花粉症ガール・翔花伝&コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女主役の物語」&「その仲間たちの雑談話」など。TRPG話や特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。

明鏡戦隊メガネンジャー第4話「仮面ライダーブレン」

悪霊ふたたび?


ケイP『ケケケケケイピーッ!』

NOVA「何なんだ、突然?」

ケイP『フフフ、今日ハ14日ノ土曜日。ツマリ、悪霊復活ノ日ナリ』

NOVA「何を言ってるんだ、お前。今日は7月15日の日曜日だ。出て来るのが遅いぞ」

ケイP『けぴっ? そ、そんな馬鹿な。このおらともあろうものが、1日タイミングを間違えてしまうとは。プルプル』

NOVA「で、そんなドジなドゴラが、どうしてケイソンの真似をしているんだ。言っておくが、殺人鬼ケイソンは、ヒノキちゃんの幻夢界でラーリオスの前座として、一応出てきていたぞ。お前がわざわざ真似するまでもなく、な。今年はもう13日の金曜日と、続く14日の土曜日がないから再登場する可能性はないだろうが」

ケイP『というか、ケイソンのエッセンスはしっかり、おらやマーク2のケイPブラザーズに引き継がれているんだから、復活するはずがねえ。翔花ママに涙目浄化OKされたんだしよ』

NOVA「だったら、どうして今さらケイソンの真似なんてするんだ?」

ケイP『もちろん、自己アピールに決まってる。マスターがいつまでも、おらの登場したメガネンジャーの続きを書かないものだからよ。最初は6月中に完成させるって言っていたのに』

NOVA「全てはラーリオスのせいだ。花粉症ガールのラスボス級の悪霊として考えていた奴が、突然、湧いて出たものだから、そっちに俺の創作パワーを費やす必要があったわけだ。おかげで綺麗さっぱり浄化できたがな。その後は、仕事が忙しかったんでな。創作エネルギーを充填するのに時間が掛かっていたんだよ。これで納得か?」

ケイP『別ブログでは、たっぷり記事書きしているのにか?』

NOVA「気づいていたのか。そう言えば、以前に俺が書き置き残して家出したとき、翔花2号とケイPマーク2には、俺の居場所がバレないよう認識阻害の術を施していたんだが、お前はマーク1だもんな。別ブログの記事を読もうと思えば読めるわけか。どうやら、うっかりしていたようだ。今からでも記憶を消すか?」

ケイP『ちょ、ちょっと、マスター? マスターは都合の悪いことを見られたら、記憶を消して済ますような悪人だったのか? あんたは記録と記憶を大切に考える歴史学者の卵じゃなかったのか? 記憶消去には反対意見を表明するぜ』

NOVA「む。それなら、ケイPマーク1。お前は〈事象の分岐点〉の秘密を翔花2号には知らせないって、騎士の名誉に掛けて誓えるか?」

ケイP『そんなに重要な秘密なのかよ、あの場でのお喋りが』

NOVA「お喋りが重要と言うより、あの場における俺の時空監視の仕事がな。世界のバランスを取るために活動している時空魔術師の拠点を、闇の勢力に知らせるわけにはいかないんだ。お前も気づいていると思うが、翔花2号は俺の心の闇を受け継いでいるところがあってな。闇に傾倒して花粉症悪魔女に堕ちてしまう危険性を宿しているんだよ。2号が心の闇を克服して、バランスを保持できるように成長すれば、俺の仕事を引き継いでもらおうと思っているが、今はまだ時期尚早だ。だから、時が来るまで、〈事象の分岐点〉の存在は秘密にしたい。1号にもそれは伝えている話だ」

ケイP『2号ママが闇にね。大丈夫だ、そんなことになれば、おらの熱いハートで、必ずダークサイドから引き戻してみせる。マスターはおらに任せて安心してくれ』

NOVA「気持ちは嬉しいが、そうなる前にきちんと教育を施すのが、俺の仕事だと思っている。お前にも協力してもらいたい」

ケイP『了解した。翔花2号ママには、マスターの秘密を明かさないことを、K・ピエール・プルナレフの誇りにかけて誓うぜ。それと、2号ママに熱い正義のハートを教えることもな』

NOVA「いや、2号にはクールロジカルな正義マインドを学んで欲しいんだが。それと、創作にはホットな勢いが必要なんだが、ゲームのルールの分析とか感想には、脳の冷静さが必要になる。この時期の仕事である保護者懇談には、ホットな想像力ではなくて、クールで現実的な論理力が必要になるんだ。つまり、仕事で必要な脳に切り替わっている段階で、創作することは難しい。これがゲームのルールの分析記事は書けるのに、創作物語の方が後手に回る理由だと分かってほしい」

ケイP『なるほどな。クールな頭脳が前面に出ている時は、ホットな物語が書けないってことだな。だったら、おらのホットなハートで、マスターの冷めた頭脳を解かしてやるぜ』

NOVA「必要ない。もう、解けているからな。今日は休みだから、心置きなく、ホットなハートでメガネンジャーの続きを書いてやる。夏の暑さにも負けない情熱でな」

ドライブの世界


NOVA「というわけで、ブレン召喚用のメガネとハンカチを用意して、今からドライブの世界に行くぞ!」


と宣言して、リアルで2週間以上が過ぎた7月のある日。
何が「というわけ」か分かっていない読者の方は、先に6月29日の第3話を読んでからの方がいいよ、と申し上げつつ、要はメガネのヒーロー戦隊を集めようという企画ですな。

ざっとメンバーを挙げるなら、司令のメガネホワイト(NOVA)と娘のメガネシルバー(翔花2号)を中心に、まずリーダーがメガネレッド(ウルトラセブンモロボシ・ダン)とメガネブルー(ウルトラマンゼロおよび人間時の憑代である伊賀栗レイト)、続いてメガネピンク(2代目キョウリュウバイオレットの弥生ウルシェード)までが正規のメンバー。

そこに科学技術担当として、弥生の祖父ドクター・ウルシェード(初代キョウリュウバイオレット)が乱入した挙句、
翔花のアシスタントモンスターのケイPが、ボディを失ったアンドロイドの憑代として登場したところまでが、前回の話。

こうして、ようやくメガネグリーン候補のロイミュード・ブレンをスカウトに行くわけです。


ドクター「気がつけば7月半ばだが、ちょうど明日は海の日。そう、地球の海はオレの海。宇宙の海もオレの海。アストロメガネスター変形、アストロメガネンオーのお披露目にな〜んともふさわしい門出ではないか〜」

NOVA「映像は、モデルのアストロメガゾード関連で代用しますけどね」


NOVA「というわけで、今、我々は次元を超えて、宇宙から大気圏突入して、ドライブの世界に降り立ったわけなんだが」

翔花「我々と言っても、全員じゃないのよね。ここにいるのは」

レイト「どうして、ぼくが選抜メンバーに選ばれたのかが不思議なんですけど」

ゼロ「当然、この俺が出撃するためだろうが。レイトは俺の憑代なんだから、一緒に来るのは当然じゃねえか」

NOVA「まあ、誰かが船に待機してもらわないといけないわけで、ドクターと弥生ちゃんは船の管理のために必要。そしてダンさんは、ドクターのたっての希望でな。宇宙のあれこれを聞きたいそうだ。だから待機組が3人で、他のメンバーが地上に出て来たわけで」

ゼロ「それで地上組に俺さまが参加しているってのは、戦いが待っているかもしれないってことだな」

NOVA「最悪の場合はね。交渉がうまく進めば戦いにはならないと思うけど、相手はロイミュードで、本来は人類の敵だった連中だ。交渉が決裂した場合は、この世界の平和のために、速やかに倒さないといけない」

翔花「KPちゃんのボディを使って復活させるんでしょ? もしも戦いになったら、KPちゃんはどうなるのよ」

ケイP『でえじょうぶだ。ドラゴンボールさえあれば生き返る』

ゼロ「よし、よく言った、ボール野郎。死んでも生き返るドゴランボールの奇跡、しっかり見極めてやろうじゃねえか」

翔花「いや、KPちゃんが言ったのは、ドゴランボールじゃなくて、ドラゴンボール。言葉は似ているけど、全然違うものなのよ。確かに、ドラゴンボールがあれば生き帰れるけど、この世界にはそんなものはないから、復活は無理なの」

NOVA「いや、そうでもないぞ。ドライブの世界は、ゴーストの世界とつながっているのは既定の事実だからな。眼魂の力で、割と人が簡単に生き返る世界でもあるんだ。そして、我々の目的のロイミュードのコア魂なんだけど、どうも最近は大天空寺の墓地の周辺にいるらしい。だから、そこへ行くぞ」

翔花「行くぞ、って簡単に言うけど、どこにあるか分かってるの?」

NOVA「着いた」

翔花「はやっ。どんな移動手段を使ったのよ」

NOVA「前回の物語から2週間も経っているんだからな。リアルと時間がいろいろとズレているのは明らかだ。そのズレを利用すれば、これぐらいの時空転移など、俺に掛かればどうってことはない。せいぜい、どこかのブログで時間が止まったとか、子どもの姿になったとか、そういう副作用があるぐらいだな」

翔花「それって迷惑じゃない」

ケイP『いや、その迷惑を掛けている相手ってのは、マスター自身で……』

NOVA「ケイP!」

ケイP『あ、いやいや。マスター、地震があって先月は大変だったな。今さらだが、お見舞い申し上げとくぞ』

NOVA「ああ、被害にあったガンプラの供養も、この寺でしておきたいところだな。時間があれば、ダブルオースカイみたいに改修したいところだが」
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ゼロ「ダブルオーの最新型か。何だか昔が懐かしいぜ」

レイト「ゼロさんも昔は模型作りをしていたんですか?」

ゼロ「いや、昔は俺がガンダムだったんだ」

レイト「え、ガンダムからウルトラマンに変身したんですか?」

ゼロ「いや、そういうわけじゃなくてな。司令、うまく説明してやってくれ」

NOVA「要するに、ゼロさんの声に似ている人が、どこかの世界でガンダムパイロットをやっていて、自分をガンダムと同一視していたんだ。それにゼロさんのお仲間にも、キング・オブ・ハートガンダムファイターとか、任務了解のテロリストとか、万死に値するが口癖のイノベイドなどのガンダムパイロットに声が似たメンバーがいて、大変賑やかだって聞くぜ。声が似ていれば、結構、感情移入することってあるだろう? カラオケで声質が似ていれば、持ち歌にしやすいとか」

レイト「へえ、そういうものですか。多元宇宙というのもややこしいんですね。何とか付いて行けるように頑張ります」

翔花「レイトさんって、いろいろと戸惑ってみせる割に素直に状況を受け入れる人だから、結構、順応性は高いのよね。私はそこまで素直には受け入れられないわ。NOVAちゃんが何か隠し事をしているみたいなのが、さっきから気になって仕方ないし」

NOVA「翔花。そりゃ、俺だって40年以上も生きてきたんだ。お前に話していないことだって、いろいろある。お前は生まれて何年だ?」

翔花「一年も経ってないわよ。今月の終わりで4ヶ月め。だから分からないことはいっぱいだし、いろいろ教えてもらいたいんじゃない。KPちゃんの方が、どんどんいろいろ知っていくから、私も負けてられないし」

NOVA「好奇心旺盛なのは結構だけどな。一度に何もかも受け入れ過ぎたら、心の方が壊れてしまう時だってあるんだ。禁断の知識の類は、徐々に受け入れながら、心を慣らしていく必要がある。さもなければ、知った瞬間に発狂してしまうような知識だってあるんだ。とりわけ闇の誘惑ってのは、甘いささやきで心のバランスを崩しにかかる。独り善がりに、性急に知りたがるんじゃなくて、周囲の大人の助言にも耳を傾けながら、じっくり心を育てていかないと、自分と周囲に破滅をもたらしかねん。だから、今はまだ人の秘密をあれこれ詮索しない方がいいぞ。いずれ、お前にも伝えたいことがあるが、今は目前の課題に向き合おうぜ」

翔花「うん、特異点とか時空魔術とか、いろいろ教えてね」

謎の男「そこの娘。今、時空魔術と申したか!」

翔花「え、何、このおじさん。突然、現れた?」

レイト「も、もしかして、幽霊とか?」

ゼロ「ビビってんじゃねえぞ。敵ならぶっつぶしてやるだけだ」

謎のネコ「ニャーン」

ケイP『うわ、やめろ。じゃれつくな。おらはおめえの仲間じゃねえ。おまけにボールでもねえ』

謎の男「これこれ、ユルセン。お客さまのペットにいたずらをするのではない」

NOVA「先日はどうも。不思議時空研究家のWhite NOVAと申します。貴兄は、こちらの大天空寺の住職を一時的に務められた元・眼魔界の科学長官イーディス殿とお見受けしますが、間違いないでしょうか」

謎の男「いいや、わしゃ、ただの仙人じゃ。長官でも住職でもない。仮に昔はそう呼称していても、今のわしゃ、世捨て人の仙人で、ある時は寺の居候、ある時は風来坊として気ままに生きておる」

ゼロ「やれやれ、どうして俺の周りには、風来坊とか、おかしな風体の爺さんが現れるのかね」

レイト「ゼロさんだって、いつもフラフラ次元の旅をしているんだから、将来は風来坊を名乗るかもしれませんよ」

謎の仙人「ほう。そこの御仁は、一つの体に二つの魂を宿しておられるのか。娘御も人というよりは、精霊、それも草木に関わる力を有しておるな。ネコ耳ボールも、ただの玩具というわけでもなさそうだし、そして、White NOVAと申された其方。わしの見立てが正しければ、ただの研究家ではなく、そう、時空魔術師とでも名乗った方が正確ではないだろうか」

NOVA「さすがですな、仙人どの。先日は急な連絡を差し上げましたが、こちらにおいでいただきありがとうございます。私の計画を受け入れて下さるようで感謝します」

仙人「勘違いをするでない。そなたの計画を受け入れたとは言っておらん。会って話を聞かねば心が決まらん、と考えたが故にそうしたまでのこと。さあ、この場でよければ話を聞くが、寺の中の方が落ち着くであろう。現住職のジャベルの許可は得ておる。さあ、遠慮なく入るがよい」

大天空寺での仙人時空トーク


NOVA「いやあ、ここが、あの伝説の1号ライダー、本郷猛さんも来たという大天空寺かあ。まさか中に入れてもらえるとは思わなかったなあ。タケル殿はどちらに?」

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仙人「さてな。あれももう一人前の仮面ライダーだから、わしがいちいち動向を見守ってやらなくても、自分のことは自分でするだろう。それにしても今回は驚いたぞ。わしがゴーストドライバーを作ったのと同様、其方が次の仮面ライダーのドライバーを作った御仁とは」

NOVA「ヘッ? いや、俺は次のライダーとは関係ありませんし」

仙人「そうなのか? てっきり時空魔術師だから、時空ドライバーは其方の作品とばかり」

NOVA「いや、次のライダーのジオウの噂は聞いていますがね。そうか、変身ベルトは時空絡みか。難波重工のスパイの仕業か、財団X絡みか知りませんが、とにかく俺が時空魔術師なのと、今度のライダーが時空ドライバーで変身するのはただの偶然です」

仙人「そうか。ついでに2号ライダーの名は、ゲイツ。今回は、最初から2人体制でスタートと聞く」

NOVA「へえ、そいつはいい情報を聞いた。仙人殿も予想以上に耳聡い方ですな」

仙人「勘違いも多いがな。ふむ、それにしても次のライダー絡みでないとは、もしや、其方は笛木奏という御仁ではないか。娘を不治の病で失くして、邪心に取り憑かれたと聞くが、もしや精霊の力で蘇らせたとか?」

翔花「え? 私って、そういう出自だったの?」

NOVA「そいつも勘違いだ。翔花はコヨミじゃねえ。確かに俺も白の魔術師を名乗ったりもするが、ワイズマンと名乗ったり、仮面ライダーウィザードのラスボス格になったりはしない」
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仙人「つまり、其方は仮面ライダーとは縁もゆかりもない、ただの一般人ということかね」

NOVA「いや、縁もゆかりもないと言われるとファンとして哀しくなりますし、一般人という基準がどこにあるか微妙に感じる次第ですが。変身できなくても、心はヒーローのつもりですし、少なくとも娘は変身ヒロインとして育ててるつもりなんですが」

レイト「というより、NOVAさんは明鏡戦隊メガネンジャーの司令なんだから、一般人というはずがないでしょう。もっと、自信を持ちましょうよ」

NOVA「あ、そうか。俺、ここではそういうポジションだったんだ。てっきり、リアルで俳優の竹中直人さんに問い詰められているような気分になっていたよ。そうだ、俺はメガネホワイトに変身できるはずだったんだ。おまけにレイトさんはゼロさんと2人で、メガネブルーだし。そう、我々は仮面ライダーでこそありませんが、オリジナルのスーパー戦隊を結成中なんです。だから、仙人殿にも協力を要請に来たのですよ。いやあ、大天空寺の厳かな空気に飲まれてしまっていたなあ。ここの亡き住職の天空寺龍さんだって、かつてはスーパー戦隊ライブマンの一員イエローライオンだったわけだし、全く無縁ってわけでもないんだから」

仙人「うむ、しかし、メガネンジャーの資格は、メガネキャラだという話も聞きはしたが、うちのシブヤは戦士ではないからな。わしの一存で派遣していいものか決められんのだ」

NOVA「いや、シブヤはああ見えて、電王だったこともあるし。番組本編で変身しなかったことが不思議なくらいだし。って、そうじゃなくて、我々がスカウトに来たのはシブヤじゃありません」

仙人「何、すると他にメガネの該当者は……アカリか? 時々、メガネをかけたりもしたが」

NOVA「彼女でもありません。ついでに、ゴーストやスペクターの武器に、いかにもメガネって感じの剣がありましたが、それも関係ありません。もう、眼鏡とゴーストって結構相性いいんじゃないの、と思いはしましたが、今回のメンバー選出からは外させてもらいました」
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仙人「だったら、何のために其方はここに来たのかね」

NOVA「実は、ここの無縁墓地に、とある幽霊が出ると聞きましてね。世にも珍しい機械生命体の幽霊が、ここなら幽霊でも仮面ライダーになれるという噂を聞いたからか、成仏できない浮遊霊としてさ迷っているとか。それを何とか回収して、ヒーローとしての新たな人生を提供したい、と考えた次第。それで、眼魂関連のオカルト科学に詳しい仙人殿にも協力願いたいということです」

仙人「むむ、確かにロイミュードとかいう連中は、我々には専門外だからな。一度、警察の特状課というところにも、うちの若いのが相談に行ったようだが、今の警察にはロイミュード退治の専門家の仮面ライダードライブは配備されていないらしい。一応、元ドライブと名乗る男が時々、特設の墓参りに来るぐらいで、今のところ大きなトラブルは発生していないが、時折、若い男女の声が夜中に響き渡るのが薄気味悪く感じての」

NOVA「その不可思議事件は、我々メガネンジャーチームが、解決してみせます。機械の幽霊は、そちらにとって専門外かも知れませんが、言葉の通じる幽霊相手なら、言霊魔術師でもある私が専門です。ましてや、ヒーロー研究家なので相手の出自も分かっておりますし、ブレンの中の人とは実は同郷だったことを最近知って、ますます親近感を深めている次第。まあ、いざとなれば、ここには怪獣退治の専門家も、悪霊退治の専門家もおりますし、2万年早く涙目浄化OKして差し上げましょう。ですが、相手が仮面ライダー好きで、仲間想いで、優秀で、誠実で、最後に何が言いたかったのは謎ですが、とにかく、そういう特性を持つなら説得の余地はあります。ええ、公式の仮面ライダーでこそありませんが、次の仮面ライダーとして、そしてメガネグリーンとして、彼を復活させ、スカウトできるのは我々を置いて他にいないでしょう。ですから、ご協力をお願いしたい」

仙人「やれやれ。そこまでの熱意を示されては、断るわけにもいかんのう。分かった。力を貸そう。その代わり、条件が一つある」

NOVA「と、おっしゃりますと?」

仙人「今回の事件が解決したら、タケルたちには、わしの仙人パワーで対処できたことにしてもらいたいのじゃよ。何せ、眼魔関係の事件では、わしが諸悪の根源でありながら、解決に向けて何の対処もできなかった無能仙人と罵る声もあったりしたからのう。わしにもメンツというものがあるし、この辺りで汚名返上をしておきたいのじゃ」

ゼロ「つまり、手柄をよこせってことか? このおっちゃんは」

NOVA「いいでしょう。我々は実利をとり、仙人どのは名声を得る。これでWinWinが成立ですな」

復活!? 緑の戦士!


翔花「『人のエゴに翻弄されし機械の魂108体、ここに眠る』かあ。一応、きちんとした墓石が設置されているのね」

仙人「一応、特状課の本願寺純という男が喪主という形式をとっておる。あの男とはじっくり話したこともあるが、お互いに初対面と思えぬほど話が弾んでのう。実に愉快な男だよ」

NOVA「知ってます。中の人は、80年代にひょうきん族でモノマネ系お笑い芸人として一世風靡した後、90年代からミステリードラマなどの常連になり、いろいろと多芸ぶりを披露してきましたからね。ライダーのおやっさん役は、それぞれが名バイプレイヤーとして、若手の活躍を引き立てる演技派にして芸達者な方が多いので、毎年楽しみの一つなんですよ。そういう人が、近年はライダーにも変身したりしてね。仙人殿もダークゴーストに変身したこともありましたし」

仙人「変身だけして、活躍はしたわけではないのだがな」

NOVA「いや、たとえ一回でも変身した経歴があるってだけでも、ライダーファンにとってはステータスなんですよ。俺だって変身したいし。戦って傷つくことはイヤだけど」

ゼロ「おいおい、司令ともあろうものが、情けないことを言ってるんじゃないぞ。ケンカの一つや二つ、経験していないで偉そうなことを……」

翔花「ゼロさん。NOVAちゃんだって、ケンカの一つや二つどころか、結構、経験済みよ。戦って傷つくことはイヤだけど、それで臆病風に吹かれて逃げ出したりはしない。そのことは翔花が一番分かっているんだから」

レイト「そうですよ、ゼロさん。いつでも威勢のいいことを言っているゼロさんとは違うかもしれませんが、普段は弱気に見えるかも知れませんが、自分の守りたいもののためなら命を掛けることだってできる男だって、いっぱいいるんですよ。もちろん、話し合いで解決できることなら、それに越したことはないですけど」

ケイP『確かに、本気を出した時のマスターは、鬼気迫る表情を見せていたなあ。おらが暴れた時には、静かな殺気を漂わせてよ。今なら分かるが、ああいう空気はそれなりの修羅場をくぐってきた者にしか出せねえ』

ゼロ「って、うちの司令は、そんな凄い男だってのか? 俺だけが見抜いていなかったってことかよ」

仙人「うちのタケルにもそういうところがあったなあ。父親の龍は、いかにも熟達のゴーストハンター、戦士らしい男って感じだったが、タケルはパッと見、未熟で優しい、頼りない小僧にしか見えん。しかし、その優しさで周囲の人を感化し、そして自分の命よりも他者を大事にする本当の強さ、人間味を備えている。何よりも英雄たちの魂への憧れを強く持っていてのう。15体の英雄の力を結集し、対話を重ねて自らの糧と為し、互いに助け合う力に変えることができたのは、タケルの秘めた人徳と言えよう。もちろん、そんなタケルを支えてくれる仲間の存在があったればこそ、タケルの資質も開花したのであろうが。得難い仲間を得て、見捨てられないというのも、本人の真面目さ、責任感、そして人としての魅力を事あるごとに示し得たゆえ、と考える次第じゃ。わしら大人にできるのは、そうした若者の特質、可能性に期待し、育むと共に、できるならば自らも格好良く振る舞いたい、若手の模範になりたいところじゃが、まあ、そう上手く進まないのが現実というものじゃのう。そういう時は、笑いをとって、ウケれば勝ちという想いもある」

NOVA「さすがは仙人だ。俺の言いたいことを全部言われたような気がする。そう、強さは愛であり、仲間との絆なんだよ。そして、ここに眠るロイミュードにだって、そういう想いはある。だからヒーローとしてやって行けるはずなんだ。ハートの友達想いなところや、メディックのハートへの愛、そしてブレンの嫉妬交じりの忠誠心、全てが人を模倣しながらも人間以上に純粋な心。だからこそ、本気の心がぶつかり合ってドラマになる。そういうドラマに感じ入らずに、揚げ足取りな批判口調で嘲るような奴の言葉は、総じてつまらない。ドラマで描いていない部分を指摘する前に、まず見せている、作り手が最も強調している要素をしっかり受け止めて、細かい部分の批判はそれからにしないと、まともに番組を見ていることすら伝わらない。何かの話をしたいなら、3つぐらい良いところ、感じ入ったところを訴えてから、欠点は1つぐらい触れれば十分な批評になる。ファンならな。ネガティブマインドな人間は、何かにつけて根幹のポイントを見ずに、枝葉の粗探しに終始しがち。一番大切な部分を見ない批評に価値はない、とまで俺は言うね。もちろん、何が根幹か、何がポイントかで論者ごとに意見が異なることはあるだろうがな」

翔花「どうも、NOVAちゃん、仙人さんの長説法に対抗して、ますます話が長くなりそうね。この辺りで、ブレーキをかけないと」

女の声「さっきから、墓の前でうるさいことでございましてよ」

格好いい男の声「また、友達が来たのか?」

甲高い男の声「ハート、こいつらは友達の泊進之介とは関係ありませんよ。ただの通りすがりの雑魚です」

レイト「何ですか? 声はすれども姿は見えず。まさか幽霊?」

ゼロ「ビビってるんじゃねえぞ、レイト。やいやい、このゼロ様を雑魚だと言ったのは、どこのどいつだ。隠れていねえと、正々堂々姿を見せやがれ」

NOVA「仙人殿、他の連中には見えていないが、あんたには見えてるだろう。今、喋った連中のバイラルコアの数字が読めるか?」

仙人「最初の女声が009、次の男声が002、そして最後のが003だな」

NOVA「俺の見ているものと同じだな。間違いない、いきなり本命が登場したとは運がいい。墓の前で話をしていれば、眠りを覚まされた霊魂が出てくるかも、とは思ってみたが、こうも当たりを引くとは、運命が俺に味方してくれているようだ」

仙人「誘い出したのはいいが、次にどうするつもりだ」

NOVA「仙人殿、久々にダークゴーストに変身してはくれないか。こいつらは、仮面ライダーのみに執着を持つ。他のヒーローではダメなんだ。我々がただの雑魚ではないことを証明し、話を聞いてもらうようにするには、仮面ライダーであることを証明せねばならない」

仙人「しかし、わしなどでいいのかの?」

NOVA「あんたはドライバーの製作者だろう? 製作者こそが性能を熟知しているというのは、ビルドドライバー製作者の葛城忍も言っていること。もちろん、その後の主人公の成長には勝てないだろうが、プロトタイプの性能をフルに使いこなす点では、あんたも自信を持ってくれていいはずだ」

仙人「そういうことなら。確かに、わしも仮面ライダーゴーストのドライバーの生みの親だからな。では、行くとするかの。変身!」

009(メディック)「ハート様、不思議な老人が何やら変身してみせたようですわ」

003(ブレン)「私の分析によりますと、これはただの隠し芸の類のようですね。仮面ライダーゴーストに似ているようですが、さほどの戦闘力は感じません。雑魚の類と見なしてもよろしいかと。捨て置きましょう」

002(ハート)「いや、それでも仮面ライダー仮面ライダーだ。その本質は、スペックでは測れないことを俺たちは学習したはずではないか。人間の強さは、たとえ戦闘力で負けていても、大切なものを守るために心では負けない、そして心の強さを武器にすれば、それまでの自分を超えた力を発揮できる成長力にある。この老人の変身した白黒ライダーにも、何かがあるはずだ。そして、仮面ライダーの周りにいる他の人間にも。俺は彼らが何者か見極めたい」

003(ブレン)「やれやれ。あなたは本当に物好きですね、ハート」

009(メディック)「何よ、ブレン。あなたはハート様のお心が分からないって言うのかしら。私はどこまでもご一緒して差し上げますわ。ハート様が興味を持つ相手なら、私も興味津々で観察するとしましょう」

翔花「あ、この女の人の言っていること、私にはよく分かるよ、NOVAちゃん。NOVAちゃんが興味を持つことなら、私だって知りたいもん」

009(メディック)「ふうん、そこの娘には愛がどういうものか、話ができそうね」

翔花「うん、姿は見えないけど、魔女っぽい声のお姉さん。私に愛の心を教えて下さい」

009(メディック)「魔女とは心外ね。私の本来の姿は、癒しの女神なの。だけど、癒しの際に、数多くのロイミュードの中にこもった邪念や闇の感情も引き受けてしまったために、私自身が白から黒に変わってしまった。今の私は浄化された白のメディック。魔女に憧れているうちは、本当の愛は得られないと知りなさい。本当の愛は、全てを癒す心なの」

翔花「全てを癒す心。そっか、つまりこれからは癒し系の花粉症ガールを目指せばいいってことね。癒し系かあ、ふうん。どうすれば、癒し系になれるんだろう」

009(メディック)「せいぜい精進なさい。迷える子羊よ」

003(ブレン)「何だか、墓参りに来た人相手に、人生の悩みを聞いて解決する幽霊って感じですね」

002(ハート)「それでもいいじゃないか。俺たちロイミュードのことを忘れることなく、こうして話しかけてくる、友だちになれるかも知れない人間がいる限り、俺たちは悪霊にならずにやっていける」

ゼロ「ほう。なかなかいいことを言う奴がいるじゃねえか。察するところ、あんたがこの連中のリーダーってところか」

002(ハート)「いや、リーダーみたいな上下関係は望まない。俺たちはみんな対等の友人で、仲間なんだ。お前は二つの魂を持つ男のようだが。泊進ノ介とクリム・スタインベルトみたいなものか?」

ゼロ「おい、司令。何の話か、俺にはよく分からないんだが。俺とレイトの関係は、泊何ちゃらたちの関係と同じなのか?」

NOVA「うーん、人間と、スーパーパワーを貸してくれる人間以外の相棒という意味では、似ていなくもないかな。この場合、ゼロさんがクリム改めベルトさんで、レイトさんが泊さんになると思うんだけど、性格的には逆のような気もするし」

ゼロ「細かいことはどうでもいいんだよ。要は、大体イエスってことだな。おお、ハートって言ったか。俺とレイトは、お前のいう泊なんちゃらと、クリム何ちゃらと似たような絆で結ばれている。俺の名前はゼロ、ウルトラマンゼロだ。この広い宇宙で、数多い仲間と出会ったりしながら戦いの旅を続けている、究極のヒーローって奴だ」

002(ハート)「広い宇宙で、数多い仲間だと? お前はそれほどまでにスケールが大きいというのか。ウルトラマンとは一体?」

ゼロ「光の国の超人って奴さ。だが、地球人だって、俺と同じぐらいスケールの大きい連中はいるぜ。そう言えば、旅の最中に会った機械生命体の衛星兵器XVIIって奴からは、地球に如月弦太朗ってダチがいるって話も聞いたなあ。宇宙の全てと友達になると豪語していたそうだ。俺はまだ会ったことはないんだがな」

NOVA「如月弦太朗だって? それはゼロさん、仮面ライダーフォーゼのことですよ。そうか、ゼロさんは宇宙でXVIIと会っていたのかあ。そう言えば、同じ坂本監督の映画だもんなあ。裏で密かに、そういう繋がりができていてもおかしくないよなあ」
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002(ハート)「つまり、そのゼロという男は、仮面ライダーのダチの機械生命体と、宇宙の旅で会っていたと? 友達の友達という間柄なのか」

ゼロ「司令の話だと、そういうことになるよなあ。俺にはそういう自覚はなかったけど」

NOVA「大体、あんたのお仲間のグレンファイヤーの声だって、ガンダムファイターだけじゃなくて、ゴーストの英雄眼魂の声じゃないか。つまり、ゼロさんの周りには仮面ライダー的な要素もいっぱい隠れているんだよ。ゼロさんに自覚がないだけで。まあ、ゲームで結構、共演はしているんだけどね」
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002(ハート)「ドライブ→フォーゼ→XVII→ウルトラマンゼロという友達関係が成立しているなら、俺が友達を増やすチャンスかも知れないな。それに、ゼロという名前で思い出すのは我が友チェイスの元々の名プロトゼロ。これも何かの縁かも知れない」

003(ブレン)「うわあ、メディックに続いて、ハートまでこの連中に籠絡されるとは。こうなったら、先ほど雑魚と言ったことを土下座謝罪しないといけなくなるじゃないですか。この誇り高きブレンともあろうものが」

NOVA「いや、謝らなくてもいいので、我々に協力して下さい。優秀で、誠実で、言わなかった3つめを勝手に捏造すると、『コミカルな』ブレン様」

003(ブレン)「コミカルですと? この私が? ありえない」

NOVA「さあ、それはどうかな」



NOVA「以上が、ブレンで動画検索すると、よく出てくるお馴染みの映像って奴だ。あんたがどう気取った演技をしようとも、世間ではブレンってのは、嫌味だけど面白い、そしてハートに対しては誠実な、人間味あふれた愛すべき敵キャラで通っているんだ。そして、惜しい男を亡くしたって声も聞く。仮面ライダーハートと同じように、仮面ライダーブレンを待ち望む声だってな」

https://akkinews.net/archives/138969

003(ブレン)「2035年仮面ライダーブレンが製作予定というのは本当ですか?」

NOVA「残念ながら、4月1日の冗談ネタだと思うぜ。しかし、ツイッター仮面ライダーブレンのフィギュアを作ったり、いろいろと応援している人がいるのは事実だ。俺だって見てみたい。しかし、公式が作ってくれるとは限らない。仮に作るとしても2035年じゃ遅すぎる。だったら、自分で作ればいい。これが人間の限りない想像力、創造性って奴だ。善であろうと、悪であろうと、心が昂ぶれば、想いが募れば、創らずにはいられない。そんなわけで、ブレンさん、仮面ライダーブレンになって下さい」

003(ブレン)「いや、なって下さいって言われても、私一人だけ復活するのはどうも」

002(ハート)「ブレン。お前は我ら3人の中で、一番最初に超進化を果たした優秀な男だ。ロイミュードの誇りにかけて、我々の代表として戦う資格は十分にある」

009(メディック)「そうですわよ、ブレン。ハート様のことは私に任せて、あなたは彼らのスカウトを受けて、ヒーローへの道を目指すべきだと思いますわ。ごきげんよう

003(ブレン)「そんな。私一人だけがヒーローになるなんて」

NOVA「やれやれ。そう言うと思った。だが、喜ぶがいい。今の時代、三位一体はトレンドだったりする。スーパー戦隊の中にも、赤と緑と桃のこういう合体が見られるからな」
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 戦隊ヒーローシリーズ パトレンU号

003(ブレン)「おお、つまり、私一人だけが復活するわけではないと?」

NOVA「それは、仮面ライダーハートの時と同じだ。素体は一つなので基本はブレンの姿だが、メガネンジャーにとって、それは欠かせない要素だが、ハートの魂とメディックの魂も付いてくる。そして、仮面ライダーブレンは緑の戦闘アーマーをまとい、メガネグリーンに強化され、さらにハートフォームと、メディックフォームにチェンジするという、ちょっとした追加戦士風の優遇をお約束しよう。それが、優秀で、誠実で、コミカルなブレン君に対する敬意の証だと考えてくれていい」

003(ブレン)「いや、そのコミカルと言うの、やめてくれませんかね。私はあの最期の場面で、そういう言葉を言いたかったわけじゃないのですから」

NOVA「あれ? てっきり、コミカル、あるいは、それと似たような意味の言葉を言おうとして、さすがにしみじみとした空気を読めない単語はNGと判断して、言うのをやめた、と俺は解釈したんだが。二字熟語が好みなら愉快とか滑稽とか。いや、今だと威風堂々でも、親しみやすいでも、お勧めなんだけどな」

003(ブレン)「あ、それで行きましょう。優秀で、誠実で、威風堂々なブレン。これです。このキャッチフレーズなら、仮面ライダーブレンに相応しい。そうではありませんか、皆さん」

翔花「うん、威風堂々な4人め。これで、立ち位置が何となく決まっちゃったね」

NOVA「威風堂々Tシャツを身に付けたメガネキャラのブレンさんの祈りパワーがあれば、絶対に内海さんの心にだって響くはず。いやあ、さすがこの状況で威風堂々というキーワードを選びとったブレンさんのキャッチーなセンス、そこに痺れる憧れる。俺は、そういうブレンさんだから好きなんだよ」

003(ブレン)「そこまで持ち上げられたら、私としても悪い気はしませんね。では、ボディさえ用意してもらえれば、すぐに仮面ライダーブレンとしての活動を開始します。ハート、メディック、それでよろしいですね」

002(ハート)「ああ、今回はお前がメインの主役みたいだからな。俺としても、新しい友だちができそうだから歓迎だ」

009(メディック)「私も、ハート様と一緒なら、どこにでも参りますわ。できれば、いつか仮面ライダーメディックも実現して欲しいと思いますが、私のボディをブレンに触られるのはイヤなので、その時は融合しない別々の素体を用意してもらえれば、と」

NOVA「では、ケイP、憑代としての準備を頼む。触媒となるメガネとハンカチを用意して、仙人殿、降霊の儀式をお願いできるか」

仙人「ああ、霊魂の同意が得られるなら、魂下ろしの儀式をそれっぽく演出するぐらいなら、どうとでもなろう。モノマネやハッタリ芸は得意とするところだからな」

翔花「そんなことで成功するのかしら?」

NOVA「多分、何とかなるだろう。間違えて、チェイスの魂でも宿ったりしない限りはな」

(果たして、仮面ライダーブレンことメガネグリーンは無事に誕生するであろうか? そして、最後の戦士メガネイエローに選ばれたのは誰? 内海さんが帰って来る前に、メガネンジャーはきちんと結成できるのだろうか? 不安材料を抱えながら次回に続く。第4話は完)