日野木アリナと弥生ウルシェードのOP談義
ヒノキ「TRPG大好き娘のヒノキじゃ」
弥生「TRPG初心者だけど、データ解析は得意なメガネピンクこと弥生です」
ヒノキ「うむ。当初は司会がわらわで、解説を弥生に任せようかと思っていたのじゃが、話を進めるうちに、弥生に仕切られてしまって、わらわが解説役になってしもうた」
弥生「大体、初心者に解説をさせようというのが無茶振りだったのですよ」
ヒノキ「いや、メガネンジャーは司令がTRPGマニアじゃから、てっきり隊員全員にしっかりTRPG教育を施しておるじゃろう、と思い込んでのぅ」
弥生「メガネンジャーはTRPGをするために集まったチームではありませんから。それより、初心者の私がSW2.5のルールを改めて読んで気づいたんですけど……」
ヒノキ「何じゃ?」
弥生「シロちゃんって、獣人リカント族でキャラを作ったんですよね。どうして獣変貌をしないんでしょう? 最初から獣変貌していれば、筋力ボーナスがプラス2されて、その分、追加ダメージになっていたと思うのですが」
ヒノキ「……本当じゃのう。直接、本人に聞いてみるか。おい、シロや。お前はどうして獣変貌しないのじゃ」
シロ「うっかり忘れていた自分と作者を、ボクは許せない。もしも最初に獣変貌していれば、2ラウンド目にもう2点ダメージを増やせていたはずなんだ。その後は、どうやってもクリティカルしなければダメージが通らないのは同じだけど」
ヒノキ「さて、この裁定をどうするかが問題じゃな。今から獣変貌するにしても、それは補助動作ではなくて主動作なので、1ラウンドを余分に費やしてしまう。HPが残り7点では、獣変貌した瞬間に攻撃を受けて、終わってしまう可能性もあるわけで」
翔花「だったら、今回は特別に記事前の戦闘準備で、危機に際して本能覚醒したシロちゃんが獣変貌したということにしない? ルールをねじ曲げることになるけど、これは公式リプレイじゃないんだし、作者もミスしたのは事実だし、記事が面白くなることの方が大切だと思うの。きっとNOVAちゃんも、どこかの異世界で『シロちゃんの本能覚醒を見たがっている』だろうし」
シロ「新星殿がボクのことを気に掛けているだって?」
翔花「だって、同じ白だもん。白いパンドラパネルだって、きっとシロちゃんに力を貸してくれるよ」
ヒノキ「まあ、対戦相手がそれでいい、と言っているのじゃから、わらわとしても、特別に記事開始前の獣変貌を認めるとしよう。TRPGで大切なのは、参加者全員が楽しく納得できる裁定じゃからな。過剰にルールを捻じ曲げるのではゲームにならんが、ミスを修復するために、ちょっとした工夫と演出で対応するぐらいの機転を示すのもTRPGの醍醐味と言えよう。わらわは柔軟なGMのつもりじゃ」
シロ「うおー、みんなの優しさに包まれて、本能覚醒、やってやるぜ」