花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、ソード・ワールドのミストグレイヴ妄想リプレイ「魔神ハンター」を終了に向けつつ寄り道迷走気味。

魔神ハンターVS強敵戦車ウォードゥーム(SWミストグレイヴ4ー11)

強敵戦を前に

 

GM(ヒノキ)「前回、お主たち烈火団はついに魚人の王ブグプリと対面して、魚人たちの平和を脅かすレベル9魔動機ウォードゥーム退治を頼まれたのじゃ」

デル(リトル)「何だか、途中を思いきり省いて、最後だけ触れた程度のあらすじだなぁ」

ホリー(シロ)「もう少し、詳しく振り返ると、地下水路で高い金を出して〈ストロベリーオイスター〉12個その他をリザードマンから買い取ったボクたちは、ミッション目的地の【水没した通路】へ向かったんだ」

デル「その途中で、カボチャに襲われてホリー姉さんが危うく死にかけたりしたんだなぁ」

ホリー「最初に、カニに襲われて死にかけたし、今度はカボチャで2度めのHP0体験だ」

GMソード・ワールドではHP0は死亡ではなく、気絶と扱われる。死亡するのはHP0からのマイナス分を目標値に生死判定を行い、失敗したときじゃ」

デル「ぴったり0の場合は、ピンゾロでなければ死なないということかぁ」

ホリー「ボクの場合は、基準値7あるからHPがマイナス10になるまでは、ピンゾロ自動失敗以外で死ぬことはないわけで」

GM「HP1の状態から、さらに28点ダメージの【ファイアボール】に巻き込まれたなら、まず生きてはいられまい。それとジャックオーランタンは、特殊能力としてHP0に追い込んだ相手の生死判定にマイナス10のペナルティーを与える『魂刈り』を持つのじゃが、それは鎌で攻撃した場合にのみ発動し、魔法攻撃では発動しないのが幸いじゃったと言えようか」

ホリー「どっちにしろ、ピンゾロじゃなければ死ななかったけど、生死判定を振らされること自体、36分の1で死ぬこと確定だから、避けたいわけだよ」

デル「死んだらどうなるんだぁ?」

GM「死からの復活は、ラクシアの場合、プリーストではなく、コンジャラー7レベル呪文【リザレクション】を必要とする。ただし、当シナリオの場合、〈バルバロスブラッド〉の効果により、死んでもそのtbの終了時に復活する。その際、穢れが溜まり、ますます蛮族化が進行して、能力が強化される」

ホリー「死んだら強くなるってのか?」

GM「うむ。死からの復活で強くなるのじゃが、その回数は穢れが5点溜まるまで。穢れが5点に達すると、アンデッド(亡者)と化してプレイヤーキャラではなくなってしまう。いずれにせよ、死亡を積み重ねているうちに、人族から遠ざかってしまうのがソード・ワールドのルールじゃ」

ホリー「今ならまだ人の世界に戻って来れる。しかし、死んでからの復活を重ねると、いつかは魂が穢れきって、理性を失った化け物になるってことだな」

GM「そう。そして人族は穢れを嫌う一方で、蛮族は穢れを力の証として誇らしく思うメンタリティーの違いがある。ただし、力に溺れすぎてアンデッド化した者は蛮族にとっても愚かな末路と見なされ、忌まわしき者と敵視されるわけで。つまり、穢れが3点とか4点の蛮族は歴戦の勇者、地獄帰りの猛者として尊敬されるかもしれんが、物には限度というものがある。ギリギリのところで踏み堪えることで、リスキーな力を求めることこそ主神ダルクレムの教えなのじゃ」

 

G太郎(ゲンブ)「それにしても、今回のミッションのボスがレベル9のウォードゥームということは、無茶ではあるまいか? 一体、これは何レベル推奨のミッションでござるか?」

GM「ん? 3レベル推奨じゃが、ミッション次第では、ボスのレベルは『パーティーレベル』によって決まる。お主たちの現在のレベル平均は6で、今回のボスは『パーティーレベル+2』を基準に定められたものじゃ。通常なら、ボスを決めるのに『パーティーレベル+1』を基準にするのじゃが、ギルマン一族を脅かすほどの強敵という演出なのかもしれんのう」

G太郎「そりゃあ、王のレベルが5のギルマンでは、レベル9のウォードゥームは脅威でござるなあ」

GM「お前たちはつゆ知らぬことじゃが、実は魚人が人魚に戦争を仕掛けるための決戦兵器として、遺跡に埋まっていたウォードゥームを発掘したのじゃ。ところが、愚かな魚人には制御できるはずもなく、暴走してるという裏設定を辻褄合わせに今、考えた」

 

ブグプリ『ギョギョギョ。この発掘兵器さえあれば、いかに人魚が防御を固めようと、恐るるに足りんわ』

部下『陛下! 発掘兵器が暴走して、我らの手には負えないギョ』

ブグプリ『何だとッ!? ええい、何としても兵器を外に出すな。こいつを何とかしなければ、戦どころではないわ。どこかに発掘兵器の暴走を食い止める猛者はおらんものかのう』

部下『烈火団と名乗る者たちが、王に面会を求めていますが』

ブグプリ『ほう。そいつらが使えるやもしれんな。話を聞いて、協力させるとするか』

 

ホリー「酷い連中だ(苦笑)。さすがは『背信の魚王』の二つ名は伊達じゃないといったところか」

GM「もちろん、お主たちはそんな裏話をちっとも知らんということで、ブグプリは誠心誠意、お主たちに『平和のために暴走した戦争兵器を破壊してくれ』と頼むのじゃ。『戦争推進派の部下が勝手に起動させたのだ。奴を重用した余がまことに愚かであった。海より深く反省しておる。お主たちが我らを救ってくれるなら、人魚との和平も考えていい』とまで、口から出まかせをまくし立てている。お前たちはその言葉を本当だと信じた」

デル「信じられるかぁッ!?」

GM「プレイヤーは信じられぬじゃろうが、裏事情を知らないプレイヤーキャラは、魚人の王の迫真の演技を疑う術がない。あの傲慢な王が、心底反省したように頭を下げるコミカルとも言うべき演技は、鎌倉殿の佐殿、すなわち源頼朝公にも匹敵すると言えようか」

G太郎「そ、それは、今の大河ドラマを視聴する者として、納得せざるを得ないではござらんか。それでは、烈火団の代表として、堂々とこう宣言しよう」

 

『その恐るべき兵器を我らが撃破した暁には、人魚との全面的な和平を要望する。煌びやか卿も……そして翠将閣下も、つまらない戦争のいざこざでミストグレイヴが混乱することを望んでおられぬはず!』

 

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魔神ハンターと、魚人の王(SWミストグレイヴ4ー10)

3月に入って

 

デル(リトル)「結局、2月中に剣の恩寵を使うことはできなかったなぁ」

G太郎(ゲンブ)「第4部も10話を迎え、今のミッションを達成すると終わる頃合いでござる。3月で第4部が終わるなら、剣の恩寵も今のミッション分だけあれば十分でござろう」

ホリー(シロ)「今のミッションに入って戦う機会がちっともなくて、アイテム拾いか、NPCからの情報収集ぐらいしかしていないと思う」

GM(ヒノキ)「うむ。ランダムイベントでも戦闘の機会がなかったからのう。ともあれ、前回、紅の水魔ソニア・ゾラの信用を得て、腹を割った話し合いを行った烈火団は、1tbの休息を経て、32日めの朝、【物乞い市場】を旅立つこととなった」

ホリー「ミサとコヨミはどうしてる?」

GM「宿屋の仕事のお手伝いで、朝から忙しく働いているみたいじゃのう。しばらく見ない間に、働き方を覚えたようじゃ」

ホリー「遊んでいる余裕はないってことかな。こういう世界では、子どもも自分たちにできる仕事をしないと、食べて行けない、と?」

GM現代日本とちがって、子どもは学校で学ぶとか、のびのび遊ばせてやるって発想がないのじゃろうな。むしろ、手に職つけて働けるように育てることも優しさかも、という環境じゃ。宿の部屋の掃除とか、皿洗い、洗濯物を干すとか、子どもにもできる仕事をビシャナは見繕ってやってる。おまけに彼女はウサギ人のタビットじゃから、体のサイズは人間の子どもと変わりない。だから、子どもだ大人だという区別はされておらん。強いて言えば、火を使う料理だけは危ないので任されていない。包丁で野菜を切ったりなどは、割と器用にこなしておるようじゃが」

ホリー(シロ)「プレイヤーのボクも、アリナ様にはみっちり仕込まれましたからね。とにかく、子どもたちが甲斐甲斐しく働く姿を見て、こういう平和を壊さないようにしたいなあ、と考えながら朝食を食べているってことで」

 

G太郎「ところで、ビシャナさんに〈ティアハートの花〉を採取したことを報告しよう。確か、そういうミッションも引き受けられると聞いたが」

GM「そうじゃなあ。〈ティアハートの花〉は10個セットで引きとってくれるが、今は魚人との交渉ミッションの最中じゃからな。今の仕事を終えてから、お願いしたいそうじゃ。報酬はビシャナチケット2枚となっていて、繰り返し受注可能なので、チケットを効率よく集められる手段と言えような」

G太郎「あと2回、そのミッションを果たせば、『ヤーハッカゼッシュ』『防衛施設』のここでの情報をコンプリートできるでござるな。魚人ミッションの後で挑戦しておくといいかもしれぬ」

デル「ソニア・ゾラからの情報は結構大切そうだったからなぁ。ここで手に入る情報はどれも重要っぽいしぃ」

GM「まあ、第5部でのミッションにするといいじゃろう。今は魚人ミッションに専念する方がいい」

 

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魔神ハンターと、紅の水魔の秘密(SWミストグレイヴ4ー9)

剣の恩寵を使うために

 

ホリー(シロ)「お風呂上がりで、すっきりしたニャ」

GM(ヒノキ)「ニャン語がまた復活しておるぞ」

ホリー「蛮族化が進行している証拠ってことで、時々思いがけずニャン語が飛び出してしまうんです」

G太郎(ゲンブ)「それで、昨日の記事に続いて、すぐに次のプレイに流れるとは思いがけなかったでござる」

デル(リトル)「2月は短いからなぁ。週刊でプレイしていたら、今月分の『剣の恩寵』が勿体ないしぃ」

GM「前回は、話が中途半端なところで終わったと思うので、すかさず続きをプレイしたくなったということもある」

G太郎「簡単に話をまとめると、リザードマンから聞いた情報を元に、地下水路を探索したり、〈ストロベリーオイスター〉の値段の差額で金儲けしようとする商売話をしたり、上層階の【物乞い市場】で戦争の脅威から避難しようとかって話をしたのでござったな」

GM「《銀の蜜蜂》のビシャナさんから第2部で受注していたクエストを、ようやく達成報告したことで、ビシャナチケットを3枚もらったのじゃ。これを使うことで、攻略情報を買うことができる」

G太郎「今の我々が欲しいのは〈ティアハートの蜜〉でござるが」

GM「それならビシャナチケット1枚で、蜜を10個やろう。あるいは1つ50G分のアイテムで販売してもいいが」

G太郎「竜の秘薬に必要なのは、蜜10個でござったな。チケット1枚と500G分のアイテムとでは、どちらが得でござろうか?」

ホリー「前回、泥にまみれて拾ったマギスフィア(中)が500Gの価値だ。これで蜜10個を買えばいい。チケット1枚は3000ガメルと交換できるから、明らかにチケットで蜜を買うのは勿体ない」

デル「泥にまみれたのは、ホリー姉さんだけなんだなぁ」

ホリー「そこをツッコむニャ。風呂に入って洗い流したのに、臭いが今だに取れない。こんな穢れた体じゃ、ミサやコヨミを愛でることもできない(涙目)」

G太郎「蜜を香水代わりにかけるわけにはいかないでござるし」

ホリー「それだ。GM、〈化粧品セット〉の中に香水とか臭い消しとかは入ってませんか?」

GM「身だしなみに気を使うのも結構じゃが、他にビシャナチケットを何に使うのじゃ? 2枚使えば『紅の水魔ソニア・ゾラの秘密』か『ヤーハッカゼッシュの情報』が、3枚使えば『防空施設の情報』が手に入る」

G太郎「現時点で、どれも気になる情報でござるが、ヤーハッカゼッシュについては今、知ってもどうしようもないというか、後回しにしてもいいと思う」

デル「防空施設は本命じゃないかぁ?」

G太郎「防空施設絡みで、我々が今、必要なのは〈翠緑のマギスフィア〉の在処でござる。その情報は教えてもらえそうか?」

GM「それならソニア・ゾラ様が知っているかも、とビシャナは言う」

G太郎「だったら、ここはまずソニア・ゾラの話を聞いておきたいでござる。彼女については、第2部の初めに接触を持って以来、それっきりでござった。全力全開も最終回を迎えた今、1年前の謎に答えを出してもいい頃合いでござろう」

ホリー「と言うか、時間をかけ過ぎたよね。よほど熱心な読者さんじゃない限り、スキュラ姿の紅の水魔なんてキャラは忘れていても不思議じゃないだろう」

GM「では、ソニア・ゾラの秘密をビシャナが教えてくれる。彼女は元々人間の密偵で、名をノイア・カーナという」

デル「それって、確か密偵イゴールが探していた女性だよなぁ」

GM「うむ。ノイア・カーナだった女は、バルバロスブラッドの力で蛮族の姿となり、情報収集を頑張って来たのじゃが、結局、元の姿に戻れなくなったのじゃ。だから、蛮族として新たな人生、いや魔物としての生活を送り、この地の【物乞い市場】を自らの領域と定め、弱い者の守護者として君臨するようになっておるそうじゃ」

G太郎「我々が烈火団として蛮族社会に独自の地位を築こうとしているように、ノイア・カーナ改めソニア・ゾラは蛮族としての自分を受け入れたのでござるな」

GM「この情報を知ったお主たちに、★1つを進呈しよう。それと冒険達成度にも+2%じゃ」

 

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魔神ハンター、転売ヤーになる?(SWミストグレイヴ4ー8)

本日は作者の誕生日

 

ヒノキ「今日は新兄さんの誕生日なのじゃ」

シロ「すると、翔花の誕生日まであと一ヶ月ほどですね。早く、第4部を終えて、翔花のためのケーキを作らないと」

ゲンブ「いや、新星どののためにケーキを作ろうという発想はないのでござるか?」

シロ「51歳のおじさんがケーキをもらって嬉しいでしょうか?」

ゲンブ「いや、おじさんだってケーキ好きはいるでござろうが、あの御仁の場合はどうであろうか」

ヒノキ「ケーキよりも、こういうので喜んでいそうじゃがのう」

リトル「誕生日プレゼントに魔界関係の本を買って喜ぶような人なんですかぁ?」

ヒノキ「何しろ、10日前のブログ記事がこれじゃからな」

シロ「確かに、いろいろ雑多なことを書いていて、『これも買わないとな』って発言をしていますね」

ヒノキ「本日はまだブログ記事を書いていないようじゃが、ちょっと連絡してみるか。(スマホを取り出して)もしもし、新兄さんか」

NOVA(リモート)『おお、ヒノキ姐さんか』

ヒノキ「ハッピーバースデイ♪ なのじゃ」

NOVA『ああ、ありがとうな。だけど、これから仕事なんだ』

ヒノキ「何と。どこの誰を始末してくるんじゃ?」

NOVA『そっちの仕事じゃねえ(苦笑)。高校生の授業だよ。来週がテストなんだ』

ヒノキ「何じゃ、表稼業の方か」

NOVA『今週は中学生の学年末テストでバタバタしていて、来週は高校生のテストで、その後は保護者懇談のシーズンだからな。ブログ記事のペースが落ちているかもしれねえ。おまけに、ロシアのウクライナ問題が心配で、キツツキが飛んで来そうだからな』

ヒノキ「ウクライナ? 新型コロナの一種か? オミクロンの次の株かの?」

NOVA『……ヒノキ姐さん、もしかしてウクライナのことを知らないのか?』

ヒノキ「ウクライナ……わらわの辞書には、そんな単語は載っておらん。ちょっと待っておれ。(検索タイム)ふむふむ、何じゃ、宇克蘭、もしくはユークレインの話か」

NOVA『宇克蘭? ユークレイン? ちょっと待て。(検索タイム)へえ、なるほどな。漢語と、英語での発音はそうなってるのか。そいつは知らなかった。とにかく、ウクライナについては、地理や歴史でちらちら勉強はしてきたし、ガンダム者にとっても有名なオデッサのある地方だし、首都キエフとか聖ソフィア大聖堂とか、アクション女優ミラ・ジョヴォヴィッチの故郷だとか、戦隊物のバトルコサックとか、いろいろつながって来るんだよな。この時期に、にわか勉強の最中ということだ』

ヒノキ「なるほど。つまり、新兄さんはそのユークレイン問題を気にするあまり、ブログを書くスピードが落ちているということか? いつもなら『誕生日だ、ハッピー♪ 』と能天気に書けるモードが、ロシア侵攻のためにプチ鬱状態じゃと?」

NOVA『まあ、気持ちがバタバタしているのは確かだな。今夜は帰ったら、軽く誕生日の話をしてから、ウクライナネタで真面目に翔花たちと話す予定だ。残念ながら、あんまり気分はハッピーと言えない誕生日だと思う』

 

ヒノキ「う〜む。現実で戦争がどうこうと言ってる御時世じゃと、『魔界だ、ハッピー♪』って気分にはなりにくいものかもしれんのう」

ゲンブ「さすがに、新星どのも『魔界だ、ハッピー♪』ってはしゃぎ方はしないと思うが」

ヒノキ「遠い世界のことゆえ、わらわたちが直接どうこうできる問題じゃないとは言え、フィクションを楽しむためにも、現実は平穏であってもらいたいものよのう」

 

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魔神ハンター、地下水路の探索初め(SWミストグレイヴ4ー7)

スーパーネコの日、来たれり

 

シロ「本日はスーパーネコの日だニャン」

リトル「シロ姉さん、何がスーパーなんですかぁ?」

シロ「2022年2月22日は、2が6つも続く記念日。いつもなら2月22日をニャンニャンニャンと2が3つ続くという理由でネコの日と称するのに対し、今年は倍の2が6つ。つまり、全世界のネコ好きがお祝いする記念日だニャ」

ヒノキ「さすがに全世界は嘘じゃろう。英語でネコの鳴き声は、ミューもしくはミャオウじゃし、そもそも2月はフェブラリィ。ニャ行につながる道理がないわ。ネコの日蘊蓄なら、こちらのブログを読むといい」

ゲンブ「なお、今年の寅の日は2月18日でござったな。本日は午の日でござる。初午は2月10日でござったが」

シロ「馬のことなんて、どうでもいいニャ。スーパーネコの日を記念して、今回はネコワルド語で喋るニャン」

ヒノキ「ネコワルドなら、語尾はネコになるはず。今のシロは、ニャンワルドじゃろ」

ゲンブ「なお、ゼンカイジャーに登場したのは、ネコワルドではなくて、コタツワルドでござったな」

リトル「キラメイジャーに登場したのも、ネコ邪面ではなくて、マネキネコ邪面ですねぇ」

ヒノキ「しかし、今回の魔神ハンタープレイでも、ホリーはニャン語尾で話すのか?」

シロ「ええ、ニャにか問題でも?」

ヒノキ「これが公式リプレイなら、キャラ崩壊の謗りを免れんが、カジュアル妄想リプレイじゃからのう。シロの好きにするがいい」

シロ「やったニャン♪」

ゲンブ「商業作品なら、仮にプレイヤーがニャン口調で話していても、書き手がキャラ崩壊を防ぐために、普通に書き改めると思われ」

ヒノキ「逆に、キャラの種族が猫人ミアキスとか、獣人リカントのネコ科を演じるなら、ニャン口調をデフォルトにして、キャラ立てすることも考えられよう」

シロ「ということで、本日のホリーはシリアスクールには演技できそうにニャいので、よろしくニャン」

ヒノキ「まあ、1222年、承久の乱の翌年以降800年ぶりのスーパーネコの日じゃし、次は2122年までないことじゃからな。今、生きている人間のほとんどは再び経験できぬであろう快事と受け止めるとしよう。記念に、ネコRPGの画像も貼り付けておくかのう」

シロ「いっそのこと、プレイシステムも今回だけマウ連合に切り替えては、どうかニャ? ニャッスルG太郎とか、デルニャールとか、キャラもコンバートしたり……」

ヒノキ「そういうことをプレイ当日に言われても、対応できるはずがなかろう。調子に乗った無茶ぶりはやめにして、いい加減にプレイ再開じゃ」

 

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魔神ハンターと、ダークドワーフ物語(SWミストグレイヴ4ー6)

新たな情報

 

GM(ヒノキ)「今回から新たなミッション『マーマンの宝を取り戻せ』が始まるのじゃ」

G太郎(ゲンブ)「そのためには地下水路を探索して、〈ストロベリーオイスター〉を12個集めなければならぬ」

ホリー(シロ)「その他に、竜の秘薬ミッションで〈ティアハートの蜜〉10個と、〈虹色の宝石〉5個を集めないといけない」

デル(リトル)「今回のミッションは地下水路を歩き回って、アイテム集めが中心ってことだなぁ」

G太郎「地下水路で拠点となるのは、リザードマンの集落でござる。地下水路で現在、わかっている地図は以下のとおり」

●ミストグレイヴ地下水路


     リザード

      マン 

      l

    ?    ー ? ー ?

 l  l l

 ?ー梯子ー?

 l  l l

 ? ー?ー?
 l  l l

 ? ー?ー大水車ー?ー?ーー?

 l  l l   l l

 ? ー?ー?ーーー?ー梯子ー?

 l  l l   l l

入り口ー?ー?ーーー?ー?ーー?

 

ホリー「ほとんど何も分かっていないんだな」

GM「地下水路はミストグレイヴの入り口で、まずは大水車から上層階へ到達するために通過した。その後、上層階の探索で二つの梯子を発見し、さらに北のリザードマンの集落の位置を知ったわけじゃ」

G太郎「梯子があるのは、北の【蛇の酒蔵】と南の【水没水路】でござったな。リザードマンの集落へ向かうには、【蛇の酒蔵】を通過することになろう」

デル「ついでに、そこで竜の秘薬に必要な酒〈ストーンメルト〉を買えるって寸法さぁ」

G太郎「うむ。地下水路は広すぎて宿泊拠点が少ないでござるから、1マスずつ動いていては時間が掛かって仕方ない。そこで、マーマンから魔動カヌーを譲り受けたでござるよ。これで1tbで2マスの移動ができる」

GM「魔動カヌーは〈改造キット〉を入手することで、最大3マス移動が可能になると言っておこう」

G太郎「ほう。〈改造キット〉はダークドワーフのビーリンが提供してくれるでござるか?」

GM「いや。さすがの天才魔動機士のビーリンも、カヌーの改造準備まではしておらん。いかなる天才でも道具や資材がなければ、何も作れんからのう。ともあれ、お主たちは29日めの夕刻に、ビーリンを引き連れて烈火団の本部に帰還したところから、今回の物語は始まる。

「本部はグレンダールおよびガメル神殿という体裁で、かつてのライフォス神殿跡に築かれ、神殿長はダークドワーフの鍛治師ワジマ。経理運営などをライフォス神官見習いからガメル神官に昇格したメル嬢が担当しているということじゃったな。そして、ワジマがビーリンの顔を見て、『おお、ビーリン坊ではないか。どうしてここに?』と反応を示す」

デル「2人は知り合いだったのかぁ」

GM「どうやら、そのようじゃのう。ワジマ曰く、『わしの鍛治の師匠は、深層階の黒炎工房長ツルクフ・パドゥーリン様でなあ。このビーリン坊は、ツルクフ様の甥っ子なんじゃ。しばらく会わん間に大きくなったのう』と自分たちの関係を説明してくれる」

ホリー「ワジマさんも深層階の出身だったのか。だったら、深層階のことを教えてくれたらよかったのに」

GM「『聞かれなかったからな』とワジマは応じる。『それに自分の過去をベラベラ喋るのも、どうかと思ってな。過去よりも今のわしを見てもらいたいわけだし』と」

G太郎「しかし、深層階の探索をするに当たって、我らは情報を欲しておる。そのツルクフ殿は、どこにおられるか教えていただけぬか。もしかすると、我らの探している〈破剣の星槌〉につながるやもしれぬ」

GM「『さて、どこまで話して良いものやら』とワジマが戸惑いつつ、ビーリンの顔をうかがうと、ビーリンが『あっし、いや、私が話しましょう』と急に態度が厳かになる」

デル「何とぉ。ワジマのおっちゃんよりも、ビーリンの方が格上なのかぁ?」

GM「ワジマの師匠の若き甥っ子がビーリン。家柄としては、ビーリンの方が上位らしい。王国風に例えるなら、ツルクフが国王で、ワジマが出奔した騎士団長、ビーリンは王弟の息子の傍系王子に当たるとも言えようか。ツルクフには子がいない故、ビーリンが後継者とも目されていた」

ホリー「そんな大層な身分のドワーフの王子が、忍びの旅だったとは……」

GM「まあ、ミストグレイヴのダークドワーフは王制をとっていないので、あくまで立ち位置の印象じゃがのう。むしろ職人の頭領がツルクフと言った方が良かろう。とにかく、ダークドワーフの長老格で、一族の中でも最高峰の尊敬を集めていたと言っていい」

G太郎「それは、それは、ご無礼を。ビーリンさん、肩をお揉みしましょうか? と急に丁重に扱うでござるよ」

ビーリン『いや、G太郎さん。偉いのはツルクフ伯父さんであって、私は破門された身ですから』

G太郎「破門? それはまた、どういう経緯で?」

ビーリン『私の専門は鍛治ではなく、魔動機術。私の師匠は魔動博士のゲリ・ブレキというのですが、ゲリ師匠は元々、ツルクフ伯父の弟子の一人だったのが、「これからは魔動機術の時代じゃ。古くさい武器鍛治師などは時代遅れよ」と暴言を吐いて、伯父と袂を分かったのです。私は伯父に、鍛治と魔動機術のどちらを選ぶかと詰め寄られ、魔動機術を選んだために勘当されました』

G太郎「すると、ビーリン殿はゲリ・ブレキ博士の方に付いた、と?」

ビーリン『いいえ。ゲリ師匠は、魔動機術を戦争のための兵器として考えています。私はその考えには馴染めませんでした。人族は魔動機術をもっと日常に根差したもの、平和な生活を向上させる文化的な技術として発展させたと聞いています。私は魔動機術の平和利用のために学び、働きたいのです』

G太郎「伯父さんには、魔動機術をやめろと言われて勘当され、師匠とは魔動機術の軍事利用に反対する立場で、行く場所がなくて上層階に来た、と」

ビーリン『ええ。そこで烈火団の皆さんに謹んでお願いがあります。私を隠者ヴァラルト様に正式に紹介して頂けないでしょうか。先ほど、ヴァラルト様の書庫をチラ見した際に、魔動機術に関する膨大な資料があるのを確認しました。あそこで是非とも勉強したい。ヴァラルト様の弟子に推薦していただければ、深層階について私の知る情報を教えても構わないと思っています』

GM「そう言って、ビーリンは深々と頭を下げたのじゃ」

 

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魔神ハンター、深層階探索後の成長タイム(SWミストグレイヴ4ー5.5)

2月の成長タイム

 

ヒノキ「第4部初の成長タイムなのじゃ」

ゲンブ「気がつけば、明後日がドンブラGOの制作発表会でござるな」

ヒノキ「うむ、目が合ったら縁ができるのがドンブラの流儀。そして今、この記事を読んでくれている読者さんとも何らかの良縁が紡げることを期待しておる」

シロ「ゲームの遊び手としては、自分たちの遊びの記録を読者さんが楽しんでくれたら、大当たりですね」

リトル「つまらない遊びなら続けられませんしぃ、つまらない記事なら読みたくもありませんしぃ、プレイヤーにしても、記事の書き手さんにしても、自分のやっていることが楽しいことだと感じて続けるしかないですよねぇ」

ヒノキ「実際問題、作者にとっては好意的な感想をもらえたら嬉しいものじゃし、たまにいいねが付けば励みにもなろうが、読み手にいちいち反応を乞食のようにねだるのも浅ましいと思ったりもするもの。まあ、100個記事を書いて、1つ2つでもコメントが付けば幸いぐらいの気持ちで続けていけば十分じゃろうて」

 

ゲンブ「さて、前回までの冒険で入手した経験点は1376点。お金の方は後で清算するとして、名誉点は剣のかけら8個分でござる」

シロ「ボクが2個振って、よし、6ゾロ12点」

ゲンブ「ほう。我は3個で7点でござる」

シロ「相変わらず、ダイス運が悪いなあ。リトルは?」

リトル「ごめんなさいぃ。3個振りで8ですぅ」

シロ「合計27点か。これで名誉点事業は大丈夫なのか?」

ゲンブ「(コロコロ)事業イベントは、何もなし」

リトル「リウもですぅ」

シロ「ボクもだ。平和だな。さあ、どうする?」

ゲンブ「今回は名誉点を投資せずに、ダイス目一発勝負にかけるでござる。(コロコロ)6は損失も利益もなし」

シロ「一番つまらない結果になったなあ」

ゲンブ「損失なく、本部を普通に経営できているだけで何よりでござるよ。利益を出したければ、神殿事業よりも魔窟コンビニを立ち上げるべきでござろう」

リトル「神殿はあまり儲かりにくい事業ですからねぇ」

ゲンブ「他の事業だと、出目6は赤字なので、神殿は比較的安定した職種でござる」

シロ「結局、名誉点は各自27点アップ。お金の方は戦利品が9250G分だけど、3で割れないんだよね」

ゲンブ「余った10ガメル分だけパーティー資産にすれば、一人3080ガメル分になるでござる」

シロ「では、それで」

 

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