花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、ソード・ワールドのミストグレイヴ妄想リプレイ「魔神ハンター」を終了に向けつつ寄り道迷走気味。

令和あけおめ……って遅いわ!

久々ブログ(春の総括みたいなもの)

 

晶華「リナ老師、遊びに来たよ〜。NOVAちゃんも一緒だよ」

NOVA「ヒノキ姐さん、ご無沙汰してます」

ヒノキ「本当に遅いわ。令和になって3週間、もう、この春は顔を見ないまま、ゴジラ映画が公開されるのではないか、とやきもきしておった。一体、どうして、こんなに音沙汰なしだったのじゃ。わらわの納得いくように説明してもらおうか」

NOVA「一言で言えば、TRPGゴジラ関連のネタが、頭からうまく出て来なかったんですわ。ここの記事って、ロードスかソード・ワールド絡みと、翔花伝のバトル創作feat.怪獣映画で進んで来たわけですが、この春は別のことに夢中になっていて、そこまで手が回らなかったのが事実」

ヒノキ「ほう。わらわと話す以上に、新兄さんを夢中にさせたものは一体何か、聞かせてもらうぞ」

NOVA「個人的になりますが、3月は仕事で忙しい中、シンカリオンのために新掲示板設置作業をしていて、その途中、花粉症で酷い目にあいました」

ヒノキ「アッキー、そなたは何をしていたのじゃ?  花粉症ガールが付いておきながら、主人を花粉から守れないでいたとは、何のための厄除け精霊であろうか」

晶華「え?  花粉症ガールって、厄除け精霊だったの?  私はてっきり、花粉症推奨精霊だと思って、『NOVAちゃんの花粉症がこのままずっと続いて、花粉ライダーに進化するように』って花粉症の神さまに祈っていたんだよ」

NOVA「何てことを祈るんだ、お前は!」

晶華「だって、そうじゃない。炎と一体化すれば、炎など恐るるに足らん。ならば、NOVAちゃん自身が花粉と一体化すれば、花粉症で苦しむことはないはず」

NOVA「それって、自分がゾンビになってしまえば、ゾンビなんて怖くない。みんな、ゾンビにな〜れって理屈じゃないか。俺まで、花粉症の精霊に転化させるつもりだったのかよ、お前は」

晶華「大丈夫。花粉症の精霊だって、なってしまえば怖くないよ。むしろ楽しい。だから、NOVAちゃんだって、今から精霊に転職しよ❤️」

NOVA「いや、俺はただの人間でいい。とにかく、この春は花粉症ガールの呪いのせいで、俺は行動を妨げられていたようです」

ヒノキ「なるほど。全てはアッキーが悪かったのじゃな」

晶華「ええ?   どうしてよ。花粉症で大変だ、と言いつつ、NOVAちゃんはスパロボを頑張っていたじゃない。しかも、最新作のTのみならず、Xにまで手を出して、結局、どちらも中途半端に積んでる始末」

NOVA「それも花粉症のせいなんだ」

晶華「何でよ!」

NOVA「Xの舞台であるアル・ワースは、『真実の世界樹』に統べられた世界。花粉症によって、樹木への親和性を帯びた俺は、自分の意思とは関係なく、世界樹の世界に引き寄せられてしまったのだ」

ヒノキ「つまり、花粉症のせいで、アル・ワースに引きずり込まれたのじゃな」

NOVA「ええ。それが証拠に、花粉症が治った途端、スパロボをプレイしたい気持ちが綺麗さっぱり消えてしまいました」

晶華「スパロボファンとして、それはどうなのよ」

NOVA「まあ、花粉症だと外に行きたくない。だったら、家に引きこもっているしかない。家に引きこもっていたら、ブログを書くか、ゲームをするか、本を読むか、DVDなどを見るか、部屋の片付けをするか、それぐらいの選択肢になるだろう。そこに、スパロボがあったらどうする?  花粉症で思考力の落ちた俺は、後先考えずに欲望のままに、スパロボT、そしてXに手を伸ばしたという寸法よ」

ヒノキ「だけど、花粉症から回復して、ハッと我に返ったわけじゃな」

NOVA「そうです。俺の人生、スパロボだけに費やして、果たして良いものであろうか?  確かに、スパロボは俺の人生でそれなりに大切なものではあるが、それ一つで満足するほど俺の人生は小さくない。もっと、実りのあることをして、今を充実させなければいけないのではないか?  と哲学的な葛藤に苛まれたわけですよ。ゴールデン・ウィークの間に旧友と会うとか、いろいろ買い物をするとか、映画を見るとか、引きこもりNOVAからアクティブNOVAに切り替わって、平成NOVAから令和NOVAに進化した次第」

ヒノキ「それが大体、4月から5月頭のタイミングだったと」

NOVA「ええ。その時に、俺を導いてくれたのがアベンジャーズ。自分の人生を生きろだの、娘と楽しい時間を過ごしながらも父親として世界の未来のために命を捧げろだの、この約10年の過ぎ去りし日々を思い出しながら、感動を味わったりもしました。そう、10年後に誇れる自分であるように、今をしっかり生きようとか」

ヒノキ「10年後に想いを馳せるのもいいが、10年前は何をしていたのじゃ」

NOVA「2009年ですか?   過去ブログを確認すると……こんな記事を書いていたり」

ヒノキ「『必殺仕事人2009』か。毎週TV放送されていたんじゃな」

NOVA「他には、こちらのサイトを見る限り、小説を書いていたり。『プレ・ラーリオス  夜明けのレクイエム』ってタイトルで」

晶華「レクイエムと言えば、今はジョジョ第5部がクライマックスに突入した頃合いね」


ジョジョの奇妙な冒険 〜黄金の風〜 OP2 「裏切り者のレクイエム」

 

NOVA「10年前は、ジョジョのアニメがこうも話題になるとは思わなかったよなあ。第1部が放送開始したのが2012年だから、ある意味、2012年以降がいろいろ切り替わった年って感じでもある。アベンジャーズ公開とか、ホビットとか、ゴーバスターズとか。ゴーバスターズは現在パワーレンジャーで旬だったりもするが」

ヒノキ「2012じゃなくて、2009の話ではなかったのか」

NOVA「2009年は、キャメロン監督のアバターの年ですな。ディケイドとシンケンジャー、Wの年で、さらにウルトラマンゼロのデビュー年でもある。スパロボだと、2008年のZからK、NEOを経て、多元宇宙ネタが一般化してきた時期とも言えるわけで」

ヒノキ「それから10年か。アベンジャーズも、いよいよマルチバースをテーマにした世界観に突入するようじゃな」

NOVA「時空魔術師としては、観測対象が増えるとワクワクする反面、追跡するのが大変だなあ、と思うわけですが」

ヒノキ「他を観測するのも結構じゃが、まずは自分の身近なところを観測するのも大事じゃろう」

NOVA「屋久島ですな。リアルでは、50年に1度の大雨とかで大変みたいですが、こちらの世界ではどうなっていることやら。10日後のゴジラ映画を前に、再開したいと思いますが」

ヒノキ「うむ。シロの動向が気がかりじゃ」

 

TRPG話も再開したく

 

NOVA「それで、今回はこんな物もお土産に持ってきたのですが」

 

ゴブリンスレイヤー TRPG (GA文庫)

ゴブリンスレイヤー TRPG (GA文庫)

 

 

ヒノキ「こ、これは、あの伝説のゴブリンスレイヤーTRPGではないか」

NOVA「いや。先週出たばかりの新作を、いきなり伝説呼ばわりはないのでは?  『伝説は死んだもの、過去のものに対して付けられる呼称』というのは、レジェンドのメンバーだった故シュタイン教授もおっしゃっておられた。ここは『話題の新作』ぐらいに表現した方がよろしいかと」

ヒノキ「だったら、新兄さんは何をもって伝説と呼称する?」

NOVA「RPG関係だったら、これですかね」

ドラゴンランス伝説〈1〉パラダインの聖女 (富士見文庫―富士見ドラゴン・ノベルズ)

 

ヒノキ「ふむ。それなら確かに伝説と言えようが、こちらはどうかの?」

【合本版】ロードス島伝説 全6巻 (角川スニーカー文庫)

 

NOVA「まあ、伝説でしょうな。今度、新作小説が出るそうですが」

ヒノキ「今度って、いつじゃ?」

NOVA「さあ。4月に出る予定だった『誓約の宝冠』ですが、何だか遅れているようで、現在は発売日未定になっています。発売されていれば、こちらに話しに来ていたはずですが、出ないものは仕方ない」

ヒノキ「そなた、時空魔術師じゃろう。何とかせい

NOVA「いやあ、ロードスは呪われた島ですから、俺の今の力ではどうにもなりません」

ヒノキ「そなたは昔、わずかなりとも関係者じゃなかったのか。灰色の勇者ボーグナインの名が泣くぞ」

NOVA「いや、それこそ時の彼方に忘れられた、知る人ぞ知る伝説の存在でしょう。ボーグナインが雑誌に載ったのは20年以上も前。しかも、今度の新作の時間軸は、パーンたちの時代の100年後。30年前ですら伝説と言われるロードスの歴史で、100年後なんてどうなっていることやら。灰色の魔女の呪縛さえ消えたロードスを、たかだかボーグナインの力で何とかできるとは思えません。ここは創造主たる作者の奮闘に期待したいところ」

ヒノキ「むむ。そなたに期待したわらわがバカじゃった。関係者だったら、作者にコネぐらい持っておるものか、と思っておったが」

NOVA「いやあ、そりゃ、昔の社員名簿とか使えば、連絡が取れなくもないですが、今さらそれって迷惑行為だと思いますしね。一ファンとしては、作品がコンスタントに出て、楽しんで追っかけできれば、それで十分なんですよ。まあ、昔は自分のアイデアを作品に反映させたいって欲求もありましたが、今はそれよりも気ままにブログ記事を書いている方が楽しい。言わば、ロードスの作者にあれこれ要求するよりも、ここでヒノキ姐さんとファン談義をかわしている方が楽しめる」

ヒノキ「そ、そうなのか?   新兄さんにとっては、水野良大先生と話すよりも、わらわと話す方が楽しいと申すのか?」

NOVA「いや、もしも水野さんと今、話すなら、やはり緊張しますって。先日、友野さんのツイッターに久々にコメント入れて返事をいただけただけで、ずいぶんと緊張したし、それでいて昔を思い出して嬉しかったし、今は距離を置いたファン程度の接し方の方が安心できる。昔、山本さんの掲示板で接した時は、こちらも遠慮しつつも踏み込み過ぎて距離感や礼儀を見失っていた感じだったし」

ヒノキ「過去の反省はともかく、ロードスの新刊が出たときは、わらわと談義記事を書くつもりなのじゃな」

NOVA「というか、本来は晶華がロードスRPGの話を、ヒノキ姐さんとしているはずじゃなかったのか?」

ヒノキ「そ、そうじゃ。2月にロードス記事で、『次はアッキーが魔法使いや精霊使いの研究発表をする』って流れになって、それっきり放置されていたのじゃ。アッキーは何をやっていた!」

晶華「え?  だって、研究のために魔法の話をNOVAちゃんとしようと思っていたら、お仕事であれこれ忙しくて、その後、花粉症とかスパロボとかアベンジャーズとか、いろいろ話が流れているうちに、すっかり忘れちゃっていたもの。全ては……そう、平成から令和に移り行く時代の変遷期ゆえのカオスが悪いのよ」

NOVA「まあ、水野さんだって、待望のロードス小説を遅らせるくらいだからな。時代のカオスはあるんだろう。だったら、娘の不始末は俺の不始末。魔法使い関係の研究発表は、この俺が直々にしてやろう」

晶華「やった。じゃあ、私はアシスタント・ガールの仕事をするね」

ヒノキ「そ、それもいいが、その前に一つ頼みがあるのじゃ、新兄さん」

NOVA「何でしょう?」

ヒノキ「その話題の新作、『ゴブリンスレイヤーTRPG』のルールブックを、わらわに読ませてくれんかの」

NOVA「ああ、これですか。だったら、貸しておきます。そして、ゲームマスターをやって下さい」

ヒノキ「ヘッ、何と?」

NOVA「いやあ、俺、原作小説を読んでないんですわ。だけど、ゲームのルールへの興味と、文庫版だから安いのと、昔の同期だった川人くんへの義理とで、買った次第。あ、川人くんと言えば、ロードスRPGの作者だし、最近はこれも買ったし、今も結構、応援しているんで」 

 

ヒノキ「つまり、ゴブリンスレイヤーの原作を読んでない新兄さんは、わらわに原作を読ませて、あまつさえゲームマスターさえさせようという魂胆なのじゃな」

NOVA「いや、ヒノキ姐さんのことだから、喜んで原作を読んでいるんじゃないかな、と思って」

ヒノキ「新兄さんが読んでないものを、どうして、わらわが読んでいると思えるのじゃ?  そなた、このブログの作者じゃろう?」

NOVA「ええ、そうですが」

ヒノキ「ブログの作者が知らない作品を、ブログの住人が知っているはずがない。こんなことは書き手として当然のはず。作品内での天才設定も、作者の天才観がダメダメでは、ちっとも天才には思えないのと同じ。つまり、わらわがゴブリンスレイヤーを知っているという設定にするためには、作者が原作小説を読まないとダメなのじゃ。と言うことで、わらわにゲームマスターをさせたければ、新兄さんもいっしょに原作を読むしかない」

NOVA「やれやれ、仕方ない。一巻と最新巻だけでも買って読むか」

 

晶華「どうして、そんな読み方をするのよ。普通は、最初から順を追って読むものじゃない」

NOVA「いや、俺は後から作品を追っかけるときは、まず原点と最新刊だけを読むがな。原点を読むことで基本設定を理解し、最新刊を読むことで書き手としての成長具合とか、キャラの現状を知ることができる。そしてハマれるようなら、途中を補完するわけだ。話題作でも、読んでみて自分に合わない場合もあるからな。とりあえず、始まりと現状が分かれば、旬の話題に付いて行けるはず」

ヒノキ「では、次はロードスかゴブリンスレイヤーの話を展開しようかの」

NOVA「その前に、屋久島も気になるし、ハイラスのところにも顔出ししておかないとな。うまく記事書きのローテーションを考えて、仕切り直しをしようと思ってます」

 

(当記事 完)