花粉症ガール・翔花伝&コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女主役の物語」&「その仲間たちの雑談話」など。TRPG話や特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。

帰ってきた(のか)げんとくん

白いパンドラパネルに、いろいろ祈り願った甲斐あって、まあ、新世界にげんとくんこと氷室幻徳と、猿渡一海と、内海成彰と、それから、ビルドの物語でいろいろ悲劇にあって亡くなった方と、佐藤太郎まで復活しました。
いや、復活というか、新世界でスカイウォール関係の惨劇で発生するはずの事件全てが起こらなくなった世界。
それでも、ビルドの物語自体は、世界に居場所を持たなくなった桐生戦兎と万丈龍我によって、別世界のフィクションとして語られるという展開。


この終わり方は、仮面ライダー龍騎を連想しますね。
龍騎の時は、主人公の龍騎は最終回の1話前にまさかの死亡退場を迎え、ライダーバトルはサブライダーのナイトの勝利で終わったものの、彼もどうやら力を使い果したらしく全員死亡的な終結を迎えます。
そして、このエンディングはライダーバトルの主催者の神崎士郎の気に入った展開ではなく、彼の目的はライダーバトルに自分の分身であるオーディンが勝ち残ることで、幼くして死んだ自分の妹が生き延びる世界を実現しようとしたのですが、何度リセットを押しても失敗。その経過が、夏の劇場版や、秋のTVスペシャルといった異なるラスト、複数のパラレルワールド終劇を提示した末、TV放送の冬終盤はもう、個性的な複数ライダーがいかに劇的な最期を迎えるかという陰鬱展開を見届ける流れになるわけで。
しかも、物語の結末は、過酷なライダーバトルを何度も味わって、もう嫌気が差した神崎妹が、兄にもうバトルはやめようと説得することで果たされる。
神崎兄が妹と共に鏡の世界で暮らすことを決断した時点で、ライダーバトルは終了。世界は平和になって、死んで行ったライダー達も戦いのない日常世界で暮らす様子が描かれて、ハッピーエンドで幕、という夢オチ風味の終わり方。


当時は、ヒーロー物でこういうマルチエンディングとか、パラレルエンディングというゲームじみた展開は珍しかったので、「鏡の世界」という幻想的なイメージや、CGで描かれるミラーワールドのモンスターと契約したライダーの多彩な必殺技、さらに13人のライダーによるバトルロワイヤル設定という豪快さで、とにかく度肝を抜いたな、と記憶します。

で、ビルドは「龍我の変身するクローズがドラゴンモチーフで龍騎っぽい」とか、「ナイトローグはコウモリモチーフでナイトっぽい」とか、「ブラッドスタークはコブラモチーフで王蛇っぽい」とか主にモチーフの面で、龍騎との関連づけが為されていましたが、年が明けると、ライダーウォーズとか代表戦とかパンドラタワーとかイベント続出で、もう龍騎とのつながりは気にならなくなったな、と。


また、年明けの脚本家インタビューで、「ビルドの物語の見どころは、過酷な状況下で構築される漢たちの熱い絆と格好良さ」と語っていたので、それを第一義に見ながら、シリアスな物語なのに時折挿入されるコミカル芸などでキャラが好きになり、また有機的に紡がれる謎解きとかキャラの人間関係の深まりとか、連続物として以前の伏線が定期的に回収されるパズルのピースのハマりようが嬉しくなったり、とか諸々。


ただし、TVで綺麗に終わってくれるなら、これでスッキリなんですが、以降の後日譚で、戦兎や万丈はともかく、他のライダーや登場人物は絡めにくい終わり方だな、と思っています。
言わば、戦兎と万丈だけがライダーとしての戦いの経験と記憶を持っており、他のメンツは完全に違う人生を歩んだ存在として転生してしまったので、もう一回、グリスやローグ、マッドローグとして変身することも、ベルナージュ由来のパワーもなくなったわけで、


もしも、彼らを動かすなら、「エボルト復活によって、融合した世界の結びつきが不安定になり、かつてライダーとして戦ったメンツの記憶認識がおぼろに蘇り、期間限定の変身が可能になった」とか、そんな感じかな。
まあ、自分の中のビルドは、まだ終わっていないので、ジオウでの出演と、年末劇場版、そして追加のVシネや小説まで読んで、完全終了かな、という気持ち。

ともあれ、東都ならぬ日本の首相補佐官として綺麗なげんとくんが登場したことをめでたいと思いつつ、ローグとしての復活や、マッドローグ内海さんとのコンビバトルも後の楽しみとして期待したいな、というのが現状です。