花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、ソード・ワールドのミストグレイヴ妄想リプレイ「魔神ハンター」を終了に向けつつ寄り道迷走気味。

魔神ハンターの開始(SWミストグレイヴ0ー1)

ミストグレイヴのキャラ準備に向けて

 

ヒノキ「新兄さんのところのフェアリーガーデン・リプレイが第1部完になったので、こちらもそろそろ動き始めるのじゃ」

シロ「向こうがフェアリーガーデンに掛かりきりになっている間、こちらはほぼ放置されっぱなしでしたからね」

ゲンブ「まあ、いい骨休みであったでござる」

リトル「だけど、ここから本格的にマッスル太郎の続編がスタートするですぅ」

ヒノキ「タイトルは『魔神ハンター』シリーズで行こうと考えておる」

シロ「魔神ハンターだと、これを思い出します」

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ヒノキ「そちらは、正確には『魔人ハンター』じゃがの。しかし、ミツルギというのは『三本の剣が創世したソード・ワールドにふさわしいイメージ』と言えるかもしれん」

ゲンブ「サブタイトルを見ると、7話が『動く大要塞ロードス!!』とあって、ソード・ワールドに無理やりつなげられなくもないでござる」

ヒノキ「無理やりすぎるがの。まあ、1973年という時代に『宇宙忍者サソリ魔人と戦う3人の忍者兄妹という設定』はハリケンジャーに通じるものがあるかもしれん」


魔人ハンターミツルギ OP


Ninpuu Sentai Hurricanger Opening

リトル「等身大の3戦士(青黄赤)が巨大な守護神ミツルギを召喚するのは、確かに忍風戦隊が巨大なカラクリ巨人の旋風神を召喚するようなものですかぁ。ずいぶんと時代の先を進んでいたんですねぇ」

ヒノキ「何しろ、ゴレンジャー以前じゃからのう。なお、主役の銀河を演じた水木襄氏は、それ以前にも『忍者部隊月光』の主役・月光や、『緊急指令10ー4・10ー10』の副主人公を演じたヒーロー俳優じゃが、今では作品がカルト扱いっぽいのう」


Phantom Agents

シロ「『忍者部隊月光』については、1964年というTV草創期の白黒作品ゆえ再放送の機会も少ないのですが、この作品とサイボーグ009スーパー戦隊のルーツと考えることもできそうですね。現代忍者という意味では、大変興味深いです」

ヒノキ「全100話を超える実写ヒーローチーム物で、仮面劇でこそないものの、特撮ヒーローというフォーマットの固まっていない時期の黎明期TVアクション活劇というべき作品じゃのう。もちろん、元祖は1958年の月光仮面じゃが」

ゲンブ「その時期の作品は残存資料も少なく、語られる機会も稀でござるからなあ。どうしても、ウルトラシリーズや、ライダー、戦隊という世代を超えた作品群に比べて、マイナー扱いされがち」

ヒノキ「幼少期に月光仮面にハマった人間は、もう70近いじゃろうし、月光仮面→忍者部隊月光→ミツルギと見続けた者がネットの世界でどれほどいるかは疑問じゃのう。まあ、後から歴史として俯瞰しながら当時の時代背景を想像するのも一興じゃろうが」

ゲンブ「そもそも1958年など、ガメラ(1965年デビュー)が知られてさえいない時代でござるよ」

ヒノキ「ラドンはデビュー済みなのじゃな。初のカラー東宝怪獣映画として1956年にのう」

シロ「父さん(キングシーサー)が1974年デビューで、ボクのこだわりはそれ以降ということになります」

リトル「リウは、67年生まれのミニラではなく、93年生まれのベビーゴジラ(94年にリトル、95年にジュニアに成長)の系譜のため、やはりピンと来るのは90年代以降となりますねぇ」

ヒノキ「つまり、ここではわらわとゲンブが昭和世代、シロとリトルが平成世代ということになろうか」

ゲンブ「アリナ様、ご自分の年齢をごまかしてはおりませんか? ラドンガメラも、デビューは昭和でござるが、起源は古代怪獣ゆえに実年齢はもっと……」

ヒノキ「黙るのじゃ(ゲンブを首チョップ)」

ゲンブ「ぐふぉっ(無防備なところに衝撃を受けて気絶)」

 

リトル「な、何と! 防御力自慢のゲンブさんを一撃で気絶させるなんてぇ」

シロ「久しぶりに見ました。アリナ様のウィングチョップ」

ヒノキ「うむ、刃唯阿嬢が不破さんを気絶させたのを見て、わらわもそのうち披露したいと思うておったが、今が良きタイミングじゃったのう」

リトル「ゲンブさん、しばらく起きて来れそうにありませんよぅ」

ヒノキ「問題ない。ゲンブのキャラ、マッスル太郎は完成しているゆえ、今回の記事はお主とシロがいれば十分。では、前置き怪獣雑談はこれぐらいにして、ようやくキャラの準備に取り掛かるのじゃ」

 

デルニール・イーストンのキャラ完成 

 

リトル「では、リウたちのキャラデータを完成に努めるですぅ。なお、キャラの背景の詳細なんかは、こちらの記事を参照してくださいねぇ」

ヒノキ「そして、装備品などを購入した後のデータがこれじゃ」

 

●デルニール・イーストン(通称デル)、17歳男

 

人間の神官戦士(冒険者レベル2)

 

信条:努力(肯定)、栄光(肯定)

矜恃:敵に背を向けない

 

ファイター1レベル、プリースト2レベル(炎武帝グレンダール)(残り経験点0)

所持金:30ガメル

器用12、敏捷10、筋力18、生命18、知力12、精神14

HP24、MP20

生命抵抗5、精神抵抗4

神聖魔法魔力4

戦闘特技《かばうⅠ》

 

生まれ:小都市の貧民街

幼少期:過酷な環境で、心身ともに鍛えられた。

少年期:ただひたすらに、武芸と信仰の鍛錬をした。

12歳時に、魔神(インプ)と契約してしまい、左胸に契約の紋章を刻印されてしまった。紋章の力で、異界の魔力を感じとることができる。

青年期:誰かの身代わりとなって重傷を負うという経験をし、自分の力は人を守るためにあると確信。

魔神ハンターとして、自身を鍛えながら、豪快に人助けをするために冒険者の道を選ぶ。

 

武器:ヘビーメイス(命中4、威力20(両手使用時30)、追加ダメージ+4、クリティカル値12)

防具:ハードレザー&ラウンドシールド(回避2、防護点5)

所持品:冒険者セット、アウェイクポーション、聖印、魔香草

 

リトル「人を守るために戦う情熱の神官戦士ですけど、お金がないので防具がまだ十分じゃないですねぇ。戦士としても未熟なので、これから頑張って成長したいと思いますですぅ」

ヒノキ「うむ、せいぜい精進するがいい。霧の街の地下世界は苛酷じゃが、まあ、死んで穢れを溜めるのもまた一興」

リトル「できれば、死にたくはないんですけどねぇ」

ヒノキ「わらわは死なせたいのう。マッスル太郎が死なずに脱出できたので、霧の街の恐ろしさを今回は伝えたいものじゃ」

リトル「初心者なので、お手柔らかにお願いしますぅ」

ヒノキ「ダメじゃ。そんな弱気なプレイスタイルでは、魔神ハンター・デルニールの豪快な生き様を演出できん。リトルよ、お前もリプレイの主人公を演じるなら、もっと強気で行け」

リトル「強気ですかぁ。分かったぜ、アリナ様よぅ。おいらは人を守るために戦う情熱の神官戦士だぁ。金のないのは昔から。だけど、防具が弱くても、戦士としても未熟でも、頑張って強くなる想いの強さは誰にも負けねぇ。死ぬのを恐れて、冒険なんてできるかぁ。このデルニール、石にかじり付いても炎となって戦い抜くぜぇ」

ヒノキ「うむ。そういうキャラでこそ、セイリュウの子として立派に活躍できるであろう」

 

ホリー・カーシェインのキャラ完成

 

シロ「次に二重人格のレプラカーン娘ホリーと、裏人格のガルドです」

 

●ホリー・カーシェイン(通称ホリー)、24歳女

 

レプラカーンの魔法騎手(冒険者レベル2)

 

ホリーの信条:身分(否定)、穢れ(否定)

矜恃:弱者を見捨てない

 

ガルドの信条:欲望(肯定)、闘争(肯定)

執着:魅力的な女性は無視できない。

 

フェンサー2レベル、ソーサラー1レベル、ライダー1レベル(残り経験点0)

所持金:645ガメル

器用19、敏捷18、筋力11、生命10、知力12、精神14

HP16、MP17

魔物知識3

生命抵抗3、精神抵抗4

真語魔法魔力3

騎芸:《高所攻撃》

戦闘特技:《魔力撃》

 

生まれ:大都市の貴族カーシェイン家の屋敷地下で生まれた小人族。

幼少期:恵まれた教育環境で、師匠が複数。

5歳時に、偉人から成功を約束された。

少女期:動物と仲良くなって、その扱いを学んだ。

16歳の時に、別人格のガルドが発現。

青年期:自分の中の闇を断ち切るために、魔法の修練を重ねた結果、魔を断つ剣技を編み出した。

蛮族の襲撃で、カーシェイン家の人たちが皆殺しになって、ただ一人生き残ったことで冒険者となり、魔神ハンター・デルの同行者となる。

 

武器:ショートソード(命中5、威力5、追加ダメージ+3(騎乗時+4)、クリティカル値9)

防具:クロースアーマー&バックラー(回避6、防護点2)

所持品:冒険者セット、アウェイクポーション、魔法の発動体、魔香草

ヒノキ「ところで、一つ質問じゃが、どうしてスカウト技能を習得せずに、ライダー技能なのじゃ?」

シロ「明らかに最初の冒険で苦労しそうですよね。キャラビルドブックでランダムにダイスを振った結果なんですが、まあ、こうなってしまったのは仕方ないかと思いつつ」

ヒノキ「そして、二重人格キャラ。ずいぶんと難易度の高いキャラになったものじゃ」

シロ「ただ、冒険者としてのロールプレイ的には、お嬢さまキャラのホリーよりは、暴れん坊キャラのガルドの方が楽しくプレイできそうな気もするんですよ。ホリーだと、暗いヒロインになりそうで、ただでさえ暗い霧の街の世界観では、ひたすら鬱プレイになるところです」

ヒノキ「コナっちゃんと会う前のお主は、そんな感じの暗い忍びじゃったよ」

シロ「忍者って暗いものだと考えていましたが、忍びなれども忍ばない道というのもありかな、と考えるようにはなりました」

ヒノキ「それでも、スカウト技能は取っておかないと先が思いやられるわ」

シロ「はい。早急に習得したいとは思います。しかし、冒険に必要なスカウトやセージ技能は、マッスル太郎さんが持っているので、ボクたちはそれほど気にしなくてもいいのでは?」

ヒノキ「最初からマッスル太郎が一緒というわけではないのじゃぞ。冒険の導入時点では、デルニールとホリーの2人だけで開始してもらう」

シロ「スカウトもセージもいないパーティー。それで大丈夫なんですか?」

ヒノキ「たぶん、大丈夫じゃなかろうて。ヒヒヒ」

シロ「ボクたちは一体どうなるんだろう?」 

リトル「何だか不安ですぅ」

ヒノキ「わらわは楽しみじゃ。お前たちがどれほど苛酷な運命に見舞われるかがのう。これからたっぷり味わせてやるぜ、新兄さんところのフェアリーガーデンとは異なる、ミストグレイヴの恐ろしさをな」

ゲンブ「ZZZ」

 

 果たして、未熟な冒険者デルニールとホリーの運命は?

 魔神ハンターの物語の導入編がいよいよ開始ってことで。

 

(当記事 完)