花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、ソード・ワールドのミストグレイヴ妄想リプレイ「魔神ハンター」を終了に向けつつ寄り道迷走気味。

魔神ハンター、夜明けの宿り(SWミストグレイヴ0ー8)

シロの相談

 

シロ「アリナ様、ホリーのキャラ設定について相談したいことがあります」

ヒノキ「ふむ。お前がそう言うので、ゲンブとリトルには座を外してもらったのじゃが」

シロ「心遣い感謝します。それでホリーは二重人格設定ということで、いろいろロールプレイの方向性を考えていたのですが、マッスルG太郎誕生に際して、ガルドの魂が抜けてしまい、プランがいろいろと狂ってしまったんですね。そこで、今後の方向修正をどうしようかと……」

ヒノキ「なるほどのう。わらわの強引なアドリブのせいで、ホリーのキャラ設定の根幹をいきなり崩してしまったようじゃ。お主に事前の相談もなく、ああなってしまって悪かったかもしれんのう」

シロ「いいえ。プレイ中のGM裁定については納得しています。確かに、二重人格キャラの一人芝居については、うまく回ればいいのですが、独りよがりなロールプレイになって、物語をややこしくする可能性もあったわけで。それに、ガルド成分がマッスルG太郎に移ったことについては、ストーリーの展開上の劇的な変化と考えてもいい。ただ、それが物語の中盤ならともかく、まだ導入部で突然、覆って戸惑いを覚えているんですね」

ヒノキ「では、シロはホリーのストーリープランをどのように考えていたのじゃ? お主はわらわが思っていた以上に、真面目にキャラ造形を練っていたみたいじゃから、それを聞かせておくれ」

シロ「分かりました。ホリーはガルドを心の闇と見なしていましたが、本当は思春期特有の『もう一つの自我』というか、『認めたくない醜い自分』を具現化したイメージのつもりだったんですね。だから、ガルドの闘争本能も欲望もホリー自身が潜在的に抱いていたもので、いずれホリーは冒険を通じて、自分の中の醜さを認めて、受け入れて、一人の大人として統合していく流れを考えていました」

ヒノキ「ああ、ホリーの内面の葛藤は、ホリー自身が成熟する過程で解決していく意図じゃったか。それをわらわが『二つの魂』と解釈して、切り分けてしまったために、ホリーの目指す先が見えなくなった。そういうことじゃな」

シロ「ええ。ホリーというキャラは幸せな幼少期を送って、すごく真面目に高潔に育てられたと思うんですよ。だけど、思春期の欲望や荒れた反抗心なんかを押さえつけ、否定することで、『きれいな本当の自分』と『誘惑者である邪悪な闇』の対立構造として、自分自身の内面、ひいては世界そのものをも見るようになっていた。そのまま何もなければ、高潔な騎士あるいは従者として、育って行ったかもしれない」

ヒノキ「しかし、蛮族に育った環境を奪われ、ガルドという闇の闘争心を解放して、生き延びることができた」

シロ「そうなんです。嫌悪していた闇の力が自分を助けてくれたという事実を、ホリーがどのように受け止めるかというストーリーを考えていたのですが、その後、蛮族の体になったり、ガルドという人格が消えてしまったり、ボクの想定外で話が進んでしまいました。そこでアリナ様と相談した上で、軌道修正を図りたいわけです」

ヒノキ「家族を失い、人の体を失い、魂の半分を失い、ホリーは自己を形成する大事なものをどんどん失っているのが現状じゃな」

シロ「ええ。これがもしも『ダブルクロス』のシステムなら、ジャーム化しそうですね」

ダブルクロスThe 3rd Edition上級ルールブック

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ヒノキ「ストーリーの導入部で、いきなり闇堕ちされても困る(苦笑)。新たなロイス(人間性を維持する絆)を用意せねばならんのう」

シロ「そこで、メルをボクに下さい」

ヒノキ「何じゃと?」

シロ「弟分と思っていたデルが、G太郎を師匠として崇めるようになったのも、ホリーとしては苦痛なんですよ。ガルドの魂を持って行った男が、自分の冒険パートナーさえも奪って行くような気がして、ホリーは今のままだとG太郎に逆恨みをしそうです。ホリーには、自分を癒してくれる温もりが必要なんです。ボクにとって、アリナ様や翔花、それにセイリュウ師匠がそうであるように……」

ヒノキ「ああ。お主は、ホリーに過度に感情移入しておるのじゃな。ゲンブのように自分とマッスル太郎を適度に切り分けられずに、ホリーの痛みに対して、自己の経験と照らし合わせて、ゲームのキャラではなく自分のリアルな分身として思い入れておる」

シロ「いけませんか? 自分でももう少し割り切った方がいいということは分かっているんです。だけど、ロールプレイとして考えた場合、ホリーをどう演じていいのか、指針をはっきりさせたいわけで」

ヒノキ「ホリーの指針といえば、『弱者を見捨てない』のと『身分(否定)、穢れ(否定)』じゃったか」

シロ「問題なのは、どちらも否定ということなんですね。身分については、『騎士という身分があっても、結局は蛮族の力に蹂躙されてしまったのだから、それは自分を支える拠り所にはならないという諦念』とかですね。なまじ身分のある家庭で育ったために、それが奪われた際に、肯定できなくなってしまった。穢れについては『バルバロスブラッドで自分が穢れてしまった』ので、そこを否定してしまっては、自分が維持できなくなる」

ヒノキ「すると、ガルドの持つ『欲望(肯定)、闘争(肯定)』がホリーの生きる原動力となっていたわけか」

シロ「そう、ガルドあってこそのホリーだったんです。ガルドが失われたら、ホリーには否定的な生き方しか残されていない。そこを改善しておかないと、厳しいんですね」

ヒノキ「では、その信条の変化のきっかけを、メルとの交流でロールプレイするとしようかのう」

シロ「お願いします」

 

傷を舐め合う道化芝居

 

GM(ヒノキ)「それでは、NPCメルとホリーの二人だけのシーンじゃ。前回、マッスルG太郎を仲間に加えた魔神ハンターたちは、ミストグレイヴの上層階に到達した。魔物に襲われていたところを助けた人の娘メルの案内で、『肉の穴』と呼ばれる人族の拠点へ向かう途中、物乞い市場にあるビシャナの宿屋で、少し休憩をとろうということになった。時間は深夜を過ぎた未明、太陽の見えない地下世界では昼も夜もあまり変わりはないが、体感時間が夜明け前の一刻であることを示し、何かの目覚める予感を募らせていた」

ホリー(シロ)「ボクはメルと二人きりで、彼女をじろじろ見回す」

メル『あのう、何か?』

ホリー「そうだな。君はまだ『夜中に危険な地下水路に降りて行った理由』をボクたちに教えていない。やはり、いろいろ隠していることがあるんじゃないか?」

GM「『そう、おっしゃられても……』と、メルは言葉を濁す。ぶっちゃけ、それはシナリオ都合なのじゃ。メルが大ガニに襲われた背景事情なんぞ、シナリオには書かれておらんゆえ、不自然と言われても、わらわは困る。状況を受け入れよ、としか……」

ホリー「そこに理由をこじつけるのがGMの仕事、と新星さまなら言うでしょうね。アリナ様も年季の入ったGMなら、今すぐ理由を考えてください」

GM「そうじゃのう。(地下水路のランダムイベント表を見ながら)地下水路には『ストロベリーオイスター』という高級食材が採れるのじゃ。働かざる者、食うべからず。メルの仕事は、危険な地下水路に降りて、時々落ちている宝石などを拾い集めたり、食材になりそうなものを採集したりすること。しかし、その牡蠣を見つけて拾おうとしたところを、巨大ガニに襲われてしまったのじゃよ」

ホリー「なるほど。確かに、それも理由の一つかもしれない。だけど、それだけではないだろう?」

メル『他に何があると言うんですか?』

ホリー「君の恋人だったルキスラの密偵、彼のことを君は思い出していたんじゃないか? 彼を失い、寂しいと思う気持ちに苛まれて、君は夜中にこっそり床を抜け出して、彼に初めて会った場所で思い出を偲ぶとか……そんなことじゃないのかな?」

GM「勝手な話を作りおってからに。『あなたにどうして、そんなことが分かるんですか?』とメルは逆に問いかける。『あなたは私のことを何も知らないのに……』」

ホリー「ボクも同じだからさ。蛮族に大事な人を奪われ、今でも誰も知らないところで時々、涙がこみ上げて来る。嘆いても失ったものは戻って来ない。蛮族を憎み、冒険者として倒すことだけが心を晴らす。だけど、そんなボクがまさか蛮族の姿になってしまうなんてね。実に皮肉なものさ。

「この姿は好きでなったわけじゃない。ボクの目的は、密偵としての使命を果たし、自分が失った人族の姿や大事なものを取り戻すこと。だけど、取り戻せないものはどうしたらいい? 何かで埋め合わせられるんだろうか? ボクの心にぽっかり空いた、この虚しい穴はどうすればいい? そう言って、メルの瞳を情熱的に見つめる」

メル『私に……何をしろとおっしゃるんですか?』

ホリー「さあね。たぶん、疲れているんだろう。だから、胸の奥に秘めた弱音を、誰か分かりそうな人に、ふと聞いてもらいたくなった。仲間には聞かせられないからな、こんな愚痴は」

メル『あなたも、蛮族に大切な人を奪われ、戦うことを決意した……ということですか。確かに、私も同じ気持ちです。戦う力は持ちませんが、戦う人を支えたい。あなた様にライフォス様のご加護が届きますように』

ホリー「ライフォス……って、君は調和神の神官なのか?」

メル『見習いの身です。神官さまは《肉の穴》にいて、私たちを率いてくれています。もしも、あなたが蛮族との戦いに協力してくれるなら、神官さまに引き合わせますが』

ホリー「信仰には、あまり興味がないんだが、蛮族相手に戦っているなら、協力できることがあるかもしれない。ただ、ボクは力ある教団よりも、力なき人々を助けることを大切にしたいんだ。権威とか身分とか、そういうものがいざという時に、当てにならないことは分かっているからね」

メル『外の世界では違うようですが、このミストグレイヴではライフォス様の教えは異端です。蛮族どもの神ダルクレムの仇敵と目されていますから』

ホリー「それでも、君はライフォス信仰を続けるんだ」

メル『それこそ、人の生きる道と信じていますから。調和と慈愛の心で、傷ついた魂を癒すことこそが』

ホリー「ボクの……心も癒されるだろうか?」

メル『癒したいと思います。あなたが私の夢を叶えてくれるなら……』

ホリー「君の夢?」

メル『ええ。彼の話してくれた外の世界、ルキスラ帝国を見てみたい。それが私の夢なんです』

ホリー「そういうことなら、彼の夢は……ボクが代わりに果たしてあげるよ。それが君にとっての癒しになるなら……そう言って、メルの体をそっと抱きしめる」

メル『……ホリーさん?』

ホリー「……今だけ、君の温もりを感じさせて欲しい。彼の代わりになれるかは分からないけど、心の穴を埋めたいんだ」

メル『……お互いの心の穴ってことですね』

GM「そう言って、ライフォス神官の見習いメルは、ホリーを拒絶することなく受け入れた。調和神への祈りを口にしながら」

ホリー「さすがに信仰ある相手には、ボクも欲望をさらす気にはなれないので、それ以上のスキンシップは避けておこう。自制心をなくしてしまえば、蛮族と変わりないからな」

GM「これぐらいで満足したか?」

ホリー→シロ「ええ、ホリーとしては十分です。ちょっとした姉妹関係のような安らぎを覚えたってことで。穏やかな姉に甘える妹のような気分で」

GM「メルは19歳で、ホリーより年下なんじゃがな」

シロ「だけど、精神的には成熟しているのでしょうね。神への信仰という揺るぎない何かを抱いているようですから。では、このシーンを機に、ホリーの信条を少し調整します。まず、『身分(否定)+欲望(肯定)→自由(肯定)』にします」

GM「硬直した社会を解放したい、という気持ちじゃな」

シロ「それと『穢れ(否定)+闘争(肯定)→闘争(蛮族や魔物限定・肯定)』とします。戦うための力なら、多少の穢れをも受け入れる。ただし、闇雲な闘争本能を満たすのではなく、あくまで人族を脅かす暴力に対する戦いってことですね。ガルドの持つ本能を、蛮族限定で昇華させて現状を生きる原動力に変えたってことで」

GM「蛮族社会で虐げられている人族に自由を与え、解放するための戦いを肯定するということじゃな。人類の自由のために、敵と同じ力を得て戦うこと、仮面ライダーの如し、ということか。ならば、そういう形の信条変更を認めるとしよう」

シロ「ありがとうございます」

 

●ホリーの新たな信条:自由(肯定)、蛮族他との闘争(肯定)

 

蜂の巣守り

 

GM「では、ホリーに代わって、デルとG太郎の方に移るとしよう」

デル(リトル)「ホリー姉さんは、どういう話をしていたんだぁ?」

GM「それは秘密じゃ」

デル「うぅ、気になるぅ」

G太郎(ゲンブ)「子どもは知らなくてもいいこと。それよりも早く寝た方がいいぞ、ご主人」

デル「ええ? 師匠の武勇談をもっといろいろ聞かせてくれよぉ」

G太郎「また、いずれな。真の戦士は寝るのも戦いだ、と心得よ」

デル「そう言われると、寝ないわけにはいかないなぁ。では、気合いを入れて寝るぞぉ! グースカピー!」

G太郎「もう、寝たのか。……いろいろあって疲れていたんだろう。では、私は部屋を出て、1階の酒場へ降りるでござる」

GM「お主は寝ないのか?」

G太郎「私はずっと壺に封印されていて、この夜に目覚めたばかりでござるよ。朝から地下水路を歩いていたデルたちとは話が違う。それよりも、久しぶりにアルコールでも飲みたいと思うのが人情というもの」

GM「では、階下では宿の主人のビシャナが本を読んでいたが、G太郎が降りて来たのを見て、『おや、お客さん。寝ないのですか?』と怪訝そうに小首を傾げるのじゃ」

G太郎「子どもは寝かせてきた。私は寝つけないので、酒でも飲めればと思ってな。用意できるか?」

ビシャナ『そりゃ、代金は頂いたのだから、サービスぐらいしますけどね。欲しいのはお酒だけですか?』

G太郎「一人で飲むのもいいが、話に付き合ってくれるならなおいい。姐さんもいろいろ苦労してそうだな」

ビシャナ『どうして、そんなことを聞くのでしょう?』

G太郎「そりゃ、ここは蛮族の世界でござるからな。人族のタビットが宿を営むには、相当の苦労をしてきたろうし、他人の苦労話は時に金稼ぎのネタになる」

ビシャナ『ここでは金はあまり役に立ちませんね』

G太郎「そうみたいだな。地上とは勝手が違うので、最初は戸惑った」

ビシャナ『お客さんは地上の人なんですか?』

G太郎「地上で奴隷生活を続けて、ようやく自由を勝ち取ったと思ったら、今度は地下に連れられて、世間知らずな坊ちゃんと嬢ちゃんの面倒を見ることになった。だったら頼れる相談相手ぐらいは確保しておきたい。私の見たところ、あなたは情報通っぽいからな。儲け仕事の当てでもあるかと思って」

ビシャナ『いやですね、私はただの宿の主人ですよ。ここを平和に維持できているのは、「紅の水魔ソニア・ゾラ」様のおかげなんです』

G太郎「ソニア・ゾラ……それが、ここの顔役か。どこに行けば会える?」

ビシャナ『会ってどうすると?』

G太郎「そりゃ、組織の顔役に挨拶するのは、渡世の義理ってものでござる。こう見えても、私はいろいろな組織で仕事をして来た身ゆえ、裏の作法は心得ているわけで。生き延びたければ、そこの顔役に不義理はするな。きちんと筋は通せ、と教わった次第」

ビシャナ『……やはり、お客さんは只者ではないようですね。どこかの組織の者だとでも?』

G太郎「特定の組織に所属しているわけではござらんが、かつては『蜂』『炎』『風』の3つの組織とつなぎを持ったことがある」

ビシャナ『蜂の名を知っているのですか。誰の紹介でここに?』

G太郎「蜂でござるか。マリリン、もしくはアリアドネと言えば、話が通じそうかな」

ビシャナ『……知らない名前ですね。では、お客さんは「蜂の巣守り」という名前を聞いたことは?』

G太郎「その名は初耳でござる。私の知っている名前は『月夜蜂』という組織で……」

ビシャナ『……どうやら私の思い違いだったみたいですね。地上にも蜂の名を持つ組織があるなんて』

G太郎「すると、地下にも?」

ビシャナ『……ただの噂ですけどね。それはそうと、仕事が欲しいとおっしゃってましたが、頼み事があれば、引き受けてくれるのですか?』

G太郎「それは、ミッションでござるか? それともクエストか?」

GM「ミッションという形になる。タイトルは『奴隷を買い戻せ』。ビシャナの信頼を勝ち得るには、このミッションを達成する必要がある。さらに、報酬として〈宿の無料宿泊券〉が5枚もらえる。1枚につき、1人が半日間寝泊まりできる扱いじゃ」

G太郎「宿泊料は100G相当の物品だから、実質500ガメル相当か。最初の仕事としては妥当な金額だが、これがミッションなら今すぐ受けるのは無理でござる。まずは、今のミッションであるメル嬢を『肉の穴』に連れて行って、その後、ということになるが、それでもよろしいか?」

GM「では、次に宿に来たときに引き受けるということじゃな」

G太郎「うむ。今回は、ここでミッションやクエストを受注できることが分かれば、それでいいということで。では、ソニア・ゾラ様にもよろしく、と伝えておいて、今は退くとしよう。ここでの仕事を果たしていけば、また、いろいろ教えてもらえるだろうからな。適当に酒を飲んでから、部屋に戻って寝るでござる」

 

蜂の巣守りビシャナ『この男、果たして信用していいのでしょうか?』

●ここまでの冒険成果

 

経験点:★1つ、魔物撃退分(90点)

お金:戦利品(400G分)→宿賃で使用。

   黒鉄剣士勲章2個

 

ミッション:《肉の穴》を目指せ

 

情報

・物乞い市場の宿の女主人ビシャナが仕事をくれる。

・彼女はユリア・ミルドリスのことを何か知っていそう。

・ゴミ溜め窟にいるリザードマンの情報屋ゾ・ゴグが略奪品に詳しい。

・物乞い市場の顔役は、紅の水魔ソニア・ゾラである。

・メルはライフォス神官見習いで、彼女の上司が《肉の穴》の顔役っぽい。

(当記事 完)