花粉症ガール・翔花伝&コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女主役の物語」&「その仲間たちの雑談話」など。TRPG話や特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。

次回から魔神ハンター再開のお知らせ(と、ゾワゾワニキニキな話)

ほぼ3週ぶりの雑談

 

ヒノキ「10月初記事なのじゃ」

ゲンブ「新星どのの妖精郷リプレイと代わりばんこに進めるという予定でござったが、向こうが意外と時間を費した模様」

シロ「こちらが向こうの最新記事ですが、どうやら伝説の巨神が現れて世界崩壊の危機だそうですね」

リトル「伝説の巨神ですかぁ。それは大変ですぅ」

ヒノキ「震えるな、瞳こらせよ、なのじゃ。伝説は塗り替えるものであって、熱く蘇って、誇りのエナジーを胸に、強くあるために恐れてはならん」

ゲンブ「そう、クウガの伝説に今、我は接しているでござる」

シロ「いや、伝説というキーワードでイデオンクウガをつなげるのは、どうかと思いますが」

ヒノキ「ともあれ、新兄さんの頭の中は、スパクロ5周年とか、牙狼イベントとか、ラブラブミンキーモモとかでいっぱいだったのに、ここに来て、伝説巨神とはのう。まあ、そんなことがいろいろあってカオス状態だったから、フェアリーガーデンのプレイのペースが多少落ちるのも納得というものじゃ」

ゲンブ「プレイそのものは実質一週間ほどだったが、その前に小説感想と、スパロボ話に時間を費やしていたようでござるな」

シロ「向こうでも、ミッション間のペースが三週間ほどと言ってることを見ると、一週間プレイして、三週間のインターバルが定着するのでしょうか」

ヒノキ「まあ、今回はスパクロ5周年というタイミングがかぶったから、そちらの方に作者の気をとられたと考えるべきじゃろう」

ゲンブ「とは言え、来月は新星どののサイト創設20周年という佳節を迎えるゆえ、それに向けての記念企画も動き始めるやもしれぬ」

ヒノキ「うむ、昨年の年末はここでクリスマスパーティーをやったが、今年は一月早く、新兄さんのところで全員集合イベントがあるやも知れぬのう。そのうち招待状が送られてくるとか、会場設営のためにシロやリトルが呼び出されるかも」

シロ「そういうことなら、喜んで応援に行くつもりですが、できれば翔花もそのイベントに参加して欲しいですね」

ヒノキ「新兄さんのことだから、その辺はうまく帳尻合わせするじゃろう。想定外のトラブルさえなければのう」

リトル「想定外のトラブルですかぁ?」

ヒノキ「うむ、台風襲来による停電とか、急な病や事故で倒れるとか、迷惑な客人が空気の読めないコメントを書いてイライラの元になるとか、そういうのを想定外のトラブルと言うのじゃよ」

シロ「ええと、最後のはアステロイド監視所の話ですね」

ヒノキ「ここや新兄さんのメインブログでは、コメント禁止処分をくらっておるゆえにな。はっきり言えば、新兄さんが彼のことを嫌っているのは明白なのに、下手に温情を着せているものじゃから、『あの手この手で許してもらおうと接触を試みているのに、そのやり方があまりに拙劣なものなので、ますます怒らせるという悪循環』を繰り返しているだけじゃ」

ゲンブ「子どものケンカとか、感情的な衝突なら、時間が過ぎれば解決するものでござるが、問題はもっと構造的な課題を抱えているように見受けられる」

シロ「と言うと?」

ヒノキ「ここで触れるべきかは知らんが、まあ、人間心理の後学のために語っておくかの」

 

目下のトラブルの解消法

 

ヒノキ「まず、最大の問題は、『新兄さんは彼のことを必要としていないのに、彼はどういうわけか新兄さんに相手されることを求めている』という好意の一方向性じゃな」

シロ「ええと、向こうの求愛がこちらには迷惑という話ですか?」

ヒノキ「まあ、愛と言うと語弊があるが、だったら新兄さんとしては、『自分に迷惑を掛けない(ブログ執筆の邪魔をしない)限りにおいて、相手してもいい。ただし、つまらない質問を連発されるのはうんざりだし、プライバシーに過剰に踏み込むのもダメだし、場に関係ない独り善がりの話で辟易させるのも勘弁して欲しいし、俺の好きなものをうかつに悪口のネタにするのも気をつけるべきだ』といった感じで、諸々の条件を突きつけたわけじゃ」

シロ「それって、先にそういうルールがあったわけじゃなくて、そういうことを相手がしでかして、いろいろ不愉快に感じたから『人付き合いのマナーとして、やめろ』と言ったわけですね」

ヒノキ「これはシロやリトルも、新兄さんところで『友だち』についての講釈を前に受けたから分かるじゃろうが、新兄さんと件の人物について『交友関係に求めるものの違い』がはっきりしているわけじゃな。新兄さんの場合はシンプルで、『同じ趣味を愛でる感想を通じて、共感の場を共有する』で十分。それ以上に踏み込むつもりはなく、互いに独立独歩でいい……とまあ、ネットでの趣味仲間とはそういうものという認識じゃな」

シロ「先方の人は、さらに踏み込みすぎて『何でも相談に乗れる親友同士の絆』を求めてきた」

ヒノキ「少年マンガでよくある美化された友情じゃな。まあ、自然にそういう絆が培われたなら、それはそれでいい。問題は『自分がそれに値する資質を持ち合わせていないのに、相手にそれを求める浅ましさ』と言えようか」

シロ「それに値する資質って?」

ヒノキ「例えば、彼の悩みを新兄さんが受け止め、相談に乗ることを彼は求めているのじゃが、では新兄さんの悩みや要望を彼が受け止め、相談に乗ることはできるのか? という話じゃ。少なくとも、新兄さんの方では、彼にそういうことは受け止められないと見なしておるし、対等にWinWinの関係を維持することは不可能と判断している」

リトル「能力で友人を選ぶのですかぁ?」

ヒノキ「そう言うと語弊があるが、人間関係を紡ぐに当たって、相手に何ができて、どこまでの付き合いができるか見極めるのは重要じゃろう。例えば、一緒に映画を見ようという場合に、帰りしなにどういう店に入って食事できるかとか、何時間のお喋りに付き合えるかとか、その人の話のツボがどこかとか、何の話は禁じ手だとか、その人の好みの映画は何かとか、そういう情報は普通に確認して、互いに楽しい時間を過ごすことができる。友人とは、そういう物じゃと思うが」

ゲンブ「体力のない相手に、夏の真っ盛りにコミケに行こうと誘っていいのかどうか。金のない相手に高級レストランで会食をしようと言っていいのかどうか。TRPGの素人に複雑なシステムのゲームを勧めていいものかどうか……などなど、いろいろ付き合いで考えることがあるでござる」

ヒノキ「もちろん、能力というのは一面的なものではないし、ある面では劣っていても、別の長所や資質があって、パーティーの戦力や状況対応力に貢献するようなケースは、TRPGをやっていれば普通に分かるじゃろう」

シロ「確かに、仲間の能力を理解し、できることできないことを考慮に入れながら、問題を解決したり、作戦を考えるのは基本ですね」

ヒノキ「命をかけた冒険ほど深刻ではないが、日頃の人付き合いや遊びでも多かれ少なかれ、そういうところがあるのじゃよ」

シロ「なるほど。この人なら、ここまでの話に付いて来れるとか、ここまでなら付き合ってもらえるという認識ですね。特撮話なら付き合えるけどTRPGまでは踏み込めないとか、TRPGでもSNE専門とか、あまり重いシステムは付いていけないとか、それぞれの許容範囲や専門分野の違いがあります。試しに話題を振ってみて、食いつきが良ければさらに深めるなり広げるなりすることも、人付き合いでは必須スキルでしょう」

ヒノキ「そう。この試しに振ってみるのはいい。そして、その反応を見極めて、この人にはどういう話題がふさわしいか、あるいはどこまでなら高められるか(あるいは深められるか)を判断する能力。これが欠けていれば、どうなると思う?」

シロ「相手が反応しないのに、一人で延々と話し続けることになりますね」

ヒノキ「そう。自分の知っていることを語るのはいい。しかし、それに相手がどう反応するか、あるいはスルーするのかを見ながら、話題を調整する能力じゃな。まあ、マニア同士の会話だと、相手の知らない話題を語って、マウントを取ることもしばしばじゃがの」

ゲンブ「『ほう。この御仁はそういうことも知っているのか。なかなかやるな』と思われることに、快感を感じる者も多々いるでござる」

ヒノキ「『知は力なり』のジャンルだと、そうなる。ただし、ここで大事なのは、話題にされているテーマと、それを逸脱したマニアレベルの代物がうまくつながっており、それが相手に了解されていることじゃよ」

リトル「確かに、了解されていないとダメですねぇ」

ヒノキ「どういう話か理解しておるか、リトル?」

リトル「いえ、ちっとも。最後の『相手に了解されている』の部分だけに反応してしまいましたぁ」

ヒノキ「そうじゃと思った。目線がさまよっていたからのう。シロ、お主は分かるか?」

シロ「はい、例えるなら、イデオンクウガが伝説というキーワードでつながっているということですね。それ以外では、全く関連性のない作品同士ですから」

ヒノキ「マニアじゃなければ、ダイの大冒険帰ってきたウルトラマンのつながりは分からんし、今、放送されているダイ大は、新マンとは接点が感じられんからのう」

シロ「って、その返しはどうかと思いますが。ええと、アニメ作品と特撮の比較ですか?」

ヒノキ「まだまだじゃのう。ゲンブ、答えてみよ」

ゲンブ「旧ダイ大と新マンは、主題歌がすぎやまこういち氏つながりということでござるか。ついでにイデオンも同じではなかったか、と」

ヒノキ「おまけにクウガのメインライターである荒川稔久氏は、新マンの大ファンじゃからのう」

シロ「そこまで裏読みするマニアはなかなかいませんよう」

ヒノキ「マニアは、そういうつながりを深く考えることなく、会話の流れに出してしまうからのう。自分の脳内の分別ファイルに、関連キーワードと共に貯えてあるものだからして。役者つながりとか、作り手つながりできちんと関連付けが行われているものなのじゃ」

ゲンブ「そこで、『ああ、これは○○つながりですね』とリアクションできる人物だと、風流の分かる者として一目置かれるのは、昔の短歌とか古典芸能と同じでござるな」

ヒノキ「パロディや二次創作は、昔風に言うなら『本歌取り』の手法に近いものがあるからのう」

リトル「なるほど、マニアとはそういう作品や元ネタのリンクを自在に行って、話を広げることができるものなんですねぇ」

ヒノキ「しかし、大事なのは、その話が関連づいていることを、相手に気付かせないといけないこと。相手が気付いていないなら、うまく会話に混ぜ込む。『すぎやまさんの曲が好きなんやけどな』って付け加える具合に」

ゲンブ「そこで相手が『すぎやまさん? ああ、ドラクエに、新マン、イデオンかあ。そういうことね(笑)』と乗って来たら、お互いの知識を噛み合わせることができるでござるな」

ヒノキ「逆に、『すぎやまさん? 誰、それ?』みたいなリアクションをする者には、それ以上の話は通じないので、会話のレベルを下げるしかない」

シロ「話が通じる相手と通じない相手を見極めることが大切なのですね」

ヒノキ「うむ。そして、総じて話が通じる者同士は交流が深まる。互いに通じなければ、関係が疎遠になる。では、一方は相手の言っていることが分かるのに、もう一方は分からないような場合は、どうなるか?」

シロ「分かっている方が分かっていない相手のレベルに合わせて、話をかみ合わせるしかないですね」

リトル「つまり、師弟関係みたいなものですかぁ?」

ヒノキ「そこまで露骨でなくとも、先達とか先輩とか、そう呼べる人間はネットで数多く見られるじゃろう。もちろん、ある分野における専門家が、あらゆる分野に秀でているわけではないし、個人としても、どこまでジャンル知識を追求するか、目指すところは人それぞれじゃろう。一芸に秀でた者が、別の芸では誰かの後塵を拝しながら、互いに互いの師匠として敬意を抱くケースも多い……というか、マニアやオタクの理想的な人間関係ってそういうものじゃと思うが、どうだろうか?」

ゲンブ「あるゲームでは、GMをしている人間が、別のゲームではプレイヤーを務め、双方の負担や満足度を共有しているケースに喩えられようか」

シロ「ここはぼくに任せて、とか、あいつの相手はぼくでは不利だから、よろしく頼むと言い合えるのが良い仲間ですね」

ヒノキ「結局は、そこに尽きるのう。そして、仕事でも趣味の知識でも、それぞれの得意分野に敬意を示しながら、自分にできることをしっかり果たして、それをアピールできる人間が信頼される(アピールしない不言実行タイプの人間や組織は信頼を勝ち得ないのが、発信力を重視する情報社会の特徴)。逆に自分に求められている仕事に粗が多かったり、自分の言動に責任をとらなかったり、人間関係上のトラブルが多かったり、その発言にミスや嘘がつきまとったり、様々な理由で人は他人の信頼を失ってしまうものじゃ」

シロ「なるほど、よく分かりました。そういう諸々を総合して、資質というわけですね。単純に何かができるできないだけでなく、人から信頼を得るための振る舞い方も含めての人間性だと」

ヒノキ「まあ、勘違いやちょっとしたミス発言をした後に、次に書き込む際、『すみません。ミスなので訂正します』と言える人間は、それだけで情報の信憑性が上がると考える。そこには、自分のミスに自分で後から気づくことができるとか、過ちに際して普通に謝れるとか、いろいろの美徳があると見受けられるが、情報発信に対する誠実さの表れじゃろう。逆に、明らかな過ちを指摘されて、そこを上手く応対できない者はしばしば頑迷で、愚かしい人物に周囲からは映るようじゃのう。もちろん、過ちかどうか議論を要する白黒付けにくい知識や思想については、その限りではないじゃろうが」

 

悪縁と良縁の話

 

ゲンブ「それで、この話の方向性はどのような形で締めくくるのでござるか? そろそろ、切り替えませんと」

ヒノキ「結論は簡単じゃ。そういう面倒な人間には関わらない。別に、わらわたちは慈善事業をやっているわけではないし、趣味を共に楽しめないと分かっている相手に、必要以上に関わる義理はないのでのう。ただ、新兄さん自身は、宗教上の理由で縛られている面がある」

シロ「宗教上の理由とは?」

ヒノキ「神道なら簡単じゃ。穢れには近寄らず、祓うがよし、じゃからの。何をもって穢れとするかは議論の余地があろうが、自己の精進の妨げになる者は排除するのもやむなしじゃ」

ゲンブ「仏教ではどう解釈するのでござるか?」

ヒノキ「わらわはよく知らんが、悪人にも成仏の機縁があるらしい。たとえ、自分の妨げとなる存在であろうと、完全に縁を断ち切ることはせず、蜘蛛の糸のような希望は残さねばならないような感じじゃのう」

ゲンブ「なるほど。最後の希望を示すことが仏の慈悲でござるか」

ヒノキ「感情ではイヤなことでも、それを凌駕して信仰レベルで何かを考えなければならないというか、そういう自己精進というものが仏教というものらしい。よく知らんけど」

シロ「で、その最後の希望とは何ですか?」

ヒノキ「だから、最初に書いたじゃろう」

  • つまらない質問をするな
  • プライバシーに踏み込むな
  • 場に関係ない話をコメント欄でするな
  • 他人の好きなものの悪口を他人の見る場でむやみに言うな

リトル「最後の希望って、それですかぁ?」

ヒノキ「それらをことごとく破って、新兄さんを苛立たせ、しばしば呆れ、怒らせているのじゃからのう。それらの過ちを改善すれば、ずいぶんとマシになるのに、一向に学習せんようじゃし」

リトル「でも、学習するには質問が必要だと思いますぅ」

ヒノキ「質問した分、しっかり学んで身につけて行く人間に対してなら、そんなことは言わんじゃろう。これはメールであまりにしつこく、どうでもいいことまで事のついでに聞いてくる悪癖が祟って、メールで絶縁宣言された相手に向けられたものだし、どうも質問しないとスルーされるのではないか、とか、バカの一つ覚えでそういうコミュニケーションの仕方しか知らんのか、とにかく無意味な質問を連発して、しかもブログコメントでも相変わらずの体たらく。質問そのものが惰性の作業になってしまい、しかも、質問したことの内容を大して学習した様子がない(元々、深く考えて質問したのでもなさそうじゃし)。こういう相手と付き合うのは、つくづくイヤになるじゃろう」

シロ「つまらない質問の定義が気になるところですが」

ヒノキ「そうじゃのう。例えば、TRPGをするに際して、『システムは何を使うんですか?』とか最初に聞くのは、必要な内容じゃからして、つまらなくはないじゃろう。『ところでTRPGといえば、GMマガジンの最新号を買いましたか?』も許容範囲じゃろうな。ただし、そこから『モンストラスロアの発売が楽しみですね。デモンルーラーやドルイドのルールはどうなっているんだろう?』とか話題を膨らまして、その質問に意味を付け加える意図なら、という前提においてのう」

ソード・ワールド2.5サプリメント モンストラスロア

ゲンブ「とうとう、アマゾンで書影が出たようでござるな」

ヒノキ「うむ、これは今の旬じゃから、少なくともソード・ワールドを追っかけている者にとっては、ワクワクする話題じゃ。そういう互いに楽しい話題につながる質問なら、嫌われることもなかろうて」

シロ「でも、つまらない質問の例になっていませんよね」

ヒノキ「いざ、つまらない質問をしようと思っても、まともな文脈を考えると、難しいのう。ある意味、人を怒らせるようなつまらない質問をするのも才能かもしれん。ええと、TRPGをしようという場において、『ところで、聖闘士星矢冥王神話はいつ続きが発表されるんでしょうか?』などと尋ねられたら、『は?』となるようなものじゃろうか」

ゲンブ「雑談で、ついポロッとこぼれてしまうことはあっても、わざわざメールなどで尋ねることではないでござるな」

ヒノキ「まあ、脈絡もない唐突な質問を、聞くべき相手でない人物に、ついつい尋ねてしまうのは悪癖と言えような。星矢に問題があるわけでなく、この件はあくまでたとえじゃが、そこまでの話題やTPO、相手との関係性をどう構築したいのかをきちんと踏まえない質問、話の締めくくりに突然、思いついたような質問でメールやコメントを締めくくるのでは、真面目に応対している相手に失礼じゃ。

「それでも答えてくれた相手へのお礼をその都度、きちんと返して、答えた労力に見合うリアクションを返せる人間なら、良かったのじゃが、さもなければ、まともに応じてはいられんじゃろう。その果てに、調子に乗って個人情報の質問まで尋ねてきて、聞くべきでないことまで無遠慮に尋ねて、その非礼を謝罪もしない……とまあ、新兄さんの憤りを想像するとキリがないのう」

シロ「そんな迷惑な人にも仏性はあるんですね」

ヒノキ「迷惑な人間との関係を、悪縁もしくは悪知識と言うらしいのう。そして、悪縁を断ち切るか、それとも仏の加護によって良縁に変えて行くかが一つの仏道修行でもあるらしいが、それを実践しようとする人間の気が、わらわには知れんのじゃ。その意味で、新兄さんは実に稀有で物好きな男だと思うぞ。傍目にはどうして、しないでもいい苦労を背負い込むのか、と思わなくもない」

ゲンブ「なるほど。信仰上の理由とは、わざわざしなくてもいい苦労を戒律に従い、背追い込むことでござったか」

ヒノキ「合理的に考えるなら、完全に縁を断ち切った方が楽ということも分かり切っているのじゃろうが、そうした場合、それは仏教者と言えるだろうか、という悩みがあるわけじゃな」

ゲンブ「うむ。その手の悩みは、確かに凡人ではなかなか解決できないことでござろうな」

ヒノキ「一番簡単なのは、件の人物が新兄さんを悩ませないような良縁に成長するか、新兄さんが絶縁云々を悩まないで済むように自分からすっぱり身を引いて関わらないようにするか、いろいろな可能性があるのじゃろうが、悪縁だろうが良縁だろうが、縁した者の幸せは祈らざるを得ないのが仏教というものらしい。……わらわはよく知らんが」

ゲンブ「そういうジレンマを抱え込みつつ、ストレスを溜めこみ過ぎないようにした結果、新星どのが善意と悪意の人格分裂を発症しないよう、それだけは願いたいでござる」

ヒノキ「まあ、散々思い悩んだ挙句、ある時、突然悟って、それまでの悩みが嘘のように開き直って、過激な暴走をするような一面もある御仁じゃからのう、新兄さんは」

 

シロ「しかし、新星様のそういう心労やジレンマを、件の人物は理解し得るのでしょうか?」

ヒノキ「それができて、いろいろ自省して、人さまに迷惑をかけない、他人を苛立たせることのない真人間に成長できれば、何よりじゃがの。まあ、神の怒りか仏の慈悲か、恨みが呼んだか摩訶不思議じゃから、悩めば悩んだ分、物事がうまく回るように結果オーライになればいいのう」

 

おまけのロードスとかゴブスレとか

 

ゲームマスタリーマガジン第13号

ゲームマスタリーマガジン第13号

  • 作者:安田 均
  • 発売日: 2020/09/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
ゴブリンスレイヤー13 (GA文庫)

ゴブリンスレイヤー13 (GA文庫)

 

ヒノキ「新兄さんには人間関係のストレス解消に、ゴブスレを読んだり、ロードスリプレイを読んだり、GMマガジンを読んだりしながら、まあ、『遊びの中に修行あり』の激獣拳の流儀で、ゾワゾワをニキニキに変換してもらいたいのう」


Gekiranger abertura

 

PS.ともあれ、ここまでお読みいただいた方には、作者の愚痴めいた思考整理にお付き合いいただき、申し訳ないことをしました。次回から、通常営業で魔神ハンターの妄想リプレイをお送りします。

(当記事 完)