花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、TRPGの魔法研鑽を展開予定。

宇宙の魔女と地球の怪獣(スパロボYチャプター2の2)

魔女と花嫁と天使(12話)

 

NOVA「さて、今回から宇宙に飛び出したエーアデント。まず、最初に立ち寄ったのが、アスティカシアの高校だ」

シロ「『水星の魔女』ですね。タヌキで有名な」

NOVA「タヌキは公式設定じゃなくて、同人誌ネタだ」

ヒノキ「とにかく、今作の新規参戦として、ダイナゼノンと同じぐらい注目された作品じゃな」

NOVA「本放送中から、Gガンとコラボしたら面白そう、と言われた作品だが、正直、宇宙世紀ガンダムよりも新鮮味が高いので、宇宙に出て真っ先にここに向かった次第だ」

ヒノキ「それで内容は?」

NOVA「原作アニメ序盤の、スレッタVSグエルさんの決闘を再現しつつ、自軍はアスティカシアの学園コロニーを襲撃しに来たテロリストを倒すシナリオだ。ヒイロウイングゼロと、デュオのデスサイズヘルが加入する」

ゲンブ「つまり、原作アニメの決闘シーンを邪魔させないように、コロニーの外で戦争しているでござるか」

NOVA「テロリストは無人機AIなので、対処法は心得ている。それより気になるのはスレッタだ。彼女は集中を覚えないので、リアル系の運用で考えると使いにくい。初期の精神コマンドがHP回復の根性と、1回だけ命中回避100%の直感なので、ほぼスーパー系のキャラとなっている。まあ、1対1の決闘なら、グエル相手に直感を使えば問題なく勝てるが、前線で敵に囲まれると脆い性能だな。どちらかと言えば、モビルスーツよりもGガンのモビルファイター的な運用が求められそうだ」

シロ「避けることはあまり期待せず、当たっても耐えるようにHPや装甲を鍛えるべしってことですね」

NOVA「気力が上がったときの爆発力は凄いものがあるのは、次のシナリオで判明した」

 

呪いのモビルスーツ(13話)

 

NOVA「で、水星の魔女は連続シナリオになっていた。水星の魔女2話、および3話のグエルとの再決闘、ついでに4話のチュチュ姉さんとの関係まで一気に消化した内容だな」

ヒノキ「密度が濃いようじゃな」

NOVA「面白いのは、ヒイロがスレッタを気にかけて、ドモンが対戦相手のグエルを気にかけているというクロスオーバーだな」

ゲンブ「グエルというのは、序盤のイジメっ子的な悪役キャラだったのが、2度めの決闘で敗北しながらも、何だかスレッタにプロポーズするという爆弾発言で、一気にツンデレ街道を突き進んで、スレッタ以上に熱血主人公と化した漢でござるな。まさか、彼も流派・東方不敗に弟子入りするのか?」

NOVA「グエルさんは後にボブという偽名を使って、味方になるみたいだけど、参入条件は不明だな。スレッタの撃墜数が絡んでいるとは思うが」

シロ「隠しユニットの条件を試行錯誤で達成するのは大変そうですね」

NOVA「グエルさんは放送中から、スパロボで使いたいと思っていたからな。何とか、参入させたいものだ」

 

ヒノキ「新兄さんの願望はさておき、別にこのシナリオは決闘だけの話ではあるまい」

NOVA「ああ。アスティカシアのコロニーに、異星侵略者のウルガルと、ポセイダル軍が攻めて来て、こっちにはMJPの5人も救援に駆けつけてくる。どうも、この辺からシナリオ分岐がややこしそうで、水星の魔女シナリオを先に選ぶと、別のMJP参入シナリオが飛ばされるようだ。シナリオ選択のフラグが立ったり消えたりで、その結果、隠しキャラの入手にも関わってくるので、いろいろ悩まされる」

シロ「ウルガルはMJPの敵で、スパロボ30でもお馴染みでしたね」

NOVA「相変わらず、ポセイダル軍とつるんでいるようで、宇宙での出撃機体枠が、エルガイム系とMJP系で大体埋まってしまう感じだな。ともあれ、このシナリオでは、本気を出したスレッタが見られる。気力がMAXになったエアリアルは、攻撃力のバフが凄いことになって、名あり敵以外を一撃必殺できてしまう。一気に8000以上のダメージを与えてな。普通は、仲間が削って、2、3回攻撃を当てないと倒せないレベルなのに」

ゲンブ「スレッタ自身よりは、機体の性能ということでござるか?」

NOVA「精神コマンドが、根性、直感、信頼、脱力、闘志、愛だ。愛はともかく、熱血や魂を覚えずに、脱力を覚えるガンダム主人公なんて、他にいないだろう」

ヒノキ「他に脱力を覚えるキャラは誰がおる?」

NOVA「MJPのタマキ、ダイナゼノンの暦、ダンバインエルガイムの妖精、SEEDのラクス、怪獣優生思想のムジナといったところか。まあ、精神コマンドの脱力は、相手の気力を10下げる効果なので、強力なボスキャラの能力を落とすという意味では、貴重なコマンドなんだが、笑えたのが、ムジナとスレッタの両方が脱力使いってことだな。タヌキゆかりのキャラが揃いも揃って脱力かよ、と」

シロ「とにかく、スレッタにはホルダーとして、この後、アスティカシアでの決闘を頑張ってもらわないといけないので、機体改造や育成にも励まないといけませんね」

NOVA「俺、本当はスレッタをそれほど好きじゃないので、好んで育てたいとは思わないんだよな。ただ、スレッタを育てないと、グエルさん(ボブ)が味方にならなそうなので、仕方なくスレッタを育ててやるんだからね」

ヒノキ「何をツンデレみたいなことを言っておるか!」

NOVA「とにかく、スレッタとミオリネさん、それに地球寮のみんなが校外学習という名目で、エーアデントに参加することになった。どうも、エアリアルガンダムかどうかという疑惑で、いろいろ査問会議の追及を逃れるための方便で、学園の外に一時出ることが最適解となったらしい」

シロ「そう言えば、『水星の魔女』の世界ではガンダムを作ることが禁止されていたのですね。GガンダムガンダムWなんかは問題にならなかったのですか?」

NOVA「彼らの機体は、水星におけるガンダム(GUND-ARMという義手義足などの神経接合を伴う人権無視の危険な技術によるもの)とは規格が違うらしい。一口にガンダムと言っても、技術背景が様々なので、他の世界のガンダムは許されたのがスパロボY設定だ」

ヒノキ「で、エアリアルは作中でガンダム扱いされておったのか?」

NOVA「とりあえず、GUNDフォーマットで作られた機体なのは確かなんだけど、パイロットに負荷を与えるデータストームが検出されないので、ガンダムじゃないと製作者のプロスペラ母さんが主張していたな。実のところ、データストームは発生していないのではなくて、エアリアルに融合したスレッタの姉エリクトの思念が制御して、パイロットのスレッタを守るべく外部に流出しないようにしていたことが2ndシーズンで語られていたが、今回のスパロボYでは1stシーズンのみ参戦だからなあ。エアリアルは改修型までで、キャリバーンは登場しない」

ゲンブ「まあ、その辺のストーリーや機体設定は、後々まで話を進めてからにしよう。水星の魔女の物語はまだ始まったばかりでござる」

 

紅い渦(14話)

 

NOVA「水星の魔女シナリオの次は、地球に帰って、ゴジラSPシナリオに突入した。ジェットジャガーは元々、オオタキファクトリーで製作された有人機だったんだが、途中で人工知能が制御する無人機となる。スパロボYでは最初から無人機バージョンで、アンギラスも既に撃退済みで、武器の『アンギラスの槍』となっている」

ヒノキ「ああ。アンギラスはユニットとして登場せずか」

NOVA「代わりに、ラドンが大量に発生してますね、原作どおりに。人工知能搭載型のジェットジャガーは、全13話のうち7話に登場なので、物語はすでに後半戦に入っている形」

シロ「それを言うなら、ダンバインエルガイムスパロボでは物語の半ばぐらいから始まることが多くありませんか?」

NOVA「ん? ダンバインの初めは、主人公のショウがバイストン・ウェルに召喚されるところから始まるな。スパロボでは大体、ガラリアとの戦闘中に地上に出る16話『東京上空』から始まって、その後はバイストン・ウェルのオーラマシンがジャコバ・アオンの力でまとめて地上に弾き出される32話『浮上』になる。COMPACT3みたいにバイストン・ウェルに自軍が転移する話もなくはないけど、稀なケースか。

エルガイムの場合は、序盤がダバとキャオの旅物語からスタートするが、スパロボではポセイダルへの反乱活動をすでに開始している状態で登場する。ええと、反ポセイダルを決意するのは何話だったかな? (ネットで検索)反乱軍のリーダーのステラ・コバンと関わり始めるのが8話か。16話でステラ・コバンが死亡して、ダバがリーダーとして祭り上げられるのは、その後ですな。リーダーとしてのダバの奮闘がメインとなるのは3クールめになってから」

ゲンブ「自分でリーダーになったわけではない、と?」

NOVA「ポセイダルに対する義憤に駆られたりはするし、ヤーマン王朝の忘れ形見としての気品や天性のカリスマ性は持ち合わせているんだけど、当初からの目的は行方不明の義妹クワサン・オリビーを探すことだし、王家の復興という大志を持つわけでもない。優柔不断に流されるままの成り行き任せの主人公がダバだった、と。例えば、ライバルのギャブレーや親友のキャオの方が立身出世とか自分の欲に忠実なところがあって、アムやレッシィといったヒロインもダバを焚き付けようと動く面がある。能力はあるのに、野心はないのがダバというキャラだと」

シロ「スパロボでは、ポセイダル軍が地球に攻めて来たから、ダバが地球に警告に来たという原作改変が見られますね」

NOVA「原作では、地球圏と異なるペンタゴナワールドで、コアム、ミズン、ガストガル、トライデトアル、ファの5つの惑星を巡るストーリーだけど(ただしファは設定だけで作品未登場)、地球圏を舞台にしたスパロボでは、この辺の惑星を舞台にはしていないし、ダバも反乱軍のリーダーの重責から外れて、単に自軍の一パイロットとしてポセイダル軍と戦うポジションを満喫している」

ヒノキ「立ち位置としては、グレンダイザーのデュークや、レイズナーのエイジに近い感じかの?」

NOVA「亡星の王子という意味ではグレンダイザーの大介さん、地球に警告に来たという意味ではエイジがそうか。そもそも、ポセイダル軍はすでにペンタゴナを支配しているので、地球に侵略に来たという設定そのものが最大のスパロボ改変ですな。原作では、権力争いで腐敗した帝国を反乱軍との争いで活性化させようとするアマンダラ(真のポセイダル)の野心が蠢いているので」

シロ「闘争があるからこそ、世界が腐らずに済むという考え方ですかね。でも、外の世界に拡張しようとする力が働けば、わざわざ内乱を起こさなくても済みます」

NOVA「それにしても、アマンダラの黒幕としてのマッチポンプぶりは、エルガイム本放送時からよく分かっていなかったんだよな。『死の商人』として金儲けをしていたというのは分からなくもないが、この世界の最高権力者であるポセイダルがわざわざ影武者を仕立てて、影武者に反抗する敵対組織に有利に取り計ろうとするなんて、どういう意味があるんだ、これ? って」

ヒノキ「やはり、天秤を揺らすことで、大規模な破壊を阻止しようとする灰色の魔女理論か何かじゃないのか?」

NOVA「スパロボでは、その辺を分かりやすく、地球を侵略しに来た悪の宇宙人の真の黒幕で、女を操って前面に立たせていた姑息な悪党という設定で分かりやすい。ポセイダルは本来、戦乱だらけのペンタゴナワールドを統一した英雄の一面があったんだけど、強権による統一ゆえの歪みが噴出して、反乱活動が繰り返された……という見方もあるし、ペンタゴナの設定に過剰に踏み込むのは話がややこしくなりそうだ」

シロ「裏設定がいろいろあるみたいですからね」

NOVA「まあ、スパロボGC(XO)やOEでは、深宇宙に自軍が赴く話なので、ダバの率いる反乱軍絡みのイベントもあったわけだが、あまりメジャーな作品じゃないからなあ。一応の蘊蓄ということで」

 

ヒノキ「ところで、これはゴジラSPのシナリオではないのか? どうしてダンバインエルガイムの話を延々と続けておる?」

NOVA「おっと。スパロボでは、原作作品の後半から採用されたものもあるって話から、ずいぶん寄り道した。そうだよ、ジェットジャガーについて語らないといけないのに」

ゲンブ「SP序盤のジェットジャガー(プロトタイプ)は、そもそも戦闘用メカではなくて、イベント用の機体。ジャンケンと、あっち向いてホイと、3種類のダンスだけしかできないのをうまく活用してラドンを撃破……できなかったでござる」

ヒノキ「ジェットジャガーの奮戦に追い払われた後、時間切れで生命活動を維持できなかったのじゃな」

NOVA「それがラドン第一形態。スパロボYに登場するのは、制限時間なしの第二形態です。体長5mのSサイズ。攻撃が当たりにくくて困ります」

ヒノキ「真のラドンは、そんなに小さくないので、SP版は紛いものじゃ」

NOVA「左のジェットジャガーが脚の短い有人機のプロトタイプ。その後、アンギラス戦で活躍したジェットジャガー・タンクを経て、右のジェットジャガーβに改修されたのがスパロボ採用の無人ジェットジャガーです」

シロ「プロトタイプのジェットジャガーは身長5.4m。βの方は脚が長くなった分、身長7mですね」

NOVA「サイズ的には、身長5m台の合体前ブレイブポリスと同じなんだな」

ヒノキ「意外と小さいんじゃのう、ブレイブポリスは」

NOVA「基本的に勇者ロボの小型素体ロボ(マイトガインのガインや、ガオガイガーのガイガーなど)は10m前後なんですけど、ブレイブポリスは勇太との日常の絡みを描くためか、半分のサイズなんです。で、ジェットジャガーも、もしも共演していれば、前作のブレイブポリスといいお友達になっていたかもしれません」

ヒノキ「ブレイブポリスの方が性能は遥かに良さそうじゃが、同じAIロボで近いサイズという枠組みで考えるなら、ジェットジャガーも勇者ロボに加えてもいいかもしれん」

NOVA「個人的には、DLCのダ・ガーンとの絡みが楽しみですね」

ヒノキ「だから、どうしてジェットジャガーの話から、まだ未実装の勇者ロボの話に寄り道するのじゃ!」

NOVA「だったら、ジェットジャガーが頑張って、ラドンをバッタバッタと薙ぎ払う話でもします?」

ヒノキ「それは……何だか身を切られるように辛いのじゃ」

NOVA「ということで、ラドンの話じゃなくて、怪獣優生思想の話に切り替えます。このシナリオでは彼らも登場して、ラドンを操ろうとするのですが、彼らはゴジラSPの怪獣を操れないことが判明。水星の魔女のガンダム概念同様に、怪獣概念が違うようです」

ゲンブ「円谷系の怪獣を操る力では、東宝系の怪獣を操ることは無理でござるのか」

NOVA「仕方ないので、自前の怪獣を召喚する怪獣優生思想。さらに、そこに妖魔帝国のドローメなんかも絡んできて、結構、大変なシナリオだったような記憶が。まあ、ザコが多くて大変だったけど、ジェットジャガーが修理装置を搭載しているので、これでライジンガンダム、強化パーツの修理装置をセットしたエーアデントと合わせて、修理装置が3つもあれば、継戦能力的に問題ないかな、と」

シロ「今作は敵が強い?」

NOVA「いや、このシナリオが3勢力同時出演で、増援多くて大変だったという話。ここまでは増援が1回来るだけが定番だったのに、周囲を敵に囲まれる形だったから、そろそろアムロさんを呼びに行かないとなあ、と思った」

ゲンブ「呼びに行けるのでござるか?」

NOVA「次のシナリオは、ブライトさんのいる『ロンデニオンの鐘』になります。まあ、その前にシナリオクリアで、オオタキファクトリーがエーアデントに工場ごと移転することになりました。インフラ設備の整っているエーアデントの方がジェットジャガーも強化させやすいし、数々のスーパーロボットの戦いをジェットジャガーにも学習させたいとのこと」

(当記事 完)