花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女主役の物語」&「その仲間たちの雑談話」など。TRPG話や特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、ソード・ワールドのミストグレイヴ妄想リプレイ「魔神ハンター」を連載中。

魔神ハンター、転売ヤーになる?(SWミストグレイヴ4ー8)

本日は作者の誕生日

 

ヒノキ「今日は新兄さんの誕生日なのじゃ」

シロ「すると、翔花の誕生日まであと一ヶ月ほどですね。早く、第4部を終えて、翔花のためのケーキを作らないと」

ゲンブ「いや、新星どののためにケーキを作ろうという発想はないのでござるか?」

シロ「51歳のおじさんがケーキをもらって嬉しいでしょうか?」

ゲンブ「いや、おじさんだってケーキ好きはいるでござろうが、あの御仁の場合はどうであろうか」

ヒノキ「ケーキよりも、こういうので喜んでいそうじゃがのう」

リトル「誕生日プレゼントに魔界関係の本を買って喜ぶような人なんですかぁ?」

ヒノキ「何しろ、10日前のブログ記事がこれじゃからな」

シロ「確かに、いろいろ雑多なことを書いていて、『これも買わないとな』って発言をしていますね」

ヒノキ「本日はまだブログ記事を書いていないようじゃが、ちょっと連絡してみるか。(スマホを取り出して)もしもし、新兄さんか」

NOVA(リモート)『おお、ヒノキ姐さんか』

ヒノキ「ハッピーバースデイ♪ なのじゃ」

NOVA『ああ、ありがとうな。だけど、これから仕事なんだ』

ヒノキ「何と。どこの誰を始末してくるんじゃ?」

NOVA『そっちの仕事じゃねえ(苦笑)。高校生の授業だよ。来週がテストなんだ』

ヒノキ「何じゃ、表稼業の方か」

NOVA『今週は中学生の学年末テストでバタバタしていて、来週は高校生のテストで、その後は保護者懇談のシーズンだからな。ブログ記事のペースが落ちているかもしれねえ。おまけに、ロシアのウクライナ問題が心配で、キツツキが飛んで来そうだからな』

ヒノキ「ウクライナ? 新型コロナの一種か? オミクロンの次の株かの?」

NOVA『……ヒノキ姐さん、もしかしてウクライナのことを知らないのか?』

ヒノキ「ウクライナ……わらわの辞書には、そんな単語は載っておらん。ちょっと待っておれ。(検索タイム)ふむふむ、何じゃ、宇克蘭、もしくはユークレインの話か」

NOVA『宇克蘭? ユークレイン? ちょっと待て。(検索タイム)へえ、なるほどな。漢語と、英語での発音はそうなってるのか。そいつは知らなかった。とにかく、ウクライナについては、地理や歴史でちらちら勉強はしてきたし、ガンダム者にとっても有名なオデッサのある地方だし、首都キエフとか聖ソフィア大聖堂とか、アクション女優ミラ・ジョヴォヴィッチの故郷だとか、戦隊物のバトルコサックとか、いろいろつながって来るんだよな。この時期に、にわか勉強の最中ということだ』

ヒノキ「なるほど。つまり、新兄さんはそのユークレイン問題を気にするあまり、ブログを書くスピードが落ちているということか? いつもなら『誕生日だ、ハッピー♪ 』と能天気に書けるモードが、ロシア侵攻のためにプチ鬱状態じゃと?」

NOVA『まあ、気持ちがバタバタしているのは確かだな。今夜は帰ったら、軽く誕生日の話をしてから、ウクライナネタで真面目に翔花たちと話す予定だ。残念ながら、あんまり気分はハッピーと言えない誕生日だと思う』

 

ヒノキ「う〜む。現実で戦争がどうこうと言ってる御時世じゃと、『魔界だ、ハッピー♪』って気分にはなりにくいものかもしれんのう」

ゲンブ「さすがに、新星どのも『魔界だ、ハッピー♪』ってはしゃぎ方はしないと思うが」

ヒノキ「遠い世界のことゆえ、わらわたちが直接どうこうできる問題じゃないとは言え、フィクションを楽しむためにも、現実は平穏であってもらいたいものよのう」

 

商売の道

 

GM(ヒノキ)「それではウクライナへの心配は新兄さんに任せつつ、わらわたちはわらわたちの為すべきことを為そう。すなわち、コナっちゃんたちの誕生日の前に、魔神ハンター第4部を終わらせるのじゃ」

G太郎(ゲンブ)「前回は地下水路に下りて、リザードマンと接触、いろいろ情報を聞いたでござるな」

ホリー(シロ)「ところで、リザードマンの長や、副長のキャプテンの名前は何と言うのかな?」

GM「名前はない」

デル(リトル)「重要人物っぽいのにかぁ?」

GM「シナリオによれば、リザードマンの集落にいるのは、4レベルのリザードマンと7レベルのリザードマンマリーナということになっておる。ミストキャッスルを持っていれば、6レベルの妖精使いリザードマンテイマーが加わり、さらにバルバロステイルズを持っていれば、8レベルのリザードマンガンナー、10レベルのリザードマンキャプテン、12レベルのリザードマンリーダーが加わって、部族がどんどん強化される仕様」

G太郎「つまり、GMの持っているサプリメント次第で、ここのリザードマンの脅威度が変わって来る、と」

GM「なお、2.5版のモンストラスロアには、4レベルの旗持ちリザードマンべアラーと、ノーマル、マリーナの3種類しか載ってないので、リザードマン好きはバルバロステイルズを処分できないという」

G太郎「新しい物を買えば、昔の物が要らなくなるわけではないのでござるな」

ホリー「リザードマンの長には名前が設定されていない。だったら、こっちで自由に決めていいってことですね。ゾ・ゴグってのがいるなら、ジオンの水陸両用MSにちなんだ名前がいいと見た」

GM「ならば、長の名前はハイ・ゴグじゃ」

G太郎「ならば、キャプテンの名前はキャプテン・アッグ・ガイと言ったところか」

デル「キャプテン・ガイさんかぁ。何だか格好いい感じだなぁ」

ホリー「長のハイ・ゴグさんは、ゾ・ゴグさんの身内ですか?」

GM「うむ。息子じゃが、戦いで不具の身になったので部族に居づらくなったところを、烈火団に見込まれてのう。使い捨ての密偵、情報屋風情に甘んじていたゾ・ゴグが魔窟コンビニの店長候補にスカウトされたことで、長としても密かにお主たちに好意度がアップしていたという後付け設定が今、決まった」

デル「今、決まったって、そんなのでいいのかぁ?」

GM「アドリブというのはそういうものじゃろう」

G太郎「ところで、そちらが売り物にしている〈虹の宝石〉と〈ストロベリーオイスター〉という物を一目見せてくれないものか。水路で拾い集めるにしても、実物を先に見ておきたいのでござるよ」

GM「よかろう。実物を見せてくれた。本来なら、一つ買えと言うところじゃがのう。宝石は500G、オイスターは150Gとなっておる」

G太郎「本当にそれが適正価格かどうか、セージ技能で鑑定するでござるよ」

GM「何じゃと?」

G太郎「目利きは商売人にとっての武器でござる。セージ技能があれば鑑定は可能なはず」

GM「鑑定には10分かかるぞ。そんなにじろじろ見るなら買え、と言われるが?」

G太郎「マイナス4のペナルティーで、一瞬で鑑定できるとルールに書いてあるでござる。基準値10あるので、挑戦してみるでござる。宝石は達成値15。オイスターは低くて達成値10になったが、いかがかな?」

GM「むっ、ちょっと待っておれ。(シナリオ記載のアイテム一覧をチェックして)どちらも知名度10じゃから、G太郎はその基本取引価格を一瞥して見抜いた。宝石は800ガメルで、オイスターは500ガメルじゃ」

G太郎「なるほど。ならば、リザードマンは別にぼったくりの商売をしているわけではござらんな。市場価格よりも安く売ってくれるとは、良心的な商売をしていると見た」

デル「ちょっと待ってくれぇ、師匠。基本取引価格の半分で店に売れるんだよなぁ」

G太郎「つまり、宝石は400ガメルで売ることができるでござるな」

デル「宝石は500ガメルで買って、400ガメルで売ったら損をするぅ。だけど、オイスターはどうだぁ?」

G太郎「むっ。ここでの買い値が150ガメルで、店に250ガメルで売れる? つまり、転売すると、100ガメルの利益が出るでござるか。ほう、そいつは良いことに気付いた。でかしたでござるよ、ご主人。我らは地下水路でオイスターを大量に仕入れ、上層階で売りまくることで儲けを得ることができる。これぞ、商いの道」

ホリー「もしかして、転売ヤーになるって言うのか?」

G太郎「それは人聞きが悪いでござるな。転売ヤーは市場で大量購入してガンプラなどの商品を買い占めることで値段を釣り上げて、消費者が適正価格で欲しい品を手に入れられないようにする邪道商法。しかし、我らのはリザードマン卸売業から安く仕入れ、市場まで運ぶ過程で差額の利益を得る真っ当な商売。別に市場価格を釣り上げて、オイスター好きを困らせるようなマネは仕出かさないでござるよ」

GM「従来の商売じゃと、『生産者(メーカー)→卸売業(問屋)→小売業(商店)→消費者(客)』という形で、商品が客の手に渡る仕組みじゃ。流通(→)に人手や送料を介することで、物の値段が上がるわけで、メーカーから直接仕入れたりすることで、物を安く手に入れることも可能。小売店を営むためには卸売業者(仕入れ先)との商取引の関係を結んで、定期的に安定した商品確保ができることが前提となる。しかし、インターネットによる通信販売やネットオークションなどの裏ルートが定着したことで、従来のこうした流通経路に変化が生じ、その隙間に入ってきたのが一般に転売ヤーということになっておる」

G太郎「典型的な転売ヤーは、『小売商店→転売ヤー→客』という形に割り込んで来て、店の売れ筋商品を買い占めて、客が店で物を買えないようにしてから、高額に値を釣り上げて売ろうとしてくる。従来なら1000円で買えた商品を1500円にするなどは普通で、それでも商品が欲しい客の中には高い金を出してでも買う者がいて、買い占める商品の選択が間違えていなければ、転売で充分な利益を得ることも可能らしい」

デル「それで誰が損をするんだぁ?」

GM「欲しい商品が手に入らない客と、高い値段を出す客のどちらも損と言えよう。小売店は客が転売ヤーだろうと、商品が売れれば短期的には損をしないじゃろうが、長い目で見れば商品が買い占められた店舗からは従来の客が離れて行ってしまい、小売業界そのものが転売ヤーの使う通販や裏ルートのせいで成り立たなくなる。小売店というシステムそのものの衰退を早めてしまうことになるのじゃ」

ホリー「お店で商品を直接目で見て、あるいは手にとって買うシステムが消えてしまうわけですね」

GM「新兄さんが懸念していたのは、街から本屋が消えて昔ながらの気楽な買い物ができなくなったということじゃな。まあ、Amazonなどの通販を便利に活用すればいいだけの話じゃが、従来の店頭で買うライフスタイルを全て捨ててしまうのは味気ないとか、どうも店舗に比べてAmazonでは物の値段が流動的すぎて、極端に値上がりするケースが多々見られて、いまいち信用ならんとか」

G太郎「中古で安く買えるケースもあったり、絶版本がとんでもなく高くなるケースもあるそうでござるな」

GM「通販と転売ヤーは相性が良すぎて、小売業という業務形態を脅かす形になっておる。また、最近、問題になっているのは、卸売業がメーカーに内緒で転売ヤーと手を組み、商品を小売業に回さずに自分たちが儲かるように横流ししたケースが発覚。つまり、転売ヤーが完全に小売代行の商売にまで食い込んで来て、ますます小売業界を圧迫に掛かっているという事実。小売業界の衰退はメーカーにとっても重大問題と考えるので(流通体制の混乱とか、不信や不満を覚えた客が商品ブランドに寄り付かなくなる可能性が大きい)、メーカーが卸売業者に注意を促す勧告をしたり、いろいろなニュースが流れておるそうじゃ」

デル「転売は犯罪なのかぁ?」

GM「商店で買った中古の商品を扱う場合は、古物営業法に基づく古物商許可を受ける必要があるらしい。個人のオークションや知人・友人に売りつけるなどの場合はともかく、常習的に大量の商品(100点以上とか、100万円以上とか)を売り捌く形じゃと法に引っ掛かるそうじゃ。また、転売行為は商売に関わる場合、税の対象になるのじゃが、転売ヤーはいわゆる闇取引的な面があって、商法上の書類提出なども未裁可なケースが多く、脱税の温床ともされている。つまり、裏でこっそり不安定に売り捌くということで公組織がチェックしにくい商業形態なために、流通ルートの混乱を招き、社会経済を不安定にさせる可能性が非常に大きいと見なされているようじゃのう」

G太郎「結局のところ、転売ヤーの何が問題かと言えば、欲しい消費者が商品を手に入りにくい状況を生み出し、既存の流通ルートを脅かして不当に利益を貪る形で、客や商人への敵対行為を働いているからであろう。一方、ミストグレイヴではそもそも安定した流通ルートが確立されていないゆえ、我らはそれを構築する立場でござる。すなわち、〈ストロベリーオイスター〉という希少価値の高い食材を安定した供給に持って行くのが我らの役割ではあるまいか?」

ホリー「つまり、転売ヤーではなく、自分たちは真っ当な商業活動だとアピールするんだな」

GM「そもそも、食料品は生物(なまもの)が多く、日持ちもしないため、現実世界での転売は困難。もしも、大量購入しての利益を狙うのであれば、腐って売り物にならないから損をするような裁定を加えるだけじゃ」

G太郎「刹那的な転売業よりも、せっかくの商機だと考えて、魔窟コンビニの酒に付くおつまみ程度の名物料理とか、メインの味として大規模に売り出していく所存」

GM「夢を見るのはいいが、そろそろ現在の課題を片付けるとしよう」

G太郎「うむ。商売の夢は後にして、地下水路の探索を再開するでござるよ」

 

地下水路から市場へ

 

●ミストグレイヴ地下水路

                                 隠し扉

   

    ?  ーTH ー?
 l  l    l 

 l  l  リザード          ↑

    ?    ー ? ーマン→隠し扉まで東6、北3→↑

 l  l   l

    ?    ー ? ー ?

 l  l l

 ?ー梯子ー?

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 ? ー?ー大水車ー?ー?ーー?

 l  l l   l l  l

 ? ー?ー?ーーー?ー梯子ーTHー?ー?ーC

 l  l l   l l     l  l

入り口ー?ー?ーーー?ー?ーーー?ーC

G太郎「前回、リザードマンから聞いた情報として、我々はまず、左上のTH(ティアハート)区画へ向かわねばなるまい」

ホリー「今は、30日めの深夜。リザードマンの集落では休息をとれないけど、ティアハートの花の咲く場所だけが乾いているみたいだからな」

デル「では、〈魔動カヌー〉を漕いで、北西へ2マス進めるぜぇ」

GM「そこに到達する前に、ランダムイベントを確認せよ」

デル「D6振って、出目は4」

GM「ならば、何かを偶然拾うこととなった。(宝物チャートを振って)1点分の消魔の守護石じゃ」

G太郎「魔法ダメージを1点減らしてくれる使い捨てアイテムでござるな。100ガメルぽっちの安物でござるが、塵も積もれば山となるの精神で、いろいろ拾い集めるでござるよ」

 

GM「では、目的地の小さな空洞に到着した。はるか頭上に穴があるらしく、月明かりが差し込んでいる。ここで探索判定15を行え。誰か一人が成功すればよい」

G太郎「ぴったり15で成功」

GM「ならば、ティアハートの花をD6個見つけた」

G太郎「2個でござるな」

GM「続いて、ここで休息をとれるが、その前にD6を振れ」

G太郎「5」

GM「それなら、問題なく休息できた。1と2なら、魔物が出現して休めない可能性があった」

G太郎「30日めの未明から、31日めの朝になるでござるな」

GM「うむ。30日をオーバーしたので、デルとホリーは自分の中の闇が活性化するような悪夢を見る。悪夢の内容は、各自が自由に決めていい」

ホリー「だったら、ボクは自分が蛮族のゴブリンを率いて、故郷の村を襲撃している夢を見た。そして、自分を育ててくれたカーシェイン家の人たちを喜んで殺害して回る。目が覚めると、自分の手が血まみれになっているように思えて、水路の水で洗い流そうとするんだ。酷い夢を見たと思いながら、涙目身震いモード中😹」

デル「オラの方は、昔うっかり魔神と契約してしまったことを夢に見るぅ。魔神使いとして、人々を生贄に捧げて燃やし尽くそうとして、ハッと気づくんだぁ。炎武帝グレンダール様は生贄なんて求めてねぇ。それにオラは狂信者なんかじゃねぇ。悪いのは魔神だぁ」

G太郎「大丈夫でござるか? うなされているご主人を気にかけよう」

デル「うわぁ、魔神出たぁ……と目覚めたときに錯乱しかけて、強い自制心で正気に戻るぅ。すまねぇ、師匠ぉ。師匠は悪い魔神じゃないよなぁ」

G太郎「良いも悪いも、ご主人次第でござる。それがルーンフォークの道……と言って、にっこり微笑むとしよう」

デル「それで、少し落ち着いたかなぁ」

ホリー「ボクはイノセントに頬ずりしながら、自分を何とか保つよ」

GM「イノセントはブルブルいいながら、ホリーを拒絶することなく頬ずりされる。イノセントの体温の暖かさと芳しい獣臭がホリーを優しくほんわり包み込み、闇が浄化されるような気分を味わせてくれた」

 

G太郎「悪夢を見たとは言え、何とか無事に朝になったでござるな。保存食で腹ごしらえした後で、今後の道程を相談しよう。北西のTH区画から大水車まで6マスあるので、その区間を往復しながら、アイテム集めすることを提案するでござる。大水車から上層階に出れば、本部にも【物乞い市場】にも出られて、そちらで買い物や寝泊まりすることもできよう。ちょうど【物乞い市場】にはクエスト達成報告もできるだろうし」

ホリー「【物乞い市場】へ行くのか。賛成だ。久しぶりにミサとコヨミに会うこともできるからな」

デル「ミサとコヨミかぁ。懐かしい名前だなぁ」

GM「前に会ったのは、この記事じゃからのう」

ホリー「もう一年以上も前の話か。イノセントがまだ雄牛のOXフォームに覚醒していないボーア時代の話で、ゲーム内時間だと20日近くも前の話になる」

G太郎「【物乞い市場】へは葡萄酒ミッションを果たした後にも寄っているから、厳密にはこの記事以来ってことになるでござるな」

デル「とにかく、2週間以上は立ち寄ってないってことだよなぁ。いろいろと懐かしい気持ちにワクワクしながら、地下水路を進むぞぉ」

GM「では、ここから3tbは略式表記で出来事を進めて行くのじゃ」

 

★昼

 ランダムイベントは発生せず。

 5点の魔晶石を拾う。

 

★夕方

 汚物が落ちて来て、危険感知に失敗したホリーが悪臭を放つ泥まみれに。平目で失敗するかと思われたデルは、ピンゾロを出して、運命変転で難を逃れる。

 マギスフィア(中)(500ガメル分の価値)を拾う。

 

★夜

 人魚の友達の幻獣カマウェトに出会う。ケンタウロス・タクシーと同様の使い方ができるけど、移動距離は4マス以内。今回は必要ないので友好的に別れた。

 アイテム探索には失敗して、落とし穴にハマりそうになるけど、上手く回避した。

 

ホリー「汚物にまみれるなんて酷い目にあった(涙目)。ボクはこの物語のヒロイン役なのに。こういう役どころこそ、お笑い芸人のG太郎が引っ掛かるはずなのに」

G太郎「とは言え、ダイス目だけは仕方ないでござる」

デル「本当なら、オラも高確率で汚物にまみれるはずだったのに、運命を変転できたからなぁ」

ホリー「早く宿屋のお風呂に入りたいよ〜(涙目)」

 

ビシャナの宿屋にて(31日め深夜)

 

GM「こうして、烈火団の面々は【大水車】から上層階に上がり、深夜に目的地の【物乞い市場】に到着した」

ホリー「お風呂お風呂」

G太郎「ヒロインの入浴タイムでござるな」

GM「イラストサービスはなし。宿に泊まるなら、宿屋券1枚を使用するように」

G太郎「ホリー嬢ちゃんは入浴中なので、幼女2人と騒がしいことにならずに済みそうでござるな」

GM「時間が深夜だけに、ミサとコヨミは熟睡中じゃ。宿の主人のビシャナだけが応対してくれる」

G太郎「久しぶりでござる。ようやく、頼まれていた【月の図書館】の場所を探り当てたでござるよ、と報告する」

デル「あと、ミストグレイヴからの脱出方法もそれなりに探り当てたのさぁ、と前回の記事で整理した方法をざっと説明するぞぉ」

GM「ビシャナは感謝しながら、★2つとビシャナチケットを合計3枚、進呈するのじゃ。そして、さらに新しいクエストを2つ依頼する」

G太郎「一仕事終えて、さらに別の仕事でござるか」

GM「それぞれ、続きのクエストじゃからな。まず、図書館については、『図書館にある古文書を読む方法を調べて、情報が欲しい』とのこと」

G太郎「具体的には、どんな情報が欲しいのでござるかな?」

GM「方法を教えていただければ、改めて欲しい情報を告げようとのこと。そして、もう一つは『見つけた安全な脱出手段を使って、戦争が始まる前に無力な者を脱出できるようにして欲しい』とのこと」

G太郎「そう簡単に戦争が起こらないようにしたいところでござるが、リアルのウクライナの事例を聞くと、危機感を覚えるでござるなあ」

デル「戦争が起こるとしたら、地下の【巨大格納庫】にあるドラゴンフォートレスが起動した時かなぁ」

G太郎「そもそも、このミストグレイヴで戦争を起こしたがっている者がどれだけいるでござろうか」

GM「《ジーズドルフ解放軍》と《驕王ムルカグンドリ》、そして《魚人の王ブグプリ》が考えられようか。他には、ドラゴンフォートレス絡みで《魔動博士ゲリ・ブレキ》なんかが有り得そうじゃ。さらに、お主たちがまだ聞いたことのない深層階の勢力がいるやもしれぬ」

G太郎「確か、バルカンの女王がいるそうでござるな。どういう人物かは分かっておらぬが」

GM「ビシャナ曰く、この群雄割拠状態のミストグレイヴは、危ういバランスの上に各勢力がそれぞれの思惑で計画を推し進めているそうじゃ。烈火団の干渉によって、解放軍とゴブリン王は当面、即座に行動を起こすことはないだろうが、その他の勢力がどう動くかは知れたものじゃない。できることなら、いざ事が起こる前に逃げ出せれば幸い。さもなければ、できるだけ騒乱が起こるのを先延ばしにして欲しい、とのこと」

G太郎「もちろんでござる。そのための大経済圏構想なのだから。我らの活動によって、この地の安泰が守れるならば、そのためにできるだけのことをしたいのが、お笑い芸人にして、商売人である私の本望でござるよ」

デル「師匠。だけど、オラたちの密偵の使命、『防空施設の無力化』を達成したら、ルキスラの飛空艇団が攻めて来るかも知れないんだぞぉ」

G太郎「そういう事態はなるべく避けたいでござるなあ」

デル「それに、ドラゴンのミッションを果たして行けば、打倒・蛮族の勢いが盛んになって、最後は結局、戦争になるんじゃないかぁ?」

G太郎「むっ、このシナリオ、ミッションを攻略して行けば、結局は戦争が勃発してしまうのではござらんか? 人族と蛮族が仲良く平和に暮らす完全平和ルートはあり得ないのか?」

GM「良くて現状維持、あるいは戦争などという国家の問題は一冒険者密偵の手に負える事案ではないと割り切って、とっとと自分の果たすべき仕事だけ果たして脱出するのが無難じゃろう。あるいはビシャナの考えに乗って、大事な知人を街から脱出させる方に全力を尽くすとか、立ち回り方はいろいろじゃ。なお、歴史の行き着くところとしては、ルキスラ皇帝ユリウス・クラウゼが他の超越者仲間とパーティーを組みながら、この地の解放その他の偉業を果たすことになっておるらしいがの」

デル「人族と蛮族が利害の一致で協力するためには、世界を滅ぼすレベルの邪竜や邪神、アンデッドの王などと戦うしかないみたいだなぁ」

GM「他には、戦争をしない一番の方法は、好戦的な戦争指導者の速やかな排除、暗殺ということで、要はヤーハッカゼッシュをやっちゃえば、戦争にはならずに指導者を失った蛮族が街を放棄して、ミストキャッスルは解放されて、めでたしめでたしなのが前作じゃった」

G太郎「しかし、死んだはずのヤーハッカゼッシュはただの影武者だった。真のヤーハッカゼッシュは地下にいた、というのが本作でござろう」

GM「その辺は、ミストキャッスルとミストグレイヴをどのようにプレイし、どういう形で接続するかは、卓ごとに異なるじゃろうな。わらわたちは、ミストキャッスルを街からの脱出までプレイし、その続編としてミストグレイヴに引き続いたが、本来はミストキャッスルを攻略したキャラと、ミストグレイヴのキャラは別という前提でシナリオが作られておる。今後、どのタイミングでミストキャッスルに昇るかは、そろそろ考える必要も出て来よう」

G太郎「いずれにせよ、当面の目的として、『戦争はさせずに平和的に解決する。そのために好戦的な敵キャラは闇に裁いて仕置きする』という平和維持活動を目指す暗殺商売人の形で行動するということで問題なかろうな」

 

 こうして、烈火団の今後を考える頃合いとなった。

 果たして、彼らは破壊と混乱を巻き起こすのか、それとも平和と秩序の担い手になるのか。

 その運命の行方は作者にも見えない。世界情勢と同様に。

 ……いや、可能性だけなら、暗い予想、楽観的な予想はいろいろとできるんだけどね。

 現実は妄想よりも、考えるのが陰鬱であることも。

●ここまでの冒険成果

 

日数経過:31日めの深夜(物乞い市場・ビシャナの宿屋)

 

経験点:〈ストーンメルト〉を購入した★1個

    【月の図書館】の場所を調べた★1個

     地下からの脱出方法を探した★1個

     (合計★3個)

    魔物撃退分なし

    ピンゾロ分(なし)

収支結果:黒鉄剣士勲章、1点消魔石、5点魔晶石

     マギスフィア(中)

     3750ガメル分の支出、食料消費1日分

     ティアハートの花2個

     ビシャナチケット3枚

ミッション:マーマンの宝を取り戻せ

      ドラゴンの秘薬の材料集め

エスト:ジーズドルフ解放軍の同志を集める

     (現在14人)

     【月の図書館】の書物を読む方法を探る

     地下世界から誰かを外に脱出させる

     魔窟50階を踏破(店舗経営の許可)

     驕王ポイント31点を目指す(現在10点)

     人魚奴隷の救出

     虹色の宝石の確保

     (現在水妃ポイント2点)

 

情報

・煌びやか卿アー・ヌルチェと商業同盟を樹立

・〈銀の蜜蜂〉からティアハートの花ミッションを受注できる。

・防空施設の魔力供給源【翡翠のピラミッド】に入るには、〈翠緑のマギスフィア〉が必要。

 ・〈破剣の星槌〉らしき略奪品は深層階のダークドワーフに渡った。

・【地底湖の畔】のマーマンは、水妃ポイント25点で地上への抜け道を教えてくれる。

・ギルマン王ブグプリとの面会には、地下水路で手に入る〈ストロベリーオイスター〉が12個必要。リザードマンからの購入も可。

・〈ギルマン王の冠のかけらI〉入手。

・【コボルド窟】のオードル・プルは地上に伝手がある。

・【戦神の凱旋門】の魔窟総監ギルギダッシュと知り合い、魔窟ミッションを攻略中。

・四祖の1人シェラシースは魔剣である。

・地下水路から地上への脱出には、〈銀水晶のサークレット〉が必要。北東の隠し扉を開けられる。

・漆黒のマギスフィアは、深層階の黒い球体に入る鍵。別に合言葉が必要。

・竜のエサユハと知り合い、竜姫ナーデージュ救出の活動を行う。

・【歯車の迷宮】には地下水路の明かりの仕掛けあり。

・【王女の鍾乳洞】では魅了の瞳に注意。

・深層階のダークドワーフ情報いろいろ。

・【月の図書館】の伝承詩。

 

密偵の知り合い

・アム・ヤーセン(ドワーフ娘→ラミア)

 キーワード「月の図書館」「隠者ヴァラルト」「黒炎の工房」「巨大格納庫」「漆黒のスフィア」

イゴール・ぺステリ(エルフ男→トロール

 キーワード「ユリア・ミルドリス」「ノイア・カーナ」「白銀勲章」

・ニコ・シュナウヘア(ナイトメア→オーガ)

 キーワード「防空施設」「シェラシース」「ヤーハッカゼッシュ」「地底に眠るもの」

・オスカル・バロー(シャドウ→バジリスク

 キーワード「白銀以上の勲章コレクター」

・シル・メリル(人間女→バルカン)

 キーワード「レジスタンスを探す裏切り者」

 

冒険達成度:合計16%

(当記事 完)