花粉症ガール外伝・コンパーニュ記

会話リプレイ形式の「精霊少女や仲間たちの趣味雑談ブログ」。お題はTRPGを中心に特撮・怪獣ネタ成分が濃厚。現在は、ソード・ワールドのミストグレイヴ妄想リプレイ「魔神ハンター」を終了に向けつつ寄り道迷走気味。

ドゴラちゃんと翔花ちゃんとNOVAちゃんと

うん、翔花が「NOVAちゃん」と言うのは、何だか慣れてきて、翔花限定なら、そう呼ばれても構わないんですけど、自分で客観的に「NOVAちゃん」とタイトル表記するのは、なかなか恥ずかしいですぞ。
まあ、翔花の奴は、自分で自分のことを「翔花ちゃん」と言ったりもするけど、それは女の子だから許される特権というか、そこはちょっと幼い気もするけど、あいつも時々はませた口の聞き方をするけど、そもそも生まれてから、まだ一月も経たないキャラだし、時々、幼児返りしても許容範囲かなあ、と思ったりも。


しかし、よりによってドゴラかよ。
いや、掲示板で話題に挙げたりしたのは、自分だけど、まさか翔花の話にリンクしてくるとは思わなかったです。


これも、万丈龍我が悪い。


って、完全に逆恨みじゃないですか。


いや、だって、あいつドラゴンなのに、新たに不定形属性なんて確保して、「ドラゴンと不定形」がベストマッチしたら、語呂的に「ドゴラ」が浮かび上がったりして、何というかまあ。


さらには、スギ花粉について、創作ネタの宝庫wikipediaで調べてみたら、「大きさが太陽虫よりも少し小さい程度で、形状は楕円形で先端が少し突出した紡績型で、イメージとしてはドラゴンクエストシリーズのスライムに近い」なんて記述概要が見つかったりして、
誰だよ、NOVAの記事におあつらえ向きな記述をしやがってよ(断じてNOVAの手によるものではない)、NOVAの隠れファンかよ、NOVAの好き勝手な創作の手助けをしてくれるなんてよ、どこの誰かは分からないけど、まあサンキューだ、と、いささか自意識過剰気味なリアクションをしておいて、
ネタとして利用できるものなら惜しまずに投入するというエンタメ作家精神のあるべき姿に応じて、「翔花とスライムとドゴラ」を混ぜてみることにする。
まあ、さすがに翔花本人がドゴラになってしまうのは嫌なので、そこはオプションパーツのペット、アクセサリー扱い。勇者がスライムピアスを付けているようなもんですな。


プルプル、ぼく、悪いドゴラじゃないよ。


なんて、ネタセリフも作れるわけだし、翔花が前にプレイしていたドラクエ5は仲間モンスター制の初採用ゲームだし、そもそも、ドラクエの音楽家は「すぎやまさん」で、杉の山から翔花の出自につなげられたりもする。


たぶん、言葉にすると、そういう脳内思考ルートを辿って、ドゴラちゃんを登場させてみたはいいけど、
ええと、創り手の自分はいいとして、作中のセリフを持ったパパ風味の当人比1.1倍から1.2倍ぐらいは成熟している感じの「俺NOVA」は、それほど簡単にドゴラなんて受け入れないんじゃないの? 翔花を心配する余り、ドゴラから引き離そうとするんじゃないの?
一方で、そんな頭の固い、でも良識的な大人NOVAちゃんに対して、反抗期がちょっと入った年頃の娘の翔花は、衝動的に反発しちゃうんじゃないの?
というようなストーリーが、昨夜の眠たい頭にムクムク沸き上がってきて、いつの間にか「翔花が家出」という展開になっちゃって、まあ大変。
作者は、この事態をどう解消するんだよ、どんなアイデアを見せてくれるのかなあ、と他人事みたいにワクワクしてみたら、ふと我に返って、「え、この続きを書くのは自分? 何てこった。こいつは伝説の家出になるぜ」とかツルギさんに後を託したくなったりも。


いやね。
昨日の話を書き始めた段階では、ケイソン事件の後始末(平成って新元号名を信じようとしない、意外と頭の固いNOVA1983とか、会話ネタは結構考えてみた)をちょろちょろ書いて、それからふと翔花の頭を見たNOVAがドゴラ帽子に気づいて、「えええーーーっ」て驚いて続く予定だったんです。
それが昼段階での脳内プロット。
だけど、書いてみると、どうして「ゲド戦記」? って話が浮かび上がったり(まあ、名付けとか、過去の自分の生み出した影との戦いとか、無意識ながらつながってた部分はあるけど)、「Gレコ」に関するネット議論を見ての所感になったり、「侍ジャイアンツ」だったり、まあ、眠い頭で書いていると、どこに転がるか知れたものじゃないな、と。
こういうのがNOVAの創作実態ですね。綿密に立てたつもりのプロットが執筆中の唐突な思いつきによって、あさっての方向にズレていく(書いている最中は、半分トランス状態なので、夢中になって楽しんでいる)。まあ、小説を書く場合は、途中で我に返ったりして、ズレすぎて軌道修正不可になった箇所はボツNGにして、軌道がズレたと思しきところから改めて続きを書き直すのもしばしば。
だけど、当ブログでは、そういうストーリーに合わせた改編はまずしておらず(誤字や表現追加などの推敲は読み返しながらマメにしているけど)、当初の予定と変わった際には、小見出しの方を必要に応じて変えたりする程度。
要するに台本ありのアドリブ状態。ライブ感を重視って感じですね、良く言えば。
悪く言うなら、地図はあるけど、面白そうな道があれば迷わず入って、後から迷子になってるのに気付いて、あれ、ここどこ? とさ迷っているうちに、元の行き先に通じる裏道なり大通りを見つけるなりして目的地にたどり着いたりするラッキーな時もあれば、どこに向かっているか分からないまま、楽しければそれでいいか、こいつは伝説の回り道になるぜとワクワクしていて、どっちに転んでもNOVAハッピーになれるという。
これがNOVAの幸せ回路の実態ですね。計画は立てるけど、計画どおりに行かなくても、割とトラブルを楽しめるというか、トラブル解消という過程に充実感を覚えられるというか、トラブルさえも貴重な体験と感じたり。まあ、それが不謹慎な場面では、そういう気持ちを自制し抑え込む程度の知恵はあるけど。トラブルそのものを喜んでいるわけではない、念のため。
トラブルで落ち込みはしても、そこをバネに、とか糧に、と考えられる自分が理想だったり。そして、落ち込んでいる時も、そこからピンチのBGMが流れて、まもなく逆転勝利のテーマに切り替わる回路、ヒーロー魂が根付いている、と。

いや、プロ作家なら締め切りとの兼ね合いとか色々あるので、さすがにここまで好き勝手に気の向くままに終始ハッピー状態では書けないと思うのだけど、まあ、好き勝手に書けるのがアマチュアの特権って奴ですね。それと、版権はあまり気にせずに、他の作品のネタをポンポン出しても大きな問題にはならないのもいい。


あ、念のため、今、これを書いているNOVAは「4月14日NOVA」ではなくて、リアルタイム通りの「4月20日NOVA」という設定ね。
ええと、ケイソンとの戦いが結構長引いたので、4月14日中には終わらず、リアルタイムで3日ぐらい戦い続けて、掲示板書き込みでインターバルをはさんだりしながら、気がつくと「一晩の話のはずなのに、もうすぐ一週間になっちゃうよ」という状況。


まあ、連載マンガではよくあることですな。
「たった1時間ほどのサッカーの試合を、数ヶ月に渡って続けたり」
キャプテン翼 ライジングサン 8 (ジャンプコミックス)キャプテン翼 (第1巻) (ジャンプ・コミックス)
「最近の超人レスリングについては、2、3週、多くて一月ぐらいで1試合終了というテンポの良さを感じたり(ネタキャラとして有名な剛力ビッグボディさんの格好いい見せ場に期待中)」
キン肉マン 62 (ジャンプコミックス)キン肉マン 24 (ジャンプコミックスDIGITAL)
「12時間の時間制限があるはずなのに、もう十年以上、中断と再開を繰り返しながら、延々と話が続いて、とうとう時空に激しい歪みが生じていることを公式がネタにし始めて、タイトルの主人公がずっと昏睡状態で寝たまま、過去世の主人公すら大して活躍せず、脇役勢だけが戦い続けて、今の主要キャラは敵か味方か、謎の医療系蛇遣いのバトルに見せかけた治療物語になっているという、公式サイトの生々流転を体現した超時空アクション活劇だったり」
聖闘士星矢NEXT DIMENSION冥王神話 11 (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)聖闘士星矢NEXT DIMENSION冥王神話 12 (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)

うん、そういう名作マンガの世界に発生している時空の歪み、特異点に比べれば、NOVAの部屋という小宇宙で起こっている私的な時間の歪みなど小さい小さい。
まあ、それでも小さいからこそできる、ニッチな需要の開拓を目指して、我が娘の連れ戻し作戦を決行するNOVAでした。


ええと、持って行くのは、ポータブルDVDプレイヤーと、『宇宙大怪獣ドゴラ』の映像ソフトだ。これで、我が愚かな娘をしっかり啓蒙しちゃる。
大体、翔花がいないと、ブレーキをかけて話を止めてくれる声が聞こえないので、必要以上に前書きが長くなってしまう弊害があることに気づいたりもした。
やはり、NOVAには、粉杉翔花が必要です、ハイ。

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