花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女主役の物語」&「その仲間たちの雑談話」など。TRPG話や特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、ソード・ワールドのミストグレイヴ妄想リプレイ「魔神ハンター」を連載中。

12月26日はラドンの日

ささやかな誕生パーティー

 

ヒノキ「本日はラドンの誕生日なのじゃ」

ゲンブ「アリナ様、おめでとうございます」

シロ&リトル「ハッピー・バースデイ♪」

ヒノキ「うむ。新兄さんも、クリスマスではなく、わらわの誕生日パーティーという名目なら、上手くノってあげたと言うのにな。娘の誕生日は忘れんと言うのに、わらわの誕生日は念頭になかったと見える」

ゲンブ「1956年12月26日でござったな。今年が65周年」

ヒノキ「まあ、あくまで映画が公開された日じゃからな。わらわ自身は長命ゆえ、自分が何月何日に生まれたかすら、よう覚えておらん。というか、誕生日を祝うのは親がきちんと子を育てている場合か、著名人など誕生日の記録が残されておる場合じゃろう。覚えている者がいなければ、そして祝う風習が途絶えてしまえば、誕生日なぞ忘れてしまうのが常。よって、誰かの誕生日をきちんと覚えていて、その日におめでとう、と言うのは、親愛の情の表れ、と言ってよい。プレゼントなぞあれば、最高じゃのう」

シロ「アリナ様、お祝いのぬいぐるみです」

ヒノキ「何と。誰からじゃ?」

シロ「差出人は……新星さまですね。お手紙付きです」

 

NOVAの手紙『ヒノキ姐さん、誕生日おめでとう。今年はゴジラS.Pでラドンにも注目が当たったので、喜ぶだろうと思って、ぬいぐるみを送らせてもらいました。来年も、ますます良い飛行ができることを祈っております』

 

ヒノキ「新兄さんか。こやつはラドンじゃない、紛いもののケツアルコアトルじゃ、と何度も言うておろうに。まあ、くれると言うものは仕方なく、もらってやるがのう。こんなものを寄越して、わらわの気を惹こうなどとは、100年早いわ(涙目)」

リトル「アリナ様、それは嬉し涙ですかぁ?」

ヒノキ「わらわは涙なぞ流さない。涙目全開は、粉っちゃんやアッキーの専売特許で、全ての花粉症ガールが涙を流すものではないのじゃ」

シロ「ところで、アリナ様、今朝のゼンカイジャーでは、ラドンとソバが戦ったじゃありませんか」

ヒノキ「ラドンじゃなくて、うドンな」

シロ「さらに付け加えると、来年の戦隊にもラドンの文字が入っているとか」

ヒノキ「ドンブラザーズか。確かに、ドンとラは入っておるが、ブとザーズはどう扱うと言うのじゃ?」

シロ「う〜ん、ラドンを持ち上げるのって、意外と疲れますね。ここはラドンに限らず、もっと視野を広く持って、本日が誕生日の偉人を持ち上げませんか? 新星さまのところに泊まっていた時は、時々誕生日ネタを振って、時空魔術の修行をしておりました」

ヒノキ「偉人の誕生日ネタか。では、言い出しっぺのそなたから言ってみよ」

シロ「では、ボクから謹んで。忍者らしく、山谷花純さんの名を挙げたく」

ヒノキ「誰じゃ、それは?」

シロ「ニンニンジャーの霞姉さん、つまりモモニンジャーですよ」

シロ「来年は2022年。つまりニンニンの年だし、トラ年だし、白虎の忍者としては期待大なわけですよ」

ヒノキ「ほう。ラドンの日にかこつけて、ちゃっかり自分のキャラのアピールをするとは、侮れぬようになったのう。では、続いてリトルはどうじゃ?」

リトル「リウですかぁ? だったら、来年の大河ドラマの主人公、北条義時役の小栗旬さんですかねぇ。『ゴジラVSコング』の芹沢ジュニアこと蓮さんでもありますしぃ」

ヒノキ「ほう。来年の大河をプッシュするとは抜かりがないのう。ゲンブ、お主はどうじゃ?」

ゲンブ「むむむ。この誕生日ネタは以前にやった気がするでござる」

ヒノキ「おお。それは粉っちゃんたちが生まれて1年め、毎月27日に誕生日を祝っていた時期の話じゃな。ふむ、何と、ラドンの日をわらわの誕生日に認定したのは、新兄さんじゃったのか。誰か人間に認定されねば、神霊の誕生日なぞ定まらぬものじゃからな」

ゲンブ「一度、話されたネタゆえ、12月26日には新鮮味があまりないでござるが、一人だけタイムリー極まりない御仁がいるでござる」

ヒノキ「それは誰じゃ?」

ゲンブ「本日最終回を迎えた『青天を衝け』でナレーションを務めた権現さまこと徳川家康公でござるよ」

ヒノキ「家康公が12月26日生まれじゃと?」

ゲンブ「旧暦でござるが。今の暦では1月31日、だがしかし、家康公の誕生日は天文11年12月26日というのが歴史上の事実でござるよ」

ヒノキ「ならば、わらわは家康殿にハッピーバースデーと言いながら、自分の誕生日を祝えばいいのでござるな」

ヒノキ「ともあれ、『青天を衝け』放送終了おめでとう、と申して、当記事 完としておこう」

(当記事 完)