花粉症ガール・翔花伝&コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女主役の物語」&「その仲間たちの雑談話」など。TRPG話や特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。

ウェンディーズ「伝説の宴RPG」話3(完結編)

最後の晩餐かな

 

NOVA「さて、アメリカの大手ハンバーガーチェーン店ウェンディーズが、自社のPRを目的にしたTRPG『Feast of Legends(伝説の宴)』を先月、ネット上で無料配布したことをネタに、いろいろと紹介している記事なんだが」

ヒノキ「ゲームシステムとしては、D&D5版のD20システムに基づきつつも、より簡略化しながら大幅アレンジ。14種類のオーダー(キャラクタークラスに相当)のそれぞれがファストフードの名前だったり、武器が食事道具のナイフやフォーク、スプーン、そして最強破壊力のフライパンだったり、敵が冷凍ハンバーガーの手先の道化師だったり、いろいろとネタ要素が連発したゲームじゃな」

NOVA「まあ、それだけだと、アメリカでよくあるB級パロディゲームの一つに過ぎないんだが、ウェンディーズがネットで大々的に宣伝しており、しかも力の入れようが半端じゃない本格的なルールブックの装丁とか、ここまでやるか? 的な驚きをもって迎え入れられているわけだ」


【マイアミ 生活】アメリカのウェンディーズのチラシを紹介します


Feast of Legends: A Tabletop RPG presented by Wendy’s


Feast of Legends - First Look at Wendy's New Table Top RPG

 

NOVA「で、なぜか飛んできたフライパンの話に寄り道したりしながらも、ここまで14種のオーダーのうち、10種類まで紹介してきたわけだ。残り4つのサイドメニューを紹介して、一連の記事を終わらせるつもり」

翔花「ええ? 実際にプレイして、リプレイ記事まで仕上げたりしないの?」

NOVA「さすがに、そこまでのパワーも時間もない(苦笑)。というか、俺としてはロードスの神さまの話をしている最中に迷い込んだ寄り道みたいな気持ちだからな。寄り道が本道になってしまえば洒落にならん。そもそも、来年の今頃もサポートされているとは限らない一時のネタに過ぎん、と現段階では思っているからな。ネタとしては、あまりに面白い、美味しすぎるという理由で、一時的にハマり込んでいるに過ぎん」

ヒノキ「そう言いつつ、レベル6以上にキャラを育てられるエキスパートルールとか、国内で翻訳版が出るとか、いろいろ展開があることを望んでおるのじゃろう?」

NOVA「というか、コレクションアイテムとして、きちんと装丁されたルールブックやシナリオ集が欲しいよな。大体、90ページぐらいだったら、2000円から3000円ぐらいなら出してもいい、と思う。

「他には、女王ウェンディー様や、スパイシーちゃんや、フロスティーちゃん以外の女の子キャラの公式イラストもあればなあ。ここで記事書きしながら、ホーミーちゃんや、グリルちゃんや、アシアゴちゃんのチキン系ガールズのイメージがちらつくんだが、俺に絵心がないのが残念だぜ」

翔花「NOVAちゃんの頭の中では、どんなイメージなの? 言葉で説明してよ」

NOVA「スパイシーちゃんが炎をまとった軽装魔法戦士みたいなスタイルだろう? これは、いかにも勝気な次女って感じだな。ホーミーちゃんは、ニコニコ笑顔でみんなを応援する長女のお姉さん。グリルちゃんは気弱で、おずおずとしながら回復呪文を唱える末娘。アシアゴちゃんは、遊牧民の田舎者で人の文明には奥手だけど、獣や元素精霊とお友達なワイルド風味な不思議ちゃんって感じだろうか」

 

スパイシー『ようし。あんな雑魚ども、あたしの炎でイチコロさ』

ホーミー『気を付けてくださいね。戦いが終わったら、美味しいご飯を作ってあげますから』

グリル『戦いで傷つくの怖い』

スパイシー『心配するな。あたしが守ってやるから』

グリル『うん。だけど、怪我したら言って。回復するから』

スパイシー『ああ、頼むぜ。ホーミー姉さんも支援よろしくな』

ホーミー『任せておいて。あら、アシアゴさんは何をしているのかしら?』

アシアゴ『……ここ、死んだものばかりで気分が悪い。鉄も嫌い。道具なんていらない。人は獣たちのように、自然のままに生きるのがいい』

スパイシー『うわあ、だからと言って着ている服まで脱ぎ出すな! せめて布の服ぐらいは受け入れてくれ』

ホーミー『……あの娘が着られるように、動物たちの着ぐるみでも作ってあげようかしら。何も装備できないなんて、どういう生活を送ってきたんでしょうね』

 

NOVA「……と言ったような掛け合いが、最近の俺の頭では浮かび上がって仕方ない」

翔花「妄想まみれのNOVAちゃんが心配で、心配で、なぜか飛んできたフライパンが大ダメージを与えそう」

 

サイドな奴ら

 

NOVA「さて、サイドメニューの話に入ろう。フレンチフライは最初の記事で解説済みなので、残るはフロスティー、ベーコネイター・フライ、チリ、そしてベイクド・ポテトの4種だな。いずれ劣らぬ個性の持ち主だ」

シロ「フロスティーは、青い縁取りの白いコスチュームをまとった魔法少女って感じのイラストですね」

NOVA「ああ。装備品もファンシーな衣装と明記されているんだが、問題は『ファンシーな衣装』という防具データが用意されていないことだな。エプロンやローブで代用するか、自作のデータを作るか。エプロンは俊力が上がり、ローブは魔力が上がるから、ファンシーな衣装は魅力が上がるのが妥当だろう。ともあれ、グリルちゃんの次に打たれ弱い娘だな。プリキュアみたいなタフさは持っていない」

シロ「何ができるんです?」

NOVA「1レベルだと、いきなり必殺技のスプーン魔法で、敵対相手とお友達になれる。いわゆる魅了の呪文だな。呪文を掛けられた複数相手が、フロスティーちゃんに攻撃できなくなる。ただし、フロスティーちゃんの方から攻撃を仕掛けたなら、術は解けるんだが。さらに、自分と隣接する仲間の魅力に+1ボーナスを付与するパッシブ効果も付いてくるな。交渉時に有効な特性だ」

シロ「スプーン魔法って、これですか?」


スプーンおばさん OP「夢色のスプーン」飯島真理

 

NOVA「まあ、イラストはスプーンの形をした杖だけどな。フロスティーは、ソフトクリームみたいなデザートに基づくオーダーで、スキル名もスイートとかスプーンという単語が散りばめられている感じだな。2レベルになると、自分への攻撃を引き受けてくれる幻の分身を作ることができる」

シロ「おお、分身の術ですね」

NOVA「攻撃させることはできないんだけどな。あくまで防御呪文だ。3レベルになると、仲間1人にスイート・サプライズという効果を施すことができる」

シロ「甘い驚き? それは一体?」

NOVA「魔力判定13以上に成功すると、その仲間に加えられたダメージは、逆に回復効果として発動する。つまり、敵のフライパンで12ダメージをくらったと思ったら、12ダメージが回復してしまうんだ」

シロ「殴られた! あれ、痛くない? むしろ、気持ちいい? どうなっているんだ、これって感じですか」

NOVA「痛みは快楽に変換されるとか、そんな感じの技らしい。ただし、魔力判定に失敗した場合は、仲間の受けるダメージが倍になってしまうというリスクもある。フライパンで12ダメージが、24ダメージになったりするわけだな。感度2倍ってところか」

ヒノキ「おいおい、新兄さん。ここは良い子も見ているんじゃから、18禁ネタは控えるようにな」

NOVA「良い子? どこにいるんだ?」

リトル(ジーーーっと見てる)

NOVA「おお、リトルは良い子だ。すみません、自粛します。とにかく、フロスティーは幻影系とかトリックスター的な不思議呪文使いになるんだな。4レベルになると、必殺技の大スプーン魔法で、より抵抗しにくい魅了状態にできる上、相手が1の出目を出せば、眠らせることもできる。効果範囲も周囲20フィートから60フィートに広がる、すなわち、4マス以内から12マス以内になるため、戦場のほぼ全員を魅了できることになるな」

シロ「最後の5レベルは?」

NOVA「これも必殺技扱いで、敵1体を凍らせて、1ターン行動できなくさせる。これは抵抗不可の1回休み効果だから、味方がピンチの時に使うと態勢を立て直すことができるし、一気に畳み掛けるのにも有効だ」

シロ「何というか、強い弱いは関係なしに、戦場をかき乱すキャラですね」

NOVA「スイート・サプライズを確実に成功させられるなら、楯役に掛けることで絶対無敵状態を生み出せる。そして、実はフレンチフライの1レベルスキルに、フロスティーのスキル使用に有利を与えるパッシブ効果があるので、連携すると非常に強いサポーターコンビとなるわけだ」

シロ「すると、フロスティーはフレンチフライとコンビプレイで、真価を発揮するということですか」

NOVA「フレンチフライは、単独では回復係になれる補佐役ぐらいで、あまり強力ではないんだが、フロスティーのお供として最適ということさ」

リトル「だったら、リウがフレンチフライで、シロ姉さんがフロスティーを担当すれば、いいじゃないですか。リウは皆さんの役に立ちたいですし」

シロ「そうだな。ボク一人なら、忍者のチキンナゲットを選んでいたけど、リトルがフォローしてくれるなら、分身もできるフロスティーにするよ」

 

NOVA「だったら、最後はケイPだな。前の記事で、ベイクド・ポテトを推してみたが」

ケイP『何ができるのですか?』

NOVA「役割としては、大地属性の魔法使いって感じだな。まずは、野外で行動するときに魔力判定+1のボーナスがもらえて、その後、支援魔法で自分の半径20フィート以内の仲間全員の攻撃に2ターン有利を与えることができる」

ケイP『それだと、翔花ママのホーミーと役割が被りそうですね』

NOVA「そうだな。しかし、2レベルになると、大地の力で地上の相手にダメージを与える技と、回復魔法が使えるようになる。3レベルだと、アクションが成功すると、続けて2度目のアクションが可能になる。4レベルだと、仲間の攻撃に追加ダメージを与えるコンボ攻撃が行える。5レベルになると必殺技として、続く5ターンの間、選択した仲間1人の行動全てに有利を与え、ディフェンス含む全能力値も+2され、全ダメージも+2される超攻撃型のバフが掛けられる。ホーミーが防御寄りのバッファーなら、こちらは攻撃寄りのバッファーになると解釈できるな」

ケイP『大地の魔力で仲間を癒し、いろいろと強化できるサポーター役ですか』

NOVA「それだけじゃない。重装鎧も装備できるので前衛キャラも務まるわけで、補助魔法を使いながら殴るキャラにもなれる。いわゆる神官戦士的な、前衛で仲間を癒しつつ殴れるキャラに一番ふさわしいオーダーと言えるわけだ」

ケイP『それはかなり魅力的なキャラですが、念のため、他のオーダーも知りたいですね』

 

NOVA「残り2つは手早く行くぞ。まずはベーコネイター・フライだが、こいつはサイドメニュー系の戦士職だな。あらゆる武器や防具が使えるが、習熟ボーナスは得られない。しかし……む、これは重大なミスを仕出かしたかもしれない、と突然、焦り始めた俺がいる」

ケイP『どうしましたか、マスター?』

NOVA「う〜む、ベーコネイター・フライは能力的に戦士系なのは明らかで、得意武器の項目に『全ての武器や鎧が使用できるが、ボーナスはなし』、一方で使用不可の項目に『全アイテムが使える』とあるわけだ」

ケイP『何もおかしいことはないと思いますが』

NOVA「ベーコネイター・フライに関してはな。しかし、前に説明したアシアゴちゃんのところで、同じ記述を見たんだよ」

ケイP『ええと、アシアゴ・ランチ・チキン・サンドが何の装備も使用できない、と解釈したのがミスってことですか?』

NOVA「ああ、勘違いしていたようだ。アシアゴは得意武器の項目に『特に習熟した装備はない』と書いてあって、使用不可の項目に『Can use all items』と書いてあった。素直に読めば、全アイテムが使えるんだよな。ただ、その前に習熟した装備がないと書いてあったのと、使用不可の欄にわざわざ書いていることで『使用できるものがない』と解釈してしまったわけだ。だが、そう解釈した場合、ベーコネイター・フライの方の記述に矛盾が生じる。つまり、この両者はどちらも『取り立てて得意武器はないけれど、一通り何でも使えるよ』という解釈が正解なわけだ。

「すまん、アシアゴちゃん。何のアイテムも使えない非文明的な存在という風評被害をもたらしてしまって(土下座謝罪🙇‍♂️)」

翔花「だったら、アシアゴちゃんだって、武器で戦えるの?」

NOVA「そうなるな。つまり、武器防具も含めて、取り立てて得意というわけじゃないけど、一通り何でも使いこなせる万能キャラということで」

翔花「だったら、アシアゴちゃんが重装鎧を着て、フライパン持って戦えたりするの?」

NOVA「他のチキン系には不可能だが、アシアゴちゃんにはできるというのが正解だろうな」

翔花「だったら、私はホーミーちゃんじゃなくて、アシアゴちゃんにするわ。そして、フライパンを投げるの。あ、それとも両手用のskilletで大暴れするのもいいかな」

NOVA「う〜ん、せめてアシアゴちゃんの魔法戦士的なイラストでもあれば、こんなミスをしなかったろうに」

ヒノキ「で、新兄さんは、ここまでのアシアゴ関連の記述ミスを書き直したりはしないのか?」

NOVA「俺がプロのゲーム紹介者で、この記事が商品なら直します。だけど、今回は『NOVAがこういうミスをして、そして間違った記事ネタにしたけれども、後からミスに気付いて、リアルタイムで反省して直す』ところまで含めての記事ということです。『ドジなゲーマーNOVAが試みに英文ルールを読んで、解釈違いも冒したけれど、記事内できちんと修正した』という形ですが、ミスそのものは残して、それすらもネタにするのが俺のブロガー精神ってことで。何にせよ、記事を完結させる前に気づいて良かった」

ケイP『では、マスターNOVA。ミスの修正ついでに、その噂のAsiago Ranch Chicken Clubを検索してみたのですが、どうぞ』

menu.wendys.com

NOVA「うおっ、こいつがそうか。はい、名前から俺が勝手に推測したクラブハウスサンドじゃないと〜。普通のハンバーガースタイルじゃないか。日本のウェンディーズのメニューはネットで一通りチェックして、ベーコネイターがどんなものかは知ったつもりだったが、やっぱ本場のサイトもチェックすべきだったぜ。だから、今する」

menu.wendys.com

 

ヒノキ「で、どうするのじゃ? この記事の続きをどうまとめる気かの?」

 NOVA「いや〜、やっぱアメリカ人の食べるハンバーガーってデカいよなあ。デイブズ・ダブルもデカいが、さらに、その上のデイブズ・トリプルとか、最強カロリーを誇るベーコン・ハラペーニョ・トリプル・チーズバーガーとか、まだゲームに実装されていないキャラクターもあって、ビックリだよ。サプリメントで、登場するのが楽しみだ」

ヒノキ「いやいや、そういうことを聞いてるんじゃないのだが」

NOVA「ウェンディーズ社の歴史なんかもチェックしたんだが、デイブって創設者のデイブ・トーマスにちなんだ名前なのか、とか、ウェンディーズ社の創設が1969年で今年の11月15日に創設50周年だったのか(この一連の記事を書き始めた時期と被るのは偶然だが)とか、ベーコネイターという商品が登場したのが2007年だとか、ベーコネイターの息子というミニサイズもあるとか、ゲームのルールでやたらと出てくる『4 for  $4』(4面ダイス4個振れ)という表現が2015年に始まった『4ドルで、ハンバーガーと4ピースナゲットとポテトSとドリンクSがセットで買える』というセット名とか、いろいろつながって喜んでいる俺がいる」

ヒノキ「ああ、それで、どうするつもりじゃ?」

NOVA「いや、せっかく4面ダイスにこだわっているゲームを紹介したんだから、当記事も3回ではなく、4回めまで続けるのが、こだわりかな、と思ったりするわけで。ベーコネイター・フライとチリは次回を楽しみに」

ヒノキ「やれやれ。まだまだ帰らずの森から帰って来れない、ということか」

翔花「よくあることね」

ゲンブ「次回につづく、でござる」

 (当記事完。真の完結編につづく)