ゴジラの日記念にゴジラを倒した
NOVA「フフフ、ついにやりましたよ。ゴジラウルティマを我らがスーパーロボット軍団で撃退しました」
ヒノキ「聞くところによると、ラスボスよりも強いそうじゃな」
NOVA「ゲーム的なデータだと、おそらくラスボスの方がHPも上だと思いますが、物語設定としてはジェットジャガーの奇跡がなければ、絶対に倒すことができずに宇宙が滅びるということで、ゴジラとの決戦では、ラスボス天帝と暗黒大将軍が自軍を助けてくれるという熱い展開を見せてくれました。『先にゴジラを倒さなければ、宇宙が滅びる。余が支配する宇宙を、滅ぼすわけにはいかん。だから、今だけは手を貸してやる』と言う天帝。『1万2000年前に滅ぼされたミケーネの恨み、今こそ晴らす時』と言う暗黒大将軍。敵なのに、その両名は実に格好良くて、燃えるドラマでした」
ゲンブ「では、その御仁たちもゴジラにダメージを与えてくれたのでござるか?」
NOVA「いや、ゴジラの周りの取り巻き(ラドンやクモンガ)を蹴散らしただけ。いわゆる露払いをしてくれただけだが、彼らは特異点ではないので、強力な特異点であるゴジラにダメージを与えることはできないらしい」
シロ「天帝も、暗黒大将軍もHP8万じゃ、普通に考えてHP24万のゴジラには勝てませんね」
NOVA「精神コマンドのひらめきで避けるか、不屈でダメージを抑えるかをしないと、ゴジラを攻撃した機体は反撃ダメージで死ぬか、瀕死の重傷を負うからな。とにかく、今回は俺がいかにゴジラウルティマを倒したかの話だ」
しゅうえんのまくあけ(76話)
NOVA「チャプター6の終わりで、NOAHSが3つに分裂し、新国連の代表は天帝に殺されて、代表代行はレディ・アンが務めることになったようだ」
シロ「かつてはトレーズの側近で、今はプリベンターの代表。OZ時代はガンダムパイロットの敵でしたが、エンドレスワルツでは信頼できる上司になりました。彼女が上に立つなら、スパロボ的には安心ですね」
NOVA「そして、南極に出現したゴジラをどうするかという話になって、怨獣ミドロやゲッター聖ドラゴンを倒したエーアデントに頼むしかないらしい。南極に派遣した国連軍は対抗できずに壊滅させられたらしいから」
ヒノキ「ゴジラ相手に通常兵器じゃどうしようもないのじゃな」
NOVA「この世界の通常兵器をモビルスーツだと考えると、攻撃力は無改造のビームライフルで3000代といったところでしょうか。与えるダメージが2000とか3000だと話になりません。24万÷3000だと、80回攻撃をしないとゴジラは倒せない計算になりますが、1つの戦場にユニット80機なんて考えにくいですな」
シロ「こちらは2万ダメージとか3万ダメージをどうこう言っているわけですから、文字どおり桁違いの火力を備えていないとゴジラの相手はできないってことですね」
NOVA「あっ、そうそう。ゴジラを相手にするのに、いかに火力を高めるかという話を前回の終わりにしていたが、一つ大事なことを思い出したので、実践してみた。STGメモリの書き換えだ」
ゲンブ「STGメモリとは?」
NOVA「今までの記事では語っていなかったが、部隊強化のシステムだな。エーアデントでは、MXPを費やして、スキルツリー形式で自軍全体を強化することが可能。スキルは赤青緑の3種類の進化樹があって、赤は攻撃力アップ、青は回避や防御力アップ、緑は獲得資金やMXPを増やしたり、改造費用を節約できるという恩恵がある。これまでは、緑と青を中心に育てて来たんですが、これはいつでもリセットして、配分をやり直すことが可能なんです。ゴジラ相手だと、とにかく攻撃力が何よりも優先すると判断して、緑と青への配分を減らして赤を限界まで伸ばしました」
ヒノキ「すると、どれぐらい強くなるんじゃ?」
NOVA「赤の頂点は、『熱血のダメージが2倍から2.2倍に、魂のダメージが2.2倍から2.5倍に』というもの。ゴジラ相手だと、それらの精神コマンドをフル活用して、いかにダメージを重ねていくかがポイントなので、とにかく攻撃力を最優先するモードに切り替える。ここまで極端に割り振ったプレイは久しぶりです」
シロ「そこまでしないとゴジラは倒せないんですか?」
NOVA「まあ、俺は難易度イージーのカジュアルでプレイしていて、もっとキツいハードやエキスパートで最初からプレイしている人間を尊敬するわけだが、とりあえず難易度による違いは以下のとおり」
- カジュアル:ノーマルよりも、レベルアップに必要な経験値が低く設定されていて、改造などに必要な資金も安くなっている。初心者や、手軽にプレイを楽しみたい人向き。
- ノーマル:標準的な難易度。
- ハード:入手できる経験値がノーマルよりも少なくなる。敵がノーマルよりも強化されている。味方の気力がノーマルよりも上がりづらくなる。5ターン以内にクリアすると、資金にボーナスが上乗せされるという特典がある。
- エキスパート:ハードよりも難しい。入手経験値がハードよりも少なくなり、敵がハード以上に強化されている。出撃時の精神ポイントがハードよりも低くなる。敵のターンで、仲間から精神コマンドを掛けられなくなる。他はハードと同じ。
ヒノキ「新兄さんの経験だと、エキスパートを選んでもいいのでは?」
NOVA「そこまでガチゲーマーじゃありませんよ。ストーリーや設定、育成を楽しみたいですけど、強敵をいかに倒すかに頭を使うことをワクワクするタイプじゃなくて、今回は相手が他ならないゴジラ様だから、どうやって倒すかに夢中になってる。世の中には、難易度ハードやエキスパートでゴジラを倒す猛者もいるのだから、ぶっちゃけカジュアルでゴジラを倒せるのは当たり前、何の自慢にもならないと言う層だっていると思うんですよね」
シロ「それでもゴジラを倒すのは困難だと?」
NOVA「やはり、1ターンで膨大なHPを削り切るためには、あれこれ考えないといけないってことですね。ハード以降だと、気力が上がりにくいということで、必殺技を撃てる状況を整えることもゲーム性になります。ノーマル以下だと、ターン経過で気力が普通に上がりますので、ターン初めに特殊技能が自然に発動することも普通ですし、精神コマンド・気合や気迫を持ってないキャラ(主人公忍者とか)でも、気力で困ったことはあまりない。気力を上げにくいキャラをサポートするのが精神コマンド・激励とか、一部のアシストクルー(フレイアとか)でしょうけど、俺は今回、それらを使ったことがほぼない」
ヒノキ「ハード以降だと、ゲーム性が変わる部分もある、と」
NOVA「まあ、ここの記事だと、ストーリー感想中心なので、ハードやエキスパートにおける攻略テクニックは分からない(他所の攻略記事で、へえ、そういう遊び方もあるんだ〜と間接的に知る程度)ということですが、カジュアルで育成しやすいモードだと、終盤で主力はレベル70越えで、ゴジラを倒したジェットジャガーが一気に80に達したとかです。戦線で鍛えてきた2軍機体がレベル50代なので、終盤に来て引き離された感ですね。まあ、ここまで来て、2軍を育成しようって気にはなりませんが」
ゲンブ「終盤になってから、育成に気を回しても仕方ないでござるからな」
NOVA「話をストーリーに戻すと、ゴジラ出現に恐れをなして、ウルガルは太陽系からの撤退を決めたようです」
シロ「え? そんなこともあるんですか?」
NOVA「ウルガルとの決戦シナリオは次なので、ゴジラとの決戦を前に、マジェプリの終盤ドラマも活性化。イズルの体調異変で、彼をこれ以上、戦わせると命の危険があるので、安静状態にしようという流れ。まあ、俺は今回、マジェプリはメイン活用していないから、実害はないけど」
ゲンブ「異星人は、ゴジラに勝てないと分かっているわけでござるな」
NOVA「このままだと、ポセイダル軍やウィンダミア軍も撤退するんじゃないか。こんな形で戦争が終わるなんて……と、いろいろ感想が漏れるなか、ゴジラを倒さないと、地球も宇宙も未来がない、という有川ユンの予想が出て、緊迫感が高まる」
シロ「ゴジラSPの物語も終盤ですね」
NOVA「ゴジラSPは、有川ユン視点のジェットジャガー育成ストーリーと、神野銘(メイ)の破局回避の古文書研究考察レポートの大きく2本柱で構成されている。原作アニメでは、他にゴジラ打倒の秘密装置オーソゴナル・ダイアゴナライザーの実験と、それを妨害しようとするサルンガの対決なんかも終盤前に描かれていたが、スパロボYではメイが間接的な伝聞でその背景を聞いただけとなって、サルンガはアンギラス同様にセリフの中に出てくるのみ。つまり、ユニットとして登場するのは、ゴジラ、ラドン、クモンガの3種類だけだと」
シロ「シーサーの登場はないんですね」
NOVA「アニメ本編でも出てなかったじゃないか。ED映像で出てただけで。
「とにかく、南極でラドンやクモンガの大群と戦うのが、ゴジラとの対決シナリオの概要だ。ドモンさんや主人公忍者、それに東方不敗師匠、ゲッターアークを先頭に、ゴジラの出現ポイントのマップ奥を目指して、部隊を進めていく。理想は、3ターンめのゴジラ出現と同時に十分な気力が貯まっていて、必殺技の連発が仕掛けられることだが。
「ともあれ、ラドンやクモンガをバッタバッタと一撃必殺で返り討ちにできる戦闘力を鍛えているかがシナリオ攻略の鍵だな。相手のHPは1万弱。消費の少ない通常攻撃でそれを越えるダメージを与えられる機体が用意できていなければ、このシナリオは非常にストレスが溜まるものになっていたろう」
ヒノキ「通常攻撃で1万ダメージとは、よほど強く育成しないと無理じゃろう?」
NOVA「ちなみに、ビルバインのオーラ斬りで6000強です。前衛で削って、後続でトドメを刺して、部隊を前進させていくのが標準的な攻略方法なんでしょうが、武器をフル改造した明鏡止水ドモンさんの爆熱じゃないノーマルなゴッドスラッシュや、主人公忍者のノーマル技、それに師匠の布攻撃で簡単にラドンもクモンガも落ちますね」
ゲンブ「布攻撃とは?」
NOVA「マスターガンダムには、マスタークロスという技が設定されていて、ビームで形成された布状武器です。まあ、師匠は布に気を込めて、生身でデスアーミーを倒しちゃう方ですから、マスターガンダムも布で怪獣を倒すことができるんです。本来、師匠は流派・東方不敗の技をいっぱい持っていて、昔のスパロボでは8個ぐらい技を採用されていたのですが、今作では『ダークネスショット』『マスタークロス』『ダークネスフィンガー』『石破天驚拳』の4つしかない。ダークネスフィンガーは必殺技相当なので、通常技がどうしても布になる」
シロ「アレンビーのビームリボンみたいなものですね」
NOVA「やはり、印象的な活躍は、師匠のマスターガンダムでしたね」
NOVA「念のため、鉄壁かけたマジンカイザーとか、鉄壁かけたゲッターとかも前線に配置していたのですが、あまり怪獣は狙ってくれないんですね。トマホークとか、ターボスマッシャーパンチ、光子力ビームなんかで1万ダメージを出せるようになっていたのですが、あまり活躍した印象がない。たぶん、鉄壁かけてダメージが通らないから避けられたのだと思いますね。装甲低い機体の方が狙われやすい仕様だったと見ています」
ヒノキ「とにかく、ラドンがクモンガとともにザコ怪獣として、次々と撃破されて行ったのじゃな。せめて、中ボスとして堂々と倒されるキャラであって欲しかったが」
NOVA「仕方ないじゃないですか。ゴジラSPのアニメでも、いっぱい出て来て、普通にザコ扱いされていたわけですから、スパロボでの扱いは間違ってないです。それよりも、ダイナゼノンの怪獣の方が気の毒ですね。1体1体が個性的な怪獣なのに、量産されてザコのように扱われるわけですから」
ヒノキ「とにかく、ラドンの話はもういい。それよりも本命の話をしようではないか」
NOVA「では、ゴジラVSミドロの話を」
シロ「それって、ミドロが一撃で倒されたので、語る内容がないじゃないですか」
NOVA「いやあ、チャプター6の前座ボスだけど、自軍はそれなりに苦労して倒したんだよ。冥帝連合は、これが切り札と考えていたんだよ。だけど、一撃で倒されるなんて、ゴジラつえ〜ってなる展開。なお、ミドロの攻撃って当たると、能力半減の効果で呪われるわけで、実は前のシナリオでジェットジャガーがこれを喰らって、ポンコツになりました」
ゲンブ「破壊されたのでござるか?」
NOVA「いや、不屈を使ってたから、ダメージは大したことないんだけど、能力半減のデバフ効果ってひどすぎるよな、と思った。でも、ゴジラ様は精神耐性を持っているから、そういうデバフ効果が一切通用しないんだよな」
シロ「というか、ミドロの攻撃って精神効果なんですね」
NOVA「怨霊のパワーだからな」
シロ「それでも、ジェットジャガーには通じるんですね」
NOVA「ジェットジャガーには心があるんだ……が、やはり違和感を禁じ得なかったので、ジェットジャガーにも精神耐性を付けた。彼は残念ながら、精神コマンド・ひらめきを覚えないんだ。ボス敵を攻撃するには、先見でサポートすべきだったんだが、敵の命中率数パーセントぐらいだったので、普通に避けられるだろう、と思った。今作をプレイしていて、唯一の『数パーセントの命中率に当たってしまった』痛恨の経験だ」
ヒノキ「そんなジェットジャガーに手痛いダメージを与えたミドロじゃが、ゴジラには瞬殺されたのか」
NOVA「しかし、ミドロとの戦いでジェットジャガーは学習したのです。おかげで、ゴジラ戦の切り札になりました」
ゲンブ「どのような切り札か」
NOVA「まず、ジェットジャガーには援護攻撃4回と、モラルブレイクを覚えさせます。そして、気力170になったジェットジャガー(エースボーナスあり)は『覚醒』『加速』『幸運』『努力』『必中』『ひらめき』『魂』が自動的にかかるので、初手はゴジラ様に突撃して、槍を突き刺します。まあ、その前にシャアが『威圧』をゴジラに使って、能力をマイナス20にしたり、誰かが『分析』を使って、ゴジラへの攻撃ダメージを1.1倍にするのをお忘れなく」
シロ「『威圧』と『分析』は通用するんですね」
NOVA「『脱力』も気力100までは減らせるんだが、それよりも下げられるのは、ジェットジャガーの攻撃だけなんだ。ジェットジャガーの特殊能力に、『攻撃した相手の気力をマイナス10にする』というのがあって、これはゴジラ相手にも通用する。さらに特殊技能のモラルブレイクを養成することで、気力をさらに下げられる。あと、覚醒してるジェットジャガーは一度ゴジラに攻撃した後も、行動不能にならないので、味方の攻撃にその都度、援護を重ねることで5回ぐらいは攻撃を当てることができる。つまり、ゴジラの気力を最低値の50に下げることも可能なんだ」
シロ「気力50ということは、攻撃力や防御力が通常(気力100)の半分まで下がるってことじゃないですか」
NOVA「ジェットジャガーが対ゴジラ特別兵器という理由がここにある。もちろん、エクストラアームズSで槍の攻撃力を7000に上げているから、槍の一撃一撃が必殺技に相当する。とにかく、ジェットジャガーの援護回数を最大まで増やして、ゴジラの気力をどんどん削る戦術を行使するかで、ゴジラ退治の難易度が大きく変わるようだ。と言うか、それによって、俺のプレイでは意外とあっさり倒せたなって気分だ」
NOVA「ジェットジャガーを斬り込み隊長にして、後続はまず、愛をかけたダイナゼノンがレックスロアーで大ダメージ+ジェットジャガーの援護。次にグリッドナイトがダイナゼノンと合体、その瞬間、覚醒がかかる仕様なので、勇気とひらめきをかけてダイナミックキャノンを撃ちながら、またジェットジャガーの援護をもらう」
ゲンブ「それでダメージはどれぐらいでござるか?」
NOVA「そうですね。最初のジェットジャガーの魂のかかった一撃が4万ダメージ越えになってました。3万ぐらいかな、と思っていたら、意外と多かったので、こいつは行けると思いましたね。続いて、ダイナゼノン+ジェットジャガーが3万+1万で合計4万(端数切り捨て)、カイゼルグリッドナイト+ジェットジャガーが3万+1万で、やはり4万で、ここまでの累計ダメージが12万越えです」
シロ「それで半分ぐらいを削ったわけですね」
NOVA「カイゼルグリッドナイトは、まだ行動可能だけど、一度置いておいて、次は覚醒・熱血ゲッターアークでアークシャインボンバー+ジェットジャガーの援護。これでようやく???表記だったゴジラのHPがはっきり表示されました。残り8万ちょっとですね」
ヒノキ「すると、同じ攻撃をあと2回くり返せば、倒せるのじゃな」
NOVA「いいえ。ここから先は底力によるダメージ減退効果が発動していて、意外とダメージが伸びない感じですね。ドモンさんの愛の石破ラブラブ天驚拳+ダイナミックキャノン援護、師匠の魂乗せ石破天驚拳、コンVの超電磁スピン+アークシャインボンバー援護、ライディーンのムートロン解放ゴッドバード+ジェットジャガーの槍援護を仕掛けて、ようやく2万を切ったかな、と」
シロ「それだけの攻撃に耐えるゴジラもすごいですね」
NOVA「トドメはジェットジャガーで刺そうと思ってましたが、魂をかけて槍でも5000ちょっとしかダメージが出なくなったので(最初の一撃は4万超えだったのに)、主人公忍者が上手く調整してから、ジェットジャガーでトドメ。ゲームとしては、これで勝ったわけですが、ストーリーとしてはまだ終わりません」
ヒノキ「ゴジラは死なず、と」
NOVA「HPをゼロにしたはずなのに、まだ再生して来ますね。こちらはまだ、マジンカイザーやマジンエンペラーG、覚醒で複数回行動のできるカイゼルグリッドナイトやゲッターを残していますが、それでもう一度、HP24万を削れ、と言われても不可能なのは分かります。良くて10万ぐらいのダメージを与えて、力尽きるかな、と」
シロ「HPをゼロにしても、そこから復活して来るのは、スパロボの大ボスあるあるですね。ゲームとしては勝利条件を満たしているけど、そこからストーリーイベントが発生する流れ、と」
NOVA「元々、ゴジラと3ターン戦って、無理だと判明した時点で撤退する作戦でした。別にこの時点で倒さなくても、ゴジラ出現から3ターン粘ればクリアできるわけですが、ゴジラって3回行動できますので、3ターンってことは9回もゴジラに行動させるってことで、それはそれでリスク大。この段階の大ボスで最も怖いのはマップ兵器で、単体攻撃ならひらめきや不屈で、1体に集中攻撃されなければ生き延びることは可能ですが、マップ兵器はそういう防御用の精神コマンドをあらかじめ仕込んでおかないと、その場で臨機にかけることができないわけで、犠牲者が出る可能性が高い、と」
ゲンブ「ゴジラを9回も行動させるよりは、1ターンで相手の手番を回さずに倒し切る方が安全だと」
NOVA「戦術としては、そこまで集中攻撃ができる布陣を整えることと、『威圧』『分析』『ジェットジャガーの援護ラッシュでゴジラの気力下げ』というデバフをフル活用することが勝利の鍵ですね。デバフをせずに、火力が足りるかは怪しいぐらい、ゴジラのHPは膨大だと思います」
シロ「とにかく、スパロボ初の1ターンでHPを削りきれなければ、相手がフル回復するという絶望仕様ですからね」
NOVA「これまでも3万回復とか、5万回復は普通にあったけど、24万を丸ごと回復なんてされたら、ゲームとしては本気で絶望すると思うな。発売1週間ほどで、初見でゴジラにぶつかって、攻略方法を必死に探り当てた攻略サイトのガチゲーマーを尊敬するわ。俺の今回のプレイは、先人の苦労の末の攻略レシピに乗っかっただけで、さすがに発売後2ヶ月も経過したら、情報もしっかり得られるな、と」
ヒノキ「言わば、別の時間軸の未来から得られる情報を蓄積して、ゴジラ対策を考える原作アニメみたいなものじゃな。情報抜きだと、ゴジラの脅威に直面して攻略不可に陥った者(そのプレイする世界)もいるじゃろう」
NOVA「ジェットジャガー? 何だか弱いじゃん。こんなの育ててもムダだし、他の強い機体を育てよう、とか言って、ジェットジャガーのレベルが30代とかだと、確実に詰みそうですね」
シロ「本作最大の大器晩成型ロボですからね。まあ、原作アニメを見ていると、納得の再現性ですけど」
NOVA「できれば、大滝のおやっさんが操縦する初期型やタンクモードも使いたかった。VSアンギラス戦とか、おやっさんの回想シーンでDLC追加されるといいのになあ」
宇宙に咲く花(77話)
NOVA「ジェットジャガーの活躍で、ゴジラのHPを削りきって、強化パーツ『アーキタイプ』を入手に成功。HPとENを毎ターン40%自然回復できる優れ物ですけど、ゴジラは死なず。たちどころに再生して、これは勝てないと判断したエーアデントは撤退を決断するのですが、ゴジラはどこぞの大魔王みたいに逃がしてくれません」
シロ「絶対に倒せない相手から逃げることもできないのでは終わってしまいますね」
NOVA「こうなったら奇跡を信じて、ワルキューレに歌わせるのが本作のストーリー。生命パワーに満ちあふれたワルキューレの歌は、ゴジラを戸惑わせることができて、その間に部隊は何とか撤退に成功します。ワルキューレの歌が、戦略的価値の高い音波兵器扱いされるのがマクロスあるあるですな」
ゲンブ「歌で目覚めたり、活性化したり、安らいだりする怪獣も多いでござるからな」
NOVA「で、ゴジラを倒すには、オーソゴナル・ダイアゴナライザーが必要という話を、有川ユンがしてくれて、これまで水面下で行われてきた遠距離通話相手のカメムシこと神野メイとのやり取りがようやくエーアデントに伝わる、と。これまではジェットジャガーの話と、メイの研究エピソードは、ユンのプライベートな彼女との交信程度にしか思われていなかったわけですが、ここに来て、破局の解明とゴジラ退治の方策が一気に明かされる、と」
ヒノキ「初代ゴジラを葬ったオキシジェン・デストロイヤーを模した秘密装置オーソゴナル・ダイアゴナライザーが完成して、起動すればゴジラSP怪獣の体を構成する紅塵を結晶化させて消滅可能。いわゆる勝利の鍵ということじゃな」
NOVA「しかし、それがない限り、ゴジラは倒せないということで、一度、南極のゴジラは放置して、ウルガルとの決戦シナリオに入ります」
ゲンブ「ウルガルはゴジラを恐れて、太陽系からの撤退を決めたのではござらんか?」
NOVA「そのはずだったのですが、どうもイヴォルバーの意思が働いたらしく、ウルガルの大規模な転移装置が誤作動を起こして、ウルガルの残存勢力が結集して、最終決戦の布陣を敷いたようです。ともあれ、要塞化した転移装置を破壊すれば、これ以上のウルガル侵攻を防げるということで、強引にマジェプリ最終決戦のエピソードに突入した形です」
シロ「今作では独立勢力すぎて、ほとんどクロスオーバーらしいエピソードがなかったウルガルですね」
NOVA「一応、遺伝子絡みでSEEDと、ゼントラーディみたいな戦闘民族という意味でマクロスΔと接点がある他、シャアのネオジオンがこちらの味方をしてくれる要因の一つが、ウルガルの侵攻からコロニーを守るため、という理由ですからね。ストーリー背景的な絡みはあって、他の作品との接点になる触媒みたいな位置付けかな、と」
ヒノキ「ゴジラが怖くて逃げ出そうとしている時点で、戦闘民族という設定の名折れじゃ」
NOVA「一応、原作アニメの設定では、『超古代文明が生み出した人類種の一つで、遺伝子操作で地球にホモ・サピエンスを生み出した、現在の地球人にとっての創造主に位置づけられる存在』とのこと。ウルガルの前の文明が、遺伝子限界によって衰退滅亡したことを踏まえて、地球人の若い遺伝子を取り入れることで、種の若返り活性化を50万年ほど前から計画していたという設定ですが、スパロボYでは設定の整合性のために、いろいろ改変されていますね」
ゲンブ「今作は超古代文明多すぎ問題が挙げられるでござるな」
NOVA「1万2000年前というキーワードがあって、そこでゴジラによって滅びた(もしくは衰退した)のが、ムー、ミケーネ、妖魔帝国、キャンベル先遣軍、そして本作オリジナルの怨族ことイヴォルバーですが、それ以前にあったのがマクロスシリーズのプロトカルチャーです。こちらは50万年前ということで、イヴォルバーにとってもプロトカルチャーの遺失技術を参考にした、と示されていたりします」
シロ「すると、プロトカルチャーとウルガルのどちらが古いか、じゃな」
NOVA「原作設定だと、ウルガルが現在の地球人を生み出したとあって、一方でマクロス設定でもプロトカルチャーが現在の地球人および多くの異星人を遺伝子操作で生み出したとあります。これを素直に受け止めるなら、プロトカルチャー=ウルガルと考えられるのですが、本作ではどうもプロトカルチャーはウルガル以前の超古代文明(200万年前に銀河の覇権を握っていた)に相当するようですね」
ヒノキ「つまり、プロトカルチャー→ウルガル→地球内の数々の超古代文明(1万2000年前に滅亡もしくは衰退)→現代(地球圏と、移民船団の統合政府、ウィンダミア)→未来で地球の移民から派生したラー・ヴァルと、非人類のアンドロメダ流国(プロトカルチャーとは関係なさそう)という順で、各種族や国家の歴史が描かれている形か」
NOVA「原作アニメでは、ウルガルの設定は、マクロスのプロトカルチャーの設定を部分的に取り入れているようですが、プロトカルチャーにあった歌のような文化がなくて、完全にゼントラーディみたいなメンタリティですね。つまり、プロトカルチャーの持つ多様性がウルガルにはなくて、さらにウルガルの遺跡も残っていない(現役の侵略者種族だから、地球人類がウルガルの過去を調べる話に展開しなかったためか)ので、戦闘と遺伝子絡みのテクノロジーだけが地球基準で異常に発展して、文化レベルが狩りを重視する原始的な社会になっている、と」
ゲンブ「ウルガルが地球人を創造した、という設定は、本作ではなしになったようでござるな」
NOVA「本作で、地球人を創造したとされるのは、プロトカルチャー、ウルガル、イヴォルバーの3組織ですが、創造といっても無からPONと生み出したのではなく、遺伝子改造で進化の胤を植えつけたのが現代風のSF解釈ですね。銀河で一番幅広く活動しているのがプロトカルチャーで、これはマクロスシリーズがどんどん設定を広げてきたゆえ。ウルガルの地球人類創造説は、おそらくプロトカルチャーの功績を自らが取り込んだ歴史捏造の可能性が大きい」
シロ「つまり、自分たちはプロトカルチャーの後継文明である。だから、プロトカルチャーの功績は自分たちのもの、と考えているわけですか」
NOVA「一方、イヴォルバーは地球で発展した種族で、その最大の特徴は思念や怨念を金属片に植えつけて、精神エネルギーを物質化させることに長けた種族、さらに闘争本能の拡張蔓延に至って、果てしない闘争と進化の道を追求した文明となります。その闘争遺伝子を現在の地球人に植えつけた可能性がありますが、現在の地球人に幽霊のように取り憑いて、イヴォルバー文明の後継者に仕立て上げることが目的っぽいですね」
ヒノキ「プロトカルチャーは歌という文化を持った、現在の地球人とメンタルが近い文明。ウルガルは長い歴史を持つけど、文化的発展はせずに原始的な闘争本能を重視する文明(ゼントラーディに似ている)。イヴォルバーが闘争的なのは、ミケーネや妖魔帝国との戦いが激化したから? ムーはどちらかと言えば、平和主義じゃろう?」
NOVA「他に、ウザーラを生み出したアトランティスもありますが、数少ない末裔が百鬼帝国に滅ぼされました(コミック版ゲッターロボGのエピソード)。ともあれ、終盤に来て、過去のスパロボ以上に古代文明・異星文明乱立の世界観になっているのですが、それぞれの野心の行き着く先として、風呂敷を畳む段階。
「ウルガルについては、地球人の遺伝子はメンデルのプラントで回収したし、実は戦略的目標はほぼ達成しているんですね。だから、後は戦士として狩りを楽しむかどうかの話なんです。頭は悪くないのに、本能的に脳筋というのがウルガルで、ゴジラが出たから地球にもう用はないけど、何だか転移装置の調子が悪くて、すぐに母星に帰れそうにないから、最後の一狩りを祭りのように楽しもうぜ、ヒャッハーってノリなのが、この最終決戦です」
シロ「頭の良い種族なのか、バカなのかよく分からないですね」
NOVA「戦争や闘争が文化になってますからね。で、現皇帝のガルキエは、歌がウルガルに与える影響(闘争本能を和らげる)を危険視して、歌に汚染される前に地球から撤退する方が良いと判断するのですが、イヴォルバーの策略で地球人を進化させるための餌扱いされたようです。この辺は、ゲームとしてプレイヤー部隊を成長させるための敵、ということで、若干メタ的な話だと思いますが、とにかく最終決戦のオペレーション・ヘヴンズゲートの開始です」
オペレーション・ヘヴンズゲート
NOVA「出撃すると死ぬと言われているイズルの運命と、彼の遺伝子上の父親であるシモン司令の自己犠牲特攻がストーリー的なポイントとなります。もう一つは、ワルキューレの歌がクロスオーバーネタとして秀逸だと思う。
「最初に、ウルガルはゼントラーディみたいなメンタルだから、歌が戦術的に有効、という判断で、かつてのミンメイみたいにワルキューレ・アタックを作戦に取り込まれるのですが、戦場でのヴァール化抑制(治癒活動の一環)が目的で歌うのに対して、今回は敵の士気を下げるために歌うという形で、美雲以外のメンバーはいまいち乗り気になれないようですね」
シロ「今さらですが、歌は兵器じゃない、ということですね」
NOVA「で、みんなの反対を押して、レッドファイブを出撃させたイズルから戦場が活性化。強敵ジアートの対決に至るのですが、このまま戦い続けると、遺伝子のテロメア限界でイズルが死ぬという話を聞いたワルキューレのカナメさんが、みんなを守るために自分を犠牲にして還らぬ人となったメッサーのことを思い出して、あなたはメッサー君みたいにはならないで、と訴えるわけですね。ここからワルキューレの歌が、相手の士気を下げるためではなく、大切な仲間を生還させるための想いを歌い上げるということで、気持ち的に盛り上がる、と」
ゲンブ「敵をどうこうではなくて、味方を癒やし、盛り立てるのが目的だと、ワルキューレが元氣になるのでござるな」
NOVA「そのタイミングで突然、奇襲攻撃を仕掛けてきたのが、ウィンダミアの空中騎士団。ワルキューレの美雲さんだけをさらって、撤収します」
ヒノキ「結局、さらわれおったな、予想どおりに」
NOVA「3話後のウィンダミアとの最終決戦に向けての仕込みですね。ともあれ、現在の戦況で空中騎士団を追跡する余裕は全くないので、イズルVSジアートの戦いを中心に戦いは続きます。そして、ジアートを倒せばシナリオクリアなので、今回は敵全滅を狙わずに、ジアート撃破を優先します。正直に言って、このシナリオは敵が多くて、プレイに疲れました」
シロ「敵を全滅させて、資金や経験値を稼ぐプレイは?」
NOVA「それがしたければ、戦線ミッションを繰り返せばいいからな。もう終盤に来ると、敵全滅にこだわる気持ちも消えた。大切なのは、敵を倒すことではなくて、生きて還ることだってストーリーでもあるからな。
「とにかく、ジアートと戦うイズルに加勢したのは、我らが東方不敗マスターアジア。何だか知らないけど、このおっちゃん、戦場の美味しいところにいる可能性が大きいです。弟子のドモンは、逆方向でカウンター無双しているのの対し、東方不敗はボスの近くにいる、というか、東方不敗のいる場所にイズルとジアートがタイミングよく飛び込んで来たことに笑った。ジアートさん、そんなに魂の石破天驚拳をくらいたいのですか? だったら、見るがいい、流派・東方不敗が最終奥義……ってノリで、大ダメージを与えて、トドメはイズルに譲りました。これでイズルのレベルは75に」
ゲンブ「イズル殿は無事なのでござるか?」
NOVA「自分を犠牲にしてヒーローになるのではなく、みんなで支え合ってヒーローになるのがストーリーテーマですね。あと、ジアートを倒したことで、ゲートに向かうことができ、集中砲火を浴びせるもゲートの破壊はできず、シモン司令が自己犠牲の特攻を仕掛けようとするのを、自軍が止めに入ります。誰かを犠牲にした勝利なんて、勝った気分にはなれないってことで、みんなで協力して不可能を可能にする、俺たちはずっとそうして来たって勢いで、司令の特攻を断念させます。代わりにエーアデントを中心に特攻します」
ヒノキ「他人の特攻を止めて、自分たちが特攻するのかよ!?」
NOVA「これ、原作アニメでは『宇宙に散る花』というサブタイトルで、最終回1話前に母艦スターローズを特攻させる司令の話だったんですが、最終回のときに司令はテオーリアさんの機体にギリギリのところで助けられて無事だったというオチですからね」
シロ「だから、スパロボでは散らずに咲くんですね」
NOVA「そして、エーアデントを中心に次元震が発生して、敵味方の全てが見知らぬ宇宙に飛ばされて……というオチになりかけたところを、『それは困る。お前たちにはまだ為すべきことがある』とゲッターエンペラーが獏に話しかけて、一行は元の宙域に戻って来れる。ふう、危うく因果地平に飛ばされるかと思ったぜ」
ヒノキ「ウルガルはどうなったのじゃ?」
NOVA「巨大なゲートと残存部隊は全部、この宙域から消失しました。自分たちの宇宙に帰ったか、次元の迷子になったかは定かでありませんが、この太陽系からウルガルの脅威が去ったことは間違いありません。これで、我々はゲッターエンペラーの要望どおり、ゴジラ退治に戻ることになります」
はじまりのふたり(78話)
NOVA「本記事の最終シナリオです。ゲーム内容は、2話前のVSゴジラ初戦と同じで、大量のラドンとクモンガを撃退しながら部隊を進め、マップ奥に出現するゴジラウルティマを規定ターン内に撃破すること。最大の違いは、前シナリオだと撃破できなくても話が進むのに対し、今シナリオだと撃破できなければゲームオーバーという点だ」
シロ「ストーリーは違うんですよね」
NOVA「ラドンやクモンガを一定数撃破するごとに、ゴジラSPの神野メイの現状ストーリーが挿入される。また、噂のオーソゴナル・ダイアゴナライザーが自軍に送られてくるのだけど、装置を起動するためのコードがまだ不明なんだ」
ヒノキ「コードが送られて来るまで、ゴジラは倒せない、と」
NOVA「コードが何かを解明するキーが、ジェットジャガーに搭載されたAIユングと、その兄弟に相当するメイのサポートAIであるPP(ペロ2、ペロツー)。この2機は元々、ユンがプログラムを組んだコミュニケーション支援AIナラタケが、いろいろ学習して成長した作品のマスコットキャラの位置づけなんだが、最終的に融合してジェットジャガーPPになって、オーソゴナル・ダイアゴナライザーを発動するスイッチになるんだな」
ゲンブ「どういう過程を経てでござるか?」
NOVA「まず、ジェットジャガーはシンプルで、戦闘データの蓄積で強くなる。これは、ゲームのプレイヤーが実際に体験できる部分だな。分かりにくいのはPPの方だ」
シロ「メイさんの研究って、最初は『未知の物質で構成された未知の生物についての学問ビオロギア・ファンタスティカ』だったんですね」
NOVA「日本語にするなら幻想生物学になるが、これを物語の観点で文化史と絡めると文系の分野になる一方で、ゴジラSPの世界では紅塵と、その結晶であるアーキタイプが観測されているので、ただの空想が科学的根拠を備えた存在として出現したのがラドン、それ以前にゴジラの骨を研究していた葦原道幸の論文があるので、そこに破局の秘密や時間遡行、紅塵の結晶化とか特異点にまつわる研究の断片的なヒントが散りばめられているという設定だ」
ヒノキ「メイがやっているのは、PPを成長させるための考える材料を与えて、その動機づけを行うことじゃな」
NOVA「偉いのはPPであって、劇中でメイの天才性がどこにあったのか、俺はあまり理解していないんだが、ユンの技術話に難なく付いて行ける、ユンの考察を整理してヒントを与えることができる、PPの行動に示唆を与えるという点で、理解と直観、断片的な情報の整理が彼女の長所なのではないだろうか」
ヒノキ「分かりやすい天才タイプは、自己主張旺盛で独自の理論を展開する変人が多いが、メイの場合は性格的にも受け身のタイプで、自己主張よりは与えられた課題を探究する中で、何かに気づくキャラに思えるのう」
NOVA「これは、彼女が学生キャラとしてリアルな造形だからだと思います。大学院生という設定だから、専門分野に関する相応の知識を持つのは当然のこと。しかし、先達の研究に関する考察から、何か足りないものを見つけて、そこに踏み込むことができるのが優秀な研究者だと考えます。あくまで元の資料に対する敬意を示したうえで、欠けているものを発見して、そこを自らの理論で穴埋めすることで既存研究の補完をする。ゼロから理論を構築するのは、学生研究者としてはリアリティに欠けますし、何もかも分かっているように振る舞うのもリアルではない。『ここまでは分かっているんだけど、ここから先の理論の飛躍が分からないので、そこを補う数式が作れないか考えている』と具体的に言われると、頭いいなあ、と感じますね」
ゲンブ「分からないことは素直に分からない、と言えるのが、頭の良さの表れでござるか?」
NOVA「『今はここが分からない。だから考えてる。考えた道の先に発見があると信じてる』研究者ってそういうものだと思うがな。そのうえで、彼女は有川ユンに自分が分からない点を相談しているんだな。ユンにも分からないことはあって、メイにも分からないことがあって、それを互いに補い合う関係で、ジェットジャガーPPが誕生した、と考えると、ジャンルは少し違うが、2人はいい研究者仲間だと思う」
シロ「ユンは技術者、設計者であって、実際に物を作ることができる。テクノロジーの人ですね。一方のメイは科学者、サイエンスの人であるとともに、他人の論文をしっかり読んで把握することができる。何が謎か、も自分の研究ノートではなくて、ペロ2に記憶させて、後から問題点を整理できるようにしている」
NOVA「ユンに、メイと同じこと(他人の論文を読んで、理解と不理解を把握すること)はできないと思う。実のところ、研究者としてマズいのは、不理解を分かったように思い込む態度で、落とし穴があっても気づかずに、優れた能力(長い歩幅)で落ちずに乗り越えちゃう。そこが問題だと気づかないんだな。だけど、優秀な研究者は、他人が気づかない落とし穴を発見して、そこを穴埋めできる人なんだ。これは単に観察力の問題だけでなく、穴に気づける直観や感性も関わってくるし、愚かな人間は仮に穴を発見すると、喜んで『だから、この論文はダメなんだ』と調子に乗って、全てを感情的に批判してしまう」
ヒノキ「では、メイにできないことは?」
NOVA「ペロ2がいなければ、1人で情報整理ができないこと。逆に言えば、ペロ2というサポートAIを付けることで、またユンという会話相手がいたことで、飛躍的にアイデアを膨らませることができる才能を持っている。だから、彼女が他人を顧みないマッドサイエンティストの道に走ることはないと思われ。誰かに助けられることで、自分は才能を発揮できるタイプと自覚しているから」
シロ「本来、受け身サポーター、フォロワー役のヒロインが主人公というだけでも変わった作品ですし、主人公がロボには関わらず、自軍に同行しないという意味でも、旧作では『不思議の海のナディア』に相当する変わり種だと思いますね」
NOVA「ナディアは、母艦に乗って同行していたけどな。そして、メイは隠しアシストクルーという形で、終盤になってようやくエーアデントに参入するはずだったけど、うちのプレイではゴジラ撃退後にユンと対面会話をかわした後、去って行ったわ。彼女を仲間にするには、ジェットジャガーで100体撃破をしないといけなかったんだけど、俺は80体超えだったので失敗。本気で仲間にしたければ、ジェットジャガー単機で戦線ミッションを2回すれば良かったんだけど、そこはまあ諦めた」
ゲンブ「リリーナ嬢に次いで、隠しアシストクルーの入手失敗、と」
NOVA「取れなかった隠しは、ここまでシャアの参入が遅れて、αアジールの取り損ねと、リリーナの入手損ねに続いて、3つだ。まあ、グエルさん(ボブ)とマスターアジア師匠は無事にゲットできたので、あとは怪獣優生思想さえ自軍に加わってくれれば、満足できるだろう。それについては次回の記事ネタだな」
ヒノキ「ところで隠しキャラがどうこう言っておるが、肝心のシナリオストーリーについて話しておらんぞ」
NOVA「ああ。自軍がVSゴジラで動いている一方で、メイ視点の原作ストーリー踏襲イベントが同時並行みたいに展開して、ペロ2の進化に至る流れが描かれます。ゲームとしては、2話前とほぼ同じでラドンとクモンガの大群を倒しながら、ゴジラ出現ポイントに向けて、部隊を進めていきます。そしてザコ怪獣の群れを一掃させた後で、ゴジラ出現。同時にゲッター聖ドラゴンの影が登場します」
ゲンブ「ゲッター聖ドラゴンだと? どうしてここに?」
NOVA「ユンや獏のセリフだと、ゲッター聖ドラゴンをゲートにして、未来からゲッターエンペラーが来る前兆だそうです。自軍がゴジラを撃退できなかった場合、エンペラーが出現してゴジラと戦うつもりですが、巨大特異点が激突すると、地球だけでなく宇宙が破局を迎えるとユンが予測して、3分でゴジラを倒せなければゲームオーバーです」
ヒノキ「3分で怪獣退治か。まるでウルトラマンじゃな」
NOVA「ここでゴジラを守るべく、またもラドンやクモンガの群れが出現。別ルート(イザナ拒絶ルート)のシナリオだと、こいつらを全滅させてからじゃないと、ゴジラを倒せないそうで、制限時間がある中でより手間が掛かるらしいですが、俺はイザナ対話ルートを進めているので、当記事の最初に語ったように天帝と暗黒大将軍がこちらの応援に駆けつけてくれます。ザコ怪獣をそれぞれ引きつけてくれるので、自軍はゴジラ退治に専念できるわけですね」
シロ「ザコは我らが引き受けた。お前は心置きなく本命を相手するがいい。世界の命運はお前に預けた……って展開ですね」
NOVA「そこまでお膳立てを整えてもらったので、後はゴジラ退治ですが、2話前とほぼ同じ戦術で撃退成功。問題はそこからです。自軍が戦う一方で、オーソゴナル・ダイアゴナライザーを起動するコードを探すユンですが、手がかりはゲッターエンペラーが出現すると予測される座標。実はその座標に未来からの電波受信でコードが送られて来るのでは? とひらめき、ジェットジャガーをそちらに送ろうとします。
「ジェットジャガーを妨害しようとするゴジラに対して、エーアデントを盾にしようと動くエチカ。さすがにそれは無謀だと悲鳴を上げる主人公忍者のフォルテですが、その時、怪獣優生思想が召喚した怪獣がエーアデントの盾になってくれます」
ヒノキ「おお、彼らも味方なんじゃな」
NOVA「何だかんだ言って、エーアデントの住人として街を愛してくれていますからね。そんなわけで無事に所定座標に到達したジェットジャガーですが、そこで覚醒して、私自身が起動コードだったことを思い出した、とか言って、最強必殺技を発動して巨大ジェットジャガーになって、ゴジラと肉弾戦をしつつ、オーソゴナル・ダイアゴナライザーを発動。ついにゴジラおよび世界中の紅塵を消し去ることに成功します。赤く染まっていた空や海、大地が元の色を取り戻して、世界は破局から救われました」
シロ「ジェットジャガーはどうなったんです? 原作アニメだと、使命を果たし終えて機能停止。実質、ゴジラと相討ちしたようなラストだったはずですが」
NOVA「スパロボだと、そこまで傷ついたわけじゃないから、機能が止まることはなく、今後の戦いにも参加してくれる。ただし、重要な問題がある」
シロ「何ですか?」
NOVA「これまでは、エクストラアームズSの効果で攻撃力7000の必殺技扱いになっていた槍が、攻撃力9000超えの時空を越えた超必殺技のPPを取得した影響で、アームズSの効果を得られなくなったんだ。アンギラスの槍がどう頑張っても7000には至れない通常武器(やや強)に格下げだ。しかも最強必殺技はEN消費200という燃費悪化の一発芸だから、アシストコマンド巧手と組み合わせて、EN消費をなしにしないと、まともな運用ができないという」
ゲンブ「巧手を使えば、よろしいではござらんか」
NOVA「まあな。さらに毎ターンENがフル回復する強化パーツ・ハイパージェネレーターをアームズSの代わりに装備すれば、毎ターン攻撃力9000超えの大技を放てる最強ダメージ源となる。終盤に来て、ゴジラを倒したことで最強兵器と化したジェットジャガーの爆誕だ。攻撃力9000超えがどれぐらい凄いかは、まだ試していないから分からんが、魂をかければHP3万程度なら一瞬で撃退可能だと考える。中ボス程度なら、ザコ扱いで一蹴できる機体をどう運用するかが今後の課題だな」
ヒノキ「覚醒とアシスト巧手をかけて大ボスに突っ込み、大ダメージとともに気力を削る。後続の仲間を槍で援護しながら、どんどん気力を減らして、最後にもう一度、大技PPでトドメを刺すという、対ボス決戦兵器としての運用もありじゃろう」
NOVA「ゴジラを倒した戦術が、よりパワーアップした形で使えるので、ラスボスも怖くないかもしれませんな。もう、ゴジラを倒した時点で、これ以上の敵はいないと考えるので、残るのは数だけ多い敵を殲滅させる消化試合だと思われ」
天帝の野望
NOVA「ゴジラを倒したジェットジャガーに、ゲッターエンペラーが聖ドラゴンを通じて感謝を表明する一幕があったりもして、さらに天帝がわざわざ挨拶にやって来る。『よくやったぞ、エチカ。この度のゴジラ退治、大儀であった』と殊勝なことを言う天帝」
ゲンブ「なかなか、さわやかな威厳を持った武人でござるな」
NOVA「上から目線ではあるがな。エチカの方も『この度の協力に感謝申し上げます』と応じると、『配下の者を助けるのは、当然のことだ。礼を言われるほどのことでもない』と返す天帝。『こっちはあなたの部下になった覚えはないんですけどね』とツッコミ返すエチカ。このマウントの取り合いじみた会話が楽しいけど、いずれ雌雄を決する流れだ」
シロ「暗黒大将軍は何も言って来ないんですね」
NOVA「ラー・ヴァルと違って、ミケーネとは和解の余地がないからな。冥帝連合は、地球人の殲滅を目指していて、ラー・ヴァルは銀河の覇権のために、地球人さえ力ある者は取り込もうという考え。天帝の支配さえ受け入れたならば、果てしない闘争の駒として悪いようにはしない、と主張している」
ヒノキ「何だか、イヴォルバーの思想に、完全に突き動かされているようじゃ」
NOVA「イヴォルバーのイザナは、天帝と結託していたが、ゴジラ退治の功績をエーアデントに奪われたことで、イザナが天帝を煽ります。『さすがはエーアデント。手柄を連中にとられて、さぞかし悔しいだろうな、ヴァルベルムよ』といった感じ。しかし、天帝は『誰に向かって、物を言っている? 亡き盟友ネグシスのおかげで、イヴォルバーの技術の解析は済んだ。貴様はもう用済みだ。死にたくなければ、その口をつぐむがいい!』と宣言します」
ゲンブ「下剋上でござるか?」
NOVA「天帝の立場からは、自分が下だと一切考えていないから、始祖イザナと敬意を示して、対等の協力者として接しながら、多少の暴言も大目に見ていたのだけど、親友のネグシスを自ら斬ったことで歯止めがきかなくなっている。そして、どうやら天帝はイヴォルバーの技術で自身の肉体を機械的に改造したらしくて、半分機械のサイボーグみたいな姿を示して、イザナをドン引きさせた。高慢だった少女が本気で怯えて、天帝に『わ、分かった。お前にはもう逆らわない。勘弁してくれ』と懇願する。
「イザナ拒絶ルートだと、彼女がラスボスなので、この辺ではっきり異なる分岐を示した形だな」
ヒノキ「イザナとの対話ルートだと、天帝がラスボスなのじゃな」
NOVA「愛機のエンディーノスをイヴォルバーの技術で魔改造した機体ギガン・エンディーノスがラスボス機です。ゴジラを凌駕する膨大なHPを誇る機体で、具体的な数字はまだ分かっていませんが、30万ぐらいかなと予想しています。これで50万超えだと、何て厳しいんだと考えますが、撃退には2〜3ターンが必要だと示されていて、エンディーノス(HP8万代)の3倍から4倍ぐらいのタフさかな、と」
ヒノキ「とにかく、天帝との決着を目指して、残り何シナリオじゃ?」
NOVA「メインが6つに加えて、サブシナリオが1つの合計7話分をクリアして終わらせる予定。85話で一応の完結ってことで」
(当記事 完)