スケジュール確認のつづき
ヒノキ「約一月ぶりの魔神ハンターじゃ」
ゲンブ「作者どのがスランプだったらしいでござるな」
ヒノキ「スランプというか、ソード・ワールドに集中できなくなっていたと言うか、FFゲームブック脳と言っていいか、まあ、理由はいろいろじゃな」
シロ「このペースだと、今年中に魔神ハンターを終わらせる計画は延期ですね」
ヒノキ「うむ。今年中が無理でも、今年度中なら何とかなるだろう、と言うことじゃ。遅くとも、ドンブラザーズが終わるまでには終わらせて、『飛竜烈火団(ドラゴンファイヤーズ)』に仕切り直したいとのこと」
リトル「遅くはなっても、企画そのものを放棄する気はないってことですねぇ」
ヒノキ「いずれにせよ、魔神ハンター第6部は、前回の話で一段落したとも言えるのう」
ゲンブ「確かに、魔窟コンビニがとうとう完成したので、G太郎のプレイヤーとしては大願成就、思い残すことは何もないでござるよ」
シロ「魔窟コンビニが完成したのはいいが、隣の砦が敵に占領されたので、安心してはいられないじゃないか」
ヒノキ「【岩棚の城塞】は、ドレイクバロンのピサ・ロムヌスと、元・人族の密偵で今はバルカン女の姿をした裏切り者シル・メリルの支配下にある。深層階を拠点とするバルカン族が上層階進出を目論むことで、ミストグレイヴ全体が混乱状態に陥る可能性を、魔窟総監ギルギダッシュは懸念しており、烈火団に『バルカンの女王と接触して相手の真意を確かめて来て欲しい』と依頼した」
ゲンブ「それはミッションでござるか?」
ヒノキ「公式シナリオではないがのう。当リプレイのオリジナルミッション『バルカン族の真意を探れ』じゃ。目的は『深層階に向かい、バルカンの拠点【溶岩湖の宮殿】にて女王バイラヤーナと対面し、その意向を確認せよ』という内容。成功の暁には、【岩棚の城塞】を奪い返すのに翠将が全面協力するよう取り計らってくれるそうじゃ」
リトル「翠将がこちらの味方になるのですかぁ?」
ヒノキ「それには2つの条件がある。1つはピサ・ロムヌスの動きに、バルカンの女王は関与していない場合。その場合は、外交的な問題に発展する可能性はなく、安心して【岩棚の城塞】を取り戻すべく軍事活動が行える。もう1つはピサ・ロムヌスと女王バイラヤーナが結託している場合。その時はバルカン族がはっきり翠将の秩序に叛意を示していることになるから、事は大きくなろう」
ゲンブ「せっかく戦争にならないよう、大経済交流の活動を進めていたのに、蛮族間での武力抗争が勃発するのでござるか」
シロ「ボクたちが当事者として巻き込まれるのでなければ、蛮族同士の潰し合いは歓迎したいんだけどな」
リトル「こっちの立ち位置も微妙ですねぇ。翠将の秩序を守るために動いたらいいのかぁ、それとも翠将とバルカンの争いで混乱した方が得なのかぁ」
ヒノキ「魔窟コンビニ計画のお目付役として、ギルギダッシュはお主たちが翠将の秩序を乱す連中に与するとは一切考えておらん。少なくとも烈火団の活動内容を聞く限り、秩序を破壊するよりは平和的に商売重視の姿勢で世渡りしてきたからのう」
シロ「烈火団として築いて来た立場を維持するか、それとも人族の密偵として蛮都の弱体化を目指す方がいいのか、考えどころかもしれない」
ゲンブ「いずれにせよ、バルカンの女王が何を狙っているかで、我らの行動方針も変わって来る可能性があるでござるな。では、ギルギダッシュ殿の依頼に応じて、こちらは深層階に向かうとしよう」
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