花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、ソード・ワールドのミストグレイヴ妄想リプレイ「魔神ハンター」を終了に向けつつ寄り道迷走気味。

ゴブリンスレイヤーの話4(おまけのゴジラ話)

小説2巻を読み終えて

 

NOVA「月が明けても、ゴブリンスレイヤー熱が冷めない感じで、外伝のイヤーワンに続き、2巻も読了した」

晶華「それで感想は?」

NOVA「イヤーワンは、ゴブスレさんの起源に当たる本で、クライマックスは『単独で村を守るために必死に戦う』展開だ。『七人の侍』のオマージュ的なところもあって、作者が時代劇にも見識があることが分かって、その点もツボだったり。本編とのリンクとしては、ゴブスレさんの守った村が後に魔神王を倒した勇者ちゃんの故郷になっていた点と、最後に瀕死の重傷を負ったゴブスレさんを神の奇跡で救ったのが、本編ヒロインの女神官ちゃんだったという奇縁だな。外伝読んで、『あ、話がこうつながっているんだ』と感じるシーンは、MCUもそうだけど面白い」

ヒノキ「それで、その勢いで2巻も読んだのじゃな」

NOVA「ああ。2巻は、水の都の地下遺跡を巡るダンジョンアドベンチャーだ。1巻の舞台が辺境の街で、言わば田舎の冒険であるのに対し、2巻は地方の大都市を舞台に物語の背景世界が広がった感じ。4巻の後書きによれば、1巻は『丘を越える話』で、2巻は『罠だらけの都の地下が舞台』で、3巻は『七匹の大蛇っぽい物』が出てきて、ゲームブックのソーサリーをイメージソースにしているそうな」

ヒノキ「4巻の後書きってことは、そこまで購入したということか」

NOVA「Yes。昨日、この3冊を買った」

ヒノキ「ハマり過ぎじゃろう」

NOVA「面白いんだから仕方ないだろう。この調子だと、6月には小説全巻読了もできるってもんだ。現時点で、俺のくすぶるロードス熱は全てゴブリンスレイヤーに注ぎ込むことになるだろう。まあ、今日はゴジラも見に行く予定なんだけどね。そちらの感想は、明日以降、妄想タイムに戻って書くつもり」

晶華「ハマる時は、一気にハマるのがNOVAちゃんね」

NOVA「そういうきっかけがあればな。それと、ゴブスレの原点がネットでの雑談掲示板にあると聞いて、そちらもチェックしてきた。ここだ」

yaruok.blog.fc2.com

 

晶華「元々は、ネットでの雑談から始まって、それから5年を経て、小説化、コミック化、アニメ化した後、5月にTRPGになって、ようやくNOVAちゃんのツボを突いたわけね」

NOVA「まあ、俺はTRPGマニアは自認するが、ラノベやアニメは一部作品を嗜む程度のファンではあっても、ジャンル総体に詳しいわけでもないし、そっち方面のマニア度は薄いからな。アンテナは低いと自覚しているよ。今回のTRPG化がなければ、小説を読もうとも思わなかったしな。逆に、2016年に小説が出版されて、3年で本編10巻、外伝2巻と、作者の頑張り具合が凄いなあ、とも。波に乗ったときの勢いがあって、それを維持持続できる人間は素直に尊敬できるし、こういう若いパワーはこちらの励みにしていきたい」

ヒノキ「前置きはともかくとして、キャラ作りの続きをするぞ」

NOVA「あ、だけどプリキュアの時間だ。その後はスーパーヒーロータイムで、さらに昼前にはゴジラを見に出陣するし、今日はいろいろ忙しく動きそうだ。記事の続きは、外出から帰ってからな」

ヒノキ「やむを得ん。その間に、わらわとアッキーはゴブスレ小説を読んでおくぞ」

晶華「ええ?  私は今、『城塞都市カーレ』の地下でスライムイーター(肥え喰らい)と戦っているんだから!」

城砦都市カーレ?ソーサリー (2)

城砦都市カーレ?ソーサリー (2)

 

 

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ゴブリンスレイヤーの話3(種族と能力と経歴)

まだまだ続くよ、キャラ作り

 

NOVA「前回から、ゴブリンスレイヤーRPGのキャラ作りを始めたんだが、まずは只人の俺がダイスを振って能力値を決めたところだ。まとめると、以下の通りになる」

NOVA(只人)の能力値

               集中2         持久3        反射1

体力3    体力集中5  体力持久6  体力反射4

魂魄2    魂魄集中4  魂魄持久5  魂魄反射3

技量3    技量集中5  技量持久6  技量反射4

知力4    知力集中6  知力持久7  知力反射5

晶華「じゃあ、私が森人(エルフ)でダイスを振るね。(コロコロといっぱい)こんな感じかな」

晶華(森人)の能力値

               集中3        持久1          反射4

体力1    体力集中4  体力持久2  体力反射5

魂魄3    魂魄集中6  魂魄持久4  魂魄反射7

技量2    技量集中5  技量持久3  技量反射6

知力3    知力集中6  知力持久4  知力反射7

NOVA「肉体労働が苦手で、逃げるのだけが得意なキャラって感じだな」

晶華「そういうNOVAちゃんは、トロ臭くて、精神的にモロい感じじゃない」

NOVA「その代わり、持久力はあるので呪文の維持とかは得意だぞ」

ヒノキ「だったら、次はわらわじゃな。圃人(レーア)で振るぞ」

ヒノキ(圃人)の能力値

               集中1         持久2       反射5

体力2    体力集中3  体力持久4  体力反射7

魂魄4    魂魄集中5  魂魄持久6  魂魄反射9

技量3    技量集中4  技量持久5  技量反射8

知力3    知力集中4  知力持久5  知力反射8

NOVA「何だよ、その回避能力の高さは?」

ヒノキ「ふむ。驚異的な反射の高さゆえ、防御に秀でる反面、集中が低いため、能動的な行動が心許ないわけか」

ゲンブ「攻撃は我に任せよ。蜥蜴人で行くでござる」

ゲンブ(蜥蜴人)の能力値

               集中4        持久3        反射3

体力3    体力集中7  体力持久6  体力反射6

魂魄3    魂魄集中7  魂魄持久6  魂魄反射6

技量1    技量集中5  技量持久4  技量反射4

知力1    知力集中5  知力持久4  知力反射4

NOVA「怪力を誇る蜥蜴人にしては、体力が高くなくて、技量も知力も1って、どういうことだよ?  平均値は4、3、2、2のはずだろう」

ゲンブ「済まぬ。魂魄以外は全部1を出してしまった」

ヒノキ「やれやれ。ゲンブは相変わらず、ダイス目が悪いようじゃの」

ゲンブ「その代わり、第ニ能力値の集中、持久、反射で高い目を出したから、そこまで低い判定値にはなっていないはず」

NOVA「どうだかな。これって、レベルアップで能力値を伸ばせたりできるのだろうか?」

ヒノキ「無理じゃ。少なくとも、基本ルールの範囲では。一応、キャラ作成の時に、1点だけ好きな第一能力値に加算できるようにはなっておるが」

NOVA「俺は、弱点の魂魄を補うか、技量を伸ばして武器の命中を上げるか考えたいな。パーティーの技量集中がことごとく5ないし4というのが不安だ。攻撃を当てられない仲間ばかりになりそうで」

 

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ゴブリンスレイヤーの話2(キャラ作り始め)

2巻購入

 

NOVA「最新10巻を読了したので、興味持続のまま2巻を購入したぞ。表紙が妖精弓手ちゃんなのもマイ萌え要素だな」

晶華「今のNOVAちゃんは、ゴブリンスレイヤーに夢中、と」

NOVA「まあ、本当はロードスに夢中になる予定だったんだが、新刊が遅れているものな。なお、昨年はこの時期、文庫版岳飛伝やグランクレストの完結で盛り上がっていたが、やはり春から初夏は読書欲が高まる感じだな。

「ゴブスレの面白さは、濃厚なTRPGネタとゲームブックネタとファンタジー小説ネタをブレンドしつつ、ゴブスレさん自身はハードボイルドキャラを貫き、周囲の冒険者が程よくマイルドなところ。そして、ゴブスレさん自身は決して無双キャラではなくて、泥まみれで戦うところだな。なお、タイトルだけ知った時は、もっと軽い内容だと思っていたので、TRPGのルールやリプレイを読んで、思ったよりもハードでシビアな物語と感じたから読むに至ったわけで」

ヒノキ「10巻の感想は?」

NOVA「シャドウランのネタが目立つな、と感じた。女神官ちゃんの育てられた地母神殿に風評被害が出て、その噂に心傷つく彼女を助けるために、冒険者は何ができるか?   という話。ゴブスレさんはゴブリン退治しかできないと言いながら、今回は街での陰謀解決、つまりシティーアドベンチャー展開だな。師匠の盗賊関係のツテで闇の仕掛け人(ランナー)と接触して、噂元の商人が混沌勢力と手を結んだことを突き止め、陰謀打開に動いているうちに、最後は混沌勢力との大決戦。その影で、ゴブスレさんは相変わらずゴブリン退治のクライマックスだ」

晶華「結局、ゴブリン退治なの?」

NOVA「ああ。どんなに背景で複雑な物語や、派手なバトルが繰り広げられていたとしても、ゴブスレさん自身はゴブリン退治のクライマックスでブレないんだな。その物語の収束のさせ方が様式美だと感じ始めている。毎回、作者は『今回の話は、ゴブリンが出たのでゴブスレさんがゴブリン退治をする話でした』と後書きで書いているようで、それでよく10巻も続けて来れたなあ、と感心する」

ヒノキ「それで今は2巻を読んでいるのじゃな」

NOVA「いや、過去編の外伝イヤーワンを先に読んでいる」

ヒノキ「どうして、そんな変則的な読み方をするのじゃ?」

NOVA「いや、気になるじゃないか。ゴブスレさんみたいな変わり者のオリジン(起源)って。イヤーワンってサブタイトルもバットマンのコミックが元ネタで、琴線に触れたし。とにかく、TRPGルールブック→原作1巻→10巻→イヤーワン→2巻という順番で読むのが、俺のファンタジーと主張してみる」

ヒノキ「まあ、新兄さんが楽しんでいるなら別にいいがな。それより、読み終わったら、わらわにも貸すこと」

晶華「あ、私も読みたい!」

ヒノキ「そなたは後じゃ。先にロードスの旧巻でも読んでおれ」

晶華「NOVAちゃんの持っているのは全部読んだもん」

NOVA「だったら、ゲームブックのソーサリーでもやっておけ。ゴブスレを堪能するには必読本だ」

魔法使いの丘?ソーサリー (1)

魔法使いの丘?ソーサリー (1)

 
城砦都市カーレ?ソーサリー (2)

城砦都市カーレ?ソーサリー (2)

 
七匹の大蛇?ソーサリー (3)

七匹の大蛇?ソーサリー (3)

 
王たちの冠?ソーサリー (4)

王たちの冠?ソーサリー (4)

 

晶華「そんな古い本がどこにあるのよ」

NOVA「俺の本棚にあるぞ。まあ、今度、AFFでもシナリオ集が出るらしいが。安田社長がツイッターで宣伝していた。ゴブスレ10巻でも、マンティコアを相手するのに、WALの魔法壁で閉じ込めるというのはソーサリーネタな。というか、女神官ちゃんの使う聖壁の呪文も、WALオマージュと思われ。とにかく、俺が初めてマンティコアというモンスターを知ったのは、ソーサリーだし。もうゴブスレを語るだけで、レトロなRPGゲームブックの話ができるのは楽しい」

 

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ゴブリンスレイヤーの話

小説1巻は読んだ

 

NOVA「今回はゴブリンスレイヤーRPGの話だ。原作小説1巻をまずは読んだわけだが」

 

ヒノキ「ふむ。どうであった?」

NOVA「往年のTRPGや指輪などのファンタジー小説パロディーがツボと言えるな。章題で5章『思いがけない来客』とか6章『旅の仲間』とかは指輪狙いだし、『伝説の聖騎士も最初の戦いではゴブリン相手に死にそうになった』とかは小説版ロードスのパーンのことだな、とか、そういうジャンル愛に満ちた作品という点で高評価だな」

ヒノキ「ほう。わらわは借り受けたTRPGのルールブックを読んでみたが、下着鎧(ビキニアーマー)が実装されているのを見て、色物かと思ったぞ」

NOVA「それは原作に登場するのかな?  少なくとも1巻には登場していないが」

ヒノキ「戦女神の神官の定番装備らしい」

NOVA「戦女神かあ。メインヒロインの女神官さんは地母神を崇拝しているし、他に至高神なんてのもいて、まあ、フォーセリア風味のイメージがあるなあ。ただ、神さまにしても、登場人物にしても固有名詞が提示されないのが、この作品の特徴だな。肩書き名とか種族・職業名だけでストーリーが語られている。つまり、俺が時空魔術師で、ヒノキ姐さんが朱雀巫女と称されるようなものか」

晶華「私は?」

NOVA「花粉精霊娘弐式って感じかな。いや、長いからもう少し縮めると花粉次女ってところか」

ヒノキ「だったら、わらわは花粉三女がいいかの?」

晶華「火粉老娘じゃないの?」

ヒノキ「いちいち老って字を付けるな。見た目はあどけない幼女なんじゃから」

晶華「文章だけじゃ伝わらないって。ババア口調なんだから」

ヒノキ「仕方なかろう。わらわの原案者サブロー殿がそういうキャラに設定したのじゃから。今さら、それを覆すと、わらわのアイデンティティーが崩壊してしまう」

NOVA「俺は、そういう見た目と実年齢のギャップは好きですよ。170歳の美少女エルフのディードリットとか、2000歳だけど外見年齢17、18歳ぐらいのツンデレ妖精弓手さんとか、見事にツボですし」

晶華「だったら、外見年齢14歳だけど実年齢1歳の私は?」

NOVA「保護対象の娘だな。ゴブリンスレイヤーにとっての女神官みたいな感じか」

晶華「それって喜んでいいのかな」

NOVA「彼女は1巻時点で15歳で、最新の10巻になると17歳に成長しているようだ。普通に可愛いヒロインだとは思うが、俺にとっては致命的な欠点がある」

晶華「何?」

NOVA「それは彼女の種族が只人(ヒューム)って点だ。俺は人間の女に萌えを感じないんだよ。妖精とか精霊とかアンドロイドとか怪獣娘とか、亜人種萌えな気質だからな。だから俺のゴブリンスレイヤーでの推しヒロインは、妖精弓手ちゃんになるわけで」

ヒノキ「だから、そなたのブログには、人間の女性キャラが登場しないのじゃな。精霊とか獣耳とか吸血鬼とか触手石像とか、そんなのばかりではないか」

晶華「あれ?  でも、メガネンジャーには弥生ちゃんとかアリサ隊員とか人間の女性もいるよ」

NOVA「弥生ちゃんは、人間だけど幽霊のスピリットレンジャーの一員に認定される娘だからな。アリサ隊員は、ビルドの紗羽さんの代理だし、紗羽さんは元・難波チルドレンだし、ネビュラガスを注入されてスマッシュになったこともあるし、怪獣や怪人になったこともあるヒロインは、俺の中ではただの人ではない。ともあれ、アリサ隊員役の女優の滝裕可里さんが先日ご結婚を報告されたので、遅ればせながらこの場でおめでとう、と申し上げます」

晶華「メガネンジャー仲間として祝福します」

ヒノキ「うむ。メガネンジャー話とか、新兄さんの萌えツボの話もいいが、今はゴブリンスレイヤー話に戻さんとな」

NOVA「と言っても、俺はにわかなファンだからな。昨年の秋に放送されたアニメも見ていないし、ラノベを追っかけていたわけでもない。まあ、SNEがTRPGでサポートするから、物は試しに追跡を始めたら、少し楽しみ始めたってところだな。昔からのTRPGファンが、流行りの新作を遠目で見ていたのが、改めて入門したって形だし、それでも後から新鮮に楽しもうかって感じだ」


ゴブリンスレイヤーOP Full Rightfully by Mili

 

ヒノキ「それでも、来年は劇場版アニメにもなるそうだし、これからが旬。今から飛び込んでも遅くはない、と思うぞ」


TVアニメ『ゴブリンスレイヤー』新作エピソード 『ゴブリンスレイヤー -GOBLIN’S CROWN-』2020年新宿バルト9他にて劇場上映決定!

 


慣れますよ^_^『ゴブリンスレイヤー4話』

 

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令和の光(新・屋久島編その3.5)

ガイア・オブ・レイワ

 

謎の声(獣の巫女よ、目覚めなさい)

シロ「は、寝坊した?  このビャッコともあろうものが、一生の不覚。アリナ様、すぐにスイーツを作りますので、しばしお待ちを……って、アリナ様がいない?  ここはどこだ?  ボクに話しかけるこの声は誰だ?  ボクはどうなったんだ?」

謎の声(まずは落ち着いて、私の話を聞きなさい。キングシーサーの子リトルシーサーよ。我は古き大地の精にして、命を生み育む者。大地母神ガイアと呼称されております)

シロ「ガイア?  確かクロノスの母にして、ゼウスの祖母に当たる存在ですよね」

ガイア(おお、よくぞ分かってくれました。そなたの相方である我が遠き孫娘は、ウルトラマンとか六神合体とかボケたことを口にしましたが、そなたは博識なようです)

シロ「情報収集はシノビの鉄則。それに古今東西の神話学は、アリナ様からきちんと教えていただきましたから」

ガイア(さすがは南郷阿里と言うべきですか。白き新星よりも、きちんと娘を教育しているようです)

シロ「ここは神の御許……ということは、ボクは死んだようですね。使命もろくに果たせずに。ボクは自分の未熟さが許せない」

ガイア(いいえ、死んではおりません。セイリュウは確かに、そなたの電撃を弾き返して重傷を負わせたものの、殺しはしていません。ここは単なる精神世界。今のあなたは思念体。思念体だから……死ねんたい。だから安心を)

シロ「今のギャグを聞くかぎり、安心していいかどうかは分かりませんが、とにかくセイリュウはボクを殺さなかった。ボクはまだ戦えるってことですね」

ガイア(ええ。あなたはまだ戦える。そのための力を私が授けましょう)

シロ「え?  セイリュウを倒すのに協力してくれるのですか?」

ガイア(違います。私が授ける力は、セイリュウを倒すための力ではありません。この大地を守るための力なのです。そなたは、力を使う目的をもう一度、見つめ直さなければなりません)

シロ「力の目的……」

ガイア(そう。時代は移り変わり、平成から令和になった。この新時代の力を受けて、私も平成ガイアから令和ガイアとして神力、霊力を新たに補充できた。だから、そなたにもその力で真実を見せることができるようになった。今こそ伝えましょう。そなたにファイナルウォーズの真実を)

 

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令和あけおめ……って遅いわ!

久々ブログ(春の総括みたいなもの)

 

晶華「リナ老師、遊びに来たよ〜。NOVAちゃんも一緒だよ」

NOVA「ヒノキ姐さん、ご無沙汰してます」

ヒノキ「本当に遅いわ。令和になって3週間、もう、この春は顔を見ないまま、ゴジラ映画が公開されるのではないか、とやきもきしておった。一体、どうして、こんなに音沙汰なしだったのじゃ。わらわの納得いくように説明してもらおうか」

NOVA「一言で言えば、TRPGゴジラ関連のネタが、頭からうまく出て来なかったんですわ。ここの記事って、ロードスかソード・ワールド絡みと、翔花伝のバトル創作feat.怪獣映画で進んで来たわけですが、この春は別のことに夢中になっていて、そこまで手が回らなかったのが事実」

ヒノキ「ほう。わらわと話す以上に、新兄さんを夢中にさせたものは一体何か、聞かせてもらうぞ」

NOVA「個人的になりますが、3月は仕事で忙しい中、シンカリオンのために新掲示板設置作業をしていて、その途中、花粉症で酷い目にあいました」

ヒノキ「アッキー、そなたは何をしていたのじゃ?  花粉症ガールが付いておきながら、主人を花粉から守れないでいたとは、何のための厄除け精霊であろうか」

晶華「え?  花粉症ガールって、厄除け精霊だったの?  私はてっきり、花粉症推奨精霊だと思って、『NOVAちゃんの花粉症がこのままずっと続いて、花粉ライダーに進化するように』って花粉症の神さまに祈っていたんだよ」

NOVA「何てことを祈るんだ、お前は!」

晶華「だって、そうじゃない。炎と一体化すれば、炎など恐るるに足らん。ならば、NOVAちゃん自身が花粉と一体化すれば、花粉症で苦しむことはないはず」

NOVA「それって、自分がゾンビになってしまえば、ゾンビなんて怖くない。みんな、ゾンビにな〜れって理屈じゃないか。俺まで、花粉症の精霊に転化させるつもりだったのかよ、お前は」

晶華「大丈夫。花粉症の精霊だって、なってしまえば怖くないよ。むしろ楽しい。だから、NOVAちゃんだって、今から精霊に転職しよ❤️」

NOVA「いや、俺はただの人間でいい。とにかく、この春は花粉症ガールの呪いのせいで、俺は行動を妨げられていたようです」

ヒノキ「なるほど。全てはアッキーが悪かったのじゃな」

晶華「ええ?   どうしてよ。花粉症で大変だ、と言いつつ、NOVAちゃんはスパロボを頑張っていたじゃない。しかも、最新作のTのみならず、Xにまで手を出して、結局、どちらも中途半端に積んでる始末」

NOVA「それも花粉症のせいなんだ」

晶華「何でよ!」

NOVA「Xの舞台であるアル・ワースは、『真実の世界樹』に統べられた世界。花粉症によって、樹木への親和性を帯びた俺は、自分の意思とは関係なく、世界樹の世界に引き寄せられてしまったのだ」

ヒノキ「つまり、花粉症のせいで、アル・ワースに引きずり込まれたのじゃな」

NOVA「ええ。それが証拠に、花粉症が治った途端、スパロボをプレイしたい気持ちが綺麗さっぱり消えてしまいました」

晶華「スパロボファンとして、それはどうなのよ」

NOVA「まあ、花粉症だと外に行きたくない。だったら、家に引きこもっているしかない。家に引きこもっていたら、ブログを書くか、ゲームをするか、本を読むか、DVDなどを見るか、部屋の片付けをするか、それぐらいの選択肢になるだろう。そこに、スパロボがあったらどうする?  花粉症で思考力の落ちた俺は、後先考えずに欲望のままに、スパロボT、そしてXに手を伸ばしたという寸法よ」

ヒノキ「だけど、花粉症から回復して、ハッと我に返ったわけじゃな」

NOVA「そうです。俺の人生、スパロボだけに費やして、果たして良いものであろうか?  確かに、スパロボは俺の人生でそれなりに大切なものではあるが、それ一つで満足するほど俺の人生は小さくない。もっと、実りのあることをして、今を充実させなければいけないのではないか?  と哲学的な葛藤に苛まれたわけですよ。ゴールデン・ウィークの間に旧友と会うとか、いろいろ買い物をするとか、映画を見るとか、引きこもりNOVAからアクティブNOVAに切り替わって、平成NOVAから令和NOVAに進化した次第」

ヒノキ「それが大体、4月から5月頭のタイミングだったと」

NOVA「ええ。その時に、俺を導いてくれたのがアベンジャーズ。自分の人生を生きろだの、娘と楽しい時間を過ごしながらも父親として世界の未来のために命を捧げろだの、この約10年の過ぎ去りし日々を思い出しながら、感動を味わったりもしました。そう、10年後に誇れる自分であるように、今をしっかり生きようとか」

ヒノキ「10年後に想いを馳せるのもいいが、10年前は何をしていたのじゃ」

NOVA「2009年ですか?   過去ブログを確認すると……こんな記事を書いていたり」

ヒノキ「『必殺仕事人2009』か。毎週TV放送されていたんじゃな」

NOVA「他には、こちらのサイトを見る限り、小説を書いていたり。『プレ・ラーリオス  夜明けのレクイエム』ってタイトルで」

晶華「レクイエムと言えば、今はジョジョ第5部がクライマックスに突入した頃合いね」


ジョジョの奇妙な冒険 〜黄金の風〜 OP2 「裏切り者のレクイエム」

 

NOVA「10年前は、ジョジョのアニメがこうも話題になるとは思わなかったよなあ。第1部が放送開始したのが2012年だから、ある意味、2012年以降がいろいろ切り替わった年って感じでもある。アベンジャーズ公開とか、ホビットとか、ゴーバスターズとか。ゴーバスターズは現在パワーレンジャーで旬だったりもするが」

ヒノキ「2012じゃなくて、2009の話ではなかったのか」

NOVA「2009年は、キャメロン監督のアバターの年ですな。ディケイドとシンケンジャー、Wの年で、さらにウルトラマンゼロのデビュー年でもある。スパロボだと、2008年のZからK、NEOを経て、多元宇宙ネタが一般化してきた時期とも言えるわけで」

ヒノキ「それから10年か。アベンジャーズも、いよいよマルチバースをテーマにした世界観に突入するようじゃな」

NOVA「時空魔術師としては、観測対象が増えるとワクワクする反面、追跡するのが大変だなあ、と思うわけですが」

ヒノキ「他を観測するのも結構じゃが、まずは自分の身近なところを観測するのも大事じゃろう」

NOVA「屋久島ですな。リアルでは、50年に1度の大雨とかで大変みたいですが、こちらの世界ではどうなっていることやら。10日後のゴジラ映画を前に、再開したいと思いますが」

ヒノキ「うむ。シロの動向が気がかりじゃ」

 

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燐光一閃(新・屋久島編その3)

落雷の試練

 

   結界に覆われた屋久島の地。

   そこで謎の時空仙人に遭遇したリトルシーサーのビャッコことシロは、強くなるために修行を付けてもらうことになった。

   シーサー奥義・順逆自在の心眼は教えられないが、代わりに雷電吸引の極意を伝授しようと老仙人は告げる。

 

シロ「雷電吸引の極意、それは?」

仙人「うむ。昔、わしは多くの敵と戦ってきた。その中の一人にコングという名の猛者がおった。奴は怪力無双の巨漢で、実に器用な男であったが、飛び道具を持たぬでな。わしの放つ炎には太刀打ちできず、一度はわしに倒されて、すごすごと引き下がりおった。しかし、その後、コングは雷の力を全身に受けて、自らのパワーとしたのだ。そう、雷神のごとく目覚めし奴は、わしと互角に戦って、その勝負は痛み分けとなった。いずれまた決着を付けねばならぬと思いながら、この年まで再戦が能わず仕舞い」


伊福部昭 - キングコング対ゴジラ (1962)


Godzilla vs King Kong oficial 2020

 

シロ「つまり、雷電吸引とは師匠のライバルが生み出した技なのですね」

仙人「そう。だが、わしもその後12年の歳月を費やし、その奥義を我が物とした。琉球の地にて、雷に打たれて修行したわしは、さらに地球に眠る超能力マグネットパワーさえも習得したのだよ」

シロ「マグネットパワー!  それは伝説の完璧超人の奥義ではないですか」

仙人「そう。天の電力と地の磁力、それを合わせて超電磁力に変えて、身に帯びしとき、いかなる攻撃も防ぎ止める電磁バリアを形成する。わしが長年かけて生み出した奥義を理屈で語ればそうなろう。だが、いかなる超絶技とて、それを使う体にガタが来ては反動に耐えられん。今のわしには宝の持ち腐れよ。だから、乙女よ。我が超電磁の秘技はそなたに託そうと思うが、修行に付いて来る覚悟はあるか?」

シロ「強くなれるなら、何でもします!」

仙人「ならば、コングやわしのように落雷に撃たれよ」

シロ「ヘッ?」

仙人「もう一度言う。落雷に撃たれよ」

シロ「そ、それって、普通は死にますよね」

仙人「わしは死ななかったぞ。それに雷の力でパワーアップするのは、ヒーローではよくあることと聞く。手っ取り早く力を得たければ、雷に我が身をさらすことだ」

シロ「し、しかし……」

仙人「もちろん、いきなりとは言わん。自然の雷のパワーは1億から10億ボルトに達するという。わしが最初に浴びた電撃は5万ボルトでしかなかった。それは難なく切り抜けたが、コングと戦った時に受けたのは100万ボルト。さらに、その後、3000万ボルトの帯電ネットを受けて苦しみもしたが、そうやって徐々に体を慣らしたおかげで、落雷をも力に変えられるようになった。乙女もまずは弱い電圧から始めればいい」

 

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