花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、TRPGの魔法研鑽を展開予定。

後継機の継承(スパロボYチャプター4の3)

チャプター4終了

 

NOVA「チャプター4は、今回の3話分であっさり終了した」

ヒノキ「と言うと、43話から51話までだから、たったの9話分か。20話近いチャプター2や3に比べると、短いのう」

NOVA「今回はメインシナリオだけで、物語密度は濃かったと思います。順に『魔女の願い』『決死の果てに』『反逆のNINJA』ですが、スレッタとハヤテと主人公フォルテに後継機が来る話だったので、こういう記事題になりました」

ゲンブ「とは言え、今までも後継機への乗り換えはあったでござらんか」

シロ「主に、この記事ですね」

NOVA「ショウがダンバインからビルバインに、シンがインパルスからデスティニーに、ダバがエルガイムからMK2に、そしてアムロさんとカミーユがそれぞれνとZガンダムを入手する流れだな。それらは各キャラの撃墜数条件が絡むのと、物語上はかつて乗っていた愛機を取り戻す傾向が強い。唯一、エルガイムだけはMK2が新造されたという話だけど、前作で乗っているから、プレイヤー的にはお馴染みという感覚がある。しかし、今回の後継機はプレイヤーにとっても初めてなので、いろいろと新鮮だ」

 

  • エアリアル改修型:従来のエアリアルを改修した機体。性能の向上よりも大きなのは、武装エスカッシャン(ファンネルみたいな誘導兵器)の扱い。改修前は射程7の長距離武装だったのが、改修後は射程4の中距離武装になって、移動後攻撃ができるようになっている。長距離戦は、エスカッシャンがライフルに装着された長距離ビームライフルを使用するので、射程距離は変わらない。ただし、後継機は燃費の悪さが常に問題になるので、スレッタにもENセーブ2が必要になった。武装傾向としては、マップ兵器を持たないウイングゼロに近いが、スレッタは回避があまり得意でなく、代わりに機体のバリアが強力という特徴がある。
  • VF31J→F:ハヤテ機は青いカラーリングが特徴のJ型(機体番号は05)だったけど、メッサーの死に際して、彼の愛機だったF型(機体番号は02)に乗り換える。F型のカラーリングは白地に黒で、死神らしいドクロマークが特徴。これは新人パイロットの一条輝がVF1Jから戦死した先輩フォッカーのVF1Sに乗り換えたオマージュである。ただし、個人的に輝やハヤテにドクロのマークは似合わないと思っている。機体の外見以外、性能面の変化は多分ない。一応、通信機能で隊長機やミラージュ機は強化されているとか、メッサー機はより高機動戦用のピーキーなチューンアップが施されているとか、チャック機は索敵性能が高いとか、細かい設定があるけど、スパロボではそこまで各VFの性能差は反映されていない。
  • Xルーンドラッへ→Yzルーンドラッヘ:攻撃力不足が問題だった主人公機がパワーアップ。強化前のXは、NINJAの持ち前の俊敏さと体術で戦う機体だったが、新たなYzは分身および多数の支援ユニットとの連携も交える機体になった。

シロ「何だか、ルーンドラッへの後継機は重武装化して、戦闘演出も派手になりましたね」

NOVA「エーアデントとの合体技や、その前の極忍技はまだ解禁されていないが、さらなるパワーアップが用意されていると思うと、ワクワクするなあ、と思う」

ヒノキ「当然、EN食い虫なんじゃろうな」

NOVA「ところが新機体は、エーアデントから8マス以内で気力150の時に毎ターンENが50%回復するという能力付き」

ゲンブ「気力さえ上がれば、大技を連発できるというのは強いでござるな」

NOVA「移動力も1増えて、ますます戦場を駆け回れる機体に。とにかく、主人公機がパワーアップして、久しぶりに良い機体だと思えました」

ヒノキ「最近はあまり良い後継機に出会わなかったのか?」

NOVA「前作のヒュッケバインが30から30thになっても、封印が解除されただけで、物語的に燃える展開とは言えなかったと記憶。その前のティラネードがティラネード・レックスになっても、どうも燃えない。スパロボで、この後継機は凄い、と前に思ったのは、もしかすると、UX(2013)まで遡るかも」

ヒノキ「それは伝説の……必殺仕事人ロボ!」

NOVA「こういう和風ロボはツボですね。他には龍虎王とか、ダイゼンガーとか、オリジナル機体ならその辺が推しになってます」

シロ「では、今回の機体乗り換え話を見ていきましょう」

 

魔女の願い(49話)

 

NOVA「この話は、プレイ前からドキドキ物だった。グエルが仲間になるかどうかってことがな」

シロ「結局は、上手く行ったってことですね。おめでとうございます」

NOVA「ありがとう。隠しキャラが上手く仲間になって、これだけ嬉しいのは、30でジェイデッカーのカゲロウが仲間になって以来だな。加入フラグがまだ正確に公表されていないタイミングで、果たしてこれで仲間にできるのか? と若干の不安を抱えながら、できるだけのフラグ立てに勤しんだ結果だ。確実に成功すると分かっているなら、ここまで嬉しくはならないだろう」

ヒノキ「命中率100%で攻撃を当てても普通だが、命中率83%で攻撃を当てると、やった〜ラッキー♪となるようなものか?」

NOVA「まあ、83%で当てるのは、まあ当たるよなって感じですね。ラッキーだと思うのは、70%台から下かな。でも、そんな不安な命中率なら、精神コマンド『感応』をかけますね。本人が『集中』か『必中』を使えるなら、そうしますし。今回のグエル参入は、自分の中では成功率7割5分ぐらいの感覚でした。何せ、シャディクを倒さず、お付きのサビーナを倒して済ませましたから。サビーナを倒してから、シャディクを倒そうかと思っていたら、サビーナを倒した途端、イベントが進行してしまって、あれ? これでもいいのかな? と思ってプレイを先に進めたら、後から失敗したかもしれん、とドキドキする……ええと、この記事の38話以来だから約1週間のドキドキだったな」

NOVA「このシナリオを始めると、いきなりグエルがボブを名乗って、輸送船で働いています。艦内には何故かダリルバルデが持ち込まれていたそうで、あっ、これは成功したかなと思いながら、会話パートを進めると、エアリアル改修のためにアスティカシアに寄ったエーアデント。そこでドモンさんはグエルさんが行方不明だという話を、後輩のフェルシーから聞いて、心配したりします」

シロ「ドモンさんが何かとグエルのことを気にかけるんですね」

NOVA「俺としても、ドモンに感情移入しまくりだよ。シンに『どうして、あいつのことをそんなに気にするんですか?』と尋ねられると、『あの男は、昔の俺やお前に似ているような気がしてな。一皮むければ大きく成長すると思う』と答えるドモンさん。このグエルさんの持ち上げられようは凄いよ。仲間になったら、ゴッドガンダム、デスティニー、ダリルバルデの3機で小隊を組みたいと思ったぐらいだ」

ゲンブ「ともに行動させられるのでござるか?」

NOVA「さすがに前衛にどんどん突撃させているドモンさんやシンと比べると、ダリルバルデはそこまで強くないので、戦艦の周りで指揮効果付きで戦わせているのが現状だ。それでも機会があれば果敢に前に出して、トッドやギャブレーといった名ありキャラに挑ませて、HPを削る活躍をさせているけどな。『必中』『不屈』を覚えているので、ボス相手なら普通に挑める仕様だ。ダリルバルデは、リアル系だけど、パイロットがスーパー系。機体性能としては、空が飛べないエルガイムぐらいの感覚だな。避けないし、『鉄壁』も覚えないから、ザコ集団に囲まれたら生き残るのに苦労するけど」

シロ「どちらかと言えば、1対1の戦いに本領を発揮するタイプみたいですね」

NOVA「それでグエルが行方不明のまま話が進んで、アスティカシアのコロニーにまたウルガルが攻めて来たから迎え撃つエーアデント。しかし、背後からNOAHS所属のジェリルとリィリィの女傑コンビが出現。しかも彼女たちは民間人虐殺を平気でするんだな。エーアデントだけでなく、アスティカシアにまで攻撃を仕掛けて来たので、戦火にさらされた学園を守るために出撃したエアリアル改修型、そして謎の赤いモビルスーツだ」

ヒノキ「赤い彗星といったところか」

NOVA「まあ、偽名を使うところは似ていますが、ボブさん曰く、『みんな死んでしまった。この遺された機体で学園は守る。それが俺の戦いだ』と発言。みんなって誰よ? と思っていたら、後からボブの働いていた輸送船がNOAHSの襲撃で沈められて、ボブ1人がダリルバルデで脱出してきたことが分かる」

シロ「原作と少し違う?」

NOVA「いや、大筋は変わらないんだよ。第1シーズン終盤において、地球の武装組織『フォルドの夜明け』と、『地球の魔女』を名乗る少女2人のガンダムがプラント・クエタを襲撃するエピソードがクライマックスなんだが、その役割をNOAHSが担っている。そして1期のラストは、武装集団に乗っ取られた輸送船がクエタ襲撃のために偽装され、ボブも捕まえられて、そこから脱出する際のゴタゴタで、誤って父親殺しをやらかしてしまうんだな」

ゲンブ「過酷な話でござるな」

NOVA「一方、グエル同様に父親との確執を持っていたミオリネだが、クエタ襲撃の際に、父親が重傷を負ってしまい、そこで父娘の愛情を自覚するんだが、ミオリネのピンチを助けに来たスレッタが、平気で人を殺して笑顔で手を差し伸べる様を見て、恐怖心で拒絶して幕、というハードモードな終わり方をした次第」

ヒノキ「それをスパロボがどう扱ったか、ということじゃな」

NOVA「結論から言うと、シャディクとの決闘までは原作にほぼ忠実で、最終3話の展開は、原作要素を抽出しつつ、大きく改変した形。原作の過酷さをなくす形ですね。以下、違いを抽出してみると……」

 

  • エアリアル改修が行われたクエタは登場せず。敵の襲撃にあったのは、アスティカシア学園のコロニー。
  • 会社業務で忙しくなったミオリネと、スレッタのすれ違いはさほど強調されず。ただ、学園にいるミオリネの危機を、スレッタが救うために改修型で出撃という展開は同じ。とは言え、ミオリネはゲームシステム上、アシストクルーとしてエーアデントにいるはずなので、学園襲撃でピンチになるという展開は、少し違和感を覚える。スレッタはミオリネを守るために必死に戦うのが1期クライマックスだけど、スパロボではそこまで単機で必死にならなくてもいいので、ピンチ感の演出も弱い。
  • 一方、輸送船から脱出してきたグエル改めボブ。グエルが父親との確執で失踪し、偽名で働いていたのは原作どおりだが、脱出のために乗り込んだ機体は、テロリストの持ち込んだ量産機のデスルター。そのためにテロリストの仲間だと誤解した父親ヴィムの駆るディランザの攻撃を受け、防戦の最中に誤って殺害してしまうエピソードは割愛(父親殺しのショックから復帰するまでのドラマが2期の序盤から中盤までに描かれるのが原作)。今作は第1シーズンのみの参戦なので、2期につながる要素はいろいろ省かれた形。とりわけ、グエルとミオリネのそれぞれの父親に関する1期終盤のエピソードは大きく削られた。
  • もしも、第2期が今作に採用されたなら、『フォルドの夜明け』や、それと密かに結託していたシャディク、それに『地球の魔女』のソフィやノレアがNOAHS入りしていたろう、と推察される。何だかんだ言って、1期のみの参戦なので、学園での決闘を除けば、スレッタたちが戦う本作由来の敵機体は採用されていない形になる。次があるなら、フェルシーがディランザのパイロットに登録されて、グエルが弟のラウダの乗るガンダム・シュヴァルゼッテを説得して、グエルをシュヴァルゼッテに乗せられるようになるかも。
  • ともあれ、今作は2期がないので、水星の魔女の原作再現物語はこの辺で終了して、あとは改変された未来でスパロボオリジナルの敵と戦う流れでしょうね。そして、グエル(ボブ)は流派・東方不敗の新弟子として修行を続ける、と。

 

NOVA「バトル中は、グエル(ボブ)が敵のリィリィ姐さんに狙われてピンチなのを、何とか凌いで、スレッタや助っ人に駆けつけたコン・バトラーと力を合わせて、名あり敵を撃退する活躍を示しました。

「バトル終了後は、ドモンさんに呼び出されて、いろいろ事情を聞かれます。そこでボブという偽名を使った事情や、彼の乗った輸送船がNOAHSの襲撃で撃墜され、乗員は全員死んだ扱いになっていたことも聞かされます。失踪中のグエルとして学園に戻るか、それとも死んだはずのボブとしてエーアデントでともに戦うかを選ぶことになり、ボブは正体を隠したまま、エーアデントの一員になることを決断」

シロ「正体を隠せるんですか? 顔バレしますよ」

NOVA「マスク云々がネタなのか、スパロボ本編で採用されているのかは知らんが、正体隠しについては、ドモンさんが便宜を図ってくれるそうです。一応、ドモンの古い知人のボブとして参加する形だけど、スレッタやミオリネと絡む機会があるのを期待したい。

「ともあれ、ドモン曰く、『俺たちといっしょに、広い世界を見て回れ。その方がお前のためになる』そうだ。憧れのドモンさんに勧誘されたグエルさんは喜んで部隊に加入するわけだが、これ、フラグを立て損ねていたら、輸送船が沈められた際に脱出できずに死んだ扱いになるのかな」

ヒノキ「そこまで語られず、単に失踪して行方不明扱いじゃないのかのう?」

NOVA「とにかく、今はダリルバルデに乗って、そのうちガンダムファイターとしてシュヴァルゼッテに乗って活躍するボブさんの勇姿が見たいです」

シロ「さすがにシュヴァルゼッテに乗る頃には、ボブ名義でなくてグエルに戻っていると思いますが、そもそも彼は原作でシュヴァルゼッテに乗ってないでしょう」

NOVA「弟のラウダが乗ってきたからな。ラウダを説得できると、シュヴァルゼッテが入手できて、グエルを乗せ替えることができるならファンは喜ぶだろう。ダリルバルデは弟かフェルシーに譲るとして」

シロ「今作の水星MSはパイロット固定で、乗せ替え不可なんですよね。原作では、グエルさんがいろいろ乗り換えていましたが」

NOVA「最終的には、ディランザなんだな。グエルの愛用機体がディランザなのかダリルバルデなのかはファンの間でも意見が分かれそうだ。ダンバインのバーンが味方になる際に、ズワァースに乗ってくるか、ガラバに乗ってくるか。また、エルガイムのギャブレーがバッシュに乗るか、アシュラテンプルに乗るかが、スパロボでも作品によって異なるような感じになりそうだ」

ゲンブ「水星魔女がそれほど何度も参戦を重ねるとは思えんでござる。せいぜい、あと1、2作出れば、賞味期限が切れるのではござらんか」

NOVA「でも、今は旬真っ盛りなので、ボブの活躍を楽しみたい。もしかすると、ボブ名義は今作だけになるだろうし」

 

決死の果てに(50話)

 

NOVA「マクロスΔシナリオであり、オリジナル主人公シナリオでもあります。地球の北米アリゾナ州にあるフェニックス市の近くにプロトカルチャー遺跡が発見されて、そこでウインダミアの王ハインツが『風の歌』を歌うと、フォールド波の増幅作用で地球圏全体にヴァール化現象が広がるそうで、その前に遺跡を破壊しようという作戦です」

シロ「珍しく、こちらから攻めていく戦いですね」

NOVA「そこで既にヴァール化現象に苛まれて肉体が限界に達していたメッサーさんが引退を決意していたんだけど、味方のピンチに出撃して、敵の白騎士との一騎討ちの末、敵機を撃墜するものの、自分は体力が限界に達して死んでしまうんだな」

ヒノキ「そこはスパロボ改変でも、どうにもならないんじゃな」

NOVA「メッサー死亡はシナリオで確定した悲劇ですね。彼の機体の改造費用や、彼の育成に対しては、シナリオ終了後に資金換算されます。シナリオで避けられないキャラの死については、改造が無駄だったとプレイヤーの不満を和らげる処置ですね。メッサー機は戦闘の際に自機を失ったハヤテが後を受け継ぐ形で、機体改造もハヤテ機をそのまま受け継ぐ形です」

ゲンブ「で、尊い犠牲は出たが、作戦は成功したのでござるな」

NOVA「NOAHS精鋭が防衛している中で、背後から冥帝連合が自軍を奇襲して来たりもする乱戦でしたが、ゲーム的には敵を全滅させることに成功しました。勝利条件は5ターン以内に白騎士を倒せばいいだけなのに、まあ、何とか全滅に持ち込めましたよ、と。その後、メッサー討ち死にイベントが発生するのは想定内ですが、次に想定外のサプライズが発生します」

ヒノキ「他にも誰かが犠牲になるのか?」

NOVA「はい。主人公機が大破するイベントが」

シロ「だから、次のシナリオで後継機が登場するわけですね」

NOVA「順を追って説明しましょう。確かに敵の防衛陣を突破しましたが、こちらが遺跡を破壊する前に、ウインダミアの王を乗せた旗艦シグル=バレンスが遺跡上空に出現し、『風の歌』を歌います。対抗するために、こちらもワルキューレの歌でヴァール化現象を封じようとするのですが、遺跡で増幅された敵の歌を抑えることはできず、地球圏をヴァール化現象から守るために、エチカお嬢さまがエーアデントを突撃させて、力を解放します。これによって、ようやく遺跡は破壊されて、シグル=バレンスは撤退します」

ヒノキ「さすがはお嬢さま、と言ったところか」

NOVA「しかし、お嬢さまが力を解放すると、エーアデントが暴走する危機に陥るんですね。エーアデントのシステム・ニーラカナイに封じられた無数の思念が、エチカをさいなみ、その姿を『超人類』と呼称される魔物じみた形態に変貌させる」

ゲンブ「何と。お嬢さまは人間ではなかった!?」

NOVA「エーアデントのシステム・ニーラカナイを制御するホムンクルスみたいなものですが、とにかく暴走したエチカは制御不能になったので、このままでは危険だと判断した主人公のフォルテは、自分に課された使命を果たそうとする」

シロ「忍者の使命って、まさか?」

NOVA「エチカの護衛役として行動しながら、もしもエチカの暴走が制御不能になったら殺害するべし、というもの」

シロ「すると、忍者ガールがお嬢さまを始末しようと豹変する?」

NOVA「そう決意したものの、やはりエチカを愛するお姉ちゃんのフォルテには、そんな使命を果たすことはできず、珍しく悲嘆に暮れる姿をさらけ出す。その姿にエチカが正気を取り戻すんだが、その瞬間、『月ノ輪フォルテ、お前にできないなら代わりにその役を務めよう』とセイヴァースが出現、必殺技をエーアデントに仕掛けようとし、エチカを守るためにルーンドラッヘが身を盾にする。エチカの前で、ルーンドラッヘが大破して、ショックで気を失うんだが、セイヴァースもフォルテの覚悟に感じ入って、その場を撤退する流れだ」

ヒノキ「メッサーに続いて、主人公も討ち死にとは、最悪な展開じゃな」

NOVA「続きが気になりますね」

 

反逆のNINJA(51話)

 

NOVA「メッサーの死が霞むぐらいの重いイベントが入ったんだが、一応、メッサーについてもワルキューレのカナメさんがメッサーの遺体を抱きかかえて号泣する一枚絵が用意されていて、それなりの演出となっている。

「そして、ルーンドラッへは大破した機体を回収されたけど、フォルテはコクピットから投げ出されて行方不明ということになっていた」

シロ「それは……過去のスパロボだと、飛影がとっさに助けたってことですかね」

NOVA「当たらずと言えども遠からずだな。そもそもスパロボの世界では、機体に脱出装置が完備されているので、有人機を撃墜しても、パイロットはイベントで死んだという演出がされていない限り、脱出して無事、というゲーム内でのお約束があるからな。その辺はゲーム上の倫理観って奴だ」

シロ「で、誰が助けたんです?」

NOVA「敵のセイヴァースだ。捕虜として、重傷を負った彼女を連れ去って、治療を施したりもした」

ヒノキ「ほう。いい奴ではないか」

NOVA「セイヴァースは、エーアデントやフォルテに対して好意的なんだよ。ただ、天騎士という役職上、天帝ヴァルベルムの命には逆らえない。そして、どうもラー・ヴァル帝国は生存戦略遺伝子というものを兵士に植えつけて強力な軍隊を作り上げた専制国家らしい。未来を守ると言っているが、自分たちも地球人に負けず好戦的に宇宙の侵略活動を行なっている節が見られる。セイヴァースの発言によれば、エーアデントの覚醒によって陛下もますます好戦的になっているそうな」

ゲンブ「それは、エーアデントが戦いの元凶ってことではござらんか?」

NOVA「断片的な情報だから何とも言えないが、敵側はエーアデントを強化させて、その後で自分たちの力にしようと企てているようにも思える。そして、戦いを避けるためには、フォルテがNOAHSに降るか、いっそのことエーアデントの部隊ごとNOAHSに参加することをセイヴァースは提案するわけだが」

シロ「さすがに、それは虫が良すぎるでしょう」

NOVA「だよな。怪我を治してもらったことには感謝しつつも、セイヴァースの提案には乗れるはずがないと拒否するフォルテ。だけど、いくら忍者でも、敵陣から脱出は難しいと言い放つセイヴァースに対して、『地球人の戦力を恐れているのに、バカにしているのが貴様たちの傲慢だ』と言って、周囲の兵士をたちどころに無力化させる一つの影ありき」

シロ「助っ人来たあ。もしかして、マスターアジア師匠ですか?」

NOVA「それもありかもしれないけど、今回はこっちだ」

ゲンブ「おお。男性主人公にして、フォルテの兄クロス。朧の頭領どのではござらんか」

NOVA「兄貴が妹のフォルテを助けて、敵陣からの脱出までエスコートしてくれる。なお、大破したルーンドラッへⅡは、エーアデントの技術陣が頑張って修復してくれたので、2機のルーンドラッへが並んで、敵陣を突破したシーンで感動した」

ゲンブ「これで、兄妹の共闘になるのでござるな」

NOVA「そうはならない。安全圏まで来たところで、兄が妹に命令するんだ。『これからの忍務は、お前には荷が重い。俺が代わろう』と」

ヒノキ「何と。主人公交代になるのか?」

NOVA「しかし、フォルテは食い下がる。『エチカは私が守るんだ』と。それに対して、クロスは『俺たちが与えられた忍務は守ることだけではない。お前にエチカを殺すことはできるのか?』と問いかける。すると、フォルテは『殺させやしない。何としても守る』と訴え、兄貴は『それは忍務に反逆するということだぞ。頭領としては、見過ごせん』と殺意を見せる。『兄貴の分からず屋、石頭!』と言い放って、ここで忍者の一騎討ちになるわけだ」

シロ「ああ。サブタイトルはそういうことですか。これって、男性主人公の場合、どういう展開になるんでしょうね」

NOVA「シナリオタイトルは、『NINJAの誓い』だが、内容は分からないな。とにかく、女性主人公の場合、敵に捕まって兄貴に助けられたけど、エチカ殺しの忍務に反逆を表明したということで、兄貴と戦うことになる。まあ、精神コマンド『直感』を使えば、普通に勝てるんだが、素の実力だと兄貴の方が強いんだろうな」

ヒノキ「そこは心の力で勝つということじゃな」

NOVA「自分を倒した妹に対して、クロスは『お前の覚悟を見せてもらった。ならば、新たな忍務を与えよう。お前の心のままに励むがいい』と。それを聞いて、フォルテは驚く。『それでいいの?』と。すると、『元々、エチカを守り、必要なら殺せという忍務は、親父が与えたものだ。俺は朧の頭領だから、忍務には逆らえないが、お前は違う。俺の命令と、親父の命令のどちらを選ぶかは、お前に任せた』と、兄が言ったので、フォルテは兄の命令で『心のままに励む』ことにするわけだ。しかし、この戦いで、ルーンドラッへⅡは機動不能になってしまう」

シロ「応急処置の修復じゃ、長く持たなかったってことですね」

NOVA「『兄貴のルーンドラッへを譲ってくれないか』とねだるフォルテに、『これは朧の頭領の機体だから、譲るわけにはいかない』と断る兄。『だけど、代わりを用意した』と新型機のYzルーンドラッへ輝夜を授けてくれるわけだ」

ゲンブ「そんな新型がよく都合よく用意できたものでござるな」

NOVA「実は生きていた八神博士が送ってくれたものらしい。博士は研究のことしか頭にないマッドサイエンティストらしいが、エーアデントとルーンドラッへを作り出し、それを動かせる才能を持った人間を養子として引き取り、NINJAとして厳しく育てたという背景があるそうだ。フォルテとクロスは、子どもへの愛情を持たない研究バカの父親を嫌悪しているが、与えられた役目は果たそうと考えている。そしてエチカに対する愛情は、父親の命令に優先するようだ」

シロ「でも、エチカは博士が生きていたことを知らないんですよね。エーアデントを形見だと思っている」

NOVA「自分が人間でないこともまだ知らない。暴走も、ウインダミアのヴァール化現象に向き合った副作用と考えている節がある。それを知ってるアニーナ先生が秘密にしていることもあってな。これから徐々にその秘密が解き明かされるらしい」

ヒノキ「とにかく、新型機を受領して、フォルテはエーアデントに帰還するのじゃな」

 

NOVA「一方、その時のエーアデントでは、エチカの暴走と変貌について、副代表のブライトさんやルルーシュを中心に、アニーナ先生に詰問する話が展開されていた。アニーナ先生は全てを知っているわけではないと言いながらも、『エーアデントの動力源であるシステム・ニーラカナイが人々の意思の力を吸収する作用があって、大量の意思がエチカに過剰な負荷を与えた。それにプロトカルチャー遺跡の増幅機能が干渉しあって、異常な暴走に至ったのだろう』と推測ないし弁明をする。そして、エチカの暴走を止めるには、ニーラカナイを一時的に止めると決断。ただ、そうすると戦闘力が激減するそうで」

ゲンブ「お嬢さまへの負担を減らすには、やむを得ないでござるな」

NOVA「そうこうしているうちに、エチカも昏睡状態から回復。メッサーの死と、フォルテの行方不明の報を聞いて非常に落ち込むわけだが、『朧の頭領が来て、修復されたルーンドラッへⅡを持って、フォルテの行方を探している』という知らせも聞いて、フォルテの無事を願うように気持ちを切り替えた」

ヒノキ「そこにフォルテが帰還すると、立ち直れそうなのじゃ」

NOVA「しかし、その前にNOAHSが攻めて来るので、防衛戦が始まるのがゲーム本番ですな。それまではずっと会話パートと、兄貴との一騎討ちというミニ戦闘だけで流れてきたわけで、ゲーム本番はここからです。セイヴァースが戦場に、ルーンドラッへがいないことを確認すると、エーアデントを落とす好機だと言ったりもしますが、そこに新型機に乗ったフォルテが駆け付けてきて、その前に立ちふさがりますね」

シロ「何だか宿命のライバル対決みたいで燃えますね」

NOVA「ところが、新型ルーンドラッへの動きが鈍い。初陣ゆえの不具合かと思いきや、エーアデントとシステムを連動させているから、エーアデントの動力を止めているとフル稼動できないことが判明。ここでエチカお嬢さまがシステム・ニーラカナイを再始動するように命令。暴走の危険を何とか制御することを宣言、もしも制御できなければ自分を殺してもいい、とブリッジスタッフに訴えつつ、今ここでエーアデントが動けなければ、再びフォルテを失うことになり兼ねないという事情で、エーアデントも再起動。これで、フォルテも新型の能力をフルに発揮できるということで、HP5万7000のセイヴァースを倒すことを求められる」

ゲンブ「フォルテ1機で?」

NOVA「さすがにそれはない。彼女の支援にカイゼルグリッドナイトと、スレッタの改修エアリアルを向かわせた。結果としては、3機で充分だった。他の機体は他の敵を全滅させるために頑張る。ここで、グエルさんがトッドやギャブレーを削ったりしていたんだな」

シロ「HP5万7000を3機で落とせるとは、新型機様さまですね」

NOVA「熱血かけたカイゼルGKで半分以上は削れたんだな。エアリアルで残りHPを調整して、ルーンドラッへでとどめを刺す。すると、セイヴァースは負けたことで潔く、NOAHSからの脱退宣言をする。即座にエーアデントに投降するほど恥知らずなことはしないが、少し組織から離れて、自分がしたいことを考えたくなったらしい」

ヒノキ「後で、助っ人として登場しそうじゃな」

NOVA「なお、途中でエチカお嬢さまは暴走しかけたけど、エーアデント国民の応援の声にも支えられて、自分を見失うことなく制御できて、無事に難局を切り抜けることができた、とさ」

 

チャプター4の後日譚

 

NOVA「主人公が無事に帰還したことで、エチカもようやく笑顔を取り戻すわけですが、もしかすると、フォルテが自分の姉なのでは? と問いかけてみると、『私はエチカを殺そうとしたんだから、姉と呼ばれる資格はない』と拒まれてしまったので、それ以上に踏み込むことはできず、と」

ヒノキ「八神博士という共通の父親を持つけど、NINJAの兄妹は養子で、エチカは遺伝子操作で生み出された人造人間という設定なら、実の姉妹ではないけど……フォルテにとってエチカは大切な守るべき者、ということじゃな」

NOVA「そして、このチャプター4の最後は、メッサーの戦死を国民の前で発表するエチカ代表の演説で終わる。この際に驚いたのが、エーアデントの人口が5万人を越えていたこと。当初は1万8000人からスタートで、選挙の際の有効票が2万越えだったので、微増だったのが、一気に倍増以上になったわけだ」

シロ「何だかんだ言って、人口が増加傾向にあるんですね。

NOVA「エーアデントとエチカが暴走する闇を抱えていることは、このチャプター4で明らかになったので、そこからどういうドラマが展開されるのか楽しみにしつつ、チャプター5のプレイを進めたいと思う」

(当記事 完)