花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、ソード・ワールドのミストグレイヴ妄想リプレイ「魔神ハンター」を終了に向けつつ寄り道迷走気味。

花粉症、萌えキャラ化計画2……になれなかった何か不思議な読み物

ええと、今のNOVAは花粉症にそれほど悩まされておりません。

ということで、いろいろ考えたネタを持て余しながら、だったら次に何を書けばいいのか、方向性を見失っております。

これで、完全に状況終了宣言を出せれば、まあ、普通に日常生活に切り替わるという形もありなのでしょうが、
多分、今の沈静化は「気温の低下と降雨による一時的なもの」に過ぎず、また状況が変化して、春らしいポカポカ陽気と、太陽が帰ってきたら、
NOVAが微笑みなくす花粉症子ちゃん(仮名)が「たっだいまー」とハイテンションで、いきなりしがみついてきて、
「離せ。頼むから、お前は俺に構わないでくれ。俺はお前のことを好きでもないんだから、近寄るんじゃない!」と必死に涙目で訴えるNOVAの悲痛な叫びをスルーして、
「もう。NOVA君ったらツンデレなんだから。ブログ読んだよ。寝ても起きても私のことが頭によぎるだなんて、そんなに私のことを愛してくれていたんだね。私も、NOVA君のことを好きだから、相思相愛ってやつだね。NOVA君、一生離れない、チュッ」

うーん、ラブコメは苦手なんだけど……と思いながら、本当にこういう女の子がいれば、案外、悪くないかも、と思い始めている自分がいることが、ゾッとします。
やっぱり、こういうのを書いて、喜んでいられるのは、ハイテンションの躁状態の時だけで、現在うつ期に入ろうとしているテンション低めのNOVAにとっては、赤面してしまうぐらい恥ずかしいです。

ええと、こういう状態を分かりやすい言葉にするなら「明るく社交的な陽NOVA、ソーラーNOVA」と「一人にこもり気味な陰NOVA、ルナーNOVA」の二形態にフォームチェンジできるってことですね。


うん、ちっとも分かりやすくないし。
眠いし。
疲れたし。
もう寝るし………ZZZ。

それでも、一歩ずつ歩いていこう


う〜ん、やはりルナーNOVAのテンションでは、前回の暴走したノリのまま、狂った文章を紡ぎ出すことは無理みたいですね。
まあ、寝る前に深夜ドラマの『フラッシュ』を見ないといけないので、せめて時間が来るまでは、頑張って書くとしましょう。
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バリー・アレンだって、頑張っているんだ。それなら、NOVAだって、世界最速のヒーローにはなれなくても、自分にできることからコツコツ真面目にやってやれないことは、ないとまでは断言できないけど……って、まどろっこしい。
そんな弱気なことでは、花粉症が再発したら、命を落とすことにだってなりかねないぞ。
しっかりしろ……と、自分で気合を入れないと、なかなかエンジンに火がつかない。

分かった。
君に一つ、簡単な仕事を与えよう。
「花粉症をテーマに、女の子の名前を考えろ。ただし、花粉症子なんて名前じゃ、萌えないので却下。君の文才と言葉のセンスを活かして、なるべく良い名前を考えてくれ」

ということで、仕事をもらったので、コツコツ仕上げるとするか。
……と、放っておいても勝手に突っ走ってくれるソーラーNOVAと違って、ルナーNOVAの方は、いろいろセッティングして、状況を整えてあげないとなかなか動き出さないのである。
我ながら、実に面倒なキャラをしている。


あ、もちろん、この文章を書いているNOVAは一人なので、今のは「脳内会話をある程度、忠実に言語化したもの」で、
NOVAの心の中で、フレーフレー頑張れーと応援しているNOVAエールと、
嫌だなあ、やりたくないなあ、こんなことをしても金になるわけじゃないし、もっと建設的なことを……とブツブツ言いながら、結局、何も建設的なことをしないNOVAネガティブが支配権を巡って争っているのである。

あ、実況は、私、割と冷静で書くことが好きなNOVAナレーターが務めております。


って、心の中に、何人いるんだよ、NOVAって。


ええと、一説によると、三千ぐらいの命の別の相があって、絶えず涌現しながら一つの人格を構成しているそうで、
ええと中には「地獄帰りのNOVAヘル」とか、「ガキっぽいNOVAキッド」とか、「野生の本能に目覚めたNOVAビースト」とか、「すぐにキレるNOVAシュラ」とか、「特に個性のない平凡なNOVAニュートラル」とか、「幸運児のNOVAラッキー」とか、そう言うのが六道輪廻しているのが仏の教えだと聞いたことがある。
うーん、自分の六道の理解って、そういうのでいいのかな、といささか疑問ですが、
分かっていること、ただ一つ。

これ以上、NOVAを増やしても、話がややこしくなるというだけだ。
花粉症を擬人化して萌えキャラにしたいのに、NOVAが分裂してどうすんだ?
本当に、鬱モードって自分のことしか見えなくなるんだな。ブログで書いてみて、初めて理解したぞ。


ルナーNOVAの特殊能力。
分身したり、分裂したり、まるで忍者か単細胞生物か。
まあ、あくまで脳内でのことであって、現実のドッペルゲンガーみたいになっていたら、怖いぞ。
アース2から来た、メタヒューマンのNOVAとかさ。今夜のフラッシュが、DVDで視聴済みとはいえ、改めて見るのが楽しみです。
NOVAはフラッシュみたいに速くは走れないけど、一歩一歩歩いていくことはできるぞ。11年前の今頃は、それさえまともに出来なかったんだから*1

NOVAの宇宙支配


何で、花粉症について考えずに、こういう小見出しになっているのか不思議に思った方、手を挙げて。


あ、今、挙げたあなた。あなたで、23人目です。意外と少ない。


まあ、何回読んでも、カウンターと違って数字は増えないんだから、適当言っていることは明らかなんだけどさ。
少しずつ文体がこなれてきて、テンション上がってきたのは確かです。ルナーNOVAに任せていては、ちっとも仕事がはかどらないものだから、先にテンションを上げた方が手っ取り早い、と考えた次第。
そうしたら、とんでもない奴が、NOVAの中に潜んでいたことが分かりました。


以前の3月9日「げんとくん」ブログにおいて、

まあ、この時期、30分後の戦隊ものキュウレンジャーでも、悪の組織の首領なのにずいぶんと情けない感じに追い詰められながら、「我は宇宙だ」と言っていることだけは気宇壮大な将軍がいましたが、威厳のないボスはもうお腹いっぱいと思いましたね。

ええと、これはキュウレンジャーのラスボス、ドン・アルマゲのことですが、こいつは劇中、キュウレンジャー宇宙の悪意的な存在で、多くの依り代に憑依した実績を持ち、倒しても倒しても、また別の肉体に憑依して復活する、非常に厄介なラスボスでした。

問題はこいつ、「倒しても、倒しても、また復活する」ということは劇中でそれだけ「しょっちゅう倒されている」わけですね。死なずに復活するのは厄介なんですが、別に倒せないわけじゃない。むしろ、ボスにしては何度も出てきては倒される扱いで、たぶん「戦隊史上最も数多く倒されたラスボス」に認定されるんじゃないかな。
つまり、再生能力が面倒だけど、それ以外は特別強いというわけでもない、取り憑いている依り代の能力次第という、強いんだか弱いんだか、よく分からないラスボスです。
出てきては倒され、出てきては倒されし続け、そのうち「またお前か。今度こそ本当に倒してやる」と半ば呆れられるように主人公側から言われる稀有な存在。こいつは強すぎるから勝てないよ、という意味で恐れられる存在ではなくて、「弱いのに何回も出て来やがって、鬱陶しい、早よ往ね、うざいわ、どないしたら息の根止められるねん」とうんざりさせたラスボス。たぶん、夏休みの終わり頃に、最初に出てきた時が、一番強敵だと思われたんじゃないかな。

それと普通、こういう「今度こそ本当に倒してやる」ってのは、「強いボスが、何度倒されてもくじけない主人公一行に向かって言うセリフ」のはずなのに、キュウレンジャーではそれが逆転していて、
他にも普通は「地球を悪の侵略から守る」のが戦隊シリーズでよくある構図なんですが、「既に占領支配された宇宙の各惑星を解放するために戦う主人公チームと、拠点防衛を旨とする敵組織」という逆転の構図。
こうやって、番組終わって冷静になってから、後から振り返って分析してみるのも、案外楽しかったりします。


ところで、これ、何の話でしたっけ?(爆)


@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

そして翌朝


あれ?
今、何時?
ああ、まだ6時前か。
昨夜は何してたんだっけ?
ええと、はてなダイアリーにブログ書きかけて、最後まで書き終わらずに、
見たい『フラッシュ』が始まったから、途中で切り上げて、続きを書くのは番組終わってから、だとぼんやり考えながら、眠い目こすってTV見ていたら、
最後の方はストーリーも把握できなくなってて、まあ、一回DVDで見てるからいいか、ということになって、
疲れたし、ダルいし、もう寝るし、と脳内みーたんの声に導かれるように、そのまま夢の世界に旅立ってしまい、夢の中で「みーたん、マジ天使」とかつぶやきながら、
気づいたら今。
って、俺はグリスか。
仮面ライダービルド ボトルチェンジライダーシリーズ 10 仮面ライダーグリス

こんな感じで状況把握に努めてから、とりあえずは昨夜の続きのブログを完成させようと思い、どこまで書いたっけ、と読み直してみたら、
まあ、絶句しますわな、この内容。


いや、ところどころ、良いこととか、面白い考察とか、自分で言うのも何だけど、なかなか、それなりに味のあることを書いてあるんだけど、全体の構成が整っていないのが最大の欠点。
ええと、内容をテーマごとに整理して、もっと短く適度にまとめて、たくみに編集すれば、例えば寝る直前に書いていた部分は、「番組終わってから改めて振り返るキュウレンジャーなんて小見出しを付ければ、なかなか行けるんちゃうの、これ。
ただ、自分で書いた記憶は、薄ぼんやりなんだよね。
ああ、そうか。「過去の戦隊とは逆転の構図」って視点で、読み解けば、結構、的確にキュウレンジャーを分析できるのか、とか、自分で昨夜書いたものに、今朝の自分が気付かされたというか。何だか寝ている間に、小人さんが一仕事片付けてくれておいたような感覚です。

キュウレンジャーとゴレンジャー


例えば、主人公のシシレッド・ラッキーが、割と戦隊では珍しい「一人で何でも片付けてしまうリーダー赤」で、普通の戦隊では別にリーダーが完璧人間というわけではなくて、それぞれのメンバーの個性をリーダーがうまくまとめ上げて、チームプレイで敵に対処する形。

最初の戦隊ゴレンジャーのリーダー、アカレンジャーだって、割と完璧人間的なリーダーでしたが、一人で何でもできるわけじゃない。バリブルーンなどの大型メカの操縦はアオレンジャーの仕事だったし、ゴレンジャーハリケーンなどの必殺武器の製造はヒロインのモモレンジャーの担当。キレンジャーはムードメーカーだったし、ミドレンジャーは……何してたっけ?
ええと、ええと、ブーメラン担当って、子供心にはそれしか印象がなかったけど、好きでした。というのも、ミドは最年少キャラで、子供への窓口役だったんですね。だから、なぞなぞに付き合ったり、ええとプロフェッショナルなおじさんやお姉さんのチームである秘密戦隊の中の、子供が感情移入しやすい身近なお兄さん役ですね。それだけに、よく捕まってたりもしていましたが、モモが当時のヒロインにしては割としっかりしていて、「敵に捕まってピンチなお姫様」役はあるにはあったけど、それでも彼女が機能不全に陥ると必殺技が撃てなくなるので、基本、先走って敵に捕まり、ピンチになるのは、ミドの役割であることが多い印象。

あ、何で捕まるのか、といえば作劇上の必要のためですね。敵に「5人揃わないゴレンジャーなど、物の数ではない」などと言わせたいんですよ。そこでメンバーが孤立して一人で戦ったり(こういうのはアオが担うことが多い)、敵に捕まったりして、メンバーを欠くシチュエーションを用意する。
そして、クライマックスの乱戦前に、アカを初めとする一部メンバーのみで戦っていて、まあ、それでもそこそこ戦えそうなんだけど、敵怪人にメンバー不足を指摘されて、何だか戦う前からピンチムードを演出。結局、5人揃わないと、必殺技が放てないから、怪人を倒せないわけだし*2
そこで、孤立していた仲間が死地を突破して駆けつけて来たり、捕まっていた仲間が救出されて来たりして、ここにようやく、メンバー集結。5人揃ったのを見て、「バカな」と、それだけでうろたえる怪人。

ここから5人がアカから順番に一人ずつ名前を名乗って、たまに、アカレンジャーの次にキレンジャーが名乗って、最後にその回主役のアオがトリを飾るような変化球も入れたりしながらも*3
最後は「5人そろって、ゴレンジャー!」とまとめる*4。ええと、このお約束セリフが燃えるのは、それまでメンバーが揃わないシチュエーションを見せていたからであって、毎回、最初から全員揃っていれば、わざわざ「5人そろって」などと宣言する必要もないわけで。
「おのれ、ゴレンジャー。ええい、皆の者かかれー」「ホイイ、ホイイ」と敵が集団で攻めて来る辺りで、バンバラバンバンバン、とEDテーマがかかり(OPの時もあるけど)*5、まあ、それ以上のバトル展開はもはや語るまでもありませんね。


というか、語るつもりもなかったよ。
何で、俺、朝っぱらからゴレンジャーなんて、記憶の底に大事に保管されている思い出を熱く語っているんだ?
ゴレンジャーじゃなくて、キュウレンジャーの話だったはずだし、その前は、そもそも「花粉症で、萌えヒロインを考えよう」って話だったはずです。
どこで、スイッチが切り替わったんだか。

無理矢理まとめに入る


ええと、話を一旦戻して、軌道修正を図りますよ。
まず、ゴレンジャーの話を始めたきっかけは、キュウレンジャーが物語設定や演出において、過去の戦隊のお約束をわざと逆転させた構図が見られることを説明したかった。
そこで、一例として、主人公のラッキーが戦隊のリーダーとしても異色な立ち位置にあるキャラだと解説しようとして、対比として元祖戦隊のゴレンジャーを説明しようとしたら、自分の中のゴレンジャーボックスがパカっと開いて、ギュインギュインのズドドドドと記憶のストームなりハリケーンなりが吹き荒れたって感じですね。

つまり、NOVAの中では、ラッキーについて語るよりも、ゴレンジャーについて語る方が優先されたってことでしょう。
それにラッキーって、幸運という最大の特徴を除けば、何もできないというか、これといった特技を持たない、ただのムードメーカーなんですね。ゲーム的に言うなら、特徴的なスキルを持たないのに、幸運がやたらと高いので、ダイス目だけで渡りあって行ける。もちろん、幸運には希望や、諦めないメンタルパワーとか、仲間のピンチにしゃしゃり出てくる友情意識とか(おかげで仲間の見せ場を奪ってしまうという批判も出た)、とにかく、幸運と、主人公補正と、デウス・エクス・マキナ的な「こいつがいれば、どんなピンチも乗り越えていける」的な最強兵器的な位置付けが為された。
何もできないのに、奇跡だけは起こせるって、そういう奴なんですね、ラッキーって。まあ、一人で宇宙旅行をしてきたわけだから、サバイバル能力がスキルと考えることもできるけど、それがチームのみんなに貢献していたわけではない。
う〜ん、ラッキーについて語るなら、どうもシナリオライターの作為が明確に反映されてしまって、一人の生きた人間としての感情移入ができないのですわ。そこを修正しようとしたのか、途中でラッキーの背景を設定したのだけど(亡国の王子とか、伝説の英雄の子孫とか)何というか盛り過ぎて、余計に生きた人間らしさを失う一方。要は、ギリシャ英雄的な雰囲気なんですね。ヘラクレスとか、アキレスとか、そういう大らかで豪快な神話伝承ヒーローの方向性。まあ、星座伝説だから、ギリシャ神話モチーフで間違えていないんですけどね。
本当に、そういう読み解き方が番組放送中にどうしてできなかったんだ、自分、と朝っぱらから嘆いてますよ。
今、それができていることを喜べよ、と積極的に励まさないと、好きなことを書いているのに、どんどん自己批判感情が湧いて出てくるのが、まあ、ルナーNOVAの特徴ですな。
もっと、大人のムーディーな雰囲気を漂わせてもいいのに。


そして、ラッキーについて語るのも、まだまだ寄り道だったんですね。
昨夜のNOVA君は、「NOVAの宇宙支配」なんて、大仰な小見出しを付けて、一体、何が書きたかったのか、とまとめて見るに、
「実は、NOVAの中にドン・アルマゲの残留思念が宿っていた。うわあ、ビックリ。花粉症だと思っていたのは実はドン・アルマゲだったのか。何てこった。こいつは伝説に(以下略)」と書こうと思っていたのですよ、本当に。
だから、その結論に達するまでは、小見出しを掛け替えるわけにもいかず、迷走しながらここまで突き進んでしまった、と。
それで、あまりにも読みにくいのでは、と思ったので、もう少し小さい小見出しを後から挿入して、自分を納得させたんですけどね。いちいち、そう言うフォローをしてからでないと、先に進めないのがルナーモードなわけで。


まあ、そもそも、別にNOVAはドン・アルマゲになりたかったわけでもないのですが、それなのに、どうして、そんな奇矯な考えが生まれたのかというと、
「ずいぶんと情けない感じに追い詰められながら、(中略)言っていることだけは気宇壮大」っていう自分で書いた、この部分に、後から読み直して不意に感情移入してしまいまして、
え、これって、ドン・アルマゲのことじゃなくて、NOVA自身のことじゃね?
まさか、奴の残留思念が宇宙の次元の枠を飛び越えて、ぼくのところに飛び込んで来たのか?
まあ、確かに、奴はクライマックスで、全宇宙の人々の魂を自分の中に取り込むという、訳の分からないことをして悦に入っていましたが、
その割には、「宇宙はみんなの物だ。お前一人の物じゃない」と12人がかりでボコボコにいたぶられているようにしか見えなかったですが、
最後の最後で、起死回生のために自分を追いつめた最強のポジティブ男のラッキーに憑依しようとしましたが、
そこで、幸運の星の名のもとに、にわかに降り注いだ、しし座流星群のおかげで「宇宙空間に打ち上げて、無理やり瀕死の状態にして、そこにうまく憑依して、ドン・アルマゲラッキー、略してアルマッキーになろうとした計略」を見事に崩された次第。


そして結局のところ、強いんだか弱いんだか、よく分からないし、言っている言葉の意味もやっぱり分からないけれど、とにかく凄い自信としぶとさ、しつこさだけは印象的だったドン・アルちゃんが、
巡りに巡って、いろいろと無自覚ながら疲労していたNOVAの心に忍び入り、そして、「フハハハハ、我こそは宇宙の支配者ドン・ノヴァマゲ、いや、ドン・アルド・ノーバなり」と、まあ、途中にロードスのモアイ型魔術師の懐かしい名前が入った気もしますが、そこも含めて全てが妄言なので、普通の人は気にしない方がいい戯言を、インターネットを通じて全世界に堂々と公言し、世界中の人々をひれ伏させようとしたら、

まあ、ラッキーやら、NOVAの魂に宿っていた秘密戦隊ゴレンジャーの英霊が突如と目覚めて、邪悪な将軍様の野望を見事に粉砕してくれたという、何だか朝から『復活のドン・アルマゲVS秘密戦隊ゴレンジャーwithシシレッド 新星の魂を救出せよ』という大作映画を一本、堪能できた気がします。


いやあ、危なかった。
もう少しで、ラスボスとしてヒーローに倒されるところだったぜ。そうなる前に助けてくれて、ありがとう、ゴレンジャー。たたかえ、秘密戦隊ゴレンジャー、と今は亡き大平透さんのナレーションで、本記事は一旦、締めくくりたいと思います。


まったく、花粉症はどこに行った。
今回の記事だけは、タイトル詐欺もいいところだ。NOVAの記事に、萌えヒロインを夢見て、この記事を最後まで読んだ方には、非常にお気の毒で申し訳が立たんので、タイトルだけでも今から修正しておきます。

改めて、仕切り直しを考えて。

*1:2006年末に、左脚を骨折して入院する羽目になり、そこから仕事を辞めて療養生活に入っていたのが、2007年春の頃合い。その時期を考えると、よくもここまで立て直せたものだと、自分を誇らしく思いつつ、物理的にも精神的にも、リアルおよびネットでNOVAを支えてくれた方々に感謝です。

*2:ここで、様式美を理解しないリアル志向に徹すると、いや、別にゴレンジャーハリケーンを使わなくても、他にも手があるじゃん。アオがいれば、バリドリーン使って爆撃できるわけだし……って身も蓋もない意見を出して、いいこと言ったみたいにドヤ顔することがある。でも、そういう子は、批判はするけど、想像力が足りてないんですよね。実際にそんな風に、怪人を大型メカで圧倒的な火力で爆殺するゴレンジャーってのが作られたとして、面白いのか、それ。そんな物を君は毎週見たいのか? 正義の味方としては、あまりにも卑怯じゃん。だったら、敵怪人だって大型メカに対抗できるように巨大化させればいい、という発想になって、まあ、今の戦隊の流れがあるんですけどね。そこに至るまでの過程で、等身大アクションの見せ場と、メカ戦の見せ場と、活劇要素のバラエティー豊かなのがゴレンジャーの特長だったとも言えるけど、その二つの垣根を取っ払ってしまえば、画面的にゴチャゴチャしそうで、当時の子供の鑑賞眼では追いついて来ない気がします。

*3:そもそも、OPのキャラ紹介だって、そういう順番になっている。

*4:背後の爆発はまだなし。その辺のお約束が成立したのはゴーグルVで、それを過剰発展させたのがダイナマン

*5:OPでもEDでも、どちらでもアクションBGMとして成立するのが70年代から80年代の多くの戦隊の特徴。今はEDといえば、大体ダンシングになる傾向が強いけど、その走りはライブマンかな。80年代後半辺りから、EDの方にバリエーションが多くなり、それを聞くだけで癒されたり、バトル一本調子でない物語テーマを味わえたり、コミカルだったり、それぞれの作風をよく体現していたり