人間よりも能力的に優秀と見た」

ハイラス「生まれつきの能力の数値も大事でござるが、大切なのはどんな経歴を重ねて成長したかでござる。驕れる平家ガニは久しからず、精進の道をくれぐれも怠るな、というのがドルイ道でござるよ」

カニコング「吾輩に説教は無用でごわす。アウトローに必要なのは、弱肉強食の世界で生き残るサバイバル精神ゆえ、ワイルドにたくましく生きて、ロマンティックを手に入れることなり」

弥生「紅一点役の海の勇者、マーメイドの魔動機師です。シューター1レベル、マギテック2レベル、残り経験点500点はいいとして、初期能力値のデータはどうすればいいんでしょう、ケイPさん? アウトロー本には魔動機師がないので、キャラビルドブックからデータを採用したのはいいのですけど、そちらにはマーメイドのデータがないのですよ」

ケイP『そこはいろいろ吟味した結果、人間の魔動機師データに準じて技9、体5、心7にするッピ。最初は、バルバロスブックのウィークリング生まれ表から取って来ようと思ったッピが、ウィークリングは初期状態でシューターもマギテックも身に付けられないようなので、人間のデータなら無難か、と判断したッピ』

弥生「ちょっと待って下さい。人間の初期能力は技体心の合計が21点ですね。一方、ウィークリングは調べてみると合計23点。つまり、人間のデータでキャラ作りをすると、2点低くなるんです。ですから、あと2点、自由に割り振りさせてくれるよう要求します」

ケイP『……弥生ちゃん、本当にTRPGのキャラ作りは初めてなんでピか? とても素人の発言とは思えないッピ』

弥生「そんなの数値データを比較したら、すぐに分かることじゃないですか。許可がもらえるなら、技9、体6、心8でお願いしたいんですけど」

ケイP『そこまでしっかり考えているのであれば、反対する理由がないッピ』

弥生「やっぱり、強き竜の者としては、体力もメンタルも大事だと思うんですね。荒れるためには、心も技も体も鍛えませんと」

 

 ワイルドに生まれ落ちて

 

ケイP『それでは、三匹のヴァグランツがどんなところで生まれたか、決めるッピ』

ハイラス「三匹とはどういうことでござるか?」

ケイP『え? カニ男と、人魚と、動物の精霊使いなんだから、数える単位は匹が妥当だと考えたッピよ』

ハイラス「いやいや、『動物の精霊』を操る人間であって、種族が動物の『精霊使い』ではござらん。人の尊厳にかけて、私まで動物仲間には加えないでいただきたい」

カニコング「失敬な。吾輩も人の子でごわすよ」

弥生「え? カニコングさんは、カニでコングなんですよね? それでも人と言い張るのですか? あ、マーメイドは半分、人の人魚だし、プリキュアにもなってますから、人扱いでお願いします」

カニコング「カニはともかく、コングは霊長類ヒト上科のギガントピテクス(絶滅した巨大猿人)のヒトでごわす。最近のDNA研究では、ゴリラもチンパンジーもヒト科に分類されることが提唱され、つまり、コングも広義の意味で人と扱われるべきでごわす」

ケイP『ドゴラには人権がないと言われているのに、同じ怪獣仲間のカニコングさんに人権があるなんて……』

カニコング「そもそも、吾輩の出自は、未来社会で改造された改造人間でごわすよ。生まれつき人間だったのが、何の因果かカニの能力を植え付けられた上、キングの称号さえ剥奪されて、言霊魔術でコングにされたという聞くも涙、語るも涙の経歴を持つでごわす」

ケイP『聞くも笑い、語るも笑いの間違いだと思うッピ。今さら悲劇キャラの芸風を装おうとしても、読者さんの中では、カニコングはお笑いキャラとして浸透しているから、涙は似合わないッピよ。今の流行に乗りたければ、「スマイル全開、カニコング」をキャッチフレーズにして、みんなの笑顔のために戦うべきだッピ』

ハイラス「うむ、そうすれば近い将来、カニ属性を持ったキュアクラブとか、キュアコングが実現するかもしれないでござるな」

ケイP『ナチュラルパワーは野生の力! キュアゴリラ……という公式ネタは既にあるッピよ』

ハイラス「ゴリラの話も大事でござるが、今は我々のキャラの生まれを決めるでござる。まずは、私から人間の生まれ表を振って、23」

ケイP『それは神職だッピ。神に仕える家系に生まれた。弱き者を守り、救わねばならぬという神の教えを受けた』

ハイラス「それこそ、ドルイ道でござるな。大地と獣の神を崇める家系ということで」

カニコング「次は、吾輩でごわす。タンノズの生まれ表を振って、15」

ケイP『魚の餌。獲物を得るための撒き餌として海に投げ込まれた。だが幸い、君を拾ったのは、心穏やかな海の生物だった』

カニコング「魚の餌にされたでごわす。吾輩を食べても、美味しくないでごわすよ」

ケイP『過酷第一号だッピね』

弥生「それじゃ、次も過酷みたいじゃないですか。ところで、マーメイドの生まれ表ってないのですよね。これはどうしましょうか?」

ケイP『ウィークリング全体の表で振ってみて、おかしければ考えるッピ』

弥生「では、振ります。いい目よ、出て。22」

ケイP『それは、ガルーダの「戯れ」だッピね。何の気まぐれか、君は王に次期王として育てられた。だが、周りは誰も、それを認めていなかった』

弥生「ええと、鳥人種族ガルーダではなくて、人魚の社会にアレンジすると女王候補ってことですよね。周りからは認められていない女王候補って、劇的じゃないですか」

ハイラス「人魚の女王候補って、それこそプリキュアでござるな」

弥生「薄幸のプリンセスになるんですよね」

ケイP『薄幸かどうかは、これから決まるんだけど、プリンセスなのは間違いないッピ』

カニコング「結局、過酷なのは吾輩だけでごわすか」

弥生「カニさんを拾ったのは、うちの部族だったことにすれば、話がつながりますね。本来なら、人魚の餌にされるところを、プリンセスの私が研究材料として拾い上げたことにします」

カニコング「研究材料でごわすと?」

弥生「魔動機術の実験素体が必要ですから(ニッコリ)」

カニコング「このマーメイド・プリンセスはマッド・マギテックだった?」

ケイP『その辺のドラマ作りは、追々と。次は幼少期の経験表を振るッピよ』

 

幼き日々、過酷なりや?

 

ハイラス「幼少期の経験で能力値がおおよそ確定するのでござるな。私は、人間の魔法戦士表を振って、36」

ケイP『天才の資質キター。魔法の勉強をしているから運動ができない? 体術の訓練をしているから、疲れて勉強が頭に入らない? そんなはずはないだろう……と豪語して、文武両道のバランス型、万能型の能力を会得したッピ。能力値補正は8、6、8、6、8、6のハロが3回』

ハイラス「7、9、5と足し合わせると、器用15、敏捷13、筋力17、生命力15、知力13、精神11でござるか。精神力のボーナスだけが+1で、メンタルが低いのが気になるでござるが、総じて平均並み。言い換えると、あまり面白みのない結果でござったが、バランス型の天才であるから、将来の成長が楽しみでござる」

カニコング「続いて、吾輩が振るでごわすよ。ウィークリングの戦士表で、54はいかに?」

ケイP『恵まれた体。生まれながらに強い肉体を持っていて、結果的に余計な争いを避けることができた』

弥生「恵まれた体ですか。研究材料としては申し分ない素材ですね」

カニコング「その設定、まだ続いているのでごわすか!?」

弥生「もちろんですよ。魚の餌になるところを、助けたのですからね。せいぜい役に立ってもらわないと。実験に協力しないと、解剖しちゃいますから」

カニコング「ちょっ、解剖って……」

弥生「キャラのロールプレイモデルは、この人で行こうかな、と」

カニコング「そ、それはガクガクブルブルでごわすよ」

ケイP『とりあえず、能力値を申告お願いするッピ。補正値は、順に8、6、10、7、5、5だッピよ』

カニコング「お、おっす。器用16、敏捷14、筋力20、生命力17、知力10、精神10でごわす」

ケイP『タンノズは精神力+3の補正と、物理ダメージ+2の弱点があるッピね』

カニコング「はい? 精神13になるのはいいとして、実は打たれ弱いキャラだった?」

ケイP『蛮族キャラは、頭の良い敵キャラと戦う際、弱点隠蔽判定を成功させないと敵のダメージが向上したりするッピよ』

弥生「それはマーメイドもですか?」

ケイP『マーメイドは炎属性ダメージが+3されるッピね』

弥生「火炎使いとは相性が悪いってことですね」

カニコング「そんなのはマシでごわす。吾輩は物理ダメージ全てが+2されるって、殴り合いでは不利でごわす」

ケイP『少しでも防護点を高めて、そもそもダメージを通さないようにするか、攻撃を全てかわせば、問題ないッピ』

カニコング「カニアーマーは打たれ強いと考えていたでごわすが、意外な脆さがあったとは。カニの目にも涙でごわすよ」

弥生「それでは、私ですね。魔動機師は、魔法戦士の欄を見るとのことですが、遠隔支援系の欄を見る方がいいと思うんですね。それでも構いませんか?」

ケイP『弥生ちゃんのデータ分析能力は折り紙つきなので、好きにするといいッピよ』

弥生「では、お言葉に甘えて、52」

ケイP『神殿で育つ。過激な蛮族の神々の神殿で育つ。第二の剣の神々について理解を深めるが、相容れないものだとも感じていた』

弥生「ええと、プリンセスなんですよね」

ケイP『巫女の家系なのかもしれないッピ』

弥生「マーメイドは、どんな神を信仰するのですか?」

ケイP『穏健派の人魚は、妖精神アステリアに親和的みたいだッピ。でも、第二の剣陣営だと……海掠神エイリャークがあり得るかも』

弥生「それは……ぶっちゃけ、海賊の神ですね。教義が『戦うこと』『略奪すること』『欲望の通りに振る舞うこと』ですか。ええと、うちの部族は好戦的な海賊人魚の集団で、私も部族の巫女王の後継者候補として、自分の欲望を抑えずに過ごしていました。ただ、部族の多くの民たちと違うのは、人族の持つ魔動機術に興味惹かれていて、略奪品の中に見られる文化の研究にハマるうちに、自分の部族の頭の悪いヒャッハーぶりに疑問符が灯るようになって行って、やがて、ここは私の居場所じゃないと感じるように変わるんですよ」

ケイP『それは……海賊人魚の部族というパワーワードが凄すぎるッピね。そして部族の巫女だから、その蛮族思考に染まりつつも、外の世界の技術文化に憧れて、飛び出していく。正にヴァグランツかと』

弥生「能力は4、6、6、6、10、9ですか。だったら、器用13、敏捷15、筋力12、生命力12、知力18、精神17ですね。器用が低くて、命中力が若干、気になりますが、元々は運動不足だったのでしょう」

ケイP『ああ、それと精神が+3されるッピ』

弥生「だったら精神20ですか。魔法使い系としても優秀そうですね」

 

最初のハプニング

 

ケイP『それでは、みなさん、1Dを振って下さい。3、4なら平和な幼少期ですが、1と2なら事故や悲劇が、5と6ならラッキーとかハッピーに見舞われるッピ』

ハイラス「6」

カニコング「1」

弥生「4」

カニコング「どうして狙い澄ましたように、吾輩に不幸が訪れるでごわすか!?」

ハイラス「それも運命でござるよ。ハッピーな私は56でござるが、どうなった?」

ケイP『体質が改善され、以前より健康になったッピね。一応、2Dを振るッピよ。それで年齢が決まるッピ』

ハイラス「6歳でござるか。すると、それまではドルイ道の神職の家に生まれ、天才の呼び声も高くて期待されてはいたものの、病弱だったのでござろうな。しかし、まじめにコツコツ森で精進を重ねているうちに、清浄な空気の作用もあって、体も健康になっていた。だから、大地の恵みを壊す輩は許せないでござる」

カニコング「そんなのアウトローではないでごわす。吾輩が真のアウトローの闇を見せてやるでごわすよ。46」

ケイP『海を漂流したッピね』

カニコング「7歳のとき、海賊人魚の餌にされかけた吾輩は、決死の想いで逃げようとするも、途中で力尽きて漂流し、プカプカと海面に浮かび、九死に一生を得て、再び捕まったでごわす」

弥生「本当なら海の藻屑として消えるはずだったカニ男さんの悪運の強さとサバイバビリティに感じ入った巫女姫の私は、わがままを言って、彼を従者兼ペットとして養うことにしました。もちろん、魔動機術の勉強に興味を覚えるにつれて、彼を実験材料に自分の研究を進めるようになるんだけど、それはまだ先の話。きっと、カニ男さんは私に助けられたという事実に恩義を感じて、こっちのわがままも快く聞き入れてくれるようになったのですよ」

カニコング「い、いや、そんな設定を勝手に押し付けられても……」

弥生「だったら、あなたは魚の餌になるか、捨てられて海の藻屑になるか、それとも解剖されるかの三択ですね。巫女姫の従者として忠誠を誓うなら、もう少し生き長らえるんでしょうけど」

カニコング「くっ、これがアウトローの闇、ヴァグランツの過酷さでごわすか」

ハイラス「海の底の蛮族世界では、人族の私には理解できない過酷な生活が営まれているのでござるなあ」

 

ケイP『それでは、今回の記事はこれで終わりッピ。カニコングさんの過酷な運命の続きは、海の日の辺りにでも』

カニコング「その辺で、作者さまがコングの映画を見に行くらしいので、吾輩の運命も改善されることを願うでごわす」 

(当記事 完)