花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、ソード・ワールドのミストグレイヴ妄想リプレイ「魔神ハンター」を終了に向けつつ寄り道迷走気味。

魔神ハンター、導入部完結(SWミストグレイヴ0ー9.5)

これにて第0部完

 

ヒノキ「前回で、拠点となる仮称《ジーズドルフ解放軍》と合流して、導入部が終了なのじゃ」

ゲンブ「その北隣の物乞い市場の宿屋も拠点候補らしいがな。拠点同士が隣接してしまうのは、攻略的には不利でござるが、他にも寝泊まりできる場所は見つかるのだろうか?」

ヒノキ「あるにはあるが、蛮族との交渉が必要となる。すなわち、人族であることを隠して、変装した蛮族の立場を活かして拠点を提供してもらう形になるのう」

シロ「クッ。ボクは蛮族が嫌いなのに、蛮族の世話にならないといけないのか」

ヒノキ「そういうことにこだわっていると、潜入工作はできんじゃろうな。自己の感情は押し殺して、忍びとしての任務を全うする……と思えば、納得はできんかの?」

シロ「プレイヤーとしては納得できます。しかし、キャラクターのホリーは忍びでないので、いろいろ葛藤があるでしょうね。そういうロールプレイに励みながら、G太郎に説得されて渋々受け入れることになるか、と」

ゲンブ「G太郎は、人族だからとか、蛮族だからとかにはこだわらないように学んだでござるからな。蛮族にも話の分かる者はいるし、逆に人族にも悪党はいる。要は個人個人を見極めよう、と考えるわけで」

ヒノキ「マッスルG太郎は出自が魔神ということもあって、そういうアウトサイダー的な客観視ができるキャラということじゃ。やはり、人族の世界で育った者は、なかなかそういう達観ができないというのも人情というもの。感情論は理屈だけでは処理しきれないのも事実。ただし、一見、理性的な知識人と世間では見なされがちな立場の者が、自己客観視できずにTwitterなどで感情的な暴言をさらけ出す風潮は、どうかと思うがのう」

ゲンブ「自己の正義を絶対視し過ぎると、その矛先は他者批判に結びついて、しばしば偏狭とならざるを得ない。絶対的正義は視野が狭くなり、だからと言って相対化が過ぎると、当事者意識が希薄になり、机上の空論でしか物を語れなくなる。まあ、他人を攻撃することが自己主張だと勘違いする輩は、どこにでも湧くものでござるが」

リトル「リウとしては、みんな仲良く楽しく暮らせる世界を単純に夢見たいですけどぉ、何を楽しいと感じるかが人それぞれだから、誰かの幸せが別の誰かの利得や感情を害する時に問題が起こるみたいですねぇ」

ヒノキ「自由や権利とか、欲望や規制とか、時代や種族・民族ごとの価値観の違いとか、ソード・ワールドでも神々の信仰を掘り下げると、思想・信条のテーマに踏み込むことになる。単純にモンスターを倒すという行為が正義なのか、というテーマは、旧時代のリプレイから語られていたりしたものじゃし」

ゲンブ「もちろん、そういう一般的な敵キャラ慈愛論的な視点へのアンチテーゼとして、ゴブリンは絶対悪だから慈悲をかけるべからず……という風にハードバイオレンスの世界観で描写する作品もあるわけで」

ゴブリンスレイヤー (GA文庫)

ゴブリンスレイヤー (GA文庫)

 

ヒノキ「そう言えば、ゴブスレ新刊(13巻)も来月に出るらしいのう」

ゴブリンスレイヤー13 (GA文庫)

ゴブリンスレイヤー13 (GA文庫)

 

ゲンブ「ほう、ようやくでござるか」

ヒノキ「ロードスの小説新刊はまだみたいじゃがのう。ただ、リプレイの方が秋に出るそうじゃ。ネットで公開された杉浦氏のリプレイを単行本にまとめた内容じゃが、新兄さんも喜んでいるらしい。書影は上がっておらんが、昔のよしみで是非買いたいとのこと」

シロ「そのリプレイ感想は、アッキーたちが雑談込みで3回ほど書いていますけどね」

whitenova.hatenablog.jp

ヒノキ「うむ。ソード・ワールドは月刊から隔月ペースで新作が登場するが、ゴブスレは季刊ペース(今回はコロナのせいか8ヶ月ぶり)、ロードスは季刊の雑誌記事を除けば、年一ペースじゃからのう。できれば一冊一冊を大事に応援していきたいものじゃ」

ゲンブ「その雑誌も、今月末の分が書影に出たでござる」

ゲームマスタリーマガジン第13号

ゲームマスタリーマガジン第13号

  • 作者:安田 均
  • 発売日: 2020/09/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

ヒノキ「ともかく、ソード・ワールドの新サプリ『モンストラスロア』など気になる情報もいっぱいじゃが、そういう話は新兄さんところに任せて、わらわたちはキャラ成長に勤しむとしようかの」

 

デルニールの成長

 

リトル「では、まず能力値成長から。3と6が出たけど、上げられる時に筋力を上げるのが重戦士の最適解なので、筋力を20にしましたぁ。あと1上がれば、プレートアーマーが装備できるけど、そのためには金を稼がないとぉ。

「経験点は856点増えて、1169点になったぁ。そのうち1000点使って、ファイターをレベル2にしますぅ。これで、命中と追加ダメージが1点増えましたぁ。

「あと蛮族名誉点が20を越えたので、名声が馬の骨から駆け出しに昇格ぅ。これで狭いコミュニティーに名前が知られるようになったけど、要するに《ジーズドルフ解放軍》にデルニールという戦士の名前が、期待の新星として知られるようになったということですかねぇ」

ヒノキ「顔は知られておらんがの。これが50を越えると、一人前と見なされて、顔と名前と功績が狭い範囲で知られるようになる」

リトル「今はまだ、3分の1人前から半人前になったところですぅ。ところで、買い物はできるのでしょうかぁ」

ヒノキ「できん。戦利品との物々交換のみじゃ」

リトル「ゲンブさん。戦利品の1200Gなんですけど、半分の600Gを使わせてもらったら、ハードレザーと合わせて交換して、チェインメイルを買えるんですぅ。許可願えませんかねぇ」

ゲンブ「等分するなら、一人400Gでござるが、G太郎が400Gをもらっても欲しいものは買えんからなあ。マギテックを4レベルに上げたら、マギスフィア大(1000G)が必要になるので、その際のお金を融通してもらうという条件で、今回は200Gを貸したという形にしておこうか」

リトル「ありがとうですぅ。だったら鎧を新調して、防護点が2増えて8点にぃ。重い鎧で回避はマイナス1されるけど、ファイターレベルが増えたので相殺して、元のまま2ということでぇ。避けるのは難しいけど、元々敏捷が低いし、回避は期待していないぃ。ひたすら硬さを追求するのが、デルの道ってことだぁ」

●デルニール・イーストン(通称デル)、17歳男

 

人間の神官戦士(冒険者レベル2)

外見はドレイク(穢れ度1)

 

信条:努力(肯定)、栄光(肯定)

矜恃:敵に背を向けない

キャラ関係:ホリー(勇気ある人、尊敬)

      G太郎(師匠、尊敬)

 

ファイター2レベル、プリースト2レベル(炎武帝グレンダール)、エンハンサー1レベル(残り経験点169)

所持金:450ガメル

蛮族名誉点:26点(駆け出し)

 

器用12、敏捷10、筋力19+1

生命18+1、知力12+1、精神15

HP25、MP21

生命抵抗5、精神抵抗4

神聖魔法魔力4

練技:【マッスルベアー】

戦闘特技《かばうⅠ》

種族特徴:[運命変転]

習得言語:ザルツ語、交易共通語、汎用蛮族語(会話のみ)

 

武器:ヘビーメイス(命中5、威力20(両手使用時30)、追加ダメージ+5、クリティカル値12)

防具:チェインメイル&ラウンドシールド(回避2、防護点8

所持品:冒険者セット、アウェイクポーション、魔香草、保存食7日分、救命草

 

部位装備

耳:蝙蝠の耳飾り

首:聖印

右手:密偵の指輪

腰:ブラックベルト

 

ホリーの成長

 

シロ「ホリー行きます。宿屋の一件で、信条が成長したのが一番大きいかも。とにかく、前向きに生きるようになって、これまでの悲観的な見方が改善されるようになって、その分、ケンカっ早くなった。もしかすると、蛮族の流儀に染まりつつあるのかもしれないけど、本人は絶対に認めないと思う」

ゲンブ「裏執着という妙な性癖が付与されているでござるな」

シロ「ガルドの執着が影響したんだ。男性に対しては潔癖だけど、可愛い女の子を愛でたいという気持ちを自覚した。もちろん、相手の意思に反して無理やりという蛮族スタイルはとらないので、欲しいものはきちんと誘惑という作法を踏んで、双方合意のもとで事に及ぶ……んだけど、18禁になるほど露骨には描かないということで」

ゲンブ「地上なら、月夜蜂のメンバーに勧誘されそうな性癖でござろうか」

シロ「今はメルが本命なので、彼女のために〈ジーズドルフ解放軍〉に協力したいと思っている。で、能力値の成長は、4と5が出たので、生命力を伸ばします。これでボーナスブレイク。

「次に経験点は1219点になったけど、1000点使ってフェンサーを3レベルに上げました。戦闘特技は支援用に《魔法拡大/数》にします。この後はコンジャラーを覚えて、あれこれ支援役になるのもいいかな、と。ところで、騎獣はまだ手に入らないですか?」

ヒノキ「うむ。ミストグレイヴには、【騎獣調教所】という区画があって、そこに到着するまで騎獣は手に入らないのじゃ」

ゲンブ「騎獣が手に入るのが早いか、それともG太郎が魔動バイクを作るのが早いかでござるな」

シロ「イザという時にバイクを作ってもらえるのは助かる。買い物は、鎧をソフトレザーにバージョンアップ。他には、手鏡、一週間分の着替えセット、化粧品セット、ランタンと油5本分を購入。合計450Gになるな」

ゲンブ「ランタンと油はともかく、他は女の子のたしなみって奴でござるか?」

シロ「一応、変装用とホリーは言い張るがな。やはり好きな娘ができると、いろいろ心境の変化もあったりするわけだし、レプラカーンと違う外見をあれこれ楽しむのも一興かな、とか、そういうことを考える気持ちの余裕が生まれたってことだよ」

ゲンブ「では、50G分は貸しってことで会計処理をしておくでござる」

ヒノキ「ところで、〈ヒューリカの瞳〉はどうするつもりじゃ?」

シロ「ああ、そういうアイテムがありましたね。でも、楯の代わりに装備するって、何だか使いにくそうだし、今のところ、それが必要なほど強い相手には出くわしていない。仮に出会ったとしても、G太郎が瞬殺してくれるので、使いどきがいまいち見当たらない気がします」

ヒノキ「ふむ。盾ではなく、部位装備のアイテムにするか、それとも盾に加工して装着できるようにすると使ってくれるじゃろうか?」

シロ「部位装備だと、レプラカーンは装備部位が[見えざる手]で一つ多いので、使いやすそうですね。それでお願いできますか?」

ヒノキ「では、そういう仕様にしてみるのじゃ」

シロ「だったら、その他欄にヒューリカの瞳を装備、と。次から忘れずに使ってみます」

●ホリー・カーシェイン(通称ホリー)、24歳女

 

レプラカーンの魔法騎手(冒険者レベル3

外見はバルカン(穢れ度1)

 

信条:自由(肯定)、蛮族他との闘争(肯定)

矜恃:弱者を見捨てない

裏執着:魅力的な女性は無視できない

キャラ関係:デル(放っておけない)

      G太郎(有益な存在)

 

フェンサー3レベルソーサラー1レベル、ライダー1レベル、スカウト1レベル(残り経験点219点)

所持金:565ガメル

蛮族名誉点:26点(駆け出し)

 

器用19、敏捷18、筋力12+1

生命11+1、知力12、精神14

HP21、MP17

技巧4、運動(先制判定)4、観察3、探索4、見識1、魔物知識3

生命抵抗5、精神抵抗5

真語魔法魔力3

騎芸:【高所攻撃】

戦闘特技:《魔力撃》《魔法拡大/数》

種族特徴:[暗視][見えざる手][姿なき職人]

習得言語:交易共通語、魔動機文明語、汎用蛮族語(会話のみ)

 

武器:ショートソード(命中6、威力5、追加ダメージ+5(騎乗時+6)、クリティカル値9)

防具:ソフトレザー&バックラー(回避7防護点3

所持品:冒険者セット、アウェイクポーション、魔香草×3、保存食7日分、スカウト用ツール、ヒーリングポーション×2、救命草、手鏡、着替えセット、化粧品セット、ランタンと油5本分

 

部位装備

顔:ひらめき眼鏡

右手:発動体の指輪

左手:密偵の指輪

その他:ヒューリカの瞳

 

マッスルG太郎の成長

 

ゲンブ「それでは、トリを飾るマッスルG太郎でござるよ。能力値成長は1と5で、1の器用を選んで26。ボーナスブレイクの30までは程遠いでござるなあ。

「経験点は906点増えて、1349点。これだと何も上げられないので、今回は貯めておく。お金も足りないので、今回の成長はこれで終わり。育ち盛りの若者と違って、面白みのない成長報告でござった。次には、マギテックを4レベルにしたいと思う」

ヒノキ「ところで、今回のクライマックスバトルの際、G太郎は魔物知識判定でピンゾロ失敗しておったが、後から考えると〈狩人の目〉効果で、相手のデータは読みとれるのじゃった」

ゲンブ「ああ、失念していたでござるな。どっちにせよ、リトルが平目成功していたので問題なかったし、たとえ相手のデータが分からなくても、4回攻撃で瞬殺できたので結果は大して変わらなかったろうが、今後強敵と出会った際にデータが分からないのは不安になるでござるからな。G太郎はアイテム効果で、敵のデータは常に分かるということを忘れずにおくとしよう」

●マッスルG太郎、外見年齢アラサー男

 

ルーンフォークの魔動武人(冒険者レベル7)

設定は半魔神(ハーフデーモン)

 

本来の信条:笑顔(肯定)、夢(肯定)

矜恃:恩義を忘れず、借りは必ず返す。

 

ガルド譲りの信条:欲望(肯定)、闘争(肯定)

執着:魅力的な女性は無視できない。

 

キャラ関係:デル(弟子、将来性を感じる)

      ホリー(放っておけない、庇護欲)

 

グラップラー7レベル、エンハンサー5レベル、スカウト7レベル、セージ5レベル、マギテック3レベル、レンジャー3レベル、コンジャラー2レベル(残り経験点1349)

所持金:412ガメル(ザバーラポイント6123点)

現在名誉点:72点

合計名誉点:92点(一人前の冒険者

 

器用26、敏捷16+2、筋力24、

生命力26、知力18、精神10

HP47、MP25

技巧11、運動(先制)10、隠密12、探索10、危険感知10、見識・魔物知識8

生命抵抗11、精神抵抗10

魔動機術魔力6、操霊魔法魔力5

 

練技:【マッスルベアー】【ビートルスキン】【ガゼルフット】【キャッツアイ】【リカバリィ】

特技:《追加攻撃》《武器習熟A/格闘》《防具習熟A/非金属鎧》《マルチアクション》《トレジャーハント》《鋭い目》《カウンター》《ファストアクション》《練体の極意》

種族特徴:[暗視][HP変換](補助動作で可)

習得言語:交易共通語、魔動機文明語、汎用蛮族語、魔法文明語(以上は読文・会話両方。以下は会話のみ)魔神語、エルフ語、ドワーフ語、妖魔語

 

武器:ハードキッカー+1(命中11(12)、威力30、追加ダメージ+13、クリティカル値11、2回攻撃)
防具:ミモレの上質布鎧(回避13、防護点3)

 

所持品:冒険者セット、スカウト用ツール、救命草3つ、魔香草3つ、保存食1週間分、サーペンタインガン、弾薬25発、アンチドーテポーション、キュアストーンポーション、月光の魔符+1、月光の魔符+2、北向きの針、3点魔晶石×10、トリートポーション×3、俊足の指輪、名誉蛮族の腕輪、仮面レンジャーのマスク&赤マフラー

 

部位装備

頭:ディスプレイサー・ガジェット

顔:狩人の目

耳:(なし)

首:ポーションインジェクター

背中:マギスフィア(小)&野伏のセービングマント

右手:疾風の腕輪

左手:発動体の指輪

腰:スマルティエの武道帯

足:サイレントシューズ

その他:正しき信念のリング

その他:(なし)

 

戦利品:黒鉄剣士勲章(50G)×8、宝石(150G)

 (当記事 完。1部開始前に、魔動機術の3レベルと4レベルの考察記事を書く予定)