花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、ソード・ワールドのミストグレイヴ妄想リプレイ「魔神ハンター」を終了に向けつつ寄り道迷走気味。

想定内という言葉について

NOVA「ただいまー」

翔花「おかえりー、おつかれー」

NOVA「こちらは特に問題なく一日を過ごせた。俺はあまり気にしていなかったが、群馬の方でも前日に地震があったらしいな。こっちの地震で印象が霞んで、復旧作業が遅れなければいいんだが」

翔花「他所の心配よりも、自分の身の周りの心配をしなさいよ。心配で夜も眠れないんでしょ?」

NOVA「いや、寝てるぞ。3時間ぐらい寝て起きて、ブログ書いて、また眠くなって起きて、と不安定な生活だが、それは今に始まったことじゃない」

翔花「寝るか、仕事に行くか、ブログ書いてるかが平日の基本だもんね」

NOVA「いや、飯食ったり、風呂入ったり、トイレに行ったりもしてるぞ。土曜の朝とニチアサはTVも見てるし、ビルドダイバーズだって見てる。職場で本を読んだり、仕事の準備の予習もしたり、ブログ記事のアイデアを練ったり、日課のお祈りだってしている。自分と周りの人が幸せになるようにってな。さすがに、自分に迷惑をかけた人間が不幸になるようにって祈り方はしていないが、もしも、自分の幸せと、自分に迷惑をかけた人間の不幸がイコールで結ばれるなら、結果的にそうなる可能性もあるのではなかろうか。まあ、こればかりは俺の祈りにどこまでのパワーがあるかだが、俺個人の信念だと『効果を発揮しないと思える祈りに無駄な時間は費やさない』『俺の祈りは、すぐには効果を示さなくても、巡りに巡って俺を幸せに、俺に害を為す者に不幸をもたらすように機能している』ってことになるわけで、まあ、信仰ってそういうものだろう?」

翔花「私は精霊だけど、もしも祈られたら、できる限りの願いを叶えたいと思っちゃうな。だけど、地震を起こす能力なんて持ってないのよね。せいぜい、相手を花粉症にして涙目にさせるぐらい」

NOVA「ちなみに俺の祈りは基本が『転禍為福』だからな。イヤなことがあっても、それから逃げることなく、それを乗り越える強い自分になりたいから、周りもそういう自分を後押ししてくれるように巡りに巡ってくれって。ギリギリまで頑張って、ギリギリまで踏ん張って、それでも力が足りないときだけは天の加護があればいい。天は自らを助くる者を助く。人事を尽くして天命を待つ。言葉にするといろいろだが、要するに努力して、さらに祈れば、結果は後から付いてくる、と。ただし、例えば世界中の人が幸せになるように、とは祈ってない。あくまで俺の見える範囲の幸せを望んでいるわけだし、俺の好きな人間の幸せは望むけれど、俺の嫌いな人間の幸せまでは知ったことか。そういう奴が不幸になろうが、自業自得ぐらいの気持ちは否めない。俺は決して無差別な博愛主義者じゃないし、好き嫌いも割とはっきりしているので、仮に祈りに効果があるとするなら、俺に嫌われた人間は幸せになれないという理屈になる。俺の好きなものをバカにした奴は、俺の目から見たら、ああ、可哀想にって感じだな」

翔花「私は花粉症の精霊として、NOVAちゃんを苦しめた記憶もあるけれど、NOVAちゃんは受け入れてくれたよね。どうして?」

NOVA「言っただろう? 『転禍為福』だって。花粉症という禍を、俺のために行動してくれる福と為したのが、花粉症ガールってわけだ。敵ですら味方に変える人徳って格好も付けたいが、花粉症って言葉の中に健気な女の子の姿が浮かび上がったんだから仕方ない。それが妄想であっても、文章と想像力を駆使して形に為してしまえば、俺を応援し勇気づけてくれる萌えキャラの完成だ。信念をエネルギーにするNOVAハッピー回路って、そうやって起動するんだぜ」

翔花「確かに、このブログ内では、書き手のNOVAちゃんを怒らせるようにガメラの悪口を言っちゃったKPちゃんは不幸になっちゃったわ。リアルでもそうなの?」

NOVA「ああ、俺の観察する限りは、そんな感じだな」

翔花「それは怖いんですけど」

妄想とリアルの境界線


NOVA「宗教って書くと、何だか特別なことのように聞こえるけれど、俺は宗教を『最高レベルの妄想』だと解釈している。こう書くと、宗教人からは罰当たりと罵られることになるが、俺は別に妄想を否定しているわけではなくて、『他人からは信じてもらえないような空想幻想話を、だけど自分にとってはそれこそ世界の真理だし、大切な個性であるし、信念である』と訴えることに関しては、宗教信仰も、恋愛も、フィクションマニアということも、本質的に同じだと考えている。聖武天皇が大仏を作ったことも、平安貴族が求愛の歌を綴ったのも、特撮ヒーローファンがロボ玩具を買ったりカラオケで主題歌を熱唱することも、文化的価値としては等質だと考える。もちろん、等価とは考えないが」

翔花「すると、『花粉症ガール』教とか、『花粉症ガール』への愛とか、『花粉症ガール』ファンというのも同じことになるのかしら?」

NOVA「さすがに、宗教には相応の格式や伝統が必要なので、『花粉症ガール』教だと遊びの色物にしか思えないが、宗教っぽくするなら『花粉は植物の命の源であり、生命を育む精霊信仰の象徴である。花粉症は、自然の精霊が人類に与えた試練の一環であり、それを耐え忍び、自然破壊を繰り返した人類の罪を認めた者こそ、新たな解脱の境地に至れる。そういう人々の導き手として降臨されたのが、乙女の姿をとった花粉症使徒である。彼女たちは人と自然の橋渡しをする舞姫であり、花粉の生み出した精霊を崇めることこそ、大地と人の想いを結ぶ真の信仰の道である』とでも理論構築すれば、まあ、それっぽいんじゃないかな」

翔花「へえ、花粉症ガールには、そんな意義があったんだ。知らなかったよ」

NOVA「俺だって知らなかったよ。あくまで今さっき、即興でそれっぽくでっち上げただけなんだから。俺が考えたのでなければ、『うわ、何これ? うさん臭いなあ』と切り捨てるところだ。ちなみに、最初の一文だけなら納得。精霊信仰は割とどこにでもあるからな。続く文が、キリスト教的な原罪思考と、エコロジーと、仏教の解脱をつぎはぎに混ぜているだけで、要するに現実宗教の借り物に過ぎん。そして、精霊が乙女の姿をとるって理由が、明らかに萌え的に媚びているよな。こういうものにコロッと騙されるのは、宗教に無知か、オタク萌え文化に無知か、その両方。逆に、創作のプロを目指すなら、これぐらいの設定はすぐに作れるぐらいの柔軟さが求められるんじゃないかな。あくまでフィクションだと自覚した上で、こういうのを享受するならOK。でも、この設定を見て、『結構うまく凝って作っているなあ』と考えるなら創作家向きの健全なファンだし、『まだまだだな。この部分が練り込み不足で、つまらん』と批判するだけで、自分でより良い設定を作れない者は創作家にはなれない二流批評家止まりだし、『これが世界の真実か』と信じ込むなら素直な騙されやすい人、ということになる」

翔花「じゃあ、私は素直で騙されやすい花粉症ガールってことじゃない。こんな純粋な娘を騙して、NOVAちゃんは楽しいわけ?」

NOVA「あのさ。創作家は『自分の構築する架空の物語を、どれだけリアルっぽく、読者の感情移入を誘うように構築できるか』が勝負なわけだよ。根幹設定で大きな嘘をついてもいいけれど、その周りの要素は、論理的にあり得るかもしれないと思わせる程度に丁寧に肉付けしないといけない。つまり大きな嘘と、細部のリアルさの巧みな組み合わせで、読者を物語に没入させるのが創作家の腕の見せどころだと言えるし、創作家が純粋な受け手を騙すのは、楽しいとかそういう問題ではなくて、物語を作る上での必然だと言ってもいい」

翔花「すると、NOVAちゃんは創作家だから、当然のように私を騙したと言いたいわけ?」

NOVA「俺は『宗教っぽくするなら』とか、例のように『理論構築すれば、それっぽい』と、あくまでフィクションとして構築した架空理論であることを主張していたぞ。そういう部分を無視して、勝手に信じておいて騙されたと訴えるのは、知力の翔花2号らしくない失態、読解力不足を指摘する。ただし、物語に没入することを楽しむ夢見る乙女を気取るなら、騙されるのも結構だし、むしろそういう人たちは『うまく騙してくれてありがとう。おかげで物語をたっぷり楽しめました』と作家に感謝するものらしい。まあ、中学生ぐらいなら、世間知も少ないので、活字を読むだけでも優秀だから、感受性を重視して、騙されて楽しむのもありじゃないかな。それを騙されて悔しがるのは、どうもエンタメ鑑賞というものを分かっていないと思うんだが」

翔花「まあ、NOVAちゃんに悪気がないのなら、私も喜んで騙されてあげる。それで、NOVAちゃんが幸せになるのならね」

NOVA「何だか負け惜しみのようにしか聞こえないのだが、それで翔花が幸せだったら、俺としても本望だ。ところで、先程、仕事帰りにメールを確認したんだが、想定どおりのメールが届いてな」

翔花「ここで公開するってことは、例のあの人ね」

NOVA「そう、名をはばかるあの人……と言ってしまえば、ヴォルデモートっぽいんだが、相変わらずの鬱メールなので、返信は避けようと思う。この場で、読んだことだけアピールだ。どうやら、震災で又もやいろいろトラウマったらしい。さすがに、そういう人間を励ます余裕は俺にはない。同情もするが共感はしないし、げんとくん関連とか、忙しい時期のメールとか、掲示板関連とか、まあ自業自得の原因結果はないわけじゃないので、前述の信仰視点からはさもあろう、お気の毒に、と言わざるを得ない。ただ、一つだけ創作家にあるまじき質問をされてな」

翔花「何て?」

NOVA「そこだけ引用すると、こうだ」

この程度の地震は想定していたそうですがほんとうですか?

NOVA「相変わらず、短絡的なんだよな。こっちとしては、本当でもあるし、フィクションでもある、微妙な言い回しで書いたのだが、そういう曖昧な言い回しに対して、無意味に白黒付けたがるところがあって、要するに0か1かしか判断できないんだな。まるで、最初に出会った頃のドゴラちゃんだ」

翔花「ドゴラちゃんは、今はKPちゃんになって、MK1ちゃんは現在メンテナンスで修復中だったわよね」

NOVA「ああ、あいつも少しは成長したが、やはりガメラの悪口を言っちゃダメだよな。何だかんだ言って、口は災いの門というし、創作家だったら余計にそうだ。うかつに信仰をバカにするとか、何を敵にするか分かっていない発言は、よほど強い意志で不幸を跳ね除ける精神力とか、信仰の裏付けのある護符とか、そういうものがない限り、災いを招くことになる。この世の中は人の思念が渦巻いていて、そこから精霊とか祟り神とかいろいろな八百万の神霊のエネルギー源になって、機に応じて福徳や災厄をもたらすというのは、日本神話的アニミズムだし、そこに外来宗教の仏教やキリスト教などが渡来して、人の思念をさらに特定の方向性に仕向けたというのが、歴史的にも文化的にも日本史上の常識、と俺は考える。この場合、宗教の教義論争は置いておいて、人々の思念想念そのものが何らかの影響力を発揮し得るという点は、俺の書くフィクション、ラーリオス然り、花粉症ガール然り、武道の精神の心技体然り、メンタルの重視というのが一貫しているわけで。言葉の扱いに関しても、要は思念想念を形にしたもので、宗教そのものには否定的でも、思念想念を無視して唯物論オンリーで世界の全てを解明することは不可能、とは現在の物理学者だって考えているんだぜ」

翔花「うわあ、随分と難しいことを言うのね」

想念の力


NOVA「簡単に言うなら、俺の想いが花粉症ガールを生んだわけだし、花粉症ガールの力の源は想いの力。そして、NOVAの力の源も、想いの力と、それを具現化するiPadなどのマシン、そしてインターネットなどの環境。要するに、Zガンダムのバイオセンサーに相当する考えだが、世界は人の想いの受け皿として構築されて、それが文化や歴史の温床となっているという考え方だ。まあ、心が全てと言うつもりもなく、心と物の相関関係で世界が成り立っている、と」

翔花「何だか、NOVAちゃんが哲学者になったみたい」

NOVA「哲学者の名前を挙げていいなら、ヘーゲルなんかが近いと思う。別に哲学論争をするつもりもないんだが、ただ俺自身が肉体とか物理的なものよりも、思念とか情報とか言葉とかを重視する人間だから、気合とか精神性、意志の力をどう物理的な原動力に変えて行けるのかな、という話に興味があるわけで。そして、虚言は心ない偽りの言葉だから忌み嫌う一方で、心を乗せた言葉や歌なんかの持つ力は想いの伝達によって世界を変える、と信じている。だから言霊魔術師とも自称するわけで、物語の力とか、力ある言葉の存在を信じるからこそ、呪文というファンタジーな代物にも説得力を持たせられるんじゃないかな、と考える」

翔花「NOVAちゃんの言葉へのこだわりは分かったよ、たぶん」

NOVA「そもそも、言葉というワード自体、植物的なんだぜ。古今和歌集には、『人の心が種であり、そこから言葉となって万事に広がっていく』的な趣旨の文言も書かれてある。ついでに、言葉を言羽と書く時代もあったらしい。つまり、言葉は羽であり植物。見事に翔花につながったと思うんだが」

翔花「へえ、そうだったんだ」

NOVA「もちろん、後付けだけどな。インターネットがなければ、ここまで綺麗につなげることはできなかった」

翔花「つまり、言葉で構築された物語の世界は、リアルにも影響を与える。作家の感性が磨かれていれば、時代の空気を読み取って、近い未来への予感めいた物語をも生み出すことは可能、とNOVAちゃんは言いたいの?」

NOVA「別に予言とか、書いたことが当たる神業的なことを言うつもりもないけどな。いろいろ書けば、それだけ的中することもあるだろうし、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる。問題は、下手な鉄砲だって、撃つためにはそれだけのエネルギーが必要だし、弾だっていっぱいいる。ただでバンバン撃てるわけでもなく、それだけの時間と労力、そして思考を費やしているわけだ。つまり、多くの想定を積み重ねている」

翔花「うん、それで?」

NOVA「ここで、最初の質問に戻ろう。相変わらず、愚かな質問と言わざるを得ない。『想定内』という言葉に絡んでいるが、『NOVAが何を想定していたか』を完全に勘違いしている。少なくとも、俺は2018年6月18日に地震があることなんて、想定していない。予言者じゃないんだし、そんなことが分かるはずがなかろう。つまり、勝手に『NOVAが地震があるのを想定していた』と勘違いしているわけだ。人の文を相変わらず歪めて受け止めるよな」

翔花「じゃあ、何を想定していたのよ」

NOVA「まず、『生きている間に、また大きな地震に見舞われること』だな。95年の阪神・淡路、11年の東日本を知れば、次は2027年に大きな地震が来ることは予想できるわけで、まあ、あと10年以内に自分が死ぬことは想定していないので、生きている間に地震を経験することは、想定していたわけだ。ただ、まさか平成最後の年に来ることは想定していなかったがな」

翔花「でも、予感めいたものはあったんじゃない? 私が生まれたその日に震災のことを思い出したりしていたし」

NOVA「そこは何となく不思議だよな。まあ、平成最後ってことで、この30年の歴史をあれこれ考えると、必然的に震災のこともあれこれ意識することになる。何しろ、今年はロードス30年で、SNEのこともあれこれ書いていたし、SNEと震災の記憶は、俺の中で直結する。まあ、ツイッターで安田社長や友野さん、清松さん、水野さんなどの無事は確認できてホッとしたわけだが。清松さんの自宅の本棚の崩落具合が写真でアップされていて、蔵書の凄さの方に圧倒されつつ、これを片付けるのは大変だなあ、と思ったり。なお、震災とフォーセリアというテーマだと、ロードスよりもクリスタニアの方をまず思い出す。あれも、ダナーン半島から、震災でルーミスの壁が崩れて、未知の世界クリスタニアへ旅立つところから物語が始まったからな」

翔花「つまり、NOVAちゃんがSNEのことをあれこれ書いたから、影響されて地震が発生したということ?」

NOVA「そんな訳あるか! だったら、俺はどれだけ力ある魔法使いかって話だよ。そんな力があるなら、むしろ地震を起こさない方に使うよ。俺は人の不幸は望まない。俺に迷惑をかけた人間の幸福は祈らないだけで、そいつは自前で幸運を何とかするんだな。少なくとも、震災が起こって欲しいなどと思うことは一切ない。世界が平常運転であれかし、不幸や戦いはフィクションの中だけで十分というスタンスだ。まあ、それでも起こるときには起こってしまうのが現実ってもんだが、それにしても早過ぎたよな」

翔花「だけど『地震を想定』って書いていたんじゃない?」

NOVA「『(時空魔術師だから)これぐらいの地震を想定する訓練は日々積んでいる』って記述だな。そりゃ積んでいるだろう。俺は震災経験者だぜ。過去の苦労から学習してりゃ、次に自分が震災に見舞われたら、どう行動すべきかというノウハウはいろいろ考えるだろう、普通。最悪な場合、倒れてきた本棚の下敷きになって、何も出来ずに死亡だ。だから、揺れた時、真っ先に倒れることを想定していた本棚を支えるように体が動いたし、揺れの規模を観察したり、揺れが収まった後、状況把握に務めるよう冷静さを極力維持できたと思う。つまり、日頃のイメージトレーニングは割と功を奏したわけだ。こと俺の周囲に限ってみれば、被害はさほどでもなく、十分想定の範囲内と言えたぜ。まあ、まだ安心しきってはいられないがな。いざという時に、即行動できるだけの気構えはできている。その辺は武士道の精神って奴だ。語源は中国古典だが『死中に活を求める』ってことかな。緊張状態だからこそ書けるものもあるし、真剣にだってなれる。この文章が真面目で堅苦しいのも、そういう精神状態だからかもな」

翔花「つまり、NOVAちゃんは一度、味わった地震にも恐れることなく、次に同じ状況に直面した時は常に対策を練って考える人ってことかしら」

NOVA「当然だろう。転んでもただでは起きない、七転び八起き。溺れていても藁をつかんで、その藁をシュノーケル代わりにして、水中戦対応型NOVAを目指す男だぜ。聖闘士に一度見た技は通用しない。日々是精進、最強の学習能力を誇る男を目指して、日々祈りを捧げる男だ。まあ、こういう調子づいたことを言っていられるのも今のうちかも知れんが、書ける時に書きたいことを書いて、もしも万ヶ一書けない状況に陥っても、『惜しい男を亡くした。調子乗りな妄想オタクだったけど、楽しい奴だった。翔花伝の続きが読めなくて残念だな』と言ってもらえれば、ブロガー冥利に尽きるというもの。車田マンガのファンなら、それぐらいの心意気をマンガから学んでもいいと考える」

翔花「ちょ、ちょっと、何だかこれで死んじゃうようなことを言うのはやめてよ。翔花伝の続きが読めなくなったら、私も悲しいんだからね」

NOVA「大丈夫だ。ここで続きが書けなくなったら、悪霊として化けて出てやる。俺のしつこさにお前が泣いた」

翔花「涙目浄化OKよ。だけど、悪霊化したNOVAちゃんを浄化してしまったら、翔花伝の続きが読めなくなっちゃう。これはちょっとしたジレンマね。正義の花粉症ガールとしてはどうしたらいいのかしら」

NOVA「あ、その葛藤には、萌えを感じた。何てこった、こいつは伝説の想定外だぜ」

(とりあえず完。余震が何度か来る中、不安を抱えて眠るけど、明日の夜明けを見れる男になるんだ!)

おまけ