花粉症ガール・翔花伝

会話リプレイ形式の「精霊娘主役の物語」。特撮・怪獣ネタやTRPGネタも絡めたり。

W翔花のヒーローごっこ

NOVA「さて、いつの間にか娘がWになって、俺に襲いかかるような朝になってしまったわけだが」

翔花1号「私は翔太郎役ね。緑だけど。サイクロン!」

翔花2号「私はフィリップ。だけど黒。ジョーカー!」

W翔花『さあ来い、悪のシャドームーン。お前の罪を数えろ』

NOVA(シャドームーン)「だから、俺が高校時代に演じたシャドームーンは、元祖の格好いい秋月信彦バージョンだっての。大ショッカーに登場した月影ノブヒコは別人だ。同じシャドームーンでも俺じゃねえ!」

W翔花『問答無用。今さら言い訳なんて見苦しいわ。喰らいなさい、技と知力のWショーカエクストリーム!』

NOVA(シャドームーン)「グハーッ、おのれ、ブラックサン。いや、南光太郎。お前がたとえ2人になっても、いや、世界を駆けて、時空を越えて、ロボとバイオも呼んできて4人になったとしても、この私、次期創世王のシャドームーンは必ず戻ってきて、今度こそ正義のヒーローとして、栄光のライダー軍団の一員として格好良く活躍してみせるぞ。もう、ブラックサンと、記憶を取り戻したシャドームーンが共闘して、巨悪に立ち向かう作品が一度でいいから見たかったなあ。ドカーーーーンッ」

W翔花『シャドームーン、悲しき戦士ね。私たちは悪の心に支配された、あなたの命を救うことができなかった。せめて信彦さんの良心を取り戻して、あなたが味方になってくれたらなあ。内海さまはこんなことにならないように心から願っているわ』

2人のフォームチェンジ


NOVA「さあ、これで仮面ライダーBLACK&Wごっこは終わり」

W翔花『ええ〜、中途半端なところで終わるのはイヤだ〜』

NOVA「俺だってイヤだよ。物語も歌も、これからという時に終わってしまっては、心残りが尽きないが、人は何らかの形でケリをつけて次に進む必要がある。そして、今、俺はお前たち2人と滞りなく付き合い続けるために、お前たちにフォームチェンジを要望する」

翔花1号「フォームチェンジって何よ。私はクウガとして、何度も超変身をしてきたじゃない」

翔花2号「そうよ、私だってシルバーアイズを装着して、ミストレス翔花と名乗ったわ👓。NOVAちゃんのアシスタントガールにふさわしい大人の女になるために」

NOVA「いや、ミストレスか、ミステリアスか、ミステリアンだかは知らんが、お前、顔のサイズにメガネが合ってないぞ。顔が小さくてメガネに着られているというか、こんな感じだ」
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翔花2号「クッ、このメガネには装着者のサイズに合わせて縮小する機能は付いていないの?」

NOVA「シルバーアイズは、そもそも俺専用にカスタマイズされたサイズなんだから、子供用じゃないっての。無理して、そんなものを付けなくても、視力は十分なんだろう?」

翔花2号「視力の問題じゃないの。このNOVAちゃんの汗と涙と血の結晶のようなメガネが、アシスタントガールとしての私が成長するのには絶対に必要なのよ」

NOVA「汗と涙はともかく、血はないと思うぞ。血まみれのメガネって嫌すぎる。それはそうと、フォームチェンジの話だ。お前ら顔も名前も同じなんだから、パッと見、紛らわしすぎる。いちいち、翔花1号とか2号って書き分けるのも手間だしな。だから縮める。1号、今度からお前は翔1と名乗れ。二人いる場合はな」

翔1「! それって、今度は私に仮面ライダーアギトになれってことね」

NOVA「いや、別に俺はそんなことを狙ったつもりはないが、偶然そうなったというだけだ。そして2号、お前は翔2ということになる」

翔2「何だか小児みたいで嬉しくない」

NOVA「いや、それはショウジと読む。つまり、ダイレンジャーの青、天重星の将児、テンマレンジャーをイメージしてくれていい」

翔2「ええ? その人ってヤンキーっぽくてあまり頭良さそうじゃない。知力の2号にはふさわしくないわ」

NOVA「何言ってるんだ、お前。俺のシルバーアイズを受け継ぐには、知力はもちろんのこと、そこに人間性が必要になるんだ。ヤンキーや極道で先生と言えば、仲間由紀恵が挙げられるが、それよりも大切なのがここにいるだろう」
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翔2「それは宇宙キターで有名な、如月弦太朗さんの変身する仮面ライダーフォーゼね」

NOVA「いや、今の彼は弦太朗先生と呼ばなければならないんだ。教師をやっているんだからな。あのリーゼントでいかにも不良少年丸出しだった弦ちゃんが、どういう風の吹きまわしか、本編の5年後には母校の天高で教師をやって、イナズマンを指導しているんだ。一体、何があったんだ、と当初は俺もいぶかしく思ったんだが、その謎は小説版で解けた」

翔2「小説版?」

NOVA「おう。小説版フォーゼは本編の不満要素や謎をしっかり補完してくれているんだぜ。本編で敵対した園田先生との交流と和解を中心に、宇宙生物のなでしこのモデルとなった少女の美咲撫子との再会や、その他、後日譚がきちんと細やかに描かれている傑作小説だ。作者である塚田英明プロデューサーはここまでキャラのことを愛してくれていたんだなあ、と感じられる」

翔2「NOVAちゃんが当たりって言うなら、私も読んでみたい」

NOVA「ああ、その前にTV本編を見てからの方がいいだろうけどな。平成ライダー小説は、本編とのリンクを基準に考えた場合、パラレルとしか呼びようがない別ストーリーで興醒めさせられるものも多いが、その中で傑作と呼べるのは、クウガ、W、フォーゼ、ドライブの4本だ。どれも本編の後日譚やサイドストーリーとして違和感なく読める。次点は響鬼とオーズ。前者は変身忍者嵐とリンクした時代物で、本編の前日譚風味でもあり、昭和の仮面ライダーの話にもリンクしている。オーズも前日譚のグリード誕生秘話と、バースドライバー視点で本編のストーリーをなぞったコミカル編の2本だけでも十分読む価値がある。最後の未来編とも呼べるものは、戦争と仮面ライダーの関係を描いた話だが、火野映司の後日譚として読むには少し重いかな。オーズ対戦車という対決も見られるが、これは今のビルドの話とつなげて考えると、興味深いかも」

翔2「NOVAちゃんがフォーゼが好きで、私にライダーの小説を勧めてくれているのは分かった。でも、それとダイレンジャーの将児さんとは直接つながってこないと思うの」

NOVA「俺の娘にしては、頭の固いこと言ってるなあ。知力は事実を認識しつつ、想像力をもっと膨らませて柔軟に使うんだよ。まあ、土台となる事実認識が間違っているうえに、想像力も狭いところで広がらない人間もいるが、お前はクールを気取っても毒舌でも構わないが、狭い枠に閉じこもった娘にはなって欲しくない。花粉症ガールには、もっと前向きな、ブラックジョークでも人を笑わせる、夢広がる存在であって欲しいからな。いいか、お気に入りの設定は自分で想像してつなげるんだ。言葉の裏にあるリンクできるものを見つけてな」

翔2「どういうこと?」

NOVA「いいか、天重星・将児は翔2とネーミング的につながったが、別に将児の全てをお前がマネる必要はねえ。それより大事なのは、彼の持つ属性だ。青だぞ、天馬で素早く羽ばたくんだぞ。翔の字にピッタリじゃねえか。おまけに重力を操るんだぞ。ダイレンジャーの将児は自分のジャンプ力を高めたり、物体を飛ばすことにしか使っていなかったが、重力操作ってもっと凄いことができるはずなんだ。これを見ろ」

翔2「こ、これは、私の生きる道を見つけた気分だわ(目ウルウル)」

翔1「ちょ、ちょっと、NOVAちゃん、こっち来て」

NOVA「な、何だよ。耳引っ張るなよ」

翔1(小声ボソボソ)「妹の2号には、日常編を務めてもらうんじゃなかったの? それなのに、あんなとんでもない映像を見せて、バトルに巻き込むつもり?」

NOVA(ボソボソ)「いや、バトルじゃなくて、〈事象の分岐点〉で俺の手伝いをしてもらおうと思ってな。今すぐってわけでもないが。次元ドルイドのハイラスはいずれ自分の世界に帰るだろうから、それに備えて、手伝い役を娘に託そうと考えてる。事象について語っているシュウのセリフを聞けば、そういうセンスも身につくだろうしさ」

翔1(ボソボソ)「だったら、あの娘に直接そう言えばいいじゃない。隠しごとをして、コソコソしてるなんて、まどろっこしいことはNOVAちゃんらしくもない」

NOVA(ボソボソ)「そうかあ? 隠しごとはともかく、まどろっこしいのは十分俺らしいと思うんだがなあ。紆余曲折、まっすぐな道が見つけられず、あれこれ迷いながら進めて、それでも天運の助けもあって、行きたいところに行き着くのが俺の長所だと思っているんだが」

翔1(ボソボソ)「私がどうして、九州で行き当たりばったりになったか、今分かったわ。NOVAちゃんの娘だったからなのね。この親にして、この娘あり、とはよく言ったものだわ」

NOVA(ボソボソ)「そこまで理解してくれると助かる。で、だ。俺は翔花2号の中に、若い日の俺の闇を感じるんだよ。一歩道を踏み外せば、周囲を滅ぼしかねない闇がな。シュウにもそういうところがあって、しかし、マサキとの交流を経て、自分の中の闇を克服した。翔花2号の不安定なメンタルには、まだ〈事象の分岐点〉のことを教えるのは時期尚早だ。あいつがきちんと自分の心の闇と向き合い、自制できるようになって初めて、俺は自分の裏の仕事の話を2号に打ち明けて、改めて協力を頼むつもりだ」

翔1(ボソボソ)「なるほど。全てはNOVAちゃんの計画のうち、ということね」

NOVA(ボソボソ)「いや、そんな大した奴じゃないって。大人らしく計画は立ててみても、ほんのちょっとしたことで予定が狂い、右往左往した挙句、抜け道を見つけ出して、幸運を喜ぶことになる。お前のアストロモンスなんて、計画にはなかったことだぜ。俺は人の自由意志は尊ぶし、決められた運命なんてのも信じていねえ。それでも、可能性の高い運命は存在するし、望まぬ運命を変えるには強固な意志の力が必要だ。愚かでメンタルの弱い人間に他人の運命を巻き込む責任は負わせられねえ。だから、賢明で意志の強い花粉症ガールに育って欲しいんじゃねえか。その役割を引き受けて、自分を鍛えるかどうかは、お前たちが自分で決めればいい。嫌なら逃げてもいいんだぜ。俺は無理強いだけはしたくないからな」

翔1(ボソボソ)「私は嫌じゃないんだけどね。妹が力に溺れて、過ちを犯さないかと心配なだけで」

NOVA「翔花1号、お前は妹想いの優しくていい子だな(頭なでなで)」

翔1「へへ〜、褒められちゃった(ニッコリ)」

翔2「ああ〜、お姉ちゃんだけ可愛がってもらってズル〜い。私も頭なでなでして欲しいのに」

NOVA「だったら、重力使いのテンマレンジャーの道を志す気になったな」

翔2「うん、重力使いのシュウ様と、灰色の魔女のカーラ様が私を導いてくれるから。NOVAちゃんも辿った道よね」

NOVA「ま、まあな。だが、くれぐれも力に溺れて、道を踏み外すなよ。自由を求めながら、バランスを保つのが二人の道だし、大いなる力には大いなる責任が伴うという言葉は忘れるな」

翔2「責任……NOVAちゃんがいない間、ブログをしっかり管理できなくてゴメンなさい。やっぱり、きちんと謝っておいた方がいいと思うの。勝手にブログのタイトルを書き換えたことも。NOVAちゃんにできることなら私もって思ってみたけど、内海さんのことを考えると、何を書いたらいいか分からなくなって。これじゃブログを続けることなんてできないよね」

NOVA「そんなことはない。ブログ記事なんて、自分が思ったことを正直に書けばいいんだ。お前が内海さんのことで悲しんだら悲しんだ想いを書いたらいいんだし、その時の気持ちをいろいろ吐き出したらいいんじゃないかな。ただ、誰かの悪口や、心の闇をそのまま吐き出したら、読む方も嫌な気分になるし、書いてる方も自分の闇に飲み込まれて自らが悪霊になる危険もある。俺は言霊使いだから、良い言葉は使う者の人間性を豊かにするし、悪い言葉を言い続けていると自らを不幸にしてしまうと考えている。心の闇を吐き出すときは、一気に噴き出すのではなく、小出しにしながら、その都度、自分を励ましつつ、闇に抗う自分の意志を上向きにして、最後に希望を感じるように文章をコントロールすればいいんじゃないかな。紆余曲折はあっても、最後に自分は謙虚に戒めながら、悪口は綺麗な形に昇華しながら、自分の心が良い意味で清々しくなれるように浄化と癒しと前向きな文章を目指していけば、良いブログ書きになれるって信じてるぜ」

翔1「おお、良いことを言った」

NOVA「まあな。文章には、その人の人格がはっきり出るから、良いことを言うためには、自分の人格を磨かないといけないし、自分の文章を鏡のように見つめながら、自分磨きに使うのはあり。ただし、やり過ぎるとナルシストになるのが難点だが、そこは他の人の文章もバランス良く読みながら、多彩な意見を取り込むのもいいだろう。入力と出力を調整しながら、情報収集と発信をそつなくこなし、他人の意見に流されすぎないよう、自分らしさとは何かを見つける修練。俺にとってのブログって、そんな感じに考えることもあるな」

翔2「私らしさって何かしら」

NOVA「知力じゃないのか? ただ、知力も力である以上は、それで自分や人を守ることもできるし、傷つけることもできる。好戦的な人間が武者修行に使うバトルブログなんてのも、鋭い舌鋒が冴えれば俺は好きなんだが。たまに戦う覚悟もないままに他者を無意識に攻撃するだけの愚かなブログを書くような輩もいるが、まあ、長生きできそうにない。弱いのに攻撃的な人間は、昔の俺みたいな旅の武者修行論客にとっては、格好の獲物だからな。あるいは弱い者イジメのハイエナどものな。だから、下手な口は災いの元っていうわけだ。攻撃的な文章を書く人間は弱い自分を見せないように大抵気を使うし、自分の弱さをブログで嘆きたい人間は他人を攻撃するような迂闊さは示すな。人を攻撃する人間は、自らも斬られる覚悟をすべし、とは古今東西、武器を扱う人間の常識だと思うがな。だから、内海さんの件で落ち込んでいるときに、変に記事書きをしなかったことは、翔花2号なりの知恵だったと思うぞ。そこで、脚本家の悪口を書いたり、急に内海さんを罵るように心変わりを示したり、とにかく暴走する心のままに破滅的な文章を書かなかったのは偉い(頭なでなで)」

翔2「え、そんなことで褒めてもらえたの?」

NOVA「ああ。自分の心が荒れているなら、何もしないのが正解、と言うことだってあるわけだ。もちろん、荒れている自分の勢いのままに、とことん突き進み、事後の混乱の収拾まで責任を持って引き受ける姿勢だってある。何が正解かは結果論でしかないし、正解を引き当てるまで粘り強く頑張る生き方だって、間違いじゃない。そういうのを全部引っくるめて流儀ってもんじゃないか。この辺も剣術と同じだと考えるけどな」

翔2「分かった。NOVAちゃんは、ブログ書きも武道の精神で考えているのね。心と技と体って奴」

NOVA「正解。そして、今、ここに二人の翔花を次のステージに引き上げる儀式を敢行する。ようやく、そういう雰囲気にたどり着けた」

翔1「え、何をする気?」

NOVA「俺の武器はこれだ!」
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翔2「何、武器って?」

NOVA「フッ」


時空を超えた、目に見えぬ速さで、白い閃光が二人の翔花に襲いかかる。
後に残るは、油性インクのほのかな匂い。


W翔花『キャーーーーーッ(の2乗がリフレイン)』

NOVA「終わったぞ」

翔花1号「え、気づけば、腕と足のサイドに2本のラインが」

翔花2号「私は1本。これは一体?」

NOVA「さらにこれだ」
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NOVA「1号は銀、2号は赤。このことの示す意味がお前たちには分かるな」

W翔花『ええ。私たちは新しい姿となった』
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NOVA「ダブル翔花、新1号と新2号。これでフォームチェンジの儀式は終了。さあ、次はダブルケイPの改修作業だな」(つづく)

ボーナストラック4曲





(これにて完)