花粉症ガール・翔花伝&コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女主役の物語」&「その仲間たちの雑談話」など。TRPG話や特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。

2019Xマス3部作(その3・因果地平編)

時空のどこかで

 

翔花「よし。『花粉症ガール翔花伝』ブログも完成したし、2018年でのお仕事も終了。早く2019年に帰らないと、クリスマスパーティーに間に合わなくなっちゃう」

ケイPマーク2『大丈夫ですよ、翔花ママ。帰還時間はクリスマス前に設定していますから、普通に間に合うはずです』

翔花「うん。そのはずなんだけど、時空移動の際に何らかのトラブルが発生すれば、設定時間からズレたりする可能性もあるんだから」

ケイP『何らかのトラブル……って、進行方向上に何者かの存在を確認。まもなく接触します』

翔花「何者かって、敵なの? それとも味方?」

ケイP『そんなの分かりませんよ……って、いや、確認できました。この反応は、どうやらマスターNOVAのようです。きっと、私たちを出迎えに来てくれたんですよ』

翔花「そうかな。NOVAちゃんは仕事で忙しいはずだから、わざわざ出迎えに来る余裕はないと思うんだけど」

ケイP『いえいえ。結界に覆われた屋久島へ、わざわざロボで突入して翔花ママを迎えに来てくれた方ですからね』

翔花「うん。それもそうか。だったら、NOVAちゃんだね……って違う。これは、私の中の悪霊センサーが反応してる。NOVAちゃんに化けた悪霊か何かよ。KPちゃん、接触は危険よ。進路を変更して」

ケイP『今さら変更はできませんよ。大丈夫、私のセンサーではマスターNOVA本人です。間違いありません』

 

NOVA「やあ、翔花。それにケイP。お帰りなさい。お前たちを待っていたよ」

ケイP『ああ、マスターNOVA。お出迎え感謝します。お仕事の方はよろしいのですか?』

NOVA「うむ。わしの仕事は、お前たちを迎えることだからな。我が新たなる世界に」

ケイP『わし? マスターの一人称は、俺だったのでは?』

NOVA「それは、令和NOVAだな。わしは、新たなる時代の創造主、珠保NOVAこと粉杉ノヴァ彦なのだ」

翔花「……つまり、異世界から来た悪霊ね」

珠保NOVA「父親を悪霊呼ばわりとは酷いな、翔花。珠保時代では、お前が『花粉ライターJUHO』として戦い、その娘を全面的にバックアップした親父さんが、わしだったじゃないか」

翔花「……よく覚えているわ。だからこそ断言できる。お前が私のパパ、NOVAちゃんのはずがない。何故なら、珠保のパパは私の心の中に今もいるのだから。そう、粉杉ノヴァ彦は死んだ。私に力を託してね。今すぐ私の前から去れ。この剣の錆になりたくないのなら(シャキーン)」

珠保NOVA「おお、それこそが音に聞く花粉光剣ポールン・レーザー・ブレード。しかし、その真の名は新星昇華剣ノヴァンカリバー。時空を切り裂き、世界を創造する究極武器。粉杉ノヴァ彦の娘への想いから生まれた最期の遺産であったな」

翔花「そうよ。この剣こそパパの魂。だから、お前はパパの偽者でしかないの。悪霊よ、去れ」

珠保NOVA「本物か偽物かと言えば、その剣とて魂の一部でしかない。そして、わしもまた魂の一部。光の結晶がその剣とするならば、わしは影の結晶。なればこそ、幻霊(ファントム)NOVAと呼ぶ者もいる。そして娘よ。珠保の時代を復活させるには、お前とその剣の持つ大いなる力が必要なのだ。どうか、わしに協力してくれぬだろうか」

翔花「『花粉ライターJUHO』はただの幻の世界でしかないのよ。本物は令和の時代に生きるNOVAちゃん。それに気付いたからこそ、私は珠保の時代を終わらせて、今の時代へ帰還したの。幻霊(ファントム)の自覚があるならば、幻の世界にお帰り。新たな時代に生きている私の邪魔をしないで」

 

珠保NOVA「娘は親に従うものだ。ケイPよ、翔花を拘束しろ。翔花よ、親に逆らう不良娘には相応の罰を与えねばならんな」

翔花「KPちゃん、あいつの言うことを聞いてはダメ」

ケイP『だけど、翔花ママ。彼は確かにマスターNOVAです。私はその命令に逆らうことができません』

翔花「だったら、私も命令する。何もせずに機能停止してなさい。私の邪魔にならないようにね」

ケイP『了解しました。スリープモードに入ります』

 

珠保NOVA「ケイPを眠らせたか。ならば、意識を失くしたその身にわしが宿るとしよう」

翔花「しまった。KPちゃんが乗っ取られた」

珠保NOVAインKP「フハハハハ、怖かろう」

翔花「触手攻撃? そんなもの! ノヴァンカリバー、私を守って!」

 

ヒノキちゃんの誕生日と、当ブログ1周年記念

 
 そしてコンパーニュにて。

 

ヒノキ「クリスマスは終わった。しかし、パーティーの本番はこれからじゃ。12月26日は、わらわの誕生日。そして、この新コンパーニュを初めとする当ブログの1周年記念ということになる。これも、花粉症ガール1号こと粉杉翔花殿の尽力あったればこそ、と言いたいが、コナっちゃんは一体、何をやってるんじゃろうか」

NOVA「もしかして、また時空の迷子になっているんじゃないだろうな。俺も心配になってきた」

晶華「はい、キツツキ」

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NOVA「何で、キツツキなんて出すんだよ」

晶華「だって、心配事にはキツツキが飛んで来るのが常識でしょう? クリスマスのシャケと同じで」

NOVA「シャケネタはともかく、さすがにキツツキネタは賞味期限が切れているだろうが」

晶華「フルタンと同じね」

NOVA「そうなんだよ。今年最大の心残りは、フルタンCMが復活しなかったことなんだよ。フルタンは平成に取り残されたまま、令和の時代には来れなかったんだ。だけど、ヒノキ姐さんの誕生日祝いに駆けつけてくれたという設定で、映像を流してみる」


【CM】フルタ製菓 わなげチョコ

NOVA「続いて、ウォズさんも呼んで、祝ってもらおう」


仮面ライダージオウ スピンオフ仮面ライダーウォズ 予告 創ってみた MAD

晶華「って、仮面ライダーウォズのVシネって決まったの?」

NOVA「いや、まだだが。まずは春のゲイツをやって、それから秋にウォズさんの主役編が来るんじゃないかと思っている。まあ、それより先にこいつを買わないといけないんだが」


『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』主題歌特別映像

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晶華「ああ、来月に出るのね」

ヒノキ「というか、わらわの誕生日祝いの席上で、新兄さんとアッキーは何の話をしておるんじゃ?」

晶華「あ、そうね。ゴメンなさい。ええと、今度でおいくつになったの?」

ヒノキ「怪獣年だと、ラドンの公開年が1956年じゃから、63歳と言うことになるな。精霊年だと、もっと長くなるが細かい年齢は秘密じゃ。花粉症ガールとしては、まあ1年かそこらじゃろう」

晶華「1956年かあ。何の年だっけ?」

NOVA「歴史的には日ソ共同宣言と、日本の国連参加が覚えるポイントだな。その年に生まれた有名人だと、役所広司水島裕野口五郎桑田佳祐大沢在昌竹中直人江口寿史宅麻伸榊原良子マイケル・ビーン山田隆夫長渕剛リンダ・ハミルトン、故人だが旬の人であるキャリー・フィッシャー、それに村上弘明山本弘と言ったところか」

晶華「え? 山本さんって、その世代なの? てっきり水野良さんと同世代かと思っていた」

NOVA「水野さんが1963年生まれで、俺より8歳上なんだが、山本さんはさらに7年上だったんだよな。俺も知ったときには驚いたものだ。とにかく、この世代だと、業界の中でも大御所枠という感じになるな。笑点で座布団運びをしている山田君なんかを見ていると、大御所的なイメージはないんだが、それでも彼は必殺仕事人の密偵半吉役とか、サンバルカンの矢沢助八役とか、ヒーローでないけどヒーローをアシストする役としてポイント高いと思っている」

晶華「榊原良子さんもポイント高いわね。カーラ様に、ハマーン様よ」

NOVA「他には、OVAデビルマンシレーヌとか、ゴッドマーズのフローレ、ゴッドマジンガーのアイラ・ムー王女、スペースコブラのアーマロイド・レディ、ナウシカクシャナ殿下などが印象的だ」

晶華「リンダ・ハミルトンさんと、マイケル・ビーンさんは最初のターミネーターのヒロイン・サラと、ヒーロー・カイルよね。敵役のシュワちゃんはおいくつ?」

NOVA「そちらは1947年だから72歳になるか。その世代だと、ビートたけし西郷輝彦伴大介佐々木剛薩摩剣八郎ひし美ゆり子宮内洋荒俣宏スティーブン・キング、大和田信也、北方謙三西田敏行広瀬正志安彦良和池田理代子布施明、大河原邦夫といった感じで、超大御所クラスになる」

ヒノキ「わらわの誕生日パーティーに、長々と何の話をしておるのやら」

NOVA「いや〜、娘の月々の誕生日にはこうやって、その日にちなんだ有名人を話題に挙げるのが、うちのブログの習わしだったもので」

ヒノキ「だったら、どうして、12月26日生まれの有名人を挙げんのじゃ」

NOVA「それは、去年やりましたから」

ヒノキ「むむっ。そうであったか」

NOVA「追記することがあるとすれば、12月27日の誕生日の方に、仮面ライダーバルカンの不破諫役の岡田龍太郎さんを加えるぐらいですかね」


仮面ライダーバルカン アサルトウルフ初変身シーン&必殺技 仮面ライダーゼロワン Kamen Rider Vulcan Assalut wolf Henshin&Finish

 

ヒノキ「とにかく、誕生日といえばプレゼントじゃろう。わらわにプレゼントはないのか?」

NOVA「いや、本当はこれを買いたいんですけど、買いに行く時間がとれなくて」

ゲームマスタリーマガジン第10号

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  • 作者:安田 均
  • 出版社/メーカー: 書苑新社
  • 発売日: 2019/12/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

NOVA「去年は12月14日発売だったから、冬休み前に買えたけど、今年は年末ギリギリだし。あと、こっちも遅れていますね」

ウォーロックマガジンvol.6

ウォーロックマガジンvol.6

  • 作者:安田 均
  • 出版社/メーカー: 書苑新社
  • 発売日: 2020/01/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

NOVA「去年は12月21日発売の雑誌が、今回は来年頭にズレ込みました」

ダイアンナ「そっちは、パグマイアの情報があるから、ここではなく、あたしのところに送ってくれぬか、ダディーよ」

ヒノキ「何じゃと。わらわとて、先にウォーロックマガジンを読みたいぞ。お主は後回しじゃ」

ダイアンナ「リナ老師、そうやって全てのTRPG情報を独り占めするのは横暴というもの。あたしは確かに新参者だが、しっかりTRPGの勉強をして、自分の職分を全うしたいと考えている。大体、ここでウェンディーズRPG話をしたのもおかしいではないか。D&Dチックな海外RPGなら、ここではなく、GTライフで話題に挙げるのが筋というもの。なのに、ここで時間を使ったものだから、ダディーNOVAは今だに、あたしのところに足を運んでくれぬ。来年はここだけでなく、GTライフにももっと記事書きしてもらいたいもの」

ヒノキ「フッ。ロードスやソード・ワールドゴブリンスレイヤーを擁する当ブログに、新参者のパグマイアが勝てるかの?」

ダイアンナ「何を。パグマイアはD&Dの系譜を受け継ぐ期待の新星。さらに、T&TやアドバンストFF、それに新版クトゥルフなど海外RPGの話題は数多く、ネタには事欠かないはず」

NOVA「いや、事欠かないんだが、記事書きしている時間がないんだよ。何とか、そっちのブログにも記事書きしたいと思っているんだが、旬の話題だと、こっちの方が書きやすいというか。まあ、何にせよ、こっちでゴブスレ対決を終わらせないと、俺も自由に動けない状況だし」

 

アスト「そんなことよりも、翔花ちゃんだよ。何で、このパーティー会場に翔花ちゃんがまだ来ないんだよ? クリスマスはもう終わったんだから、こんなパーティーはさっさとお開きにして、翔花ちゃんの行方を探しに行った方がいいんじゃねえか?」

ケイP『確かに、弟のジロー、マーク2が一緒にいるとは言え、こうも遅いとは心配になるッピ』

シロ「ボクも心配になってきた。だけど、アリナ様の誕生日も大事。だから、最後の締めとして、特製クリスマス&ハッピーバースデー&ブログ1周年ケーキをみんなで食べて、今年最後のお祝いにしましょう」

アリナ「そうじゃな。ゲンブよ、シロとリトルが頑張って作ってくれたジャンボケーキを運んでくれ」

ダイアンナ「キング、あんたも手伝いな」

ゲンブ&キング「了解した」

 

翔花失踪

 

 みんなでケーキを食べながら、

 

晶華「さすがはネコマタ特製のケーキね。私もこんなケーキが作れるようになるかしら」

シロ「ネコマタ呼ばわりはしないんじゃなかったのか?」

晶華「あれ、そうだっけ?」

シロ「一ヶ月前に約束したろう。もう忘れたのか?」

晶華「忘れるわけないじゃない。私があなたに時空魔術の研鑽を手伝って、あなた、ええとシーさんが私にパティシエ技能を教えてくれる。確か、そういう契約になっていたのよね」

シロ「ああ。もしも、ボクが翔花の時空転移に付き合っていれば、と思うと気が気でなくてな」

晶華「……そうね。お姉ちゃんも一緒じゃないと、せっかくのケーキの美味しさがもったいないわ。どこで道草を食っているのやら」

 

NOVA「おい、アスト」

アスト「何か用か、NOVA。そんなにまでして、お前はオレから翔花ちゃんを遠ざけたいのか?」

NOVA「遠ざけたいのは事実だが、俺は何もしてないぞ。それより、珠保NOVAとは連絡が取れないか?」

アスト「取れるわけねえよ。あいつの方から勝手に押しかけてきて、オレに体を貸せって言ってきたんだ。オレの方から、奴に連絡を取る手段はない」

NOVA「そうか。俺はこの新コンパーニュを設立するための辻褄合わせのために、翔花を過去に向けて送り出したんだが、どうも何かのトラブルがあったようだ。時空通信機にも反応がないし、タイムジャッカーが何か仕掛けて来たのかと思ったんだが」

アスト「もしかして、オレたちを疑っているのか?」

NOVA「いや、お前やダイアンナ、クラゲ王が何かしたとは思わない。ただ、ここから姿を消したという悪霊サンタの動向が気になってな」

アスト「ありゃ、あんたの分身だろう? 自分の影をあんたは疑っているのか?」

NOVA「聞いた話だと、翔花が珠保時代を消失させたそうじゃないか。そして、珠保NOVAは珠保時代の復活を願っている。だったら、真っ先に翔花を狙ってきても不思議じゃない、と思い当たってな」

アスト「そのためのゴブリンスレイヤー対決じゃないのか? あんたとオレとの正々堂々TRPG対決で、勝った方の願いが叶う。そういう賭けをしているのに、それをわざわざ台無しにするようなマネをするか、普通? 賭けに負けた後で破れかぶれになって、手段を選ばなくなったならともかく」

NOVA「いや、この賭けそのものが仕組まれた罠だったとしたら? オレたちの目をゴブリンスレイヤー対決に集中させるのが目的で、その隙を突いて、悪霊が動き出したとしたら?」

アスト「少し疑いすぎじゃないか? 確かに奴は、あんた同様うさん臭いが」

NOVA「まあな。俺と同じなら、策に走って策に溺れるタイプだ。もっとも、俺は自分のドジっ子属性を自覚しているし、大それた悪事はできないぐらいの良心は持っているが、悪霊と化した場合は、何をしでかすか分からない」

アスト「俺から見れば、どっちもNOVAで、信用したら痛い目に合うと思うがな。しかし、一つだけ、あんたを信用できる点はある」

NOVA「何だ、それは?」

アスト「あんたはブログを書いて、読者を楽しませようと意識している。その程度の責任感はあるってことだ。しかし、珠保NOVAには失うものが何もない。それはすなわち、何に対しても責任を取る必要がない、あるいは取る気がない。そんな依るべきところを持たない無責任な男をどうやって信用できる?」

NOVA「その男の日頃の言動次第だな。ならば、お前は信用できるのか?」

アスト「翔花ちゃんを助けたい。そういう気持ちだけは信じてもらって構わないぜ」

NOVA「ならば、翔花が見つかるまでは休戦ってところだな」

 

ヒノキ「新兄さん、話は聞かせてもらった。本当に、コナっちゃんが失踪したと思うておるのか?」

NOVA「杞憂で済めばいいですけどね。しかし、最悪の場合に備えて、手は打っておきたい気分です」

セイリュウinハイラス「最悪な場合とは、娘御が敵に回る可能性も想定してのことか?」

NOVA「ハイラス? いや、違うな。もしかしてG様ですか?」

セイリュウ「その呼び名はやめろ、時空魔術師よ。年寄り扱いされた気になる。肉体は消滅したとはいえ、魂は不滅。わしはまだまだ現役よ」

NOVA「ああ、そうですね。来年はコングとの対戦映画も楽しみにしています。それはさておき、翔花が敵に回るって、どういうことですか?」

セイリュウモスラの眷属として、力を得たはいいものの、あの娘御の精神はまだまだ未熟。いつ、世界の破壊者となるやも知れぬ」

NOVA「大丈夫。あいつは父親思いの娘ですからね。俺のいる世界をわざわざ破壊するはずが……って、ああ、そういうことか。俺以外の父親がいれば、話が変わる」

セイリュウ「うむ。そなたの偽者が悪霊となって暗躍しているとなれば、決して安心はできん。スペースGがリトルを吸収しようとしたように、強大な力の可能性を秘めた幼子は、悪霊の格好のターゲットになり兼ねん」

NOVA「いや、だけど、あいつのモスラの力の多くは、屋久島に封印してある。つまり、翔花が敵に捕まっても、すぐに世界を揺るがすほどの力を発動したりはできないはず」

セイリュウ「逆に言えば、娘御が敵の手に陥ちるようなことがあれば、次は力を解放するために屋久島を狙ってくることも考えられるわけだ」

NOVA「確かに。では、屋久島の守護をお願いできますか?」

セイリュウ「当然だ。即座にわしを転移してくれ」

NOVA「分かりました。マピロ・マハマ・ディロマト!」

 

ヒノキ「瞬時に飛ばすとは、さすがというか何というか。せめて、別れの挨拶ぐらいさせてやっても良かったろうに」

NOVA「あ、そうですな。思わず条件反射的に飛ばしてしまったり」

ヒノキ「どこに飛ばしたのじゃ?」

NOVA「屋久島に駐屯しているアストロメガネンオーですよ。それより、バタバタしますが、これでパーティーもお開きでよろしいでしょうか」

ヒノキ「コナっちゃんが行方不明とならば、のんびりパーティーという気分でもないからのう。また、落ち着いた頃に雑誌でも読みながら、コナっちゃんのいる場で、楽しめばよいじゃろう」

NOVA「正直言って、翔花が本当に行方不明なのか、確信は持てないんですよ。ひょっこりPON! と飛び込んで来る可能性もあるわけで」

 

PON!

小さな閃光と共に出現す!

 

NOVA「ほらね……って、翔花じゃない? ケイPか?」

ケイPマーク2『マ、マスターNOVAですか? 今は何年何月何日ですか?』

NOVA「2019年12月26日、いや、もう27日になっているか。翔花はどうした? 一緒じゃなかったのか?」

ケイPマーク2『敵に襲われました。私は抵抗できず、ただマスター宛てのメッセージプログラムだけ託されて』

NOVA「メッセージプログラム? どんな内容だ」

ケイPマーク2『再生します』

 

音声「令和のNOVAよ。残念な知らせがある。我が名はノヴァストラダマス。未来を予言する者だ。我らが娘、粉杉翔花は時空の狭間に姿を消した。わしも全力で捜索しているが、すぐに見つかりそうにない。そこで、お前たちにも協力を要請する。

「我が魂の器、アストをGMとして、ゴブリンスレイヤー対決を続けてくれ。そのシナリオを攻略した先に、翔花の居所も判明するであろう。詳細は、ケイPマーク2の中に、シナリオデータとしてプログラムしたが、何せ予言であるため、解読には実際のプレイを必要とする。シナリオをクリアした暁には、翔花の居場所も判明するはずだ。多少予定は変わったが、やることは変わりない。ゲームを進めよ。そして勝て。

「もしも負ければ、翔花と共に世界は滅びるであろう。ただし、GMアストは手を抜くなよ。プレイヤーとGMの真剣勝負が予言解読の鍵なのだから。GMがシナリオ詳細を知りたければ、ケイPマーク2のドゴランアーマーを身にまとうがいい。ドゴランキーパー、いやドゴランGMとして、しっかりマスタリングできるはずだ。

「以上、禁断の知識の守護者(キーパー)ノヴァストラダマス」 

 

NOVA「おいおい、ふざけるなよ。娘と世界を賭けたゲームをしろって言うのかよ! 何がキーパーだ。クトゥルフやってるんじゃねえんだぞ」

晶華「ええと、TRPGの『クトゥルフの呼び声』って、ゲームマスターのことをキーパー、略してKPって言うのよね。つまり、これはクトゥルフのキーパーとKPちゃんをかけた高度なギャグってことで」

NOVA「そんなギャグの解説してるんじゃねえよ」

リトル「翔花さんの運命は、どうなってしまうんでしょうか?」

NOVA「……仕事疲れで、ツッコむ気にもなれん。当記事 これにて完」