花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、ソード・ワールドのミストグレイヴ妄想リプレイ「魔神ハンター」を終了に向けつつ寄り道迷走気味。

カテゴリー整理のよもやま話

NOVA「とりあえず、一部のカテゴリーを消してみた」

翔花「どうしたの、突然?」

NOVA「いや、この一月ほどで当ブログを再開して、花粉症避けのボディガード兼アシスタントとして、お前を生み出したり、ブログのタイトルをいろいろ変えたり、まあ、いろいろやってたんだけどさ」

翔花「うん、生み出してもらったことは感謝しているけど、それとカテゴリー削除にどういう関係が?」

NOVA「いや、俺は温故知新を旨とするし、古いものだから単純に消して良し、という考え方には反対なんだけど、だからと言って、いつまでも旧態依然のままにとっ散らかって、この混沌空間こそが俺の生き様と嘯くような人間にはなりたくはないんだよ。要するに、現状と未来を見据えながら、少しずつでも進化していきたい。そのためには、涙を飲んで、進化しないものは切り捨てていくことも考えないといけないわけで」

翔花「そこまで大層に考えないと、カテゴリー整理もできないの? いつも思うけど、妙なことにこだわり過ぎてない?」

NOVA「だって、切り捨てるものがリューケンドーだよ、セイザーXだよ、続編が作られなくなって久しいが、放送中はものすごくハマっていて、これを追跡するにはカテゴリー分けも絶対必要だ、と確信していたわけだよ。今でも、いつでも過去の『リューケンドー』記事にリンクボタン一つでポンと飛べると思うと、懐かしい夢が膨らむじゃないか」

翔花「それを、ここ見る多くのお客さんが望むと思うの?」

NOVA「もちろん、いるだろうさ。心から『リューケンドー』を愛するタカラトミー製ヒーローファンとか……」

翔花「そんな人がいたとして、もし、今ここを見ていたら、その人はNOVAちゃんに激怒していると思うわ」

NOVA「え、どうして? カテゴリー枠から消したことを、か?」

翔花「さっきから、微妙にタイトルを間違えているのよ。正確には『リュウケンドー』ね。boatの読み方が本来、ボートじゃなくてボウトだ、と言っちゃう人が、そんなミスをしていたら、『お前のリュウケンドー愛は、所詮その程度か? お前にリュウケンドーの何たるかを語る資格はない。とっとと書いた記事を削除して、ブログ界から足を洗うんだな、クソが』と徹底して罵ってくるんじゃないかな?」

NOVA「いや、さすがに、そこまでの激烈なファンというか、バーサーカーみたいな人はいないと思うけど(たぶん)、自分がミスをしたのは事実だから、素直に反省するとしよう。うわあ、リュウケンドーよ、名前を書き間違えて悪かった。俺はこの失敗を糧に、次こそ真のリュウケンドーマニアの道を突き進むことを固く誓う!」

翔花「って、またリュウケンドーの記事を書くつもりはあるの?」

NOVA「いやない(きっぱり)。だってよ、放送年2006年だよ。2年前に10周年だよ。本当なら、その折にタカラトミーが『魔弾戦記リュウケンドー10周年記念祭り』でも盛大に開催して、オリジナルDVD『帰ってきたリュウケンドー 10イヤーズアフター』でも製作して、みんな、リュウケンドーのことをいつまでも忘れないでね。君たちがリュウケンドーを忘れない限り、リュウケンドーはいつまでも不滅だ、ぐらいに盛り上げても良かったんじゃない? そうすれば、俺だって間違えて『リューケンドー』なんて書いて、恥をかかなくても済んだのに」

翔花「最後のは個人的なケアレスミスだから深くはツッコマないけど、NOVAちゃんがそこまでリュウケンドーのことを愛していて、こだわりを持っていたのに、泣く泣くカテゴリー整理のために消去した、ということはよく伝わったわ」

NOVA「うん、それが言いたかったんだ」

翔花「記事は残っているのよね」

NOVA「ああ。[特撮NOW]カテゴリーで探すことも可能だ」

翔花「[特撮NOW]?」

NOVA「……そうだよ。記事を書いた12年前はな。それとも何か? 古びた記事は、全て[特撮(過去)]カテゴリーに改めないといけないって言うのか? 一体、いくつの記事をそうしないといけないと思うんだ?」

翔花「ええと、ちょっと待ってね。……2006年だけでも、150は下らないわね」

NOVA「って、数えたのかよ。当時それだけ書いた俺も凄いけど、それを今、ざっとでも数えて来たお前も凄い。俺がお前で、お前が俺で……」

翔花「これも愛の為せる技ということかしら」

NOVA「認めよう。ある対象にこだわりをもって、そのために時間と労力を費やして後悔しない、それを愛と呼ばずして何と呼ぶか。俺は2006年の諸々の特撮作品を確かに愛していて、その愛は今でも俺の心を熱く震わせる。後悔なんてするものか」

翔花「私は、特撮ヒーローにそこまでの愛情を注げないけど、NOVAちゃんが喜んでくれるなら、何だって調べてくるわ」

NOVA「さすがだ、それこそ我がアシスタントよ」

翔花「(別にアシスタントだからってわけじゃないんだけどね。……まあ、今はそれでもいっか)それより一つ聞きたいことがあるんだけど?」

NOVA「ん? 何だ?」

翔花「げんとくんと、リュウケンドー、どっちが好きなの?」

NOVA「何で、この話の流れで、そういうことを聞く!?」

NOVAの好みは?


翔花「だいたい、NOVAちゃんは、いろいろなものに気移りし過ぎなのよ。つかさ先輩がいいって言ってみたり、メレ様最高と言ってみたり、ラトゥーニはぼくの嫁と言ってみたり……」

NOVA「いや、言ってない。前の2人についてはそう言ったりもしたが、ラトに対して、そういうことを言ったことは一度もない。本人の前で固く誓うが」

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翔花「じゃあ、誰よ?」

NOVA「誰がって何の話だ?」

翔花「歴代スパロボヒロインの中で、誰が一番好みなのよ?」

NOVA「そんな物は決まっている」

翔花「と言うと?」

NOVA「ガンダムのセイラさんだ(きっぱり)」

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NOVA「スパロボでは登場作品が少ないのでレアキャラ扱いなのが残念だけどな。セイラさんにオペレートしてもらったら、ぼくだってニュータイプに覚醒するはずさ。もちろん、ブライト艦長の指揮下、という条件付きだけどな。小説版の『金髪さん』との濡れ場シーンもいいし、最初はオペレーターで、その後、ガンダムに乗ってキャーっと叫んだり、Gファイターコアブースターに乗って、アムロのパートナーパイロットとして支援役についてくれるのもいい。カイさんを平手打ちするのもいいので、歌って踊ることを除けば、ロボットアニメのヒロインにとって必要な要素をほぼ兼ね備えているのが最高じゃないか。何せ、主人公に対しては年上のお姉さんなのに、妹キャラなんだぜ。しっかりしているようで、実はナイーブ、しかも、亡国のお姫様で、本名は別にある。属性をいくつ詰め込んでいるんだよって感じで、完成度の高さにおいて、彼女の上を行くキャラはなかなかいないんじゃないかな。結局、アニメでは誰とも引っ付かず、というのも評価が高い」

翔花「……どうやら違うボックスを思いきり開けてしまったみたいね。私が聞いたのは、版権物じゃないスパロボオリジナルのヒロインなんだけど……」

NOVA「だったら、『魔装機神』デビューのウェンディさんかな」

翔花「それは意外。どうして?」

NOVA「彼女もマサキに対しては姉キャラだけど、双子の姉テューディに倒しては妹キャラで、一粒で二度おいしい。それに一見、クールビューティーでありながら、照れ顔とか、悲しみ顔とか、ギャグ顔とか、意外と表情豊かだったりするんだぜ。もちろん、サイバスターの生みの親だというのもポイント高くて、しかもテューディに憑依されたら、ラスボスだって演じられる。そう、テューディ込みだと、ツンデレ属性まで付いてきて、青と赤で髪の色まで変わる。これほど末長く楽しめるキャラはなかなかいないと思うんだが。出番が割と少ないけど、出るときは確実に出てくれるのもレアキャラながら、手が届かないわけじゃないので好印象」

翔花「それだけ語れるのに、どうして今までアピールしなかったのよ」

NOVA「だって、彼女、基本的にパイロットじゃないので、スパロボ女性パイロット談義だと、ハブられるんだぜ。別にパイロットやってるだけがヒロインじゃないんだけど、まあ、スパロボではどうしてもパイロットにスポットが当たるからなあ。その中で、彼女ぐらい取り上げられたら、まだ上出来だと思うけどなあ。彼女がサイバスターを複座制に改造してくれて、マサキのサブパイロットとしてナビしてくれたり、機械操作の補佐を担当してくれれば、どれだけいいと思ったことか」

翔花「じゃあ、ラトへの好意はどういうの?」

NOVA「そりゃ、リュウセイへの好意を示してくれるからな。その意味では、マイも同じだし、基本、物語の主人公に好意を持ってくれるなら、主人公に感情移入した場合、可愛いと思うだろう? ただ、妹属性はしょせん可愛い止まりだ。嫁認定には至らない。まあ、ゲームである以上、優秀な女パイロットはそれだけで使う価値があるわけだし」

翔花「NOVAちゃんは、年上キャラ好み(メモメモ)」

NOVA「あくまで、フィクションの中だからな。甘えてくる年下より、導いてくれる方がいい。だからと言って、シャアみたいに年下の女の子に『ララァ、私を導いてくれ』という気にはなれない。同じ状況なら、こっちは『ララァ、しっかりサポートを頼む。大丈夫、ピンチの時には私が付いているからな。安心して、任せてくれればいい』ぐらいのことは言いたいよな。赤い彗星ならぬ白い新星としては」

翔花「つまり、私はサポート役に徹すればいいってこと?」

NOVA「そうしてくれると助かる。それより、げんとくんとリュウケンドーの件だけどな。さっきから考えて、ようやく答えにたどり着けた」

翔花「へえ、忘れずに考えていたんだ」

NOVA「ああ、同時に二つまでなら脳内並列処理できる。それ以上は、メモの助けも必要になるけどな。で、リュウケンドーは過去、げんとくんは現在で、圧倒的にげんとくん有利なんだが、それでも、げんとくんはリュウケンドーには勝てない。どうしてか、分かるかな?」

翔花「リュウケンドーは主役だけど、げんとくんは脇役だってこと?」

NOVA「惜しい。要はこの場で、リュウケンドーはカテゴリーになったけど、げんとくんで新しいカテゴリーを作る気は、現状、NOVAには一切ないということだ」

カテゴリーは愛だ


翔花「つまり、カテゴリー枠に入ることが、NOVAちゃんの愛の証ってこと?」

NOVA「ああ、それについて時間をかけて語って、楽しいと感じられるぐらいには愛しているテーマってことだよな。左欄のカテゴリー枠を見れば分かるだろう?」

翔花「うん、まあ、納得。確かに、NOVAちゃんが好きそうなタイトルが目白押しね」

NOVA「だろう? ところがさ、昔、ある人がブログを作るってんで、こっちはアドバイスに行ったんだが、ちっともカテゴリーを作らなくて、『お前は何を語りたくて、ブログを作ったんだ』ってことがちっとも見えない。創作のためにブログ作ったのなら、ただ『創作』とか共同企画タイトルの『ラーリオス』ってカテゴリーを作ればいいだけの話なのに、それすらしない。結局、その人はブログというものを全く分かっておらず、自分がブログを作って何を書きたいのか、そういう方針もないままに、ブログを作った形になる。こうなると、ただの技術とかそういう問題じゃなくて、要するに何がしたいか、そのために何をしなければいけないか、という生きる方針すら自分で立てられずに、他人にそれを求めるわけだな」

翔花「誰のことか、おおよその見当は付いたけど、どうして唐突にそういう話になるのよ?」

NOVA「いや、一応、さっき、その人からメールが届いたのをチェックしたんだわ。で、お前当ての文面もあってな。一応、お前にも読んで欲しいわけ」

翔花「へえ? ファンレター? どんな内容かしら?」

NOVA「どちらかと言えば、詫び状になるかな。そこだけ引用すると、こんな感じだ」

翔花ちゃんの名前を翔華と間違えた件ですが、花に比べれて華は古風で雅なイメージがあり、人によってはとっつきにく、お高くとまっているという印象を持つかもしれません。翔花の方が親しみやすくかわいいので万人受けします。誰からも好かれるでしょう。名前を間違えてごめんね。翔華より翔花の方がいい名前だよ。

NOVA「さあ、翔花、これを読んで、お前はどう思う?」

翔花「うーん、『とりあえず謝罪は受け取った、ありがとう』と応じるけれど、それ以上にツッコミ入れたいわね」

NOVA「お、出るか。スペシャル・ローリング・トリプル・サンダー・ツッコミ」

翔花「技の名前を間違えないで。ええと、『比べれて』とか『とっつきにく』は、NOVAちゃんの引用ミスではなくて、原文そのままなのよね」

NOVA「ああ、間違いない。原文のままだ。これでも昔よりもずいぶん良くなったんだけどな。一時期、散々推敲してやったんだが、肝心なところでミスる癖は直らないらしい。ダイス目でファンブルでも振っているのか? 🎲🎲 これがファンレターなら、幻滅ものだと思うが」

翔花「形よりも、むしろ中身が問題なのよね。私は『翔花』という自分の名前を間違えられたのがイヤなのであって、『翔華』と比べてどっちがいいか、ということを問題にしていないのよ。ある物を持ち上げようとして、結果的に別の物を下げてしまうような文章は、いたずらに敵を作ってしまうんじゃないかしら」

NOVA「つまり、リュウケンドー愛を表明しようとして、勢いでげんとくんの悪口を書いてしまうようなものか。いちいち比較して、どっちが何に比べていい、なんて書くのは、比べられた対象のファンを怒らせがちだよな。名前を間違えてゴメン、と言えば、それで済む話なのに、余計な修辞に気を使うから、逆に火の粉を招きかねない。褒めるなら、ただ褒めるだけでいいのであって、何かと比べて褒めるというのは間違った褒め方だと思う。特に比較相手が人や作品の場合はな」

翔花「そうね。別に私は『翔華ちゃん』って名前の娘と対立関係になりたくもないし、その名前と比べて、私の方がいいなんて思ってもいない。そういう褒め方をされても、嬉しくはないわ」

NOVA「まあ、本人なりに考えて書いた文章だとは思うけど、その対象のことしか見えていないので、違う方面からのお叱りを受けることが想像できないのかもしれないんだな」

翔花「今後、私のことを褒めたいなら、他のキャラとか人ではなくて、私自身のセリフとか、態度を挙げて『こういうところが好み』とか『このセリフが心に響いた』とか、そういう褒め方をすることね。歌手なら歌を褒められたいし、女優や声優なら演技を褒められたい。それを、他の歌手や、他の演じ手と比べて、あっちよりいいって褒め方をするのは、どちらに対しても失礼だと思う」

NOVA「その割には、お前も俺によく聞いてくるよな。『どっちが好きか』とか『誰が一番か』とか」

翔花「それは……読者の皆さんが多分知りたがっているんじゃないか、という情報を、私が代わって聞いてあげているのよ。そこまで気を使っている私に感謝してもらいたいものだわ」

NOVA「はいはい。そういうことにしておこう。次、行くぞ」

コメント対応とかメール対応とか


翔花「ちょっと待って。今のメール主は、NOVAちゃんが昔から付き合っているのよね。それは愛?」

NOVA「何でだよ、愛は後悔しない。俺は、彼に対しては幻滅も後悔もしているし、それは彼にもしばしば訴えているので、間違いなく愛じゃない。それでも、何だかズルズル関係が続いているのを、人、腐れ縁と言う」

翔花「ふーん、腐った縁か。何か妖しい臭いがするわね」

NOVA「だから、そう目を輝かせて見つめるのはやめろ。愛じゃない証明をしてやる」

翔花「へえ、何をするの?」

NOVA「俺はブログ上で、彼および、彼の原案作品であるラーリオスというカテゴリーを一度も立てたことがない」

翔花「『GTライフ』では、彼のコメント処理用に[コメント対応]ってカテゴリーを増設しておいて?」

NOVA「いや、別に彼専用のカテゴリーってわけでもないのだが。彼のコメントは、まず言葉足らずで主観的な思い込みが強すぎて解釈に困るものが多いので、そこから対応を始めると、どうしても長文になってしまう。そして、アドバイスとか、反論とか、加えると、コメント欄では対応できないので、だったらブログ記事として昇華する方がいい、という結論になってな」

翔花「こっちには作らないの?」

NOVA「必要なら作るが、今のところ、コメント欄でNOVAをそこまで困らせたことを書いた人はいない。軽いあいさつに、軽い応答でさわやかに後腐れなく、言葉を交わして、じゃあ、また機会があればよろしく、で大抵は問題ないんだ」

翔花「彼はそうじゃないの?」

NOVA「もっと深入りしようとしてくる。というか、こっちの都合にお構いなく、自分の個人情報をベラベラ語り出して、自分の全てをさらけ出そうとする悪癖がある。しかもネット上で、場をわきまえることもなく、失言暴言のオンパレード。俺も公開情報は広めに取っている方だと思うが、そこのところは考えた上で、自分が傷つかないように計算して、極力、敵は作らない方法を心得ているつもりだ。だけど、彼はそうじゃない。勝手に自分で公開しておきながら、暴言吐いて、知らないところで敵をたくさん作ってしまっていることに後から気づいて、他所で噂になってさらされて、どうしようと泣きついてくるところがある。彼に関わる人たちが散々忠告してやったのにな」

翔花「彼のことが、そんなに心配なのね」

NOVA「ああ、初期の西順之助を気にかける中村主水の心境を初めて理解したよ。危なっかしくて見ちゃいられねえ。おい、秀、あのガキがまたいらんことをしでかしたら、後腐れのないよう始末して来いって言いたくもなったけど、俺には便利に動いてくれる秀はいないし、今は21世紀だ。勝手に始末でもしようものなら、警察が黙っちゃいない。そもそも俺は必殺仕事人じゃないしな。後腐れない程度の仕置きはしたこともあるけどな、教師として」

翔花「今のNOVAちゃんには、私がいるじゃない」

NOVA「ヘッ?」

翔花「彼がいらんことをしているなら、私がかんざしの秀になり代わって、始末してあげるわ」

NOVA「って、何をする気だよ」

翔花「もちろん、彼の愚かな言動には、きちんと叱りつけて、スペシャル・トリプルツッコミ・ローリングサンダーで鉄拳制裁してあげるのよ。彼、そういうヒロインが好きみたいだしね」

NOVA「余計に喜ぶんじゃないかなぁ」

翔花「どうせ、付きまとってくるんでしょ、迷子の犬みたいに。だったら、せいぜい可愛がってあげましょ。躾もしっかりするのが飼い主の勤めよ」

NOVA「お前、そこまで言うか」

翔花「NOVAちゃんにとって、彼はげんとくんみたいな存在よ」

NOVA「何でそうなる?」

翔花「だって、カテゴリーもないのに、しょっちゅうネタにされて、おまけに自称・地獄帰りとか、過酷な運命とか言っておいて、言っていることは壮大だけど、しょせんは一人で何もできずに、メガネのキャラに膝まづいてくるところとか、共通部分を探せばいっぱい出て来そうよ。NOVAちゃんが内海さんなら、彼、げんとくんで決まりね」

NOVA「いや、俺、難波チルドレンじゃ……って、昔、難波の付く地域で雇われて教えたこともある元難波ティーチャーだったりするな」

翔花「決まりね。NOVAちゃんが内海さんで、彼、げんとくん。そして、私はみんなのアイドル、翔花ちゃんよ」

NOVA「そんな名前のキャラは、ビルドにはいない。お前は万丈でもやっとけ」

翔花「何で私が万丈みたいなバカなのよ」

NOVA「だって、お前、人間じゃないから」

翔花「やだ。それなら、火星の王妃ベルナージュ、通称ベル様の方がいい」

NOVA「何で、突然、ビルドごっこなんてやってるんだ、俺たち」

そろそろお開き(夜、仕事から帰還後)


翔花「で、これって本当に何の話だったの?」

NOVA「もちろん、今度、カテゴリーを整理して、昔のTV番組のタイトルとか、まとめて消したから……って報告するのが目的だったんだが」

翔花「NOVAちゃんがリュウケンドーにこだわったせいで、おかしくなったんだと思う」

NOVA「ちょっと待て、翔花!(ギロッ)お前、今、リュウケンドーが悪いと言ったな? リュウケンドーをバカにするとは、お前がいくらアシスタント娘であったとしても、言っていいことと悪いことがある。今すぐ反省しろ! 反省しないと……(ゴゴゴゴゴ)」

翔花「ちょ、ちょっと、NOVAちゃん。何だか様子が変よ。まるで、ビグザムの上に立ったドズル・ザビのような邪悪なオーラを立ち上らせているわ。こうなったら、花粉症バスター!」

NOVA「そんなものは効かん! 闇に抱かれて眠れ! ゲキリュウケン魔弾斬り!」

翔花「キャアアアアアッ。(ガタガタガタガタ)……何とか避けたけど、部屋の本棚から本がいっぱい崩れて来たわ。このままじゃ、NOVAちゃんの貴重な蔵書が大変なことになっちゃう。何とか正気に戻さないと! ごめんなさい、ごめんなさい、リュウケンドーは悪くないです。翔花がみんな悪かったです。(涙目、土下座)」

NOVA「ムッ?」

翔花「あ、邪悪なオーラが消えていく。鬼のような形相が一転、穏やかな仏さまのように……」

NOVA「ん? 何かあったのか、翔花。どうして本棚が崩れたりしてるんだ? もしかして、地震でも?」

翔花「ふええーーん。リュウケンドー、怖かったよー。二度と怒らせたくないよー」

NOVA「何、言ってるんだ? リュウケンドーは正義の味方だぞ。怖いことなんて、あるわけないだろう」

翔花「いや、きっと、十周年記念を祝ってもらえなかったとかで、祟り神みたいになっちゃったんだよ。だから、せめて、私たちだけでも、しっかりお祝いしてあげないと」

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NOVA「ああ、何が何だか分からないが、お前にしては殊勝な心掛けだと思う。俺も、本棚片付けてから、寝るようにするわ。今夜は、久々にリュウケンドーの夢を見るぞ。それから、リュウガンオーリュウジンオーも登場したらいいなあ」

翔花(あんな怖いヒーローがまだいるって言うの? NOVAちゃんの前で、昔の特撮ヒーローを悪く言うのは気を付けないと。特に、メジャーな戦隊やライダー以外のヒーローだと、忘れ去られて、ご供養されずにどんな悪霊に化けてるか分かったものじゃない)

NOVA「よし、本棚、片付いたぞ。さあ、寝るぞ。ん? 翔花、どうしたんだ? 画面の方をじっと見て」

翔花「読者の皆さんへ、お休みの挨拶をしようと思って。ええと、みんな、番組終了したヒーローのことはいつまでも忘れないでいてあげて。みんながヒーローのことを忘れないでいたら、彼らもきっとヒーローであることを忘れないと思うの。うちのNOVAちゃん、悪霊を引き寄せちゃう体質みたいだから、もしもヒーローがきちんと十周年を祝ってもらえず、悪霊化したら、たちまち荒れ狂って、大変なことになっちゃうから。2006年は特に『ライオン丸G』なんかも化けて出そうね。今頃、出演者の一人が悪の首領として、女の子のチームを虐めようとしているんじゃないかしら?」
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NOVA「ああ、悪霊と言えば、リュウケンドーの主題歌を歌った大槻ケンヂさんも、昨年末のビルドの映画でそんな感じの敵キャラ演じてたっけな。二人合わせてバイカイザーって奴」
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翔花「もう、悪霊の話はしなくていいから、さっさと寝なさい。ラリホーマ

NOVA「ZZZ」

(本記事はフィクションです。リュウケンドーがNOVAに取り憑くような悪霊になったのも、実際のヒーローとは何の関係もない妄想の類です。なお、マジマジョピュアーズの敵が、昔、ライオン丸Gに出ていて、近年、必殺仕事人にも出ているのは事実。妖怪ガシャドクロが、ドクロマークの悪霊アクセサリーをばら撒いているという情報が入って来ております。💀 ドクロマークのアクセサリーにご用心。完)