花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女主役の物語」&「その仲間たちの雑談話」など。TRPG話や特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、ソード・ワールドのミストグレイヴ妄想リプレイ「魔神ハンター」を連載中。

魔神ハンターと、紅の水魔の秘密(SWミストグレイヴ4ー9)

剣の恩寵を使うために

 

ホリー(シロ)「お風呂上がりで、すっきりしたニャ」

GM(ヒノキ)「ニャン語がまた復活しておるぞ」

ホリー「蛮族化が進行している証拠ってことで、時々思いがけずニャン語が飛び出してしまうんです」

G太郎(ゲンブ)「それで、昨日の記事に続いて、すぐに次のプレイに流れるとは思いがけなかったでござる」

デル(リトル)「2月は短いからなぁ。週刊でプレイしていたら、今月分の『剣の恩寵』が勿体ないしぃ」

GM「前回は、話が中途半端なところで終わったと思うので、すかさず続きをプレイしたくなったということもある」

G太郎「簡単に話をまとめると、リザードマンから聞いた情報を元に、地下水路を探索したり、〈ストロベリーオイスター〉の値段の差額で金儲けしようとする商売話をしたり、上層階の【物乞い市場】で戦争の脅威から避難しようとかって話をしたのでござったな」

GM「《銀の蜜蜂》のビシャナさんから第2部で受注していたクエストを、ようやく達成報告したことで、ビシャナチケットを3枚もらったのじゃ。これを使うことで、攻略情報を買うことができる」

G太郎「今の我々が欲しいのは〈ティアハートの蜜〉でござるが」

GM「それならビシャナチケット1枚で、蜜を10個やろう。あるいは1つ50G分のアイテムで販売してもいいが」

G太郎「竜の秘薬に必要なのは、蜜10個でござったな。チケット1枚と500G分のアイテムとでは、どちらが得でござろうか?」

ホリー「前回、泥にまみれて拾ったマギスフィア(中)が500Gの価値だ。これで蜜10個を買えばいい。チケット1枚は3000ガメルと交換できるから、明らかにチケットで蜜を買うのは勿体ない」

デル「泥にまみれたのは、ホリー姉さんだけなんだなぁ」

ホリー「そこをツッコむニャ。風呂に入って洗い流したのに、臭いが今だに取れない。こんな穢れた体じゃ、ミサやコヨミを愛でることもできない(涙目)」

G太郎「蜜を香水代わりにかけるわけにはいかないでござるし」

ホリー「それだ。GM、〈化粧品セット〉の中に香水とか臭い消しとかは入ってませんか?」

GM「身だしなみに気を使うのも結構じゃが、他にビシャナチケットを何に使うのじゃ? 2枚使えば『紅の水魔ソニア・ゾラの秘密』か『ヤーハッカゼッシュの情報』が、3枚使えば『防空施設の情報』が手に入る」

G太郎「現時点で、どれも気になる情報でござるが、ヤーハッカゼッシュについては今、知ってもどうしようもないというか、後回しにしてもいいと思う」

デル「防空施設は本命じゃないかぁ?」

G太郎「防空施設絡みで、我々が今、必要なのは〈翠緑のマギスフィア〉の在処でござる。その情報は教えてもらえそうか?」

GM「それならソニア・ゾラ様が知っているかも、とビシャナは言う」

G太郎「だったら、ここはまずソニア・ゾラの話を聞いておきたいでござる。彼女については、第2部の初めに接触を持って以来、それっきりでござった。全力全開も最終回を迎えた今、1年前の謎に答えを出してもいい頃合いでござろう」

ホリー「と言うか、時間をかけ過ぎたよね。よほど熱心な読者さんじゃない限り、スキュラ姿の紅の水魔なんてキャラは忘れていても不思議じゃないだろう」

GM「では、ソニア・ゾラの秘密をビシャナが教えてくれる。彼女は元々人間の密偵で、名をノイア・カーナという」

デル「それって、確か密偵イゴールが探していた女性だよなぁ」

GM「うむ。ノイア・カーナだった女は、バルバロスブラッドの力で蛮族の姿となり、情報収集を頑張って来たのじゃが、結局、元の姿に戻れなくなったのじゃ。だから、蛮族として新たな人生、いや魔物としての生活を送り、この地の【物乞い市場】を自らの領域と定め、弱い者の守護者として君臨するようになっておるそうじゃ」

G太郎「我々が烈火団として蛮族社会に独自の地位を築こうとしているように、ノイア・カーナ改めソニア・ゾラは蛮族としての自分を受け入れたのでござるな」

GM「この情報を知ったお主たちに、★1つを進呈しよう。それと冒険達成度にも+2%じゃ」

 

ソニア・ゾラの話

 

GM「お主たちは井戸の中のソニアの祠の前に来ている。以前の約束どおり、腹を割って話し合おうということじゃな」

ソニア『どうやらビシャナはあんたたちを信じたみたいね。解放軍中心ではなく、独立組織の烈火団、大経済圏構想っての本当に実現可能だって思ってんのかしら』

G太郎「ノイア・カーナ殿でござったか。この【物乞い市場】を立ち上げたとき、実現可能と思いましたか?」

ソニア『あたしが立ち上げたんじゃないし。何だか弱くて可愛いコボルドがいて、イジメられて可哀想だったから、助けてやったの。そうしたら妙に懐かれちゃって、人族社会に帰れなくなったあたしに新しい居場所ができたかなって。そうしているうちに、コボルド君がお友だちを連れて来て、ここに村を作るから、長になって欲しいって。だけど、この姿を恐ろしがる子たちもいるから、長はやらないけど、用心棒か守り神みたいなことをしてあげるって言って、どうこうしているうちに、いつの間にか最初のコボルド君がいなくなって、代わりにタビットのビシャナが現れて、密偵組織《銀の蜜蜂》が立ち上がっていた。何だかいろいろな巡り合わせで目が合ったら勝手に縁ができちゃってたのよ』

G太郎「巡り合わせで縁ができたのでござるか」

ソニア『そう思うと、あたしが蛮族になったのも、何かの縁とか運命なのかもしれないわね。自分では立派なことをしてきたつもりはないけど、ドンブラコって流されているうちにこうなったって感じ? あんたたちの烈火団はもっときちんと計画的に立ち上げたみたいだけど』

デル「最初は割と適当だったと思うけどぉ、名誉点とか注いでいるうちに、いつの間にか自分の誇りだって思えるようになったなぁ」

ソニア『【物乞い市場】って名前に、名誉なんてないわよね。《銀の蜜蜂》とか《紅の水魔》には少しぐらいあるかな。ビシャナが付けた名前だけどね。あたしにできない組織管理ってものを、あの子は立派にやってくれているわ。はい、あたし個人の話はこれぐらいにしましょ。それより、ユリア・ミルドリスのことを聞きたがっていたわね』

G太郎「我らの大目的その2でござるな」

ソニア『ユリアは深層階の【瑠璃宮】に向かうと言ってたわ。翠将の親衛隊に入って、その秘密を暴くって息巻いていたわね。翠将の親衛隊になるには、最低でも〈近衛黄金勲章〉が必要なので、魔窟通いを続けて手に入れたそうよ。その後どうなったかは分からない』

G太郎「つまり、ユリア殿を助けたくば【瑠璃宮】へ行け、と」

デル「魔窟で魔神退治をしながら勲章集めかぁ。それがユリアさんの後を追う道につながるんだなぁ」

 

ソニア『他に、〈破剣の星槌〉だっけ?』

G太郎「大目的その3でござる」

ソニア『人魚のところにはもう行った?』

G太郎「現在、そのミッションで行動している最中でござる」

ソニア『あっそう。だったら、あたしが言えることは何もないわね。それと、防空施設だっけ? あたしは知らないけど、ビシャナに聞いたら分かると思う』

G太郎「我らが欲しいのは〈翠緑のマギスフィア〉でござる。ビシャナ殿によれば、あなたが知っているとか?」

ソニア『知っているどころか、持ってるわ。ずっと昔に拾って、きれいだから大事にしていたのよね。でも、あんたたちが欲しいなら、あげるわ。縁ができちゃったしね。あたしにできないことも、あんた達ならできるって思うし。あたしは行き当たりばったりでここまで来たけど、あんた達は大いなる運命に導かれていると思うから』

ホリー「それには、大いなる責任が伴うんじゃないか」

ソニア『伝説の蜘蛛のことわざね。運命の蜘蛛の糸は、力と共に責任を紡ぎ上げるって。力を求めるには、己を犠牲にしかねない責任を時にして負わなければならない。過剰な力は身を滅ぼすことの戒めと共に、それでも力を求める大義が汝自身にあるかって? あたしにはあったはずなんだけど、それが何かは忘れちゃった。今、思うと、それほど大したことはなかったのかもね。

『ただ、蛮族の姿になって、力を得た今、あたしがしたいのは【物乞い市場】に集まって来た弱い子たちを慈しみ守ること。蛮族は己がしたいことのために力を求めるものなのよね。こうなった今だからこそ言えるのは、あたしは元々、蛮族向きの性格だったのかもしれないわ。今のあたしを後悔していない。ここまで達観するまで時間がかかったけどね。

『でも、警告しておくと、あんた達が、大経済圏構想って時間が掛かることをしていたら、人族に戻ることはできなくなるかもしれない。それだけの覚悟はあるのかしら?』

 

蛮族化への覚悟

 

ホリー「ボクは蛮族なんてなりたくはなかった。今でも人族に戻りたいと思っている」

ソニア『だったら、使命なんて放っておいて、さっさと街を抜け出して、バルバロスブラッドの効果を解除してもらいなさい。今だと、神聖魔法【リムーブカース】でも解除可能だし。達成値25ぐらいだけど』

デル「それって、最低でも魔力13は必要ってことだなぁ」

G太郎「6ゾロが出れば、魔力が低くても問題なく成功でござる」

GM「あと、剣の恩寵が使えるのじゃ。魔力13だと、出目8に剣の恩寵のボーナス+4で成功できる。他に魔力をブーストできるバフをかければ、プリーストの自力解除も決して不可能ではない。剣の恩寵ルールのない時代なら、相当に厳しい条件じゃったろうが」

ホリー「デルの今の魔力はいくらなんだ?」

デル「レベル5プリーストで、知力ボーナス+2だから、現在の魔力は7なんだなぁ。だから、あと6レベル上がってレベル11になれば、バルバロスブラッドの自力解除も決して不可能ではないと思うさぁ」

GM「そこまでレベルを上げるのに、実プレイであと何年かかることじゃろうな」

デル「去年の今ごろは、プリーストレベルが3で、今は5。この1年で2レベル上げた計算になるぅ」

G太郎「同じペースだと、あと3年はかかるでござるな」

デル「ゲーム内時間だと、3週間でレベルが2つ上がったと思えば、順調な成長と言えるけどなぁ」

ホリー「とにかく、ボクは蛮族化した自分が恐ろしくてならないニャ。いつ正気を失って、人族の害悪になって、ミサやコヨミみたいな可愛い娘を貪り食うような欲望に身を焦がすかと思うと、夜も眠れない」

デル「可愛い娘を貪り食うだってぇ? 蛮族ってそういう性癖してるのかぁ?」

GM「個人差があるのじゃろう。欲望の種類は人それぞれと言えようが、それでも欲望や衝動を否定せず、力を得るための糧と為すのが蛮族流じゃからのう。ノイア・カーナ改めソニア・ゾラがまだ理性を保っているのは、弱い者を守りたいって想いが彼女の欲望だからじゃ。スキュラと化した彼女のレベルは8。ただ、これ以上の力を求めるには、さらなる欲望の衝動に身を任せる覚悟が必要かもしれぬ。もしも彼女が弱い者を守るためにもっと強い力を求めたら、心身ともに恐ろしい魔物に覚醒していたやも知れぬ。

「スキュラの上位バージョンは、レベル11のヘルスキュラ。そこまでの覚醒進化、いや深化を遂げると、もっと残忍な性格に変わるのかも知れんのう」

ホリー「自分の身の丈にあった力、抑制できる範囲の力で成長を留めているってことか」

GM「今はこうして理性的に話をしているソニア・ゾラじゃが、人肉を貪り食う蛮族らしさから無縁ではない。【物乞い市場】を荒らす罪人は、ソニア・ゾラの供物として生贄に捧げられたりもしている。彼女は自分の領域を脅かす邪悪に対しては苛烈で、そういう相手の肉なら食べても構わないと割り切ることで飢えを満たしておる。言わば、市場の弱い蛮族や人族を撒き餌にして、それに釣られた愚かなボガードやケンタウロスインペイラーなんかを、井戸に引き摺り込んで餌食にするようなこともしでかしているわけじゃ」

G太郎「領域を荒らす罪人に対しては、慈悲なく苛烈になれるのが紅の水魔でござる、と。もしも、市場のルールを知らぬ解放軍のメンバーが、ヒャッハーと蛮族狩りをしていたならば、ソニア・ゾラの怒りを買って、血祭りに挙げられていても不思議ではない」

GM「烈火団が交渉しなければ、そういうIF展開もあり得たかものう。ともあれ、ノイア・カーナは自制できていて、まだ人族寄りの思考を持つ蛮族化女性であり、一方で欲望を自制するつもりの全くないのがシル・メリルと言ったところか。蛮族化した人族がどういう運命を辿るかというモデルケースがいくつか突きつけられ、プレイヤーキャラにも自分のプレイスタイルを考えてもらうのが、ミストグレイヴの仕込みと言えよう」

ホリー「蛮族化したら、生肉を食べないといけないのかな」

GM「その辺の食習慣は、文化でもあるからのう。個人としてベジタリアンな蛮族がいても良かろうし、バルカンは炎に親和性があるから、生肉より焼き肉の方が好みとか、そういうことを考えて個性付けするのも一興。とにかく、最悪、時間をかけ過ぎて制限時間をオーバーしても、高レベルプリーストによる【リムーブカース】で元に戻れるわけじゃ。1回で上手く行かなくとも、毎日コツコツ掛け続ければ、そのうち6ゾロが出て自動成功できるじゃろう。まあ、NPCプリーストなら、そう何度も解呪してくれるほど親身にもなってくれなかろうが」

ホリー「つまり、最悪でもデルを育成すれば、バルバロスブラッドの効果を打ち消すことが可能だと。それを聞いたら、時間制限よりもキャラの育成を重視するプレイスタイルで問題ない、と」

デル「【リムーブカース】は6レベル呪文だから、まずはレベル6プリーストにならないとぉ」

G太郎「【リムーブカース】で自在に蛮族化を解除できるなら、バルバロスブラッドと組み合わせて、人族と蛮族の姿を使い分けることも可能でござるな」

GM「それほどバルバロスブラッドが大量生産されているとは思えんが、人が魔物化する薬が大量に出回れば、それこそラクシアが仮面ライダーっぽい世界になるじゃろう。風都とか、デッドマンズとか、魔物化して暴れる人間を魔物の力を制御して倒す(無力化する)のがダークヒーロー風カテゴリーという奴じゃ」

G太郎「その辺はマッスルG太郎にはあまり関係ない話でござるが。元より魔神である身からして、人族とか蛮族とか、つまらないことで悩んでるな、と思ったり」

デル「酷いなぁ、師匠。魔神には人族の気持ちが分からないってのかぁ?」

G太郎「種族がどうこうよりは、職業や信念の方を重視するでござる。見た目よりも中身の人格、そして行動原理の上で共存できるかどうか。弱い者を守りたいというソニア・ゾラ殿の想いは肯定できるし、我らの大経済圏構想とも矛盾するものではないはず。頂いた〈翠緑のマギスフィア〉は防空施設の制御装置である【翡翠のピラミッド】へ入るための鍵。大切に使わせてもらうでござる」

 

ソニア『あたしの要望としては、戦争に【物乞い市場】を巻き込まないでね。地上でドンパチやっても、地下まで被害が出なければOK。その後、ミストグレイヴがルキスラに占拠されても、ここだけは自治区として認めてくれるよう、ルキスラ皇帝に掛け合ってもらいたいの。ユリアにも同じことを言ったら、善処するって言ってくれたわ』

G太郎「彼女はルキスラ皇帝とのコネを持っていたろうか。確か、ダーレスブルグの貴族の娘と聞いていたが」

GM「つまり、この市場の管理をダーレスブルグが行い、ユリアの手の者が穏健な政策をとるようになれば問題ないということじゃな。ソニア・ゾラには名誉人族の称号を与えることも可能じゃろうし」

G太郎「ところで、イゴールという御仁がノイア・カーナ殿の行方を探しているのでござるが、どうすればよいであろうか?」

ソニア『イゴッチかあ。昔から、女性限定でおせっかいだったのよね。本人はフェミニストのつもりで、女性を守ることが我が使命なんて言ってるけど、いろいろ束縛しがちなところがあってね。別れた昔の男ってところなんだけど、今はどうしてるの?』

ホリー「トロールの姿で、密偵をしてる」

ソニア『トロールかあ。だったら、この市場に入って来れないのも納得ね。武闘派の連中が入って来たら、みんなが警戒して大変だもの』

G太郎「イゴール殿は主に解放軍の仕事をしているみたいでござったな」

ソニア『分かったわ。今度会ったら、ここに連れて来て。一度会って、話しておきたいこともあるし』

G太郎「了解でござる。他に聞きたいことは……」

 

 会話が長引いたので、以下は略式に。

 竜の秘薬の材料である〈乳白色のソーダ水〉は、ソニアもビシャナも知らなかったので、深層階にあるだろうことが確定した。

 また、深層階には暗視でも魔法の明かりでも見通せない闇があって、〈セランシェの灯火〉というマジックアイテムなら照らせる。

 〈セランシェの灯火〉は現在、【地下庭園】の妖精たちが持っているらしいけど、蛮族嫌いの妖精たちをなだめるには〈妖精の歌笛〉を奏でればいい。

 〈妖精の歌笛〉は、ユリアが魔窟で見つけた。31階から69階のどこからしい。

 

デル「〈妖精の歌笛〉かぁ。曲がりなりにもバード(吟遊詩人)だから興味があるなぁ。あ、でもユリアさんが見つけたんだったら、今はもうないかもぉ」

G太郎「持ってるのは、ユリア殿でござろうからな」

GM「そうでもない。魔窟はイベントがランダムで発生する不思議空間なので、〈妖精の歌笛〉も複数出現する可能性があるらしい。逆に、売ることは不可(値段が付けられない)なので、いっぱい見つけても意味がない、とユリアは言っていたそうじゃ」

ホリー「魔窟マニアなんだろうな。魔窟探検のエキスパートなので、魔窟のことは彼女が詳しい、と」

G太郎「魔窟総監ギルギダッシュなら、ユリア殿のことも詳しそうでござるな。今度、質問してみるのもよかろう。とにかく、ソニア・ゾラ殿にはいろいろな情報を教えてもらって、感謝に堪えない想いでござる。何か恩返しできることは?」

ソニア『イゴッチとユリアを連れて来て。ビシャナを手伝って。イジメられてる弱い者を見かけたら助けてあげて。あたしたちを戦争に巻き込まないように気をつけて。力に溺れないで。特に迷ってそうなバルカンのお嬢ちゃん。心の闇に飲み込まれそうなときは、自分の一番大切なものを思い出して』

ホリー「分かった。ボクの大切なのはイノセントだ。イノセントさえ純粋でいるなら、ボクの体は穢れて蛮族になっても、心は輝いていられる」

ソニア『そ、そうね。自分よりも大切な何かや誰かのために……って考えられるなら、自分だけの欲望の闇には負けないと思うわ』

G太郎「まあ、依存が過ぎるのも別の闇に飲み込まれる恐れがあるが、イノセントとの心の絆が嬢ちゃんの柱なら、それを守ることも仲間ってことでござろう」

 

 こうして、紅の水魔ソニア・ゾラとの対話は終了した。

 彼女から聞いた情報を元に、烈火団は次なる行動を決めることになるのだが、それは次回の記事にて。

●ここまでの冒険成果

 

日数経過:31日めの深夜(物乞い市場・井戸の中)

 

経験点:〈ストーンメルト〉を購入した★1個

    【月の図書館】の場所を調べた★1個

     地下からの脱出方法を探した★1個

     ソニア・ゾラの正体を知った★1個

     ソニア・ゾラから話を聞いた★1個

     (合計★5個)

    魔物撃退分なし

    ピンゾロ分(なし)

収支結果:黒鉄剣士勲章、1点消魔石、5点魔晶石

     ティアハートの蜜10個

     3750ガメル分の支出、食料消費1日分

     ティアハートの花2個

     ビシャナチケット残り1枚

     〈翠緑のマギスフィア〉

ミッション:マーマンの宝を取り戻せ

      ドラゴンの秘薬の材料集め

エスト:ジーズドルフ解放軍の同志を集める

     (現在14人)

     【月の図書館】の書物を読む方法を探る

     地下世界から誰かを外に脱出させる

     魔窟50階を踏破(店舗経営の許可)

     驕王ポイント31点を目指す(現在10点)

     人魚奴隷の救出

     虹色の宝石の確保

     (現在水妃ポイント2点)

 

情報

・煌びやか卿アー・ヌルチェと商業同盟を樹立。

・防空施設の魔力供給源【翡翠のピラミッド】に入るには、〈翠緑のマギスフィア〉が必要。

 ・〈破剣の星槌〉らしき略奪品は深層階のダークドワーフに渡った。

・【地底湖の畔】のマーマンは、水妃ポイント25点で地上への抜け道を教えてくれる。

・ギルマン王ブグプリとの面会には、地下水路で手に入る〈ストロベリーオイスター〉が12個必要。リザードマンからの購入も可。

・〈ギルマン王の冠のかけらI〉入手。

・【コボルド窟】のオードル・プルは地上に伝手がある。

・【戦神の凱旋門】の魔窟総監ギルギダッシュと知り合い、魔窟ミッションを攻略中。

・四祖の1人シェラシースは魔剣である。

・地下水路から地上への脱出には、〈銀水晶のサークレット〉が必要。北東の隠し扉を開けられる。

・漆黒のマギスフィアは、深層階の黒い球体に入る鍵。別に合言葉が必要。

・竜のエサユハと知り合い、竜姫ナーデージュ救出の活動を行う。

・【歯車の迷宮】には地下水路の明かりの仕掛けあり。

・【王女の鍾乳洞】では魅了の瞳に注意。

・深層階のダークドワーフ情報いろいろ。

・【月の図書館】の伝承詩。

・ユリア・ミルドリスは深層階の【瑠璃宮】に向かった。

・暗闇を見通す〈セランシェの灯火〉は【妖精庭園】に。

・妖精をなだめる〈妖精の歌笛〉は魔窟の31階から69階の間に。

・〈乳白色のソーダ水〉は深層階にある。温泉か鍾乳洞と推測されている。

 

密偵の知り合い

・アム・ヤーセン(ドワーフ娘→ラミア)

 キーワード「月の図書館」「隠者ヴァラルト」「黒炎の工房」「巨大格納庫」「漆黒のスフィア」

イゴール・ぺステリ(エルフ男→トロール

 キーワード「ユリア・ミルドリス」「ノイア・カーナ」「白銀勲章」

・ニコ・シュナウヘア(ナイトメア→オーガ)

 キーワード「防空施設」「シェラシース」「ヤーハッカゼッシュ」「地底に眠るもの」

・オスカル・バロー(シャドウ→バジリスク

 キーワード「白銀以上の勲章コレクター」

・シル・メリル(人間女→バルカン)

 キーワード「レジスタンスを探す裏切り者」

 

冒険達成度:ソニア・ゾラの正体を知った+2%

     〈翠緑のマギスフィア〉を入手した+1%

       合計19%

(当記事 完)